JPH0848214A - 車両の盗難防止装置 - Google Patents

車両の盗難防止装置

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JPH0848214A
JPH0848214A JP18498994A JP18498994A JPH0848214A JP H0848214 A JPH0848214 A JP H0848214A JP 18498994 A JP18498994 A JP 18498994A JP 18498994 A JP18498994 A JP 18498994A JP H0848214 A JPH0848214 A JP H0848214A
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幸治 川手
Takayuki Seto
孝幸 世戸
Atsushi Okamitsu
淳 岡光
Yutaka Tagawa
裕 田川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off

Abstract

(57)【要約】 【目的】IDコードの送信が不能な場合でもエンジン始
動を行なえ、キーを全て紛失した場合でも新規のキーの
固有コードの再設定を簡単に行える車両の盗難防止装置
を提供する。 【構成】第1と第2のコードとが一致した場合にエンジ
ン始動を許可し、不一致の場合にエンジン始動を禁止す
るコード判定部4と、エンジン制御部9とを備え、コー
ド判定部4とエンジン制御部9とは、運転者により所定
操作がなされたか否かを判定する手段と、所定操作がな
されない場合、エンジン始動を禁止する手段と、所定操
作がなされた場合、送信機から送信されるコードの通信
形態を検出する手段と、通信形態が正常な場合、送信機
から送信されるコードをエンジン制御部9に記憶させ、
通信形態が正常でない場合、エンジン始動を許可するよ
うにエンジン制御部9を制御する制御手段とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の盗難防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、諸外国において、車両の盗難が頻
繁に発生するようになった。この盗難を防止するため、
従来より、警報装置等が数多く提案されている。このよ
うな警報装置に類するシステムとしては、キーレスエン
トリシステム等がある。キーレスエントリシステムで
は、例えば、実開平2−105469号公報に開示され
ているように、受信機側のリセットスイッチをオンした
後、トランスミッタから送信されるIDコードを記憶す
るものが提案されている。また、最近ではイモビライザ
ユニット(immobilizer unit)と呼ばれるシステムが開
発されてきている。このシステムは、例えば、強盗が車
両の室内に侵入し、イグニッションスイッチをオンして
も、エンジン始動できないようにする装置である。
【0003】また、特開昭64−56253号に開示さ
れているように、メカニカルキーを照合する手段及び電
子的コードを照合する手段の少なくとも一方と、車両エ
ンジンが始動したことを検出する手段と、この車両エン
ジンを停止する手段と、車両エンジンが始動したことを
検出した後照合手段の照合結果が適合しない場合に、エ
ンジンの停止手段を作動させる判断手段とを具備するこ
とによって、エンジン始動時の操作性を損なうことなく
複製キーを用いた場合のみならず、電気系統の直結によ
り直接エンジンを駆動しようとした場合にも車両の盗難
を防止する装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成される従来例においては、例えば、警報装置
では、車両の室内に侵入したときに警報装置が作動する
のであるが、警報装置が作動したとしても最近ではそれ
が日常茶飯事となり、通りすがりの人が余り感心を示さ
なくなっている。
【0005】また、キーレスエントリシステムでは、車
両の室内に侵入するのを防止することはできるが、例え
ば、一旦、ウインドウガラス等を壊して入ってしまえ
ば、イグニッションスイッチをオンすることはそれほど
難しいことではない。また、特開昭64−56253号
に開示される技術では、複製されたキーやスターターモ
ータ等の電気系統の直結による車両の盗難は防止できる
が、例えば、正規の運転者がキーを紛失した場合には運
転者自身もエンジン始動が不可能となり、その他のマス
ターキーを予備に携帯することが必要であった。特に、
予備のキーを携帯していない場合や予備キーを全て紛失
或いは破壊してしまった場合、近く販売店等に連絡して
エンジンを始動してもらわないと車両を移動できなかっ
たり、遠出の旅行中や深夜の場合には車両を一晩放置し
なければならない事態になる危険性があった。
【0006】従って、本発明の車両の盗難防止装置は、
上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、第3者によるキーの使用を防止して車両の
盗難を防止すると共に、送信機が破壊したことによりI
Dコードの送信が不能となった場合でも運転者によって
所定の操作を行えば、その送信不能なキーを用いてエン
ジン始動を行なうことができ、キーを全て紛失した場合
でもIDコードが登録されていない新規のキーを用いて
所定の操作を行うことにより、そのキーの固有コードの
再設定を簡単に行え、エンジン始動を行える車両の盗難
防止装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の車両の盗難防止装置は以
下の構成を備える。即ち、送信機側からの第1のコード
を受信すると共に、該第1のコードと受信機側に記憶し
た第2のコードとを比較し、該第1と第2のコードとが
一致した場合にエンジン始動を許可し、不一致の場合に
エンジン始動を禁止するコード判定部と、前記コード判
定手段の判定結果に基づいて前記エンジン始動を実行す
るエンジン制御部とを備える車両の盗難防止装置であっ
て、前記コード判定部とエンジン制御部とは、運転者に
より所定操作がなされたか否かを判定する手段と、前記
所定操作がなされない場合、前記エンジン始動を禁止す
る手段と、前記所定操作がなされた場合、前記送信機か
ら送信されるコードの通信形態を検出する手段と、前記
通信形態が正常な場合、前記送信機から送信されるコー
ドを前記エンジン制御部に記憶させ、前記通信形態が正
常でない場合、前記エンジン始動を許可するように前記
エンジン制御部を制御する制御手段とを具備することを
特徴とする。
【0008】また、送信機側からの第1のコードを受信
すると共に、該第1のコードと受信機側に記憶した第2
のコードとを比較し、該第1と第2のコードとが一致し
た場合にエンジン始動を許可し、不一致の場合にエンジ
ン始動を禁止するコード判定部と、エンジン制御部とを
備える車両の盗難防止装置であって、前記コード判定部
は、運転者により所定操作がなされたか否かを判定する
手段と、前記所定操作がなされない場合、前記エンジン
始動を禁止する手段と、前記所定操作がなされた場合、
前記送信機から送信されるコードの通信形態を検出する
手段と、前記通信形態が正常な場合、前記送信機から送
信されるコードを記憶し、前記通信形態が正常でない場
合、前記エンジン始動を許可するように制御する制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】以上のように、この発明に係わる車両の盗難防
止装置は構成されているので、キーに固有コードを設
け、送信機から送信されるコードの真偽を判定すること
により、第3者によるキーの使用を防止して車両の盗難
を防止すると共に、送信機が破壊したことによりIDコ
ードの送信が不能となった場合でも運転者によって所定
の操作を行えば、その送信不能なキーを用いてエンジン
始動を行なうことができ、キーを全て紛失した場合でも
