JPH11245978A - エアゾール噴射方法及びエアゾール噴射構造 - Google Patents

エアゾール噴射方法及びエアゾール噴射構造

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JPH11245978A
JPH11245978A JP10357596A JP35759698A JPH11245978A JP H11245978 A JPH11245978 A JP H11245978A JP 10357596 A JP10357596 A JP 10357596A JP 35759698 A JP35759698 A JP 35759698A JP H11245978 A JPH11245978 A JP H11245978A
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JP
Japan
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measuring chamber
valve
valve stem
injection
chamber
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Application number
JP10357596A
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Inventor
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
Takako Okajima
孝子 岡島
Noritoshi Kimura
文紀 木村
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/22Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means with a mechanical means to disable actuation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/44Valves specially adapted therefor; Regulating devices
    • B65D83/48Lift valves, e.g. operated by push action

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアゾール容器内の内容物を一定量計量し、
計量された定量の内容物を、さらに定量ずつ数回に分け
てより均一に噴射投与することができるエアゾール噴射
方法及び噴射構造を提供すること。 【解決手段】 噴射部(31)と開閉可能に連通し、エ
アゾール容器(1)内と開閉可能に連通する計量室
(2)に、エアゾール容器1内の内容物を充満させる第
1の工程と、計量室(2)とエアゾール容器(1)内と
の連通を遮断する第2の工程と、計量室(2)内の内容
物を、少なくとも二回、定量ずつ噴射部(31)から噴
射させる第3の工程とを含む。エアゾール容器(1)か
ら計量室(2)内へその容積分だけ取り込まれた内容物
を、第2計量室(22)より更に少量ずつ計量しなが
ら、第2計量室(22)より噴射部(31)を通じて噴
射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール噴射方
法及びエアゾール噴射構造に関し、さらに具体的には、
エアゾール容器内の内容物を計量し、計量した内容物を
さらに定量ずつ小分けにして噴射することができるよう
に工夫されたエアゾール噴射方法及びエアゾール噴射構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品として用いられるエアゾールは、
例えば喘息薬などを充填した吸入用エアゾールのよう
に、その性質上一回の使用量を所定量にすることが好ま
しい場合が少なくない。エアゾールを所定量ずつ噴射す
るための従来のエアゾール噴射方法及び噴射構造では、
エアゾール容器内から計量手段により計量された所定量
の内容物が、噴射弁の一回の操作で全て噴射されるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のエアゾール噴
射構造において、例えばエアゾールが外用薬の場合にあ
っては、所定量の内容物を比較的広範囲にわたってなる
べく均一に噴射投与する必要がある。しかしながら、前
述した従来のエアゾール噴射方法ないし噴射構造では、
計量された内容物が一回の噴射操作で全量噴射されるの
で、薬剤が必要な患部へ局所的にのみ投与され、ある程
度の広がりをもつ必要な範囲の患部へより均一にエアゾ
ールを噴射させることは困難である。本発明の目的は、
エアゾール容器内の内容物を一定量計量し、計量された
所定量の内容物を、一定の範囲にわたってさらに定量ず
つ数回に分けてより均一に噴射投与することができるエ
アゾール噴射方法を提供することにある。本発明のもう
一つの目的は、上記の目的を達成し得るエアゾール噴射
方法を、円滑に実施することができるエアゾール噴射構
造を提供することにある。本発明のその他の目的及び特
徴は、以下の説明によって明らかにされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるエアゾール
噴射方法は、前述の課題を解決するために以下のように
構成している。すなわち、請求項1に記載のエアゾール
噴射方法は、噴射部(31)と開閉可能に連通し且つエ
アゾール容器(1)内と開閉可能に連通する計量室
(2)に、エアゾール容器(1)内の内容物を充満させ
る第1の工程と、計量室(2)とエアゾール容器(1)
内との連通を遮断する第2の工程と、計量室(2)内の
内容物を、少なくとも二回、所定量ずつ噴射部(31)
から噴射させる第3の工程、とを含むことを特徴として
いる。
【0005】請求項2に記載のエアゾール噴射方法は、
請求項1のエアゾール噴射方法において、計量室(2)
は、第1計量室(21)と、噴射部(31)と開閉可能
に連通しそして容積が第1計量室(21)の容積以下で
あって且つ第1計量室(21)と開閉可能に連通する第
2計量室(22)とからなり、前記第1の工程において
は、第1計量室(21)と第2計量室(22)とを連通
させた状態で計量室(2)にエアゾール容器(1)内の
内容物を充満させ、前記第3の工程においては、第1計
量室(21)と第2計量室(22)との連通を遮断する
工程と、第2計量室(22)内の内容物を噴射部(3
1)から噴射させる工程と、再度第1計量室(21)と
第2計量室(22)とを連通させる工程とを少なくとも
二回繰り返す、ことを特徴としている。
【0006】請求項3に記載のエアゾール噴射方法は、
請求項1のエアゾール噴射方法において、計量室(2)
は、第1計量室(21)と、噴射部(31)と開閉可能
に連通しそして容積が第1計量室(21)の容積の1/
2以下であって且つ第1計量室(21)と開閉可能に連
通する第2計量室(22)とからなり、前記第1の工程
においては、第1計量室(21)と第2計量室(22)
との連通を遮断した状態で第1計量室(21)にエアゾ
ール容器(1)内の内容物を充満させ、前記第3の工程
においては、第1計量室(21)と第2計量室(22)
とを連通させる工程と、第1計量室(21)と第2計量
室(22)との連通を遮断し、第2計量室(22)の内
容物を噴射部(31)から噴射させる工程とを少なくと
も二回繰り返す、ことを特徴としている。
【0007】本発明によるエアゾール噴射構造は、前述
の課題を解決するために以下のように構成している。す
なわち、請求項4に記載のエアゾール噴射構造は、エア
ゾール容器1と、噴射部(31)と、第1計量室(2
1)と第1計量室(21)の容積以下の容積を有する第
2計量室(22)とが仕切壁(23)を介して区分され
た計量室(2)と、噴射部(31)と第2計量室(2
2)を連通するとともに仕切壁(23)を摺動自在に貫
通し、常時定姿勢を保つように付勢されているバルブス
テム(3)と、エアゾール容器(1)と計量室(2)と
の間を開閉する第1の開閉弁(4)と、バルブステム
(3)が定姿勢に保たれているときは第1計量室(2
1)と第2計量室(22)との間を開き、そしてバルブ
ステム(3)の操作により第1計量室(21)と第2計
量室(22)との間を閉じることができる第2の開閉弁
(5)と、バルブステム(3)の操作により、第2の開
閉弁(5)が閉じているときに噴射部(31)と第2計
量室(22)との間を開くことができる噴射弁(6)
と、を備えていることを特徴としている。
【0008】請求項5に記載のエアゾール噴射構造は、
請求項4のエアゾール噴射構造において、計量室(2)
がエアゾール容器(1)内に設けられており、第1の開
閉弁(4)は、計量室(2)の室壁に形成された連通孔
(41)と、バルブステム(3)を所定角度回転させる
ことにより連通孔(41)を開閉するようにバルブステ
ム(3)に設けられたバルブ片(42)とからなる、こ
とを特徴としている。
【0009】請求項6に記載のエアゾール噴射構造は、
請求項5のエアゾール噴射構造において、バルブステム
(3)が、一定角度正逆に回転するように規制されてお
り、一方向へ一定角度回転させたときにバルブ片(4
2)が連通孔(41)を閉じ、他方向へ一定角度回転さ
せたときにバルブ片(42)が前記連通孔(41)を開
くように構成されていることを特徴としている。
【0010】請求項7に記載のエアゾール噴射構造は、
請求項5のエアゾール噴射構造において、バルブステム
(3)は、エアゾール容器(1)の開口部(12)を第
2計量室(22)の側から塞ぐように設けられたシール
材(24)の貫通孔(62)へ貫通されるとともに、付
勢部材(7)により噴射部(31)の方向へ押圧された
状態で定姿勢に保たれ、第2の開閉弁(5)は、バルブ
ステム(3)が定姿勢にあるときに第1計量室(21)
と第2計量室(22)とを連通するようにバルブステム
(3)に形成された連通部(51)と、バルブステム
(3)の一部が摺動自在に貫通するように仕切壁(2
3)へ形成された貫通孔(52)とから構成され、噴射
弁(6)は、噴射部(31)と第2計量室(22)とを
連通するようにバルブステム(3)に形成された連通孔
(61)と、バルブステム(3)が定姿勢にあるときに
連通孔(61)を塞ぐシール材(24)の貫通孔(6
2)とから構成され、バルブステム(3)を付勢部材
(7)の付勢に抗して軸方向へ限界まで変位させたとき
に、バルブステム(3)に形成された連通部(51)が
仕切壁(23)に形成された貫通孔(52)の内周面に
よって塞がれて第2の開閉弁(5)が閉じられるととも
に、バルブステム(3)の連通孔(61)が第2計量室
(22)側に通じて噴射弁(6)が開かれるように構成
されている、ことを特徴としている。
【0011】請求項8に記載のエアゾール噴射構造は、
エアゾール容器1と、噴射部(31)と、第1計量室
(21)と第1計量室(21)の容積の1/2以下の容
積を有する第2計量室(22)とが仕切壁(23)を介
して区分された計量室(2)と、噴射部(31)と第2
計量室(22)とを連通するとともに仕切壁(23)を
摺動自在に貫通し、常時定姿勢を保つように付勢されて
いるバルブステム(3)と、エアゾール容器(1)内と
第1計量室(21)との間を開閉する第1の開閉弁
(4)と、バルブステム(3)が定姿勢に保たれている
ときは第1計量室(21)と第2計量室(22)との間
を閉じ、そしてバルブステム(3)の操作により第1計
量室(21)と第2計量室(22)との間を開閉するこ
とができる第2の開閉弁(5)と、バルブステム(3)
の操作により、第2の開閉弁(5)が閉じているときに
噴射部(31)と第2計量室(22)との間を開くこと
ができる噴射弁(6)と、を備えていることを特徴とし
ている。
【0012】請求項9に記載のエアゾール噴射構造は、
請求項8のエアゾール噴射構造において、計量室(2)
がエアゾール容器(1)内に設けられており、第1の開
閉弁(4)は、計量室(2)における第1計量室(2
1)側の室壁に形成された連通孔(41)と、バルブス
テム(3)を所定角度回転させることにより連通孔(4
1)を開閉するようにバルブステム(3)に設けられた
バルブ片(42)とからなることを特徴としている。
【0013】請求項10に記載のエアゾール噴射構造
は、請求項9のエアゾール噴射構造において、バルブス
テム(3)は、一定角度正逆に回転するように規制され
ており、一方向へ一定角度回転させたときにバルブ片
(42)が連通孔(41)を閉じ、そして他方向へ一定
角度回転させたときにバルブ片(42)が連通孔(4
1)を開くように構成されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項11に記載のエアゾール噴射構造
は、請求項9のエアゾール噴射構造において、バルブス
テム(3)は、エアゾール容器(1)の開口部(12)
を第2計量室(22)の側から塞ぐように設けられたシ
ール材(24)の貫通孔(62)へ貫通されるととも
に、付勢部材(7)により噴射部(31)の方向へ押圧
された状態で定姿勢に保たれ、第2の開閉弁(5)は、
バルブステム(3)が定姿勢にあるときに第2計量室
(22)内に位置するようにバルブステム(3)の外周
部に形成された凹部(53)と、バルブステム(3)の
一部が摺動自在に貫通するように仕切壁(23)へ形成
された貫通孔(52)とから構成され、噴射弁(6)
は、噴射部(31)と第2計量室(22)とを連通する
ようにバルブステム(3)に形成された連通孔(61)
と、バルブステム(3)が定姿勢にあるときに連通孔
(61)を塞ぐシール材(24)の貫通孔(62)とか
ら構成され、バルブステム(3)を付勢部材(7)の付
勢に抗して軸方向へ変位させる過程において、凹部(5
3)が仕切壁(23)へ形成された貫通孔(52)を通
過する際に第1計量室(21)と第2計量室(22)と
の間を一旦連通することにより第2の開閉弁(5)が一
旦開かれ、バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢
に抗して軸方向へ限界まで変移させたときに、凹部(5
3)が仕切壁(23)へ形成された貫通孔(52)によ
って第1計量室(21)と第2計量室(22)との間を
再度遮断することにより第2の開閉弁(5)が再度閉じ
られるとともに、バルブステム(3)の連通孔(61)
が第2計量室(22)側に通じて噴射弁(6)が開かれ
るように構成されていることを特徴としている。
【0015】請求項12に記載のエアゾール噴射構造
は、請求項4〜11のいずれか記載のエアゾール噴射構
造において、バルブステム(3)は、バルブステム
(3)が定姿勢にあって且つ第1の開閉弁(4)が開か
れている状態にあるとき、軸方向への変移が抑制される
ことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
によるエアゾール噴射方法及びエアゾール噴射構造の好
ましい実施形態を説明する。 第1実施形態 図1は本発明による第1実施形態のエアゾール噴射構造
を示す部分断面図、図2は図1の矢印E−Eに沿う部分
拡大断面図、図3の(A)は図1の状態からバルブステ
ムを所定角度一方向へ回転させて第1の開閉弁を閉じた
状態の部分断面図、図3の(B)は(A)図の状態から
バルブステムを軸方向へ限界まで変移させて噴射弁を開
いた状態の部分断面図である。
【0017】エアゾール容器(1)は、有底円筒状の胴
部(10)と、この胴部(10)の上部へ気密に被せら
れた蓋(11)とから構成され、蓋(11)の上部中央
には開口部(12)が形成されている。エアゾール容器
(1)内には、所定のガス圧力をもった内容物が充填さ
れる。
【0018】エアゾール容器(1)内には、ガスケット
その他のシール部材(24)を介して開口部(12)へ
臨むようにカップ状の計量室(2)が設けられ、この計
量室(2)は蓋(11)の外周壁に形成されたリング状
の凹部(13)により、カシメられた状態でシール部材
(24)へ気密に押し付けられている。この実施形態に
おいては、計量室(2)は、仕切壁(23)により下部
の第1計量室(21)とその上部の第2計量室(22)
とに区分され、第2計量室(22)の容積は第1計量室
(21)の容積以下(例えば、1/2以下)になるよう
に設計される。
【0019】計量室(2)内には、上端部側方に向けて
噴射部(31)を有するバルブステム(3)が、エアゾ
ール容器(1)の前記開口部(12)を通じて挿入され
ている。バルブステム(3)は、その括れ部(32)が
前記シール材(24)に形成された貫通孔(62)へ収
まるように当該シール材(24)を貫通し、その先端部
が仕切壁(23)に形成された貫通孔(52)へ一定の
ストローク摺動可能に挿通されている。このバルブステ
ム(3)は、例えば第1計量室(21)内に設置された
コイルばねからなる付勢部材(7)によって常時付勢さ
れ、バルブステム(3)の下端部に形成された鍔部(3
3)を仕切壁(23)の下面へ当接させることにより、
図1で示す一定の姿勢に保たれるように構成されてい
る。
【0020】この第1実施形態の噴射構造では、エアゾ
ール容器(1)と計量室(2)との間を開閉する第1の
開閉弁(4)と、バルブステム(3)が前記定姿勢に保
たれているときに第1計量室(21)と第2計量室(2
2)との間を開き、そしてバルブステム(3)の操作に
より第1計量室(21)と第2計量室(22)との間を
閉じることができる第2の開閉弁(5)と、バルブステ
ム(3)の操作により、第2の開閉弁(5)が閉じてい
るときに噴射部(31)と第2計量室(22)との間を
開くことができる噴射弁(6)とが設けられている。
【0021】また、第1の開閉弁(4)は、エアゾール
容器(1)内に設けられた計量室2の室壁に形成された
連通孔(41)と、バルブステム(3)を所定角度回転
させることにより連通孔(41)を開閉するようにバル
ブステム(3)に設けられたバルブ片(42)とからな
る。しかして、第1の開閉弁(4)は、例えば、エアゾ
ール容器(1)と計量室(2)とを連通するように第1
計量室(21)の室壁に形成された連通孔(41)と、
バルブステム(3)の外周の一部へ周方向へ逆L字状に
張り出すように形成されたバルブ片(42)とから構成
することができる。バルブ片(42)は、第1計量室
(21)の内周面へ摺接しており、例えば、バルブステ
ム(3)を図1の状態から所定角度(例えば180°)
回転させることにより連通孔(41)を気密に閉じるよ
うに構成することができる。さらに、バルブステム
(3)は、一定角度正逆に回転するように規制され、一
方向へ一定角度回転させたときにバルブ片(42)が連
通孔(41)を閉じ、他方向へ一定角度回転させたとき
にバルブ片(42)が連通孔(41)を開くように構成
することもできる。しかして、バルブステム(3)は、
例えば、図1の定姿勢にあるとき、第1計量室(21)
の内周壁に形成された上向きのストッパ(25)へバル
ブ片(42)が突き当たり、図1の状態からは下降しな
いように規制されるとともに、図2のように、バルブ片
(42)の回転方向の動きが、第1計量室(21)の内
周壁へ垂直方向に沿って形成された対のストッパ(2
6),(27)で制御され、所定角度(例えば180
°)以上回転しないように規制される。この第1実施形
態では、第1計量室(21)の室壁に連通孔(41)を
形成し、バルブステム(3)の第1計量室(21)内へ
の突出部へバルブ片(42)を形成しているが、場合に
よりエアゾール容器(1)と第2計量室(22)とを連
通するように連通孔(41)を形成しても差し支えな
い。この場合には、バルブステム(3)の第2計量室
(22)内に位置する部分にバルブ片(42)を形成す
る。
【0022】第2の開閉弁(5)は、バルブステム
(3)が図1の定姿勢にあるときに、第1計量室(2
1)と第2計量室(22)とを連通するようにバルブス
テム(3)に形成された連通部(51)と、バルブステ
ム(3)の一部が摺動自在に挿通するように仕切壁(2
3)へ形成された貫通孔(52)とから構成されてい
る。この第2の開閉弁(5)は、バルブステム(3)を
下限まで押し下げたとき、バルブステム(3)へ形成さ
れた先下がり状の円錐面(55)と、貫通孔(52)の
上縁部の凹円錐面状の座(54)とが接触し、連通部
(51)が貫通孔(52)の内周面によって塞がれるこ
とにより閉じられるように構成されている。
【0023】噴射弁(6)は、噴射部(31)と第2計
量室(22)とを連通するようにバルブステム(3)に
形成された連通孔(61)と、バルブステム(3)が図
1のような定姿勢にあるときに、連通孔(61)を塞ぐ
シール材(24)の貫通孔(62)とから構成されてい
る。この噴射弁(6)は、バルブステム(3)を下限ま
で押し下げたとき、バルブステム(3)に形成された連
通孔(61)が第2計量室(22)側へ通じることによ
って開かれるように構成されている。
【0024】かくして、本発明によるエアゾール噴射構
造の第1実施形態によれば、好適には、バルブステム
(3)は、エアゾール容器(1)の開口部(12)を第
2計量室(22)の側から塞ぐように設けられたシール
