JP2585032Y2 - 押し出し容器製品 - Google Patents
押し出し容器製品Info
- Publication number
- JP2585032Y2 JP2585032Y2 JP1996011552U JP1155296U JP2585032Y2 JP 2585032 Y2 JP2585032 Y2 JP 2585032Y2 JP 1996011552 U JP1996011552 U JP 1996011552U JP 1155296 U JP1155296 U JP 1155296U JP 2585032 Y2 JP2585032 Y2 JP 2585032Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- valve
- finger pressing
- piston
- contents
- Prior art date
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は押し出し容器製品
(以下、容器製品という)に関する。さらに詳しくは、
粘性のある内容物を一定量だけ取り出すことのできる容
器製品に関する。
(以下、容器製品という)に関する。さらに詳しくは、
粘性のある内容物を一定量だけ取り出すことのできる容
器製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器製品として、特開昭56−9
5870号公報に示されたものがある。
5870号公報に示されたものがある。
【0003】この容器製品は、押し出し容器内に化粧ク
リーム、練ハミガキなどの粘稠性のある内容物を保存
し、かつ一定量ずつ取り出すようにしたもので、内容物
を取り出した後に空気が容器内に逆流するのを防止する
ためにボール弁式逆止弁が容器に取りつけられている。
リーム、練ハミガキなどの粘稠性のある内容物を保存
し、かつ一定量ずつ取り出すようにしたもので、内容物
を取り出した後に空気が容器内に逆流するのを防止する
ためにボール弁式逆止弁が容器に取りつけられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが従来のボール
弁式逆止弁はシール性が充分でないため、やはり空気の
逆流が生じたり、内容物が低沸点溶剤などであるばあい
は高温環境下におかれると気化した内容物が漏洩してし
まうという問題がある。
弁式逆止弁はシール性が充分でないため、やはり空気の
逆流が生じたり、内容物が低沸点溶剤などであるばあい
は高温環境下におかれると気化した内容物が漏洩してし
まうという問題がある。
【0005】そこで本考案は、低沸点溶剤を含む内容物
が収容された容器製品であってシール性が高い容器製品
を提供することを目的とする。
が収容された容器製品であってシール性が高い容器製品
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の容器製品は、
(a)低沸点溶剤を含む内容物が収容された容器と、 (b)該容器の上端に設けられたシリンダーと該シリン
ダー内に摺動自在に挿入されたピストンからなる押し出
しポンプ部と、 (c)該ピストンの上部外周を密封するバルブと、 (d)前記容器内と連通するノズルを有し、該バルブを
開閉する指押し部と、 (e)該指押し部を上方へ付勢するスプリングと、 (f)前記ピストンを上方へ付勢するスプリング とからなり、低沸点溶剤を含む内容物を密封でき、前記
指押し部の下方押圧により、該指押し部が前記バルブに
当接して開弁させるとともに、前記ピストンを下方移動
させて、前記指押し部のノズルから前記内容物を押し出
うるように構成されてなることを特徴としている。
(a)低沸点溶剤を含む内容物が収容された容器と、 (b)該容器の上端に設けられたシリンダーと該シリン
ダー内に摺動自在に挿入されたピストンからなる押し出
しポンプ部と、 (c)該ピストンの上部外周を密封するバルブと、 (d)前記容器内と連通するノズルを有し、該バルブを
開閉する指押し部と、 (e)該指押し部を上方へ付勢するスプリングと、 (f)前記ピストンを上方へ付勢するスプリング とからなり、低沸点溶剤を含む内容物を密封でき、前記
指押し部の下方押圧により、該指押し部が前記バルブに
当接して開弁させるとともに、前記ピストンを下方移動
させて、前記指押し部のノズルから前記内容物を押し出
うるように構成されてなることを特徴としている。
【0007】
【考案の実施の形態】つぎに本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0008】図1は本考案の一実施例にかかわる容器製
品のバルブの断面図、図2は前記バルブの開口した状態
を示す断面図、図3は本考案の一実施例にかかわる容器
製品の一部断面図、図4は可動底部の他の例を示す断面
図である。
品のバルブの断面図、図2は前記バルブの開口した状態
を示す断面図、図3は本考案の一実施例にかかわる容器
製品の一部断面図、図4は可動底部の他の例を示す断面
図である。
【0009】まず図3に基づき、本考案の容器製品1の
全体構成を説明する。2は円筒状で剛体の容器、3は指
押し部としてのスパウト、4は可動底部である。スパウ
ト3の内部には後述するバルブ13が組み込まれてい
る。可動底部4は、容器2の内面と密着摺動し、ピスト
ンの働きをする樹脂製の底部材5と、この底部材5を押
込方向にのみ移動可能に規制するための爪6と、この爪
6を拡大方向に付勢するバネ7とからなる。この可動底
部4は、容器2の内部が負圧になれば容器2内部に進入
するが、後退方向には爪6が容器2の内壁に食い込んで
動かないようになっている。なお、この可動底部4は負
圧によって容器2内部に進入し、後退不能の機能さえ有
しておればよく、上記のものに限られない。したがっ
て、図4に示されるような、爪とバネが一体になった板
バネ8を用いて前後進を規制するようにしたものであっ
てもよい。
全体構成を説明する。2は円筒状で剛体の容器、3は指
