JPH084435Y2 - 自動開閉キャップ - Google Patents

自動開閉キャップ

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JPH084435Y2
JPH084435Y2 JP1989141209U JP14120989U JPH084435Y2 JP H084435 Y2 JPH084435 Y2 JP H084435Y2 JP 1989141209 U JP1989141209 U JP 1989141209U JP 14120989 U JP14120989 U JP 14120989U JP H084435 Y2 JPH084435 Y2 JP H084435Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
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JP1989141209U
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竹治 天城
曄 松本
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スクイズボトルの自動開閉キャップであ
り、ボトルを圧縮するときの内圧で排出弁が開き、圧縮
を開放したときのボトルが元に戻る力(負圧)で排出弁
を閉じ、さらにこの負圧で通気弁を開いて外気をボトル
内に入れてボトルを元の状態に戻す機能を有する自動開
閉キャップに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の自動開閉キャップは、第8図に示すように、ス
クイズボトル100の口部101の開口の略中央に位置する吸
気口102を備えた弁座体103の外周に間隙104を形成した
部材と、弁座体103の上部に密接し吸気口102と連通する
排出口105を備えた弁体106を有し内圧増大にともない弁
体106が弁座体103から離れて開口し内容物を排出させる
排出弁107と、弁座体103の下部に密接し吸気口102を閉
じ内圧の負圧化に伴い弁座体103から離れて外気を導入
する通気弁108とを備えたものが知られている。弁体106
に連成されて頭部109が形成してあり、使用時にはこの
頭部109を切り取る。この従来例は、実開小55−90551号
公報に記載のものである。その他の従来例としては実開
昭63−46358号公報に記載のものが知られている。
〔解決しようとする課題〕
このような自動開閉キャップでは、排出弁及び通気弁
の作動圧が低い程使用性が良好となるが、従来のもので
は通気弁の作動圧を低くすると弁の密閉性が悪くなると
いう不都合があった。第8図に示す従来例の場合、通気
弁108そのものが厚肉に形成してあり、この通気弁108を
支持するスポーク部110を可撓性を有するように構成
し、このスポーク部110の変形で作動するものであり、
使用後、排出弁107は内部の減圧力で強く引かれるから
ぴたっとしまるが、通気弁108は減圧力の減少とともに
エア戻り量が減りゆっくりと閉じるため通気弁108の作
動圧を低く設定すると、弁座の精度や内容物付着等によ
る弁座面の凹凸で弁が浮き、弁が開いたままの状態にな
ってしまい、倒れた時に液もれをおこす。
そこで、この考案は通気弁の作動圧を低くしても弁の
密閉性を良好に保ち、使用性が良好となる自動開閉キャ
ップを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、第1の考案は通気弁の弁
体部が弁座体に密接する個所を中央部の肉厚よりも薄く
薄肉かつ柔軟に形成したものである。また、第2の考案
は通気弁の弁体部が弁座体に密接する個所に環状薄肉の
突起を形成したものである。
〔作用〕
この考案において、スクイズボトルを圧縮すると、排
出弁が開き、圧縮を開放したときのボトルが元に戻る力
(内圧の負圧化)で排出弁を閉じ、さらに通気弁を開い
て外気をボトル内に入れてボトルを元の状態に戻すが、
このとき第1の考案では通気孔の弁体部が弁座体に密接
する個所を中央部の肉厚よりも薄くかつ柔軟に形成して
あるので、第2の考案では通気弁の弁座体に密接する個
所に環状薄肉の突起を形成してあるので、作動圧を低く
するとともに良好なシール性を持たせることが可能とな
る。
〔実施例〕
以下に、この考案の好適な実施例を図面を参照して説
明する。
第1図に示す第1の考案の実施例では、スクイズボト
ル1の口部2の開口の略中央に位置する吸気口3を備え
た弁座体4を口部2に取付く筒体5に連結片6で連結し
て連結片6間に間隙7を形成したキャップ本体8を備え
ている。また、キャップ本体8の弁座体4のテーパ状の
上部4Aに密接し、吸気口3と連通する排出口9を備えた
弁体10を有し内圧増大に伴い弁体10が弁座体4から離れ
て開口し内容物を注出させる排出弁11をキャップ本体8
の筒体5に取付けてある。この筒体5に取付く嵌合部12
と弁体10とは口部2の開口をおおう可撓性を有する薄板
13で繋いである。この薄板13が撓んで内圧増大に伴い弁
体10が弁座体4から離れて開口し内容物を注出させるよ
うになる。また、弁座体4の下部に密接し吸気口3を閉
じ内圧の負圧化に伴い弁座体4から離れて外気を導入す
る弁体部14Aを有する通気弁14を設けてある。この弁体
部14Aにはスポーク部15の一端を連結してあり、スポー
ク部15の他端は筒体5の内面に取付くリング状部16に連
結してあり、リング状部16とスポーク部15により弁体部
14Aを所定の位置に保持してある。スポーク部15の間は
間隙18に形成してあり内容物は間隙18及び7を通って弁
体10が開いたときに外部に排出される。内容物としては
シャンプー,リンス,液体ソープ等が予定される。第2
図は通気弁14の平面図であり、弁体部14Aの弁座体4に
密接する個所を中央部の肉厚よりも薄くかつ柔軟な可撓
部に形成してありこの個所を符号Aで示す。符号B及び
Cで示す個所は可撓部Aで示す個所に比べて肉厚が厚
い。符号Cで示す個所、すなわち中央部の肉厚は可撓部