材(24)の貫通孔(62)へ貫通されるとともに、付
勢部材(7)により噴射部(31)の方向へ押圧された
状態で前記定姿勢に保たれ、第2の開閉弁(5)は、バ
ルブステム(3)が前記定姿勢にあるときに第1計量室
(21)と第2計量室(22)とを連通するようにバル
ブステム(3)に形成された連通部(51)と、バルブ
ステム(3)の一部が摺動自在に貫通するように仕切壁
(23)へ形成された貫通孔(52)とから構成され、
噴射弁(6)は、噴射部(31)と第2計量室(22)
とを連通するようにバルブステム(3)に形成された連
通孔(61)と、バルブステム(3)が前記定姿勢にあ
るときに連通孔(61)を塞ぐシール材(24)の貫通
孔(62)とから構成され、バルブステム(3)を付勢
部材(7)の付勢に抗して軸方向へ限界まで変位させた
ときに、バルブステム(3)に形成された連通部(5
1)が仕切壁(23)に形成された貫通孔(52)の内
周面によって塞がれて第2の開閉弁(5)が閉じられる
とともに、バルブステム(3)の連通孔(61)が第2
計量室(22)側に通じて噴射弁(6)が開かれるよう
に構成される。
【0025】次に、以上に述べた本発明による第1実施
形態のエアゾール噴射構造の作用とともに、当該噴射構
造を使用したエアゾール噴射方法の第1実施例を説明す
る。前記エアゾール噴射構造の噴射操作の第1の工程で
は、噴射弁(6)を閉じた状態で、第2の開閉弁(5)
を開いて第1計量室(21)と第2計量室(22)とを
連通させるとともに、第1の開閉弁(4)を開いてエア
ゾール容器(1)と計量室(2)とを連通させることに
より、エアゾール容器(1)内の内容物を計量室(2)
へ、計量室(2)〔第1計量室(21)と第2計量室
(22)とからなる〕の容積分だけ導入し、計量室
(2)にエアゾール内容物を充満させる。この実施形態
では、バルブステム(3)が図1のように定姿勢にある
とき、噴射弁(6)が閉じ、第1の開閉弁(4)及び第
2の開閉弁(5)が開いているので、バルブステム
(3)を図1のような定姿勢に位置させることにより、
第1の工程が実行される。
【0026】次いで、第2の工程においては、バルブス
テム(3)を図1の状態から図3(A)において矢印a
で示すように平面視において180°回転させ、同図に
示すように第1の開閉弁(4)を閉じることによりエア
ゾール容器(1)と計量室(2)との連通を遮断する。
この実施形態の噴射構造では、図2で示すストッパ(2
6),(27)によりバルブステム(3)が180°回
転すると停止するように規制されているので、前記バル
ブステム(3)を停止するまで矢印a方向へ回転させれ
ばよい。図1の状態では、バルブステム(3)はストッ
パ(25)により内部に押し下げることができないよう
に規制されているが、前記回転により、図3(A)に示
すように付勢部材(7)の付勢に抗して押し下げること
ができるようになる。
【0027】第3の工程では、図3(B)に示すよう
に、バルブステム(3)を矢印bに沿って下限に達する
まで押し下げると、第2の開閉弁(5)が閉じて第1計
量室(21)と第2計量室(22)との連通が遮断され
るとともに、噴射弁(6)が開いて第2計量室(22)
内の内容物が噴射部(31)から噴射される。バルブス
テム(3)に対する矢印b方向の押圧力を解除すると、
図3(A)に示すように噴射弁(6)が閉じるとともに
第2の開閉弁(5)が開くので、第1計量室(21)内
のエアゾール内容物は第2計量室へ充満する。第2計量
室(22)の容積は第1計量室(21)の容積以下であ
るので、第1計量室(21)の内容物がなくなるまで以
上のようなバルブステム(3)の操作を繰り返すことに
より、第2計量室(22)の容積と同じ量のエアゾール
内容物が二回以上噴射部(31)から噴射される。
【0028】エアゾール容器(1)内の内容物をさらに
噴射したい場合には、バルブステム(3)を図3(A)
の矢印aの逆方向へ第1の開閉弁(4)が開く〔連通孔
(41)が開く〕まで回転させて第1の工程に戻し、バ
ルブステム(3)を再度矢印a方向へ停止するまで回転
させ、第1の開閉弁(4)を図3(A)に示すように閉
じて第2の工程を実行し、前記のように第3の工程を繰
り返す。エアゾール容器(1)内の内容物をそれ以上噴
射する必要がない場合には、バルブステム(3)を図3
(A)の状態から矢印aの逆方向へ停止するまで回転さ
せ、図1の状態に復帰させる。
【0029】以上に述べた第1実施例の噴射方法によれ
ば、エアゾール容器(1)内の内容物を一旦計量室
(2)内に充満させ、エアゾール容器(1)内と計量室
(2)との連通を遮断した後、第1計量室(21)と第
2計量室(22)との連通を遮断する工程と、第2計量
室(22)内の内容物を噴射部(31)から噴射させる
工程と、第1計量室(21)と第2計量室(22)とを
連通させる工程とを繰り返すことにより、計量室(2)
内の内容物が第2計量室(22)の容積分ずつ二回以上
に分けて噴射部(31)から噴射させることができるの
で、エアゾール容器(1)内の内容物を一定量計量し、
計量した一定量の内容物を確実に定量ずつ数回に分けて
噴射させることができる。したがって、前記第3の工程
を繰り返すとき、その都度噴射部(31)を所定広さの
患部のそれぞれ異なる局部に向けることにより、所定広
さの患部に対して薬剤をより均一に分散投与することが
できる。
【0030】前述の第1実施形態のエアゾール噴射構造
によれば、第1に、第1計量室(21)と、この第1計
量室(21)の容積以下の容積を有する第2計量室(2
2)からなる計量室(2)を設けるとともに、エアゾー
ル容器(1)内と計量室(2)との間を開閉する第1の
開閉弁(4)と、第1計量室(21)と第2計量室(2
2)との間を開閉する第2の開閉弁(5)と、第2計量
室(22)と噴射部(31)との間を開閉する噴射弁
(6)とを設け、第2開閉弁(5)が閉じられたとき噴
射弁(6)が開くように構成されているので、上記第1
実施例の噴射方法を円滑かつ確実に実施することができ
る。第2に、第1の開閉弁(4)は、計量室(2)の室
壁に形成された連通孔(41)と、バルブステム(3)
を所定角度回転させることにより連通孔(41)を開閉
するようにバルブステム(3)に設けられたバルブ片
(42)とから構成されているので、バルブステム
(3)を回転させることにより、第1の開閉弁(4)を
簡単に開閉することができ、その結果、エアゾール容器
(1)と計量室(2)との連通・遮断の操作を簡単に行
うことができる。第3に、バルブステム(3)は、一定
角度正逆に回転するように規制されており、一方向へ一
定角度回転させたときにバルブ片(42)が前記連通孔
(41)を閉じ、他方向へ一定角度回転させたときにバ
ルブ片(42)が連通孔(41)を開くように構成する
ことができるので、第1の開閉弁(4)を誤操作するこ
となくより簡単にかつ確実に開閉することができる。第
4に、バルブステム(3)は、バルブステム(3)が前
記定姿勢にあって第1の開閉弁(4)を開く方向へ限界
まで回転されているき、軸方向への変移が抑制されてい
るので、通常の保管状態においてバルブステム(3)へ
