JPH084467Y2 - エアゾール容器用定量弁 - Google Patents

エアゾール容器用定量弁

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JPH084467Y2
JPH084467Y2 JP3917890U JP3917890U JPH084467Y2 JP H084467 Y2 JPH084467 Y2 JP H084467Y2 JP 3917890 U JP3917890 U JP 3917890U JP 3917890 U JP3917890 U JP 3917890U JP H084467 Y2 JPH084467 Y2 JP H084467Y2
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housing
aerosol container
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gasket
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行雄 八戸
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Toyo Aerosol Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエアゾール容器用定量弁に係るものであっ
て、エアゾール内容物の噴射量を常に定量に保つことに
より、エアゾール内容物の確実な散布効果と、余分な量
の散布による弊害を防止しようとするものである。
従来の技術 従来、エアゾール内容物を定量噴霧する事のできるエ
アゾール容器用定量弁としては、実公昭51−27449号、
実公昭62−31147号公報記載の考案の如く、押釦の押圧
時にエアゾール容器の内部とハウジング内部との連通を
遮断し、ハウジング内のエアゾール内容物のみを噴射
し、押釦の非押圧時にはエアゾール容器内部とハウジン
グ内部とを連通状態とし、定量室内にエアゾール内容物
を充填するものが知られている。しかしながらこのエア
ゾール容器用定量弁は、押釦の非押圧時において、ハウ
ジング内部とエアゾール容器内部とが常に連通してい
る。従って、ハウジング内部に充填されたエアゾール内
容物のうち、特に噴射剤以外の内容物が、保存時等にお
ける外部からの衝撃、時間の経過等によって、ハウジン
グ内部からエアゾール容器内に落下するものとなってい
た。そのために、エアゾール内容物を規定量より少量し
か噴射することができない場合が多いものであった。
考案が解決しようとする課題 本考案は上述のごとき課題を解決しようとするもので
あって、エアゾール内容物の定量噴射を可能とする定量
弁に於て、ハウジング内に蓄積したエアゾール内容物
を、エアゾール容器へ逆流させる事なく、正確な定量噴
射を目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、エアゾー
ル容器の蓋体内面にガスケットを介してハウジングを固
定し、このハウジング内に摺動可能に挿入したステム
を、ガスケットを貫通して蓋体からハウジング外部に突
出位置し、この突出端部から形成した導出路とハウジン
グ内部とを連通するオリフィスを、常時はガスケットで
閉止するとともにハウジング内部に位置するステムの挿
入端部を、エアゾール容器内部とハウジング内部間に設
けたシール材の挿通口部に臨ませて位置し、ステムの押
圧時に挿入端部を気密に挿通し得る直径に挿通口部を形
成するとともにこの挿通口部とエアゾール容器内部との
間に、エアゾール容器方向からの加圧によってのみ開弁
する逆止弁を形成して成るものである。
作用 本考案は上述のごとく構成したものであるから、まず
従来公知の任意の方法でエアゾール内容物を充填する。
このエアゾール容器から、エアゾール内容物の定量噴射
を行うには、ステムを押圧して開弁状態とすれば良い
が、非噴射状態、即ちエアゾール容器の通常の保存状態
で、ハウジング内部とエアゾール容器内部とは、エアゾ
ール容器方向からの加圧によってのみ開弁する逆止弁を
介して連通状態と成っている。従って、エアゾール内容
物はハウジング内に導入された状態となっている。そし
て押釦を介してステムを押圧すれば、ステムはハウジン
グ内を摺動し、ガスケットによるオリフィスの密閉を解
除するから、ハウジング内のエアゾール内容物は噴射を
開始する。同時にステムの挿入端部は挿通口部を挿通
し、ステム外周をシール材に密接し、ハウジング内部と
エアゾール容器内部との連通を遮断する。従ってハウジ
ング内部のエアゾール内容物のみを、オリフィスを介し
て外部に定量噴射することができる。