押し部としてのスパウト、4は可動底部である。スパウ
ト3の内部には後述するバルブ13が組み込まれてい
る。可動底部4は、容器2の内面と密着摺動し、ピスト
ンの働きをする樹脂製の底部材5と、この底部材5を押
込方向にのみ移動可能に規制するための爪6と、この爪
6を拡大方向に付勢するバネ7とからなる。この可動底
部4は、容器2の内部が負圧になれば容器2内部に進入
するが、後退方向には爪6が容器2の内壁に食い込んで
動かないようになっている。なお、この可動底部4は負
圧によって容器2内部に進入し、後退不能の機能さえ有
しておればよく、上記のものに限られない。したがっ
て、図4に示されるような、爪とバネが一体になった板
バネ8を用いて前後進を規制するようにしたものであっ
てもよい。
【0010】前記容器2の上端にはテーパ状の肩部11
と筒状の口部12が形成されている。
と筒状の口部12が形成されている。
【0011】つぎに図1に基づきスパウト3内に組み込
まれたバルブ13の構造を説明する。なお本実施例にお
いては、バルブ13に加えボール弁式の逆止弁14が直
列に組み込まれているので、まず逆止弁14を説明す
る。
まれたバルブ13の構造を説明する。なお本実施例にお
いては、バルブ13に加えボール弁式の逆止弁14が直
列に組み込まれているので、まず逆止弁14を説明す
る。
【0012】口部12には、第1筒部15が挿入されて
いる。この第1筒部15は中間に鍔16が形成されてお
り、内部には通路17が形成されている。前記口部12
が実用新案登録請求の範囲における押し出しポンプ部の
シリンダを構成し、第1筒部15および後述する第2筒
部22が前記押し出しポンプ部のピストンを構成してい
る。第1筒部15の上端は弁座18を形成しており、そ
の上にボール19が載せられている。前記弁座18とボ
ール19とで、ボール弁式逆止弁14が構成されてい
る。前記鍔16と口部12に形成されたバネ座20との
あいだには第1圧縮スプリング21が介装されている。
いる。この第1筒部15は中間に鍔16が形成されてお
り、内部には通路17が形成されている。前記口部12
が実用新案登録請求の範囲における押し出しポンプ部の
シリンダを構成し、第1筒部15および後述する第2筒
部22が前記押し出しポンプ部のピストンを構成してい
る。第1筒部15の上端は弁座18を形成しており、そ
の上にボール19が載せられている。前記弁座18とボ
ール19とで、ボール弁式逆止弁14が構成されてい
る。前記鍔16と口部12に形成されたバネ座20との
あいだには第1圧縮スプリング21が介装されている。
【0013】つぎにバルブ13を説明する。前記第1筒
部15の上端外周には第2筒部22の基端部が挿入され
ている。この第2筒部22の基端部内周は前記ボール1
9を収容する弁室23を形成している。またその弁室2
3から通路24が先端方向に延びており、先端面は閉塞
されている。そして、この第2筒部22の先端部には横
孔25が形成されている。26はリング状パッキンで、
弾性を有するゴムなどで作製されている。このリング状
パッキン26は、第2筒部22の先端部外周に嵌着し、
前記横孔25を密封している。一方、スパウト3の内部
には第1筒部15および第2筒部22を収容する空間が
形成されており、その空間はノズル31に連通してい
る。スパウト3の第2筒部22の先端部に対向する部位
には肩部27が形成されている。またスパウト3の内部
にはバネ座28が形成され、そのバネ座28と口部12
のバネ座20とのあいだには第2圧縮スプリング29が
介装されている。この第2圧縮スプリング29の圧縮力
は第1圧縮スプリング21よりも弱いものでなければな
らない。なお、30は抜け止め用の突起である。
部15の上端外周には第2筒部22の基端部が挿入され
ている。この第2筒部22の基端部内周は前記ボール1
9を収容する弁室23を形成している。またその弁室2
3から通路24が先端方向に延びており、先端面は閉塞
されている。そして、この第2筒部22の先端部には横
孔25が形成されている。26はリング状パッキンで、
弾性を有するゴムなどで作製されている。このリング状
パッキン26は、第2筒部22の先端部外周に嵌着し、
前記横孔25を密封している。一方、スパウト3の内部
には第1筒部15および第2筒部22を収容する空間が
形成されており、その空間はノズル31に連通してい
る。スパウト3の第2筒部22の先端部に対向する部位
には肩部27が形成されている。またスパウト3の内部
にはバネ座28が形成され、そのバネ座28と口部12
のバネ座20とのあいだには第2圧縮スプリング29が
介装されている。この第2圧縮スプリング29の圧縮力
は第1圧縮スプリング21よりも弱いものでなければな
らない。なお、30は抜け止め用の突起である。
【0014】つぎに本実施例におけるバルブ13の作動
を説明する。
を説明する。
【0015】図2に示すように、スパウト3を押し込む
と、第1筒部15と第2筒部22が押し下げられ、同時
にスパウト3の肩部27でリング状パッキン26がめく
られて、横孔25が開口する。噴射しているあいだ、リ
ング状パッキン26はスパウト3の肩部27および第2
筒部22の横孔25直下の外周面のそれぞれに密着し
て、内容物が横孔25よりも下方に洩れるのを防止す
る。その結果、内容物が第1筒部15の通路17を通っ
て、ボール19を押し上げ、通路24→横孔25→ノズ
ル31と通り、外部に取り出される。
と、第1筒部15と第2筒部22が押し下げられ、同時
にスパウト3の肩部27でリング状パッキン26がめく
られて、横孔25が開口する。噴射しているあいだ、リ
ング状パッキン26はスパウト3の肩部27および第2
筒部22の横孔25直下の外周面のそれぞれに密着し
て、内容物が横孔25よりも下方に洩れるのを防止す
る。その結果、内容物が第1筒部15の通路17を通っ
て、ボール19を押し上げ、通路24→横孔25→ノズ
ル31と通り、外部に取り出される。
【0016】スパウト3を押し込む力を除くと、第2圧
縮スプリング29の弾発力でスパウト3は元の状態に復
帰し、リング状パッキン26も元の状態に復帰して、横
