JPH0847708A - 油圧圧下装置の制御方法 - Google Patents
油圧圧下装置の制御方法Info
- Publication number
- JPH0847708A JPH0847708A JP6184484A JP18448494A JPH0847708A JP H0847708 A JPH0847708 A JP H0847708A JP 6184484 A JP6184484 A JP 6184484A JP 18448494 A JP18448494 A JP 18448494A JP H0847708 A JPH0847708 A JP H0847708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- response
- command value
- reduction
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧圧下系の応答遅れを補償し、圧下精度を
向上させる。 【構成】 圧延機等の油圧圧下系において、制御周期と
圧下系の時定数を考慮することにより、油圧圧下系の1
次遅れの応答を補償するような圧下位置指令値を演算
し、出力することにより、圧下精度の向上を図る。
向上させる。 【構成】 圧延機等の油圧圧下系において、制御周期と
圧下系の時定数を考慮することにより、油圧圧下系の1
次遅れの応答を補償するような圧下位置指令値を演算
し、出力することにより、圧下精度の向上を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧圧下装置の制御方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、油圧圧下系においてフィードフ
ォワード的制御を行う際、制御周期が応答に比べ長いた
め、応答を考慮することなく、制御周期や時定数に関係
なく、圧下位置目標値をそのまま圧下位置指令値として
いた。
ォワード的制御を行う際、制御周期が応答に比べ長いた
め、応答を考慮することなく、制御周期や時定数に関係
なく、圧下位置目標値をそのまま圧下位置指令値として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧圧
下系の応答は、1次遅れ系の応答を示し、応答が最終の
定常値から±2%の範囲内に納まるまでの時間である、
目標への整定時間は、応答が目標値の63.2%に達す
るまでの時間である、時定数の大旨3倍の時間が必要で
ある。
下系の応答は、1次遅れ系の応答を示し、応答が最終の
定常値から±2%の範囲内に納まるまでの時間である、
目標への整定時間は、応答が目標値の63.2%に達す
るまでの時間である、時定数の大旨3倍の時間が必要で
ある。
【0004】従って、制御周期が応答に比べて短く、図
1に示すように、圧下位置目標値2をそのまま圧下位置
指令値4とした場合には、応答6が目標値に近付かない
うちに指令値4が切替わり、制御周期が短いほど、又、
圧下位置修正量が大きいほど、圧下位置目標値との偏差
が大きく残るという問題がある。
1に示すように、圧下位置目標値2をそのまま圧下位置
指令値4とした場合には、応答6が目標値に近付かない
うちに指令値4が切替わり、制御周期が短いほど、又、
圧下位置修正量が大きいほど、圧下位置目標値との偏差
が大きく残るという問題がある。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解決するべく
なされたもので、油圧圧下系が制御偏差を残すことな
く、圧下精度を向上させることのできる油圧圧下装置の
制御方法を提供することを目的とする。
なされたもので、油圧圧下系が制御偏差を残すことな
く、圧下精度を向上させることのできる油圧圧下装置の
制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧圧下系
の、制御周期と時定数を考慮することにより、油圧圧下
系の1次遅れの応答を補償するような圧下位置指令値を
演算し、出力することにより、前記目的を達成したもの
である。
の、制御周期と時定数を考慮することにより、油圧圧下
系の1次遅れの応答を補償するような圧下位置指令値を
演算し、出力することにより、前記目的を達成したもの
である。
【0007】
【作用】図2に、本発明の油圧圧下系の圧下位置指令値
及び応答を比較のために従来と並べて示す。
及び応答を比較のために従来と並べて示す。
【0008】本発明によれば、油圧圧下系において、制
御周期と1次遅れ系の応答遅れを考慮して、圧下系の応
答10が圧下位置目標値となるように、油圧圧下系の圧
下位置指令値8を演算し、出力することにより、応答遅
れによる制御偏差をなくし、圧下精度を高めることがで
きる。
御周期と1次遅れ系の応答遅れを考慮して、圧下系の応
答10が圧下位置目標値となるように、油圧圧下系の圧
下位置指令値8を演算し、出力することにより、応答遅
れによる制御偏差をなくし、圧下精度を高めることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0010】図3は、本発明による制御方法を適用する
油圧圧下装置の概略を示す構成図である。
油圧圧下装置の概略を示す構成図である。
【0011】図3において、鋼板12の圧下直前にセン
サ14によって板厚等の状態を検出し、演算装置16に
より、圧下位置指令値を演算し、これを圧下装置18に
伝え、鋼板12の圧延が行われる。
サ14によって板厚等の状態を検出し、演算装置16に
より、圧下位置指令値を演算し、これを圧下装置18に
伝え、鋼板12の圧延が行われる。
【0012】本実施例では、圧下位置指令値を階段状
(デジタルによる離散的)入力とし、制御開始点の時刻
を t0 =0、 k番目の制御点の時刻を tk とし、 k番目
の制御点での圧下位置指令値、圧下系の応答をそれぞれ
u(k )、 y(k )とする。
(デジタルによる離散的)入力とし、制御開始点の時刻
を t0 =0、 k番目の制御点の時刻を tk とし、 k番目
の制御点での圧下位置指令値、圧下系の応答をそれぞれ
u(k )、 y(k )とする。
【0013】図4に、 u(k )と y(k )の関係を示
す。
す。
【0014】油圧圧下系の応答は、1次遅れの時定数 t
E を用いると、Kを定数として、次の(1)式で表わす
ことができる。
E を用いると、Kを定数として、次の(1)式で表わす
ことができる。
【0015】 y(t )=K(1−exp (−t TE )) …(1)
【0016】又、離散系の伝達関数を用いると圧下位置
指令値 u(k )と圧下系の応答 y(k )の関係は、図5
に示すように次の(2)式のように置くことによって、 h(k )= y( tk )=K(1−exp (− tk /TE )) …(2) 次の(3)式のようになる。
指令値 u(k )と圧下系の応答 y(k )の関係は、図5
に示すように次の(2)式のように置くことによって、 h(k )= y( tk )=K(1−exp (− tk /TE )) …(2) 次の(3)式のようになる。
【0017】
【数1】
【0018】更に、Hi = h(i +1)− h(i )と置
けば、次の(4)式のように表わすことができる。
けば、次の(4)式のように表わすことができる。
【0019】
【数2】
【0020】そこで、次の(5)式のように置くと、 u=[ u(0),・・・, u(k −1)]T y=[ y(1),・・・, y(k )]T …(5) 行列、
【数3】 を用いることにより、次の(7)式のように表わすこと
ができる。
ができる。
【0021】y=Au …(7)
【0022】ここで、圧下系の応答を表わす yとして、
圧下位置目標値 y* (k )を用いて、次の(8)式のよ
うに置けば、 y* =[ y* (1),・・・, y* (k )]T …(8) 圧下系の応答遅れを補償するような圧下位置指令値 u
は、次の(9)式により算出される。
圧下位置目標値 y* (k )を用いて、次の(8)式のよ
うに置けば、 y* =[ y* (1),・・・, y* (k )]T …(8) 圧下系の応答遅れを補償するような圧下位置指令値 u
は、次の(9)式により算出される。
【0023】u=A-1 y* …(9)
【0024】従来は、圧下位置目標値 y* そのものを圧
下値指令値 uとしていたのであるが、本発明では、
(9)式によって算出される uを圧下値指令値として圧
下系に出力することにより圧下系の応答遅れを補償する
ことができるようになった。
下値指令値 uとしていたのであるが、本発明では、
(9)式によって算出される uを圧下値指令値として圧
下系に出力することにより圧下系の応答遅れを補償する
ことができるようになった。
【0025】なお、図6に、上昇及び下降の両方を含む
場合を示す。図6に示すように下降の場合、指令値は目
標値よりも小さい値とされる。
場合を示す。図6に示すように下降の場合、指令値は目
標値よりも小さい値とされる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、圧
下系の応答を考慮して、圧下位置指令値を算出するよう
にしたため、その分従来より圧下精度を向上することが
できる。
下系の応答を考慮して、圧下位置指令値を算出するよう
にしたため、その分従来より圧下精度を向上することが
できる。
【図1】従来の油圧圧下位置指令値と応答の関係を示す
線図
線図
【図2】従来と本発明の圧下位置指令値と応答の関係を
比較して示す線図
比較して示す線図
【図3】本発明を適用する油圧圧下装置の概略構成図
【図4】本実施例の指令値と応答の関係を示す線図
【図5】h(k )と y(k )の関係を示す線図
【図6】上昇と下降を含む指令値と応答の関係を従来と
本発明を比較して示す線図
本発明を比較して示す線図
2…圧下位置目標値 4…圧下位置指令値 6…応答 8…本発明の圧下位置指令値 10…本発明の応答 12…鋼板 14…センサ 16…演算装置 18…圧下装置
Claims (1)
- 【請求項1】油圧圧下系の、制御周期と時定数を考慮す
ることにより、 油圧圧下系の1次遅れの応答を補償するような圧下位置