IDコードが登録されていない新規のキーを用いて所定
の操作を行うことにより、そのキーの固有コードの再設
定を簡単に行え、エンジン始動を行える車両の盗難防止
装置を提供することである。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例につき、添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明に基づく実施
例の車両の盗難防止装置のシステムブロック図である。
図1を参照して、本実施例の車両の盗難防止装置の構成
を説明する。図1に示すように、本実施例に用いる車両
の盗難防止装置は、トランスポンダー1と、トランスポ
ンダーからの信号を受信するアンテナ2と、アンテナ2
により取り込まれた信号を増幅するアンプ3と、アンプ
からの信号により制御されるイモビユニット4と、エン
ジン制御を行うEGIユニット9とを備えるシステムで
ある。具体的に説明すると、トランスポンダー1は、自
動車のイグニッションスイッチのオン、オフを運転者側
において行うキーである。また、アンテナ2とは、イグ
ニッションスイッチのオン、オフに連動して作動するイ
グニッションコイルアンテナである。アンプ3では、こ
のコイルが作動し、電圧が付与されるときに、高電圧を
得るために電圧を一定値に増幅させる。
【0011】イモビユニット4は、イモビライザーユニ
ット(immobiliser unit)と呼ばれ、最近ヨーロッパで
盗難防止用に開発されているエンジン始動を禁止するコ
ントローラである。イモビユニット4は、バッテリー電
源(+B)14及びスイッチ電源(IG1)15に基づ
いてイグニッションスイッチのオン、オフ情報を与えら
れると共に、アンプ部3で増幅される電圧値に基づい
て、トランスポンダー1からIDデータが与えられ、所
定の制御信号をEGIユニットに送信する。更に、イモ
ビユニット4は、バッテリー電源14に接続されている
ので、例えば、エンジンを停止して、イグニッションス
イッチをオフしても電源は供給され、スタンバイ状態を
保持している。
【0012】EGIユニットは、エンジンの回転数や燃
料噴射量等を制御するコントローラである。EGIユニ
ット9は、イモビユニットの構成と同様に、予めデータ
を格納しているEEPROM10、前述したイモビユニ
ット4とのデータの授受において一時的にデータを格納
するRAM11、これらメモリに格納されているデータ
の授受のタイミングをデータとして送るタイマ12、タ
イマ12からのタイミング情報に基づいてイモビユニッ
ト4とのデータの授受を制御するCPU13とから構成
される。また、EGIユニット9は、イモビユニット4
から所定の制御信号を受信し、その信号に基づいて、ス
タータや燃料噴射量等を制御する。また、EGIユニッ
ト9は、イモビユニット4の場合とは異なり、イグニッ
ションッスイッチのオン、オフに連動しながらスイッチ
電源15として動作するので、例えば、エンジンを停止
して、イグニッションスイッチをオフすると電源は切れ
ることになる。
【0013】次に、図2、図3を参照して、トランスポ
ンダー1、イモビユニット4、EGIユニット9との間
でのデータの受送信手順について説明する。図2は、あ
る固有のIDデータを有するトランスポンダー1のID
データの判定手順を説明する図である。また、図3は、
本実施例の盗難防止装置のアッセンブリ工場でのIDデ
ータの初期書き込み手順を説明する図である。
【0014】<IDコードの判定>図2において、トラ
ンスポンダー1をキー穴に差し込み、イグニッションス
イッチをオンする位置に回転させると、イモビユニット
4は、トランスポンダー1に対してID要求を出し、ト
ランスポンダー1からイモビユニットのトリガ信号とな
るID信号をイモビユニット4に送信する。イモビユニ
ット4では、送信されたトランスポンダー1のIDコー
ドをユニット内のRAM6に一時的に格納する。また、
通信時のトラブル等を想定して、この動作を2度繰り返
す。この後、イモビユニット内のEEPROM5に登録
されているIDコードとトランスポンダー1から送信さ
れたIDコードとをCPU8において照合する。このと
き、EGIユニット9では、イモビユニット4側からの
イモビ機能の解除待ちの状態である。この状態で、カウ
ンタがカウントを開始して、所定時間内に所定条件を満
足しているか否かを判断する。所定条件を満足している
場合には、EGIユニット9からイモビユニット4にI
Dコードの要求を出す。EGIユニット9からIDコー
ド要求を出されると、イモビユニット4は、IDコード
の照合結果に基づいてEGIユニット9にIDコードを
送信する。EGIユニット9は、イモビユニット4から
のIDコードをRAM11内に格納する。この動作を2
度繰り返し、イモビユニット4からのIDコードとEG
Iユニット9内のEEPROM10に登録されたIDコ
ードとを照合しイモビユニット4にID判定結果を返答
する。
【0015】<初期書き込み>次に、イモビユニット
4、EGIユニット9の夫々のEEPROMにIDコー
ドが書き込まれていない状態でのデータの初期書き込み
手順を説明する。図3において、図2での説明と同様
に、トランスポンダー1をキー穴に差し込み、イグニッ
ションスイッチをオンする位置に回転させると、イモビ
ユニット4は、トランスポンダー1に対してID要求を
出し、トランスポンダー1からイモビユニットに対し、
ID信号を送信する。イモビユニット4では、送信され
たトランスポンダー1のIDコードをユニット内のRA
M6に一時的に格納する。また、通信時のトラブル等を
想定して、この動作を2度繰り返す。この後、イモビユ
ニット内のEEPROM5にすでにIDコードが登録さ
れているか否かを判定する。EEPROM5にまだID
コードが登録されていない場合、RAM6に格納したI
DコードをEEPROM5に登録する。このとき、EG
Iユニット9では、イモビユニット4にIDコードの要
求を出している。EGIユニット9からIDコード要求
を出されると、イモビユニット4は、EGIユニット9
にIDコードを送信する。EGIユニット9は、イモビ
ユニット4からのIDコードをRAM11内に格納す
る。この動作を2度繰り返し、イモビユニット4から送
信されたIDコードが2回とも同一のコードであるか判
定し、同一である場合、且つ、EGIユニット9内のE
EPROM10にまだIDコードが登録されていない場
合、EGIユニット9内のEEPROM10にそのID
コードを登録する。その後、イモビユニット4にコード
登録の返答をする。
【0016】<トランスポンダーによる送信が不能な場
合のイモビユニットの動作>例えば、トランスポンダー
1が何らかの原因で故障し、IDコードをイモビユニッ
ト4に送信できなくなった場合、エンジンの始動ができ
なくなる。しかしながら、本実施例では、このような事
態を回避するため、トランスポンダー1からの信号の送
信形態に基づいて、イモビユニット4で疑似的にIDコ
ードを設定し、エンジン始動が可能になるようイモビユ
ニット4を制御している。具体的に説明すると、トラン
スポンダー1が正常な場合には、前述のようにトランス
ポンダー1をキー穴に差し込み、イグニッションスイッ
チをオンする位置に回転させると、イモビユニット4
は、トランスポンダー1に対してID要求を出し、トラ
ンスポンダー1からイモビユニットのトリガ信号となる
ID信号をイモビユニット4に送信する。この正常な場
合に対し、トランスポンダー1が故障し、IDコードが
送信できない場合には、先ずイモビユニット4側では、
トランスポンダー1からのID信号が受信不能又はID
信号が読み込めないことを、操作者(運転者)に対して
ワーニングランプ等により警告する。この警告を受けて
操作者(運転者)はトランスポンダー1の異常を認識す
る。この状態で操作者がエンジンを始動させ車両を移動
させたい場合には、差し込まれたトランスポンダー1
を、例えば、図17に示すように、約1秒〜2秒間隔で
