JP3174918B2 - 半導体集積回路チップの製造方法 - Google Patents
半導体集積回路チップの製造方法Info
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- JP3174918B2 JP3174918B2 JP17978291A JP17978291A JP3174918B2 JP 3174918 B2 JP3174918 B2 JP 3174918B2 JP 17978291 A JP17978291 A JP 17978291A JP 17978291 A JP17978291 A JP 17978291A JP 3174918 B2 JP3174918 B2 JP 3174918B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路チップ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路チップを製造する
には、つぎのような方法がとられていた。
には、つぎのような方法がとられていた。
【0003】ウェーハ上に半導体集積回路を形成した
後、ウェ―ハの表面全体に保護膜を作る。次にフォトレ
ジストを使って半導体集積回路チップ以外の保護膜をエ
ッチングすることによって作られるスクライブラインに
沿って半導体集積回路チップをダイシングしている。
後、ウェ―ハの表面全体に保護膜を作る。次にフォトレ
ジストを使って半導体集積回路チップ以外の保護膜をエ
ッチングすることによって作られるスクライブラインに
沿って半導体集積回路チップをダイシングしている。
【0004】図3は、ダイシング前の工程まで従来の製
造方法で製造された半導体集積回路で、図4は図3のス
クライブライン4付近の拡大図である。
造方法で製造された半導体集積回路で、図4は図3のス
クライブライン4付近の拡大図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
ダイシングの際にウェーハ上の半導体集積回路チップの
スクライブライン附近にマイクロクラック等による損傷
が発生する。このため、スクライブライン附近がデッド
スペースとなる。そこで、図4に示すようにデッドスペ
ース5をはずしてボンディングパット6を形成するな
ど、スクライブライン付近が使用できないため、チップ
が大きくなってしまう。また、半導体集積回路の能動可
能領域をチップの周辺にもっていくことができないの
で、設計上の制約がある。
ダイシングの際にウェーハ上の半導体集積回路チップの
スクライブライン附近にマイクロクラック等による損傷
が発生する。このため、スクライブライン附近がデッド
スペースとなる。そこで、図4に示すようにデッドスペ
ース5をはずしてボンディングパット6を形成するな
ど、スクライブライン付近が使用できないため、チップ
が大きくなってしまう。また、半導体集積回路の能動可
能領域をチップの周辺にもっていくことができないの
で、設計上の制約がある。
【0006】本発明の目的は、デッドスペースをなくす
半導体集積回路チップの製造方法を提供することによ
り、半導体集積回路チップを小さくし、半導体集積回路
の設計上の制約をなくすことである。
半導体集積回路チップの製造方法を提供することによ
り、半導体集積回路チップを小さくし、半導体集積回路
の設計上の制約をなくすことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハ上に
半導体集積回路チップを区画する溝を形成し、この溝に
よって区画された領域内に半導体集積回路を形成した
後、この溝に沿って半導体集積回路チップをダイシング
する半導体集積回路チップの製造方法において、上記溝
を、エッチングにてまたは上記ウェーハに微粉末を混入
した液体をふきつけて形成し、上記半導体集積回路を形
成する際、上記半導体集積回路内のボンディングパット
を上記溝のエッジに接するように形成することにより、
上記目的を達成している。
半導体集積回路チップを区画する溝を形成し、この溝に
よって区画された領域内に半導体集積回路を形成した
後、この溝に沿って半導体集積回路チップをダイシング
する半導体集積回路チップの製造方法において、上記溝
を、エッチングにてまたは上記ウェーハに微粉末を混入
した液体をふきつけて形成し、上記半導体集積回路を形
成する際、上記半導体集積回路内のボンディングパット
を上記溝のエッジに接するように形成することにより、
上記目的を達成している。
【0008】また、ウェーハ上に半導体集積回路を形成
し、この半導体集積回路を区画する溝を形成した後、こ
の溝に沿って半導体集積回路チップをダイシングする半
導体集積回路チップの製造方法において、上記溝を、上
記半導体集積回路内のボンディングパットに接するよう
にエッチングにてまたは上記ウェーハに微粉末を混入し
た液体をふきつけて形成することにより、上記目的を達
成している。
し、この半導体集積回路を区画する溝を形成した後、こ
の溝に沿って半導体集積回路チップをダイシングする半
導体集積回路チップの製造方法において、上記溝を、上
記半導体集積回路内のボンディングパットに接するよう
にエッチングにてまたは上記ウェーハに微粉末を混入し
た液体をふきつけて形成することにより、上記目的を達
成している。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に示す一実施例に基い
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
【0010】図1(a) において、1はウェーハであり、
本例ではシリコンウェーハを用いている。このウェ―ハ
1には、半導体集積回路2〜2を区画する溝3〜3を図
1(b) のように穿設してあり、この溝3〜3をスクライ
ブラインとしてダイシングすることにより、半導体集積
回路チップが得られる。
本例ではシリコンウェーハを用いている。このウェ―ハ
