JPH0845838A - Soi構造の製造方法 - Google Patents

Soi構造の製造方法

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JPH0845838A
JPH0845838A JP19360494A JP19360494A JPH0845838A JP H0845838 A JPH0845838 A JP H0845838A JP 19360494 A JP19360494 A JP 19360494A JP 19360494 A JP19360494 A JP 19360494A JP H0845838 A JPH0845838 A JP H0845838A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空度が数mTorrの減圧化学気相成長法
(減圧CVD法)が適用可能で、低コストで生産性の高
いSOI構造の製造方法を提供する。 【構成】 SOI構造の製造方法は、(a)単結晶半導
体基板10の結晶面に絶縁層12が所定のパターンで形
成される工程、(b)前記結晶面の表面を水素原子で終
端させて安定化させる工程、(c)実質的に酸化成分を
除去した雰囲気において減圧化学気相成長によって、非
晶質半導体層16が、前記結晶面および前記絶縁層12
を連続して被覆する状態で形成される工程、および
(d)前記非晶質半導体層16が、熱処理によって単結
晶シリコン層18とされる工程、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板表面に被着
した絶縁膜上に半導体単結晶層を有するSOI(Sil
icon On Insulator)構造を製造する
方法に関する。
【0002】
【技術の背景】SOI構造に素子を作製した場合、素子
分離が容易で高集積化,デバイスの信号伝送速度の高速
化等、従来の半導体基板に直接素子を作製した構造に比
べ、特性の向上を図れることから活発な研究開発が行わ
れている。
【0003】SOI構造の形成方法としては、堆積膜再
結晶化法、エピタキシャル堆積法、単結晶分離法等が知
られている。これらのうち、堆積膜再結晶化法の1つと
して固相エピタキシー(Solid Phase Ep
itaxy)法が知られている。
【0004】この固相エピタキシー法は、単結晶半導体
基板の表面の一部に絶縁層を形成し、ついで前記単結晶
半導体基板の表面および前記絶縁層の表面を連続して覆
う非晶質半導体層を形成し、この非晶質半導体層を熱処
理による固相エピタキシャル成長により単結晶化するこ
とにより、絶縁層上に単結晶半導体層を形成する。この
方法においては、前記半導体基板の表面と非晶質半導体
層との間に自然酸化膜等の皮膜が存在すると、この皮膜
によりエピタキシャル成長が阻害され、そのため前記非
晶質半導体層は単結晶化されず、多結晶化される。
【0005】このような問題を回避するため、従来で
は、以下のような超高真空装置によって非晶質半導体層
の形成が行われていた。すなわち、絶縁層が形成された
単結晶半導体基板を成膜室に装填した後、この基板を例
えば900℃程度の高温に維持し、自然酸化膜を昇華に
よって除去した後、前記単結晶半導体基板を約550℃
以下の温度にまで降温させ、蒸着法等により非晶質半導
体層の成膜を行う。降温の際、成膜室は通常1×10
-10 Torr以下の超高真空雰囲気に保たれており、前
記単結晶半導体基板の露出した表面に自然酸化膜が形成
されることを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した超高真空装置
を用いた方法にあっては、自然酸化膜の除去および非晶
質半導体層の成膜に分子線エピタキシャル装置等のロー
ドロックシステムを有する超高真空装置を使用する必要
があり、生産性が極めて低いという問題があった。ま
た、この従来方法においては、蒸着法により非晶質半導
体層の成膜を行っているため、膜の堆積後400〜50
0℃で膜の焼き締めを行った後、固相エピタキシャル成
長を行わなければならず、工程数が多く、プロセス上不
利であるという問題もあった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、その目的とするところは、真空度が数mTo
rrの減圧化学気相成長法(減圧CVD法)が適用可能
で、低コストで生産性の高いSOI構造の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のSO
I構造の製造方法は、(a)単結晶半導体基板の結晶面
に絶縁層が所定のパターンで形成される工程、(b)前
記結晶面の表面を水素原子で終端させて安定化させる工
程、(c)実質的に酸化成分を除去した雰囲気において
減圧化学気相成長によって、非晶質半導体層が、前記結
晶面および前記絶縁層を連続して被覆する状態で形成さ
れる工程、および(d)前記非晶質半導体層が、熱処理
によって単結晶化される工程、を含む。
【0009】この発明においては、非晶質半導体層の形
成において、酸素ガス,水分等の成膜雰囲気に残留する
酸化成分を除去して自然酸化膜の形成を抑止した状態で
成膜を行うため、例えば到達真空度1mTorr程度の
減圧CVD法によって成膜が可能となる。したがって、
従来この種の非晶質半導体層を形成する際に必要とされ
た到達真空度、1×10-10 Torr以下の超高真空成
膜装置を用いなくても、LSIの成膜装置として一般的
に用いられている減圧CVD装置によって低コストかつ
高生産性でSOI構造を製造することができる。
【0010】本発明においては、前記工程(b)におい
ては、前記結晶面の表面を水素原子で終端させ、つま
り、前記結晶面の活性なSiに酸化性の物質以外の原子
を結合させることにより、該結晶面の表面を安定化させ
ることにより、単結晶半導体基板の表面の酸化が防止さ
れる。
【0011】前記工程(b)においては、水素原子によ
って結晶面の表面を終端させる方法としては、例えばエ
ッチングを好ましく用いることができる。具体的には、
水素含有化合物によるエッチングによって、前記単結晶
半導体基板の表面に形成された自然酸化膜を除去すると
ともに、該基板表面の活性なSiに水素原子を結合させ
ることにより表面を化学的に安定な状態とすることがで
き、自然酸化膜の再生を防止することができる。ただ
し、約250℃より高い温度では、前記単結晶半導体基
板の表面に結合した水素原子が離脱するため、該基板は
約250℃より低い温度に維持される。
【0012】水素含有化合物によるエッチングとして
は、希フッ化水素溶液によるウェットエッチング、ある
いは水素,塩酸,フッ酸等によるドライエッチング等を
用いることができ、特にフッ化水素を1〜5%の割合で
含む溶液によるウェットエッチングがプロセスの簡便
化,表面の化学的安定性の点より好ましい。
【0013】また、本発明において、非晶質半導体層の
成膜を行う際に雰囲気中に残留する酸素ガス,水分等の
酸化成分を実質的に除去することが必要である。酸化成
分を除去する方法としては、例えば、非晶質半導体層の
成膜を行う前に、前記単結晶半導体基板の露出表面に結
合した水素原子が離脱しない温度、すなわち約250℃
の温度より低い状態でシラン系化合物を導入し、該シラ
ン系化合物と酸化成分とを反応させることによって、酸
化成分を酸化シランあるいは前記シラン系化合物の一部
が酸素と置換された化合物として成膜室から除去する方
法が好ましい。
【0014】前記シラン系化合物としては、特に制限さ
れないが、モノシラン,ジシラン,トリシラン,テトラ
シラン等を例示することができる。この酸化成分を除去
する工程においては、基板表面に結合した水素が離脱す
る温度より低い温度に制御される。また、シラン系化合
物ガスの流量および成膜室の圧力は、成膜室の温度が前
記シラン系化合物の成膜温度まで達したとしても、ほと
んど成膜が行われないような雰囲気となる範囲で設定さ
れることが好ましい。
【0015】また、前記工程(c)においては、非晶質
半導体層の成膜初期においては、成膜速度が例えば1オ
ングストローム/分〜10オングストローム/分程度と
小さいことが好ましい。この初期過程において成膜速度
が速いと、非晶質半導体層の膜が島状に成長して好まし
くない。非晶質半導体層の成膜に用いられるシラン系化
合物としては、前述した酸化成分除去工程で用いられた
シラン系化合物と同様のものを用いることができ、両者
は同一でもよく、あるいは異なっていてもよい。
【0016】さらに、前記非晶質半導体層の成膜温度は
約520℃以下の温度で行われることが好ましい。非晶
質半導体層の成膜温度が520℃を超えると、熱処理に
よって非晶質半導体層を単結晶化する際の横方向固相結
晶成長(L−SPE:Lateral−Solid P
hase Epitaxy)距離が急速に短くなる傾向
があるからである。また、前記非晶質半導体層の膜厚
は、素子の種類によっても異なるが、約0.5μm程度
以上であることが好ましい。膜厚が0.5μmより小さ
いと、L−SPE距離が急速に短くなる傾向があるから
である。
【0017】前記工程(d)における熱処理は、好まし
くは620℃以下の温度で行われる。熱処理温度が62
0℃を超えると、L−SPE距離が短くなる傾向があ
る。
【0018】本発明における半導体としては、Siが代
表的であるが、その他にSiGeなどを用いることがで
きる。
【0019】
【実施例】本実施例のSOI構造の製造方法において
は、成膜装置として減圧CVD装置が使用される。以
下、SOI構造の製造工程について、図1〜図6を参照
して説明する。
【0020】まず、図1に示すように、(100)面の
結晶面Fを有する単結晶シリコン基板(以下、単に「基
板」という)10の前記結晶面F上に例えば膜厚100
0オングストロームの酸化ケイ素(SiO2 )からなる
絶縁層12aが形成される。絶縁層12aの製造条件は
特に制限されないが、例えば、熱酸化プロセス等を用い
ることができる。
【0021】ついで、図2に示すように、フォトレジス
ト塗布,露光・現像からなる一連のリソグラフィ技術お
よびエッチング技術により、所定のパターンを有する絶
縁層12が形成される。
【0022】この工程では、絶縁層12が形成されてい
ない結晶面f上に自然酸化膜14が形成される。シリコ
ン単結晶の表面は非常に活性であるため、大気中はもち
ろん、減圧下においても微量な酸素によって表面が酸化
され、数オングストロームの酸化膜が形成される。この
酸化膜を通常自然酸化膜と称する。この自然酸化膜14
が存在すると、基板10の単結晶面におけるエピタキシ
ャル成長が阻害される。
【0023】次に、図3に示すように、例えば1〜5%
の希フッ化水素溶液に前段の工程で得られた基板積層体
を数秒間浸漬することにより、自然酸化膜14を除去す
る。この工程によって、自然酸化膜14が除去されると
ともに、活性なシリコン結晶面に水素原子が結合して結
晶面が安定化することで、自然酸化膜の再成長が抑止さ
れる。ただし、シリコン結晶面に結合している水素原子
は約250℃より高い温度で離脱するため、これより低
い温度、好ましくは200℃以下の温度に制御される必
要がある。
【0024】次に、図4に示すように、250℃より低
い温度、好ましくは室温〜200℃に設定された減圧C
VD装置の成膜室内に前段の工程で得られた基板積層体
を設置し、モノシラン(SiH4 )ガスを微小流量で流
し、SiH4 と酸素とを成膜させずに反応させ、酸素を
酸化ケイ素として除去し、自然酸化膜の成長を抑止す
る。SiH4 ガスは装置内に残留する酸素ガスを酸化物
として完全に除去できる流量で導入されればよく、具体
的な数値は真空ポンプの排気速度等により異なるが、例
えば1〜5mTorrの圧力、5〜20SCCMの流量
に設定される。SiH4 ガスは室温程度の温度において
も酸素と反応するため、比較的低温でも酸素を酸化物と
して確実に除去することが可能である。
【0025】ついで、装置内の温度を480〜520℃
程度まで昇温し、その後ジシラン(Si2 6 )ガスを
例えば300SCCMの流量で流し、非晶質シリコン層
16を例えば堆積速度100オングストローム/分、膜
厚約0.5〜1μmで成膜する。ここでの成膜条件に特
に制限はないが、膜厚等の均一性がよい条件とすること
が好ましい。
【0026】次に、図5に示すように、成膜室の温度を
550〜620℃程度まで昇温し、シード結晶部を構成
する基板10の結晶面fから固相エピタキシャル成長に
より非晶質シリコン層16を単結晶化し、単結晶シリコ
ン層18aを形成する。
【0027】ついで、図6に示すように、単結晶シリコ
ン層18aをドライエッチングすることにより、所定の
パターンを有する単結晶シリコン層を18を形成する。
【0028】以上の工程により、SOI構造を量産性の
優れた減圧CVD装置によって容易に製造することがで
きる。本実施例において、特に特徴的な点は、減圧CV
D装置を用いた場合には、その真空度が数mTorr程
度と低いため、通常、装置内に酸素がかなり多量に存在
するが、この酸素を非晶質シリコン層の形成前に除去す
る点にある。すなわち、非結晶シリコン層の成膜前に、
酸素と反応しやすいシラン系ガス、例えばSiH4 ガス
を微小量導入し、両者を反応させることにより、酸素ガ
スを雰囲気から除去して自然酸化膜の成長を阻止してい
る。これは、SiH4 ガスが室温でも酸素と反応すると
いう性質と、550℃以下ではほとんど成膜が生じない
という性質を利用したものである。
【0029】絶縁層上に形成されるシリコン単結晶層を
例えば1000オングストローム以下の薄い膜にする必
要がある場合には、図5に示す工程と、図6に示す工程
との間に次の工程を追加する。すなわち、図5に示す単
結晶シリコン層18aを必要な膜厚だけ残して表面を熱
酸化によりシリコン酸化膜とし、形成されたシリコン酸
化膜をエッチングにより除去する工程を追加する。この
とき、熱酸化の温度を1000℃程度以上の高温とする
ことにより、単結晶シリコン層の結晶性をより向上させ
る効果も合せ持つことができる。
【0030】このようにして形成されたSOI構造を例
えばMOSデバイスに適用する場合には、通常のシリコ
ン基板上にMOSデバイスを製造する方法と同様にして
製造することができる。具体的には、例えば図7に示す
ように、SOI構造をなす基体上において、単結晶シリ
コン層18に図示しないソース・ドレイン拡散領域の形
成、ゲート酸化膜20の形成、コンタクトホールの形
成、ゲート電極22,ソース・ドレイン電極24,26
の形成、PSG,BPSGなどの絶縁膜28の形成が行
われる。
【0031】次に、本発明のSOI構造の横方向固相結
晶成長(L−SPE)に関して行った実験例について述
べる。
【0032】(1)L−SPE距離の非晶質シリコン層
の膜厚に対する依存性を調べたところ、図8に示す結果
が得られた。なお、L−SPE距離の測定は、サンプル
にライトエッチング(Wright etch)を施し
た後に光学顕微鏡により行った。
【0033】図8から明らかなように、L−SPE距離
は、非晶質シリコン層の膜厚が0.5μm程度以上で飽
和する傾向にある。したがって、非晶質シリコン層の膜
厚は素子によっても異なるが、0.5μm程度以上とす
るのが好ましい。
【0034】(2)L−SPE距離の非晶質シリコン層
の成膜温度に対する依存性を調べたところ、図9に示す
結果が得られた。
【0035】図9から明らかなように、成膜温度が52
0℃程度より高くなると、L−SPE距離は急激に減少
する傾向にある。したがって、非晶質シリコン層の成膜
温度は520℃程度以下とするのが望ましい。
【0036】(3)L−SPE距離の非晶質シリコン層
の単結晶化アニール温度に対する依存性を調べたとこ
ろ、図10に示す結果が得られた。
【0037】図10から明らかなように、結晶化アニー
ル温度が620℃程度を超えると、L−SPE距離がや
や減少する傾向がある。したがって、非晶質シリコン層
の結晶化アニール温度は620℃程度以下とするのが望
ましい。
【0038】本発明のSOI構造は、MOS素子をはじ
めとし、バイポーラトランジスタ、SIT、IGBT等
のあらゆる半導体素子に適用することが可能であり、ま
た、三次元構造の集積回路システムに適用が可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、SOI構造を構成する
非晶質半導体層の成膜を、LSIの生産現場で使用され
ている到達真空度が数mTorr程度の減圧CVD装置
によって行うことが可能であることから、高い量産性を
有し、SOI構造の素子を容易かつ低コストで作製する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSOI構造の製造プロセスの一工程を
示し、基板上に絶縁層を形成した状態を示す説明図であ
る。
【図2】図1に示す工程に引き続き、絶縁層をパターニ
ングした状態を示す説明図である。
【図3】図2に示す工程に引き続き、自然酸化膜を除去
した状態を示す説明図である。
【図4】図3に示す工程に引き続き、非晶質シリコン層
を形成した状態を示す説明図である。
【図5】図4に示す工程に引き続き、熱処理により非晶
質シリコン層を単結晶化した状態を示す説明図である。
【図6】図5に示す工程に引き続き、単結晶シリコン層
をパターニングした状態を示す示す説明図である。
【図7】本発明のSOI構造をMOSFETに適用した
素子構造を示す図である。
【図8】非晶質シリコン層の膜厚とL−SPE距離との
関係を示す図である。
【図9】非晶質シリコン層の成膜温度とL−SPE距離
との関係を示す図である。
【図10】非晶質シリコン層の結晶化アニール温度とL
−SPE距離との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 基板 12 絶縁層(熱酸化膜) 14 自然酸化膜 16 非晶質シリコン層 18 単結晶シリコン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 幸夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 光嶋 康一 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)単結晶半導体基板の結晶面に絶縁
    層が所定のパターンで形成される工程、(b)前記結晶
    面の表面を水素原子で終端させて安定化させる工程、
    (c)実質的に酸化成分を除去した雰囲気において減圧
    化学気相成長によって、非晶質半導体層が、前記結晶面
    および前記絶縁層を連続して被覆する状態で形成される
    工程、および(d)前記非晶質半導体層が、熱処理によ
    って単結晶化される工程、 を含むSOI構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工程(b)は、水素含有化合物によるエッチングに
    よって前記単結晶半導体基板の表面に形成された自然酸
    化膜を除去し、水素原子で終端させた後、該基板を約2
    50℃より低い温度に維持する工程を含むSOI構造の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記工程(c)は、前記非晶質半導体層の成膜を行う前
    に、約250℃より低い雰囲気温度でシラン系化合物を
    導入し、該シラン系化合物と雰囲気に残留する酸化成分
    とを反応させることによって該酸化成分を酸化物として
    雰囲気から除去する工程を含むSOI構造の製造方法。
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