Aの肉厚よりも厚くしてあり、中央部の肉厚が厚いほう
がシール性の面で優れる。スクイズボトル1は、復元性
がよくへたりの少ないPP,PET,PVC等の使用が好適であ
り、キャップ本体8はボトル1との関係によりLDPE,LLD
PE,HDPE等の材料の使用が好適である。排出弁11と通気
弁14は熱可塑性エラストマー(スチレン系,オレフィン
系,ポリ塩化ビニル系,ウレタン系,ポリエステル系
等)、各種樹脂と他樹脂とのブレンド・コンパウンド品
が使用可能である。なお、輸送や保管中は、ボトル1の
天面のシール又は排出口9のシールを行うことにより密
閉性を保っておくようにする。
ここで、使用時のボトル1の押圧量に関し説明する
と、ボトル1は、1回目使用以降、通気弁14の作動圧分
の減圧状態になっており、使用時には減厚分に相当する
圧力を余分に押す必要がある。また、使用時の押圧量は
ボトル内間隙(中身の減った分)に比例して増大する。
これらをまとめると次のような式で表される。
押圧量(ml)=(排出弁作動圧+通気弁作動圧(大気圧
比))×ボトル内空隙(ml)+使用量(ml) ボトル1の開放状態と比べると通気弁14の作動圧分ボ
トル1がへこんでいるから、ボトル1を押す力はその分
さらに加算される。内容物の流体抵抗も加わってボトル
1を押す力が決定される。
次に第3図及び第4図に基づいて第1の考案の作用を
説明する。第3図はスクイズボトル1を押圧してボトル
1を圧縮するときの内圧で排出弁10を開き、内容物を間
隙18,7を通し弁体10と弁座体4の上部4Aとの間隙から排
出口9を通じて外部へ排出する。このとき排出弁11の薄
板13が撓んで弁体10が開く。所望量の内容物を排出した
後にスクイズボトル1の圧縮を開放すると、ボトル1が
元に戻る力で排出弁11を閉じ、さらに通気弁14を開いて
外気をボトル1内に入れてボトル1を元の状態に戻す
(第4図参照)。このとき内圧の負圧化に伴い通気弁14
の弁体部14Aの薄肉かつ柔軟に形成した可撓部Aが撓
み、弁座体4と弁体部14Aとが離間する。
第5図ないし第7図に示す第2の考案の実施例は、通
気弁14の弁体部14Aが弁座体4に密接する個所に環状薄
肉の突起19を形成したものである。第7図ではこの環状
薄肉の突起19が弁座体4に密接した状態を示すが、現実
的には突起19の先端側が撓んでより弁座体4に密接する
こととなる。この第2の考案の実施例における作用も第
1の考案の実施例と同様であるので説明を省略する。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、通気弁の弁
体部が弁座体に密接する個所を中央部の肉厚よりも薄く
かつ柔軟に形成したので、排出後通気弁が外気を導入す
るために弁座体から離れるときはこの薄肉かつ柔軟に形
成した可撓部が撓み易くなり、作動圧が低く使用性に優
れたものとなるとともに、ボトルが圧縮後元の状態に戻
るとこの可撓部が弁座体に密接してシール性も高まる。
弁体部の中心部は弁座体に密接する部分よりも肉厚が厚
いので、弁座体の吸気口に嵌まり込み、シール性を高め
る。第2の考案においても環状薄肉の突起が第1の考案
における薄肉かつ柔軟に形成した可撓部と同様の機能を
果たし通気弁の作動圧を低くして使用性を向上させると
ともにシール性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の考案の実施例を示す断面図、第2図は第
1図で使用される通気弁の平面図、第3図および第4図
は第1の考案の実施例の作用を説明する断面図、第5図
は第2の考案の実施例を示す通気弁の個別の断面図、第
6図は第5図の通気弁の平面図、第7図は通気弁が弁座
体に密接した状態の拡大断面図、第8図は従来例を示す
断面図である。 1…スクイズボトル、2…口部、3…吸気口、4…弁座
体、7…間隙、8…キャップ本体、9…排出口、10…弁
体、11…排出弁、13…薄板、14…通気弁、14A…弁体
部、19…突起。A…可撓部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクイズボトルの口部開口の略中央に位置
    する吸気口を備えた弁座体の外周に間隙を形成したキャ
    ップ本体と、弁座体の上部に密接し吸気口と連通する排
    出口を備え口部開口をおおう可撓性の薄板で支持された
    弁体を有し内圧増大に伴いこの弁体が弁座体から離れて
    開口し内容物を注出させる排出弁と、弁座体の下部に密
    接し吸気口を閉じ内圧の負圧化に伴い弁座体から離れて
    外気を導入する弁体部を有する通気弁とを備えた自動開
    閉キャップにおいて、 通気弁の弁体部が弁座体に密接する個所を中央部の肉厚
    よりも薄くかつ柔軟な可撓部に形成したことを特徴とす
    る自動開閉キャップ。
  2. 【請求項2】スクイズボトルの口部開口の略中央に位置
    する吸気口を備えた弁座体の外周に間隙を形成したキャ
    ップ本体と、弁座体の上部に密接し吸気口と連通する排
    出口を備え口部開口をおおう可撓性の薄板で支持された
    弁体を有し内圧増大に伴いこの弁体が弁座体から離れて
    開口し内容物を注出させる排出弁と、弁座体の下部に密
    接し吸気口を閉じ内圧の負圧化に伴い弁座体から離れて
    外気を導入する弁体部を有する通気弁とを備えた自動開
    閉キャップにおいて、 通気弁の弁体部が弁座体に密接する個所に環状薄肉の突
    起を形成したことを特徴とする自動開閉キャップ。
JP1989141209U 1989-12-06 1989-12-06 自動開閉キャップ Expired - Lifetime JPH084435Y2 (ja)

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JPH0378757U JPH0378757U (ja) 1991-08-09
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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