1には、半導体集積回路2〜2を区画する溝3〜3を図
1(b) のように穿設してあり、この溝3〜3をスクライ
ブラインとしてダイシングすることにより、半導体集積
回路チップが得られる。
【0011】このウェ―ハ1の製造およびダイシング工
程について、以下に述べる。
程について、以下に述べる。
【0012】まず、半導体集積回路形成前のウェ―ハ
に、半導体集積回路チップの形状にマスクして、マスク
していない部分をエッチングすることによって半導体集
積回路チップを区画する溝3を形成する。ここで、ダイ
シング時に発生するマイクロクラック等による損傷を半
導体集積回路の能動可能領域に影響を与えないようにす
るため、この溝3の深さは、半導体集積回路形成時にウ
ェーハ中に作られる半導体回路素子層の厚さ以上の大き
さでなければならない。一般的にウェーハ中に作られる
半導体回路素子層の厚さは数μm程度なので、本例では
溝3のサイズは、図2に示す通り、深さ100μm、幅
80μm程度とする。そして、この溝3によって区画さ
れた領域内に半導体集積回路を形成した後、ウェーハを
ダイシングする。このとき、先に作成した溝3はウェー
ハ中の半導体回路素子層以上の深さがあるので、ダイシ
ング時に発生するマイクロクラック等による損傷は、溝
3の近傍においても半導体集積回路の能動可能領域に影
響を与えない。つまり、溝3によって区画された領域内
ではデットスペースがなくなることになる。したがっ
て、図2に示すように、ボンディングパット6を溝3の
エッジにそって形成することができ、また他の回路素子
もデッドスペ―スを考慮することなく、形成することが
できる。
に、半導体集積回路チップの形状にマスクして、マスク
していない部分をエッチングすることによって半導体集
積回路チップを区画する溝3を形成する。ここで、ダイ
シング時に発生するマイクロクラック等による損傷を半
導体集積回路の能動可能領域に影響を与えないようにす
るため、この溝3の深さは、半導体集積回路形成時にウ
ェーハ中に作られる半導体回路素子層の厚さ以上の大き
さでなければならない。一般的にウェーハ中に作られる
半導体回路素子層の厚さは数μm程度なので、本例では
溝3のサイズは、図2に示す通り、深さ100μm、幅
80μm程度とする。そして、この溝3によって区画さ
れた領域内に半導体集積回路を形成した後、ウェーハを
ダイシングする。このとき、先に作成した溝3はウェー
ハ中の半導体回路素子層以上の深さがあるので、ダイシ
ング時に発生するマイクロクラック等による損傷は、溝
3の近傍においても半導体集積回路の能動可能領域に影
響を与えない。つまり、溝3によって区画された領域内
ではデットスペースがなくなることになる。したがっ
て、図2に示すように、ボンディングパット6を溝3の
エッジにそって形成することができ、また他の回路素子
もデッドスペ―スを考慮することなく、形成することが
できる。
【0013】なお、上記の実施例では、半導体集積回路
チップを区画する溝を形成した後に、その溝によって区
画された領域内に半導体集積回路を形成したが、先に半
導体集積回路を形成した後、エッチングにより半導体集
積回路チップを区画する溝を形成しても上記同様の効果
が得られる。
チップを区画する溝を形成した後に、その溝によって区
画された領域内に半導体集積回路を形成したが、先に半
導体集積回路を形成した後、エッチングにより半導体集
積回路チップを区画する溝を形成しても上記同様の効果
が得られる。
【0014】また、溝3の製造方法として半導体集積回
路チップの形状をしたマスクを介してウェ―ハに微粉末
を混入した液体をふきつけて溝を作成する方法などでも
同様の効果が得られる。
路チップの形状をしたマスクを介してウェ―ハに微粉末
を混入した液体をふきつけて溝を作成する方法などでも
同様の効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、半導体集積回路チ
ップの製造方法としてウェーハ上に半導体集積回路チッ
プを区画する溝を形成し、この溝によって区画された領
域内に半導体集積回路を形成した後、上記溝に沿って半
導体集積回路チップをダイシングする半導体集積回路チ
ップの製造方法において、上記溝を、エッチングにてま
たは上記ウェーハに微粉末を混入した液体をふきつけて
形成し、上記半導体集積回路を形成する際、上記半導体
集積回路内のボンディングパットを上記溝のエッジに接
するように形成する本発明の製造方法を採用することに
より、デッドスペースをなくすことができ、能動可動領
域を半導体集積回路チップの端まで取ることができ、チ
ップ自体を小さくすることができる。そして、デッドス
ペースをなくすことによりダイシング前のウェーハ上
で、となりあった半導体集積回路の間隔を縮めることが
できるので、1つのウェーハから従来よりも多くの半導
体集積回路を取り出すことがまた、ウェーハ上に半導体
集積回路を形成し、この半導体集積回路を区画する溝を
形成した後、この溝に沿って半導体集積回路チップをダ
イシングする半導体集積回路チップの製造方法におい
て、上記溝を、上記半導体集積回路内のボンディングパ
ットに接するようにエッチングにてまたは上記ウェーハ
に微粉末を混入 した液体をふきつけて形成することによ
り、デッドスペースをなくすことができ、能動可動領域
を半導体集積回路チップの端まで取ることができ、チッ
プ自体を小さくすることができる。そして、デッドスペ
ースをなくすことによりダイシング前のウェーハ上で、
となりあった半導体集積回路の間隔を縮めることができ
るので、1つのウェーハから従来よりも多くの半導体集
積回路を取り出すことができる。
ップの製造方法としてウェーハ上に半導体集積回路チッ
プを区画する溝を形成し、この溝によって区画された領
域内に半導体集積回路を形成した後、上記溝に沿って半
導体集積回路チップをダイシングする半導体集積回路チ
ップの製造方法において、上記溝を、エッチングにてま
たは上記ウェーハに微粉末を混入した液体をふきつけて
形成し、上記半導体集積回路を形成する際、上記半導体
集積回路内のボンディングパットを上記溝のエッジに接
するように形成する本発明の製造方法を採用することに
より、デッドスペースをなくすことができ、能動可動領
域を半導体集積回路チップの端まで取ることができ、チ
ップ自体を小さくすることができる。そして、デッドス
ペースをなくすことによりダイシング前のウェーハ上
で、となりあった半導体集積回路の間隔を縮めることが
できるので、1つのウェーハから従来よりも多くの半導
体集積回路を取り出すことがまた、ウェーハ上に半導体
集積回路を形成し、この半導体集積回路を区画する溝を
形成した後、この溝に沿って半導体集積回路チップをダ
イシングする半導体集積回路チップの製造方法におい
て、上記溝を、上記半導体集積回路内のボンディングパ
ットに接するようにエッチングにてまたは上記ウェーハ
に微粉末を混入 した液体をふきつけて形成することによ
り、デッドスペースをなくすことができ、能動可動領域
を半導体集積回路チップの端まで取ることができ、チッ
プ自体を小さくすることができる。そして、デッドスペ
ースをなくすことによりダイシング前のウェーハ上で、
となりあった半導体集積回路の間隔を縮めることができ
るので、1つのウェーハから従来よりも多くの半導体集
積回路を取り出すことができる。
【図1】本発明の一実施例による溝で区画したウェ―ハ
を示した正面図、要部拡大図およびそのA−A線断面
図。
を示した正面図、要部拡大図およびそのA−A線断面
図。
【図2】図1の要部拡大およびそのB−B線断面図。
【図3】従来の半導体集積回路の一部を示した正面図お
よびそのC−C線断面図。
よびそのC−C線断面図。
【図4】図3の一部拡大図およびそのD−D線断面図。
1 ウェ―ハ 2 半導体集積回路 3 溝 6 ボンディングパット
Claims (2)
- 【請求項1】 ウェーハ上に半導体集積回路チップを区
画する溝を形成し、この溝によって区画された領域内に
半導体集積回路を形成した後、上記溝に沿って半導体集
積回路チップをダイシングする半導体集積回路チップの
製造方法において、上記溝を、エッチングにてまたは上記ウェーハに微粉末
を混入した液体をふきつけて形成し、 上記半導体集積回路を形成する際、上記半導体集積回路
内のボンディングパットを上記溝のエッジに接するよう
に形成することを特徴とする半導体集積回路チップの製
造方法。 - 【請求項2】 ウェーハ上に半導体集積回路を形成し、
この半導体集積回路を区画する溝を形成した後、この溝
に沿って半導体集積回路チップをダイシングする半導体
集積回路チップの製造方法において、上記溝を、上記半導体集積回路内のボンディングパット
に接するようにエッチングにてまたは上記ウェーハに微
粉末を混入した液体をふきつけて形成する ことを特徴と
する半導体集積回路チップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17978291A JP3174918B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体集積回路チップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17978291A JP3174918B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体集積回路チップの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529454A JPH0529454A (ja) | 1993-02-05 |
JP3174918B2 true JP3174918B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16071800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17978291A Expired - Fee Related JP3174918B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体集積回路チップの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174918B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1697205A (zh) * | 2005-04-15 | 2005-11-16 | 南昌大学 | 在硅衬底上制备铟镓铝氮薄膜及发光器件的方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57197836A (en) * | 1981-05-29 | 1982-12-04 | Fujitsu Ltd | Manufacture of semiconductor device |
JPS6214440A (ja) * | 1985-07-12 | 1987-01-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体ウエハ及びその分割方法 |
JPH0722122B2 (ja) * | 1986-03-27 | 1995-03-08 | 沖電気工業株式会社 | 半導体基体の製造方法 |
JPS6376451A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-06 | Hitachi Ltd | 化合物半導体結晶基板の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP17978291A patent/JP3174918B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0529454A (ja) | 1993-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |