JP2018167981A - タッチローラ、ウエブ巻取方法 - Google Patents

タッチローラ、ウエブ巻取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで、既存設備に容易に対応できるタッチローラ、ウエブ巻取方法の提供。【解決手段】ウエブWを巻取軸12で巻き取る際に使用するタッチローラにおいて、ローラ本体11bの胴面中央部から左右両端部に向かって螺旋状にテープ11cが設けられたタッチローラ11、螺旋状にテープ11cが設けられたタッチローラ11を使用して上巻きで巻取軸12にウエブWを巻き取るウエブ巻取方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエブを巻取軸で巻き取る際に使用するタッチローラ、ウエブを巻取軸で巻き取る際にタッチローラを使用するウエブ巻取方法に関する。
ウエブの巻取軸への巻き取りでは、巻き取られたウエブの互いに重なり合うウエブ間への空気の巻き込みを抑えるため、巻取軸に巻き取るウエブに接触させるタッチローラの設置が広く行なわれている。
タッチローラは、凹凸の無い滑らかな円筒状胴面を形成するゴムローラが広く用いられている。しかしながら、タッチローラにゴムローラを用いたウエブの巻き取りでは、ウエブの厚みが薄い場合、ポアソン効果によりウエブがその幅方向に圧縮力を受けて座屈(ヨレが発生)し、ゴムローラにウエブとの接圧が作用する結果、座屈状態のまま巻き取られることで皺を生じることがある。
ウエブの皺発生の防止に鑑みて下記特許文献1、2のタッチローラも提案されている。
特許文献1のタッチローラは、ローラ外周面を被覆したゴム材硬度が、ローラ幅方向(ローラ軸方向に一致)において中央部が最も高く、中央部から左右両側に順次漸減している構成である。
特許文献2のタッチローラは、ローラ幅方向(ローラ軸方向に一致)から両端部にかけて外径が漸減したテーパー面を有する。
特許文献1、2のタッチローラは、ウエブに対する接圧をローラ幅方向において中央部が高く、両端部が中央部に比べて低くなる。したがって、ローラ幅方向中央部によってウエブ幅方向中央部を押圧する場合、ウエブ幅方向中央部に滞留する空気を押し出しやすく、その結果、巻取軸に巻き取ったウエブの皺発生を防止する。
実用新案登録第3155292号公報 特開平5−310346号公報
しかしながら、特許文献1、2では、従来のタッチローラとは別にタッチローラが必要であり、加工精度を要するため加工コストが高くなる。また、特許文献1、2のタッチローラは、従来のタッチローラとはローラ径が異なるおそれがあり、ローラ径が従来のタッチロールと異なる場合には、既存装置に設置できなかったり、設計時の寸法に制約が出て所望の効果が充分に得られない、といった不都合が生じることがあった。また、特許文献1、2では、ウエブの幅に応じたタッチローラを用意する必要があるため様々なウエブ幅に対応するには何種類ものタッチローラを必要とする、といった不都合があった。
本発明の態様が解決しようとする課題は、低コストで、様々なウエブ幅に容易に対応でき、既存装置に容易に設置可能なタッチローラ、ウエブ巻取方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では以下の態様を提供する。
第1の態様は、ウエブを巻取軸で巻き取る際に使用するタッチローラにおいて、ローラ本体の胴面中央部から左右両端部に向かって螺旋状にテープが設けられたタッチローラを提供する。
前記テープは、前記ローラ本体の胴面に対して脱着可能に貼付されていることが好ましい。
第2の態様は、ローラ本体の胴面に胴面中央部からローラ左右両端部に向かって螺旋状にテープが貼付されたタッチローラと、ウエブを巻き取る巻取軸の外周との間に、前記ウエブを前記タッチローラに抱かせずに挿通し、前記ウエブに従動回転可能に接触させた前記タッチローラを、その回転方向が、前記テープの前記ウエブに対する接触部分が前記ローラ本体の胴面中央部から両端部へ移動する方向となるように配置した状態で、前記ウエブの搬送速度を15m/min以上に保ちつつ前記ウエブを前記巻取軸に巻き取るウエブ巻取方法を提供する。
