JPH0413410A - 連続ミルの自動板厚制御方法 - Google Patents
連続ミルの自動板厚制御方法Info
- Publication number
- JPH0413410A JPH0413410A JP2119619A JP11961990A JPH0413410A JP H0413410 A JPH0413410 A JP H0413410A JP 2119619 A JP2119619 A JP 2119619A JP 11961990 A JP11961990 A JP 11961990A JP H0413410 A JPH0413410 A JP H0413410A
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- rolling
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- Pending
Links
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 26
- 230000006870 function Effects 0.000 abstract description 8
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 abstract description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 1
- 239000010731 rolling oil Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発肋は、冷間連続圧延機などの連続ミルの自動板厚制
御方法に関する。
御方法に関する。
冷間連続圧延機等の連続ミルでは、目標板厚が一定の操
業時には長手方向板厚変動はたとえば定常部の±1〜2
%程度であるが、コイル切り替え時等の加減速・低速圧
延部では板厚変動がたとえば±5%と大きくなる。
業時には長手方向板厚変動はたとえば定常部の±1〜2
%程度であるが、コイル切り替え時等の加減速・低速圧
延部では板厚変動がたとえば±5%と大きくなる。
連続ミルのメリット、即ち、コイル全長のオンゲージ化
による歩留向上という効果を最大限に生かすためには、
コイル切り替え時等の加減速・低速圧延部の板厚変動が
大きくなるという問題に対処することが必須である。
による歩留向上という効果を最大限に生かすためには、
コイル切り替え時等の加減速・低速圧延部の板厚変動が
大きくなるという問題に対処することが必須である。
連続ミルは、板が圧延機の最終スタンドから板厚計に達
するまでに大きなむだ時間を持つ制御対象として捉える
ことができる。このような系では位相遅れが大きいため
、通常のフィードバック制御では閉ループ系の安定性か
らオーブンループゲインを大きくとることができず、所
望の制御特性を得るのが困難である。このような大きな
むだ時間を持つ系の制御補償法として、スミス補償法が
知られている。
するまでに大きなむだ時間を持つ制御対象として捉える
ことができる。このような系では位相遅れが大きいため
、通常のフィードバック制御では閉ループ系の安定性か
らオーブンループゲインを大きくとることができず、所
望の制御特性を得るのが困難である。このような大きな
むだ時間を持つ系の制御補償法として、スミス補償法が
知られている。
これは、第3図に示すように、むだ時間を持つ制御対象
の伝達関数をGpe”とし、制御対象のモデルとしてG
P゛を用い、むだ時間を補償する。
の伝達関数をGpe”とし、制御対象のモデルとしてG
P゛を用い、むだ時間を補償する。
そして、G p’ −G p とすることがスミス制御
系の高精度化につながる。
系の高精度化につながる。
ところが、これを実現するには、次のような難点がある
。
。
即ち、スミス法の適用には、モデルGP′を高精度にG
、に合致させることが必要である。しかし、冷間圧延機
では、Gp が圧延ロール表面の精度、圧延油の濃度等
により刻々変化する。
、に合致させることが必要である。しかし、冷間圧延機
では、Gp が圧延ロール表面の精度、圧延油の濃度等
により刻々変化する。
そこで本発明が解決しようとする課題は、学習により刻
々変化するG、にモデルG p’を一致させることにあ
る。
々変化するG、にモデルG p’を一致させることにあ
る。
本発明に係る連続ミルの自動板厚制御方法は、連続ミル
の板厚制御系にスミス制御系による遅れ時間補償を適用
するに際し、板厚計出力と制御対象モデル内の板厚変動
出力相当の変数とを比較して同変数が板厚計出力に等し
くなるように学習によって同変数を最適値に設定する。
の板厚制御系にスミス制御系による遅れ時間補償を適用
するに際し、板厚計出力と制御対象モデル内の板厚変動
出力相当の変数とを比較して同変数が板厚計出力に等し
くなるように学習によって同変数を最適値に設定する。
このとき、入側板厚変動を前段スタンド圧延力変動に基
づいて推測して同推測値を外乱として換算することによ
り外乱の影響を除去することを特徴とする。
づいて推測して同推測値を外乱として換算することによ
り外乱の影響を除去することを特徴とする。
制御系内に制御対象系のモデルを持ち、遅れ時間を補償
するスミス制御系では、制御の高精度化にとってモデル
G、の高精度化が必須である。そこでモデル内での計算
値と実績値とを比較し、学習を行うわけであるが、この
とき外乱の影響が問題となる。
するスミス制御系では、制御の高精度化にとってモデル
G、の高精度化が必須である。そこでモデル内での計算
値と実績値とを比較し、学習を行うわけであるが、この
とき外乱の影響が問題となる。
外乱の主たるものは当該スタンド入側板厚変動であり、
これを前段スタンド圧延力の変化により推定し、この影
響を排除することによって高精度に学習を行う。
これを前段スタンド圧延力の変化により推定し、この影
響を排除することによって高精度に学習を行う。
以下、本発明を実施例を参照しながら具体的に説明する
。
。
第1図は本発明に係る自動板厚制御方法を実施するため
の制御系の構成を示すブロック図である。
の制御系の構成を示すブロック図である。
図中1は圧延材料、2は圧延力検出器、3は圧延機の〔
最終−1〕スタンド、4は同最終スタンド、5は例えば
X線等の板厚計、6はミルモータである。
最終−1〕スタンド、4は同最終スタンド、5は例えば
X線等の板厚計、6はミルモータである。
制御対象である圧延機の伝達関数をGp とし、遅れ
時間をe −T s とすると、スミス制御系10内に
おける遅れ時間要素11の伝達関数を圧延機の遅れ時間
e −T m に一致させるようにする。また、圧延機
の制御モデル12の伝達関数Gp’を後述の学習計算部
22により圧延機の伝達関数G、に一致させるようにす
る。13は制御器であり、その伝達関数をGc とす
る。また7は制御器13から出力された制御信号に基づ
いてミルモータ6を制御する自動速度制御器である。
時間をe −T s とすると、スミス制御系10内に
おける遅れ時間要素11の伝達関数を圧延機の遅れ時間
e −T m に一致させるようにする。また、圧延機
の制御モデル12の伝達関数Gp’を後述の学習計算部
22により圧延機の伝達関数G、に一致させるようにす
る。13は制御器であり、その伝達関数をGc とす
る。また7は制御器13から出力された制御信号に基づ
いてミルモータ6を制御する自動速度制御器である。
第1図において20は外乱除去・学習部であり、外乱を
推定する外乱算出部21b、推定した外乱の出力タイミ
ングを決めるトラッキング部21とGp’をG、に一致
させるよう学習を行う学習計算部22を有している。
推定する外乱算出部21b、推定した外乱の出力タイミ
ングを決めるトラッキング部21とGp’をG、に一致
させるよう学習を行う学習計算部22を有している。
以下に外乱除去・学習B20における処理について述べ
る。
る。
1) 前段スタンドの圧延力偏差ΔP(−圧延力実績値
−圧延力ロックオン値)をミル定数Mで割ることによっ
て当該スタンド入側板厚変動Δh、を推定する。
−圧延力ロックオン値)をミル定数Mで割ることによっ
て当該スタンド入側板厚変動Δh、を推定する。
2) △h、に板厚比り。/h+ 及び影響係数kを掛
けることにより板厚計5での板厚変動△hoに変換する
。
けることにより板厚計5での板厚変動△hoに変換する
。
3) 板厚計5による実測値h0とモデルによる計算値
との差から、さらに上記で求めたΔho を弓くことに
より、モデルGp’の誤差による計算値のズレを求める
。このとき、△ho は板速によりトラッキングを行い
、板厚計5の検出タイミングに合わせて出力するように
する。
との差から、さらに上記で求めたΔho を弓くことに
より、モデルGp’の誤差による計算値のズレを求める
。このとき、△ho は板速によりトラッキングを行い
、板厚計5の検出タイミングに合わせて出力するように
する。
4〉 学習計算部22により、上記ステップ3)で求め
た計算値のズレにより学習計算を行い、Gp’をダイナ
ミックに変更していく。
た計算値のズレにより学習計算を行い、Gp’をダイナ
ミックに変更していく。
このようにして、制御系モデルG、”を圧延機の実際の
伝達関数G、に近づける。
伝達関数G、に近づける。
第2図は最終スタンドの出側板厚変動の例を示すもので
あり、(a)は現状(従来)の場合、(b)は本発明を
適用した場合を示す。
あり、(a)は現状(従来)の場合、(b)は本発明を
適用した場合を示す。
このグラフから、スミス法の適用により、加減速時の板
厚変動tが小さく (約50%)抑えられていることが
よく判る。
厚変動tが小さく (約50%)抑えられていることが
よく判る。
以上に述べたように、本発明によれば、精度の高いスミ
ス補償法を実現することができ、遅れ時間の補償及び外
乱による影響を抑制してコイル切り替え時等の加減速・
低速圧延部での板厚変動を著しく低減して、歩留りの高
い冷間圧延を行うことができる。
ス補償法を実現することができ、遅れ時間の補償及び外
乱による影響を抑制してコイル切り替え時等の加減速・
低速圧延部での板厚変動を著しく低減して、歩留りの高
い冷間圧延を行うことができる。
第1図は本発明に係る自動板厚制御方法を実施するため
の制御系の構成を示すブロック図、第2図は従来方法と
本発明方法による板厚変動の様子を示すタイムチャート
、第3図はスミス法を適用した制御系を示すブロック図
である。 1:圧延材料 2:圧延力検出器3; 〔最終
−1〕スタンド 4:最終スタンド 5:板厚計 6:ミルモータ 7:自動速度制御器10ニスミ
ス制御系 11:遅れ時間要素12:制御モデル
13:制御器20:外乱除去・学習部 21ニド
ラッキング部21b:外乱算出部 22:学習計
算部特許出願人 新日本製鐵株式会社
の制御系の構成を示すブロック図、第2図は従来方法と
本発明方法による板厚変動の様子を示すタイムチャート
、第3図はスミス法を適用した制御系を示すブロック図
である。 1:圧延材料 2:圧延力検出器3; 〔最終
−1〕スタンド 4:最終スタンド 5:板厚計 6:ミルモータ 7:自動速度制御器10ニスミ
ス制御系 11:遅れ時間要素12:制御モデル
13:制御器20:外乱除去・学習部 21ニド
ラッキング部21b:外乱算出部 22:学習計
算部特許出願人 新日本製鐵株式会社
Claims (1)
- 1、連続ミルの板厚制御系にスミス制御系による遅れ時
間補償を適用するに際し、板厚計出力と制御対象モデル
内の板厚変動出力相当の変数とを比較して同変数が板厚
計出力に等しくなるように学習によって同変数を最適値
に設定し、さらに入側板厚変動を前段スタンド圧延力変
動に基づいて推測して同推測値を外乱として換算するこ
とにより外乱の影響を除去することを特徴とする連続ミ
ルの自動板厚制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119619A JPH0413410A (ja) | 1990-05-08 | 1990-05-08 | 連続ミルの自動板厚制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119619A JPH0413410A (ja) | 1990-05-08 | 1990-05-08 | 連続ミルの自動板厚制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413410A true JPH0413410A (ja) | 1992-01-17 |
Family
ID=14765917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2119619A Pending JPH0413410A (ja) | 1990-05-08 | 1990-05-08 | 連続ミルの自動板厚制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995005904A1 (en) * | 1993-08-26 | 1995-03-02 | Davy Mckee (Poole) Limited | Rolling of metal strip |
JP2007289990A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Kobe Steel Ltd | 圧延装置の板厚制御方法と圧延装置 |
-
1990
- 1990-05-08 JP JP2119619A patent/JPH0413410A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995005904A1 (en) * | 1993-08-26 | 1995-03-02 | Davy Mckee (Poole) Limited | Rolling of metal strip |
JP2007289990A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Kobe Steel Ltd | 圧延装置の板厚制御方法と圧延装置 |
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