ドアスイッチを2回操作した後、5秒〜7秒程度の間隔
をおいて更に約1秒〜2秒間隔でドアスイッチを3回操
作し、5秒〜7秒程度の間隔をおいて更に約1秒〜2秒
間隔でドアスイッチを1回オンさせる。すると、この信
号がイモビユニット4に送信される。イモビユニット4
では、この信号を受信することにより、送信機によるコ
ードの送信が不能な状態であると判断する。イモビユニ
ットは、このドアスイッチ信号を受信すると、このドア
スイッチ信号に対応するコード(以下、第3のコードと
称する)をEGIユニットに送信する。その後、EGI
からのIDコード一致の返答を受信して(EGI制御に
ついては後述する)、所定時間以内に運転者のキーによ
るイグニッションオン操作がなされると、そのキーから
送信される信号の通信形態が正常か否かを判定する(図
17参照)。ここで、信号の通信形態が正常とは、登録
されていないコードであるが送信されたIDコードを表
す信号波形が正常な状態という意味であり、信号の通信
形態が正常でないとは、コードが送信されないか又は送
信されたIDコードを表す信号波形が鈍っている状態を
意味するものである。イモビ側CPU8は、その通信形
態が正常な場合、登録済みのIDコードを消去し、送信
されたIDコードを新規コードとしてEEPROM5内
に登録すると共に、EGIユニット9内のEEPROM
10にもそのIDコードを登録するようコマンドを送信
する。一方、その通信形態が正常でない場合、トランス
ポンダー1等の送信系にトラブルが発生し、且つ、操作
者がエンジン始動を要求している状態となり、CPU8
においてエンジン始動が許可され、通常のEGI制御に
移行する。EGIユニット9内のEEPROM10にも
そのIDコードを登録する。尚、上述の制御動作におい
ては、トランスポンダーとして送信機と一体化されたキ
ーとドアスイッチを用いてエンジンの始動又はIDコー
ドの登録する方法を説明したが、例えば、キーによるイ
グニッションのオン、オフ操作やブレーキスイッチ等を
代用してイモビユニット側に所定操作を表す信号を送信
したり、操作者が送信機付きのカードを常時携帯するこ
とで対処してもよい。
【0017】以上説明したようにイモビユニットを制御
することで、トランスポンダー1等の送信系にトラブル
が発生し、IDコードをイモビユニット側に送信できな
くなった場合でも、エンジンの始動及びIDコードの再
登録が容易に行える。 <イモビユニット側でのID判定手順>次に、図4〜図
8を参照して、具体的なIDコード判定と、初期書き込
み手順を説明する。
【0018】図4、図5A、図5Bは、イモビユニット
側でのIDコードの判定手順を示すフローチャートであ
る。尚、以下の説明では、トランスポンダーからイモビ
ユニットへのID送信は、前述の送信機故障の場合を含
むものとして説明する。図4、図5に示すように、処理
が開始されると、ステップS2でトランスポンダーによ
ってイグニッションスイッチがオンされ、エンジンスタ
ートしたか否かを判定する。イグニッションスイッチが
オンされた場合(ステップS2での判断がYES)、ス
テップS4に進み、オンされていないと判断された場合
(ステップS2での判断がNO)、スタート時点にリタ
ーンする。ステップS4では、所定条件(エンジン回転
数500rpm、電圧10V以上で安定した状態)を満足してい
るか否かを判断する。ステップS4で、所定条件を満足
している場合(ステップS4での判断がYES)、ステ
ップS6に進む。一方、ステップS4で所定条件を満足
していない場合(ステップS4での判断がNO)、ステ
ップS4の開始時点にリターンする。ステップS6で
は、EGIユニット側からID要求が出されたか否かを
判断する。ステップS6でID要求が出されていると判
断された場合(ステップS6での判断がYES)、ステ
ップS8に進む。また、ステップS6でID要求が出さ
れていないと判断された場合(ステップS6での判断が
NO)、ステップS6の開始時点にリターンする。ステ
ップS8では、EGIユニットからID要求を受信す
る。その後、ステップS10では、ステップS8でのI
D要求に従って、トランスポンダーにID要求を出す。
その後に、ステップS12に進む。ステップS12で
は、ID要求を出したトランスポンダーからのID返答
を受信したか否かを判断し、返答を受信した場合(ステ
ップS12での判断がYES)、ステップS14に進
み、返答を受信しなかった場合(ステップS12で判断
がNO)、後述するステップS148へ進む。その後、
ステップS14では、トランスポンダーからのID返答
を受信する。ステップS16では、イモビユニット内に
内蔵されたRAMにトランスポンダーから受信したID
コードを一時的に格納する。ステップS18では、先の
ステップS8からステップS16の動作を再度繰り返
し、RAM内にトランスポンダーから受信した2つのI
Dコードを格納し、ステップS20において、格納され
た2つのIDコードを照合する。
【0019】その後、ステップS22に進み、RAMに
格納された2つのIDコードが一致しているか否かを判
定する。ステップS22でRAMに格納された2つのI
Dコードが一致している場合(ステップS22で判断が
YES)、ステップS24に進む。ステップS24で
は、イモビユニットに内蔵されたEEPROMにIDコ
ードが登録されているか否かを判定する。具体的には、
IDコードデータがゼロ又はF以外の値であるか否かを
判定する。ステップS24で、イモビユニットのEEP
ROMにIDコードが登録されていない場合(ステップ
S24での判断がNO)、ステップS26に進む。ステ
ップS26では、RAMに格納されたIDコードをイモ
ビユニットのEEPROMに登録し、その後、EGIに
IDコードを送信する。その後、ステップS28に進
み、EGIユニットからのIDコード送信に対する返答
があるか否かを判定する。ステップS28で、EGIユ
ニットからの返答があった場合(ステップS28での判
断がYES)、ステップS30に進む。ステップS30
では、EGIユニットからの返答がOKならば、インジ
ケータを消灯し、しかる後にステップS2にリターンす
る。また、ステップS28で、EGIユニットからの返
答がない場合(ステップS28での判断がNO)、ステ
ップS28の開始時点にリターンする。
【0020】一方、ステップS22でRAMに格納され
た2つのIDコードが一致していない場合(ステップS
22で判断がNO)、ステップS38に進み、イモビ機
能を設定してイグニッションオン(エンジンスタート)
できないようにイモビユニットをロックし、ロックコマ
ンドをEGIに送信する。また、ステップS24でイモ
ビユニットのEEPROMにIDコードが登録されてい
る場合(ステップS24での判断がYES)、ステップ
S32に進む。ステップS32では、EEPROM内に
格納されたIDコードがメーカ側で設定されたIDコー
ド(メーカコード)であるか否かを判定する。ステップ
S32でEEPROMに格納されたIDコードがユニッ
トメーカコードである場合(ステップS32で判断がY
ES)、ステップS28に進む。一方、ステップS32
でEEPROMに格納されたIDコードがユニットメー
カコードでない場合(ステップS32で判断がNO)、
ステップS34に進む。ステップS34では、RAMに
格納されているコードとEEPROMに登録されている
コードとが一致しているか否かを判定する。ステップS
34で、コードが一致していると判断されると(ステッ
プS34での判断がYES)、ステップS36に進み、
イモビ機能を解除して、通常のエンジン制御を可能にす
る。一方、ステップS34でコードが一致していない場
合(ステップS34で判断がNO)、ステップS38に
進み、イモビ機能を設定してイグニッションオンしても
エンジンが停止するようにイモビユニットをロックす
る。
【0021】以上説明したイモビユニット側での動作手
順において、ステップS24〜ステップ30の手順がI
Dコードの初期書き込み手順であり、ステップS22〜
ステップS38、ステップS32〜ステップS36まで
の手順が通常のIDコード判定手順である。 <IDコード送信不能時のイモビ側でのID判定手順>
次に、前述のトランスポンダー故障によるイモビユニッ
トへのIDコード送信不能時のIDコード判定手順を説
明する。図5Bは、送信不能時のイモビユニット側での
IDコードの判定手順を示すフローチャートである。図
4に示すステップS12において、トランスポンダーか
らのID返答を受信しなかった場合(ステップS12で
判断がNO)、図5BにステップS148に進む。ステ
ップS148では、IDコード送信不能状態と判断し、
ワーニングランプを点灯して運転者にトランスポンダー
の故障を報知する。その後、ステップS150に進み、
運転者のドアスイッチのオン、オフ操作による所定操作
を表す信号を入力し、ステップS152でドアスイッチ
操作があったか否かを判定する。ステップS152にお
いて、運転者のドアスイッチのオン、オフ操作による入
力があった場合(ステップS152で判断がYES)、
ステップS154に進み、イモビEEPROM5に登録
されている所定操作を表す第3のコードをEGIユニッ
トに送信すると共に、この第3のコードとEGIユニッ
トに格納された第4のコードとの比較させるコマンドを
送信する。その後、ステップS156において、EGI
からの比較一致の返答があったか否かを判定する。この
ステップS156において、EGIからの比較一致の返
答があった場合、ステップS158で、イモビ機能解除
コマンドをEGI側に送信する。その後、ステップS1
60、162では、タイマーをオンし、キーによるコー
ド入力がイモビ側になされる。ステップS164では、
ステップS162でのコード入力が所定時間以内に受信
したものであるか否かを判定し、ステップS164で所
定時間以内にコードを受信した場合(ステップS164
で判断がYES)、ステップS166で入力された信号
の通信形態が正常であるか否かを判定する。このステッ
プS166で信号の通信形態が正常である場合(ステッ
プS166で判断がYES)、ステップS168で既に
登録済みのIDコードをクリアし、ステップS170に
進んでステップS162において入力されたIDコード
をイモビ側EEPROM5に登録する。その後、ステッ
プS172において、IDクリアコマンドをEGI側に
送信する。ステップS174では、EGIユニットから
の返答を受信したか否かを判定する。ステップS174
でEGIユニットからの返答を受信した場合(ステップ
S174で判断がYES)、ステップS176に進み、
IDコード書き込みコマンドをEGI側に送信する。ス
テップS178で書き込みコマンドに対するEGIユニ
ットからの書き込みOKの返答を待って、返答を受信し
た時点で、ステップS180に進んで、ワーニングラン
プを消灯し、コード書き込み完了を運転者に報知する。
尚、ステップS152で運転者のドアスイッチのオン、
オフ操作による入力がない場合(ステップS152で判
断がNO)、スタート時点にリターンする。また、ステ
ップS164で所定時間以内にコードを受信ない場合
(ステップS164で判断がNO)もスタート時点にリ
ターンする。
【0022】一方、ステップS156でEGIからの比
較一致の返答がない場合、正規の運転者の操作ではない
と判断してステップS182に進んで、イモビ機能を設
定してイグニッションオンしてもエンジンが停止するよ
うにイモビユニットをロックし、ステップS184でロ
ックコマンドをEGIに送信する。また、ステップS1
66で信号の通信形態が正常でない場合(ステップS1
66で判断がNO)、ステップS36に進み、イモビ機
能を解除して、通常のエンジン制御を可能にする。イモ
ビユニットをロックし、ロックコマンドをEGIに送信
する。
【0023】(未登録のキーによるIDコード登録)運
転者がキーを全て紛失して新しいキーを使用した場合
は、図4に示すステップS12において、トランスポン
ダーからのID返答を受信した場合(ステップS12で
判断がYES)となり、図5AのステップS38に進
む。それ以降の動作は図5Bで説明したステップS14
8〜ステップS180と同様である。
【0024】以上説明したように、イモビユニット側で
の動作手順において、送信機が破壊したことによりID
コードの送信が不能となった場合やキーを全て紛失した
場合でも、所定の操作によりキーの固有コードを簡単に
再設定できると共に、コードを再設定する際の信号の通
信形態が正常な状態か否かを判定することによって、送
信機によるコード送信が不能な状態でもエンジン始動が
可能となる。
【0025】(イモビユニットのみでのIDコード判定
手順)上記実施例では、イモビユニットとEGIユニッ
トの双方でIDコード送信不能時のID登録及びエンジ
ン始動を制御したが、この制御はイモビユニットのみで
実行することも可能である。この場合、イモビユニット
は、ドアスイッチ信号を受信するとイモビユニット内で
その操作がなされたか否かを判断し、更に所定時間以内
に運転者のキーによるイグニッションオン操作がなされ
ると、そのキーから送信される信号の通信形態を正常か
否かを判定する。そして、イモビ側CPU8は、その通
信形態が正常な場合、登録済みのIDコードを消去し、
送信されたIDコードを新規コードとしてEEPROM
5内に登録すると共に、EGIユニット9内のEEPR
OM10にもそのIDコードを登録するようコマンドを
送信する。一方、その通信形態が正常でない場合、操作
者がエンジン始動を要求している状態と判断し、CPU
8においてエンジン始動が許可され、通常のEGI制御
に移行する。
【0026】<EGIユニットでのID判定手順>次
に、EGIユニット側でのIDコードの判定手順を説明
する。図6A、6B、図7は、EGIユニット側でのI
Dコードの判定手順を示すフローチャートである。図6
A、6B、図7において、処理が開始されると、ステッ
プS40で、イモビ機能の解除待ち、且つイモビユニッ
トへのID要求回数がゼロの状態で、タイマによりイグ
ニッションオンから500ミリ秒間のカウントを開始す
る。ステップS42では、イモビ機能が解除されている
か否かを判断する。ステップS42で、イモビ機能が解
除されていない場合(ステップS42での判断がN
O)、ステップS44に進み、イモビ機能が解除されて
いる場合(ステップS42での判断がYES)、後述す
るステップS62に進む。ステップS44では、イモビ
機能が設定されているか否かを判断する。ステップS4
4で、イモビ機能が設定されていない場合(ステップS
44での判断がNO)、ステップS46に進み、イモビ
機能が設定されている場合(ステップS44での判断が
YES)、図15において後述するステップS140に
進む。ステップS46では、所定条件として、エンジン
回転数が500rpm以上、且つ電圧が10V以上であるか否か
を判断する。ステップS46で所定条件を満たす場合
(ステップS46での判断がYES)、ステップS48
に進み、所定条件を満たさない場合(ステップS46で
の判断がNO)、ステップS46の開始時点にリターン
する。ステップS48では、ステップS40で開始した
500ミリ秒のカウントが終了したか否かを判断する。ス
テップS48で500ミリ秒のカウントが終了した場合
(ステップS48での判断がYES)、ステップS50
に進み、ステップS48で500ミリ秒のカウントが終了
していない場合(ステップS48での判断がNO)、ス
テップS48の開始時点にリターンする。ステップS5
0では、EGIユニットからイモビユニットへID要求
を出す。その後、ステップS52に進み、イモビユニッ
トからEGIユニットへIDコードの返答があるか否か
を判定する。ステップS52でイモビユニットからID
コードの返答があると判断された場合(ステップS52
での判断がYES)、ステップS53に進み、EGI側
