JPH0845897A - 異方性エッチングにおけるアンダーエッチング補正方法 - Google Patents

異方性エッチングにおけるアンダーエッチング補正方法

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JPH0845897A
JPH0845897A JP17878694A JP17878694A JPH0845897A JP H0845897 A JPH0845897 A JP H0845897A JP 17878694 A JP17878694 A JP 17878694A JP 17878694 A JP17878694 A JP 17878694A JP H0845897 A JPH0845897 A JP H0845897A
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Akihiro Tomioka
昭浩 富岡
Kotaro Watase
光太郎 渡瀬
Kazumasa Kobayashi
一雅 小林
Tomishige Tai
富茂 田井
清 ▲高▼山
Kiyoshi Takayama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板に角形環状の凹溝を形成し、この
凹溝の内側に長方台形部を形成するための異方性エッチ
ングにおいて、長方台形部の角に発生するアンダーエッ
チング量を軽減する異方性エッチングにおけるアンダー
エッチング補正方法を提案する。 【構成】 長方台形部7を形成するためのマスク2Bの
短辺又は長辺の端部から凹溝11の深さにほぼ等しい突
出量を持つ補正マスク13を形成し、この補正マスクの
先端の辺の端部から、枠体5を形成するためのマスク2
Aに向って細条マスク14を形成し、この細条マスクの
存在によって補正マスク13の下側に喰い込むアンダー
エッチングの発生時期を遅らせ、この遅延動作によって
長方台形部の角に発生するアンダーエッチング量を抑制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば半導体によって
各種のセンサ等を製造する場合に利用することができる
異方性エッチングにおけるアンダーエッチング補正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】はじめに図7及び図8を用いて[10
0]面を使用した異方性エッチングについて説明する。
先ず例えばシリコンのような半導体基板1の[100]
面上にエッチングマスク2により長方形のマスク穴3を
形成する。マスク穴3の各辺は半導体基板1の[11
0]面と平行になるように作成する。このエッチングマ
スク2を用いてエッチングすると、半導体基板1には図
8に示すように下向に突出した三角形状の穴4が形成さ
れる。穴4は各面が傾斜面4Aで囲まれ、各傾斜面4A
は[111]面とされる。その理由は[111]面のエ
ッチングレートが他の結晶面のエッチングレートと比較
して遅いことによるものである。
【0003】ここでマスク穴3の幅をX(図7参照)と
すると、 (X/2)/tan(90°−54.74°) の深さで穴4の周囲が[111]面となり、エッチング
は自動的に停止する。従ってエッチングによって貫通孔
を形成する場合にはマスク穴3の幅Xを図7の状態より
大きい値に選定しなければならない。半導体基板1の厚
みをt、貫通穴を形成するために必要なマスク穴3の幅
をXA とすると (XA /2)/tan(90°−54.74°)=t により、XA =2t・tan(90°−54.74°)
=1.41t=√2t となる。
【0004】つまり、厚みtの半導体基板1に貫通穴を
形成する場合はマスク穴3の幅XAはXA ≧√2tに選
定する必要がある。ところで、センサの一つの例として
図9に示すような構造の加速度センサが考えられてい
る。この加速度センサは枠体5の中にバネ部材6A〜6
Dを介して重り7を支持し、バネ材6A〜6Dに歪みセ
ンサ8を被着形成した構造とされる。
【0005】重り7の面と直交する向に加速度が与えら
れることにより、バネ部材6A〜6Dがたわみ、そのた
わみ量を歪みセンサ8で検出することにより、与えられ
た加速度に対応した電気信号を発信させることができ
る。この構造の加速度センサを小形で、然も高感度に作
るために、枠体5と重り7及びバネ部材6A〜6Dを1
枚の半導体基板から形成することが行なわれている。
【0006】この構造を採る加速度センサを製造するた
めに先に説明した異方性エッチングが利用されている。
図10乃至図12を用いてその製法を説明する。半導体
基板1にエッチングマスク2を被せる。エッチングマス
ク2を角形の環状に除去し、角形環状マスク穴9を形成
する。角形環状マスク穴9の各辺は半導体基板1の[1
10]面と平行に形成する。角形環状マスク穴9を形成
することによってエッチングマスク2は枠体5を形成す