孔25を瞬時に塞いでしまう。したがって、空気が容器
2内に流れ込むことはない。なお、このとき容器2内は
負圧となるが、可動底部4が容器2内に進入するので、
負圧が解消される。
縮スプリング29の弾発力でスパウト3は元の状態に復
帰し、リング状パッキン26も元の状態に復帰して、横
孔25を瞬時に塞いでしまう。したがって、空気が容器
2内に流れ込むことはない。なお、このとき容器2内は
負圧となるが、可動底部4が容器2内に進入するので、
負圧が解消される。
【0017】また、スパウト3を押し込んでいない非操
作状態において、リング状パッキン26はその弾性力に
よって横孔25を塞いでいるので、シール性は非常に高
い。よって、低沸点溶剤を含む内容物が気化しても外部
に漏洩することがない。
作状態において、リング状パッキン26はその弾性力に
よって横孔25を塞いでいるので、シール性は非常に高
い。よって、低沸点溶剤を含む内容物が気化しても外部
に漏洩することがない。
【0018】
【考案の効果】本考案では、指押し部を指などで押圧
し、ポンプ部の上部を密封するバルブを人為的に開弁し
て、内容物を一定量だけ取り出すことができる。押し込
む力を除くと、バルブは容器内の内圧によっても開弁し
ないので、容器を再び密閉することができる。その結
果、本考案では、シール性が非常に高くなるので、空気
の混入や内容物の漏洩が効果的に防止される。
し、ポンプ部の上部を密封するバルブを人為的に開弁し
て、内容物を一定量だけ取り出すことができる。押し込
む力を除くと、バルブは容器内の内圧によっても開弁し
ないので、容器を再び密閉することができる。その結
果、本考案では、シール性が非常に高くなるので、空気
の混入や内容物の漏洩が効果的に防止される。
【図1】本考案の一実施例にかかわる容器製品のバルブ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1のバルブの開口した状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の一実施例にかかわる容器製品の一部断
面図である。
面図である。
【図4】可動底部の他の例を示す断面図である。
1 容器製品 2 容器 3 スパウト 4 可動底部 13 バルブ 14 ボール弁式逆止弁 25 横孔 26 リング状パッキン 27 肩部
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)低沸点溶剤を含む内容物が収容さ
れた容器と、 (b)該容器の上端に設けられたシリンダーと該シリン
ダー内に摺動自在に挿入されたピストンからなる押し出
しポンプ部と、 (c)該ピストンの上部外周を密封するバルブと、 (d)前記容器内と連通するノズルを有し、該バルブを
開閉する指押し部と、 (e)該指押し部を上方へ付勢するスプリングと、 (f)前記ピストンを上方へ付勢するスプリング とからなり、低沸点溶剤を含む内容物を密封でき、前記
指押し部の下方押圧により、該指押し部が前記バルブに
当接して開弁させるとともに、前記ピストンを下方移動
させて、前記指押し部のノズルから前記内容物を押し出
うるように構成されてなる押し出し容器製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011552U JP2585032Y2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 押し出し容器製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011552U JP2585032Y2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 押し出し容器製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09254U JPH09254U (ja) | 1997-05-06 |
JP2585032Y2 true JP2585032Y2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=11781122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011552U Expired - Fee Related JP2585032Y2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 押し出し容器製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585032Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5695870A (en) * | 1979-12-27 | 1981-08-03 | Osaka Eyazoole Kogyo Kk | Singleeoperation extruding vessel |
JPS61257258A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-14 | Osaka Eyazoole Kogyo Kk | 粉体スプレ−エアゾ−ル製品 |
JPH01210065A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-23 | Toyo Aerosol Kogyo Kk | 後発泡性エアゾール製品の製造方法 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP1996011552U patent/JP2585032Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09254U (ja) | 1997-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |