JP2648754B2 - 写真機の露出制御装置および電子フラッシュ式写真機 - Google Patents
写真機の露出制御装置および電子フラッシュ式写真機Info
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- JP2648754B2 JP2648754B2 JP3006317A JP631791A JP2648754B2 JP 2648754 B2 JP2648754 B2 JP 2648754B2 JP 3006317 A JP3006317 A JP 3006317A JP 631791 A JP631791 A JP 631791A JP 2648754 B2 JP2648754 B2 JP 2648754B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/02—Illuminating scene
- G03B15/03—Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
- G03B15/05—Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/30—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
- H05B41/32—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp for single flash operation
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2215/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B2215/05—Combinations of cameras with electronic flash units
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には電子フラッ
シュ式写真機に関し、特に、測距関連目的のために露出
時間の直前に電子フラッシュが点火された時、この写真
機の電子フラッシュから発生する可視光に応答して被写
体のまぶたが露出時間中に閉じることを避けるための装
置に関する。
シュ式写真機に関し、特に、測距関連目的のために露出
時間の直前に電子フラッシュが点火された時、この写真
機の電子フラッシュから発生する可視光に応答して被写
体のまぶたが露出時間中に閉じることを避けるための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】測距および/または反射率に関連する目
的で、露出時間の直前に被写体を赤外および/または可
視光により照明するための手段を有する写真機は、従来
技術において開示されている。例えば、ジョンソンJo
hnson他による米国特許第4,357,083号に
は、露出時間の直前または初期において、可視および不
可視放射によって被写体を照明する方法および装置が説
明されている。被写体から反射された不可視放射を表わ
す信号の一部は、レンズの焦点合わせの目的に用いられ
る。この方式は、例えば被写体距離の決定には有効であ
るが、露出サイクルのこれらの時点において被写界を照
明する可視放射は、被写体が撮影されている時におけ
る、望ましくないまぶたの閉鎖をしばしば誘起する。
的で、露出時間の直前に被写体を赤外および/または可
視光により照明するための手段を有する写真機は、従来
技術において開示されている。例えば、ジョンソンJo
hnson他による米国特許第4,357,083号に
は、露出時間の直前または初期において、可視および不
可視放射によって被写体を照明する方法および装置が説
明されている。被写体から反射された不可視放射を表わ
す信号の一部は、レンズの焦点合わせの目的に用いられ
る。この方式は、例えば被写体距離の決定には有効であ
るが、露出サイクルのこれらの時点において被写界を照
明する可視放射は、被写体が撮影されている時におけ
る、望ましくないまぶたの閉鎖をしばしば誘起する。
【0003】まぶたを閉じる問題は、露出サイクル中の
被写体距離決定のためのこれらの時点において不可視光
あるいは赤外光を用いることにより回避されうる。スチ
ムソンStimson他による米国特許第3,173,
347号においては、被写体は、露出サイクル中の異な
る時点において2つの人工照明源によって照明される。
1つの照明源は、被写体を露出時間の直前に赤外光によ
って照明することにより、被写体の距離および/または
反射率を表わす信号を発生し、この赤外光発生信号に応
答して、露光開口を自動的に決定する。他の光源は、被
写体を、露出時間中に撮影のために可視光によって照明
する。この方式によれば、ジョンソン他の特許に関連し
て上述した、まぶたを閉じる問題は回避される。しか
し、追加の光源は、このような方式を用いる写真機の大
きさおよび製造経費をかなり増大させる。
被写体距離決定のためのこれらの時点において不可視光
あるいは赤外光を用いることにより回避されうる。スチ
ムソンStimson他による米国特許第3,173,
347号においては、被写体は、露出サイクル中の異な
る時点において2つの人工照明源によって照明される。
1つの照明源は、被写体を露出時間の直前に赤外光によ
って照明することにより、被写体の距離および/または
反射率を表わす信号を発生し、この赤外光発生信号に応
答して、露光開口を自動的に決定する。他の光源は、被
写体を、露出時間中に撮影のために可視光によって照明
する。この方式によれば、ジョンソン他の特許に関連し
て上述した、まぶたを閉じる問題は回避される。しか
し、追加の光源は、このような方式を用いる写真機の大
きさおよび製造経費をかなり増大させる。
【0004】クッシュマンCushmanによる米国特
許第4,299,464号には、被写体人物の撮影中に
まぶたを閉じるのを減少させるための方法および装置が
説明されている。写真機は、可視光を発生する電子フラ
ッシュおよび写真機のシャッタが開く時点を制御するた
めの遅延機構と組合わせて使用される。電子フラッシュ
は露出前に可視光フラッシュを発生して、被写体のまば
たきを誘起するように作動せしめられる。カメラの制御
装置内で、遅延期間も開始せしめられ、カメラシャッタ
を開くのを遅延させる。この遅延期間は、惹起された不
随意的なまばたきが完了した後の不感応期まで露出が行
なわれないような長さにされる。不感応期とは、目が最
初の可視光フラッシュにより刺激された後の、その目が
2度目の可視光フラッシュに反応しえない期間のことで
ある。この遅延期間の満了時にシャッタは開きうるよう
にされ、第2のフラッシュが発生せしめられて補助照明
を行なう。露出前フラッシュにより誘起されたまぶたの
まばたきの直後の不感応期まで露出を遅延させることに
より、補助照明により露出中に被写体がまぶたを閉じる
ことは減少する。この方式は、露出中にまぶたを閉じさ
せることを減らすのに有効ではあるが、露出時間を生じ
るシャッタの開放動作を遅延させると、写真機が遅延期
間の全体、または一部の間にのみ撮影可能であるような
被写界を撮影する能力が損われることがありうる。
許第4,299,464号には、被写体人物の撮影中に
まぶたを閉じるのを減少させるための方法および装置が
説明されている。写真機は、可視光を発生する電子フラ
ッシュおよび写真機のシャッタが開く時点を制御するた
めの遅延機構と組合わせて使用される。電子フラッシュ
は露出前に可視光フラッシュを発生して、被写体のまば
たきを誘起するように作動せしめられる。カメラの制御
装置内で、遅延期間も開始せしめられ、カメラシャッタ
を開くのを遅延させる。この遅延期間は、惹起された不
随意的なまばたきが完了した後の不感応期まで露出が行
なわれないような長さにされる。不感応期とは、目が最
初の可視光フラッシュにより刺激された後の、その目が
2度目の可視光フラッシュに反応しえない期間のことで
ある。この遅延期間の満了時にシャッタは開きうるよう
にされ、第2のフラッシュが発生せしめられて補助照明
を行なう。露出前フラッシュにより誘起されたまぶたの
まばたきの直後の不感応期まで露出を遅延させることに
より、補助照明により露出中に被写体がまぶたを閉じる
ことは減少する。この方式は、露出中にまぶたを閉じさ
せることを減らすのに有効ではあるが、露出時間を生じ
るシャッタの開放動作を遅延させると、写真機が遅延期
間の全体、または一部の間にのみ撮影可能であるような
被写界を撮影する能力が損われることがありうる。
【0005】
【発明が解説しようとする課題】従って、本発明は、露
出時間の直前の電子フラッシュからの可視光により照明
された時に、被写体がまぶたを閉じることを減少する電
子フラッシュ式写真機を提供することを主たる目的とす
る。
出時間の直前の電子フラッシュからの可視光により照明
された時に、被写体がまぶたを閉じることを減少する電
子フラッシュ式写真機を提供することを主たる目的とす
る。
【0006】本発明のもう1つの目的は、露出時間の直
前に被写体距離決定のための可視光で被写体を照明する
電子フラッシュ装置であって、従来可能であったよりも
短い時間内にその決定を行なうよう作動せしめられうる
該電子フラッシュ装置を提供することである。
前に被写体距離決定のための可視光で被写体を照明する
電子フラッシュ装置であって、従来可能であったよりも
短い時間内にその決定を行なうよう作動せしめられうる
該電子フラッシュ装置を提供することである。
【0007】本発明のさらにもう1つの目的は、従来可
能であったよりも実質的に速いフラッシュ速度で点火さ
れうる発光フラッシュ管を有する電子フラッシュ装置を
提供することである。
能であったよりも実質的に速いフラッシュ速度で点火さ
れうる発光フラッシュ管を有する電子フラッシュ装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による写真機の露
出制御装置は、 被写界内の人物被写体を少なくとも可視
光成分を有する光によって照明するための電子フラッシ
ュと、 露光開口を画定する羽根機構であって、該羽根機
構が光路に対して光阻止関係にあることにより該光路に
沿ってフィルム面へ送られる被写界光を阻止する光阻止
配置と、該羽根機構が該光路に対して光非阻止関係にあ
ることにより該露光開口を経ての該フィルム面への被写
界光の通過を可能ならしめる光非阻止配置との間で移動
しうるように取付けられていて、該羽根機構が該光阻止
配置と該光非阻止配置との間で作動せしめられて露出時
間を発生した時被写界光を前記露光開口を経て前記フィ
ルム面へ通過せしめる前記羽根機構と、 該羽根機構を作
動せしめて前記露出時間を発生せしめ、また前記電子フ
ラッシュを作動せしめて前記被写体を該露出時間の直前
に照明することによりある被写体特性を評価するための
制御手段であって、該露出前照明の光によって照明され
たときに前記人物被写体がまぶたを閉じることを避ける
ために該露出前照明がその後の露出時間より前の十分に
短い長さの時間内にあり、該露出前照明により前記その
後の露出時間中に前記人物被写体がまばたきを起こさな
いようにできる前記制御手段と、を含む。 本発明の電子
フラッシュ式写真機は、 フィルム面を画定するための手
段を有する電子フラッシュ式写真機であって、 被写界か
らの写像光線を光路に沿って前記フィルム面内に配置さ
れた感光材料上へ送るためのレンズ装置と、 被写界内の
人物被写休を少なくとも可視光成分を有する光によって
照明するための電子フラッシュと、 露光開口を有するシ
ャッタ機構であって、該シャッタ機構が該露光開口およ
び前記光路に対して光阻止関係にあることにより該光路
に沿ってフィルム面へ送られる被写界光を阻止する光阻
止配置と、該シャッタ機構が該露光開口および該光路に
対して光非阻止関係にあることにより該フィルム面への
被写界光の通過を可 能ならしめる光非阻止配置と、の間
で移動しうるように取付けられていて、該シャッタ機構
が該光阻止配置と該光非阻止配置との間で作動せしめら
れて露出時間を発生した時被写界光を前記フィルム面へ
通過せしめる前記シャッタ機構と、 該シャッタ機構を作
動せしめて前記露出時間を発生せしめ、また前記電子フ
ラッシュを作動せしめて前記被写体を該露出時間の直前
に照明することによりある被写体特性を評価するための
制御手段であって、該露出前照明の光によって照明され
たときに前記人物被写体がまぶたを閉じることを避ける
ために該露出前照明がその後の露出時間より前の十分に
短い長さの時間内にあり、該露出前照明により前記その
後の露出時間中に前記人物被写体がまばたきを起こさな
いようにできる前記制御手段とを含む。
出制御装置は、 被写界内の人物被写体を少なくとも可視
光成分を有する光によって照明するための電子フラッシ
ュと、 露光開口を画定する羽根機構であって、該羽根機
構が光路に対して光阻止関係にあることにより該光路に
沿ってフィルム面へ送られる被写界光を阻止する光阻止
配置と、該羽根機構が該光路に対して光非阻止関係にあ
ることにより該露光開口を経ての該フィルム面への被写
界光の通過を可能ならしめる光非阻止配置との間で移動
しうるように取付けられていて、該羽根機構が該光阻止
配置と該光非阻止配置との間で作動せしめられて露出時
間を発生した時被写界光を前記露光開口を経て前記フィ
ルム面へ通過せしめる前記羽根機構と、 該羽根機構を作
動せしめて前記露出時間を発生せしめ、また前記電子フ
ラッシュを作動せしめて前記被写体を該露出時間の直前
に照明することによりある被写体特性を評価するための
制御手段であって、該露出前照明の光によって照明され
たときに前記人物被写体がまぶたを閉じることを避ける
ために該露出前照明がその後の露出時間より前の十分に
短い長さの時間内にあり、該露出前照明により前記その
後の露出時間中に前記人物被写体がまばたきを起こさな
いようにできる前記制御手段と、を含む。 本発明の電子
フラッシュ式写真機は、 フィルム面を画定するための手
段を有する電子フラッシュ式写真機であって、 被写界か
らの写像光線を光路に沿って前記フィルム面内に配置さ
れた感光材料上へ送るためのレンズ装置と、 被写界内の
人物被写休を少なくとも可視光成分を有する光によって
照明するための電子フラッシュと、 露光開口を有するシ
ャッタ機構であって、該シャッタ機構が該露光開口およ
び前記光路に対して光阻止関係にあることにより該光路
に沿ってフィルム面へ送られる被写界光を阻止する光阻
止配置と、該シャッタ機構が該露光開口および該光路に
対して光非阻止関係にあることにより該フィルム面への
被写界光の通過を可 能ならしめる光非阻止配置と、の間
で移動しうるように取付けられていて、該シャッタ機構
が該光阻止配置と該光非阻止配置との間で作動せしめら
れて露出時間を発生した時被写界光を前記フィルム面へ
通過せしめる前記シャッタ機構と、 該シャッタ機構を作
動せしめて前記露出時間を発生せしめ、また前記電子フ
ラッシュを作動せしめて前記被写体を該露出時間の直前
に照明することによりある被写体特性を評価するための
制御手段であって、該露出前照明の光によって照明され
たときに前記人物被写体がまぶたを閉じることを避ける
ために該露出前照明がその後の露出時間より前の十分に
短い長さの時間内にあり、該露出前照明により前記その
後の露出時間中に前記人物被写体がまばたきを起こさな
いようにできる前記制御手段とを含む。
【0009】本発明の他の諸目的、諸特徴、および/ま
たは諸利点は、添付図面を参照しつつ行なわれる実施例
についての以下の詳細な説明により明らかにされる。
たは諸利点は、添付図面を参照しつつ行なわれる実施例
についての以下の詳細な説明により明らかにされる。
【0010】
【実施例】図面を参照すると、図1には自動現像式の一
眼レフ(SLR)形電子フラッシュ式写真機10が示さ
れており、この写真機には、測距のためあるいは被写体
距離に関連する理由により露出時間の直前に出力される
付属の電子フラッシュの光出力を制御し、該電子フラッ
シュに起因して露出時間中に被写体がまぶたを閉じるこ
とを最小化する電気回路が組込まれている。写真機10
は、例えば被写体14からの写像光線を、シャッタ羽根
機構すなわち構体18に形成された開口を経てフィルム
面16上に集束させる、1つまたはそれ以上の要素(1
つのみ図示されている)を含む対物すなわち撮影レンズ
12を有する。
眼レフ(SLR)形電子フラッシュ式写真機10が示さ
れており、この写真機には、測距のためあるいは被写体
距離に関連する理由により露出時間の直前に出力される
付属の電子フラッシュの光出力を制御し、該電子フラッ
シュに起因して露出時間中に被写体がまぶたを閉じるこ
とを最小化する電気回路が組込まれている。写真機10
は、例えば被写体14からの写像光線を、シャッタ羽根
機構すなわち構体18に形成された開口を経てフィルム
面16上に集束させる、1つまたはそれ以上の要素(1
つのみ図示されている)を含む対物すなわち撮影レンズ
12を有する。
【0011】図2Aおよび図2Bにおいて、レンズ12
とフィルム面16との中間に位置する羽根機構18は、
「走査」形の1対の重なり合うシャッタ羽根要素20A
および20Bを含む。被写界光入射1次開口22Aおよ
び22Bは、それぞれ羽根要素20Aおよび20Bに設
けられ、権利者を共通にするホワイトサイドWhite
sideによる米国特許第3,942,183号に詳述
されているように、一方の羽根要素の他方の羽根要素に
対する同時変位により、協働して漸進的かつ予測可能な
変化を行なう有効開口を画定する。羽根要素の開口は、
レンズ12の中心光軸24上に重なり、羽根機構18の
羽根の位置の関数として、次第に大きさを変化する有効
開口を画定するように選ばれた形に形成されているシャ
ッタ駆動装置26は、羽根機構18の羽根要素20Aお
よび20Bを変位させるために備えられている。シャッ
タ駆動部26は、上述のホワイトサイドの特許に詳述さ
れているような方法で、シャッタ羽根要素を互いに変位
させるために使用されるソレノイド(図示されていな
い)の形式の電磁牽引装置を含む。
とフィルム面16との中間に位置する羽根機構18は、
「走査」形の1対の重なり合うシャッタ羽根要素20A
および20Bを含む。被写界光入射1次開口22Aおよ
び22Bは、それぞれ羽根要素20Aおよび20Bに設
けられ、権利者を共通にするホワイトサイドWhite
sideによる米国特許第3,942,183号に詳述
されているように、一方の羽根要素の他方の羽根要素に
対する同時変位により、協働して漸進的かつ予測可能な
変化を行なう有効開口を画定する。羽根要素の開口は、
レンズ12の中心光軸24上に重なり、羽根機構18の
羽根の位置の関数として、次第に大きさを変化する有効
開口を画定するように選ばれた形に形成されているシャ
ッタ駆動装置26は、羽根機構18の羽根要素20Aお
よび20Bを変位させるために備えられている。シャッ
タ駆動部26は、上述のホワイトサイドの特許に詳述さ
れているような方法で、シャッタ羽根要素を互いに変位
させるために使用されるソレノイド(図示されていな
い)の形式の電磁牽引装置を含む。
【0012】羽根機構18のそれぞれの羽根要素20A
および20Bは、それぞれ2つの2次開口28A、30
Aおよび28B、30Bを有する。羽根20Aの開口2
8Aは、羽根20Bの開口28Bと協働してシャッタ機
構18を貫通する穴32を形成し、羽根20Aの開口3
0Aは、羽根20Bの開口30Bと協働して穴34を形
成する。これらの協働する2次開口は、被写界光入射1
次開口22Aおよび22Bを、所定の対応関係をもって
追跡するように配置されている。1次および2次開口は
同じ羽根要素に形成され、従って互いに機械的に連続さ
れているので、羽根要素20Aおよび20Bが上述のよ
うに互いに変位せしめられた時、2次開口が1次開口と
同様に移動しうることは容易にわかる。1次開口22A
および22Bを経てフィルム面16へ入射する人工光量
は、穴32を通る被写界赤外線エネルギーに対応する量
を検出し積分する赤外線センサ38内にある赤外線感応
素子36と積分器(図示せず)の組合せ体で発生する信
号により制御される。また、これら1次開口を通ってフ
ィルム面16に入射する被写界周辺光の光量は、穴34
を通った自然被写界可視光に対応する量を検出し積分す
る。可視光センサ42内の可視光感光素子40および積
分器(図示されていない)の組合せから発生する信号に
よって制御される。協働してフィルム面へ入射する被写
界光量を制御する1次および2次開口を有する走査羽根
要素の例は、前述の米国特許第3,942,183号に
示されている。
および20Bは、それぞれ2つの2次開口28A、30
Aおよび28B、30Bを有する。羽根20Aの開口2
8Aは、羽根20Bの開口28Bと協働してシャッタ機
構18を貫通する穴32を形成し、羽根20Aの開口3
0Aは、羽根20Bの開口30Bと協働して穴34を形
成する。これらの協働する2次開口は、被写界光入射1
次開口22Aおよび22Bを、所定の対応関係をもって
追跡するように配置されている。1次および2次開口は
同じ羽根要素に形成され、従って互いに機械的に連続さ
れているので、羽根要素20Aおよび20Bが上述のよ
うに互いに変位せしめられた時、2次開口が1次開口と
同様に移動しうることは容易にわかる。1次開口22A
および22Bを経てフィルム面16へ入射する人工光量
は、穴32を通る被写界赤外線エネルギーに対応する量
を検出し積分する赤外線センサ38内にある赤外線感応
素子36と積分器(図示せず)の組合せ体で発生する信
号により制御される。また、これら1次開口を通ってフ
ィルム面16に入射する被写界周辺光の光量は、穴34
を通った自然被写界可視光に対応する量を検出し積分す
る。可視光センサ42内の可視光感光素子40および積
分器(図示されていない)の組合せから発生する信号に
よって制御される。協働してフィルム面へ入射する被写
界光量を制御する1次および2次開口を有する走査羽根
要素の例は、前述の米国特許第3,942,183号に
示されている。
【0013】カメラ10は、羽根位置センサ・エンコー
ダ44を備えている。センサ・エンコーダ44は、羽根
要素20Aおよび20Bの互いに対する位置を検出し、
この相対羽根要素位置を表わす信号を発生する。センサ
・エンコーダ44は、発光ダイオード46と、それから
間隔を置いた光センサ48と、それぞれの羽根要素20
Aおよび20Bに形成された複数のスロットすなわち穴
50および52とを含む。スロット50、52は長方形
状のもので、同じ寸法を有し、また、それぞれの羽根要
素20Aおよび20Bの直線方向に等間隔に配置され
る。スロット50、52は、発光ダイオード46と光セ
ンサ48との間に介在して、これら2要素の間の光の伝
達を交互に阻止および開通するようになっており、それ
によって光センサ48が羽根要素20Aおよび20Bの
相対位置を表わす1つまたはそれ以上のパルス54を発
生する。羽根要素20Bに対する羽根要素20Aの位置
が、羽根機構18の1次開口22Aおよび22Bにより
形成される有効開口すなわち撮影開口の大きさを画定す
る。従って、パルス54によって表わされる羽根要素2
0Aおよび20Bの相対位置もまた、1次開口22Aお
よび22Bにより形成される有効すなわち撮影開口の大
きさの測度となる。それぞれの羽根要素20Aおよび2
0Bのスロット50、52の寸法は、羽根要素の移動方
向において最小にされ、それによって、1次開口22A
および22Bにより形成される有効開口の実際の大きさ
と、この特定開口の大きさを表わす相対羽根位置パルス
54との間の誤差が最小化される。
ダ44を備えている。センサ・エンコーダ44は、羽根
要素20Aおよび20Bの互いに対する位置を検出し、
この相対羽根要素位置を表わす信号を発生する。センサ
・エンコーダ44は、発光ダイオード46と、それから
間隔を置いた光センサ48と、それぞれの羽根要素20
Aおよび20Bに形成された複数のスロットすなわち穴
50および52とを含む。スロット50、52は長方形
状のもので、同じ寸法を有し、また、それぞれの羽根要
素20Aおよび20Bの直線方向に等間隔に配置され
る。スロット50、52は、発光ダイオード46と光セ
ンサ48との間に介在して、これら2要素の間の光の伝
達を交互に阻止および開通するようになっており、それ
によって光センサ48が羽根要素20Aおよび20Bの
相対位置を表わす1つまたはそれ以上のパルス54を発
生する。羽根要素20Bに対する羽根要素20Aの位置
が、羽根機構18の1次開口22Aおよび22Bにより
形成される有効開口すなわち撮影開口の大きさを画定す
る。従って、パルス54によって表わされる羽根要素2
0Aおよび20Bの相対位置もまた、1次開口22Aお
よび22Bにより形成される有効すなわち撮影開口の大
きさの測度となる。それぞれの羽根要素20Aおよび2
0Bのスロット50、52の寸法は、羽根要素の移動方
向において最小にされ、それによって、1次開口22A
および22Bにより形成される有効開口の実際の大きさ
と、この特定開口の大きさを表わす相対羽根位置パルス
54との間の誤差が最小化される。
【0014】カメラ10はまた、電子フラッシュ装置5
6と、その付勢を制御するための装置とを合わせて有
し、それによって、被写体距離すなわち測距に関連する
理由で被写体反射率を決定し、また被写界を照明するた
めに必要な露光値の一部を与える。電子フラッシュ装置
56は、DC−DC電圧変換器60内に含まれる任意の
通常の電圧変換回路(図示されていない)により動作電
圧まで充電される、主蓄電キャパシタ58を含む。DC
−DC電圧変換器60は、カメラ10の電池62から得
られる6ボルト程度のDC電圧を通常の方法で、例えば
280ボルトといった適切な動作電圧に変換する。電子
フラッシュ装置56のフラッシュ放電管64は、フラッ
シュ放電管点火回路66により主蓄電キャパシタ58に
電気的に結合せしめられている。点火回路66の詳細に
ついては、図3を参照して後に説明する。フラッシュ放
電管点火回路66は、さらに通常の点火回路駆動部68
に結合せしめられ、この駆動部は、何時、どれだけの長
さで、被写体を可視光により照明すべきかを制御する、
パルス70Aおよび70Bのような、それぞれが固定お
よび可変幅パルスである双方のパルスを発生する。点火
回路駆動部68は、露出制御モジュール72から径路7
4上への、写真機操作者により発生せしめられる信号に
よって作動せしめられる。次に、フラッシュ放電管点火
回路66について詳述する。
6と、その付勢を制御するための装置とを合わせて有
し、それによって、被写体距離すなわち測距に関連する
理由で被写体反射率を決定し、また被写界を照明するた
めに必要な露光値の一部を与える。電子フラッシュ装置
56は、DC−DC電圧変換器60内に含まれる任意の
通常の電圧変換回路(図示されていない)により動作電
圧まで充電される、主蓄電キャパシタ58を含む。DC
−DC電圧変換器60は、カメラ10の電池62から得
られる6ボルト程度のDC電圧を通常の方法で、例えば
280ボルトといった適切な動作電圧に変換する。電子
フラッシュ装置56のフラッシュ放電管64は、フラッ
シュ放電管点火回路66により主蓄電キャパシタ58に
電気的に結合せしめられている。点火回路66の詳細に
ついては、図3を参照して後に説明する。フラッシュ放
電管点火回路66は、さらに通常の点火回路駆動部68
に結合せしめられ、この駆動部は、何時、どれだけの長
さで、被写体を可視光により照明すべきかを制御する、
パルス70Aおよび70Bのような、それぞれが固定お
よび可変幅パルスである双方のパルスを発生する。点火
回路駆動部68は、露出制御モジュール72から径路7
4上への、写真機操作者により発生せしめられる信号に
よって作動せしめられる。次に、フラッシュ放電管点火
回路66について詳述する。
【0015】図3に示されているように、フラッシュ放
電管点火回路66は、陽極76と、陰極78と、トリガ
電極80と、を有する電子フラッシュ放電管64を含
む。フラッシュ放電管64は、好ましくは、比較的に高
抵抗を有する通常のフラッシュ放電管とする。点火回路
66はまた、日本国東京の三菱電機株式会社から市販さ
れているような、コレクタ端子82と、エミッタ端子8
4と、ゲート端子86と、を有する絶縁ゲート型バイポ
ーラ・トランジスタすなわちIGBT67を含む。フラ
ッシュ放電管64の陰極78は、阻止ダイオード88を
経てトランジスタ67のコレクタ端子82に接続されて
いる。フラッシュ放電管64の陽極76は径路92を経
て主蓄電キャパシタ58の正に充電される電極90に接
続され、トランジスタ67のエミッタ端子84は径路9
6を経て主蓄電キャパシタ58の負に充電される電極9
4に接続されている。
電管点火回路66は、陽極76と、陰極78と、トリガ
電極80と、を有する電子フラッシュ放電管64を含
む。フラッシュ放電管64は、好ましくは、比較的に高
抵抗を有する通常のフラッシュ放電管とする。点火回路
66はまた、日本国東京の三菱電機株式会社から市販さ
れているような、コレクタ端子82と、エミッタ端子8
4と、ゲート端子86と、を有する絶縁ゲート型バイポ
ーラ・トランジスタすなわちIGBT67を含む。フラ
ッシュ放電管64の陰極78は、阻止ダイオード88を
経てトランジスタ67のコレクタ端子82に接続されて
いる。フラッシュ放電管64の陽極76は径路92を経
て主蓄電キャパシタ58の正に充電される電極90に接
続され、トランジスタ67のエミッタ端子84は径路9
6を経て主蓄電キャパシタ58の負に充電される電極9
4に接続されている。
【0016】倍電圧キャパシタ98は、主蓄電キャパシ
タ58のそれぞれ正および負に充電される電極90およ
び94の間に接続されている。倍電圧キャパシタ98
は、電極100および電極102を含む。電極100
は、抵抗104および径路92を経て主蓄電キャパシタ
58の正に充電される電極90に接続され、電極102
は、充電抵抗106および径路96を経て主蓄電キャパ
シタ58の負に充電される電極94に接続されている。
さらに、キャパシタ98の電極102は、径路110お
よび径路112を経て、ダイオード88の陽極108に
接続されている。
タ58のそれぞれ正および負に充電される電極90およ
び94の間に接続されている。倍電圧キャパシタ98
は、電極100および電極102を含む。電極100
は、抵抗104および径路92を経て主蓄電キャパシタ
58の正に充電される電極90に接続され、電極102
は、充電抵抗106および径路96を経て主蓄電キャパ
シタ58の負に充電される電極94に接続されている。
さらに、キャパシタ98の電極102は、径路110お
よび径路112を経て、ダイオード88の陽極108に
接続されている。
【0017】トリガキャパシタ114もまた、主蓄電キ
ャパシタ58の、それぞれ正および負に充電される電極
90および94の間に接続されている。トリガキャパシ
タ114は、電極116および電極118を含む。電極
116は、抵抗104および径路92を経て主蓄電キャ
パシタ58の正に充電される電極90に接続され、電極
118は、昇圧変圧器122の1次巻線120と径路1
24と径路96とを経て、主蓄電キャパシタ58の負に
充電される電極94に接続されている。電子フラッシュ
放電管64のトリガ電極80は、径路126と、昇圧変
圧器122の2次巻線128と、径路124と、径路9
6とを経て、主蓄電キャパシタ58の負に充電される電
極94に接続されている。
ャパシタ58の、それぞれ正および負に充電される電極
90および94の間に接続されている。トリガキャパシ
タ114は、電極116および電極118を含む。電極
116は、抵抗104および径路92を経て主蓄電キャ
パシタ58の正に充電される電極90に接続され、電極
118は、昇圧変圧器122の1次巻線120と径路1
24と径路96とを経て、主蓄電キャパシタ58の負に
充電される電極94に接続されている。電子フラッシュ
放電管64のトリガ電極80は、径路126と、昇圧変
圧器122の2次巻線128と、径路124と、径路9
6とを経て、主蓄電キャパシタ58の負に充電される電
極94に接続されている。
【0018】フラッシュ放電管64は作動せしめられる
と、次のようにして可視光により被写界を照明する。フ
ラッシュ放電管64の作動に先立って、DC−DC電圧
変換器60は主蓄電キャパシタ58を約280VDCの
電圧レベルまで充電する。電圧変換器60によって、主
蓄電キャパシタの電極90は正に充電され、主蓄電キャ
パシタの電極94は電極90に対して負に充電される。
倍電圧キャパシタ98およびトリガキャパシタ114は
上述のように主蓄電キャパシタ58の両端間に接続され
ているので、これらのキャパシタも280VDCまで充
電される。トリガキャパシタ114の電極116および
118は、それぞれ正および負に充電され、また倍電圧
キャパシタ98の電極100および102も、それぞれ
正および負に充電される。
と、次のようにして可視光により被写界を照明する。フ
ラッシュ放電管64の作動に先立って、DC−DC電圧
変換器60は主蓄電キャパシタ58を約280VDCの
電圧レベルまで充電する。電圧変換器60によって、主
蓄電キャパシタの電極90は正に充電され、主蓄電キャ
パシタの電極94は電極90に対して負に充電される。
倍電圧キャパシタ98およびトリガキャパシタ114は
上述のように主蓄電キャパシタ58の両端間に接続され
ているので、これらのキャパシタも280VDCまで充
電される。トリガキャパシタ114の電極116および
118は、それぞれ正および負に充電され、また倍電圧
キャパシタ98の電極100および102も、それぞれ
正および負に充電される。
【0019】例えば、写真機操作者により発生せしめら
れた、露出制御モジュール72からの特定の信号が、径
路74を経て点火回路駆動部68に印加されると、パル
ス70Aのような35マイクロ秒のパルスの形式のフラ
ッシュ点火指令がその出力に発生し、IGBT67のゲ
ート端子86に印加される。フラッシュ点火指令パルス
が高レベルすなわちオン状態にある時、IGBT67は
導通してキャパシタ98および114のそれぞれの電極
100および116を、径路96を経て主蓄電キャパシ
タ58の電極94に結合せしめる。周知のように、キャ
パシタの電圧は瞬時に変化することはできない。従っ
て、IGBT67が導通した時は、フラッシュ放電管6
4の陽極76には、主蓄電キャパシタ58の電極90か
らの+280VDCが印加され、また陰極78には、キ
ャパシタ98の電極102からの−280VDCが印加
されて、合計560VDCが陽極76と陰極78との間
に印加される。倍電圧キャパシタ98は、要するに、こ
のキャパシタが無い場合にIGBTが導通した時フラッ
シュ放電管64に加わるはずの電圧を、瞬間的に2倍に
してこれに印加する。さらに、陰極78に−280VD
Cが印加された時、逆方向にバイアスされる阻止ダイオ
ードは、この電圧がIGBT67の導通に妨害を与えな
いようにする。
れた、露出制御モジュール72からの特定の信号が、径
路74を経て点火回路駆動部68に印加されると、パル
ス70Aのような35マイクロ秒のパルスの形式のフラ
ッシュ点火指令がその出力に発生し、IGBT67のゲ
ート端子86に印加される。フラッシュ点火指令パルス
が高レベルすなわちオン状態にある時、IGBT67は
導通してキャパシタ98および114のそれぞれの電極
100および116を、径路96を経て主蓄電キャパシ
タ58の電極94に結合せしめる。周知のように、キャ
パシタの電圧は瞬時に変化することはできない。従っ
て、IGBT67が導通した時は、フラッシュ放電管6
4の陽極76には、主蓄電キャパシタ58の電極90か
らの+280VDCが印加され、また陰極78には、キ
ャパシタ98の電極102からの−280VDCが印加
されて、合計560VDCが陽極76と陰極78との間
に印加される。倍電圧キャパシタ98は、要するに、こ
のキャパシタが無い場合にIGBTが導通した時フラッ
シュ放電管64に加わるはずの電圧を、瞬間的に2倍に
してこれに印加する。さらに、陰極78に−280VD
Cが印加された時、逆方向にバイアスされる阻止ダイオ
ードは、この電圧がIGBT67の導通に妨害を与えな
いようにする。
【0020】IGBT67は、キャパシタ98をしてフ
ラッシュ放電管64に加わる電圧を2倍ならしめるのと
同時に、また、トリガキャパシタ114をしてそれに蓄
えられている+280VDCを、径路130および径路
124を経て、逓昇変圧器122の1次巻線に印加せし
める。この+280VDCは、約4KVDCまで増大す
なわち逓昇せしめられた後、フラッシュ放電管64のト
リガ電極80に印加されて、図3に示された変圧器12
2の巻線120および128に付した通常の極性を示す
点印に従い、この放電管の点火を開始すなわちトリガす
る。
ラッシュ放電管64に加わる電圧を2倍ならしめるのと
同時に、また、トリガキャパシタ114をしてそれに蓄
えられている+280VDCを、径路130および径路
124を経て、逓昇変圧器122の1次巻線に印加せし
める。この+280VDCは、約4KVDCまで増大す
なわち逓昇せしめられた後、フラッシュ放電管64のト
リガ電極80に印加されて、図3に示された変圧器12
2の巻線120および128に付した通常の極性を示す
点印に従い、この放電管の点火を開始すなわちトリガす
る。
【0021】35マイクロ秒の終了時に、点火回路駆動
部68は、何ら外部または外側から制御しなくても、自
動的にフラッシュ点火指令を高レベルすなわちオン状態
から低レベルすなわちオフ状態へ変化させ、それによっ
てIGBT67の端子86に印加されているパルス70
Aを終了せしめる。フラッシュ点火指令がオフ状態にな
ると、IGBTが導通状態から非導通状態へ変化し、そ
れによってフラッシュ放電管64を通る電流を遮断し、
その光出力を消滅せしめる。IGBT67がオフ状態に
なると、倍電圧キャパシタ98およびトリガキャパシタ
114は、前述のようにして再び主蓄電キャパシタ58
のレベルまで充電される。被写界を照明するためにIG
BT67がオン状態にされフラッシュ放電管64を作動
せしめた後、固定された長さの時間が経過するとIGB
T67は自動的にオフ状態になるので、IGBT67の
制御装置は、例えば、ホソミズHosomizu他によ
る米国特許第4,839,686号に記載されているも
のよりも実質的に簡単になされうる。
部68は、何ら外部または外側から制御しなくても、自
動的にフラッシュ点火指令を高レベルすなわちオン状態
から低レベルすなわちオフ状態へ変化させ、それによっ
てIGBT67の端子86に印加されているパルス70
Aを終了せしめる。フラッシュ点火指令がオフ状態にな
ると、IGBTが導通状態から非導通状態へ変化し、そ
れによってフラッシュ放電管64を通る電流を遮断し、
その光出力を消滅せしめる。IGBT67がオフ状態に
なると、倍電圧キャパシタ98およびトリガキャパシタ
114は、前述のようにして再び主蓄電キャパシタ58
のレベルまで充電される。被写界を照明するためにIG
BT67がオン状態にされフラッシュ放電管64を作動
せしめた後、固定された長さの時間が経過するとIGB
T67は自動的にオフ状態になるので、IGBT67の
制御装置は、例えば、ホソミズHosomizu他によ
る米国特許第4,839,686号に記載されているも
のよりも実質的に簡単になされうる。
【0022】適切なトリガ信号がトリガ電極に印加され
てから、電子フラッシュ放電管が実際に点火されるまで
に要する時間の長さは、いくつかの因子によって制御さ
れることに注意すべきである。これらの因子には、特に
トリガ信号が上記のように印加された時にフラッシュ放
電管の陽極と陰極との間に印加されている電圧の大きさ
が含まれる。この電圧が大きいほど、フラッシュ放電管
の点火は早く、すなわち速やかに行なわれる。図4に示
されているように、本発明のフラッシュ放電管点火回路
においては、パルス70Aのようなフラッシュ点火指令
パルスがIGBT67のゲート端子86に印加される
と、フラッシュ放電管64は、その後約2マイクロ秒以
内に点火を開始する。この2マイクロ秒の遅延は、図4
の曲線131によって表わされている。もし倍電圧キャ
パシタ98が図3に示されているようにフラッシュ放電
管点火回路66内に含まれていなかったものとすると、
フラッシュ放電管64の陽極76と陰極78との間には
560VDCではなく、280VDCが印加されること
になる。こうなると、前述のフラッシュ点火指令がIG
BT67のゲート端子86に印加されてから、フラッシ
ュ放電管64が点火を開始するまでに、2マイクロ秒の
遅延の代わりに、図4の曲線132によって示されてい
るように約12マイクロ秒の遅延を生じる。
てから、電子フラッシュ放電管が実際に点火されるまで
に要する時間の長さは、いくつかの因子によって制御さ
れることに注意すべきである。これらの因子には、特に
トリガ信号が上記のように印加された時にフラッシュ放
電管の陽極と陰極との間に印加されている電圧の大きさ
が含まれる。この電圧が大きいほど、フラッシュ放電管
の点火は早く、すなわち速やかに行なわれる。図4に示
されているように、本発明のフラッシュ放電管点火回路
においては、パルス70Aのようなフラッシュ点火指令
パルスがIGBT67のゲート端子86に印加される
と、フラッシュ放電管64は、その後約2マイクロ秒以
内に点火を開始する。この2マイクロ秒の遅延は、図4
の曲線131によって表わされている。もし倍電圧キャ
パシタ98が図3に示されているようにフラッシュ放電
管点火回路66内に含まれていなかったものとすると、
フラッシュ放電管64の陽極76と陰極78との間には
560VDCではなく、280VDCが印加されること
になる。こうなると、前述のフラッシュ点火指令がIG
BT67のゲート端子86に印加されてから、フラッシ
ュ放電管64が点火を開始するまでに、2マイクロ秒の
遅延の代わりに、図4の曲線132によって示されてい
るように約12マイクロ秒の遅延を生じる。
【0023】写真機10はさらに、マイクロコントロー
ラおよびメモリ134内に、経験的に得られた索引表1
33を含む。索引表133の主たる目的は、自然または
可視被写界光の、また被写体反射率の関数として、1次
開口22Aおよび22Bにより形成される羽根機構18
の有効すなわち撮影開口を通りレンズ12によってフィ
ルム面16上に集束せしめられる写像被写界光線の量を
制御することである。
ラおよびメモリ134内に、経験的に得られた索引表1
33を含む。索引表133の主たる目的は、自然または
可視被写界光の、また被写体反射率の関数として、1次
開口22Aおよび22Bにより形成される羽根機構18
の有効すなわち撮影開口を通りレンズ12によってフィ
ルム面16上に集束せしめられる写像被写界光線の量を
制御することである。
【0024】前述のように、フィルム面16へ送られる
人工および自然被写界光量は、羽根機構18の穴32お
よび34を通過した人工および自然被写界光の一部を、
赤外光センサ38および可視光センサ42のそれぞれの
中に配置された光センサ36および40ならびにこれら
に関連する積分器によって検出することにより、間接的
に測定される。赤外光センサ38および関連の積分器か
ら発生する、被写体距離に関連し且つ被写体反射率の測
度でもある信号は、径路136を経て索引表133へ送
られ、また、可視光センサ42および関連の積分器から
発生する自然被写界光量を表わす信号は、径路138を
経て索引表133へ送られる。索引表133は、これら
2つの信号に応答して、羽根機構18の1次開口を通っ
てフィルム面16に達する写像光線の量を制御するため
の、複数の相異なる信号を発生する。これら複数の相異
なる信号は、それぞれの露出サイクルにおいて、露出時
間以前に得られる。あるいは、これらの信号は、露出時
間の初期段階において得られるようにしてもよい。
人工および自然被写界光量は、羽根機構18の穴32お
よび34を通過した人工および自然被写界光の一部を、
赤外光センサ38および可視光センサ42のそれぞれの
中に配置された光センサ36および40ならびにこれら
に関連する積分器によって検出することにより、間接的
に測定される。赤外光センサ38および関連の積分器か
ら発生する、被写体距離に関連し且つ被写体反射率の測
度でもある信号は、径路136を経て索引表133へ送
られ、また、可視光センサ42および関連の積分器から
発生する自然被写界光量を表わす信号は、径路138を
経て索引表133へ送られる。索引表133は、これら
2つの信号に応答して、羽根機構18の1次開口を通っ
てフィルム面16に達する写像光線の量を制御するため
の、複数の相異なる信号を発生する。これら複数の相異
なる信号は、それぞれの露出サイクルにおいて、露出時
間以前に得られる。あるいは、これらの信号は、露出時
間の初期段階において得られるようにしてもよい。
【0025】索引表133から得られる信号には、1)
露出時間中にフラッシュ放電管64が点火される時点に
おいて、1次開口22Aおよび22Bにより形成される
撮影開口の大きさを制御する、出力路140上の開口寸
法信号と、2)フラッシュ放電管64から被写界に追加
されるべき人工光量を制御する、出力路142上の人工
光量百分率信号と、3)羽根機構18の1次開口22A
および22Bを通ってフィルム面16へ入射せしめられ
るべき写像光量を制御する、出力路144上の自然光量
百分率信号と、4)もし露出時間がもっと早く終了して
いなかったら、索引表133へのそれぞれの入力路13
6および138上に現われる人工および自然光量信号の
大きさに依存する時点において露出時間を終了させるた
めの、出力路146上の信号とがある。
露出時間中にフラッシュ放電管64が点火される時点に
おいて、1次開口22Aおよび22Bにより形成される
撮影開口の大きさを制御する、出力路140上の開口寸
法信号と、2)フラッシュ放電管64から被写界に追加
されるべき人工光量を制御する、出力路142上の人工
光量百分率信号と、3)羽根機構18の1次開口22A
および22Bを通ってフィルム面16へ入射せしめられ
るべき写像光量を制御する、出力路144上の自然光量
百分率信号と、4)もし露出時間がもっと早く終了して
いなかったら、索引表133へのそれぞれの入力路13
6および138上に現われる人工および自然光量信号の
大きさに依存する時点において露出時間を終了させるた
めの、出力路146上の信号とがある。
【0026】上述の、径路140、142、144、お
よび146上への索引表133からの出力信号の発生以
前に、可視光センサ42から発生した自然光量信号は、
径路138を経てマイクロプロセッサおよびメモリ13
4へ送られ、一時的にそこに記憶される。自然光量信号
がマイクロコントローラおよびメモリ134内に記憶さ
れた後、かつ露出時間の開始以前に、可視光および赤外
光の双方を含む電子フラッシュ64からの、ウィンクす
なわち短い持続時間のフラッシュ光によって以前に照明
された被写界内被写体から反射され、赤外光センサ38
により検出された赤外光量を表わす信号が、径路136
を経てマイクロコントローラおよびメモリ134へ送ら
れる。記憶された自然光信号と、後に発生したこの赤外
光信号とは、索引表133によって組合せて用いられ、
それによって、マイクロコントローラおよびメモリ13
4の出力路140、142、144、146上に現われ
る前述の諸信号が発生せしめられる。
よび146上への索引表133からの出力信号の発生以
前に、可視光センサ42から発生した自然光量信号は、
径路138を経てマイクロプロセッサおよびメモリ13
4へ送られ、一時的にそこに記憶される。自然光量信号
がマイクロコントローラおよびメモリ134内に記憶さ
れた後、かつ露出時間の開始以前に、可視光および赤外
光の双方を含む電子フラッシュ64からの、ウィンクす
なわち短い持続時間のフラッシュ光によって以前に照明
された被写界内被写体から反射され、赤外光センサ38
により検出された赤外光量を表わす信号が、径路136
を経てマイクロコントローラおよびメモリ134へ送ら
れる。記憶された自然光信号と、後に発生したこの赤外
光信号とは、索引表133によって組合せて用いられ、
それによって、マイクロコントローラおよびメモリ13
4の出力路140、142、144、146上に現われ
る前述の諸信号が発生せしめられる。
【0027】センサ38および42からそれぞれ発生し
た赤外および自然被写界光量信号に応答して、マイクロ
コントローラおよびメモリ134の出力路140、14
2、144、146に現われる諸信号は、経験的に決定
されたものである。索引表133は、これらの信号を発
生するために、広範囲の人工および自然被写界光照明条
件下において形成された、ある範囲の反射率を有しさま
ざまな距離にある被写体の多数の写真像の主観的解析に
よって、構成されたものである。
た赤外および自然被写界光量信号に応答して、マイクロ
コントローラおよびメモリ134の出力路140、14
2、144、146に現われる諸信号は、経験的に決定
されたものである。索引表133は、これらの信号を発
生するために、広範囲の人工および自然被写界光照明条
件下において形成された、ある範囲の反射率を有しさま
ざまな距離にある被写体の多数の写真像の主観的解析に
よって、構成されたものである。
【0028】一般に、カメラ10のフィルム面16上に
写真像を形成する時、1次開口22Aおよび22Bが形
成する撮影開口が小さいほど、レンズ12の被写界深度
は大きくなり、また、撮影開口が小さくなったための写
像被写界光の減少によって自然被写光による露光レベル
は暗くなる。索引表133は、被写界内の被写体像の鮮
明性と、自然被写界露光レベルとの間の妥協を実現する
ように構成されている。この妥協を実現するに際し、索
引表133は、センサ38および42から発生した人工
および自然被写界光量レベル信号に応答して、被写界照
明用電子フラッシュ64から発生する人工光量を制御
し、また1次開口22Aおよび22Bが形成する撮影開
口の最大寸法を制御することにより、被写界内の被写体
像の最適の鮮明性と、被写界全体の露光とを与える、可
能な最小の撮影開口、従って最大の被写界深度がえられ
るように電子フラッシュ64を点火せしめる。
写真像を形成する時、1次開口22Aおよび22Bが形
成する撮影開口が小さいほど、レンズ12の被写界深度
は大きくなり、また、撮影開口が小さくなったための写
像被写界光の減少によって自然被写光による露光レベル
は暗くなる。索引表133は、被写界内の被写体像の鮮
明性と、自然被写界露光レベルとの間の妥協を実現する
ように構成されている。この妥協を実現するに際し、索
引表133は、センサ38および42から発生した人工
および自然被写界光量レベル信号に応答して、被写界照
明用電子フラッシュ64から発生する人工光量を制御
し、また1次開口22Aおよび22Bが形成する撮影開
口の最大寸法を制御することにより、被写界内の被写体
像の最適の鮮明性と、被写界全体の露光とを与える、可
能な最小の撮影開口、従って最大の被写界深度がえられ
るように電子フラッシュ64を点火せしめる。
【0029】前述のように、カメラ10はSLR形のも
のであり、従って、露出制御モジュール72により径路
152を経て作動せしめられる通常の反射鏡150を有
する。鏡150は、被写界光のフィルム面16への到達
を阻止し、カメラ操作者をしてレンズ12を通して被写
界を観察しうるようにする観察位置と、露出時間中に被
写界光のフィルム面16への到達を可能ならしめるため
の、図1に示されている撮影すなわち非阻止位置との間
で、通常のように作動可能である。
のであり、従って、露出制御モジュール72により径路
152を経て作動せしめられる通常の反射鏡150を有
する。鏡150は、被写界光のフィルム面16への到達
を阻止し、カメラ操作者をしてレンズ12を通して被写
界を観察しうるようにする観察位置と、露出時間中に被
写界光のフィルム面16への到達を可能ならしめるため
の、図1に示されている撮影すなわち非阻止位置との間
で、通常のように作動可能である。
【0030】カメラ10は、好ましくは本発明と権利者
を共通にするランドLandによる米国特許第3,41
5,644号に記載されているものと同様の、自動現像
式フィルムユニット(図示されていない)を用いるよう
に設計されたものとする。この自動現像式フィルムユニ
ットは、図1にカメラ10内に完全に挿入された直後の
状態で図示された、遮光フィルムカセット154内に収
容されている。カセット154は6VDCの電池62を
仕込んでいてもよい。
を共通にするランドLandによる米国特許第3,41
5,644号に記載されているものと同様の、自動現像
式フィルムユニット(図示されていない)を用いるよう
に設計されたものとする。この自動現像式フィルムユニ
ットは、図1にカメラ10内に完全に挿入された直後の
状態で図示された、遮光フィルムカセット154内に収
容されている。カセット154は6VDCの電池62を
仕込んでいてもよい。
【0031】カメラ10内には、ランドによる米国特許
第3,753,392号に記載されているものと同様
の、フィルム給送装置が取付けられており、このフィル
ム給送装置は、この装置156に連結されて露光済みフ
ィルムユニットを、カメラ10内の露光位置からカメラ
外部へ連続的に移動させる歯車列を動作させるためのモ
ータを含む(いずれも図示されていない)。フィルム給
送装置156はさらに、上述のモータおよび歯車列によ
って駆動されるフィルム係合アーム部材(図示されてい
ない)を含む。このアーム部材は、上述のランドの第
3,753,392号の特許に示されているように、カ
セット154のスロット内へ延長して、その内部にある
最上部のフィルムユニットの後端縁またはその近くに係
合し、その後そのフィルムユニットをカセット154外
へ移動せしめ、上述の最上部のフィルムユニットの前端
縁付近に取付けられた通常の1対の処理ローラ(図示さ
れていない)のかみ合いの間へ送り込むようになってい
る。上述のモータおよび歯車列により回転せしめられる
これらの処理ローラは、露光済みフィルムユニットをカ
メラ10の外部に連続的に移動し続けると同時に、露光
済みフィルムユニットの先端部に備える処理液容器を裂
断する。処理ローラは、裂断された容器の内容液をフィ
ルムユニットの要素の間に拡げて、本技術分野において
周知のようにフィルムユニット内に可視画像の形成を開
始する。
第3,753,392号に記載されているものと同様
の、フィルム給送装置が取付けられており、このフィル
ム給送装置は、この装置156に連結されて露光済みフ
ィルムユニットを、カメラ10内の露光位置からカメラ
外部へ連続的に移動させる歯車列を動作させるためのモ
ータを含む(いずれも図示されていない)。フィルム給
送装置156はさらに、上述のモータおよび歯車列によ
って駆動されるフィルム係合アーム部材(図示されてい
ない)を含む。このアーム部材は、上述のランドの第
3,753,392号の特許に示されているように、カ
セット154のスロット内へ延長して、その内部にある
最上部のフィルムユニットの後端縁またはその近くに係
合し、その後そのフィルムユニットをカセット154外
へ移動せしめ、上述の最上部のフィルムユニットの前端
縁付近に取付けられた通常の1対の処理ローラ(図示さ
れていない)のかみ合いの間へ送り込むようになってい
る。上述のモータおよび歯車列により回転せしめられる
これらの処理ローラは、露光済みフィルムユニットをカ
メラ10の外部に連続的に移動し続けると同時に、露光
済みフィルムユニットの先端部に備える処理液容器を裂
断する。処理ローラは、裂断された容器の内容液をフィ
ルムユニットの要素の間に拡げて、本技術分野において
周知のようにフィルムユニット内に可視画像の形成を開
始する。
【0032】作 用 次に、典型的な露出サイクルを詳細に説明する。この説
明のために、羽根機構18の撮影開口は完全に開放され
た位置にあり、羽根機構18の2次開口によって形成さ
れる穴32および34も完全に開放されており、鏡15
0は観察位置すなわち光阻止位置にあり、フラッシュ装
置56は、電池62を露出制御モジュール72および径
路160を経てDC−DC電圧変換器60に結合せしめ
るスイッチ158が予め閉成していることによって付勢
されており、主蓄電キャパシタ58と、倍電圧キャパシ
タ98と、トリガキャパシタ114とは、完全に充電さ
れて露出サイクル開始の準備が完了しているものと仮定
する。
明のために、羽根機構18の撮影開口は完全に開放され
た位置にあり、羽根機構18の2次開口によって形成さ
れる穴32および34も完全に開放されており、鏡15
0は観察位置すなわち光阻止位置にあり、フラッシュ装
置56は、電池62を露出制御モジュール72および径
路160を経てDC−DC電圧変換器60に結合せしめ
るスイッチ158が予め閉成していることによって付勢
されており、主蓄電キャパシタ58と、倍電圧キャパシ
タ98と、トリガキャパシタ114とは、完全に充電さ
れて露出サイクル開始の準備が完了しているものと仮定
する。
【0033】図1、図2A、図2B、図3、および図4
において、カメラ操作者がスイッチ162を閉成位置へ
作動せしめると、露出サイクルが開始される。スイッチ
162が閉成されると、電池62は径路164を経て露
出制御モジュール72に接続される。可視光センサ42
に隣接する2次開口30Aおよび30Bが形成する羽根
機構の穴34が完全開放位置をとると、露出制御モジュ
ール72と、径路166を経てこれに接続されたマイク
ロコントローラおよびメモリ134とは、径路168を
経て可視光センサ42を作動させて自然被写界光を所定
レベルまで積分せしめ、次にその積分値を、径路138
を経てマイクロコントローラおよびメモリ134内の索
引表133へ送って一時的に記憶せしめる。
において、カメラ操作者がスイッチ162を閉成位置へ
作動せしめると、露出サイクルが開始される。スイッチ
162が閉成されると、電池62は径路164を経て露
出制御モジュール72に接続される。可視光センサ42
に隣接する2次開口30Aおよび30Bが形成する羽根
機構の穴34が完全開放位置をとると、露出制御モジュ
ール72と、径路166を経てこれに接続されたマイク
ロコントローラおよびメモリ134とは、径路168を
経て可視光センサ42を作動させて自然被写界光を所定
レベルまで積分せしめ、次にその積分値を、径路138
を経てマイクロコントローラおよびメモリ134内の索
引表133へ送って一時的に記憶せしめる。
【0034】露出制御モジュール72は次に、シャッタ
駆動部26を付勢して羽根機構18を作動せしめ、それ
によって撮影開口と共に、2次開口28Aおよび28B
が形成する穴32と、2次開口30Aおよび30Bが形
成する穴34と、をそれらの完全閉鎖位置へ移動せしめ
る。穴32の閉鎖後、かつ露出時間の開始前に、シャッ
タ駆動部26は、穴32の大きさを完全開放位置へ向か
って増大せしめる。穴32が完全開放位置へ向かって移
動せしめられつつある間に、露出制御モジュール72
は、鏡150を、フィルム面16への写像光線の到達を
阻止する観察位置すなわち光阻止位置から、露出時間中
にフィルム面16への写像光線の到達を可能ならしめる
光非阻止位置(図1に示されている)へ移動させるため
の手段(図示されていない)を作動せしめる。赤外光セ
ンサ38に隣接する穴32が完全開放位置をとると、露
出制御モジュール72は、径路74を経て点火回路駆動
部68に指令してその出力、すなわちフラッシュ放電管
点火回路66の入力に、35マイクロ秒のパルス70A
を発生せしめる。フラッシュ放電管点火回路66はこれ
に応答して、フラッシュ放電管64をして被写界を前述
のように、可視および赤外光の35マイクロ秒のパルス
により照明せしめる。この35マイクロ秒間の被写界照
明は、被写界へ向けて送られる第1光パルスをなす。
駆動部26を付勢して羽根機構18を作動せしめ、それ
によって撮影開口と共に、2次開口28Aおよび28B
が形成する穴32と、2次開口30Aおよび30Bが形
成する穴34と、をそれらの完全閉鎖位置へ移動せしめ
る。穴32の閉鎖後、かつ露出時間の開始前に、シャッ
タ駆動部26は、穴32の大きさを完全開放位置へ向か
って増大せしめる。穴32が完全開放位置へ向かって移
動せしめられつつある間に、露出制御モジュール72
は、鏡150を、フィルム面16への写像光線の到達を
阻止する観察位置すなわち光阻止位置から、露出時間中
にフィルム面16への写像光線の到達を可能ならしめる
光非阻止位置(図1に示されている)へ移動させるため
の手段(図示されていない)を作動せしめる。赤外光セ
ンサ38に隣接する穴32が完全開放位置をとると、露
出制御モジュール72は、径路74を経て点火回路駆動
部68に指令してその出力、すなわちフラッシュ放電管
点火回路66の入力に、35マイクロ秒のパルス70A
を発生せしめる。フラッシュ放電管点火回路66はこれ
に応答して、フラッシュ放電管64をして被写界を前述
のように、可視および赤外光の35マイクロ秒のパルス
により照明せしめる。この35マイクロ秒間の被写界照
明は、被写界へ向けて送られる第1光パルスをなす。
【0035】露出制御モジュール72は、露出時間の開
始前に被写界を35マイクロ秒間照明せしめるほかに、
この同じ期間内に径路170を経て赤外光センサ38内
の積分器を作動させ、次に、被写体反射率の測度をなす
積分値を、径路136を経てマイクロコントローラおび
メモリ134内の索引表133へ送らしめる。索引表1
32は、この被写体反射率信号を受けると、これを、前
にマイクロコントローラ134内に記憶された自然光量
すなわち被写界輝度信号と組合わせる。この組合せ信号
を利用して、次に、開口寸法フラッシュ点火信号と、人
工光量百分率信号と、自然光量百分率信号と、露出終了
信号と、がマイクロコントローラ134のそれぞれの出
力路140、142、144、146上に発生せしめら
れ、これらの信号は次に露出制御モジュール72に印加
される。露出制御モジュール72は、索引表から発生し
たこれらの信号を受けると、シャッタ駆動部26および
これに連結された羽根機構18を作動せしめて、2次開
口28Aおよび28Bが形成する穴32を完全閉鎖位置
へ移動させた後、シャッタ駆動部26および羽根機構1
8をさらに作動せしめて露出時間を開始させる。露出制
御モジュール72は、径路140、142、144、1
46上のマイクロコントローラ134からの出力信号に
よって表わされ、露出時間の発生に用いられる4つの条
件が達成される時点を決定するための、4つの通常の比
較器(図示されていない)を含む。ここにいう露出時間
とは、シャッタ機構18が、レンズ12によって集めら
れた写像光線をフィルム面16に到達しうるようにして
いる期間として定義される。
始前に被写界を35マイクロ秒間照明せしめるほかに、
この同じ期間内に径路170を経て赤外光センサ38内
の積分器を作動させ、次に、被写体反射率の測度をなす
積分値を、径路136を経てマイクロコントローラおび
メモリ134内の索引表133へ送らしめる。索引表1
32は、この被写体反射率信号を受けると、これを、前
にマイクロコントローラ134内に記憶された自然光量
すなわち被写界輝度信号と組合わせる。この組合せ信号
を利用して、次に、開口寸法フラッシュ点火信号と、人
工光量百分率信号と、自然光量百分率信号と、露出終了
信号と、がマイクロコントローラ134のそれぞれの出
力路140、142、144、146上に発生せしめら
れ、これらの信号は次に露出制御モジュール72に印加
される。露出制御モジュール72は、索引表から発生し
たこれらの信号を受けると、シャッタ駆動部26および
これに連結された羽根機構18を作動せしめて、2次開
口28Aおよび28Bが形成する穴32を完全閉鎖位置
へ移動させた後、シャッタ駆動部26および羽根機構1
8をさらに作動せしめて露出時間を開始させる。露出制
御モジュール72は、径路140、142、144、1
46上のマイクロコントローラ134からの出力信号に
よって表わされ、露出時間の発生に用いられる4つの条
件が達成される時点を決定するための、4つの通常の比
較器(図示されていない)を含む。ここにいう露出時間
とは、シャッタ機構18が、レンズ12によって集めら
れた写像光線をフィルム面16に到達しうるようにして
いる期間として定義される。
【0036】上述の比較器の第1のものは、マイクロコ
ントローラの出力路140上の基準すなわち所望開口寸
法フラッシュ点火信号を実際の羽根位置信号、すなわち
羽根位置センサ・エンコーダ44からのパルス54によ
って表わされる撮影開口の大きさと比較する。この第1
比較器が、これらの2信号が等しいことを決定した時
は、露出制御モジュール72は、点火回路駆動部68へ
の径路171上にフラッシュ点火オン指令を送り、この
指令は、フラッシュ放電管点火回路66をして前述のよ
うにフラッシュ放電管64を作動せしめ、それによって
被写界を露出時間中に、可視および赤外光の双方を含む
光によって照明せしめる。
ントローラの出力路140上の基準すなわち所望開口寸
法フラッシュ点火信号を実際の羽根位置信号、すなわち
羽根位置センサ・エンコーダ44からのパルス54によ
って表わされる撮影開口の大きさと比較する。この第1
比較器が、これらの2信号が等しいことを決定した時
は、露出制御モジュール72は、点火回路駆動部68へ
の径路171上にフラッシュ点火オン指令を送り、この
指令は、フラッシュ放電管点火回路66をして前述のよ
うにフラッシュ放電管64を作動せしめ、それによって
被写界を露出時間中に、可視および赤外光の双方を含む
光によって照明せしめる。
【0037】上述の比較器の第2のものは、マイクロコ
ントローラの出力路142上の基準すなわち所望人工光
量百分率信号を、露出時間中に赤外光センサ38によっ
て検出され径路172を経て露出制御モジュール72へ
送られる、被写界を照明する実際の人工光量レベルと比
較する。この第2比較器が、これらの2信号が等しいこ
とを決定した時は、露出制御モジュール72は、点火回
路駆動部68への径路171上へフラッシュ点火オフ指
令を送り、この指令は、フラッシュ放電管点火回路66
をして、やはり前述のように、フラッシュ放電管64の
光出力を消滅せしめる。この人工光による被写界照明
は、被写界へ向けて送られる第2光パルスをなす。
ントローラの出力路142上の基準すなわち所望人工光
量百分率信号を、露出時間中に赤外光センサ38によっ
て検出され径路172を経て露出制御モジュール72へ
送られる、被写界を照明する実際の人工光量レベルと比
較する。この第2比較器が、これらの2信号が等しいこ
とを決定した時は、露出制御モジュール72は、点火回
路駆動部68への径路171上へフラッシュ点火オフ指
令を送り、この指令は、フラッシュ放電管点火回路66
をして、やはり前述のように、フラッシュ放電管64の
光出力を消滅せしめる。この人工光による被写界照明
は、被写界へ向けて送られる第2光パルスをなす。
【0038】上述の比較器の第3のものは、マイクロコ
ントローラの出力路144上の基準すなわち所望可視光
量百分率信号を、可視光センサ42によって検出され径
路174を経て露出制御モジュール72へ送られる、被
写界を照明する実際の可視光量レベルと比較する。この
第3比較器が、これらの2信号が等しいことを決定した
時は、露出制御モジュール72はシャッタ駆動部26を
作動させて、羽根機構18の撮影開口を閉鎖することに
より、露出時間を終了せしめる。
ントローラの出力路144上の基準すなわち所望可視光
量百分率信号を、可視光センサ42によって検出され径
路174を経て露出制御モジュール72へ送られる、被
写界を照明する実際の可視光量レベルと比較する。この
第3比較器が、これらの2信号が等しいことを決定した
時は、露出制御モジュール72はシャッタ駆動部26を
作動させて、羽根機構18の撮影開口を閉鎖することに
より、露出時間を終了せしめる。
【0039】ある被写界照明および被写体反射率の条件
下においては、被写界から反射される自然および/また
は人工被写界光量が不十分なため、赤外光センサ38お
よび/または可視光センサ42が、適度の時間内に露出
制御モジュール72をして露出時間を終了せしめうるだ
けの信号を発生しえないことがある。第4比較器は、こ
の問題を克服するために備えられたものである。この第
4比較器は、マイクロコントローラの出力路146上
の、被写界から反射された自然および/または人工被写
界光のレベルを表わす信号を、露出制御モジュール72
内に記憶された所定の基準信号と比較する。もし、径路
146上の信号が基準信号より大きければ、露出時間は
40ミリ秒といった比較的短い時間に限定され、また、
もしそれが基準信号より小さければ、露出時間は大きい
レベルの自然および/または人工被写界光の存在により
もっと早く終了するのでない限り、400ミリ秒といっ
た比較的長い時間に限定される。
下においては、被写界から反射される自然および/また
は人工被写界光量が不十分なため、赤外光センサ38お
よび/または可視光センサ42が、適度の時間内に露出
制御モジュール72をして露出時間を終了せしめうるだ
けの信号を発生しえないことがある。第4比較器は、こ
の問題を克服するために備えられたものである。この第
4比較器は、マイクロコントローラの出力路146上
の、被写界から反射された自然および/または人工被写
界光のレベルを表わす信号を、露出制御モジュール72
内に記憶された所定の基準信号と比較する。もし、径路
146上の信号が基準信号より大きければ、露出時間は
40ミリ秒といった比較的短い時間に限定され、また、
もしそれが基準信号より小さければ、露出時間は大きい
レベルの自然および/または人工被写界光の存在により
もっと早く終了するのでない限り、400ミリ秒といっ
た比較的長い時間に限定される。
【0040】露出時間が完了すると、露出制御モジュー
ル72は、鏡150を光阻止位置へ向けて作動せしめる
と共に、フィルム給送装置156およびこれに含まれる
駆動モータ(図示されていない)を作動せしめて、露光
済みの自動現像式フィルムユニットの給送および処理を
開始する。フィルム給送装置156はこれによって径路
178を経てカセット154内にある露光済みフィルム
ユニットを、前述のように、隣接する1対の処理ローラ
(図示されていない)のかみ合いの間に送り込み、処理
液をあるフィルム層間に拡げ、またその露光済みフィル
ムユニットを自動現像式カメラ10のハウジング180
の排出スロット(図示されていない)の中へ送り込む。
鏡150が、フィルム面への光の通過を阻止する光阻止
位置へ作動せしめられた後、露出制御モジュール72
は、シャッタ駆動部26およびこれに連結されたシャッ
タ機構18を作動せしめ、その1次すなわち撮影開口を
完全開放位置へ移動させる。フィルム給送装置156が
露光済みフィルムユニットを上述のローラ対を通して移
動させ終ると、フィルム移動完了信号が、径路182を
経て露出制御モジュール72へ送られ、さらに径路16
6を経て、これに接続されたマイクロコントローラ13
4へ送られる。露出制御モジュール72は、このフィル
ム移動完了信号を受けると、径路160を経て電子フラ
ッシュ装置56の充電を開始する。電子フラッシュ装置
56を主蓄電キャパシタ58が完全に充電されると、そ
のことは径路160を経て検出され、露出制御モジュー
ル72は、カメラ10の露出制御装置を次の露出サイク
ルの開始可能状態にする。
ル72は、鏡150を光阻止位置へ向けて作動せしめる
と共に、フィルム給送装置156およびこれに含まれる
駆動モータ(図示されていない)を作動せしめて、露光
済みの自動現像式フィルムユニットの給送および処理を
開始する。フィルム給送装置156はこれによって径路
178を経てカセット154内にある露光済みフィルム
ユニットを、前述のように、隣接する1対の処理ローラ
(図示されていない)のかみ合いの間に送り込み、処理
液をあるフィルム層間に拡げ、またその露光済みフィル
ムユニットを自動現像式カメラ10のハウジング180
の排出スロット(図示されていない)の中へ送り込む。
鏡150が、フィルム面への光の通過を阻止する光阻止
位置へ作動せしめられた後、露出制御モジュール72
は、シャッタ駆動部26およびこれに連結されたシャッ
タ機構18を作動せしめ、その1次すなわち撮影開口を
完全開放位置へ移動させる。フィルム給送装置156が
露光済みフィルムユニットを上述のローラ対を通して移
動させ終ると、フィルム移動完了信号が、径路182を
経て露出制御モジュール72へ送られ、さらに径路16
6を経て、これに接続されたマイクロコントローラ13
4へ送られる。露出制御モジュール72は、このフィル
ム移動完了信号を受けると、径路160を経て電子フラ
ッシュ装置56の充電を開始する。電子フラッシュ装置
56を主蓄電キャパシタ58が完全に充電されると、そ
のことは径路160を経て検出され、露出制御モジュー
ル72は、カメラ10の露出制御装置を次の露出サイク
ルの開始可能状態にする。
【0041】上述の露出制御装置においては、フラッシ
ュ放電管64が形成する人工光源は、被写界を可視およ
び赤外光の双方で照明するのに使用された。フラッシュ
放電管64は、露出時間の前に1回と、後に1回、結局
露出サイクル中に2回被写界を照明する。露出時間中に
は、可視および赤外光の双方が露出制御のために用いら
れた。しかし、露出時間の直前、またはその初期段階に
おいては、フラッシュ放電管64からの赤外光のみが露
出制御のために用いられた。フラッシュ放電管64を2
回点火し、それによって発生する照明の赤外部を露出時
間の前に被写体反射率の決定に利用することにより、必
要な照明源は1つだけになる。しかし、露出時間中およ
び露出時間前の照明は、2つの別個の光源によって与え
ることもできる。1つの光源は、可視および赤外光の双
方を発生するフラッシュ放電管64として、これを露出
時間中に使用することができる。他の光源は、露出時間
の前に赤外光のみを発射すればよく、従って、その目的
のためには、例えば赤外発光ダイオードを使用すること
ができる。
ュ放電管64が形成する人工光源は、被写界を可視およ
び赤外光の双方で照明するのに使用された。フラッシュ
放電管64は、露出時間の前に1回と、後に1回、結局
露出サイクル中に2回被写界を照明する。露出時間中に
は、可視および赤外光の双方が露出制御のために用いら
れた。しかし、露出時間の直前、またはその初期段階に
おいては、フラッシュ放電管64からの赤外光のみが露
出制御のために用いられた。フラッシュ放電管64を2
回点火し、それによって発生する照明の赤外部を露出時
間の前に被写体反射率の決定に利用することにより、必
要な照明源は1つだけになる。しかし、露出時間中およ
び露出時間前の照明は、2つの別個の光源によって与え
ることもできる。1つの光源は、可視および赤外光の双
方を発生するフラッシュ放電管64として、これを露出
時間中に使用することができる。他の光源は、露出時間
の前に赤外光のみを発射すればよく、従って、その目的
のためには、例えば赤外発光ダイオードを使用すること
ができる。
【0042】本発明の以上の説明から、本技術分野に精
通した者ならば、本発明の真の範囲から逸脱することな
く、さまざまな改変が可能であることがわかるはずであ
る。ここに説明された実施例は、単に例示的なものであ
り、本発明を包括する唯一の実施例と考えてはならな
い。
通した者ならば、本発明の真の範囲から逸脱することな
く、さまざまな改変が可能であることがわかるはずであ
る。ここに説明された実施例は、単に例示的なものであ
り、本発明を包括する唯一の実施例と考えてはならな
い。
【図1】本発明の電子フラッシュ式写真機の一部をなす
フラッシュ放電管の付勢および消勢を制御するための電
気回路の実施例を用いた、電子フラッシュ式写真機の構
造図。
フラッシュ放電管の付勢および消勢を制御するための電
気回路の実施例を用いた、電子フラッシュ式写真機の構
造図。
【図2】Aは、図1にも概略的に示されている走査形シ
ャッタ羽根機構の分解斜視図。Bは、図2Aのシャッタ
羽根機構の組立てられた状態における、部分断面平面
図。
ャッタ羽根機構の分解斜視図。Bは、図2Aのシャッタ
羽根機構の組立てられた状態における、部分断面平面
図。
【図3】図1の電子フラッシュ式カメラにおけるフラッ
シュ放電管の光出力を制御するための電気回路の詳細な
構造図。
シュ放電管の光出力を制御するための電気回路の詳細な
構造図。
【図4】IGBTトリガ信号およびこれに対するIGB
Tの応答の、時間の関数としてのグラフ。
Tの応答の、時間の関数としてのグラフ。
10 電子フラッシュ式写真機 12 撮影レンズ 14 被写体 16 フィルム面 18 シャッタ羽根機構 20A,20B 羽根要素 56 電子フラッシュ装置 58 主蓄電キャパシタ 64 フラッシュ放電管 67 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ 76 陽極 78 陰極 80 トリガ電極 88 阻止ダイオード 98 倍電圧キャパシタ 114 トリガキャパシタ 122 昇圧変圧器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−32015(JP,A) 特開 昭64−17033(JP,A) 特開 昭63−27822(JP,A) 特開 平1−282529(JP,A) 特開 平2−942(JP,A) 特開 昭49−104624(JP,A) 特表 昭57−501148(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】 被写界内の人物被写体を少なくとも可視
光成分を有する光によって照明するための電子フラッシ
ュと、 露光開口を画定する羽根機構であって、該羽根機構が光
路に対して光阻止関係にあることにより該光路に沿って
フィルム面へ送られる被写界光を阻止する光阻止配置
と、該羽根機構が該光路に対して光非阻止関係にあるこ
とにより該露光開口を経ての該フィルム面への被写界光
の通過を可能ならしめる光非阻止配置との間で移動しう
るように取付けられていて、該羽根機構が該光阻止配置
と該光非阻止配置との間で作動せしめられて露出時間を
発生した時被写界光を前記露光開口を経て前記フィルム
面へ通過せしめる前記羽根機構と、 該羽根機構を作動せしめて前記露出時間を発生せしめ、
また前記電子フラッシュを作動せしめて前記被写体を該
露出時間の直前に照明することによりある被写体特性を
評価するための制御手段であって、該露出前照明の光に
よって照明されたときに前記人物被写体がまぶたを閉じ
ることを避けるために該露出前照明がその後の露出時間
より前の十分に短い長さの時間内にあり、該露出前照明
により前記その後の露出時間中に前記人物被写体がまば
たきを起こさないようにできる前記制御手段と、 を含む、写真機の露出制御装置。 - 【請求項2】 前記電子フラッシュが、陽極と、陰極
と、該陽極および該陰極の間に発光電流を発生せしめる
ためのトリガ信号が印加されるトリガ電極とを含み、前
記制御手段が、前記電子フラッシュと電気的に直列に接
続され、導通状態と非導通状態との間で作動せしめられ
うるスイッチング要素を含み、該スイッチング要素が、
前記トリガ電極にトリガ信号が印加された後、前記短い
長さの時間内に該導通状態から該非導通状態へ作動せし
められることによって、前記電子フラッシュを通り前記
陽極および前記陰極の間を流れる発光電流を遮断する請
求項1記載の露出制御装置。 - 【請求項3】 前記スイッチング要素が絶縁ゲート型バ
イポーラトランジスタである、請求項2記載の露出制御
装置。 - 【請求項4】 前記絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タがコレクタ端子およびエミッタ端子を有し、該トラン
ジスタが、該コレクタ端子および該エミッタ端子の間を
前記発光電流を通過させる導通状態と、該電流の通過を
阻止する非導通状態との間で作動されうるようになって
おり、前記電子フラッシュの陰極上のある極性の電圧変
動が該絶縁ゲート型バイポーラトランジスタの前記導通
状態にある時の動作に影響を与えることを阻止するダイ
オードによって、前記コレクタ端子が前記電子フラッシ
ュの陰極に接続されている、請求項3記載の露出制御装
置。 - 【請求項5】 前記電子フラッシュが、陽極と、陰極
と、該電子フラッシュの点火を開始させるためのトリガ
信号が印加されるトリガ電極とを含み、前記制御手段
が、選択された電圧の大きさを2倍にし、この2倍にさ
れた大きさの電圧を、該電子フラッシュの点火を開始せ
しめるためのトリガ信号が前記トリガ電極に印加される
直前または印加されるのと同時に、前記陽極と前記陰極
との間に印加する手段を含む、請求項1記載の露出制御
装置。 - 【請求項6】 前記電子フラッシュが、陽極と、陰極
と、該陽極および該陰極の間に発光電流を発生せしめる
ためのトリガ信号が印加されるトリガ電極とを含み、前
記制御手段が、該陽極および陰極に電気的に直列に接続
されたコレクタ端子およびエミッタ端子を有する絶縁ゲ
ート型バイポーラトランジスタを含み、該トランジスタ
が、該コレクタ端子およびエミッタ端子の間を前記発光
電流を通過せしめうる導通状態と、該電流の通過を阻止
する非導通状態との間で作動せしめられうるようになっ
ており、該コレクタ端子が、前記電子フラッシュに陰極
上のある極性の電圧変動が該絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタの前記導通状態にある時の動作に影響を与え
ることを阻止するダイオードによって、前記電子フラッ
シュの陰極に接続されている、請求項1記載の露出制御
装置。 - 【請求項7】 フィルム面を画定するための手段を有す
る電子フラッシュ式写真機であって、 被写界からの写像光線を光路に沿って前記フィルム面内
に配置された感光材料上へ送るためのレンズ装置と、 被写界内の人物被写体を少なくとも可視光成分を有する
光によって照明するための電子フラッシュと、 露光開口を有するシャッタ機構であって、該シャッタ機
構が該露光開口および前記光路に対して光阻止関係にあ
ることにより該光路に沿ってフィルム面へ送られる被写
界光を阻止する光阻止配置と、該シャッタ機構が該露光
開口および該光路に対して光非阻止関係にあることによ
り該フィルム面への被写界光の通過を可能ならしめる光
非阻止配置と、の間で移動しうるように取付けられてい
て、該シャッタ機構が該光阻止配置と該光非阻止配置と
の間で作動せしめられて露出時間を発生した時被有界光
を前記フィルム面へ通過せしめる前記シャッタ機構と、 該シャッタ機構を作動せしめて前記露出時間を発生せし
め、また前記電子フラッシュを作動せしめて前記被写体
を該露出時間の直前に照明することによりある被写体特
性を評価するための制御手段であって、該露出前照明の
光によって照明されたときに前記人物被写体がまぶたを
閉じることを避けるために該露出前照明がその後の露出
時間より前の十分に短い長さの時間内にあり、該露出前
照明により前記その後の露出時間中に前記人物被写体が
まばたきを起こさないようにできる前記制御手段とを含
む、電子フラッシュ式写真機。 - 【請求項8】 前記電子フラッシュが、陽極と、陰極
と、該陽極および該陰極の間に発光電流を発生せしめる
ためのトリガ信号が印加されるトリガ電極とを含み、前
記制御手段が、該電子フラッシュの該陽極および該陰極
に電気的に直列に接続されたコレクタ端子およびエミッ
タ端子を有する絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを
含み、該トランジスタが、前記電子フラッシュの陽極お
よび陰極の間および該コレクタ端子および該エミッタ端
子の間を前記発光電流を通過せしめうる導通状態と、該
電流の通過を阻止する非導通状態との間で作動せしめら
れうるようになっており、該絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタが、前記トリガ電極にトリガ信号が印加され
た後、前記短い長さの時間内に該導通状態から該非導通
状態へ作動せしめられることによって、前記電子フラッ
シュを通り前記陽極および前記陰極の間を流れる発光電
流を遮断しうるようになっている、請求項7記載の電子
フラッシュ式写真機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/498,767 US5051768A (en) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | Electronic flash apparatus for reducing the incidence of human eyelid closures during exposure |
US498767 | 1990-03-26 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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AT (1) | ATE136128T1 (ja) |
CA (1) | CA2029474C (ja) |
DE (1) | DE69026239T2 (ja) |
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JP2841756B2 (ja) * | 1990-06-28 | 1998-12-24 | 株式会社ニコン | 電子閃光装置 |
JP3297446B2 (ja) * | 1991-06-26 | 2002-07-02 | ウエスト電気株式会社 | ストロボ装置 |
JP3639358B2 (ja) * | 1995-09-22 | 2005-04-20 | オリンパス株式会社 | 電子制御カメラ |
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JPS6032015A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-19 | Canon Inc | カメラ |
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-
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-
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