この噴射完了後、ステムへの押圧力を解除すれば、ス
テムは噴射剤の圧力及び発条の復元力等で元位置に復元
し、オリフィスをガスケットで閉止するとともに挿通口
部を開放する。そしてハウジング内部のエアゾール内容
物のみが外部に噴出してしまうから、ハウジング内部の
圧力は噴射剤を充填したエアゾール容器内部の圧力より
も低くなる。そこで挿通口部とエアゾール容器内部との
間に設けた逆止弁を開放し、エアゾール容器内のエアゾ
ール内容物はハウジング内部に導入され、次回の噴射に
備えて蓄積される。この逆止弁はエアゾール容器方向か
らの加圧によってのみ開弁するから、ハウジング内部に
蓄積されたエアゾール内容物は、保存時における外部か
らの衝撃、時間の経過等によってエアゾール容器内部に
落下することがない。従って噴射時には、減量されない
エアゾール内容物を常に一定量噴射する事ができるもの
である。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれば、
(1)はハウジングで、外端部に位置したガスケット
(2)の外面を、蓋体(3)により被覆固定するととも
にエアゾール容器(4)の係合凸部(5)に係合ガスケ
ット(6)を介して係合し、この係合状態でエアゾール
容器(4)の上端縁を蓋体(3)の外面に折曲する事に
より、ハウジング(1)をエアゾール容器(4)に固定
している。そしてこのハウジング(1)内に摺動可能に
挿入したステム(7)を、ガスケット(2)を貫通して
蓋体(3)から外部に突出位置するとともにステム
(7)を外部方向に発条(8)で付勢している。このス
テム(7)は、突出端部(9)に押釦(11)を接続固定
している。またこの突出端部(9)から形成した導出路
(12)と、ハウジング(1)内部とを連通するオリフィ
ス(13)を、常時はガスケット(2)で密閉閉止してい
る。そしてステム(7)外周と蓋体(3)との間には、
噴射剤の充填間隔(14)を形成している。また、ハウジ
ング(1)内に位置するステム(7)の挿入端部(15)
を、エアゾール容器(4)内部とハウジング(1)内部
との間に設けたシール材(16)の挿通口部(17)に臨ま
せて位置し、ステム(7)の押圧時に、挿入端部(9)
を気密に挿通し得る直径に挿通口部(17)を形成してい
る。このシール材(16)は、軟弾性材にて形成するとと
もにステム(7)外周とハウジング(1)内面との間隔
に位置する環状壁(18)の開口縁を支点にして下方に湾
曲している。この環状壁(18)の外周とハウジング
(1)内面との間隔には、シール材(16)の湾曲部(1
9)により常時は密閉されているが、噴射剤の導入時に
は、この密閉を開放する導入路(21)を形成している。
また前記挿通口部(17)とエアゾール容器(4)内部と
は、充填口(22)を介して連通し、この充填口(22)の
挿通口部(17)側に設けた弁座(23)に球状の逆止弁
(24)を設け、エアゾール容器(4)内部からのみ開弁
可能としている。そしてこの充填口(22)にディップチ
ューブ(25)を接続固定し、エアゾール容器(4)内の
エアゾール内容物と、ハウジング(1)内部とを連通し
ている。
上述の如く構成したものに於て、まずエアゾール内容
物をエアゾール容器(4)内部に充填するには、噴射剤
以外のエアゾール内容物をエアゾール容器(4)内部に
予め充填する。次に、蓋体(3)により固定したガスケ
ット(2)、ステム(7)、シール材(16)等を組み込
んでハウジング(1)を、エアゾール容器(4)の係合
凸部(5)に係合ガスケット(6)を介して係合する。
そして蓋体(3)の上面にエアゾール容器(4)の上端
縁を折曲する事により、ハウジング(1)をエアゾール
容器(4)に接続固定する。次に第2図に示すごとく、
噴射剤の充填ノズル(26)を、噴射剤の充填間隔(14)
に臨ませて蓋体(3)の外面に押し当て噴射剤を噴射す
る。
噴射剤は充填圧力で、ガスケット(2)をハウジング
内部方向に押圧変形させ、オリフィス(13)及びガスケ
ット(2)とステム(7)の外周面との充填間隔(14)
を介して、ハウジング(1)内部に流入する。またステ
ム(7)は、ハウジング(1)内部に押し込まれるとと
もにシール材(16)は環状壁(18)を支点にして下方に
湾曲し、ステム(7)外周とハウジング(1)内面との
間隔に、噴射剤の導入路(21)を形成し、この導入路
(21)を介して噴射剤は、エアゾール容器(4)内部に
充填する。噴射剤の適量充填が完了し、充填を停止すれ
ば、ステム(7)、ガスケット(2)、シール材(16)
等は発条(8)の復元力及び充填した噴射剤の圧力で復
元する。
そしてこの充填が完了したエアゾール容器(4)か
ら、エアゾール内容物の定量噴射を行うには、ステム
(7)を押圧して開弁状態とすれば良いが、非噴射状