軸方向の外力が加わっても第2の開閉弁(5)や噴射弁
(6)が開かれることはなく、したがって計量室(2)
内のエアゾール内容物が誤って噴射されるのを防止する
ことができる。
【0031】第2実施形態 本発明による第2実施形態のエアゾール噴射構造を、図
4及び図5(C),(D)を参照しながら説明する。本
発明による第2実施形態のエアゾール噴射構造の構成
は、前述した第1実施形態のエアゾール噴射構造とは一
部が異なっているのみであるので、ここでは、第1実施
形態の噴射構造と同じ構成部分については、同じ符号を
付してその説明を省略し、その相違する構成についての
み説明する。
【0032】この第2実施形態において、計量室(2)
は仕切壁(23)によって、下部〔噴射部(31)から
遠ざかった部分〕の第1の計量室(21)と、この第1
計量室(21)の容量の1/2以下、好ましくは1/3
〜1/200の範囲内の容量を有し、エアゾール容器
(1)の開口部(12)側に臨む第2の計量室(22)
とに区分されている。第1の計量室(21)と第2の計
量室(22)との間を開閉する第2の開閉弁(5)は、
バルブステム(3)が図4のような定位置にあるとき、
第2計量室(22)側に位置するようにバルブステム
(3)の外周面に形成された環状の凹部(53)と、バ
ルブステム(3)の下端部が摺動自在に貫通するように
仕切壁(23)へ形成された貫通孔(52)とによって
構成される。この第2の開閉弁(5)は、バルブステム
(3)が付勢部材(7)に付勢されて定位置にあるとき
は、図4のように閉じられ、第1計量室(21)と第2
計量室(22)との連通を遮断する。第2の開閉弁
(5)は、バルブステム(3)を下限まで押し下げる間
に、凹部(53)が貫通孔(52)の部分を通過すると
き一旦開いて第1計量室(21)と第2計量室(22)
とを連通させる。そして、バルブステム(3)をさらに
押し下げると、バルブステム(3)は、それに形成され
た先下がり状の円錐面(55)と、貫通孔(52)の上
縁部の凹円錐面状の座(54)とが接触して下限に達す
る。バルブステム(3)が下限に達すると、凹部(5
3)が第1計量室(21)側へ移動するとともに、凹部
(53)が貫通孔(52)の座(54)によって塞がれ
ることにより、第2の開閉弁(5)が閉じられるように
構成される。また、第1の開閉弁(4)は、計量室
(2)における第1計量室(21)側の室壁に形成され
た連通孔(41)と、バルブステム(3)にバルブステ
ム(3)を所定角度回転させることにより連通孔(4
1)を開閉するように設けられたバルブ片(42)とか
らなる。
【0033】かくして、本発明によるエアゾール噴射構
造の第2実施形態によれば、好適には、バルブステム
(3)は、エアゾール容器(1)の開口部(12)を第
2計量室(22)の側から塞ぐように設けられたシール
材(24)の貫通孔(62)へ貫通されるとともに、付
勢部材(7)により噴射部(31)の方向へ押圧された
状態で定姿勢に保たれ、第2の開閉弁(5)は、バルブ
ステム(3)が定姿勢にあるときに第2計量室(22)
内に位置するようにバルブステム(3)の外周部に形成
された凹部(53)と、バルブステム(3)の一部が摺
動自在に貫通するように仕切壁(23)へ形成された貫
通孔(52)とから構成され、噴射弁(6)は、噴射部
(31)と第2計量室(22)とを連通するようにバル
ブステム(3)に形成された連通孔(61)と、バルブ
ステム(3)が前記定姿勢にあるときに連通孔(61)
を塞ぐシール材(24)の貫通孔(62)とから構成さ
れ、バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢に抗し
て軸方向へ変位させる過程において、凹部(53)が仕
切壁(23)へ形成された貫通孔(52)を通過する際
に第1計量室(21)と第2計量室(22)との間を一
旦連通することにより第2の開閉弁(5)が一旦開か
れ、バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢に抗し
て軸方向へ限界まで変移させたときに、凹部(53)が
仕切壁(23)へ形成された貫通孔(52)によって第
1計量室(21)と第2計量室(22)との間を再度遮
断することにより第2の開閉弁(5)が再度閉じられる
とともに、バルブステム(3)の連通孔(61)が第2
計量室(22)側に通じて噴射弁(6)が開かれるよう
に構成されている。
【0034】次に、以上に述べた本発明による第2実施
形態のエアゾール噴射構造の作用とともに、当該噴射構
造を使用したエアゾール噴射方法の第2実施例を説明す
る。第2実施形態のエアゾール噴射構造を使用した噴射
方法の第1の工程では、噴射弁(6)を閉じた状態で、
第2の開閉弁(5)を閉じて第1計量室(21)と第2
計量室(22)との連通を遮断するとともに、第1の開
閉弁(4)を開いてエアゾール容器(1)と計量室
(2)とを連通させることにより、エアゾール容器
(1)内のエアゾール内容物を第2計量室(21)へ、
第1計量室(21)の容積分だけ導入し、第1計量室
(21)に内容物を充満させる。この実施形態では、バ
ルブステム(3)が図4のように定姿勢にあるとき、噴
射弁(6)が閉じ、第1の開閉弁(4)が開き、第2の
開閉弁(5)が閉じているので、バルブステム(3)を
図4のような定姿勢に位置させることにより、第1の工
程が実行される。
【0035】次いで、第2の工程においては、バルブス
テム(3)を図4の状態から図5(C)において矢印a
で示すように平面視において180°回転させ、同図に
示すように第1の開閉弁(4)を閉じることによりエア
ゾール容器(1)と第1計量室(21)との連通を遮断
する。この第2実施形態の噴射構造においても、第1実
施形態の噴射構造と同様に、図2で示すようなストッパ
(26),(27)によりバルブステム(3)が180
°回転すると停止するように規制されているので、バル
ブステム(3)を停止するまで矢印a方向へ回転させれ
ばよい。バルブステム(3)は、図5(C)の状態まで
回転させることにより、バルブ片(42)がストッパ
(25)から外れ、同図のように付勢部材(7)の付勢
に抗して押し下げることができるようになる。
【0036】第3の工程では、図5(D)に示すよう
に、バルブステム(3)を矢印bに沿って下限に達する
まで数回押し下げる。前述のように、第2の開閉弁
(5)は、バルブステム(3)が軸方向に沿って下方に
移動する過程において一旦開かれるので、このときに第
1計量室(21)内の内容物が第2計量室に移動して充
満する。バルブステム(3)がさらに押し下げられて下
限に達すると、第2の開閉弁(5)が再度閉じて第1計
量室(21)と第2計量室(22)との連通が再度遮断
され、第1実施形態の噴射構造と同様に噴射弁(6)が
図5(D)に示すように開くので、第2計量室(22)
内の内容物が噴射部(31)から噴射される。第2計量
室(22)の容積は第1計量室(21)の容積の1/2
以下であるので、第1計量室(21)の内容物がなくな
るまで以上のようなバルブステム(3)の操作を二回以
上繰り返すことにより、その操作の都度第2計量室(2
2)の容積分の内容物が噴射部(31)から噴射され
る。
【0037】エアゾール容器(1)内の内容物をさらに
噴射したい場合には、バルブステム(3)を図5(C)
に示す矢印aとは逆方向へ第1の開閉弁(4)が開く
〔連通孔(41)が開く〕まで回転させて第1の工程に
戻し、バルブステム(3)を再度停止するまで矢印a方
向へ回転させ、第1の開閉弁(4)を図5(C)に示す
ように閉じて第2の工程を実行し、前記のように第3の
工程を繰り返す。エアゾール容器(1)内の内容物をそ
れ以上噴射する必要がない場合には、バルブステムを図
5(C)の状態から矢印aとは逆方向へ停止するまで回
転させ、図4の状態に復帰させる。
【0038】以上に述べた第2実施例の噴射方法によれ
ば、エアゾール容器(1)内の内容物を計量室(2)の
第1計量室(21)内へ充満させておき、エアゾール容
器(1)内と計量室(2)との連通を遮断した後、第1
計量室(21)と第2計量室(22)とを一旦連通さ
せ、この連通を再度遮断させるとともに第2計量室(2
2)内の内容物を噴射させる工程を繰り返すことによ
り、第1計量室(21)内の内容物が第2計量室(2
2)の容積分ずつ二回以上に分けて噴射部(31)から
噴射させることができるので、エアゾール容器(1)内
の内容物を一定量計量し、計量した一定量の内容物を確
実に定量ずつ数回に分けて噴射させることができる。し
たがって、前記第3の工程を繰り返すとき、その都度噴
射部(31)を所定広さの患部のそれぞれ異なる局部に
向けることにより、所定広さの患部に対して薬剤をより
均一に分散投与することができる。
【0039】また、前記第2の実施形態のエアゾール噴
射構造によれば、第1計量室(21)と、この第1計量
室(21)の容積の1/2以下の容積を有する第2計量
室(22)からなる計量室(2)を設けるとともに、エ
アゾール容器(1)内と第1計量室(21)との間を開
閉する第1の開閉弁(4)と、バルブステム(3)が定
姿勢に保たれているとき第1計量室(21)と第2計量
室(22)との間を閉じ、バルブステム(3)の操作に
より第1計量室(21)と第2計量室(22)との間を
開閉する第2の開閉弁(5)と、バルブステム(3)の
操作により、第2の開閉弁(5)が閉じているときに噴
射部(31)と第2計量室(22)との間を開く噴射弁
(6)とを設けたので、上記実施例の噴射方法を円滑か
つ確実に実施することができる。第2実施形態のエアゾ
ール噴射構造によれば、勿論、第1実施形態のエアゾー
ル噴射構造について前述したと同様の作用、効果を達成
することができることは言うまでもない。
【0040】その他の実施形態 前述の本発明による第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、第1の開閉弁(4)は、その連通孔(41)が
バルブステム(3)の回転方向への操作により開閉する
ように構成されているが、連通孔(41)は他の操作片
の操作によって開閉するように変更することもできる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明に係るエアゾール噴射方
法によれば、噴射部(31)と開閉可能に連通し且つエ
アゾール容器(1)内と開閉可能に連通する計量室
(2)に、エアゾール容器(1)内の内容物を充満させ
る第1の工程と、計量室(2)とエアゾール容器(1)
内との連通を遮断する第2の工程と、計量室(2)内の
内容物を、少なくとも二回、所定量ずつ噴射部(31)
から噴射させる第3の工程とを含むので、第3の工程を
実行するときに、噴射の都度噴射部31を所定広さの患
部のそれぞれ異なる局所に向けることにより、所定広さ
の患部に対して薬剤をより均一に分散投与することがで
きる。
【0042】請求項2の発明に係るエアゾール噴射方法
によれば、計量室(2)は、第1計量室(21)と、噴
射部(31)と開閉可能に連通しそして容積が第1計量
室(21)の容積以下であって且つ第1計量室(21)
と開閉可能に連通する第2計量室(22)とからなり、
エアゾール容器(1)から計量室(2)内に充満させた
内容物を、第2計量室(22)の容積分ずつ二回以上に
分けて噴射させるので、一度計量された計量室(2)の
容積分の内容物を少量ずつ再計量しながら確実に噴射さ
せることができる。
【0043】請求項3の発明に係るエアゾール噴射方法
によれば、計量室(2)は、第1計量室(21)と、噴
射部(31)と開閉可能に連通しそして容積が第1計量
室(21)の容積の1/2以下であって且つ第1計量室
(21)と開閉可能に連通する第2計量室(22)とか
らなり、エアゾール容器(1)から第1計量室(21)
内に充満させた内容物を、第2計量室(22)の容積分
ずつ二回以上に分けて噴射させるので、一度計量された
第1計量室(21)の容積分の内容物を少量ずつ再計量
しながら確実に噴射させることができる。
【0044】請求項4の発明に係るエアゾール噴射構造
によれば、バルブステム(3)の操作により、エアゾー
ル容器(1)から計量室(2)内に充満させた内容物
を、第2計量室(22)の容積分ずつ二回以上に分けて
噴射させるので、請求項2に記載のエアゾール噴射方法
を確実かつ円滑に実施することができる。
【0045】請求項5の発明に係るエアゾール噴射構造
によれば、第1の開閉弁(4)は、計量室(2)の室壁
に形成された連通孔(41)と、バルブステム(3)を
所定角度回転させることにより連通孔(41)を開閉す
るようにバルブステム(3)に設けられたバルブ片(4
2)とから構成されているので、バルブステム(3)を
回転させることにより、第1の開閉弁(4)を簡単に開
閉することができ、その結果、エアゾール容器(1)と
計量室(2)との連通・遮断の操作を簡単に行うことが
できる。
【0046】請求項6の発明に係るエアゾール噴射構造
によれば、バルブステム(3)は、一定角度正逆に回転
するように規制されており、一方向へ一定角度回転させ
たときにバルブ片(42)が連通孔(41)を閉じ、他
方向へ一定角度回転させたときにバルブ片(42)が連
通孔(41)を開くように構成されているので、請求項
2の噴射方法を実施する際に、第1の開閉弁(4)を誤
操作することなくより簡単にかつ確実に開閉することが
できる。
【0047】請求項7の発明に係るエアゾール噴射構造
によれば、請求項2に記載の噴射方法を実施する際に、
第1計量室(21)と第2計量室(22)との連通・遮
断に関連させて、第2計量室(22)の内容物を噴射部
(31)からより円滑かつ確実に噴射させることができ
る。
【0048】請求項8に記載の発明に係るエアゾール噴
射構造によれば、バルブステム(3)の操作により、エ
アゾール容器(1)から第1計量室(21)内に充満さ
せた内容物を、第2計量室(22)の容積分ずつ二回以
上に分けて噴射させるので、請求項3に記載のエアゾー
ル噴射方法を確実かつ円滑に実施することができる。
【0049】請求項9に記載の発明に係るエアゾール噴
射構造によれば、第1の開閉弁(4)は、計量室(2)
における第1計量室(21)側の室壁に形成された連通
