JPH0680663U - 開閉蓋材 - Google Patents

開閉蓋材

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JPH0680663U
JPH0680663U JP110919U JP11091991U JPH0680663U JP H0680663 U JPH0680663 U JP H0680663U JP 110919 U JP110919 U JP 110919U JP 11091991 U JP11091991 U JP 11091991U JP H0680663 U JPH0680663 U JP H0680663U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の部片から成り、かつ容器内と容器外の
密封を完全に設定し、かつ取扱い操作簡便で、製造も容
易な開閉蓋材。 【構成】 剛性排出管一側を2等分面上の蝶番連結部を
介して剛性基体に連続し剛性排出管他側と剛性基体間
を、概略前記2等分面上の転換隔膜によって密閉状に連
続して成る開閉蓋材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流動物の容器からの排出を選択的に許したり妨げたりするための開閉 蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
流動物の容器を閉鎖しかつその容器からの流動物の排出を選択的に許すために は種々の開閉蓋材が提案されてきた。このような流動物蓋材の一つは米国特許第 3,181,743号に明示されている。しかし、この蓋材は完全には満足なも のではなく、その理由の一つは、型造された排出管が密封位置において変形し易 く、そのため信頼性に欠ける点にあった。なぜならば、流動物が長期間密封して 貯蔵された場合には、その変形が永久的に固定されてしまう傾向があるからであ る。
【0003】 更に、米国特許第3,323,694号は船積ボール箱の中の利用しうる空間 の使用を最大限にするように逆さにされる排出管を使用する閉鎖機構に関する。 しかし、この型の構成においては、他の部品として付加的のキャップ又はプラグ を使用しないで密封するには不適当である欠点を持っている。
【0004】 また、米国特許第2,893,613号は押し下げた浅い部分と直立壁と両側 壁と頂部壁とを持つ膜で撓曲して閉鎖されるようになった排出管を具えた閉鎖機 構を示している。この機構では、排出管が閉鎖しているときは、押し下げられた 浅い部分と直立壁とはトッグル関節のように動くが、膜の両側壁又は頂部壁をト ッグル関節のように動かす手段はなく、そのため、壁は不規則に撓曲し、したが って、排出管を上方又は排出位置に不必要に押す傾向がある。故に、この型の蓋 材の保全は極めて貧弱でその膜の寿命も非常に短い期間に制限される。
【0005】 他の閉鎖機構では、別々に型造されかつ流動物の通過を許すように開口と基体 と並ぶように位置された排出管と、組立てられる複数の剛性構成体を使用してい る。しかし、このような構成体も製作費が比較的に高価となる。
【0006】 排出位置(キャップの面から利用する180°の位置)で型造される蝶番式キ ャップを利用する1体の閉鎖体よりなる蓋材もあるが、このものの主な欠点は2 重の空洞部と締めつけ力を作るための大型で能率の低い型造機械を必要とする点 にあった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、従来技術の開閉蓋材では、開閉作動のため複数個の部品を必要とす るものが多く、かつ開閉のための機構が複雑で容器内貯蔵物が作動部分に凝結し て使用不能と成り易く、また、各作動部分間に少間隙が存するため容器内と容器 外の密封が不十分であり貯蔵物が漏洩したり、貯蔵物が湿気を滞び易く、蓋材材 質の疲労も早く、またその製造コストが高い不都合があった。
【0008】 そこで、本考案は、単一の部片から成り、かつ容器内と容器外の間の密封を完 全に設定し、かつ取扱い操作簡便で、製造も容易な開閉蓋材を提供することを目 的とする。
【0009】 本考案の第2の目的は、前記のような諸欠点を持たないような蓋材とバルブが 一体となった開閉蓋材を提供するにある。
【0010】 本考案の第3の目的は操作が容易迅速で簡便な開閉蓋材を提供するにある。
【0011】 本考案の第4の目的は、多数回開放、閉鎖した後でも満足に作用し続けうる耐 久性のある開閉蓋材を提供するにある。
【0012】 本考案の第5の目的は、長期間貯蔵の後も貯蔵物の凝固によって固定すること なくかつ満足して操作しつづけうる開閉蓋材を提供するにある。
【0013】 本考案の第6の目的は、従来の密封構造では漏れることを来すような条件下に おいても漏れることのない開閉蓋材を提供するにある。
【0014】 本考案の第7の目的は、閉鎖部を閉鎖し又は組立てるために、何等かの他の附 加的機構又は操作を必要としないで、型造サイクルの工程のみで型造、閉鎖され うる開閉蓋材を提供するにある。
【0015】 本考案による第8の目的は、排出管に溜りかつ凝固する物質によって詰まるこ とが比較的に少いような開閉蓋材を提供するにある。
【0016】 本考案の第9の目的は、公知の大量生産技術を使用して作ることができる開閉 蓋材を提供するにある。
【0017】 本考案の第10の目的は優秀な他の蓋材類より安価な開閉蓋材を提供するにあ る。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述した本願考案の目的は、蝶番連結部と転換隔膜とによって剛性基体に取付 けられた剛性排出管を含み1体となった蓋材とバルブよりなる開閉蓋材によって 達せられる。そして、その転換隔膜は2等分面における第3の蝶番連結部によっ て基体に連結されている。排出管は排出通路と、基体に連結された内側端部すな わち基端部と、排出端部すなわち先端部と、排出通路のまわりで基体に連結した 前記基端部に設けた密封部材とを具えている。排出管は、枢着線である第1の蝶 番連結部で基体に連結されており、かつ転換隔膜とは第2の蝶番連結部で連結す る。第3の蝶番連結部は2等分面で隔膜と基体に交るが、その第3の蝶番連結部 と第1の蝶番連結部とは連続した蝶番部を形成している。排出管が排出位置すな わち直立位置にある場合には、2等分面は基体密封面と排出管の内側端面すなわ ち基端面との角度を2分するようになっている。転換隔膜は排出管が排出位置す なわち直立位置にあるときは突出した状態であり、排出管が密封位置すなわち平 伏位置にあるときはへこんだ状態となる。前記密封部材は排出管の内側端面すな わち基端面に取付けられたより小さい端部を持った中空のカップ状(円錐形状) 密封部材であるのがよく、かつ基体密封面に係合するとき弾性的に圧縮して密封 面の不規則性を補償し更に排出管先端部を基体係合面に押すようなのがよい。
【0019】 転換隔膜は多面形、円錐形、ドーム形又はそれらの任意の結合形であってもよ い。又、排出管は種々の外形を持つことができ、その中を通る排出通路は円形、 楕円形、3角形又は他の形の断面を持つことができる。蝶番は充分な幅と可撓性 を持つ比較的に薄い断面を持ち、転換隔膜の反転をその動作を妨げることなく許 すようなものがよい。
【0020】 転換隔膜はへこんだ形状となる場合に内側面が増加されるような中空、円錐又 は他の形状の断面を持つことができ、したがって、組立てられた流動物容器の中 の流動物で前記内側面に圧力が及ぼされるや否や、その大きい内側面区分は圧力 を2等分面に沿って分配して密封面への押圧力を増加するようにすることができ る。排出管はその平伏位置から手の操作で上げるに便利なために基体の一部に重 なるように延長した張出し部分を持つことができる。また、排出管は排出端部す なわち先端部に傾斜面を具え、この傾斜面を排出管の閉鎖過程において基体係合 面に係合する場合に先導役となるように使用することができる。
【0021】 閉鎖体とバルブが一体となった本考案による蓋材は排出状態すなわち直立位置 で型造するのがよく、この際は製品を型からはじき出す前に中心コアーを後退さ せかつモールドワイパーに排出管を横切らせてその排出管を既述の2等分面を通 って密封位置すなわち平伏位置まで回動させ、以て排出管を平伏位置にもたらす 何等かの別個の2次操作を省きかつポリオレフィン製品の蝶番部分の分子を蝶番 の寿命を長くする方向に向けることができる。
【0022】 直立位置にある排出管がもし密封位置すなわち平伏位置に動くときは枢着線で ある第1の蝶番連結部のまわりに回動して転換隔膜を2等分面上の中死位置を経 て圧縮して前記密封部材を基体密封面に押圧しかつ排出管の排出先端を基体係合 面に圧接する。このようにして、各要素は積極的に有効な密封部が得られるよう に協動する。排出管の密封位置すなわち平伏位置では、組立てられる別個の図示 されてない容器内の流動物によって転換隔膜の内側面と前記密封部材に及ぼされ るある程度の圧力はより強固な密封に寄与する。
【0023】 転換隔膜は安定でその突出した又はへこんだ形状の何れでも無負荷であるが、 開放中又は閉鎖中の間2等分面上の中死位置を通って押されかつ撓曲される時は 負荷がかかり、かようにして、排出管の密封部材を基体の密封面に保持する圧力 を排出管の密封位置で及ぼす駆動力を生ずる。排出管を2等分面上の中死位置を 越して上げるに必要な外力は排出管を排出位置すなわち直立位置に向って押す駆 動力を隔膜に生ずる。したがって、閉鎖中は転換隔膜はすべての側で2等分面の まわりに反転してへこんだ形状となり排出管のカップ状密封部材を基体密封面に 係合するように押圧する。
【0024】 「中死位置」とは排出管の第1の蝶番連結部を中心とした直立位置と平伏位置 との間の枢動及びこれに伴う転換隔膜の作動において、強制的に変形される転換 隔膜から排出管に付与される反発押圧力が時計方向、反時計方向いずれの側にも 作用しない位置であり、ほぼ前記2等分面上に存在する。
【0025】
【実施例】
次に本考案を有利な実施態様について図面を参照して説明する。第1図乃至第 6図には剛性基体16、剛性排出管17、後述する2等分面における第1の蝶番 連結部19、排出通路20、転換隔膜35を含む開閉蓋材が示されている。蓋材 の剛性基体16は、図示されていないが、プラスチック壜のような別個の組立て られた容器と協動するための内側螺線22を具えている。
【0026】 剛性排出管17の基端部は転換隔膜35にこれと一体として形成された第2の 蝶番連結部50により蝶着されている。排出管17の両側部23,27に相隣る 部分は剛性でよくかつ転換隔膜35と一体に形成されている。転換隔膜35の他 のすべての部分は隔膜の反転を可能とするように弾性的に作られている。更に転 換隔膜35は、排出管17が排出位置すなわち直立位置にありかつこの隔膜が突 出した形状をなす場合は、剛性排出管の内端面すなわち基端面44(第3図)と 剛性基体の密封面45との間の角度を2分する2等分面43(第4図)のすぐ隣 りとなる。第1の蝶番連結部19は前記2等分面上にあり、かつ転換隔膜35は 第3の蝶番連結部53(第7図)によって剛性基体16と結合されている。第3 の蝶番連結部53と第1の蝶番連結部19とは2等分面43の上に位し、かつ実 際には連続的蝶番部を形成している。尚、既述のように転換隔膜35は剛性排出 管17と比較的薄い第2の蝶番連結部50(第3図、第7図)によって結合され ているが、この蝶番連結部50は転換隔膜の転換をその運動を著しく妨げること なく行わせるように充分な幅と可撓性とを持っている。直立位置排出管17の時 計方向での閉鎖作動では、使用者の操作により転換隔膜35はへこんだ形状まで の範囲中、順次第10,11,12図に示されたようにして変形し2等分面43 上の中死位置を過ぎると転換反転しへこんだ形状となる。かくして、へこんだ形 状の転換隔膜35によって排出管17には時計方向の反発押圧力が付与され、剛 性排出管17の内端面44上のカップ状密封部材29は剛性基体16の密封面4 5(第3図)に圧接するまで押される。
【0027】 転換隔膜35が第2,3,4,10,14,15,16,17図の突出した形 状にあろうと又は第1,6,12のへこんだ形状にあろうと、その隔膜は安定し ておりかつ殆んど負荷はかからない。唯、それが2等分面43上の中死位置を通 って撓む場合に負荷されるのみである。前記のように2等分面上の中死位置を通 っての撓曲中に発達する反発力は排出管の密封部材29を剛性基体16の密封面 45に押すような押圧力を閉鎖位置で生ずる。平伏位置の排出管17を2等分面 43上の中死位置を通って反時計方向に上げて開放するためには、ある力を必要 とするが、転換隔膜に生じた前記の反発力が排出管17を第2図に示す排出位置 すなわち直立位置に向って反時計方向に押すことになる。
【0028】 積極的な圧力密封を効果的にするためには、排出管17の両端が第6,8,9 図に示すように、閉鎖の際、剛性基体16に接触するようにするのがよい。剛性 排出管17の内側端面(基端面)上のカップ状密封部材29は排出管17の排出 端が剛性基体16の係合面46に係合する際圧縮しかつ変形する。したがって、 基体16の内側密封面45に対するしっかりした積極的な密封が得られる。
【0029】 第8図は剛性基体の係合面46と排出管17を密封位置すなわち平伏位置に確 保するための止め傾斜面47とを示している。尚、排出管17は閉鎖中に剛性基 体の係合面46との接触の先導として作用する傾斜面52を持っている。第9図 の実施態様は第8図のものと略同一であるが、剛性基体の係合面46には第8図 の止め傾斜面47に相当するものは具えていない。しかし、剛性排出管17の排 出端の閉鎖半径は傾斜面52を基体の係合面46と係合せしめつつ密封位置に急 転せしめるように選定されている。
【0030】 第10図乃至第13図は夫々本考案による開閉蓋材の一型式を示すもので、転 換隔膜は部分27,26,18,24,23等を有しかつ矩形断面を持つ剛性排 出管36を持っている。この剛性排出管36は蝶番連結部で多面26,18,2 4に連結され、蝶番連結部19,48,49によって剛性基体16に結合されて いる。尚、前記の多面は転換隔膜を形成するように協動するものである。2等分 面43を通って閉鎖する場合には、前記の多面は一緒につぶれて第11,12図 に明示されているようにへこんだ形状となる。第11図は2等分面43を通って 一緒につぶれる途中の隔膜の多面26,18,24,23,27を示す。
【0031】 第 図14は円錐形面35を持つ転換隔膜を、第15図は多面38,39,4 0,41,42を持つ転換隔膜を、第16図は中空円錐形面51を持つ転換隔膜 を、第17図はドーム状円錐形面32を持つ転換隔膜を示すもので、これらすべ ての隔膜は既述のようにして突出した形状からへこんだ形状に反転するようにな っている。
【0032】 第16図は中空円錐形の転換隔膜を示すものであるが、それがへこんだ形状に あって排出管が密封状態にある場合には、結合構造は平面対称となっておらずむ しろ、内側面において増大した表面積を持っている。したがって、その隔膜に別 個の組立てられる容器の流動物によりある圧力が加えられると、転換隔膜はその 加わった圧力を2等分面43に沿って分配し、このためカップ状密封部材29上 の接着圧力を増加する。
【0033】 第17図はドーム状転換隔膜32を示すもので、密封の際、突出した形状から へこんだ形状に反転してつぶれるものである。
【0034】 第18図によく示されているように、カップ状密封部材29は排出通路20を 包囲しかつ吸込カップと同じようなカップ状形状を持っている。この型の密封部 材は基体密封面45(第3,8,9図)に接着すると圧縮されて一種のスプリン グとして作用し、排出管17の排出端を基体係合面46(第3,8,9図)によ く圧接保持する。
【0035】 第1乃至18図は、密封位置すなわち平伏位置から開放位置すなわち直立位置 への手動操作を容易ならしめるための張出し部分21を具えた剛性排出管17を 示している。
【0036】 第19図には、排出位置で型造されかつ型造サイクル中に密封位置に動かされ るに適した本考案による蓋材が示されている。型造に当っては、先づ突部59を 持つ型60の端面63を分離板57の面62で閉鎖し、中心コアー66を突出さ せる。この位置で合成樹脂を型60の突部59に注入して本考案による蓋材を型 造し、次に、冷却後、面62と63とを隔離し、しかる後板54と55とを後退 させて面64と65とを離しかつ中心コアー66を後退させる。次にモールドワ イパ58をその矢印で示す方向に製品を横切らせ排出管部に接触させこれを密封 位置に動すようにする。しかる後、分離板57が前方に移動され製品を型からは じき出す。この方法によれば、剛性排出管17を閉鎖する何等かの二次操作の必 要がなくなりかつ次のような附加的利益をもたらす。即ち、型造サイクル中に2 等分面43と蝶番連結部50とにおける蝶番式結合の機械的撓曲がポリオレフィ ン材の分子を蝶番部の寿命を長くする方向に向ける。
【0037】
【考案の効果】
本考案製品によれば、従来の多数の流動物用開閉蓋材と異り、蓋材にかぶせる 附加的のキャップの必要はなくなる。
【0038】 本考案による開閉蓋材は洗剤、調整剤、油、清浄剤およびキャップのないねり 歯磨チューブ等に使用して特に有利なことが解った。特にねり歯磨チューブに使 用する場合には、そのチューブの価格は安くなる。なぜなれば、従来のように、 ねり歯磨に対するチューブとキャップとを別々に作るより安くなるからである。 更に、また、本考案による開閉蓋材は塩、胡椒の排出にも適し、特に本考案蓋材 の2重密封は塩の排出に特に有利である。なぜなれば塩の衆知の吸湿特性から起 る困難を最小限とするからである。
【0039】 また、本考案の製品は砂糖、丸薬の分取、又は1時間毎に1ガロンのような遅 い速度で漏出することを許すような灌水噴射器に適している。この後者の蓋材は 流路を噴出のために開放される。更にまた、本考案による蓋材は空気と液体とを 開放又は閉鎖するように多重蓋材を具えた種々の多岐構造を持つ容器としても使 用される。
【0040】 本考案は例示した有利な実施態様についてのみ説明したが、密封、封鎖の分野 の当業者が本明細書中の教示に基いて構成要素の機械的改良をして種々の変形を 得ることができる。そして、このような変形も請求の範囲で限定された考案の内 容の範囲に入るものと見なすものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】密封状態の本考案による開閉蓋材の一形態の斜
視図である。
【図2】第1図に例示された開閉蓋材の排出状態の斜視
図である。
【図3】第2図に例示された排出状態の開閉蓋材の縦断
面図である。
【図4】第3図と同様の図面であるが一部輪郭だけのも
ので2等分面の位置を示し、かつ排出位置における剛性
排出管を持つ突出した状態の転換隔膜を例示する断面図
である。
【図5】 第4図と同様な一部輪郭だけの断面図で、2
等分面を通って突出した状態からへこんだ状態に転換す
る際の転換隔膜を示し、かつ剛性排出管の部分的に密封
された位置を例示する断面図である。
【図6】 第4図と同様な断面図で、へこんだ状態の転
換隔膜と密封位置の剛性排出管とを示す図面である。
【図7】 第2図に例示した開閉蓋材の平面図である。
【図8】 密封位置の垂直面に沿った第1図の開閉蓋材
の部分図で密封部材と係合面との位置を例示する断面図
である。
【図9】 第8図と同様の部分図であるが、密封部と他
の係合面との配列を例示する断面図である。
【図10】 排出位置における他の実施態様の突出した
状態における多面状転換隔膜を示す部分的切開斜視図で
ある。
【図11】 第10図と同様な転換隔膜のへこんだ形状
から突出した形状に転換される時の状態を示す部分切開
斜視図である。
【図12】 第10図と同様なへこんだ状態における転
換隔膜を示す部分断面の切開斜視図である。
【図13】 第10図の開閉蓋材の平面図である。
【図14】 本考案の他の実施態様における排出位置の
円錐状転換隔膜を示す部分断面の切開斜視図である。
【図15】 本考案のさらに他の実施態様における排出
位置の多面状転換隔膜を示す部分断面の切開斜視図であ
る。
【図16】 本考案のもう一つの他の実施態様における
排出位置の中空円錐状転換隔膜を示す部分断面の切開斜
視図である。
【図17】 本考案によるさらにもう一つの実施態様に
おける排出位置のドーム形転換隔膜を示す部分断面の切
開斜視図である。
【図18】 剛性排出管とカップ状密封部材との詳細を
示す部分断面の拡大斜視図である。
【図19】 型造サイクル中の型造用の型と型造ワイパ
ーと開閉蓋材との切開断面図を示すもので、しかも、前
記ワイパーが型を横切って動き開閉蓋材の排出管を密封
位置に動かす過程を示したものである。
【符号の説明】
16 基体 17 排出管 18 面 19 蝶番連結部 20 排出通路 21 突出部 22 内側螺線 23 側部 24 面 27 側面 29 密封部材 32 ドーム状円錐形面 35 転換隔膜 36 排出管 43 2等分面 44 内側面 45 密封面 46 係合面 47 傾斜面 48 蝶番結合部 50 蝶番連結部 51 中空円錐形面 52 傾斜面 53 蝶番連結部 54 後板 55 後板 57 分離板 58 モールドワイパ 59 穴部 60 型 62 面 63 端面 64 面 66 中心コアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 リチャード チャールズ ジョージ ダー ク アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91730 ランチョウ キューカモンガ レ ッド ヒル カントリー クラブ ドライ ヴ 8553

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体であってその上端に上端壁を一体的
    に設けた該基体と、 排出管であって該排出管基端一側にて第1の蝶番連結部
    を介して前記上端壁に一体的に蝶着し、かつ該排出管内
    部にはその先端と基端にて開口を有する通路を設けてな
    る該排出管を含む開閉蓋材において、 該基体と該排出管の二部材間には、該二部材間を密閉す
    るとともに一体的に接続する可撓性の転換隔膜であって
    前記排出管基端他側と前記転換隔膜の間を第2の蝶番連
    結部を介して蝶着する該転換隔膜が設けられ、該開閉蓋
    材内部の前記第1の蝶番連結部付近には前記上端壁より
    下方に伸びる密封面が設けられ、前記排出管が平伏位置
    にあるとき前記排出管の基端は前記密封面に当接し、前
    記転換隔膜は中死位置よりへこんだ形状にて前記排出管
    に時計方向の押圧力を付与して前記通路は密封状態に配
    設され、前記排出管が直立位置にあるとき前記転換隔膜
    は中死位置より突出した状態にて前記排出管に反時計方
    向の押圧力を付与して前記通路は開放状態に配設されて
    なることを特徴とする開閉蓋材。
  2. 【請求項2】 前記排出管の基端には弾性圧縮可能な密
    封部材であって前記排出管が平伏位置にあるとき前記密
    封面に圧着して漏洩止めを形成する該密封部材が設けら
    れることを特徴とする1に記載の開閉蓋材。
  3. 【請求項3】 前記開閉蓋材には、前記第1の蝶番連結
    部及び前記密封面との間に間隔をおいた比較的剛性の係
    合面であって、前記排出管が平伏位置に作動したときに
    前記排出管の先端に当接して前記排出管の先端を閉鎖す
    る位置に配設された該係合面を設けたことを特徴とする
    1又は2に記載の開閉蓋材。
  4. 【請求項4】 前記係合面が前記排出管の先端に押圧力
    を付与する傾斜面を含むことを特徴とする3に記載の開
    閉蓋材。
  5. 【請求項5】 前記係合面が前記排出管を平伏位置に掛
    止める掛止め部を含むことを特徴とする3に記載の開閉
    蓋材。
  6. 【請求項6】 前記排出管を平伏位置に掛止める掛止め
    部を設けたことを特徴とする3に記載の開閉蓋材。
  7. 【請求項7】 前記圧縮可能な密封部材が円錐形状であ
    ることを特徴とする2に記載の開閉蓋材。
  8. 【請求項8】 前記開閉蓋材の上端壁上面は平坦であ
    り、また、前記排出管上面も平坦であり、前記開閉蓋材
    は前記転換隔膜によって前記上端壁上面よりへこんだ部
    分を有し、前記排出管が平伏位置にあるとき前記排出管
    の下側の面は前記へこんだ部分の中に収納され、前記排
    出管が平伏位置にあるとき開閉蓋材上面の外観が比較的
    平坦となることを特徴とする1、2又は5に記載の開閉
    蓋材。
  9. 【請求項9】 前記開閉蓋材は周囲に延長側壁を含み、
    前記排出管は該排出管先端よりもさらに伸長し前記延長
    側壁より突出して側方張出し部分を形成する伸長腕部を
    含むことを特徴とする8に記載の開閉蓋材。
  10. 【請求項10】 前記掛止め部は、前記排出管先端の前
    方通路開口に係合する、前記係合面上の切除部であるこ
    とを特徴とする5に記載の開閉蓋材。
  11. 【請求項11】 前記排出管の前記基端は弾性的に圧縮
    可能な密封部材を含み、前記排出管が平伏位置にあると
    き前記密封部材は前記密封面に対して圧縮されその圧縮
    力によって漏洩止めを形成し、この圧縮力は、排出管が
    該排出管の先端を密封する平伏位置にあるとき該排出管
    の先端を前方の係合面に対する方向に偏寄して作用し、
    前記排出管は先端と基端の両方で密封されることを特徴
    とする1に記載の開閉蓋材。
JP1991110919U 1981-01-26 1991-11-19 開閉蓋材 Expired - Lifetime JPH08268Y2 (ja)

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