のRAM11に一時的に格納する。その後、ステップS
56に進む。ステップS56では、EGIユニットに内
蔵されたEEPROMにIDコードが登録されているか
否かを判定する。具体的には、IDコードデータがゼロ
又はF以外の値であるか否かを判定する。ステップS5
6で、EGIユニットのEEPROMにIDコードが登
録済みの場合(ステップS56での判断がYES)、ス
テップS58に進む。ステップS58では、イモビユニ
ットから追加書き込みコマンドを受信したか否かを判定
する。尚、ステップS58での判断がYESの場合であ
る追加書き込みコマンドについては、後述するのでここ
での説明は省略する。ステップS58で追加書き込みコ
マンドを受信していない場合(ステップS58での判断
がNO)、ステップS60に進み、RAMに格納された
IDコードがEGIユニットのEEPROMに登録され
たIDコードに一致しているか否かを判定する。ステッ
プS60でRAMに格納されたIDコードがEGIユニ
ットのEEPROMに登録されたIDコードに一致して
いると判断された場合(ステップS60での判断がYE
S)、ステップS62に進み、イモビ機能を解除して通
常のEGI制御を実行する。また、ステップS60にお
いて、RAMに格納されたIDコードがEGIユニット
のEEPROMに登録されたIDコードに一致していな
い場合(ステップS60での判断がNO)、ステップS
64に進む。ステップS64では、EGIに内蔵された
EEPROM内に格納されたIDコードがユニットメー
カ側で設定されたIDコード(メーカコード)であるか
否かを判定する。ステップS64で、EEPROMに格
納されたIDコードがメーカコードである場合(ステッ
プS64で判断がYES)、図8のステップS66に進
む。また、EEPROMに格納されたIDコードがメー
カコードでない場合(ステップS64で判断がNO)、
後述の図6BのステップS200に進む。
【0027】<EGIユニットでの初期書き込み手順>
次に、図8のフローチャートを参照して、EGIユニッ
トでの初期書き込み手順について説明する。図8におい
て、図7で説明したステップS56で、EGIユニット
のEEPROMにIDコードが登録されていない場合
(ステップS56での判断がNO)、ステップS66に
進む。ステップS66では、EGIユニットによるイモ
ビユニットへのIDコード要求が2回以上行われたか否
かを判断する。ステップS66で、IDコード要求が2
回以上行われた場合(ステップS66での判断がYE
S)、ステップS68に進み、IDコード要求が2回以
上行われていない場合(コード要求が1回でステップS
66での判断がNO)、図6AのステップS50にリタ
ーンする。ステップS68では、RAMに格納された2
つのIDコードが2回とも同一のものであるか否かを判
断する。ステップS68でRAMに格納されたIDコー
ドが2回とも同一のものである場合(ステップS68で
の判断がYES)、ステップS70に進み、EGIユニ
ットのRAMに格納されたIDコードをEEPROMに
登録する。しかる後に、図7のステップS62にリター
ンする。一方、ステップS68で、RAMに格納された
2つのIDコードが同一のものでない場合(ステップS
68での判断がNO)、図6AのステップS50にリタ
ーンする。
【0028】以上、図6A、図7、図8で説明した手順
が、EGIユニット側でのID判定及びIDコードの初
期書き込み手順である。図9は、前述したIDコード判
定手順におけるトランスポンダー、イグニッションスイ
ッチ、イモビユニット、EGIユニットの各動作を示す
タイミングチャートである。また、図10は、初期書き
込み手順におけるトランスポンダー、イグニッションス
イッチ、イモビユニット、EGIユニットの各動作を示
すタイミングチャートである。
【0029】以上のように、工場でのテスト段階ではイ
モビユニットメーカやEGIユニットメーカ毎にメーカ
コードを設定しておき、アッセンブリ後にディーラ等
で、再度IDコードを設定できるので、量産性の優れた
ユニットにすることができる。 <IDコード送信不能時のEGI側でのID判定手順>
次に、前述のトランスポンダー故障によるIDコード送
信不能時のEGI 側でのIDコード判定手順を説明す
る。図6Bは、送信不能時のイモビユニット側でのID
コードの判定手順を示すフローチャートである。図6A
に示すステップS52において、イモビユニットからの
ID返答を受信しなかった場合(ステップS52で判断
がNO)、ステップS54に進み、イモビユニットから
コード比較コマンドを受信したか否かを判定する。ステ
ップS54でコマンドを受信した場合(ステップS54
で判断がYES)、ステップS55に進む。ステップS
55では、イモビユニットから送信される第3のコード
の受信を待つ。ステップS55で、イモビユニットから
送信される第3のコードの受信を受信すると(ステップ
S55で判断がYES)、図6BにステップS200に
進む。尚、ステップS54、55でいずれも判断がNO
の場合はステップS52にリターンする。図6Bに示す
ステップS200では、ステップS54でのコード比較
コマンドに従って、イモビユニットから送信された第3
コードがEGIユニット側に格納されている第4のコー
ドに一致するか否かを判定する。この第4のコードは、
トランスポンダーからのIDコード送信不能状態で運転
者により所定の操作がなされた場合をEGI側で判断す
るためのコードである。さて、ステップS200で第3
コードがEGIユニット側に格納されている第4のコー
ドに一致する場合(ステップS200で判断がYE
S)、ステップS202に進む。ステップS202で
は、イモビユニットにコード一致の返答を送信する。そ
の後、ステップS204に進み、イモビユニットからの
イモビ機能解除コマンドを待つ。ステップS204で解
除コマンドを受信すると(ステップS204で判断がY
ES)、ステップS206に進んで、イモビ機能を解除
する。次に、ステップS208で、イモビユニットから
のIDコードクリアコマンドを待つ。ステップS208
でクリアコマンドを受信したと判断された場合(ステッ
プS208で判断がYES)、ステップS210に進ん
で、EGI側のEEPROM10に既に登録済みのID
コードをクリアする。その後、ステップS212に進
み、イモビユニットからのIDコード書き込みコマンド
を待つ。ステップS214で書き込みコマンドを受信し
たと判断された場合(ステップS212で判断がYE
S)、ステップS214に進んで、EGI側のEEPR
OM10に新規キーのIDコードを登録する。その後、
ステップS216に進み、イモビユニット側にID登録
の返答を送信し、図6Aの開始時点にリターンする。
【0030】一方、ステップS200で第3コードがE
GIユニット側に格納されている第4のコードに一致い
ない場合(ステップS200で判断がNO)、ステップ
S218に進む。ステップS218では、イモビユニッ
トにコード不一致の返答を送信する。その後、ステップ
S220に進み、イモビユニットからのイモビ機能設定
コマンドを待つ。ステップS220で解除コマンドを受
信すると(ステップS220で判断がYES)、ステッ
プS222に進んで、イモビ機能を設定した後、図6A
の開始時点にリターンする。
【0031】<追加書き込み手順>次に、登録されたI
Dコードの書き換え手順について説明する。これは、例
えば、異なるIDコードを有するトランスポンダー1、
2、3、4(具体的には、ID1、ID2、ID3、I
D4を夫々有するキー1、2、3、4)のなかで、キー
2、3、4を盗難又は紛失し、第3者に、これらの紛失
したキーを利用して、自動車を盗まれないようにするた
めに、新たなキー5、6、7を用意して、イモビユニッ
ト及びEGIユニットに登録されているIDコードを変
更する場合に利用する機能である。図11は、すでに登
録されたIDコードを書き換えるときの手順を説明する
図である。図11を参照して、仮にIDコードとしてI
D1、ID2、ID3、ID4が登録されていたものを
ID1、ID5、ID6、ID7に変更する場合を説明
する。図11において、キー1は、コード変更前に登録
されていたIDコードが有効であるので、最初にキー1
を用いる。先ず、キー1をキー穴に差し込んでエンジン
始動し、イモビ機能を解除した後に、イグニッションス
イッチを5回オン、オフさせる。この操作によって、イ
モビユニットは追加書き込みモードに切り換わり、イモ
ビユニット、EGIユニットの各々に内蔵されたEEP
ROMに登録されたコードID1〜ID4のなかでキー
1以外のIDコードをクリアする。その後、キー1を抜
き、所定時間以内(4秒程度)にID5のキー5を挿入
すると、イモビユニットからトランスポンダー5、EG
Iユニットからイモビユニットに夫々ID要求が出され
ているので、トランスポンダー5は、それ自身のID5
をイモビユニットに送信する。イモビユニットでは、I
D5のコードを受信して、内蔵されたEEPROMに登
録する。その後、イモビユニットは、EGIユニットか
らのID要求にしたがって、ID1とID5とをEGI
ユニット側に送信する。EGIユニットでは、ID1と
ID5のコードを受信して、内蔵されたEEPROMに
登録する。その後、イモビユニットにID返答し、再び
ID要求を出す。この時点では、イモビユニット及びE
GIユニットに登録されているIDコードは、ID1と
ID5の2つである。
【0032】以下、同様の手順によって、ID5のキー
5を抜いた後、所定時間以内にID6のキー6を挿入す
ると、イモビユニットからトランスポンダー6、EGI
ユニットからイモビユニットに夫々ID要求が出されて
いるので、トランスポンダー6は、それ自身のID6を
イモビユニットに送信する。EGIユニットからID要
求がイモビユニット側に出されているので、新たなID
6をイモビユニット側に送信する。イモビユニットで
は、ID6のコードを受信して、内蔵されたEEPRO
Mに登録する。その後、イモビユニットは、EGIユニ
ットからのID要求にしたがって、ID1とID5とI
D6とをEGIユニット側に送信する。EGIユニット
では、ID1とID5とID6とのコードを受信して、
内蔵されたEEPROMに登録する。その後、イモビユ
ニットにID返答し、再びID要求を行う。この時点で
は、EGIユニットに登録されているIDコードは、I
D1とID5とID6の3つである。
【0033】同様に、ID6のキー6を抜いた後、所定
時間以内にID7のキー7を挿入すると、イモビユニッ
トからトランスポンダー7、EGIユニットからイモビ
ユニットに夫々ID要求が出されているので、トランス
ポンダー7は、それ自身のID7をイモビユニットに送
信する。また、EGIユニットからID要求がイモビユ
ニット側に出されているので、新たなID7をイモビユ
ニット側に送信する。イモビユニットでは、ID7のコ
ードを受信して、内蔵されたEEPROMに登録する。
その後、イモビユニットは、EGIユニットからのID
要求にしたがって、ID1とID5とID6とID7と
をEGIユニット側に送信する。EGIユニットでは、
ID1とID5とID6とID7のコードを受信して、
内蔵されたEEPROMに登録する。その後、イモビユ
ニットにID返答する。この時点で、EGIユニットに
登録されているIDコードは、ID1とID5とID6
とID7の4つとなりIDコードの変更がすべて終了し
たことになる。
【0034】<イモビユニットでの追加書き込み手順>
次に、イモビユニットでの具体的な追加書き込み手順に
ついて説明する。図12〜図14はイモビユニット側で
の追加書き込み手順を示すフローチャートである。図1
2〜図14において、処理が開始されると、ステップS
80でトランスポンダーによってイグニッションスイッ
チがオンされたか否かを判定する。イグニッションスイ
ッチがオンされた場合(ステップS80での判断がYE
S)、ステップS82に進み、オンされていないと判断
された場合(ステップS80での判断がNO)、スター
ト時点にリターンする。ステップS82では、エンジン
スタートの後所定条件(回転数500rpm,電圧10V以上)を
満足しているか否かを判断する。ステップS82で、所
定条件を満足している場合(ステップS82での判断が
YES)、ステップS84に進む。一方、ステップS8
2で所定条件を満足していない場合(ステップS82で
の判断がNO)、ステップS82の開始時点にリターン
する。ステップS84では、EGIユニット側からID
要求が出されるか否かを判断する。ステップS84でE
GIユニット側からID要求が出される場合(ステップ
S84での判断がYES)、ステップS86に進む。一
方、ステップS84でEGIユニット側からID要求が
出されていない場合(ステップS84での判断がN
O)、ステップS84の開始時点にリターンする。ステ
ップS86では、ステップS84でのID要求を受け
て、トランスポンダーにID要求を出す。その後に、ス
テップS88に進む。ステップS88では、トランスポ
ンダーからのID返答を受信したか否かを判断し、返答
を受信した場合(ステップS88での判断がYES)、
ステップS90に進み、返答を受信しなかった場合(ス
テップS88で判断がNO)、ステップS88の開始時
点にリターンし、この動作を所定回数以上、又は所定時
間以上経過した後に、イモビ機能を設定する。ステップ
S90では、ステップS84でのEGIユニットからの
ID要求に対する返答をEGIユニットに送信する。そ
の後、ステップS92に進む。ステップS92では、イ
モビユニットからEGIユニットにID要求を出す。ス
テップS94では、EGIユニットからIDコード一致
の返答を受信したか否かを判断する。ステップS94
で、EGIユニットからIDコード一致の返答を受信し
た場合(ステップS94での判断がYES)、ステップ
S96に進む。また、ステップS94で、EGIユニッ
トからIDコード一致の返答を受信していない場合(ス
テップS94での判断がNO)、ステップS94の開始
時にリターンすると共に、所定回数以上、又は所定時間
以上経過した後に、イモビ機能を設定する。ステップS
96では、EGIユニットからのID一致の返答にした
がって、差し込まれたキーで、イグニッションスイッチ
を5回オン、オフさせたか否かを判定する。ステップS
96でイグニッションスイッチを5回オン、オフさせた
ならば(ステップS96での判断がYES)、ステップ
S98に進み、イグニッションスイッチを5回オン、オ
フさせなかったならば(ステップS96での判断がN
O)、IDの追加書き込み処理は行われず、ステップS
80にリターンする。ステップS98では、所定時間
(例えば、4秒程度)以内に5回オン、オフさせたキー
が抜かれ、別のIDを有するキーが挿入され、イグニッ
ションスイッチをオンされたか否かを判定する。ステッ
プS98で、イグニッションスイッチをオンされた場合
(ステップS98での判断がYES)、ステップS10
0に進み、イグニッションスイッチをオンされない場合
(ステップS98での判断がNO)、IDの追加書き込
み処理は行われず、ステップS80にリターンする。そ
の後、ステップS100で、イモビユニットに内蔵され
たタイマをリセットすると共に、ステップS102で、
タイマをスタートする。しかる後に、ステップS104
に進む。ステップS104では、EGIユニットからI
D要求を受信したか否かを判断する。ステップS104
で、EGIユニットからID要求を受信している場合
(ステップS104での判断がYES)、ステップS1
06に進む。一方、ステップS104で、EGIユニッ
トからID要求を受信していない場合(ステップS10
4での判断がNO)、ステップS104の開始時にリタ
ーンする。ステップS106では、EGIユニットから
のID要求に対してID返答を送信すると共に、ステッ
プS108では、追加書き込みコマンドをEGIユニッ
トに送信する。ステップS110では、EGIユニット
からのID要求によってトランスポンダーにID要求を
送信する。その後、ステップS112では、ステップS
110でのID要求に対するトランスポンダーからの返
答を受信したか否かを判断する。ステップS112にお
いて、トランスポンダーからの返答を受信した場合(ス
テップS112での判断がYES)、ステップS114
に進む。一方、ステップS112において、トランスポ
ンダーからの返答を受信していない場合(ステップS1
12での判断がNO)、ステップS112の開始時点に
リターンする。その後、ステップS114に進む。ステ
ップS114では、トランスポンダー(別のキー)から
送信されたIDコードをイモビユニットのRAMに格納
する。その後、ステップS116において、前のステッ
プS104〜ステップS114までの処理を再度繰り返
し、RAM内に格納された2つのIDコードを照合し、
ステップS118で、RAMに格納された2つのIDコ
ードが一致しているか否かを判断する。ステップS11
8で、RAMに格納された2つのIDコードが一致して
いる場合(ステップS118での判断がYES)、ステ
ップS120に進む。一方、ステップS118で、RA
Mに格納された2つのIDコードが一致していない場合
(ステップS118での判断がNO)、ステップS11
0に進む。ステップS120では、イモビユニットのR
AM内に格納されたIDコードをEGIユニットに送信
する。その後、ステップS122において、EGIユニ
ットでは、内蔵されたEEPROMにIDコードを登録
すると共に、イモビユニットでは、EGIユニットから
追加書き込みOKの返答を受信したか否かを判断する。
ステップS122で、EGIユニットから追加書き込み
OKの返答を受信した場合(ステップS122での判断
がYES)、ステップS124に進む。一方、ステップ
S122で、EGIユニットから追加書き込みOKの返
答を受信しない場合(ステップS122での判断がN
O)、ステップS122の開始時にリターンする。ステ
ップS124では、所定時間(例えば、5秒程度)以上
経過したか否かを判定する。ステップS124で所定時
間経過した場合(ステップS124で判断がYES)、
ステップS80にリターンし、更にIDコードの追加書
き込みを実行するか又はIDコード判定を行う。また、
ステップS124で所定時間経過しない場合(ステップ
S124で判断がNO)、ステップS126に進み、イ
グニッションスイッチがオフの状態か否かを判定する。
ステップS126で、イグニッションスイッチがオフの
状態の場合(ステップS126での判断がYES)、ス
テップS98にリターンする。また、ステップS126
で、イグニッションスイッチがオフされていない状態の
場合(ステップS126での判断がNO)、ステップS
124にリターンする。
【0035】<EGIユニットでの追加書き込み手順>
次に、EGIユニットでのIDコードの追加書き込み手
順について説明する。図15はEGIユニット側での追
加書き込み手順を示すフローチャートである。尚、この
EGIユニットでの追加書き込み手順では、前述の図
6、図7に示すフローチャートのステップS40〜ステ
ップS58間での処理は同一であるので、説明は省略す
る。即ち、図7に示すステップS58において、EGI
ユニットが追加書き込みコマンドを受信した場合(ステ
ップS58での判断がNO)、図15に示すステップS
130に進む。このステップS130から追加書き込み
処理が開始され、ステップS130では、イモビユニッ
トに対してID要求を出す。ステップS132では、ス
テップS130において送信されたID要求に対する返
答をイモビユニットから受信したか否かを判定する。ス
テップS132において、ID返答をイモビユニットか
ら受信した場合(ステップS132での判断がYE
S)、ステップS134に進む。一方、ステップS13
2で、ID返答をイモビユニットから受信しない場合
(ステップS132での判断がNO)、ステップS13
2の開始時点にリターンする。その後、ステップS13
4では、イモビユニットから受信した1つ又はそれ以上
のIDコードの中にEGIユニットのEEPROMに登
録されたIDコードと同一のコードがあるか否かを判定
する。ステップS134で、同一のコードがある場合
(ステップS134での判断がYES)、ステップS1
36に進み、同一のコードがない場合(ステップS13
2での判断がNO)、ステップS140に進んでイモビ
機能を設定した後、図6に示すステップS40にリター
ンする。ステップS136では、EGIユニットのEE
PROMに新しいIDコードを登録する。ステップS1
36での新しいIDコードとは、ステップS134にお
いて判定された同一のコード以外のIDコードを意味す
る。その後、ステップS138では、IDコードの追加
書き込みOKコマンドをイモビユニットに送信し、前述
の図7のステップS62に進み、その後の処理は、図
6、図7で説明した手順と同様である。
【0036】以上説明した手順によって、イモビユニッ
ト、EGIユニットでのIDコードの追加書き込みを行
う。尚、図6のステップS50以降の処理と図13のス
テップS104以降の処理とは、各ユニット間で同期し
ている。図16は、キーの追加(IDコードの変更、追
加書き込み)手順におけるトランスポンダー、イグニッ
ションスイッチ、イモビユニット、EGIユニットの各
動作を示すタイミングチャートである。図16に示すよ
うに、図12〜図14で説明したステップS96でのイ
グニッションスイッチのオン、オフのタイミングは、2
秒程度であり、5回動作を行って4秒以内に追加のキー
の入れ替えを行う。
【0037】(実施例の効果)以上のように、送信機が
破壊したことによりIDコードの送信が不能となった場
合でも運転者によって所定の操作を行えば、その送信不
能なキーを用いてエンジン始動を行なうことができ、キ
ーを全て紛失した場合でもIDコードが登録されていな
い新規のキーを用いて所定の操作を行うことにより、そ
のキーの固有コードの再設定を簡単に行え、エンジン始
動を行える。
【0038】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。例えば、本実施例の盗難防止装置はイモビユニット
とEGIユニットとの両方の装置で実現するものである
が、いずれか一方の装置で処理を行うようにしたシステ
ムを構築してもよい。
【0039】例えば、IDコードの判定や、送信機故障
時においてIDコードを再設定する際の所定操作及びタ
イミング時間等は任意に設定できるものであることは言
うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の車両の盗難
防止装置によれば、キーに固有コードを設け、送信機か
ら送信されるコードの真偽を判定することにより、第3
者によるキーの使用を防止して車両の盗難を防止すると
共に、送信機が破壊したことによりIDコードの送信が
不能となった場合でも運転者によって所定の操作を行え
ば、その送信不能なキーを用いてエンジン始動を行なう
ことができ、キーを全て紛失した場合でもIDコードが
登録されていない新規のキーを用いて所定の操作を行う
ことにより、そのキーの固有コードの再設定を簡単に行
え、エンジン始動を行える車両の盗難防止装置を提供す
ることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例の車両の盗難防止装置の
システムブロック図である。
【図2】ある固有のIDデータを有するトランスポンダ
ー1のIDデータの判定手順を説明する図である。
【図3】本実施例の盗難防止装置のアッセンブリ工場で
のIDデータの初期書き込み手順を説明する図である。
【図4】イモビユニット側でのIDコードの判定及び初
期書き込み手順を示すフローチャートである。
【図5A】イモビユニット側でのIDコードの判定及び