孔(41)と、バルブステム(3)を所定角度回転させ
ることにより連通孔(41)を開閉するようにバルブス
テム(3)に設けられたバルブ片(42)とから構成さ
れているので、請求項3の噴射方法を実施する際に、バ
ルブステム(3)を回転させることにより、第1の開閉
弁(4)を簡単に開閉することができ、その結果、エア
ゾール容器(1)と第1計量室(21)との連通・遮断
の操作を簡単に行うことができる。
【0050】請求項10に記載の発明に係るエアゾール
噴射構造によれば、バルブステム(3)は、一定角度正
逆に回転するように規制されており、一方向へ一定角度
回転させたときにバルブ片(42)が連通孔(41)を
閉じ、そして他方向へ一定角度回転させたときにバルブ
片(42)が連通孔(41)を開くように構成されてい
るので、請求項3の噴射方法を実施する際に、第1の開
閉弁(4)を誤操作することなくより簡単にかつ確実に
開閉することができる。
【0051】請求項11に記載の発明に係るエアゾール
噴射構造によれば、請求項3に記載の噴射方法を実施す
る際に、第1計量室(21)と第2計量室(22)との
連通・遮断に関連させて、第2計量室(22)の内容物
を噴射部(31)からより円滑かつ確実に噴射させるこ
とができる。
【0052】請求項12に記載の発明に係るエアゾール
噴射構造によれば、バルブステム(3)は、バルブステ
ム(3)が定姿勢にあって且つ第1の開閉弁(4)が開
かれている状態において、軸方向への変移が抑制される
ので、通常の保管状態においてバルブステム(3)へ軸
方向の外力が加わっても第2の開閉弁(5)や噴射弁
(6)が開かれることはなく、したがって計量室(2)
内のエアゾール内容物が誤って噴射されるのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施形態のエアゾール噴射構
造を示す部分断面図である。
【図2】図1の矢印E−Eに沿う部分拡大断面図であ
る。
【図3】(A)図は図1の状態からバルブステムを所定
角度位置方向へ回転させて第1の開閉弁を閉じた状態の
部分断面図、(B)図は(A)図の状態からバルブステ
ムを軸方向へ限界まで変移させて噴射弁を開いた状態の
部分断面図である。
【図4】本発明による第2実施形態のエアゾール噴射構
造を示す部分断面図である。
【図5】(C)図は図4の状態からバルブステムを所定
角度位置方向へ回転させて第1の開閉弁を閉じた状態の
部分断面図、(D)図は(C)図の状態からバルブステ
ムを軸方向へ限界まで変移させて噴射弁を開いた状態の
部分断面図である。
【符号の説明】
(1) エアゾール容器 (10) 胴部 (11) 蓋 (12) 開口部 (13) リング状の凹部 (2) 計量室 (21) 第1計量室 (22) 第2計量室 (23) 仕切壁 (24) シール材 (25),(26),(27) ストッパ (3) バルブステム (31) 噴射部 (32) 括れ部 (33) 鍔部 (4) 第1の開閉弁 (41) 連通孔 (42) バルブ片 (5) 第2の開閉弁 (51) 連通部 (52) 貫通孔 (53) 凹部 (54) 座 (55) 円錐面 (6) 噴射弁 (61) 連通孔 (62) 貫通孔 (7) 付勢部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射部(31)と開閉可能に連通し且つ
    エアゾール容器(1)内と開閉可能に連通する計量室
    (2)に、エアゾール容器(1)内の内容物を充満させ
    る第1の工程と、 計量室(2)とエアゾール容器(1)内との連通を遮断
    する第2の工程と、 計量室(2)内の内容物を、少なくとも二回、所定量ず
    つ噴射部(31)から噴射させる第3の工程、 とを含むことを特徴とするエアゾール噴射方法。
  2. 【請求項2】 計量室(2)は、第1計量室(21)
    と、噴射部(31)と開閉可能に連通しそして容積が第
    1計量室(21)の容積以下であって且つ第1計量室
    (21)と開閉可能に連通する第2計量室(22)とか
    らなり、 前記第1の工程においては、第1計量室(21)と第2
    計量室(22)とを連通させた状態で計量室(2)にエ
    アゾール容器(1)内の内容物を充満させ、 前記第3の工程においては、第1計量室(21)と第2
    計量室(22)との連通を遮断する工程と、第2計量室
    (22)内の内容物を噴射部(31)から噴射させる工
    程と、再度第1計量室(21)と第2計量室(22)と
    を連通させる工程とを少なくとも二回繰り返す、 ことを特徴とする請求項1に記載のエアゾール噴射方
    法。
  3. 【請求項3】 計量室(2)は、第1計量室(21)
    と、噴射部(31)と開閉可能に連通しそして容積が第
    1計量室(21)の容積の1/2以下であって且つ第1
    計量室(21)と開閉可能に連通する第2計量室(2
    2)とからなり、 前記第1の工程においては、第1計量室(21)と第2
    計量室(22)との連通を遮断した状態で第1計量室
    (21)にエアゾール容器(1)内の内容物を充満さ
    せ、 前記第3の工程においては、第1計量室(21)と第2
    計量室(22)とを連通させる工程と、第1計量室(2
    1)と第2計量室(22)との連通を遮断し、第2計量
    室(22)の内容物を噴射部(31)から噴射させる工
    程とを少なくとも二回繰り返す、 ことを特徴とする請求項1に記載のエアゾール噴射方
    法。
  4. 【請求項4】 エアゾール容器1と、 噴射部(31)と、 第1計量室(21)と第1計量室(21)の容積以下の
    容積を有する第2計量室(22)とが仕切壁(23)を
    介して区分された計量室(2)と、 噴射部(31)と第2計量室(22)を連通するととも
    に仕切壁(23)を摺動自在に貫通し、常時定姿勢を保
    つように付勢されているバルブステム(3)と、 エアゾール容器(1)と計量室(2)との間を開閉する
    第1の開閉弁(4)と、 バルブステム(3)が定姿勢に保たれているときは第1
    計量室(21)と第2計量室(22)との間を開き、そ
    してバルブステム(3)の操作により第1計量室(2
    1)と第2計量室(22)との間を閉じることができる
    第2の開閉弁(5)と、 バルブステム(3)の操作により、第2の開閉弁(5)
    が閉じているときに噴射部(31)と第2計量室(2
    2)との間を開くことができる噴射弁(6)と、 を備えていることを特徴とするエアゾール噴射構造。
  5. 【請求項5】 計量室(2)がエアゾール容器(1)内
    に設けられており、 第1の開閉弁(4)は、計量室(2)の室壁に形成され
    た連通孔(41)と、バルブステム(3)を所定角度回
    転させることにより連通孔(41)を開閉するようにバ
    ルブステム(3)に設けられたバルブ片(42)とから
    なる、 ことを特徴とする請求項4に記載のエアゾール噴射構
    造。
  6. 【請求項6】 バルブステム(3)が、一定角度正逆に
