JPH084817B2 - 圧延ラインにおけるミルペーシング制御装置 - Google Patents

圧延ラインにおけるミルペーシング制御装置

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JPH084817B2
JPH084817B2 JP2308010A JP30801090A JPH084817B2 JP H084817 B2 JPH084817 B2 JP H084817B2 JP 2308010 A JP2308010 A JP 2308010A JP 30801090 A JP30801090 A JP 30801090A JP H084817 B2 JPH084817 B2 JP H084817B2
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rolling mill
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鶴田  誠
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Mitsubishi Electric Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/005Control of time interval or spacing between workpieces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、熱間圧延ラインにおけるミルペーシング
制御装置に関するものである。
【従来の技術】
第3図は、例えば、特開昭62−289308号公報に示され
た従来の熱間圧延ラインにおけるミルペーシング制御方
法を示すブロック図であり、図において、1は加熱炉、
2は加熱される粗圧延機、3はクロップシャー、4は仕
上圧延機、5はコイラーである。この熱間圧延ラインの
場合は、加熱炉1から粗圧延機2の最終スタンドまでを
粗圧延ゾーンに、粗圧延機2の最終スタンドからの所要
の距離を隔てたクロップシャー3までをバッファーゾー
ンに、また、クロップシャー3から仕上圧延機4を経て
コイラー5までを仕上圧延ゾーンに夫々分割している。
6は対象圧延機搬送予測計算機、7は先行圧延機搬送予
測計算機、8は記憶装置、9は制御条件測定機、10は対
象圧延機の仕上圧延機への噛込み時刻計算機である。 次に仕上圧延ゾーンにおける圧延材の搬送予測につい
て説明する。まず、先行圧延材が或る適当な位置、例え
ば、クロップシャー3の位置にくると先行圧延材搬送予
測計算機7が起動して計算を開始する。この計算機7は
計算開始時に仕上圧延機4の各スタンドにおける回転
数,板厚,先進率,板幅,搬送パターン等に関する情報
を採取して処理する機能、及び、得られた情報から圧延
材の搬送パターンを作成して時間計算を行う機能を格納
している。 更に、時間計算においては、矢印で示す如く、熱間圧
延ライン上に細かくチェックポイントを設け、圧延材の
先端と尾端とについて夫々が次のチェックポイントに到
達する時間を搬送パターンに基いて計算する。搬送の状
態は、先端があるチェックポイントをオンするか、また
は尾端があるチェックポイントをオフにするかによって
変化する。従って、先端または、尾端が次のチェックポ
イントに達したところで、搬送状態(搬送の加速度)が
変化するか否かを判別しながら、先行圧延材尾端のチェ
ックポイント所要時間を計算する。 この計算は、先行圧延材がコイラー5に巻取り完了に
なるまで行われる。 その一方で、対象圧延材がある適当な位置、例えば粗
圧延機2の最終スタンドの位置にきたところで、先行圧
延材の場合と同様にして、先端がコイラー5に巻付き始
めるまで、対象圧延材搬送予測計算機6によって対象圧
延材先端のチェックポイント所要時間(あるチェックポ
イントに到達した圧延材が、そのチェックポイントから
他のチェックポイントに行くまでに要する時間)を計算
する。 このようにして求めた先行圧延材尾端、および対象圧
延材先端の各チェックポイント所要時間を記憶装置8に
記憶させておくと共に、記憶装置8からの各チェックポ
イント所要時間と、各チェックポイントにおける制約条
件を設定してある制約条件設定器9からの各種の制約条
件とを用いて噛込み時刻計算機10により対象圧延材の仕
上圧延機4における第1スタンドへの噛込み時刻を算出
する。 また、粗圧延ゾーンでの搬送予測は、仕上圧延ゾーン
での搬送予測方法と同様にして行うが、圧延材が加熱炉
在炉時の粗圧延スケジュール計算の実施は避け、加熱炉
出側から粗圧延機の第1スタンドまでの区間と、粗圧延
機の第1スタンドから粗圧延機の最終スタンドまでの区
間とに分けて前者の区間では、回帰モデルを用いて搬送
時間を予測し、後者の区間では、粗圧延スケジュールに
より得られている搬送スケジュール及び圧延スケジュー
ルを用いて搬送時間を予測している。
【発明が解決しようとする課題】 従来の圧延ラインにおけるミルペーシング制御方法は
以上のように行われているので、ラインを粗圧延ゾー
ン,バッファーゾーン,仕上圧延ゾーンの3ゾーンに分
け、それぞれ粗圧延ゾーンでは加熱炉からの抽出ピッチ
で取り出し仕上圧延ゾーンでは仕上スタンドへの噛み込
みピッチで取り出し、該粗圧延ゾーンと仕上圧延ゾーン
の中間をバッファーゾーンにし搬送時間予測誤差修正の
バッファーとして制御するので、ライン上のきめ細かな
制御という点からみると粗圧延ゾーンの充分な制御が行
えないなどの課題があった。 また、他の方法として、加熱炉在炉時に、粗圧延機あ
るいは仕上圧延機での圧延スケジュールを計算して圧延
材の加熱炉抽出後の搬送予測を行ない、それにより、抽
出時刻を決定するという方法もあるが、この計算だけで
はスケジュール計算による誤差搬送予測モデルの誤差な
どが累積され、予測と実績との誤差が大きくなり、充分
な制御が行われないなどの課題があった。 この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、圧延ラインを搬送される各圧延材が他の圧
延材と衝突するトラブルを起すことなく、圧延材の生産
性を向上させることができる圧延ラインにおけるミルペ
ーシング制御装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る圧延ラインにおけるミルペーシング制
御装置は、スケジューラにより予測された先行する圧延
材の尾端位置に基づいて起動ポイントに到達した圧延材
と先行する圧延材の位置関係を把握し、起動ポイントに
到達した圧延材が圧延機の出側でその先行する圧延材に
衝突しない圧延機の噛み込みピッチを計算するようにし
たものである。
【作用】
この発明における圧延ラインにおけるミルペーシング
制御装置は、スケジューラにより予測された先行する圧
延材の尾端位置に基づいて起動ポイントに到達した圧延
材と先行する圧延材の位置関係を把握し、起動ポイント
に到達した圧延材が圧延機の出側でその先行する圧延材
に衝突しない圧延機の噛み込みピッチを計算するように
したことにより、各圧延材が他の圧延材と衝突すること
なく、各圧延材を圧延機に噛み込ませることができるよ
うになる。
【発明の実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。 図中、第3図と同一の部分は同一の符号をもって図示
した第1図において、11は加熱炉1から粗圧延ゾーンに
搬入される圧延材、12はこの圧延材11の1つ以前に搬出
された先行材、131〜13nは粗圧延機21〜2nの各手前に設
けた起動ポイント、141〜14n+1は加熱炉1及び粗圧延機
21〜2nの出力側に設けた出側テーブル(因に、出側テー
ブルは、各圧延材を搬送する搬送台であって、図示せぬ
複数のモータによって駆動される)、15は例えば、起動
ポイント131から先行材12の通過検出信号を受信して搬
送スケジューリングを行う先行材尾端搬送スケジュー
ラ、16は圧延材先端搬送スケジューラ、17は各圧延機の
噛込みピッチ計算装置、18は圧延材11の噛み込み制御装
置である。 次に第1図の動作を第2図のフローチャートを参照し
て以下に説明する。まず、この発明においては、粗圧延
ゾーンを各粗圧延機21〜2n毎に分割し、粗圧延ゾーンの
後段に待機ゾーンを設ける(因に、待機ゾーンを設けて
いる理由は、粗圧延ゾーンで圧延材が予測よりも早く圧
延される場合、あるいは、仕上圧延ゾーンで圧延材が予
測よりも遅く圧延される場合、待機ゾーンがまったくな
いと、先行する圧延材の尾端と後行する圧延材の先端が
衝突するおそれがあるからである。各粗圧延ゾーンにお
いては、圧延材が必ずしも1本だけ存在するとは限らず
N本存在する可能性もあるのでお互いが干渉せずに円滑
な搬送が行えるようにするため、例えば、圧延材11が起
動ポイント131に達するのを確認すると(ステップST
1)、各粗圧延機の噛み込み動作前に圧延材11より前に
存在する圧延材12(以下、先行材という)との位置関係
(動き)を予測して圧延材11を粗圧延機21に噛み込ませ
るようにする(ステップST2)。この時、先行材と衝突
をするとミルラインでのトラブル発生の原因となる。ま
た安全サイドで噛み込みを遅くすると生産量が低下する
原因にもなる。従って、各粗圧延機21〜2n及び仕上げ圧
延機4に圧延材が噛み込む前のある適当な位置(起動ポ
イント)131〜13nに該圧延材11が到達した時に先行材尾
端搬送スケジューラ15によって圧延材12の尾端位置を予
測する。また、圧延材先端搬送スケジューラ16によって
先端の搬送スケジュールを行い、圧延材11の出側テーブ
ル141〜14n+1で圧延材同志が衝突しない噛み込みピッチ
を噛み込みピッチ計算装置17で求め、その噛み込みピッ
チで圧延機に圧延材を噛み込ませるように噛み込み制御
装置18により制御するものである(ステップST3)。仕
上圧延機4で先行材12が圧延されている時には粗最終圧
延機に対し圧延材11の噛み込みピッチを前述の噛み込み
制御装置18による制御と同様に行うため先行材尾端搬送
スケジューラ15によるスケジュール計算を行い尾端の搬
送スケジュール及び圧延材先端搬送スケジューラ16によ
る粗スケジュール計算を行い尾端の搬送スケジュールよ
り噛み込みピッチ計算装置17で噛み込みピッチを求めて
噛み込み制御装置18で制御する(ステップST4)。上記
動作を各粗圧延機21〜2nにおいて作業終了まで繰え返す
(ステップST5)。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スケジューラによ
り予測された先行する圧延材の尾端位置に基づいて起動
ポイントに到達した圧延材と先行する圧延材の位置関係
を把握し、起動ポイントに到達した圧延材が圧延機の出
側でその先行する圧延材に衝突しない圧延機の噛み込み
ピッチを計算するように構成したので、各圧延材が他の
圧延材と衝突するトラブルを起すことなく、圧延材の生
産性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるミルペーシング制御
装置のブロック図、第2図は第1図の動作を示すフロー
チャート、第3図は従来のミルペーシング制御方式のブ
ロック図である。 図において、1は加熱炉、21〜2nは粗圧延機、4は仕上
圧延機、15は先行材尾端搬送スケジューラ、16は当該圧
延材先端搬送スケジューラ、17は噛み込みピッチ計算装
置、18は噛み込み制御装置である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延ライン上を搬送される複数の圧延材を
    圧延する圧延機の手前に設置された起動ポイントに何れ
    かの圧延材の先端が到達すると、当該圧延材の前を先行
    する圧延材の尾端位置を予測するスケジューラと、上記
    スケジューラにより予測された先行する圧延材の尾端位
    置に基づいて上記起動ポイントに到達した圧延材と先行
    する圧延材の位置関係を把握し、上記起動ポイントに到
    達した圧延材が上記圧延機の出側でその先行する圧延材
    に衝突しない圧延機の噛み込みピッチを計算する噛み込
    みピッチ計算装置と、上記圧延機の噛み込みピッチが上
    記噛み込みピッチ計算装置により計算された噛み込みピ
    ッチに一致するように、上記起動ポイントに到達した圧
    延材を上記圧延機に噛み込ませる噛み込み制御装置とを
    備えた圧延ラインにおけるミルペーシング制御装置。
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