本発明の態様に係るタッチローラ、ウエブ巻取方法によれば、既存のローラ本体の胴面にテープを設けるだけでタッチローラを容易に得ることができる。このため、巻取軸に巻き取るウエブ(タッチローラを接触させるウエブ)の幅に応じてローラ本体胴面へのテープ設置位置を調整するだけで、ウエブの皺発生を防止可能なタッチローラを低コストで容易に得ることができる。さらに、既存のローラを利用することでローラ寸法には変化が無いので、既存ローラを設置した既存装置にそのまま設置可能である。
本発明の1実施形態に係るタッチローラを用いたウエブ巻取ユニットにおけるタッチローラ及び巻取軸の付近を示す正面図である。 図1のタッチローラの胴面を展開して示した展開図である。 図1のタッチローラを用いたウエブ巻取ユニットの構成を示す側面図である。 対比例のウエブ巻取ユニットの構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るタッチローラ、ウエブ巻取方法について、図面を参照して説明する。
なお、図1、図3、図4について上側を上、下側を下、として説明する。
また、図1、図2において、左側を左、右側を右、として説明する。
図1は、本実施形態に係るタッチローラ11を用いたウエブ巻取ユニット10におけるタッチローラ11及び巻取軸12の付近を示す正面図である。
図3は、ウエブ巻取ユニット10の構造を示す側面図である。
図1、図3に示すように、ウエブ巻取ユニット10は、ウエブWを巻き取る巻取軸12と、巻取軸12に巻き取るウエブWに当接させたタッチローラ11とを有する。
タッチローラ11と巻取軸12とはそれぞれの回転軸線が互いに平行となるようにして配置されている。
図1、図3において、巻取軸12の外周(側周)にはウエブWの巻き取り済み部分(以下、ウエブ巻取部、とも言う)が巻き付けられている。巻取軸12にウエブW(具体的にはウエブ巻取部)が巻き付けられているものを、以下、巻取ロール12A、とも言う。
図3に示すように、巻取軸12に巻き取られるウエブW(巻取軸12に巻き取られていない未巻取部分)は、タッチローラ11に抱かせず(巻き掛けず)に、タッチローラ11と巻取ロール12A(具体的には、ウエブ巻取部最外周)外周との間に通されている。ウエブWの巻取ロール12Aへの進入部はタッチローラ11と巻取ロール12Aとの間に位置する。このようにタッチローラ11に抱かせずに巻取ロール12Aに巻く場合を上巻き、図4のようにタッチロール11に抱かせて巻取ロール12Aに巻く場合を下巻きと称する。
ウエブ巻取ユニット10は、タッチローラ11を巻取ロール12Aへ向かって弾性付勢するタッチローラ付勢機構(図示略)を有している。タッチローラ11は、タッチローラ付勢機構の弾性付勢力によって、ウエブWの巻取ロール12Aへの進入部を巻取ロール12Aへ向かって押圧する。タッチローラ11は、タッチローラ付勢機構の弾性付勢力によって、ウエブWの巻取ロール12Aへの進入部を巻取ロール12Aとの間に挟み込んでいる。タッチローラ付勢機構がタッチローラ11を押圧(弾性付勢)する押圧力は、タッチローラ11のウエブWに対する接触荷重として機能する。
ウエブ巻取ユニット10は上巻きでウエブWを巻取軸12に巻き取る構成である。
ウエブ巻取ユニット10は、巻取軸12を回転駆動する図示略の回転駆動装置を有し、回転駆動装置によって巻取軸12を回転駆動してウエブWを巻取軸12に巻き取る。
タッチローラ11は、回転駆動された巻取軸12へのウエブWの巻き取りに伴い、ウエブWとの接触を保ちつつ回転される。
図1に示すように、タッチローラ11は、回転軸11aと、回転軸11aに同軸に固定されたローラ本体11bと、ローラ本体11bの胴面に螺旋状に貼付されたテープ11cとを有する。回転軸11aはローラ本体11bからその軸線方向両側に突出している。
ローラ本体11b胴面は円筒面を形成している。テープ11cは、ローラ本体11b胴面の軸線方向(左右方向)中央部から左右両端部(軸線方向両端部)に向かって互いに逆向きの螺旋状に設けられている。
図2は、図1のタッチローラ11の胴面の展開図である。図2左右方向はタッチローラ11胴面の左右方向(ローラ本体11b胴面軸線方向と一致)である。図2上下方向はタッチローラ11胴面の周方向(ローラ本体11b胴面の周方向と一致)である。図2に示すタッチローラ11胴面の上下方向寸法はローラ本体11b胴面の半径をrとしたときに2πr(πは円周率)で表すことができる寸法である。
図2に示すように、タッチローラ11のローラ本体11b胴面には複数本(図示例では2本)のテープ11cが貼付されている。
図2に示すタッチローラ11胴面において、複数本のテープ11cは、ローラ本体11b胴面の軸線方向(左右方向)中央を介して左右両側に同じ本数(図2では左右両側に1本ずつ)が設けられている。また、図2に示すタッチローラ11胴面の複数本のテープ11cは、ローラ本体11b胴面の軸線方向(左右方向)中央のローラ本体11b胴面軸線方向に垂直の仮想直線を介して左右両側に線対称となるように配置されている。
本実施形態では、左右線対称にテープを設けたが、これが非対称、つまり後述するテープの貼付角度α、βが互いに同じでなく異なっていても本発明の効果は奏する。
ロール本体11b胴面に貼付されるテープについて、図2のように、左右両側に1本ずつテープ11cを貼付した場合を条数1とし、図2における左右方向中央部一番下のテープ11cの貼り始め部の上側に、貼り始め部を含む貼付済みテープから離間させて、左右方向中央部から左右方向両側にさらに1本ずつテープを貼付して、テープが左右両側に2本ずつ設けられた場合を条数2とし、以下、テープの条数を同様に数える。
ロール本体11b胴面に貼付するテープの条数は特に限定されるものではなく、タッチローラ11の外周長に応じて設計すれば良い。
テープ条数が複数となる場合には、ロール本体11周方向において互いに隣り合うテープ間の間隔(ロール本体11周方向における間隔)を充分にとる必要がある。ロール本体11周方向において互いに隣り合うテープ間の間隔(距離)は、最短距離で5mm以上が好ましく、10mm以上がさらに好ましく、15mm以上がより好ましい。
ロール本体11周方向において互いに隣り合うテープ間の間隔(距離)が5mm未満であると、ウエブに生じたヨレをローラ本体11b胴面の左右方向中央部から左右両端部にうまく移動できなくなるおそれがある。
図1〜図2に示すように、タッチローラ11は、ローラ本体11b胴面の軸線方向(左右方向)中央部から左右両端部(軸線方向両端部)に向かって互いに逆向きの螺旋状に設けられたテープ11cの対(以下、テープ対、とも言う)を有する。
図2に示すように、テープ対を構成する一対のテープ11cは、ローラ本体11b胴面軸線方向に対して互いに逆向きで同じ傾斜角度α、βを以て傾斜している。
傾斜角度α、βは、10〜70度が好ましく、15〜50度が特に好ましい。
ポアソン効果によりウエブの座屈で発生したウエブのヨレは、タッチローラ11の回転によってテープがローラ本体11b胴面の左右方向中央部から左右両端部に向かって移動することに伴ってテープとともに移動する。そのため、傾斜角度が70度を超える場合には、テープがローラ本体11b胴面の左右方向中央部から左右両端部にまで移動するのに時間が掛かり、ウエブのヨレを両端部に移動するのに時間を要するため、ヨレを逃す前にウエブが巻取ロール12Aに巻かれてしまいシワになるおそれがある。傾斜角度が10度未満であると、ウエブのヨレが両端に移動する時間が短くなり、ウエブの搬送速度が上がるに伴い増大するテープの移動速度にウエブのヨレが追従できなくなり、うまくヨレを移動できなくなるおそれがある。
タッチローラ11のテープ対は、巻取軸12の回転駆動によってウエブWを巻取軸12に巻き取るとき、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分にポアソン効果で生じたウエブWのヨレをウエブW幅の両端部に向かって引き伸ばす役割を果たす。
ウエブ巻取ユニット10のタッチローラ11は、巻取軸12の回転駆動によるウエブWの巻取軸12への巻き取りに伴い回転することで、ウエブWを介して実質的に巻取軸12に従動回転する。タッチローラ11は、巻取軸12とは逆向きに回転される。
ウエブ巻取ユニット10においてタッチローラ11は巻取軸12に対して、一対のテープ11cのウエブWに対する接触部分がローラ本体11bの胴面中央部から両端部へ移動する向きに配置されている。ウエブ巻取ユニット10においてタッチローラ11は、巻取軸12に対して、巻取軸12に逆向きに回転される。
ウエブ巻取ユニット10は、このようなタッチローラ11の配置状態にて、巻取軸12の回転駆動によってウエブWを巻取軸12に巻き取る(ウエブ巻取方法)。
巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分とこれに重ね巻きされるウエブWに生じたヨレは、タッチローラ11の回転に伴い、テープ11cのその左右方向におけるローラ本体11bの胴面中央とは反対側の端縁に向かって移動する。タッチローラ11のテープ11cは、左右方向においてタッチローラ11が押圧されるウエブWの幅方向両端に当接可能に設けられている。このため、タッチローラ11は、回転によってウエブWとの接触位置が変化することで、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分に生じたヨレを螺旋状に巻かれたテープに接触させることで、徐々にウエブWの両端に引き伸ばすことでヨレを解消することができる。したがって、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の皺発生を防止できる。
テープ11cは帯状の基材の片面に粘着剤層を有する構成のものを好適に採用できる。図1〜図2のタッチロール11ではこの構成のテープ11cを採用している。テープ11cは粘着剤層をロール本体11b胴面に当接させて、ロール本体11b胴面に貼付されている。
テープ11cの基材の材質は、例えば熱可塑性樹脂を好適に採用できる。テープ11cの基材は熱可塑性樹脂以外に、例えば、金属箔(材質は鉄、胴、アルミニウム等)、紙、等も採用可能である。
テープ11c基材の形成に用いられる熱可塑性樹脂は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等を好適に採用できる。
テープ厚は、5〜200μmが好ましく、20〜175μmが特に好ましい。
テープ厚が5μm未満であると、テープ貼付部とテープ非貼付部との段差が小さくなり、そのためその両方にウエブが接触するようになり、ヨレをうまく両端に移動することができなくなるおそれがある。テープ厚が200μmを超える場合には、テープ非貼付部で空気を巻き込みやすくなり、巻取りロールの巻き圧が弱くなることで巻き崩れを起こしやすくなる。
テープ幅は、3〜100mmが好ましく、5〜50mmが特に好ましい。
テープ幅が3mm未満であると、ウエブを引き伸ばすためのテープ接触面積が小さくなりなり、ヨレをうまく両端に移動できないおそれがある。テープ幅が100mmを超える場合には、ヨレがテープ幅内に混入した場合に取り除くことが困難となり、シワが発生するおそれがある。
テープ11cのロール本体11bとは反対側の面(おもて面)の摩擦係数(テープ摩擦係数)は、0.01〜0.90が好ましく、0.20〜0.70が特に好ましい。
摩擦係数が0.01未満であると、ウエブとの摩擦力が低くなるために両端に引っ張ることができなくなり、うまくヨレを移動することが出来ない恐れがある。摩擦係数が0.90を超える場合には、ウエブとの摩擦力が強くなることで接触したウエブとテープが離れにくくなり、シワになるおそれがある。
本明細書における摩擦係数は、以下の方法により測定した静摩擦係数を指す。
7cm×7cmサイズの金属プレートの片面全体を覆うようにテープを貼付した試料Aを準備し、ガラス板に厚さ2μmのポリエチレンフタレートフィルム(PETフィルム)を貼り付けた表面上に水平な状態で試料Aをそのテープがポリエチレンフタレートフィルムに接触するように載置した。ガラス板を徐々に傾けていき、試料Aが滑り始めるガラス板の傾斜角度(θ)を計測し、静摩擦係数μ=tanθを算出した。
テープ11cは、ローラ本体11b胴面に粘着剤層の粘着力によって手指で脱着可能に貼付されるものを好適に用いることができる。