    回転するように規制されており、一方向へ一定角度回転
    させたときにバルブ片(42)が連通孔(41)を閉
    じ、他方向へ一定角度回転させたときにバルブ片(4
    2)が前記連通孔(41)を開くように構成されている
    ことを特徴とする、請求項5に記載のエアゾール噴射構
    造。
  7. 【請求項7】 バルブステム(3)は、エアゾール容器
    (1)の開口部(12)を第2計量室(22)の側から
    塞ぐように設けられたシール材(24)の貫通孔(6
    2)へ貫通されるとともに、付勢部材(7)により噴射
    部(31)の方向へ押圧された状態で定姿勢に保たれ、 第2の開閉弁(5)は、バルブステム(3)が定姿勢に
    あるときに第1計量室(21)と第2計量室(22)と
    を連通するようにバルブステム(3)に形成された連通
    部(51)と、バルブステム(3)の一部が摺動自在に
    貫通するように仕切壁(23)へ形成された貫通孔(5
    2)とから構成され、 噴射弁(6)は、噴射部(31)と第2計量室(22)
    とを連通するようにバルブステム(3)に形成された連
    通孔(61)と、バルブステム(3)が定姿勢にあると
    きに連通孔(61)を塞ぐシール材(24)の貫通孔
    (62)とから構成され、 バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢に抗して軸
    方向へ限界まで変位させたときに、バルブステム(3)
    に形成された連通部(51)が仕切壁(23)に形成さ
    れた貫通孔(52)の内周面によって塞がれて第2の開
    閉弁(5)が閉じられるとともに、バルブステム(3)
    の連通孔(61)が第2計量室(22)側に通じて噴射
    弁(6)が開かれるように構成されている、 ことを特徴とする請求項5に記載のエアゾール噴射構
    造。
  8. 【請求項8】 エアゾール容器1と、 噴射部(31)と、 第1計量室(21)と第1計量室(21)の容積の1/
    2以下の容積を有する第2計量室(22)とが仕切壁
    (23)を介して区分された計量室(2)と、 噴射部(31)と第2計量室(22)とを連通するとと
    もに仕切壁(23)を摺動自在に貫通し、常時定姿勢を
    保つように付勢されているバルブステム(3)と、 エアゾール容器(1)内と第1計量室(21)との間を
    開閉する第1の開閉弁(4)と、 バルブステム(3)が定姿勢に保たれているときは第1
    計量室(21)と第2計量室(22)との間を閉じ、そ
    してバルブステム(3)の操作により第1計量室(2
    1)と第2計量室(22)との間を開閉することができ
    る第2の開閉弁(5)と、 バルブステム(3)の操作により、第2の開閉弁(5)
    が閉じているときに噴射部(31)と第2計量室(2
    2)との間を開くことができる噴射弁(6)と、 を備えていることを特徴とするエアゾール噴射構造。
  9. 【請求項9】 計量室(2)がエアゾール容器(1)内
    に設けられており、第1の開閉弁(4)は、計量室
    (2)における第1計量室(21)側の室壁に形成され
    た連通孔(41)と、バルブステム(3)を所定角度回
    転させることにより連通孔(41)を開閉するようにバ
    ルブステム(3)に設けられたバルブ片(42)とから
    なることを特徴とする、請求項8に記載のエアゾール噴
    射構造。
  10. 【請求項10】 バルブステム(3)は、一定角度正逆
    に回転するように規制されており、一方向へ一定角度回
    転させたときにバルブ片(42)が連通孔(41)を閉
    じ、そして他方向へ一定角度回転させたときにバルブ片
    (42)が連通孔(41)を開くように構成されている
    ことを特徴とする、請求項9に記載のエアゾール噴射構
    造。
  11. 【請求項11】 バルブステム(3)は、エアゾール容
    器(1)の開口部(12)を第2計量室(22)の側か
    ら塞ぐように設けられたシール材(24)の貫通孔(6
    2)へ貫通されるとともに、付勢部材(7)により噴射
    部(31)の方向へ押圧された状態で定姿勢に保たれ、 第2の開閉弁(5)は、バルブステム(3)が定姿勢に
    あるときに第2計量室(22)内に位置するようにバル
    ブステム(3)の外周部に形成された凹部(53)と、
    バルブステム(3)の一部が摺動自在に貫通するように
    仕切壁(23)へ形成された貫通孔(52)とから構成
    され、 噴射弁(6)は、噴射部(31)と第2計量室(22)
    とを連通するようにバルブステム(3)に形成された連
    通孔(61)と、バルブステム(3)が定姿勢にあると
    きに連通孔(61)を塞ぐシール材(24)の貫通孔
    (62)とから構成され、 バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢に抗して軸
    方向へ変位させる過程において、凹部(53)が仕切壁
    (23)へ形成された貫通孔(52)を通過する際に第
    1計量室(21)と第2計量室(22)との間を一旦連
    通することにより第2の開閉弁(5)が一旦開かれ、 バルブステム(3)を付勢部材(7)の付勢に抗して軸
    方向へ限界まで変移させたときに、凹部(53)が仕切
    壁(23)へ形成された貫通孔(52)によって第1計
    量室(21)と第2計量室(22)との間を再度遮断す
    ることにより第2の開閉弁(5)が再度閉じられるとと
    もに、バルブステム(3)の連通孔(61)が第2計量
    室(22)側に通じて噴射弁(6)が開かれるように構
    成されている、 ことを特徴とする請求項9に記載のエアゾール噴射構
    造。
  12. 【請求項12】 バルブステム(3)は、バルブステム
    (3)が定姿勢にあって且つ第1の開閉弁(4)が開か
    れている状態において、軸方向への変移が抑制されるこ
    とを特徴とする、請求項4〜11のいずれかに記載のエ
    アゾール噴射構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092467A1 (fr) * 2001-05-10 2002-11-21 Bio Actis Limited Soupape d'injection de gaz et support de remplissage pour remplissage de gaz
JP2007516439A (ja) * 2003-12-10 2007-06-21 ベーリンガー インゲルハイム マイクロパーツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 計量投与弁を備えた放出装置

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