指令値を演算し、出力することを特徴とする油圧圧下装
置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184484A JPH0847708A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 油圧圧下装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184484A JPH0847708A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 油圧圧下装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847708A true JPH0847708A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16153990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6184484A Pending JPH0847708A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 油圧圧下装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0847708A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100413610C (zh) * | 2005-11-30 | 2008-08-27 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种防止带钢在热轧过程中出现头部弯曲的控制方法 |
JP2017148834A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | Jfeスチール株式会社 | 圧下レベル制御装置および圧下レベル制御方法 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP6184484A patent/JPH0847708A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100413610C (zh) * | 2005-11-30 | 2008-08-27 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种防止带钢在热轧过程中出现头部弯曲的控制方法 |
JP2017148834A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | Jfeスチール株式会社 | 圧下レベル制御装置および圧下レベル制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0518651B1 (en) | Process control system | |
JPH0847708A (ja) | 油圧圧下装置の制御方法 | |
JP3139298B2 (ja) | 圧延機の速度制御装置 | |
JP2000288613A (ja) | 圧延機の自動板厚制御方法 | |
US10668514B2 (en) | Plate width control device for material to be rolled | |
JPH0141404B2 (ja) | ||
JP2788328B2 (ja) | 可逆式冷間圧延機の自動板厚制御装置 | |
JPS59178117A (ja) | 圧延機厚み制御方法 | |
JP3241585B2 (ja) | 板厚制御装置 | |
JPS5645204A (en) | Controlling method for sheet crown | |
JPS609512A (ja) | 板厚制御方法 | |
JP3671931B2 (ja) | 厚板圧延の板厚制御方法 | |
JPH08332506A (ja) | テーパプレートの板厚制御方法 | |
JP4466259B2 (ja) | 連続圧延機の負荷配分制御方法および装置 | |
JPS62289307A (ja) | 圧延機における板幅制御方法 | |
JPH0890031A (ja) | テーパープレートの板厚制御方法 | |
JP3389903B2 (ja) | 金属帯の圧延制御方法 | |
JPH0575482B2 (ja) | ||
JPH07245976A (ja) | 圧延機の速度補償装置 | |
JPH03138013A (ja) | 板材圧延におけるワークロールベンディング制御方法 | |
JPH10180330A (ja) | ホットストリップミルの板厚制御方法 | |
JPS6230042B2 (ja) | ||
JPS6316806A (ja) | 多段クラスタ圧延機における板形状制御方法 | |
JPH0413410A (ja) | 連続ミルの自動板厚制御方法 | |
JPS631126B2 (ja) |