JPH0843887A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0843887A
JPH0843887A JP18150594A JP18150594A JPH0843887A JP H0843887 A JPH0843887 A JP H0843887A JP 18150594 A JP18150594 A JP 18150594A JP 18150594 A JP18150594 A JP 18150594A JP H0843887 A JPH0843887 A JP H0843887A
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JP
Japan
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light
flash
camera
flash light
light emitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18150594A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kaneko
薫 金子
Hideaki Yoshida
英明 吉田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B2215/05Combinations of cameras with electronic flash units
    • G03B2215/0514Separate unit
    • G03B2215/0517Housing
    • G03B2215/0539Ringflash

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通常撮影用フラッシュと近接撮影用フラッシュ
の切り換え時の操作性の悪さを解決したカメラを提供す
ることを目的とする。 【構成】閃光発光部3と、この閃光発光部3の発光光を
テイキングレンズ2周囲の投光面に導くためのライトガ
イド5とを備えたカメラにおいて、該カメラの通常状態
における外周面から突出せず、閃光発光部3の発光光の
テイキングレンズ視野に向けての放射を妨げない収納位
置と上記外周面から突出して閃光発光部3の発光光の放
射光路中に介挿される位置を占める非収納位置4Bとの
間で変位可能に設けられ、非収納位置4Bにあるとき、
閃光発光部3の発光光をライトガイド5の光入射部5b
に入射せしめる反射部材4を設けたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、通
常のフラッシュ撮影機能と近接フラッシュ撮影機能を有
するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュ撮影可能なカメラにお
いて、通常のフラッシュ撮影を行う場合は、一般的には
発光部をポップアップさせて撮影を行っていた。また、
マクロフラッシュ撮影、即ち、近接フラッシュ撮影の時
は、図35の斜視図に示されるようにリング状発光部で
あるリングストロボ511aをレンズ鏡筒510aに装
着し、該リングストロボ511aを発光させて撮影を行
っていた。なお、上記図35において、カメラ本体51
0に装着されたライト本体511bに発光コントロール
回路が内蔵されており、上記リングストロボ511aは
ケーブル511cで接続されている。
【0003】従来は、このように通常撮影用のストロボ
とマクロ撮影用のリングストロボとが用意されており、
マクロ、いわゆる、近接のフラッシュ撮影時には、リン
グフラッシュを取付けてその撮影に対応していた。しか
し、この従来の方式のものは、リングフラッシュの取
付、取外しの操作が面倒で使い勝手が悪いものであっ
た。
【0004】この従来例に対して、特開平4−6702
3号公報に開示されたカメラでは、図36の発光部周り
の斜視図に示すように、通常フラッシュ撮影では、ポッ
プアップ式発光部526をポップアップさせることによ
って、通常の発光状態での撮影を行う。なお、図36に
おいて、522は撮影レンズを示している。また、マク
ロフラッシュ撮影時には、上記ポップアップ式発光部を
収納状態にして、発光部526をライトガイド528と
対向させる。この状態で発光部526からの光がライト
ガイド528の脚部528bと半円部528aの中を通
り、レンズ522の被写体側周囲に設けられたライトガ
イド投光部528c、528dからストロボ光が被写体
に向かって照射され、マクロ撮影に適したフラッシュ光
の照射を得る。
【0005】上記従来例の通常フラッシュ撮影、およ
び、近接(マクロ)フラッシュ撮影可能なカメラにおけ
る閃光発光器用の閃光発光回路について、図37のブロ
ック構成図によって説明する。上記図37に示すよう
に、上記閃光発光回路は、主に電池550と、昇圧回路
551と、メインコンデンサ552と、トリガ回路55
3と、スイッチング回路554とXe管(キセノン発光
管)555で構成されている。なお、本回路図は、通常
フラッシュ撮影用、あるいは、近接フラッシュ撮影用の
何れか一方の閃光発光回路を示している。
【0006】上記昇圧回路551は、電池550の電圧
VBAT (通常3〜6V程度)を入力電圧として作動す
る。そして、図示しない制御回路より出力されるチャー
ジ開始信号であるCHG信号に基づき上記電圧VBAT を
昇圧し、その出力電圧330Vを出力する。この出力電
圧330Vは、メインコンデンサ552にチャージさ
れ、Xe管555の上端の陽極に印加される。
【0007】上記トリガ回路553は、上記制御回路よ
り出力されるトリガオン信号であるTRON信号に基づ
いて、その出力電圧であるトリガ電圧のTRIG信号
を、上記Xe管555の円筒部に配設されるトリガ電極
に印加する。そのTRIG信号の印加に基づいて、メイ
ンコンデンサ552のチャージの放電が開始される。
【0008】一方、Xe管555の陰極端子は、スィッ
チング回路554を通してGND(グランド)ラインに
電流が流れるべく接続されており、上記スイッチング回
路554に入力されている発光オン信号であるSTON
信号に基づいて、該スイッチング回路554がオンオフ
される。
【0009】なお、上記スィッチング回路554には、
これを働かせるための30V程度の中電圧を供給するた
めに330Vの高圧ラインがつながっており、また、同
じようにトリガ回路553にもそのトリガー回路を働か
す電源として330Vが接続されている。そして、それ
ぞれの回路は、GNDラインに接続されている。
【0010】なお、上述のようなストロボカメラにおい
て、図37の発光回路で発光を制御する場合は、昇圧回
路551で昇圧された330Vのラインが所定の例えば
330Vに達したとき、昇圧回路551の動作をストッ
プさせなければならないので、その電圧を監視して検出
する回路が設けてある。また、上記電圧が330V付近
に達したら、必然的に電圧が上がらないようにリークさ
せる電圧監視、または、電圧制御用のネオン管回路等が
付設されているものもある。
【0011】次に、上記図37に示す昇圧回路551、
トリガ回路553、スィッチング回路554の各構成、
作用について詳細に説明する。図38は、上記昇圧回路
551の構成を示す回路図であって、その主要部をなす
ものは、昇圧トランスT1である。この昇圧トランスT
1の一次側の電流を昇圧トランスT1に接続されたトラ
ンジスタTR1でスィッチングさせる。そして、このト
ランジスタTR1のスィッチングのベース側の電圧に対
して、昇圧トランスT1の2次側の起電力によるフィー
ドバックがかるような形で制御される。この昇圧回路5
51は、全体として、ブロッキング発振回路を形成して
いる。また、発生した高電圧をコンデンサ側に送りだし
て、そして逆流を防ぐためのダイオードやこの回路自体
のオン、オフを制御する付加的なトランジスタなどが上
記の図38には示されている。
【0012】図39は、トリガ回路553の構成を示す
回路図であって、トリガトランスT2がこの回路の主要
な要素部品となる。このトリガトランスT2の一次側に
接続されたトリガコンデンサC2に330Vラインから
抵抗を介して充電を行っている。そして、図39上、左
側に示されているサイリスタSR2をTRON信号によ
って駆動して、トリガコンデンサC2にチャージされた
電荷を一気に放出する。その時に、トリガトランスT2
の一次側には330Vにチャージされた電荷の放電電流
が瞬間的に流れ、トリガトランスT2によって数KVに
昇圧されて、トリガ信号、即ち、TRIG信号として出
力される。
【0013】図40は、スイッチング回路554の構成
を示す回路図であって、この回路で最も重要な素子は、
Xe管555からの大電流をスィッチングするためのM
OSゲート構造を有する大電流高速スィッチング素子I
GBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)1であ
る。その他のトランジスタスィッチング回路は、上記I
GBT1をドライブするためのスィッチング回路で、通
常のスィッチング回路を形成している。
【0014】上記IGBT1を駆動するのに、通常、1
0Vから40Vの中圧電源を必要とするので、このドラ
イブ回路の電源を作るためのツェナーダイオードと一時
的に電荷を貯めるコンデンサーが、図40の回路の左方
部に並列に配設され、そのドライブ回路の電源が330
Vの高圧電源であって、ここから高抵抗を介し、中圧回
路部に所定の電圧をチャージするという構成になってい
る。上記の構成のスィッチング回路554に発光オン信
号のSTON信号からのハイ・ロー信号が入力される
と、それに応じてIGBT1がオン、オフすることにな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の特開
平4−67023号公報に開示されたカメラの問題点
は、通常フラッシュ撮影をする時には、フラッシュの発
光部526を操作し、ポップアップしなければならない
ことである。即ち、使用頻度の高い通常フラッシュ撮影
において、発光部526をポップアップしなければなら
ず、逆に使用頻度の少ない近接フラッシュ撮影の状態が
発光部としては、通常の状態、所謂、デフォルト状態に
なっており、使い勝手が悪く、シャッターチャンスを逃
がすことになる。更に、ポップアップ操作回数が多くな
ることから機構系の劣化が発生するという不具合もあっ
た。また、近接フラッシュ撮影時は、カメラの状態とし
ては、、フラッシュに対して操作を行っていない状態な
ので、頻度の少ない近接フラッシュ撮影に対しては、適
していない構成となっている。このため、近接フラッシ
ュ撮影の状態が把握しにくいため、間違いやすい。
【0016】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、通常撮影用フラッシュと近接撮影
用フラッシュの切り換え時の操作性の悪さを解決したカ
メラを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のカメ
ラは、閃光発光器と、この閃光発光器の発光光をテイキ
ングレンズ周囲の投光面に導くためのライトガイド手段
とを備えたカメラにおいて、該カメラの通常状態におけ
る外周面から突出せず、上記閃光発光器の発光光のテイ
キングレンズ視野に向けての放射を実質的に妨げない収
納位置と上記外周面から突出して上記閃光発光器の発光
光の放射光路中に介挿される位置を占める非収納位置と
の間で変位可能に設けられ、上記非収納位置にあると
き、上記閃光発光器の発光光を上記ライトガイド手段の
光入射部に入射せしめる光学部材を設ける。
【0018】このカメラによる通常のフラッシュ撮影
は、上記光学部材を収納位置に収納された状態で撮影を
行い、通常のフラッシュ撮影以外のフラッシュ撮影、例
えば、近接(マクロ)フラッシュ撮影時には、上記光学
部材を上記放射光路中に介挿される非収納位置に変位せ
しめた状態として、上記近接フラッシュ撮影を行う。
【0019】
【実施例】以下、図によって本発明の実施例を説明す
る。図1、2は、本発明の第1実施例を示すカメラの閃
光発光部周りの縦断面図であり、図1は、通常フラッシ
ュ撮影状態での断面図、図2は、マクロ(近接)フラッ
シュ撮影状態での断面図である。なお、以下の説明にお
いて、通常フラッシュ撮影とは、近接距離ではない通常
の距離にある被写体をフラッシュ撮影することをいい、
マクロ(近接)フラッシュ撮影とは、マクロ、即ち、近
接被写体のフラッシュ撮影をいい、この撮影は、上記通
常フラッシュ撮影に対して一般的に頻度が少ない。
【0020】本実施例のカメラにおいて、閃光発光器を
内蔵する発光部3は、普通のカメラのようにテイキング
レンズ2の上方であってカメラ本体1の上部に配設され
る。上記テイキングレンズ2の被写体側周囲にはリング
状の投光面5aを有するライトガイド5が配設されてい
る。なお、上記ライトガイド5にはアクリル等の透明材
料を適用している。
【0021】そして、テイキングレンズ2の上部に回動
自在に保持されている光学部材である反射板4が配設さ
れている。発光部3の後方には接眼部6が配設されてい
る。
【0022】上記反射板4は、図1の通常撮影状態にあ
っては発光部3の発光光の放射を実質的に妨げない収納
位置4Aに位置している。また、図2のように近接フラ
ッシュ撮影状態、即ち、近接での撮影、あるいは、無影
状態での撮影を行うカメラの状態では、上記反射板4を
図1の収納位置4Aから回動操作させることによって、
図2の発光部3の発光光放射光路中に傾斜した非収納位
置4Bに位置させる。上記図2の状態では、発光部3か
らの発光光は反射板4で反射され、ライトガイド5の光
入射部5bに入射した後、投光面5aから被写体に向け
て光を照射する。これにより、近接撮影に適したフラッ
シュの配光を得ることができる。
【0023】本実施例のカメラでは、通常フラッシュ撮
影時には、図1に示すように発光部3をポップアップ等
の操作することなく撮影することができ、前述した特開
平4−67023号公報に開示されたカメラ等のように
通常フラッシュ撮影状態でポップアップしなければなら
ないという煩わしさを解決できる。そして、近接フラッ
シュ撮影時には、図2のように、発光部3とテイキング
レンズ2の被写体側周囲に投光面があるライトガイド5
との間に反射板をいれることにより、発光部の光をレン
ズの周囲の投光面に導く状態とし、近接フラッシュ撮影
に適した照射光を得ることができる。
【0024】また、本実施例のカメラによると、前記従
来のカメラのように通常のフラッシュ撮影において、フ
ラッシュ発光部の操作を行う必要がないことから、シャ
ッタチャンスを逃がすなどの事態がおきにくい。更に、
機構系の劣化も防げることも特徴となっている。近接フ
ラッシュ撮影の状態では、反射板4が突出するため、上
記近接フラッシュ撮影の状態であるということが、把握
しやすいことと、頻度の高い通常フラッシュ撮影の状態
がデフォルトになっているため、間違う確率が低い。
【0025】次に、図3〜図6によって本発明の第2実
施例を示すカメラについて説明する。図3、4は、本実
施例のカメラの閃光発光部周りの要部の配置を示す正面
図であって、図3は、通常フラッシュ撮影状態での正面
図、図4は、マクロ(近接)フラッシュ撮影状態での正
面図である。また、図5は、上記図4のA矢視の透視図
である。更に、図6は、本実施例のカメラのマクロ(近
接)フラッシュ撮影状態での発光部周りの要部の配置を
示す斜視図である。
【0026】上記各図に示すように本実施例のカメラに
おいて、テイキングレンズ12の回りにはリング状の投
光面15aを有するライトガイド15が配設されてい
る。また、閃光発光器を内蔵する発光部13は、カメラ
本体11の右上方に配設されている。更に、発光部13
の前面側に下方の第1の位置14A(図3)、上方の第
2の位置14B(図4)に移動可能な閃光光受光部14
aを有する他の1つのライトガイド14が配設されてい
る。上記ライトガイド14の形状は、例えば、上記図5
に示すように、波形のフレネルレンズ状の断面形状を有
し、被写体側には反射面が形成されている。発光部13
からの発光光が後述するようにライトガイド14の受光
部14aに入射したときは、上記波形面の各反射面によ
って反射され、側方に出射される。上記反射面を形成す
る方法としては、アルミニュームのメッキや蒸着によっ
て反射面を形成する。また、ライトガイド14、15の
材質は、アクリル樹脂等の透明樹脂とする。
【0027】カメラが通常フラッシュ撮影状態にあると
きは、発光部13側のライトガイド14は図3のように
第1の位置14Aにあり、この位置では発光器13のテ
イキングレンズ12の視野に向けての放射を実質的に妨
げない。従って、通常のフラッシュ撮影が可能となる。
【0028】一方、カメラがマクロフラッシュ撮影状態
にあるときは、発光部13側のライトガイド14は図4
の正面図、または、図6の斜視図のように第2の位置1
4Bにあり、発光部13の発光光の光路中に介挿された
状態では、上述のように発光器13の発光光はライトガ
イド14で横方向に反射され、ライトガイド15に入射
する。そして、その発光光は、テイキングレンズの周辺
のライトガイド15の投光面15aに導かれ、該投光面
15aから近接フラッシュ撮影に適した配光の光が近接
の被写体に照射される。
【0029】本実施例のカメラによれば、前面側の簡単
なスライド操作によって、通常と近接撮影に対応したフ
ラッシュの切替えが可能である。また、カメラ本体がコ
ンパクトになる。
【0030】次に、上記第2実施例の変形例のカメラに
ついて、図7、図8のライトガイド作用状態図によって
説明する。この変形例のカメラは、上記第2実施例のカ
メラのようにライトガイド14を上下に移動させるスペ
−スがカメラ本体にないような場合で、更に、フラッシ
ュ切り換え操作も容易にしようとするものに適用され
る。
【0031】本変形例のカメラにおいては、中央部にテ
イキングレンズ12が配設され、閃光発光器を内蔵する
発光部13は、カメラ本体の右上方に配設されている。
また、カメラ本体前面に左右2つのライトガイド16、
17が回動自在に取り付けられる。上記ライトガイド1
7は、リング状の投光面17aを有し、テイキングレン
ズ12の回りに回動自在に配設されている。また、ライ
トガイド16は、発光部13の前面側に第1の位置16
A(図7)、と第2の位置16B(図8)に回動可能に
配設されている。
【0032】上記ライトガイド16の形状は、第2の位
置16Bにあるとき、発光部13の前面に位置する閃光
光受光部16aには前記第1実施例のライトガイド14
のように、その被写体側面に波形のフレネルレンズ状の
断面形状の反射面が形成されている。従って、発光部1
3からの発光光がこのライトガイド16に入射したとき
は、上記波形面の各反射面によって反射され、下方に出
射される。なお、上記反射面の形成する方法や材質は、
前記ライトガイド14の場合と同様である。
【0033】図7の状態では、ライトガイド16は第1
の位置16Aにあって、受光部16aが発光部13の前
方から退避した位置にある。また、その状態では、ライ
トガイド17の光導入部17bがライトガイド16の突
起部16bで押圧され、発光部13の側面部から退避し
た状態になっている。従って、発光部13の前方からの
射出光は妨げられることなく被写体に向けて射出され、
通常フラッシュ撮影が実行可能となる。
【0034】ライトガイド16を上記図7の第1の位置
16Aから図8の第2の位置16Bへ回動操作すると、
ライトガイド16の受光部16aが発光部13の前面に
位置する。また、突起16bが後退するので、ライトガ
イド17も回動して、光導入部17bが上記受光部16
aの側面に位置した状態になる。
【0035】この図8の状態においては、発光部13の
光が右側のライトガイド16の受光部16aによって反
射され、左側のライトガイド17の光導入部17bを介
して光がまわってきて、投光面17aから近接フラッシ
ュ撮影に適した配光の光が被写体に照射される。
【0036】この変形例の効果は、前記第2実施例のも
のと同じで、前面側の簡単な回動操作で通常フラッシュ
撮影状態と近接フラッシュ撮影状態とのフラッシュの切
替えが可能となる。カメラ本体前面部の配設も容易にな
る。
【0037】次に、本発明の第3実施例のカメラについ
て、図9、10により説明する。図9は、本実施例のカ
メラの通常フラッシュ撮影状態における正面図であっ
て、図10は、該カメラの近接フラッシュ撮影状態での
斜視図である。本実施例のカメラは、ライトガイドのガ
イド部と投光面が一体化していることを特徴とする。即
ち、上記図9、10に示すように、カメラ本体21の前
面にてテイキングレンズ22の回りに回動可能にライト
ガイド25が装着されており、該ライトガイド25には
操作部25cと、リング状投光面25aと、閃光光受光
部25bが一体的に形成されている。
【0038】カメラ本体21より突出している上記ライ
トガイド25の操作部25cを操作することによってラ
イトガイド25が図9の第1の位置25Aから図10の
第2の位置25Bに回動させることができる。
【0039】通常フラッシュ撮影状態では、図9に示す
ようにライトガイド25が第1の位置25Aにあって、
発光部23を塞がない状態になっているので、通常のフ
ラッシュ撮影に適した配光が発光部23から被写体に対
して照射される。近接フラッシュ撮影時には、図10に
示すようにライトガイド25が第2の位置25Bに回動
されて、受光部25bで発光部23を塞ぐ。この状態で
は発光部23から出た光がライトガイド受光部25bを
通り、テイキングレンズ22の周辺にある投光面25a
から近接被写体に対して照射される。
【0040】この実施例のカメラによれば、テイキング
レンズ22の外周面を利用した回動動作が実現できるた
め、構成が簡単となり、配設スペ−スも小さくすること
ができる。また、ライトガイド25においては、近接撮
影時に発光部23の前面にくる部分の受光部25bと投
光部の投光面25aが一体化されているため、光の利用
効率が高い。
【0041】次に、本発明の第4実施例のカメラについ
て。図11〜図13により説明する。図11は、本実施
例のカメラの通常フラッシュ撮影状態で、ライトガイド
35が第1の位置35Aにある状態での正面図である。
図12は、本実施例のカメラの近接フラッシュ撮影状態
で、ライトガイド35が第2の位置35Bにある状態で
の正面図である。図13は、上記図12のC−C′断面
図である。
【0042】本変形例が前記第3実施例のものと異なる
点としては、回動可能なライトガイド35のリング状投
光部35aの内側には保護フィルターの役割をするアク
リル等の透明樹脂でできた透明平板部35dが形成され
ており、その一部の偏心位置に近接撮影用光学要素であ
るマクロ撮影用のアダプターレンズ部35cが一体的に
設けられている点が異なる。
【0043】そして、ライトガイド35のリング状投光
部35aの内周部であって、透明平板部35dとの境界
にはアルミニュウムなどの遮光用金属板リング35eが
挿入されている。上記マクロ撮影用のアダプターレンズ
部35cは、ライトガイド35の回動動作により主テイ
キングレンズ32と対向させることが可能である。な
お、本実施例において、発光部33とライトガイド35
自体の構造は、前記第3実施例のものと同等であり、該
ライトガイド35には発光光の受光部35bと、リング
状投光面35aが配設されている。
【0044】上記ライトガイド35が第1の位置35A
にあるときは、図11のように発光部33の前面から退
避している。その状態では、ライトガイド35の主テイ
キングレンズ32に対向する部分は、透明平板部35d
が位置している。この状態では、ライトガイド35が発
光部33を塞がない位置にあり、通常の撮影に適した照
射を被写体に対して行い、主テイキングレンズ32のみ
による通常フラッシュ撮影が可能となる(アダプタレン
ズ部35cは、35Cの位置)。
【0045】また、第2の位置35Bにあるときは、図
12に示すように、発光部33を塞ぐ前面位置にライト
ガイドの受光部35bが位置しており、発光部33から
の発光光は、該ライトガイドの受光部35bに入射す
る。そして、前記第3実施例と同じように矢印のように
ライトガイド35を通って、テイキングレンズ35の周
囲にある投光面35aから被写体に対して光が照射さ
れ、近接撮影に適した配光が得られる。一方、図13に
示すように主テイキングレンズ32の光軸と一致する前
面にライトガイド35のマクロ撮影用のアダプターレン
ズ部35cが位置する(35Cの位置)。従って、この
状態では、マクロ撮影用のアダプターレンズ部35cを
介して主テイキングレンズ32により被写体光を取り込
むことができる。
【0046】以上説明したように、本実施例のカメラに
よると、ライトガイド35を回動操作することによっ
て、フラッシュの配光だけでなく、テイキングレンズ3
2に対してもマクロ撮影用のアダプターレンズ35cを
作用位置に同時に移動でき、操作性が更に向上する。ま
た、アダプターレンズの取り付け動作が不要となる。
【0047】次に、本発明の第5実施例を示すカメラに
ついて図14〜16により説明する。上記図14は、本
実施例のカメラの通常フラッシュ撮影状態で、ライトガ
イドの一部を兼ねるレンズカバ−44が第1の位置44
Aにある状態での正面図である。図15は、本実施例の
カメラの近接フラッシュ撮影状態で、上記レンズカバ−
44が第2の位置44Bにある状態での正面図である。
図16は、上記図15のD−D′断面図である。
【0048】ライトガイドを2部材に分離し、その一方
をテイキングレンズ用レンズカバ−44と一体化した構
造に特徴がある。なお、他の一方のライトガイド45
は、テイキングレンズ42の外周に配設され、リング状
投光部45aを有している。
【0049】図14のようにレンズカバー44を閃光発
光部43を塞さがず、しかも、テイキングレンズ42も
塞がないような位置に移動させると、通常のフラッシュ
撮影が可能となる。このレンズカバ−44の位置を第1
の位置44Aとする。なお、上記図14において、レン
ズカバー44を、向かって左方向に移動させると、テイ
キングレンズ42を塞ぐ状態となり、この状態は、レン
ズを保護した状態で、カメラを使用しない状態である。
【0050】一方、近接フラッシュ撮影時には、図1
5、16のようにレンズカバー44を右方向に移動さ
せ、発光部43を覆うような第2の位置44Bに位置し
た状態にする。上記レンズカバー44の内部に受光部と
なるライトガイドとしての反射部が形成されているの
で、上記の状態では、発光部43からの発光光は上記反
射部で反射して左側のライトガイド45に入射し、更
に、テイキングレンズの周辺にある投光面45aから近
接撮影に適した照射光が被写体に対して照射される。
【0051】この実施例のカメラによると、テイキング
レンズ42のレンズカバ−44が発光光の受光部として
のライトガイドを一体に構成できるため、部材数の低減
が可能である。
【0052】次に、上記第5実施例のカメラの変形例に
ついて、図17,18により説明する。本変形例におい
ても、上記レンズカバー54は前記第5実施例と同様に
内側に一体にライトガイドとして閃光光受光部が形成さ
れ、閃光発光部53からの光を反射する反射部が設けら
れている。また、テイキングレンズ52の外周にはリン
グ状投光面55aを有するライトガイド55が配設され
ている。
【0053】前記第5実施例のカメラではテイキングレ
ンズ42がカメラ本体41の向かって左寄りに配設され
ていたが、この変形例のカメラでは、図17に示すよう
にカメラ本体51に対してテイキングレンズ52が略中
央に配設され、通常の撮影、及び、通常のフラッシュ撮
影時には、図17に向かって左方向にレンズカバー54
を移動して第1の位置54Aに位置させ、撮影を行う。
【0054】また、近接フラッシュ撮影時には、上記レ
ンズカバ−54を右方向に移動して、第2の位置54B
に位置させ、発光部53を塞ぐような状態にすることに
より、前記第5実施例の場合と同じようにレンズカバー
54に一体的に構成されたライトガイドの受光部によっ
て、発光部53からの光をレンズ周辺のライトガイド5
5の投光部55aに導くことにより、近接フラッシュ撮
影に適した光の照射を行う。なお、上記レンズカバ−5
4に一体になったライトガイドは、内側の面が反射面に
なっている構成でもよく、また、内部に透明の樹脂、ラ
イトガイド用の透明樹脂などが充填されていても構わな
い。
【0055】次に、本発明の第6実施例のカメラについ
て、図19〜21によって説明する。本実施例のカメラ
は、近接フラッシュ撮影において、前述の第5実施例の
カメラ等のように近接フラッシュ撮影時にテイキングレ
ンズの周辺から閃光光を照射するものではなく、より単
純な構成の装置で、通常の発光部の配光に比較して、よ
り近接フラッシュ撮影に適した広範囲に広がる配光の照
射を行うことができるカメラである。
【0056】即ち、本実施例のものは、近接フラッシュ
撮影時に閃光発光部63の前面にレンズカバ−64に一
体的に設けられた乳白色のアクリルやフレネルレンズ状
のデフューザ部材である拡散板64aを配設することに
より、近接フラッシュ撮影に適した配光を得るようにし
ている。
【0057】そして、テイキングレンズ62はカメラ本
体61の左寄りに配設され、左右に移動可能なレンズカ
バー64は、カメラを使用しない状態では上記テイキン
グレンズ62を塞いだ位置にある。そして、通常撮影、
または、通常フラッシュ撮影状態では、該レンズカバ−
64は、図19の正面図に示すように閃光発光部63と
テイキングレンズ62の間の位置64Aに移動させる。
【0058】そして、近接フラッシュ撮影時には、レン
ズカバ−64を図20の正面図、または、図20のE−
E′断面図である図21に示すように右方向に移動さ
せ、特定位置64Bに位置させる。この状態では、発光
部63の前面の対向位置にレンズカバ−の拡散板64a
が位置した状態になっており、発光部63からの発光光
は、上記拡散板64aを通して照射されることになり、
近接フラッシュ撮影に適した配光を得ることができる。
なお、フラッシュの調光上の問題で、光量を少なくした
い場合は、拡散板64aに、例えば、黒のスモーク等の
樹脂材を使うことで光量を落とすことができる。
【0059】本実施例のカメラによると、拡散板64a
とレンズカバ−64が一体化されており、部品点数の低
減が可能である。また、上記拡散板64aの材料を変え
ることにより、様々な光量の照射光を得るものが提供で
きる。
【0060】次に、上記第6実施例のカメラの変形例に
ついて、図22、23により説明する。この変形例のカ
メラにおいては、レンズカバー74に対して一体的にデ
フューザ部材である拡散板74aが設けられる。そし
て、テイキングレンズ72はカメラ本体71の中央部に
配設され、上記レンズカバー74はその左右に移動可能
に配設されている。上記レンズカバ−74が図22の正
面図に示すようにカメラに向かって左方向に移動した時
には、通常のフラッシュ撮影が可能となる。また、レン
ズカバー74が中央位置にあるときは、テイキングレン
ズ72を塞いだ状態となり、レンズ保護状態でカメラを
使用しない状態となる。また、図22に向かって右方向
に移動させ、特定位置74Bに位置させた場合は、図2
3に示すように閃光発光部73の前面に上記拡散板74
aが位置するので、近接フラッシュ撮影に適した配光を
得ることができる。
【0061】この変形例のカメラによれば、前記第6実
施例の場合と同様に、ディフューザーの拡散板74aと
レンズカバー74が一体化された構造であり、部品点数
の低減が可能である。
【0062】以上、説明した各実施例、または、変形例
のカメラは、閃光発光部に内蔵されるキセノン管やスト
ロボフラッシュなどの閃光発光器を一か所に集中的に配
設した適用例であって、一つの閃光発光器に対して、そ
のフラッシュの光路をライトガイド等で切り換えるもの
であった。これに対して、次に説明する実施例のカメラ
は、二つ以上の閃光発光器を一台のカメラに装備する適
用例である。なお、以下の実施例では、二つの閃光発光
器の場合が実施例として説明されているが、本発明で
は、これに限定されるものではない。即ち、1つの閃光
発光器は、複数の閃光発光管から構成されることもあ
り、このため、本発明においては群という表現をとる。
【0063】なお、以下に説明する実施例における上記
二つの閃光発光器の特性としては、片方が通常のフラッ
シュ撮影に適した特性を持つ閃光発光器で、他方が、例
えば、マクロフラッシュ撮影、近接フラッシュ撮影等に
適した特性を持っている閃光発光器であって、それぞれ
を切り換えて使用するものとする。そして、その切り換
えは、機構操作によることなく、スイッチ操作等の電気
的な操作で切り換えが可能であるということが特徴にな
っている。
【0064】上述の特徴をもつ本発明の第7実施例のカ
メラについて図24により説明する。上記図24は、本
実施例のカメラの外観の斜視図であって、一つのカメラ
本体81にテイキングレンズ部82と、第1群の閃光発
光器である近接フラッシュ撮影用リング状発光部85
と、第2群の閃光発光器である通常フラッシュ撮影用閃
光発光部83という3つの構成要素が配設されている。
【0065】上記テイキングレンズ82は、通常のテイ
キングレンズであり、その外周には、マクロ用リング状
発光部85のリングキセノン管(以下、リングXe管と
記載する)85aが設置してある。このリングXe管部
85aは、従来、リングストロボと言われるような構成
のストロボに属するもので、Xe管自体がリング状の形
状を持つものである。このリングXe管部85aの自己
の光投射特性は、テイキングレンズ光軸Oを挟んで、そ
の周囲から、つまり、周囲のすべての方向から閃光光を
照射し、陰影が生じにくい特性である。そして、かなり
細長い穴のような被写体であっても光が入っていくこと
ができるという近接撮影に適した特性を持つものであ
る。
【0066】これに対して、通常フラッシュ撮影用閃光
発光部83のキセノン管(以下、Xe管と記載する)8
3aは、テイキングレンズ光軸Oからかなりの距離、例
えば、数センチ以上離間したところに配設されている。
このように離間して配設する理由は、テイキングレンズ
光軸Oに近寄りすぎると、一つには、被写体に対して光
が平行に当たりすぎるために、被写体からの正反射光
(つまり、鏡面反射と同じような反射光)が直接レンズ
にかえりやすいということで、白飛び状態、即ち、まわ
りから一か所だけ真っ白になった状態を作った撮影にな
りやすいことが1つの理由である。
【0067】また、他の理由としては、テイキングレン
ズ光軸に発光光が余り近づくと被写体に対しての影が出
にくくなる。上述のように、光軸からこの発光部を離す
と被写体に対して適当な影が生じ、通常フラッシュ撮影
には、むしろ、その影が被写体にコントラストをあた
え、良好な撮影画像がえられるというのがその理由であ
る。このような理由から通常フラッシュ撮影用の発光部
のXe管部83aはレンズ光軸から離して配設されてい
る。なお、一眼レフカメラ用のストロボやコンパクトカ
メラ用のストロボ等も同じような考えで、通常フラッシ
ュ撮影用のものは、すべて光軸からなるべく離れて設置
されている。
【0068】このような発光部を使って近接フラッシュ
撮影をしようとすると逆に横に長い影ができたり、筒の
中に光があたらなかったりという問題点が生じる。そこ
で、上述のようにリングXe管部85aが近接フラッシ
ュ撮影用として適用されている。
【0069】このように本実施例のカメラにおいては、
その目的に応じた光投射特性を有している第1群、また
は、第2群の閃光発光器が適切な位置に配設され、それ
ぞれの撮影に適切な閃光を発光することを可能とする。
また、通常フラッシュ撮影と近接フラッシュ撮影の状態
への切り換え操作がスイッチ操作等のワンタッチ操作で
可能であり、また、2つの独立した発光器を有している
ことからデザイン等の自由度も広い。
【0070】次に上記第7実施例のカメラの近接フラッ
シュ撮影用の発光部に対する変形例について、図25の
発光部の斜視図により説明する。本変形例の近接フラッ
シュ撮影用閃光発光部は、第1群閃光発光器として適用
される変形例のリング状発光部である。前記図24に示
した第7実施例のカメラのリング状発光部のリングXe
管85aは、Xe管自体がリング状のものであって、特
性はよいが、特殊な形状の発光管であるためコストが高
いものであった。
【0071】これに対して、本変形例の第1群の閃光発
光器は、図25の斜視図に示すように、テイキングレン
ズ(図示せず)の外周に配設されるリング状投光部86
aを有するリング状ライトガイド86と、その上部に配
設され、反射板88をもつ直管状のXe管87とで構成
される。上記ライトガイド86は、透明なアクリルや乳
白色のアクリル樹脂で形成されるか、または、他の透明
樹脂でも構わない。また、上記Xe管87やリング状ラ
イトガイド86については、その他の発光部、ライトガ
イドを任意に組み合わせたものも考えられる。
【0072】上記Xe管87から投射される光が上記リ
ング状ライトガイド86に入射し、外周を回って、投光
面86aよりテイキングレンズの前方の被写体に投射さ
れる。この発光光は、近接フラッシュ撮影に適した光投
射特性のものである。また、上記閃光発光部を適用する
カメラには、図24に示すカメラのように通常フラッシ
ュ撮影用の第2群の閃光発光部も同様に配設されるもの
とする。本変形例の閃光発光部は、閃光発光管として特
殊な形状のものではなく、コスト的に有利なものであ
る。
【0073】次に、 本発明の第8実施例のカメラにつ
いて図26により説明する。上記図26は、本実施例の
カメラの外観の斜視図であって、一つのカメラ本体91
にテイキングレンズ部92と、第1群の閃光発光器であ
る近接フラッシュ撮影用状発光部95と、第2群の閃光
発光器である通常フラッシュ撮影用閃光発光部93とい
う3つの構成部材が配設されている。上記通常フラッシ
ュ撮影用の発光部93は、上記図24の第7実施例の場
合と同様の理由により、テイキングレンズ光軸Oから所
定距離離された位置に配設されている。
【0074】これに対して、マクロフラッシュ発光部9
5は、自己の光投射特性が近接被写体の撮影に適する特
性を有しており、この場合、前記第7実施例のものと異
なり、リング状Xe管ではないXe管を有する発光部で
あって、テイキングレンズ光軸Oに非常に近いところに
1つだけ配置されている。図26の例では、テイキング
レンズ92の上方部に配置されている。
【0075】更に、近接フラッシュ撮影時に被写体に対
する光の回りを少し柔らかくするために、ディフューザ
ーが上記発光部95の窓部には付設されている。但し、
このディフーザは、必須のものではない。このようにテ
イキングレンズ光軸Oに非常に近い所に発光部をもって
きただけで被写体に対して影が出にくくなっており、近
接撮影用に適した光投射特性を有している例になってい
る。
【0076】本実施例のカメラは、前記第7実施例のカ
メラのようにリング状Xe管85aを適用した例に比べ
ると若干の影が生じたりする。リング状の特殊な発光部
を使用しないので、コスト的に有利になるいう効果を有
する。
【0077】次に、上記第8実施例のカメラの変形例に
ついて図27によって説明する。前記第8実施例のカメ
ラの場合、図26に示したようにテイキングレンズ近傍
に配設される近接フラッシュ撮影用発光部95が単一の
ものであったが、本変形例のカメラでは、図27に示す
ようにテイキングレンズ102の光軸Oを挟んで対向す
る位置に、第1群の閃光発光器であって、近接撮影に適
した光投射特性を有した2つの近接フラッシュ撮影用発
光部105a、105bが配設されている。この2つの
発光部105a、105bは、2つ合わせて1組の閃光
発光器を構成するものであり、発光指令によって該発光
部105a、105bは同時に発光する。
【0078】また、カメラ本体101の上記テイキング
レンズ102から離間した位置には通常フラッシュ撮影
に自己の光投射特性が適している第2群の閃光発光器で
ある発光部103が配設されている。なお、上記各発光
部105a、105b、103は、デフューザ付き、あ
るいは、デフューザなしの何れの構成でもよい。
【0079】上述のように本変形例においては、テイキ
ングレンズ102を挟んで2つの近接フラッシュ撮影用
発光部105a、105bが設置されることで、互いが
作る陰影を互いの発光光が打ち消しあうということで、
影の少ない撮影を行うことができる。なお、本変形例で
は第1群の閃光発光器として、2つの近接フラッシュ撮
影用発光部105a、105bを適用したが、2つ以上
の発光部をテイキングレンズ102の周囲に配設するよ
うにして、更に陰影が生じない撮影を可能とするカメラ
が提案できる。
【0080】前記図24から図27で説明した第7実施
例、第8実施例とその変形例等のカメラでは、近接フラ
ッシュ撮影用の第1群の閃光発光器、通常フラッシュ撮
影用の第2郡の閃光発光器が同一の筐体内に設けられて
いる構造のカメラとして提案したものであるが、該第
7、8実施例のカメラの閃光発光部を制御する発光制御
回路について、以下に説明する。
【0081】図28は、上記発光制御用電気回路図であ
る。この閃光発光制御用電気回路は、近接フラッシュ撮
影用の閃光発光回路部である第1ストロボ回路201
と、通常フラッシュ撮影用の閃光発光回路部である第2
ストロボ回路202とを内蔵し、マクロ情報検出手段2
03の検出信号に基づいて制御を行う制御回路204を
有している。
【0082】上記第1ストロボ回路201、第2ストロ
ボ回路202には、前記従来の閃光発光回路として図3
7にて説明したものと同様の回路が内蔵される。そし
て、例えば、前記第7実施例における、近接フラッシュ
撮影用のリングXe管85a、通常フラッシュ撮影用の
Xe管83aがそれぞれ内蔵されている。
【0083】上記第1ストロボ回路201には、制御回
路204より出力されるチャージ信号CHG1、トリガ
信号TRON1、ストロボオン信号STON1が入力さ
れる。同様に上記第2ストロボ回路202には、制御回
路204より出力されるチャージ信号CHG2、トリガ
信号TRON2、ストロボオン信号STON2が入力さ
れ、第1、2ストロボ回路201、202のチャージ、
発光がコントロールされる。
【0084】上記制御回路204というのは、このカメ
ラの全体のシーケンス制御やその他の制御を行う回路で
あって、近年では、マイクロコンピュータによって実現
されていることが多く、そのようなシステムを制御する
一般的な制御回路のことを指している。但し、ストロボ
の制御ということで単なるシステムコントローラ、シー
ケンサー以外に測光のための専用のハード回路等も含ん
でいる場合が多いが、そのようなものまでも含めた制御
回路である。
【0085】この制御回路204は、動作させる閃光発
光器を選択する選択駆動手段を内蔵しており、マクロ情
報検出手段203からの検出結果に基づいて、上記第1
ストロボ回路201のXe管を発光させるか、第2スト
ロボ回路202のXe管を発光させるかを選択する。
【0086】上記マクロ情報検出手段203としては、
もっとも単純な例としては、そのカメラにスィッチ等の
情報入力手段が配設されていて、カメラのユーザーがマ
クロ撮影用の第1ストロボ回路201側のXe管を発光
させた方がいいのか、それとも通常撮影用の第2ストロ
ボ回路202側のXe管を発光させた方がいいのかとい
う情報を上記スイッチにより入力するものが考えられ
る。
【0087】更に、マクロ情報検出手段203のその他
の構成としては、マクロ撮影状態、即ち、近接撮影かど
うかの検出を自動的に行うモードを有するカメラで、そ
のカメラのオートフォーカス回路からの被写体距離情報
に基づいて、所定距離より近い場合は、マクロ撮影状態
であり、所定距離よりも遠い場合は、通常撮影状態であ
るという判断を自動的に行うような検出手段であっても
よい。
【0088】そして、上記制御回路204は、マクロ情
報検出手段203が上記いずれの構成のものの場合にお
いても、マクロ撮影が適していると検出された場合に
は、第1ストロボ回路201を駆動して、実際の撮影の
際に、例えば、第7実施例の場合、リングXe管85a
を発光させる。該リングXe管85aは、前述の実施例
で説明したように近接フラッシュ撮影に適した光投射特
性をもっているので、マクロ撮影、即ち、近接撮影に適
した発光がなされる。一方、マクロ撮影状態ではないと
判断された時は、実際の撮影の際に、第2ストロボ回路
202を駆動して、Xe管83aを発光させる。該Xe
管83aは、前述の実施例で説明したように通常フラッ
シュ撮影に適した光投射特性をもっているので、通常フ
ラッシュ撮影に適した発光がなされる。
【0089】以上説明したように上記第7、8実施例の
カメラに適用される閃光発光用の発光制御回路によれ
ば、2群の閃光発光器のうち該当する発光器がマクロ情
報に応じて選択的に発光駆動されるので、発光部の選択
が容易で、且つ、多様な制御が可能となる。
【0090】次に、上記第7、8実施例のカメラに適用
される閃光発光用の発光制御装置の変形例について説明
する。図29は、上記変形例の発光制御電気回路図であ
る。この変形例の回路の特徴は、2つのストロボ回路系
のチャージング手段である昇圧回路を1つの回路で兼用
した点である。即ち、昇圧回路として、1つの昇圧回路
301が適用され、それに対して近接撮影用と通常撮影
用の2組のストロボ系として第1、第2トリガ回路30
3、304と、第1、第2スィッチング回路305、3
06と、更に、近接撮影用Xe管85a、通常撮影用の
Xe管83aと、チャージング手段である1つの主コン
デンサ302が上記変形例の発光制御電気回路に配設さ
れている。
【0091】従って、上記昇圧回路301のコントロー
ルをするチャージ信号CHGは、1ラインだけであり、
その他の制御信号のトリガ信号TRON1、TRON2
とストロボオン信号STON1、STON2は、それぞ
れ2系統のラインが設けられている。
【0092】以上のように構成された本変形例の電気回
路の作用について説明すると、まず、コンデンサ302
のチャージは、従来例と同様に、CHG信号のハイ、ロ
ーにより制御でき、その結果、主コンデンサー302に
電圧330Vがチャージされる。
【0093】そして、近接フラッシュ撮影を行う場合、
第1トリガ回路303と第1スィッチング回路305を
同時に働かせ、近接撮影用のXe管85aを発光させ
る。また、通常フラッシュ撮影を行う場合、第2トリガ
回路304と第2スィッチング回路306を同時に働か
せ、通常撮影用のXe管83aを発光させる。
【0094】図29の回路によると、チャージ信号は1
つだけで昇圧回路301の昇圧を制限しているが、それ
ぞれのXe管85a、83aの発光制御には、TRON
1とSTON1のペアの信号、TRON2とSTON2
のペアの信号が適用され、それぞれのペアのどちらに制
御回路が指令を出すかということで、このXe管85a
とXe管83aは使い分けされる。その場合の発光され
るエネルギーは、どちらも共通の主コンデンサ302か
ら与えられる。
【0095】この変形例の回路では、少しでも多くの部
品を共通化したほうが有利であるということで、昇圧回
路301に主コンデンサ302も含めて考えて、昇圧回
路から主コンデンサーまでを共通化した例になっている
が、この構成に限らず、昇圧回路301の中の昇圧トラ
ンス部分までを共通化して、そこから以降は、それぞれ
のストロボ系ごとに主コンデンサーを1つずつ持たせる
構成のものを提案することもできる。
【0096】図30の発光制御回路は、図29の変形例
のものを更に回路の共通化を進めた別の変形例を示した
ものであり、この変形例の回路では、昇圧回路と主コン
デンサのチャージ手段に加えて、トリガ回路のトリガ手
段を共通化している。即ち、近接フラッシュ撮影のため
のXe管85a用の第1スイッチング回路305と通常
フラッシュ撮影のためのXe管83a用の第2スイッチ
ング回路306との共通の昇圧回路301、主コンデン
サ302とトリガ回路314がそれぞれ1つだけ配設さ
れている。
【0097】従って、制御信号としてもチャージ信号C
HGとトリガ信号TRONが1ラインずつになってお
り、ストロボ信号はSTON1、STON2の2ライン
が設けられ、第1、第2スィッチング回路305、30
6にそれぞれ入力されている。上記トリガ回路の共通化
により、トリガ回路314の出力であるトリガ信号が、
配線の上でXe管85aのトリガ端子とXe管83aの
トリガ端子に共通のラインで配線され、トリガ電圧は、
両方のXe管85a、83aに印加される。
【0098】従って、Xe管85a、83aの何れか一
方が選択されている場合であっても、両方のXe管にト
リガアークという小さな発光が生じる可能性はある。し
かし、このトリガアークは実際のストロボの発光の呼び
水になる発光にすぎず、撮影にはほとんど影響はない。
そして、第1、第2スィッチング回路305、306の
うち、アクティブにされている側のXe管85a、83
aだけが発光するという動作を行う。
【0099】このようにトリガ回路314は共通にして
も第1、第2スィッチング回路305、306のコント
ロールを選択的に行うことで、Xe管85aとXe管8
3aの選択が可能となる。この変形例によれば、上述の
ようにトリガ回路314を1つで構成することができ、
回路規模を小さくすることができる。
【0100】図31の発光制御回路は、図29の変形例
のものの更に別の変形例を示したものである。この変形
例の回路では、昇圧回路と主コンデンサのチャージ手段
に加えて、発光駆動手段たるスイッチング回路を共通化
している。即ち、近接フラッシュ撮影のためのXe管8
5aと通常フラッシュ撮影のためのXe管83aに対し
て共通のスイッチング回路315を配設し、トリガ回路
としては2つのトリガ回路303、304を有する。な
お、共通の昇圧回路301、主コンデンサ302はそれ
ぞれ1つずつ配設されている。
【0101】この変形例の場合は、コントロール信号も
チャージ信号CHGとストロボオン信号STONがそれ
ぞれ1本ずつ、そして、トリガオン信号はTRON1、
2と分かれてそれぞれのトリガ回路303、304に入
力される。そして、上記スッチング回路315が共通化
されたことによる回路接続は、Xe管85aの方は従来
のまま、Xe管83aの方がそのカソードから出ている
端子が、Xe管85aのカソードと共にスィッチング回
路315に入力されている。
【0102】そして、スィッチング回路315がオンに
なるとXe管85a、Xe管83aのどちらとも導通し
て発光し得る状態にはなるが、ここで、トリガ回路30
3とトリガ回路304のどちらかがトリガされた時に、
そのトリガされた方だけにトリガ電圧がかかるので、そ
ちらのXe管だけが発光する。
【0103】以上説明したように本変形例の閃光発光回
路においても、スィッチング回路315として1つのも
のを用いるだけで、Xe管85a、83aの選択的発光
は可能である。そして、回路規模を小さくすることが可
能となる。なお、以上の説明で分かるように、トリガ回
路とスィッチング回路の両方とも共通に接続してしまう
ことも回路として成り立つが、このような回路構成は、
2つのXe管はパラレルに接続されていることになり、
Xe管を選択して発光させることはできず、採用できな
いとうことになる。
【0104】次に、前記第7、8実施例のカメラにおけ
る近接撮影用、通常撮影用の何れかの閃光発光部(スト
ロボ)選択を行う初期モード設定手段について、図32
のフローチャートにより説明する。
【0105】どのように2つの閃光発光部であるストロ
ボを選択するかということは、すでに前記図28のブロ
ック構成図によりそのマクロ情報に合わせて選択すると
いうことは説明した。一方、カメラの電源を入れたばか
りであるとか、最初はストロボを使う予定はなく、その
後、急にストロボを使うためスィッチを投入する場合の
ように、まだ、撮影者がマクロ撮影するかどうかの意識
が未定の場合、ストロボの選択をどのようにするか、所
謂、デフォールト設定に関する処理が具体的に図32の
フローチャートに示してある。
【0106】上記図32のストロボ選択処理では、最初
に、前述のマクロに関する情報、即ち、マクロ(近接)
撮影を行うかどうかの情報が入力されているかどうかを
判断する。上記マクロ情報が入力されている場合には、
選択分岐(Y)に従い、入力されているマクロ情報に適
応した、マクロ(近接)撮影用のストロボ(前記Xe管
85a側)を選び、本ルーチンを終了する。
【0107】一方、上記マクロ情報が実質的な意味のあ
る情報として入力されていないという場合には、選択分
岐(N)に従い、この実施例としては通常撮影用のスト
ロボを選択して本ルーチンを終了する。
【0108】この選択処理は、通常撮影用のストロボが
特に意図無しに使われる頻度は、マクロ、接写撮影より
も圧倒的に多いという事実に基づいた選択である。以上
説明したようにこの実施例のカメラにおいては、使用状
況に応じてより適切なストロボが選択され、使い勝手の
よいカメラを提供できる。
【0109】上記図32に示した例の初期設定処理は、
マクロ情報が入力されていない場合には、デフォルト設
定として通常撮影用のストロボの方が選択される処理で
あったが、カメラの用途によっては必ずしも上記の選択
が好ましいとは限らない。また、Xe管を2つ持つよう
な構成のストロボの選択は、マクロ用を選ぶか通常撮影
用を選ぶかは、電気的なシステムを簡単にコントロール
できるので、場合によっては、それを逆に選択すること
もできる。
【0110】カメラのユーザーが、例えば、メディカル
ユーザーなどであった場合、使われる目的にもよるが、
皮膚科、歯科等では、圧倒的にマクロ撮影の方が多いと
いうことが分かっている。そのような場合には、上述の
ようなデNフォルト設定をしておくとかえって不便であ
る。
【0111】そこで、そのようなユーザー向けにカスタ
マイズされたものとして提案できるカメラとして、シス
テムコントローラに接続されているメモリにEEPRO
Mといわれる書換え可能なメモリを準備し、そのデータ
を書き換えることで、上記デフォルトの選択を上記通常
撮影用のストロボから逆に近接撮影用のストロボに選択
するものが好適な例として提案できる。
【0112】次に、本発明の第9実施例のカメラについ
て、図33のブロック構成図と図34のフローチャート
によって説明する。今まで説明してきた実施例のもので
は、近接、通常撮影用の2つのXe管を選択するという
概念が基本的にあったが、この実施例のカメラは、選択
に留まらず双方を混合して使用できるという概念に基づ
いた実施例である。
【0113】即ち、前記実施例のカメラにおける近接撮
影用の発光、通常撮影用の発光の使い分けとして、影が
できるか、できないか、あるいは、コントラストが強く
なるか、弱くなるかというような関係で使い分けをして
いる。それに対して本実施例のカメラは、双方の得失を
バランスさせるものであって、コントラストはある程度
あるが、影が気にならない程度の照明を与えるために、
双方のストロボをバランスさせて発光させる。即ち、マ
クロ撮影に適した光と通常撮影に適した光とをバランス
させ、最終的にさらに効果の高い撮影を行うことができ
るカメラである。
【0114】そのために本実施例のカメラにおいては、
双方のストロボからの発光光を目的に応じた所定の比率
で発光させて、トータル的に露出制御は適正に行われて
いるという状態を作ってやることを目的とする。
【0115】本実施例の構成は、図33の概略のブロッ
ク構成図に示してあるような積分型の光量制御系を用い
た構成になっている。上記積分型の光量制御系は、従来
公知のものであり、例えば、ダイレクト測光やオートス
トロボとよばれる自動調光ストロボで採用されているよ
うな被写体からの光をセンサで光電変換して、その光電
流をコンデンサ等にチャージすることによって積分値を
得る。その積分値は、被写体からくる光の総量に対応す
るので、その光の総量に相当した積分値が所定の値に達
したところでストロボを停止するか、あるいは、シャッ
タを閉じるという制御系である。なお、図33では該積
分型の光量制御系として測光回路403とセンサ404
で示してある。但し、シャッターは図示してないが、上
記の動作が前提になる。
【0116】本実施例の制御回路401では、マイクロ
コンピュータを使った発光駆動制御手段であるシステム
コントローラ402で上記光量制御系の制御を行うが、
上記マイクロコンピュータだけでは制御スピードが追い
つかないので、システムコントローラ402によって制
御されるハード回路である上述の測光回路403により
実行される。そして、ストロボ405には、マクロ(近
接)撮影用の第1ストロボ405aと通常撮影用の第2
ストロボ405bが内蔵されており、基本的にはシステ
ムコントローラ402からの制御下に置かれているが、
その光量を一定に保つ動作は、上記公知の測光回路40
3で制御される。上記測光回路403からはトリガオン
信号TRONとストロボオン信号STONとがストロボ
405に出力され、システムコントローラからチャージ
信号CHGがストロボ405に直接出力されている。
【0117】以上のように構成されたストロボ制御回路
をもつ本実施例のカメラの発光駆動制御手段であるシス
テムコントローラによるストロボ発光シーケンスの制御
処理のMIX発光処理について、図34のフローチャー
トにより説明する。なお、上記処理の名称は、近接撮影
用と通常撮影用の双方のストロボ発光を混合して使うこ
とからMIX発光処理と付けたものである。
【0118】本処理において、まず、シャッターレリー
ズが行われたかどうかを待ち、レリーズ動作に続いて、
第1ストロボ405a、第2ストロボ405bに対する
各光量値L1、L2の算出を次式により行う。即ち、 L1=L×M÷(M+N)…………………(1) L2=L×N÷(M+N)…………………(2) となる。ここで、上記Lは、トータル適正露光量のこと
で、回路の中では前記した測光回路によって制御される
光量の制御目標値に対応している。また、MとNは、マ
クロ(近接)撮影用ストロボ発光量と通常撮影用ストロ
ボ発光量の比率を表す値である。
【0119】上記システムコントローラ402が上記所
定の値Lを設定すると、測光回路403は、ストロボか
らの発光量が被写体にあたって返ってくるときにトータ
ルの露光量が値Lに相当する量になるようにフィードバ
ック制御を行う。なお、上記光量算出値L1とL2の式
(1)、式(2)は、MとNの比率で分けられているの
で、値L1とL2を加えた値は露光量Lになる。そし
て、この値L1とL2は、M対Nになるので上述のよう
にマクロ撮影対通常撮影のストロボ発光量になる。
【0120】上記式(1)、式(2)による演算がなさ
れた後、まず、マクロ(近接)用第1ストロボを先に発
光させるので、その目標値、L1を設定する。そして、
シャッタを開いたら第1ストロボ405aに発光指令を
出す。この発光指令を出すということは、同時に測光回
路403が働いているという前提に立っているが、この
測光回路403の受光光量が値L1相当に達した時点で
発光を終了させる。
【0121】上記発光の終了を次の分岐で確認したら、
値L2の設定を行う。そして、第2ストロボ405bの
発光を行う。この発光も前記同様に測光回路403で制
御が行われて値L2相当の発光が終わったことを確認し
て、シャッタを閉じ、元のメインルーチンに戻る。
【0122】なお、この実施例では、もっとも実現が容
易で、しかも光量制御も正確になるように上記値L1相
当、値L2相当の光量を順次、別々に発光させるように
した。しかし、その発光自体は、別々にといっても、順
次行なわれ、人間の目にはほとんど、あるいは、全く同
時に見えるというタイミングで制御される。
【0123】以上のように本実施例においては、ストロ
ボ発光制御をシステムコントローラ402が行うことに
より、所定の双方のストロボ光を混合した状態での照明
が成され、被写体に対する影の出方、あるいは、コント
ラスト感を任意に調節することができる。
【0124】上記実施例により上述のような効果を有す
るカメラが実現されることになるが、当然、同様の効果
を有する変形例としては他にも考えられる。例えば、2
系統のストロボを同時に発光させながら、両方のストロ
ボの光量をそれぞれ独立して配設された光量センサでモ
ニタしておき、その比率を制御しながら露出制御を行う
ような変形例が提案できる。
【0125】また、ストロボは順次制御するが、非常に
短い時間、例えば、数μS、または、マイクロ秒といっ
た時間の間に、順次、2つのストロボ発光部を切り換え
ながら駆動する変形例も提案できる。この変形例の場合
は、PWM的な並列制御となる。そして、上述のような
制御が行えるものであれば、どのような方法を採用して
もよい。
【0126】
【発明の効果】上述のように本発明の請求項1に記載の
カメラによると、従来は通常の状態が近接用フラッシュ
撮影状態となるため使い勝手が良くなかったが、その点
が解決され、通常の撮影状態では、特にフラッシュ撮影
に対して操作する必要がないため使い勝手がよく、シャ
ッタチャンスを逃すことがなく、機構系の劣化も防げ
る。一方、近接撮影時には通常の撮影に比べて概してそ
の頻度は少ないため、機構系の劣化は問題とならない。
また、反射板が突出することから近接撮影のフラッシュ
状態であることが把握しやすい。
【0127】本発明の請求項2に記載のカメラによる
と、前面側の簡単なスライド操作で通常と近接撮影に対
応したフラッシュ切り換えが可能となる。本発明の請求
項3に記載のカメラによると、テイキングレンズの外周
面を利用した回動動作が実現でき、構成が簡単となる。
また、受光部と投光部が一体であるため、光の利用効率
が高くなる。本発明の請求項4に記載のカメラによる
と、近接撮影時にレンズとフラッシュを同時に適切な状
態に設定できる。
【0128】本発明の請求項5に記載のカメラによる
と、バリアとライトガイドを一体に構成できるため、構
成部材の数の低減が可能となる。本発明の請求項6に記
載のカメラによると、バリアとライトガイドとが連動す
るため、構成が簡単となる。本発明の請求項7に記載の
カメラによると、通常撮影と近接撮影の切り換えがワン
タッチででき、且つ、2つの独立発光器を有するため、
デザイン等の自由度が高くなる。
【0129】本発明の請求項8に記載のカメラによる
と、マクロ/ノーマルやバウンス/ノーマル等の多彩な
ストロボ術に対応することができ、システムやデザイン
の自由度の高い状態で実現可能となる。本発明の請求項
9に記載のカメラによると、同一筐体に収められている
ので使い勝手がよい。また、予め組み合わせ設計してお
けば、外付けの装置のように、使い方によって相手側の
光線を遮ったりする心配がない。本発明の請求項10に
記載のカメラによると、選択の実現手段が容易に、且
つ、多様に行い得る。また、リモコンによる選択等も実
現しやすい。
【0130】本発明の請求項11に記載のカメラによる
と、装置を小型に、安価にし、また、チャージング手段
の規模が小さくなり、制御も単純化される。本発明の請
求項12に記載のカメラによると、装置を小型に、安価
にし、また、トリガ回路手段の規模が小さくなり、制御
も単純化される。本発明の請求項13に記載のカメラに
よると、装置を小型に、安価にし、また、発光駆動手段
の規模が小さくなり、制御も単純化される。
【0131】本発明の請求項14に記載のカメラによる
と、使用状況に応じて選択が正しく行われる可能性をよ
り高くすることができる。本発明の請求項15に記載の
カメラによると、被写体に対する陰の出方、および、そ
れによるコントラスト感を任意に調節することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラの閃光発光部
周りの通常フラッシュ撮影状態での縦断面図。
【図2】上記図1のカメラの閃光発光部周りの近接フラ
ッシュ撮影状態での縦断面図。
【図3】本発明の第2実施例のカメラの閃光発光部周り
の通常フラッシュ撮影状態での要部の配置を示す正面
図。
【図4】上記図3のカメラの閃光発光部周りの近接フラ
ッシュ撮影状態での要部の配置を示す正面図。
【図5】上記図4のA矢視図。
【図6】上記図3のカメラのマクロ(近接)フラッシュ
撮影状態での発光部周りの要部の配置を示す斜視図。
【図7】上記第2実施例のカメラに対する変形例のカメ
ラにおける通常撮影フラッシュ状態でのライトガイド作
用状態図。
【図8】上記図7のカメラの近接撮影フラッシュ状態で
のライトガイド作用状態図。
【図9】本発明の第3実施例のカメラの通常フラッシュ
撮影状態における正面図。
【図10】上記図9のカメラの近接フラッシュ撮影状態
での斜視図。
【図11】本発明の第4実施例のカメラの通常フラッシ
ュ撮影状態における正面図。
【図12】上記図11のカメラの近接フラッシュ撮影状
態における正面図。
【図13】上記図12のC−C′断面図。
【図14】本発明の第5実施例のカメラの通常フラッシ
ュ撮影状態における正面図。
【図15】上記図14のカメラの近接フラッシュ撮影状
態における正面図。
【図16】上記図15のD−D′断面図。
【図17】上記図14のカメラに対する変形例のカメラ
の通常フラッシュ撮影状態における正面図。
【図18】上記図17のカメラの近接フラッシュ撮影状
態における正面図。
【図19】本発明の第6実施例のカメラの通常フラッシ
ュ撮影状態における正面図。
【図20】上記図19のカメラの近接フラッシュ撮影状
態における正面図。
【図21】上記図20のE−E′断面図。
【図22】上記図19のカメラに対する変形例のカメラ
の通常フラッシュ撮影状態における正面図。
【図23】上記図22のカメラの近接フラッシュ撮影状
態における正面図。
【図24】本発明の第7実施例のカメラの斜視図。
【図25】上記図24のカメラの近接フラッシュ撮影用
発光部に対する変形例の発光部の斜視図。
【図26】本発明の第8実施例のカメラの斜視図。
【図27】上記図26のカメラに対する変形例のカメラ
の斜視図。
【図28】上記図24、26の第7、8実施例のカメラ
における発光制御部の電気回路図。
【図29】上記図28の発光制御部に対する変形例の発
光制御部の電気回路図。
【図30】上記図28の発光制御部に対する別の変形例
の発光制御部の電気回路図。
【図31】上記図28の発光制御部に対する更に別の変
形例の発光制御部の電気回路図。
【図32】上記図24、26の第7、8実施例のカメラ
における閃光発光部選択を行う初期モード設定のフロー
チャート。
【図33】本発明の第9実施例のカメラの閃光発光部の
発光制御部のブロック構成図。
【図34】上記図33の発光制御部の発光シーケンスの
MIX発光処理のフローチャート。
【図35】従来例のリング状発光部が装着されたカメラ
の斜視図。
【図36】別の従来例のリング発光部の斜視図。
【図37】従来例の閃光発光器用の閃光発光回路図。
【図38】上記図36の閃光発光回路を構成する昇圧回
路の回路図。
【図39】上記図36の閃光発光回路を構成するトリガ
回路の回路図。
【図40】上記図36の閃光発光回路を構成するスイッ
チング回路の回路図。
【符号の説明】
2、12、22、32、42、52、62、72………
…………テイキングレンズ 3、13、23、33、43、53、63、73………
………閃光発光部(閃光発光器) 4 …………………反射板(光学部材) 4A…………………収納位置 4B…………………非収納位置 5、14、15、16、17、25、35、45、5
5、86………………ライトガイド(ライトガイド手
段) 5a、15a、17a、25a、35a、45a、55
a、86a……………ライトガイド投光面 14A、25A、35A、44A、54A……………第
1の位置 14B、25B、35B、44B、54B……………第
2の位置 16a、25b、35b、44a…………ライトガイド
閃光光受光部 35………………アダプタレンズ(近接撮影用光学要
素) 35D……………使用位置 35C……………非使用位置 44、54、64、74……………レンズカバ−部材 82、92、102……………テイキングレンズ 64a、74a……………ディフューザ部材 64B、74B……………特定位置 83、93、103……………通常フラッシュ撮影用 閃光発光部(第2群の閃光発光器) 85、87、95、105a、105b……………近接
フラッシュ撮影用発光部(第1群の閃光発光器) 204 …………制御回路(選択駆動手段、初期モード
設定手段) 301 …………昇圧回路(チャージング手段) 314 …………トリガ回路(トリガ回路手段) 315 …………スイッチング回路(発光駆動手段) 402 …………システムコントローラ(発光駆動制御
手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光器と、この閃光発光器の発光光
    をテイキングレンズ周囲の投光面に導くためのライトガ
    イド手段とを備えたカメラにおいて、 該カメラの通常状態における外周面から突出せず、上記
    閃光発光器の発光光のテイキングレンズ視野に向けての
    放射を実質的に妨げない収納位置と上記外周面から突出
    して上記閃光発光器の発光光の放射光路中に介挿される
    位置を占める非収納位置との間で変位可能に設けられ、
    上記非収納位置にあるとき、上記閃光発光器の発光光を
    上記ライトガイド手段の光入射部に入射せしめる光学部
    材を設けたことを特徴とするカメラ
  2. 【請求項2】 閃光発光器と、この閃光発光器の発光光
    をテイキングレンズ周囲の投光面に導くためのライトガ
    イド手段とを備えたカメラにおいて、 上記ライトガイド手段は、少なくともその閃光光受光部
    が上記閃光発光器の発光光のテイキングレンズ視野に向
    けて放射を実質的に妨げない第1の位置と上記閃光発光
    器の発光光の放射光路中に介挿される位置を占める第2
    の位置との間で上記テイキングレンズが設けられたカメ
    ラ前面側の所定面部に沿って変位可能に設けられ、上記
    閃光光受光部が第2の位置にあるとき、上記閃光発光器
    の発光光を上記投光面に導くようになされたものである
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記ライトガイド手段は、上記閃光光受
    光部が投光面部を含むライトガイド本体部と一体に形成
    され、上記テイキングレンズ周囲で回転変位することに
    よって該閃光光受光部が上記第1の位置と第2の位置の
    間で変位するようになされたものである請求項2に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記ライトガイド手段の閃光光受光部の
    上記第1の位置と第2の位置との間での変位に連動して
    非使用位置と使用位置との間で変位する近接撮影用光学
    要素を備えてなる請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 上記ライトガイド手段の閃光光受光部
    は、カメラ本体に可動的に設けられたレンズカバ−部材
    と連動するか、または、一体化されたものである請求項
    2に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 カメラ本体に可動的に設けられ、少なく
    とも近接撮影を行うときに選択される特定位置をとるこ
    とが可能になされたレンズカバ−と、 このレンズカバ−と連動するように設けられ、該レンズ
    カバ−が上記特定位置に位置せしめられたときには当該
    閃光発光手段の投射光に作用するに有効な位置を占める
    ようになされたディフューザ部材と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 被写界に対する自己の光投射特性が主と
    して近接被写体の撮影に適するように構成された第1群
    の閃光発光器と、 主として一般被写体の撮影に適するように構成された第
    2群の閃光発光器と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 所定の投光面に光源の発光光を導いて、
    この投光面から光を投射するためのライトガイド手段に
    係って、この光源として設けられた第1群の閃光光器
    と、 上記ライトガイド手段に依らずテイキングレンズ視野に
    向けての発光光の投射を行うように設けられた第2群の
    閃光発光器と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 上記第1群の閃光発光器と第2群の閃光
    発光器とは、同一の筐体内に設けられてなる請求項7ま
    たは8に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 上記第1群の閃光発光器および第2群
    の閃光発光器の内の該当するものを所要に応じて選択的
    に発光駆動せしめるための選択駆動手段を備えた請求項
    7または8または9に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 上記第1群の閃光発光器および第2群
    の閃光発光器は、それらのチャージング手段の少なくと
    も一部を共通のものとするように接続されてなる請求項
    9に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 上記第1群の閃光発光器および第2群
    の閃光発光器は、それらのトリガ回路手段の少なくとも
    一部を共通のものとするように接続されてなる請求項9
    に記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 上記第1群の閃光発光器および第2群
    の閃光発光器は、それらの発光駆動手段の少なくとも一
    部を共通のものとするように接続されてなる請求項9に
    記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 所定の初期状態においては、上記第1
    群または第2群の閃光発光器が発光可能な動作モードを
    自動選択する初期モード設定手段を備えた請求項7また
    は8または9に記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 上記第1群の閃光発光器および第2群
    の閃光発光器は、それらによる所定時間内の発光光量比
    を選択可能に駆動する発光駆動制御手段を備えた請求項
    7または8または9に記載のカメラ。
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