態、即ちエアゾール容器(4)の通常の保存状態で、ハ
ウジング(1)内部とエアゾール容器(4)内部とは、
エアゾール容器(4)方向からのみ開弁する逆止弁(2
4)を介して連通状態と成っている。従って、エアゾー
ル内容物はハウジング(1)内に導入された状態となっ
ている。そして第3図に示すごとく、押釦(11)を介し
てステム(7)を押圧すれば、ステム(7)はハウジン
グ(1)内を摺動し、ガスケット(2)によるオリフィ
ス(13)の密閉を解除するから、ハウジング(1)内の
エアゾール内容物は噴射を開始する。同時にステム
(7)の挿入端部(15)を挿通口部(17)を挿通し、ス
テム(7)外周をシール材(16)に密接し、ハウジング
(1)内部とエアゾール容器(4)内部との連通を遮断
する。従ってハウジング(1)内部のエアゾール内容物
のみを、オリフィス(13)を介して外部に定量噴射する
ことができる。
この噴射完了後、ステム(7)への押圧力を解除すれ
ば、ステム(7)は噴射剤の圧力及び発条(8)の復元
力等で元位置に復元し、オリフィス(13)をガスケット
(2)で閉止するとともに、挿通口部(17)を開放す
る。そしてハウジング(1)内部のエアゾール内容物の
みが外部に噴出してしまうから、ハウジング(1)内部
の圧力は噴射剤を充填したエアゾール容器(4)内部の
圧力よりも低くなる。従って挿通口部(17)とエアゾー
ル容器(4)内部との間に設けた逆止弁(24)に対し
て、エアゾール容器(4)方向から噴射剤の圧力がかか
り、逆止弁(24)を開放するから、エアゾール容器
(4)内のエアゾール内容物はハウジング(1)内部に
導入され、次回の噴射に備えて蓄積される。この逆止弁
(24)はエアゾール容器(4)方向からの加圧によって
のみ開弁するから、ハウジング(1)内部に蓄積された
エアゾール内容物は、保存時における外部からの衝撃、
時間の経過等によってエアゾール容器(4)内部に落下
することがない。従って噴射時には、減量されないエア
ゾール内容物を常に定量噴射する事ができる。
また、図示した実施例において逆止弁(24)は、球状
であるが、エアゾール容器(4)方向からの加圧によっ
てのみ開弁し得るものであれば良く、任意のものを選択
する事ができる。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、エア
ゾール内容物の定量噴射を可能とする定量弁において、
ハウジングの定量室内に充填されたエアゾール内容物が
エアゾール容器内部に逆流する事を防止し、エアゾール
内容物の一回当たりの噴射量を常に定量に保つ事ができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
非噴射状態の断面図、第2図は噴射剤の充填状態を示す
断面図、第3図はエアゾール内容物の噴射状態を示す断
面図である。 (1)……ハウジング、(2)……ガスケット (3)……蓋体、(4)……エアゾール容器 (7)……ステム、(9)……突出端部 (12)……導出路、(13)……オリフィス (15)……挿入端部、(16)……シール材 (17)……挿通口部、(24)……逆止弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器の蓋体内面にガスケットを
    介してハウジングを固定し、このハウジング内に摺動可
    能に挿入したステムを、ガスケットを貫通して蓋体から
    ハウジング外部に突出位置し、この突出端部から形成し
    た導出路とハウジング内部とを連通するオリフィスを、
    常時はガスケットで閉止するとともにハウジング内部に
    位置するステムの挿入端部を、エアゾール容器内部とハ
    ウジング内部間に設けたシール材の挿通口部に臨ませて
    位置し、ステムの押圧時に挿入端部を気密に挿通し得る
    直径に挿通口部を形成するとともにこの挿通口部とエア
    ゾール容器内部との間に、エアゾール容器方向からの加
    圧によってのみ開弁する逆止弁を形成した事を特徴とす
    るエアゾール容器用定量弁。
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JP4716459B2 (ja) * 2000-02-16 2011-07-06 株式会社三谷バルブ 粉状内容物用定量バルブ機構
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JP6547208B2 (ja) * 2014-11-10 2019-07-24 株式会社ダイゾー エアゾール容器

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