テープ11cの粘着剤層に用いられる粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、ウレタン系、ポリエステル系、シリコーン系等を例示でき、特に限定されない。当該粘着剤層の厚みは1〜100μmが好ましく、5〜50μmが特に好ましい。当該厚みが1μm未満だとローラ本体11bへの粘着力が低く、タッチローラの回転中に剥がれる虞がある。当該厚みが100μmを超えると、粘着剤層がテープ基材の両端からはみ出しやすくなり、テープ基材からはみ出した粘着剤層がウエブを汚染する虞がある。
ローラ本体11b胴面に手指で脱着可能なテープ11cを使用して作製するタッチローラ11は、ローラ本体11b胴面に対する貼付位置調整等を含む作製作業が容易である。また、ローラ本体11b胴面に手指で脱着可能なテープ11cを使用して作製したタッチローラ11は、ローラ本体11b胴面に貼付状態のテープ11cをローラ本体11bから容易に除去でき、ローラ本体11bをタッチローラ11の作製に繰り返し利用できる、という利点がある。ローラ本体11bを繰り返し使用することは、特許文献1、2のようにウエブの幅に応じたタッチローラを用意する構成に比べて、ウエブ幅等に応じたタッチローラを低コストで得ることを可能にする。
タッチローラ11は、ローラ本体11b胴面にテープ11cを貼付するだけで簡単に得ることができる。タッチローラ11は、ローラ本体11b胴面に対するテープ11cの貼付範囲やテープ11c幅、厚み、材質等の選択によって、ウエブWの幅寸法、厚み等に応じて適したタッチローラ11を得ることができる。
ローラ本体11bは例えばゴムローラである。
ローラ本体11bは、ゴムローラ以外では、金属製や熱可塑性樹脂なども採用できる。金属としては、鉄、銅、アルミニウム、ステンレスなどを例示することができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニル、ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂などを例示することができる。ゴムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を例示することができる。
ウエブ巻取ユニット10を使用するウエブ巻取方法は、ローラ本体11b胴面にテープ11cを貼付して、ウエブWの幅寸法、厚み等に適したタッチローラ11を作製し、このタッチローラ11を使用したウエブ巻取ユニット10の巻取軸12の回転駆動によって、図3に示すようにタッチローラ11に抱かせずに上巻きでウエブWを巻取軸12に巻き取ることができる。
なお、巻取軸12へのウエブW巻き取りに伴うウエブWの搬送速度(移動速度)は15m/min以上であり、30m/min以上であることがさらに好ましい。ウエブWの搬送速度が15m/min未満であるとシワになることがある。
既述のように、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分に発生したウエブWのヨレは、タッチローラ11の回転に伴い、テープ11cのその左右方向におけるローラ本体11bの胴面中央とは反対側の端縁に向かって移動する。
このため、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分に発生したウエブWのヨレをより効率良く引き伸ばす点では、ロール本体11b胴面にテープ対を複数(テープを複数条)設けた構成、テープ11cのロール本体11b胴面におけるロール本体11b胴面軸線方向に対する傾斜角度を適度に調整した構成、が有利である。
図4は対比例のウエブ巻取ユニット10Aを示す。
図4のウエブ巻取ユニット10Aは、巻取ロール12Aと、巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部との間にウエブWの未巻取部を挟み込むタッチローラ11とを有することは既述のウエブ巻取ユニット10Aと同様である。
但し、図4のウエブ巻取ユニット10Aは、ウエブW未巻取部をタッチローラ11に巻き掛け(抱かせ)てある。図4のウエブ巻取ユニット10Aにおいて、ウエブW未巻取部のタッチローラ11に巻き掛けられた部分は、タッチローラ11を介してウエブWの巻取ロール12Aへの進入部とは反対の側を通るように存在する。図4のウエブ巻取ユニット10Aは、ウエブWを下巻きにて巻取軸12に巻き取る構成である。
図4のウエブ巻取ユニット10Aでは、ウエブW未巻取部のタッチローラ11に抱かせた部分(タッチローラ11に巻き掛けられた部分)に皺が入ったとき、ウエブWは皺が入った状態のまま巻取ロール12Aに巻き取られやすい。
これに対して、図3のウエブ巻取ユニット10では、ウエブWの巻取ロール12Aのウエブ巻取部の最外周部分に発生したウエブWのヨレをタッチローラ11のテープ11cがタッチローラ11の回転に伴いウエブWの幅方向(図1における左右方向)に移動させてウエブWをその幅方向に引き伸ばすことができる。ウエブWのヨレは、タッチローラ11の回転に伴いテープ11cによって移動されることでウエブWの幅方向端縁に到達されてウエブWから除去される。その結果、図3のウエブ巻取ユニット10では、ウエブWをヨレやシワが無い状態で巻取軸12に巻き取ることを実現可能である。
以下の通り、本発明者は、実施形態に係るタッチロールを有するウエブ巻取ユニット(ウエブ巻取機)を用いて巻取軸にウエブを巻き取るウエブ巻き取り試験を行ない、タッチロールを評価した。その結果を表1、表2に纏めて示した。
Figure 2018167981
Figure 2018167981
表1に示す実施例1〜7は、図3のウエブ巻取ユニット10について、テープを2条設けたタッチローラを採用した構成のウエブ巻取ユニットを用いてウエブ巻き取り試験を行なった。表1の実施例8〜12、表2の実施例13〜15、及び比較例2、4では、実施例1〜7にて使用するウエブ巻取ユニットのタッチローラを、テープを1条だけ設けたタッチローラ、に変更してウエブ巻き取り試験を行なった。
表1の比較例1、及び参考例1、2では、実施例1〜7にて使用するウエブ巻取ユニットのタッチローラを、テープを貼付していない(ローラ本体にテープを貼付していない)構成のタッチローラに変更してウエブ巻き取り試験を行なった。
表2の比較例3では、図4に例示したように下巻きのウエブ巻取ユニットを使用してウエブ巻き取り試験を行なった。
比較例3で使用したウエブ巻取ユニットのタッチローラは、テープを1条だけ設けたタッチローラを採用している。
実施例1〜15、比較例2、3に使用するウエブ巻取ユニットでは、タッチローラを、その回転方向が、テープのウエブに対する接触部分がローラ本体の胴面中央部から両端部へ移動する方向となるように配置した。
表2の「螺旋方向」欄では、タッチローラのテープの螺旋方向について、タッチローラの回転に伴いテープのウエブに対する接触部分がローラ本体の胴面中央部から両端部へ移動する方向を「順回転」と明示した。表2の実施例13〜15、比較例2、3のウエブ巻取ユニットのタッチローラのテープの螺旋方向は「順回転」である。
表1の実施例1〜12のタッチローラのテープの螺旋方向は「順回転」である。
比較例4にて使用したウエブ巻取ユニットのタッチローラのテープの螺旋方向は、実施例1〜15、比較例2,3にて使用したウエブ巻取ユニットのタッチローラのテープの螺旋方向とは逆である。すなわち、比較例4にて使用したタッチローラのテープの螺旋方向は、タッチローラの回転に伴いテープのウエブに対する接触部分がローラ本体の両端部から胴面中央部へ移動する方向、である。
表2に示すように、比較例4の「螺旋方向」欄には「逆回転」を明示した。
表1、表2の実施例1〜15、比較例1〜4、参考例1、2のうち、比較例3以外は、図3のように、巻取軸の回転駆動によってウエブを上巻きで巻き取るウエブ巻取ユニットを使用した。比較例3は図4に例示したように下巻きのウエブ巻取ユニットを使用した。
タッチローラは、外径50mm、ゴム硬度80°のゴムローラであるローラ本体の胴面にテープを貼付した構成のものを用いた。
テープは、株式会社寺岡製作所製の「サーキットテープNO.647」を用いた。
このテープは、厚さ25μmのポリエステルフィルムである基材の片面に粘着剤層を設けたものである。
表1、表2に示すように、実施例1〜15の、ローラ本体胴面におけるその軸線方向に対するテープの傾斜角度(表1、表2の「角度」欄)は15度、30度、45度の3種類、テープ幅(表1、表2の「幅」欄)は5mm、12.5mm、25mm、50mmの4種類である。
ローラ本体胴面におけるその軸線方向に対するテープの傾斜角度は、実施例1〜4、8〜11、13〜15が45度、実施例5、7、12が30度、実施例6が15度である。
テープ幅は、実施例1のみ50mm、実施例2、5〜8,10、12〜15が25mm、実施例3、9、11が12.5mm、実施例4のみ5mmである。
テープについて粘着剤層を含む総厚を計測した。表1の実施例1〜6、8〜12、表2の実施例13〜15、及び比較例2、3、4では、粘着剤層を含む総厚が78μmのテープを使用した。
表1の実施例7では、粘着剤層を含む総厚が78μmのテープを2枚重ね合わせて使用した。実施例7のテープの総厚は、78μmの2倍の156μmである。
テープ表面(基材の粘着剤層側とは反対の表面)の摩擦係数は0.53である。
但し、実施例10、11のみ、このテープ表面にシリコーン表面処理を施したものを使用した。実施例10、11にて使用したテープ表面の摩擦係数は0.26であった。
各実施例(実施例1〜15)、各比較例(比較例1〜4)で使用したウエブは、厚さ2μm、幅500mmのPETフィルム(PET:ポリエチレンテレフタレート)である。ウエブは具体的には東レ株式会社製「ルミラー 2D−C61」を使用した。参考例1はフィルム厚12μmのPETフィルム(東レ株式会社製「ルミラー S10」)、参考例2はフィルム厚6μmのPETフィルム(三菱樹脂株式会社製 ダイヤホイルK700−6E)を使用した。
ウエブ巻き取り試験は、表1、表2の各実施例、比較例、参考例の全てについて、タッチローラのウエブに対する接触荷重200N/m、ウエブの張力50N/mを保って行なった。表1の実施例1〜12、比較例1、参考例1、2はウエブ搬送速度50m/minでウエブ巻き取り試験を行なった。表2の実施例13のみはウエブ搬送速度75m/min、実施例14、比較例3、4はウエブ搬送速度50m/min、実施例15はウエブ搬送速度25m/min、比較例2はウエブ搬送速度10m/min、でウエブ巻き取り試験を行なった。
ウエブ巻き取り試験の実施後、巻取ロール表面を形成するウエブの皺の有無を目視確認した。その結果を表1、表2の「結果」欄に纏めて示した。
表1、表2の「結果」欄の「○」は、目視確認の結果、皺が無かった場合を示す。
表1、表2を参照して判るように、実施例1〜14は、目視確認の結果、皺の存在を把握できなかった。実施例15の表2「結果」欄の「△」は、目視確認の結果、微小な皺が僅かに存在することが把握されたが実質的にフィルム(ウエブ)の使用に支障無い場合を指す。実施例1〜15はいずれも目視把握可能な皺の発生が無いかあるいは皺発生がウエブの使用に支障無いレベルであった。
これに対して、表1、表2の「結果」欄の「×」は、目視確認の結果、目視で明瞭に判る大きな皺の発生を確認できた場合を示す。比較例1〜4の評価結果は「×」であった。
参考例1は表1の「結果」欄の評価が「○」である。参考例1はフィルム厚6μmよりも厚いフィルム厚12μmのウエブを使用するものであり、フィルム厚の皺発生防止に寄与する所が大きいと考えられるものである。
10…ウエブ巻取ユニット、11…タッチローラ、11a…回転軸、11b…ローラ本体、11c…テープ、12…巻取軸、12A…巻取ロール。

Claims (2)

  1. ウエブを巻取軸で巻き取る際に使用するタッチローラにおいて、
    ローラ本体の胴面中央部から左右両端部に向かって螺旋状にテープが設けられたタッチローラ。
  2. ローラ本体の胴面に胴面中央部からローラ左右両端部に向かって螺旋状にテープが貼付されたタッチローラと、ウエブを巻き取る巻取軸の外周との間に、前記ウエブを前記タッチローラに抱かせずに挿通し、前記ウエブに従動回転可能に接触させた前記タッチローラを、その回転方向が、前記テープの前記ウエブに対する接触部分が前記ローラ本体の胴面中央部から両端部へ移動する方向となるように配置した状態で、前記ウエブの搬送速度を15m/min以上に保ちつつ前記ウエブを前記巻取軸に巻き取るウエブ巻取方法。
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