初期書き込み手順を示すフローチャートである。
【図5B】IDコード送信不能時におけるイモビユニッ
ト側でのIDコードの判定及び書き込み手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6A】EGIユニット側でのIDコードの判定手順
を示すフローチャートである。
【図6B】IDコード送信不能時におけるEGIユニッ
ト側でのIDコードの判定及び書き込み手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】EGIユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図8】EGIユニットでの初期書き込み手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】IDコード判定手順におけるトランスポンダ
ー、イグニッションスイッチ、イモビユニット、EGI
ユニットの各動作を示すタイミングチャートである。
【図10】IDコードの初期書き込み手順におけるトラ
ンスポンダー、イグニッションスイッチ、イモビユニッ
ト、EGIユニットの各動作を示すタイミングチャート
である。
【図11】すでに登録されたIDコードを書き換えると
きの手順を説明する図である。
【図12】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図13】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図14】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図15】EGIユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図16】キーの追加(IDコードの変更、追加書き込
み)手順におけるトランスポンダー、イグニッションス
イッチ、イモビユニット、EGIユニットの各動作を示
すタイミングチャートである。
【図17】エンジンキーによる疑似コードの設定方法の
一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…トランスポンダー、2…イグニッションコイルアン
テナ、3…アンプ、4…イモビユニット、5…イモビユ
ニット側EEPROM、6…イモビ側RAM、7…イモ
ビ側タイマ、8…イモビ側CPU、9…EGIユニッ
ト、10…EGIユニット側EEPROM、11…EG
Iユニット側RAM、12…EGIユニット側タイマ、
13…EGIユニット側CPU、14…イモビユニット
側電源、15…EGIユニット側電源。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/12 (72)発明者 田川 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機側からの第1のコードを受信する
    と共に、該第1のコードと受信機側に記憶した第2のコ
    ードとを比較し、該第1と第2のコードとが一致した場
    合にエンジン始動を許可し、不一致の場合にエンジン始
    動を禁止するコード判定部と、前記コード判定手段の判
    定結果に基づいて前記エンジン始動を実行するエンジン
    制御部とを備える車両の盗難防止装置であって、 前記コード判定部とエンジン制御部とは、 運転者により所定操作がなされたか否かを判定する手段
    と、 前記所定操作がなされない場合、前記エンジン始動を禁
    止する手段と、 前記所定操作がなされた場合、前記送信機から送信され
    るコードの通信形態を検出する手段と、 前記通信形態が正常な場合、前記送信機から送信される
    コードを前記エンジン制御部に記憶させ、 前記通信形態が正常でない場合、前記エンジン始動を許
    可するように前記エンジン制御部を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする車両の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記コード判定部は、前記所定操作がな
    された場合、第3のコードを前記エンジン制御部に送信
    し、前記エンジン制御部は、前記第3のコードと該エン
    ジン制御部に記憶された第4のコードとを比較する手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の車両の盗
    難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のコードと第3のコードとは、
    同一のコードであることを特徴とする請求項2に記載の
    車両の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記送信機は、エンジンキーと一体に形
    成され、前記第1のコード又は第3のコードは、該エン
    ジンキーから送信されることを特徴とする請求項3に記
    載の車両の盗難防止装置
  5. 【請求項5】 前記所定操作とは、エンジンキーによる
    イグニッションスイッチのオン、オフ操作であることを
    特徴とする請求項1に記載の車両の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記所定操作とは、運転者によるドアス
    イッチ操作であることを特徴とする請求項1に記載の車
    両の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 前記所定操作とは、運転者によるブレー
    キスイッチ操作であることを特徴とする請求項1に記載
    の車両の盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 送信機側からの第1のコードを受信する
    と共に、該第1のコードと受信機側に記憶した第2のコ
    ードとを比較し、該第1と第2のコードとが一致した場
    合にエンジン始動を許可し、不一致の場合にエンジン始
    動を禁止するコード判定部と、エンジン制御部とを備え
    る車両の盗難防止装置であって、 前記コード判定部は、 運転者により所定操作がなされたか否かを判定する手段
    と、 前記所定操作がなされない場合、前記エンジン始動を禁
    止する手段と、 前記所定操作がなされた場合、前記送信機から送信され
    るコードの通信形態を検出する手段と、 前記通信形態が正常な場合、前記送信機から送信される
    コードを記憶し、 前記通信形態が正常でない場合、前記エンジン始動を許
    可するように制御する制御手段とを具備することを特徴
    とする車両の盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 前記送信機は、エンジンキーと一体に形
    成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両の
    盗難防止装置
  10. 【請求項10】 前記所定操作とは、前記エンジンキー
    によるイグニッションスイッチのオン、オフ操作である
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両の盗難防止装
    置。
  11. 【請求項11】 前記所定操作とは、運転者によるドア
    スイッチ操作であることを特徴とする請求項8に記載の
    車両の盗難防止装置。
  12. 【請求項12】 前記所定操作とは、運転者によるブレ
    ーキスイッチ操作であることを特徴とする請求項8に記
    載の車両の盗難防止装置。
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