JP2522377Y2 - エアーポットのエアーポンプの吸気弁 - Google Patents

エアーポットのエアーポンプの吸気弁

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JP2522377Y2
JP2522377Y2 JP1990080501U JP8050190U JP2522377Y2 JP 2522377 Y2 JP2522377 Y2 JP 2522377Y2 JP 1990080501 U JP1990080501 U JP 1990080501U JP 8050190 U JP8050190 U JP 8050190U JP 2522377 Y2 JP2522377 Y2 JP 2522377Y2
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air
bellows
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正弘 吉田
健二 吉田
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエアーポットのエアーポンプにおける吸気弁
の構造に関するものである。
従来の技術 一般にエアーポットにおいては、蓋体内にエアーポン
プが設けられている。該エアーポンプは通常ベローズが
使用され、蓋上部の押圧体を押下げることにより当該ベ
ローズが収縮し、ベローズ内の空気がエアーポット内に
送り込まれ、その圧力によって内容液が液流路を経て外
部に押出されるようになっている。
そしてそのベローズの上板には吸気弁が設けられてお
り、押圧体の押下げを解いたときに、収縮していたベロ
ーズが拡大して復帰すると共に、その吸気弁からベロー
ズ内に空気を吸入するようになっている。
そしてその吸気弁は、例えば実公昭60-24260号公報の
図面に示されるように、ベローズの上板の中央に透孔が
穿設されており、該透孔に弁部材が揺動自在に嵌合され
ている。そしてその弁部材は上部が閉塞された筒状部を
有し、該筒状部の周壁面に通気口を穿設すると共に、該
通気口の上部において前記周壁面から外方に向って鍔部
を張出し、該鍔部の下面と前記ベローズ上板の透孔の周
縁上面とをパッキンを介して当接せしめている。そして
押圧体で弁部材を押下げると鍔部とベローズ上板とが前
記パッキンを介して気密にシールされて、ベローズ内の
空気がエアーポット内に圧入されると共に、押圧体の押
下げを解いたときには弁部材が上動して、鍔部とベロー
ズ上板との間から通気口を通じてベローズ内に空気が流
入するようになっている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこの構造においては、内容液の注出時に
ベローズ内の圧力を維持するため、前記鍔部とベローズ
上板との間にパッキンを介装する必要があり、部品点数
が増し、また組立て作業も手数がかかる。
また一部にはパッキンを介装せず、鍔部とベローズ上
板とを直接当接させる構造のものも知られているが、パ
ッキンを使用しないで気密にシールするためには、その
当接面の加工精度が極めて高いことが要求され、しかも
使用に際しての温度変化などにより変形して気密性が保
持し得ないこともあり、不十分であった。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、パ
ッキンを使用することなく充分に気密性を保持すること
のできる吸気弁を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決する手段 而して本考案は、エアーポットの上部蓋体内に設けら
れ、それを押圧することによりエアーポット内を加圧し
て内容液を注出するためのエアーポンプにおける、ベロ
ーズの上板に設けられた吸入弁において、ベローズ上板
に透孔を穿設し、該透孔の周縁上面にテーパー状の環状
の当接面を形成し、前記透孔に弾性を有する軟質材料よ
りなる弁部材を揺動自在に嵌合し、該弁部材は上部を閉
塞した筒状部を有し、該筒状部の周壁面に通気口を穿設
すると共に、該通気口の上部において前記周壁面から外
方に向って環状に張出す薄肉の鍔部を形成し、該鍔部の
下面に前記ベローズ上板の当接面に対応するテーパー状
のシール面を形成したことを特徴とするものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面に従って説明する。第1図
は本考案を適用したエアーポットを示すものである。エ
アーポット本体1は胴体2と肩体3と底体4とよりなっ
ている。その中に真空二重びん5が収納されており、口
ゴム6を介して保持されている。
なおこの実施例においてはエアーポット式のまほうび
んとして示されているが、電気エアーポットに適用する
ことも可能である。
7は揚水管であって、前記肩体3に形成された液流路
8を経由して、前部の注出口9に接続されている。
10は蓋体であって、ヒンジ11を介して前記エアーポッ
ト本体1の後上部に回動自在に取付けられており、その
下面には閉鎖状態において肩体3の開口部12に嵌合する
断熱部材13が垂下されている。
14は蓋体10内に設けられたエアーポンプである。該エ
アーポンプ14はベローズ15を有し、該ベローズ15の下端
は前記蓋体10の底板16の上面に気密に止着されており、
上端にはベローズ上板17が気密に取付けられ、該ベロー
ズ上板17の中央には、本考案の吸気弁18が形成されてい
る。
本考案の吸気弁18はベローズ上板17の中央に穿設され
た透孔19に弁部材20が揺動自在に嵌合されており、常時
はばね30により上動せしめられている。
そして蓋体10の中央上部に露出して設けられた押圧部
材21が短筒部22を介して弁部材20の上面に当接し、当該
押圧部材21を押下げることにより吸気弁18が閉塞される
と共に、弁部材20を介してベローズ上板17を下動させ、
ベローズ15内の空気を蓋体10の底板16に穿設された送気
口23から真空二重びん5内に圧入し、その圧力によって
真空二重びん5内の内容液を揚水管7から液流路8を経
て注出口9から注出するようになっている。
吸気弁18の構造を第2図及び第3図に示す。ベローズ
上板17の中央には透孔19が穿設されており、該透孔19の
内周縁上面には中央部が下ったテーパー状の当接面24が
環状に形成されている。
弁部材20は軟質ポリエチレンやエラストマー等の弾性
力を有する軟質材料よりなっており、上部が上板25で閉
塞された筒状部26を有し、該筒状部26の周壁面には通気
口27が穿設されている。そしてその通気口27の上部に
は、筒状部26の周壁面から外方に張出す薄肉の鍔部28が
環状に突設されており、その鍔部28の下面には、前記ベ
ローズ上板17の当接面24に対応するテーパー状のシール
面29が形成されている。
なおこのベローズ上板17の当接面24と弁部材20のシー
ル面29とは、同一のテーパー面で当接するものに限られ
るものではなく、例えば図面における当接面24をシール
面29より急角度となし、当接面24の上端縁で先ず鍔部28
に当接し、鍔部28をその弾力で撓ませつつ当接面24とシ
ール面29との間でシールさせることもできる。
また当接面24又はシール面29に環状の突条を形成し、
当接面24とシール面29とを前記突条により線接触させる
ことによりシール効果を高めることもできる。
作用 本考案においては、エアーポットの不使用状態におい
ては、第2図に示すように弁部材20はばね30によりベロ
ーズ上板17に対して上動せしめられており、当接面24と
シール面29の間が開いており、通気口27を介してベロー
ズ15内の空気が外気に通じている。
ここで押圧部材21を押下げると、短筒部22が弁部材20
を押圧して下動させる。これにより当接面24とシール面
29とが当接し、且つ鍔部28の弾性によりその両面間を気
密にシールしてベローズ15内を気密に保持する。この状
態が第3図に示されている。
この状態でさらに押圧部材21を押下げると、ベローズ
15が縮小し、該ベローズ15内の空気が送気口23を通って
真空二重びん5内に圧入され、内容液が注出される。
考案の効果 従って本考案によれば、弁部材20が弾性材料よりなる
ので、その弁部材20の弾性を利用して当接面24とシール
面29とが気密に当接してシールされる。従ってこの当接
面24とシール面29との間にパッキンを介装する必要がな
く、構造が簡単であると共に、組立ても容易であり、安
価に適用することができる。
また本発明によれば、ベローズ上板17の当接面24と弁
部材20のシール面29とが互いに対応するテーパー面をな
しているので、ベローズ上板17の透孔19において弁部材
20が揺動する際に横方向に偏椅することがあっても、弁
部材20がベローズ上板17に載置されるときには、当接面
24とシール面29とのテーパーで支えるため、弁部材20は
常にベローズ上板17の透孔19の中央の位置に支持され、
シール不良を生じることがない。
また弁部材20における鍔部28が薄肉に形成されている
ので、シール面29と当接面24に多少の歪みがあっても鍔
部28が撓むことによりその歪みを吸収し、しかも当接面
24とシール面29とが互いにテーパー面で当接するため、
それらが押圧されたときにはテーパーが互いに食込むよ
うに圧接するため、その両面間を確実にシールすること
ができる。従ってベローズ上板17や弁部材20の成型精度
を必要以上に高める必要がなく、また熱変動により多少
に歪みが生じても、吸気弁18の作動に影響はない。
しかも鍔部28を薄肉にすることにより、弁部材20の成
型に当ってのヒケが生じることがなく、成型精度を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したエアーポットの主要部を中央
縦断面で示した側面図である。第2図及び第3図は本考
案の吸気弁を示すものであって、第2図は弁が開いた状
態、第3図は閉じた状態を示すものである。 10……蓋体、14……エアーポンプ 15……ベローズ、17……ベローズ上板 18……吸気弁、19……透孔 20……弁部材、24……当接面 26……筒状部、27……通気口 28……鍔部、29……シール面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーポットの上部蓋体(10)内に設けら
    れ、それを押圧することによりエアーポット内を加圧し
    て内容液を注出するためのエアーポンプ(14)におけ
    る、ベローズ(15)の上板(17)に設けられた吸入弁
    (18)において、ベローズ上板(17)に透孔(19)を穿
    設し、該透孔(19)の周縁上面にテーパー状の環状の当
    接面(24)を形成し、前記透孔(19)に弾性を有する軟
    質材料よりなる弁部材(20)を揺動自在に嵌合し、該弁
    部材(20)は上部を閉塞した筒状部(26)を有し、該筒
    状部(26)の周壁面に通気口(27)を穿設すると共に、
    該通気口(27)の上部において前記周壁面から外方に向
    って環状に張出す薄肉の鍔部(28)を形成し、該鍔部
    (28)の下面に前記ベローズ上板(17)の当接面(24)
    に対応するテーパー状のシール面(29)を形成したこと
    を特徴とする、エアーポットのエアーポンプの吸気弁
JP1990080501U 1990-07-26 1990-07-26 エアーポットのエアーポンプの吸気弁 Expired - Lifetime JP2522377Y2 (ja)

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