るためのマスク2Aと重り7を形成するためのマスク2
Bに分離される。
【0007】この角形環状マスク穴9の形状によってエ
ッチングを行なうと、図11及び図12に示すような凹
溝11が形成される。凹溝11は両側には[111]面
が露出した傾斜面10が形成される。凹溝11の外側に
枠体5が形成され、内側に重り7(重り7の部分は長方
形で台形となることから以下この部分を長方台形部と呼
ぶことにする)が形成される。凹溝11の底面の厚みが
所望値に達した状態(図12の状態)でエッチングを一
時停止し、バネ部材6A〜6Dとして残すべき部分にマ
スクを被せ、再びエッチングを施すことにより、バネ部
材6A〜6Dを残して他の部分を貫通させる。このよう
にエッチングによりバネ部材6A〜6Dを形成すること
により極めて薄いバネ部材6A〜6Dを形成することが
でき、長方台形部7に掛る加速度に対して大きくたわむ
ことができるバネ部材を得ることができる。この結果バ
ネ部材6A〜6Dに歪みセンサ8を形成することにより
検出感度が高い加速度センサを得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10乃至図12に示
した製造過程において、凹溝11を形成する工程で長方
台形7の各角の部分において、図13に点線で示すよう
にマスク2Bの下側までエッチングが進行してしまう現
象が起きる。この現象を以下ではアンダーエッチングと
称することにする。このアンダーエッチングが起きるこ
とにより長方台形部7は四隅において角が削り取られて
しまうため、その削り取られてしまった分だけ重量が減
少し、加速度センサとしての検出感度が低下してしまう
不都合が生じる。ここで長方台形部7の重量を補充乃至
増強するために重りを付加することも考えられるが、枠
体5及び長方台形部7は半導体ウエハーに多数形成さ
れ、その形状も極めて小さいため、重りを貼付ける作業
は極めて面倒な作業となる。
【0009】このため従来より図14に示すように長方
台形部7を形成するためのマスク2Bの四隅に補正マス
ク2Cを形成し、この補正マスク2Cを形成することに
よってアンダーエッチングの発生を抑えている。補正マ
スク2Cの寸法はアンダーエッチングの進む量y(図1
3参照)によって決められる。つまり補正マスク2Cは
アンダーエッチング量yの2倍2yを対角線の長さと
し、対角線の交点がマスク2Bの角に位置する形状(図
14参照)に設定する。
【0010】アンダーエッチングのエッチングレートは
[100]のエッチング量(深さ方向)と比較して約
2.3倍程度となる。このために補正マスク2Cの突出
量XBはXB ≒2.3tとなる。この突出量XB は先に
説明した貫通穴を形成するに必要な溝幅XA に対してX
A <XB の関係となる。この結果貫通穴を形成するに必
要な溝幅XA に対し、アンダーエッチングを補正するに
必要な突出量XB を持つ補正マスク2Cを形成したとす
ると、図15に示す状態となる。この図15に示した状
態でエッチングを行なっても、凹溝11は環状に連続し
て形成されないことになり補正マスク2Cは本来の補正
マスクとして作用しないことになる。このため、従来は
凹溝11の溝幅を本来必要な溝幅XA より大きく、然も
補正マスク2Cの突出量XB よりも大きい溝幅XC に選
定しなければならないことになる。
【0011】このように凹溝11の溝幅を本来必要な溝
幅XA より大きいXc (XA <XB<XC )に選定しな
ければならないことから、加速度センサを小形化する上
で障害になっている。また従来の補正マスク2Cの形状
によれば長方台形部7の形状を小形化のために細長の形
状に選定したとすると、図16に示すように、補正マス
ク2C同士が重なり合う状態となる。この場合には[1
00]のエッチング量が設定値に達したときに、補正マ
スク2Cの下部に生じるアンダーエッチングが点線で示
す形状になってしまうため凹溝11が形成できなくなる
不都合が生じる。この場合長方台形部7の幅aはアンダ
ーエッチングの発生量をyとした場合、a>√2yに選
定しなくてはならない。よってこの点でも加速度センサ
の形状を小形化できない不都合がある。
【0012】この発明の目的は長方台形部に対するアン
ダーエッチングの発生を極力抑えることと、凹溝11の
溝幅を貫通穴を形成するに必要な最小値に採ることがで
きる異方性エッチングにおけるアンダーエッチング補正
方法を提案するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明では、半導体基
板に角形環状の凹溝を形成し、凹溝の外側に枠体を形成
し、凹溝の内側に長方台形部を形成するための異方性エ
ッチングにおいて、長方台形部を形成するための長方形
のマスクの各角から枠体を形成するためのマスクに向っ
て凹溝の深さ寸法にほぼ等しい突出量で形成した短冊状
の補正マスクと、この補正マスクの先端の辺の両端から
枠体を形成するためのマスクに向って形成した2条の細
条マスクとを設け、この2条の細条マスクによって補正
マスクの下に喰い込むアンダーエッチングの開始時期を
遅らせ、長方台形部の角に喰い込むアンダーエッチング
の量を抑えることができるようにした異方性エッチング
におけるアンダーエッチング補正方法を提案するもので
ある。
【0014】この発明では更に請求項2で請求するよう
に補正マスクの幅を長方台形部の短辺の幅を等しく選定
し、この補正マスクを凹溝の溝幅より短かく突出させる
と共に補正マスクの先端の辺の面端から枠体を形成する
ためのマスクに向って細条マスクを形成し、この2条の
細条マスクによって補正マスクの下に喰い込むアンダー
エッチングの開始時期を遅らせ異方性エッチングにおけ
るアンダーエッチング補正方法をも提案する。
【0015】この発明の異方性エッチングにおけるアン
ダーエッチング補正方法によれば細条マスクを設けたこ
とにより、細条マスクの下にエッチングレートが最も遅
い[111]面で形成される山が形成される。この山が
[111]面のエッチングレートで削られて崩れるまで
の間補正マスクの下に喰い込むアンダーエッチングの開
始時期を遅らせることができる。よって長方台形部に喰
い込むアンダーエッチングの開始時期も遅らせることが
でき、長方台形部に形成されるアンダーエッチングの量
も少なくすることができる。この結果補正マスクの突出
量を短かくすることができるから、凹溝の溝幅を貫通穴
を形成するに必要な最小限の溝幅に選定することができ
る。
【0016】またこの発明によれば長方台形部の幅に等
しい補正マスクを長方台形部の両方の短辺から突出させ
ると共に、この補正マスクの先端の辺の両端部から細条
マスクを突出させたアンダーエッチング補正方法を提案
した。このアンダーエッチング補正方法によっても上述
と同様の作用効果が得られる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の請求項1で提案する異方性
エッチングにおけるアンダーエッチング補正方法の実施
例を示す。図中1は例えばシリコンウェハのような半導
体基板を示す。半導体基板1の一方の面にマスク2Aと
2Bを被着形成する。マスク2Aは図9に示した枠体5
を形成するためのマスク、2Bは図9に示した長方台形
部(重り)7を形成するためのマスクを示す。9はマス
クを除去して形成した角形環状マスク穴を示す。このマ
スク穴9によって角形で環状の凹溝11を形成する。
【0018】この発明においては長方台形部7を形成す
るためのマスク2Bの各角から枠体5を形成するための
マスク2Aに向って凹溝11を形成するためのマスク穴
9の溝幅Lより短かく凹溝11の深さにほぼ等しい程度
に突出形成した補正マスク13と、この補正マスク13
の先端の両端部と枠体5を形成するためのマスク2Aと
の間に形成した2条の細条マスク14とを設けたアンダ
ーエッチング補正方法を提案するものである。図1に示
した実施例では補正マスク13をマスク2Bの短辺12
の両端に形成した場合を示したが、長辺側の両端に形成
してもよい。また長辺の端部(角)と、短辺の端部に交
互に形成してもよい。
【0019】角形環状マスク穴9の各辺の向を半導体基
板1の[110]面と平行する向に選定することによ
り、細条マスク14で囲まれる部分では図3に示すよう
に穴15が形成される。この穴15は比較的浅い位置で
[111]面で囲まれるため、エッチングはその位置で
自動的に停止される。細条マスク14の外側には図3に
示すように[111]面が露出した傾斜面16が形成さ
れつつある。穴15を取囲む傾斜面も全て[111]面
となる。このために補正マスク13及び細条マスク14
に接する部分では他の部分(凹溝11を形成するための
他の部分)に対してエッチングの進行はほぼ停止し、他
の部分のエッチングだけが進行する。
【0020】ところで[111]面が露出した状態でエ
ッチングは自動的に停止すると説明したが実際には[1
11]面であってもエッチング速度はゼロではなく[1
00]面の約1/40程度の速度でエッチングが進む。
従って図3に示す細条マスク14の下部においては[1
11]面が露出されているから、2条の細条マスク14
の下部に形成されている2つの山は他の部分の深さ方向
のエッチングレートの約1/40程度のエッチングレー
トで序々に細くなる方向にエッチングされることとな
る。山の頂面が細条マスク14の裏面から離れると、山
の頂面には[100]面が露出し、下向のエッチングが
開始される。
【0021】この状態は図4で示すように細条マスク1
4が除去されて、補正マスク13だけの状態になったこ
とと等価となる。このために補正マスク13の先端の角
AとBからアンダーエッチングが点線とで示すよう
に始まる。エッチングとがC点に達すると、エッチ
ングはとの形状となり、長方台形部7を形成するた
めのマスク2Bに近ずく、エッチングとがマスク2
Bに接する位置に達すると、エッチングは[111]
面に突き当って停止するが、エッチングは設定した
[100]のエッチング深さに達したとき、の位置に
なっている。エッチングの喰い込み量ZはZ=W1+
W2/2となり、W2を小さく採る程、アンダーエッチ
ングの喰い込み量Zを小さくすることができる。
【0022】細条マスク14の下面から山の頂面が離れ
るときの断面形状は図3のようになる。細条マスク14
で囲まれる部分に形成される穴15にはエッチングの残
差が残る事になる。この残差は補正マスク13の幅W2
を小さくする程顕著になる。この残差の形状は、図3に
点線17で示す深さまでは面が決まらずにエッチングが
進行することになるので、エッチング液にさらされてい
るシリコンの中で最も速くエッチングされることにな
る。
【0023】エッチングレートが最も速いと考えられる
面(アンダーエッチングで出現する面)のエッチングレ
ートと、この残差がエッチングされるエッチングレート
とが同一と考えれば、補正マスク13の突出長L1は L1=エッチング深さ(凹溝11の深さ) となるように設定すればよいことになる。
【0024】因みに補正マスク13の突出長L1を凹溝
11の深さDと同じにまた細条マスク14の下部の山が
細る方向のエッチングレートを深さ方向のそれの1/4
0程度、補正マスク13の先端側から長方台形部7に向
うエッチングレートを深さ方向の2.3倍程度とする
と、深さ方向のエッチングが図5に示すように(1.3
/2.3)Dに達したとき、補正マスク13の先端から
のエッチングが開始されなければならない。つまり、こ
のことはエッチングの深さが(1.3/2.3)Dに達
するまでに細条マスク14の下の山の頂面がエッチング
液に露出しなければならない。よって細条マスク14の
幅W1は山の両側からエッチングが進むから W1=(1.3/2.3)D×(1/40)×2 =(2.6/46)D となる。
【0025】上述したように細条マスク14の幅W1
は、各方向のエッチングレートにより導かれるので上記
のようなエッチングレートの比で、エッチング深さDが
D=400μmとすれば、細条マスク14の幅W1は W1=22.6μm となる。
【0026】補正マスク13の幅W2は突出長L1の部
分が消滅する間に、細条マスク14の下のエッチング残
差が消滅するように補正マスク13の突出長L1を設定
しているので解像度が許す限り小さくできる。図6はこ
の出願が請求項2で請求するアンダーエッチング補正方
法の実施例を示す。請求項2では長方台形部7を形成す
るためのマスク2Bの短辺12から、この短辺12と同
等の幅を持つ補正マスク13を突出形成し、この補正マ
スク13の先端の角からマスク2Aに向って細条マスク
14を形成した構成としたものである。
【0027】この構成とした場合も、細条マスク14の
下部において、[111]面が露出した山が形成され、
この山が崩れるまでの間補正マスク13の角の部分から
始まるアンダーエッチングの開始時期が遅らせる。この
遅延動作によって長方台形部7に喰い込むアンダーエッ
チングの量を少なくすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
細条マスク14を設けたことにより、補正マスク13の
先端から始まるアンダーエッチングの開始時期を遅らせ
ることができる。この結果凹溝11が形成される時期
と、補正マスク13の下のアンダーエッチングの終了時
期を合致させることができるから、補正マスク13の下
のアンダーエッチングの終了時期をエッチング終了時点
に採ることができる。従って補正マスク13の下のアン
ダーエッチングが終了した後に、凹溝11のエッチング
の終了を待たなくて済むから長方台形部7の角に喰い込
むアンダーエッチング量を小さくすることができる。特
に長方台形部7に喰い込むアンダーエッチングの喰い込
み量ZはZ=W1+W2/2であから、補正マスク13
の幅W2を小さく採ることにより長方台形部7の角に喰
い込むアンダーエッチング量Zを小さくすることがで
き、長方台形部7の重量の軽減量を小さくでき加速度セ
ンサの感度を確保することができる。
【0029】また補正マスク13の突出長L1は凹溝1
1の深さDと同等でよいから、凹溝11の溝幅Lと比較
して小さくすることができる。よって凹溝11の溝幅L
を貫通穴を形成するに必要最小限の溝幅XA に採れば済
むから、全体の形状を小さく作ることができる利点も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1で提案するアンダーエッチ
ング補正方法に対応する実施例を説明するための平面
図。
【図2】この発明によるアンダーエッチング補正方法の
要部を拡大して示す平面図。
【図3】この発明の要部の動作を説明するための断面
図。
【図4】図3と同様の平面図。
【図5】図3と同様の断面図。
【図6】この出願の請求項2で提案するアンダーエッチ
ング補正方法を説明するための平面図。
【図7】異方性エッチングを説明するための平面図。
【図8】図7に示したA−A線上の断面図。
【図9】異方性エッチングによって作られるセンサの一
例を示す斜視図。
【図10】図9に示したセンサの製造方法を説明するた
めの平面図。
【図11】図10に示した状態から異方性エッチングが
進行した状態を説明するための平面図。
【図12】図11に示したB−B線上の断面図。
【図13】従来の技術の不都合を説明するための拡大平
面図。
【図14】従来のアンダーエッチング補正方法を説明す
るための拡大平面図。
【図15】従来のアンダーエッチング補正方法の不都合
を説明するための拡大平面図。
【図16】図15と同様の拡大平面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2A 枠体を形成するためのマスク 2B 長方台形部を形成するためのマスク 5 枠体 7 長方台形部 9 角形環状マスク穴 11 凹溝 13 補正マスク 14 細条マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田井 富茂 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番6号 日本 航空電子工業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼山 清 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番6号 日本 航空電子工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に角形環状の凹溝を形成し、
    凹溝の外側に枠体を形成し、凹溝の内側に長方台形部を
    形成するための異方性エッチングにおいて、 長方台形部を形成するための長方形のマスクの各角から
    上記枠体を形成するためのマスクに向って上記凹溝の深
    さ寸法にほぼ等しい突出量で形成した短冊状の補正マス
    クと、この補正マスクの先端の辺の両端から上記枠体を
    形成するためのマスクに向って形成した2条の細条マス
    クとを設け、この2条の細条マスクによって上記補正マ
    スクの下に喰い込むアンダーエッチングの開始時期を遅
    らせて上記長方台形部の角に喰い込むアンダーエッチン
    グの量を抑えることを特徴とする異方性エッチングにお
    けるアンダーエッチング補正方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板に角形環状の凹溝を形成し、
    凹溝の外側に枠体を形成し、凹溝の内側に長方台形部を
    形成するための異方性エッチングにおいて、 長方台形部を形成するための長方形のマスクの短辺か
    ら、このマスクと同等の幅を持つ補正マスクを上記枠体
    を形成するためのマスクに向って上記凹溝の深さ寸法に
    ほぼ等しい突出量で形成すると共に、その補正マスクの
    先端の辺の両端から上記枠体を形成するためのマスクに
    向って形成した2条の細条マスクとを設け、この2条の
    細条マスクによって上記補正マスクの下に喰い込むアン
    ダーエッチングの開始時期を遅らせて上記長方台形部の
    角に喰い込むアンダーエッチングの量を抑えることを特
    徴とする異方性エッチングにおけるアンダーエッチング
    補正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の角形環状の凹溝の
    各辺は半導体基板の[110]面と平行し、半導体基板
    の表面と平行する面が[100]面に選定したことを特
    徴とする異方性エッチングにおけるアンダーエッチング
    補正方法。
JP17878694A 1994-07-29 1994-07-29 異方性エッチングにおけるアンダーエッチング補正方法 Withdrawn JPH0845897A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062336A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Canon Inc 異方性エッチングによる構造体の作製方法、及びエッチングマスク付きシリコン基板

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JP2010062336A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Canon Inc 異方性エッチングによる構造体の作製方法、及びエッチングマスク付きシリコン基板

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