JPH11208954A - 巻き取り装置 - Google Patents

巻き取り装置

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JPH11208954A
JPH11208954A JP4995098A JP4995098A JPH11208954A JP H11208954 A JPH11208954 A JP H11208954A JP 4995098 A JP4995098 A JP 4995098A JP 4995098 A JP4995098 A JP 4995098A JP H11208954 A JPH11208954 A JP H11208954A
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JP
Japan
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winding
roll
winding device
spiral
strip
Prior art date
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JP4995098A
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English (en)
Inventor
Haruo Yasukura
晴夫 安蔵
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Dowa Metal Kk
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Metal Kk
Dowa Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属材料の合紙の再利用できる簡単でしかも
しわ等を発生させずに良好な巻き取りができる薄物帯状
物の巻き取り装置を提案する。 【解決手段】 薄物帯状物をロール状に巻き取る装置に
おいて、該帯状物に接するパスロールの周面に、その末
端が上記巻き取り帯状物の幅方向両端以上までに達する
スパイラル状の凸条を設けたことを特徴とする巻き取り
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製などの
薄物帯状物の巻き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の薄物帯状物例えばポリビニ
ールなどの薄物帯状物をロール状に巻き取る場合、以下
のような不具合が生じることがある。 (イ)巻きずれ。即ち、両端がうまく揃わない。 (ロ)しわの発生。即ち、幅方向あるいは長手方向にし
わが入る。 (ハ)きずの発生。特に、ポリビニールなどの薄物帯状
物を巻き取る場合は、巻き取る際に空気などを巻き込み
易いため、巻き取り後にきずやしわが発生してしまうこ
とが問題になっている。
【0003】ところで、ポリビニール等の薄物の帯状物
は、金属圧延材料を巻き取る際の合紙に使用されること
がある。その場合、再度金属材料を圧延機にかけるとき
には、この合紙は金属材料と共に巻き出されるが、巻き
出し時点ですでにしわになっていることが多く、これら
の合紙は廃棄処分されてしまうことが多い。そこで、省
資源の観点から、合紙を再利用することが望まれている
が、既にしわになって巻き出されることや、前述したよ
うな巻き取り時の問題があるため、再利用が進んでいな
いのが現状である。
【0004】一般に、薄物の帯状物を巻き取る際の問題
を克服するため、これまでにいくつかの改良提案がなさ
れている。例えば、特開昭62−210760号公報や
特開昭62−205953号公報では、帯状物の巻き取
り時に空気を吹き付けることでしわなどを除去してい
る。また、特開昭8−268607号公報には、巻き取
り本体部の帯状物に接するライダーロールにスパイラル
状の凸条または凹条を設けることにより、巻き取られた
ばかりのシートに巻き込まれた空気を除去する方法が開
示されている
【0005】これらの従来枝術は、いずれも巻き取り本
体部で帯状物を巻き取る際にこうした空気などの巻き込
み物を除去するところに注意が払われている。しかしな
がら、薄物の帯状物を巻き取る際に、巻き取り部本体に
各種工夫を凝らすことは、巻き取りの状況を良くするに
は効果的であるが、巻き取り本体部が大きくなると、機
構が複雑になるなどの問題点があった。特に、合紙とし
て利用したポリビニールを再利用するには、圧延機に隣
接して巻き取り装置を設置するので、装置が大がかりに
なることは極力避ける必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻き取り装置
は、巻き取り本体部でしわなどを除去する工夫が種々な
されているが、装置が大がかりになる等の問題があっ
た。しかも、金属圧延材料の合紙の再利用を行う場合に
は、こうした装置は不適であり、合紙の再利用は行われ
ずに廃棄されていた。そこで、本発明は簡単でしかも良
好な巻き取りができる巻き取り装置を提案することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄物帯状物例
えばポリビニール等の帯状物をロール状に巻き取る装置
において、帯状物に接しているパスロールの周面に少な
くともその末端が上記巻き取り帯状物の幅方向両端以上
までに達するスパイラル状の凸条を設けたことを特徴と
する巻き取り装置を提供するものである。
【0008】本発明において、上記スパイラル状の凸条
がパスロールの幅方向の略中央部からロールの両端に向
けて対称に設けられていることが好ましく、さらに上記
凸条のピッチ幅は好ましくは10〜50mm、さらに好
ましくは20〜40mmであり、スパイラル傾斜角度は
好ましくは5〜35゜、さらに好ましくは10〜30゜
であることが好ましいのである。
【0009】上記凸条のピッチ幅が10〜50mmの範
囲内では、スパイラル傾斜角度が5〜35゜の範囲外で
あっても良好な巻き取りができる。また、逆にスパイラ
ル傾斜角度が5〜35゜の範囲内では、ピッチ幅が10
〜50mmの範囲外であっても良好な巻き取りができ
る。さらに、上記凸条のピッチ幅が20〜40mmの範
囲内では、スパイラル傾斜角度が5〜35゜の範囲外で
あってもより良好な巻き取りができる。また、逆にスパ
イラル傾斜角度が10〜30゜の範囲内では、ピッチ幅
が10〜50mmの範囲外であってもより良好な巻き取
りができる。
【0010】従って、最も良好な巻き取りができるの
は、ピッチ幅が20〜40mmでスパイラル傾斜角度1
0〜30゜の範囲内に施工した場合である。
【0011】本発明の薄物帯状物の巻き取り速度は5m
/分〜120m/分の範囲が良好な巻き取りができ、こ
の速度範囲外であると良好な巻き取りができない。
【0012】また、上記スパイラル凸条が本装置を構成
するパスロールの少なくとも1個以上あるいは全てのロ
ールに設けられていることが好ましいのである。
【0013】本発明は、従来の巻き取り装置が巻き取り
本体部にさまざまな工夫を施しているのに対し、本発明
は巻き取り本体部ではなく、それまでの工程でのパスロ
ールにおいて巻きじわや巻きずれ等の原因となる空気の
巻き込みを防ぐような工夫を施したものである。
【0014】
【作用】本発明に係る巻き取り装置は、該装置を構成す
る数本のパスロールの少なくとも1個以上あるいは全部
のロールにスパイラル状の加工を施すことで、薄物帯状
物がこのパスロールの周面を通過した際に既に生じてい
るしわを除去するのである。被巻き取り薄物帯状物の種
類や性状に応じてスパイラル状の凸条の形状、位置及び
ピッチ幅を適宜変更してもよい。また、ロール上に加工
されるスパイラル状の凸条の形状は特に定めないが、被
巻き取り薄物帯状物の種類や性状によって適宜変更して
も良い。通常のポリビニールなどでは、所定の高さや幅
を持った断面が直方体かそれに近い形状のものがロール
周面上に加工されていることが望ましい。以下、本発明
の実施の形態を図面により説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る巻き取り装置
の全体的構成の一例を示す概略図、図2は本発明に係る
巻き取り装置の要部の一例を示す側面図、図3は図2の
スパイラル状の凸条加工部の断面図である。図中の符号
1、2、3、4はパスロールであり、5は巻き取り主軸
である。
【0016】図1に示す巻き取り装置は、車両又はキャ
スター8により移動可能な架台10上に設置された薄物
帯状物を巻き取る巻き取り主軸5と4本のパスロール
1,2,3,4から構成されており、該巻き取り主軸5
は図示しない駆動装置によって同一方向に回転駆動す
る。パスロール1,2,3,4自体は駆動することなく
自由回転する。また、本実施例では最初のパスロール1
が薄物帯状物7と該ロールの接する部分のパスロール外
周面と該ロール1の中心とのなす円周角が90゜以上1
80゜以下で帯状物7の進行方向が反転するように構成
されている。
【0017】パスロール1,2,3,4には図2に示す
ようにそれぞれにほぼ左右対称にスパイラル状に0.2
mm厚のビニールテープ6を巻き付けることにより凸条
12が形成され、巻き取りの対象となる薄物帯状物7の
種類や性質に応じて適宜選択され、本実施例では外径6
0mmφ、全長600mmのウレタン製のパスロール
1,2,3,4に幅が12mmで厚さ0.2mmのポリ
ビニールテープ((株)リオンテック製フィラメンテー
プ9110)を各ロールの略中央部を対象としてピッチ
幅:15〜50mm、好ましくは20〜40mm、スパ
イラル傾斜角度:5〜30゜に巻き付け、巻き取り速度
5m〜120m/分で、ピッチ幅、スパイラル傾斜角度
及び巻き取り速度を実験計画法に基づき各種変更してポ
リビニール帯状物の巻き取り試験を行なった。
【0018】その結果、厚さ:0.2mm、幅:12m
mのビニールテープをピッチ幅20〜40mm、スパイ
ラル傾斜角度:10〜30゜に施工した場合には、全く
巻きずれや巻きじわ及びきずが発生せず、再使用できる
巻き取りができることが分った。ただし、ピッチ幅が1
5mm以下、50mm以上に施工した場合には、ポリビ
ニール帯状物のしわを充分に除去することはできなかっ
た。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る巻き取り装置は、従来のよ
うに巻き取り本体部に大がかりな改良をせずに、途中の
パスロールにスパイラル状の凸条の加工を施すことによ
って、しわ等が発生せず再使用できる良好な巻き取りを
行うことができる。なお、本発明に係る装置は、合紙な
どの再使用に限らず、多くの分野での通常の巻き取り装
置としても使用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻き取り装置の全体的構成の一例
を示す概略側面図である。
【図2】本発明に係る巻き取り装置の要部であるパスロ
ールにスパイラル状の凸条を施工した一例を示す側面図
である。
【図3】図2のスパイラル状の凸条加工部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1−パスロール 2−パスロール 3−パスロール 4−パスロール 5−巻き取り主軸 6−ビニールテープ 7−巻き取り帯状物 8−キャスター(又は車両) 9−巻き上り帯状物 10−移動式架台 11−ロール周面 12−凸条加工部 W−ピッチ幅 θ−スパイラル傾斜角度

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄物帯状物をロール状に巻き取る装置に
    おいて、該帯状物に接するパスロールの周面に、その末
    端が上記巻き取り帯状物の幅方向両端以上までに達する
    スパイラル状の凸条を設けたことを特徴とする巻き取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スパイラル状の凸条がパスロールの
    幅方向の略中央からロールの両端に向けて対称に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の巻き取り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凸条のピッチ幅が10〜50mmで
    あり、スパイラル傾斜角度が5〜35゜である請求項1
    又は2記載の巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記薄物帯状物がポリビニール製の帯状
    物である請求項1,2又は3記載の巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記スパイラル状の凸条が、本装置を構
    成するパスロールの少なくとも1個以上あるいは全ての
    ロールに設けられている請求項1,2,3又は4記載の
    巻き取り装置。
  6. 【請求項6】 本装置を構成するパスロールのうち少な
    くとも1個のロールが、薄物帯状物とパスロールが接す
    る部分のパスロール外周面と、該ロールの中心とのなす
    円周角が90゜以上180゜以下である請求項1,2,
    3,4,又は5記載の巻き取り装置。
  7. 【請求項7】 本装置を構成する薄物帯状物の巻き取り
    速度が5m/分〜120m/分である請求項1,2,
    3,4,5又は6記載の巻き取り装置。
  8. 【請求項8】 本装置の下部には車輪又はキャスターが
    設けられ、装置単独の移動が可能である請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の巻き取り装置。
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