JP4200552B2 - スレーブ制御装置及びスレーブ機能付きのストロボ - Google Patents

スレーブ制御装置及びスレーブ機能付きのストロボ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真撮影におけるワイヤレス増灯システムに使用されるスレーブ制御装置及びスレーブ機能付きのストロボに関する。特に、本発明は、スレーブストロボの発光を任意に禁止することができる機能を有するスレーブ制御装置及びスレーブ機能付きのストロボに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤレス増灯システムにおいて、スレーブストロボは、その受光部でマスターストロボの発光開始を検出して、発光を開始し、マスターストロボの発光停止を検出して、その発光を停止していた。
その際に、スレーブストロボの受光部が、スレーブストロボ自らの発光による被写体からの反射光を検出してしまうと、マスターストロボの発光停止を検出することができなくなり、スレーブストロボはフル発光してしまう。その結果、写真は、露出オーバーとなり、撮影者の意図したとおりの写真とはならない不都合を生じる。
【0003】
そのため、従来は、マスターストロボとスレーブストロボを協動させるために何らかの発光制御信号をマスターストロボからスレーブストロボへ送信していた。
例えば、マスターストロボが本発光をする前後に予備発光を行い、スレーブストロボは、本発光前の予備発光を検出し、その予備発光からスレーブストロボに設定された一定時間内に本発光があったときに、スレーブストロボは、その発光を開始する。そして、スレーブストロボの発光開始からスレーブストロボに設定された一定時間内に、マスターストロボが、本発光後の予備発光を行い、スレーブストロボは、その予備発光を検出してスレーブストロボの発光を停止していた。
【0004】
あるいは、マスターストロボの予備発光の代わりに電波を使用し、スレーブストロボの発光を制御していた。
なお、本発光とは、被写体をフィルムに写すための発光である。
また、スレーブストロボの受光部は、マスターストロボの発光のみを検出し、スレーブストロボ自らの発光による被写体からの反射光を検出しないように、受光部にフードを設けるなどして、受光部に指向性を持たせ、かつ、受光部は、受光部がマスターストロボの方向に的確に向くように、回動自在になっていた。
【0005】
このように、従来は、マスターストロボとスレーブストロボとからなる系に関する課題のみを認識し、スレーブストロボの誤発光を防止しようとしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、マスターストロボとスレーブストロボからなる系外の他のストロボからの影響が問題となり始めている。
【0007】
特に、結婚式や各種イベントの会場では、多数の撮影者が多数のストロボを使用することから、マスターストロボとスレーブストロボからなる系以外の他のストロボが存在する。しかも、ケーキへの入刀やキャンドルサービスなどの如く多数の撮影者にとって撮影したいシャッターチャンスは、同じである。
従って、このような会場では、他のストロボの発光をマスターストロボからの発光制御信号と錯覚し、スレーブストロボは、誤発光してしまう問題がある。特に、他の撮影者が同じ仕組みの増灯システムを使用していた場合には、誤発光は、顕著に発生する。
【0008】
このような、マスターストロボとスレーブストロボからなる系外の他のストロボからの影響による問題点は、増灯システムが開発されてから約20年になるがこれまで認識されていなかったものである。
さらに、シャッターチャンスは、いつ如何なる状況で訪れるかわからないものであるから、ただ単に誤発光を防止するだけでなく、誤発光を防止する操作を容易にかつ機動的に行う必要もある。
【0009】
一方、仮に、発光制御信号を複雑な取決めにすれば、このような問題点を解決することができる可能性はある。
しかし、発光制御信号を複雑な取り決めにすれば、回路が当然複雑になり、カメラは、その分だけ高価になるという問題が生じる。そして、複雑な取決めに対応した複雑な回路を新たに追加することになるため、カメラの容積と重量とを大きく増すことになり、撮影時における機動性と携帯性を損なうという問題を生じる。
【0010】
さらに、発光制御信号を複雑な取決めにすれば、スレーブストロボは、特定のマスターストロボの専用機となるため、特定の増灯システムにのみ使用することができ他の増灯システムでは使用することができなくなるという問題も生じ、その汎用性を失う。
特に、ストロボは、カメラアクセサリーであるため、カメラごとのあるいはマスターストロボごとの専用機となることは望ましくない。むしろ、汎用性を確保して、カメラやマスターストロボを更新しても、これまでのストロボを資産として利用できるようにすることが望ましい。
【0011】
すなわち、上記のようなマスターストロボとスレーブストロボからなる系外のストロボからの影響による問題点を解決しつつ、操作性、低廉性、機動性、携帯性及び汎用性を確保しなければならない。
そこで、の発明では、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止することができるスレーブ制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
の発明では、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止することができるスレーブ機能付きのストロボを提供することを目的とする。
【0013】
の発明では、さらに、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止する操作を容易にかつ機動的に行うことができるスレーブ制御装置を提供することを目的とする。
さらに、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止する機能を低廉で提供することができ、撮影する際の機動性及び携帯性を確保することができ、かつ、特定の増灯システムにその使用を限定することのない汎用性を備えたスレーブ制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
の発明では、さらに、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止する操作を容易にかつ機動的に行うことができるスレーブ機能付きのストロボを提供することを目的とする。
さらに、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止する機能を低廉で提供することができ、撮影する際の機動性及び携帯性を確保することができ、かつ、特定の増灯システムにその使用を限定することのない汎用性を備えたスレーブ機能付きのストロボを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムに使用するスレーブストロボに接続するスレーブ制御装置において、筐体と、筐体の所定面上に支持されており、マスターストロボからの発光を受光する受光部と、受光部からの光電流に応じて発生し且つスレーブストロボを発光させるためにスレーブストロボのシンクロ接点へ出力される発光開始信号の、シンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ筐体の所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材と備え、スイッチ部材は、発生した発光開始信号のシンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容することを特徴とする。
【0016】
(請求項2)
請求項1に記載のスレーブ制御装置において、スイッチ部材は、発光開始信号をスレーブストロボのシンクロ接点へ伝達する電線の間に設けられており、外部操作により該発光開始信号の該シンクロ接点への伝達を禁止するスイッチを含むことを特徴とする
【0017】
(請求項3)
マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムに使用するスレーブストロボに接続するスレーブ制御装置において、筐体と、筐体の所定面上に支持されており、マスターストロボからの発光を受光する受光部と、受光部からの光電流に応じて、マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路と、受光信号を受けて発光開始を検出し、スレーブストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、受光信号を受けて発光停止を検出し、スレーブストロボを発光停止にする発光停止信号を発生する発光停止信号発生回路と、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号の、スレーブストロボのシンクロ接点へ伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ筐体の所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材と、スレーブストロボのシンクロ接点に接続される第1の端子とスレーブストロボの発光を停止させる接点に接続される第2の端子とを備える接続端子部とを備え、受光信号発生回路は、発光開始信号発生回路とスイッチ部材とを介して、第1の端子に接続し、受光信号発生回路は、発光停止信号発生回路を介して、第2の端子に接続し、接続端子部は、スレーブストロボに電気的に接続し、スイッチ部材は、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号のシンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容することを特徴とする。
【0018】
(請求項4)
請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のスレーブ制御装置において、受光部およびスイッチ部材を備えた把持部を設けるとともに、スイッチ部材は、受光部を遮蔽しないように把持された手の指が届く範囲に設けられていることを特徴とする。
【0019】
(請求項5)
マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムにおけるスレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、筐体と、筐体の所定面上に支持されており、マスターストロボからの発光を受光する受光部と、受光部からの光電流に応じて発生し且つスレーブストロボを発光させるためにスレーブストロボのシンクロ接点へ出力される発光開始信号の、シンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ筐体の所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、スイッチ部材は、発生した発光開始信号のシンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容することを特徴とする
【0020】
(請求項
マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムのスレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、筐体と、筐体の所定面上に支持されており、マスターストロボからの発光を受光する受光部と、受光部からの光電流に応じて、マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路と、受光信号を受けて発光開始を検出し、ストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、受光信号を受けて発光停止を検出し、ストロボを発光停止にする発光停止信号を発生する発光停止信号発生回路と、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号の、ストロボのシンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ筐体の所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、受光部は、受光信号発生回路と接続し、受光信号発生回路は、発光開始信号発生回路とスイッチ部材とを介して、ストロボのシンクロ接点に接続し、受光信号発生回路は、発光停止信号発生回路を介して、ストロボの発光を停止させる接点に接続し、スイッチ部材は、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号のシンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容することを特徴とする。
【0021】
(請求項
マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムにおけるスレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、筐体と、筐体の所定面上に支持されており、マスターストロボからの発光を受光する受光部と、受光部からの光電流に応じて、マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路、受光信号を受けて発光開始を検出し、ストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、受光信号を受けて発光停止を検出し、ストロボを発光停止にする発光停止信号を発生する発光停止信号発生回路と、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号の、ストロボのシンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ筐体の所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、受光部は、受光信号発生回路と接続し、受光信号発生回路は、発光開始信号発生回路とスイッチ部材とを介して、ストロボのシンクロ接点に接続し、受光信号発生回路は、発光停止信号発生回路を介して、ストロボの発光を停止させる接点に接続し、スイッチ部材は、発光開始信号発生回路で発生した発光開始信号のシンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容することを特徴とする。
【0022】
(請求項
請求項のうちの何れか一項に記載のスレーブ機能付きのストロボにおいて、ストロボの筐体は、把持部を形成し、スイッチ部材は、受光部を遮蔽しないように把持された手の指が届く範囲に設けられていることを特徴とする
【0023】
(請求項1、請求項および請求項の作用)
このような構成のスレーブ制御装置またはスレーブ機能付きのストロボでは、スレーブ制御装置をスレーブストロボに装着して使用したとき、または、スレーブ機能付きのストロボをスレーブストロボとして使用したとき、スレーブストロボのシンクロ接点に出力されるスレーブストロボの発光開始信号を遮断する機能を設けたので、マスターストロボとスレーブストロボからなる系外のストロボの発光などによる誤発光のおそれがある場合に、この機能を利用することにより、スレーブストロボの誤発光を防止することができる。
また、かかる発光開始信号を遮断する機能をスレーブストロボのメインスイッチとは、別途に設けたので、スレーブストロボの誤発光を任意にかつ一時的に行うことができる。
なお、一般には、スレーブ制御装置とは、ワイヤレス増灯システムのスレーブストロボのシンクロ接点に接続し、カメラのシャッターの作動と同調したマスターストロボが発光すると、スレーブストロボの受光部がマスターストロボの発光を検出してこれに合わせてスレーブストロボを発光させる装置をいい、スレーブ・ユニット(slave unit)、ワイヤレス増灯装置ともいう。
また、スレーブ機能付きのストロボは、ワイヤレス増灯システムのスレーブストロボとして使用するだけでなく、マスターストロボとしても、あるいは、単灯の通常のストロボとしても使用することができるものである。
(請求項3および請求項の作用)
このような構成のスレーブ制御装置またはスレーブ機能付きのストロボでは、スレーブ制御装置をスレーブストロボに装着して使用したとき、または、スレーブ機能付きのストロボをスレーブストロボとして使用したとき、スレーブストロボのシンクロ接点に出力されるスレーブストロボの発光開始信号を遮断するスイッチを設けたので、マスターストロボとスレーブストロボからなる系外のストロボの発光などによる誤発光のおそれがある場合に、この機能を利用することにより、スレーブストロボの誤発光を防止することができる。
【0024】
また、かかる発光開始信号を遮断するスイッチをスレーブストロボのメインスイッチとは、別途に設けたので、スレーブストロボの誤発光を任意にかつ一時的に行うことができる。
さらに、このようなスイッチを、スレーブ制御装置またはスレーブ機能付きのストロボを把持した場合に容易に指が届く位置に設けたので、スイッチ操作を容易にかつ機動的に行うことができる。しかも、そのような範囲にスイッチを設けたため、スイッチ操作によってスレーブストロボが動揺することなく安定した位置で支えることができるので、思い通りのライティングをすることができる。
【0025】
また、スレーブストロボのシンクロ接点に出力されるスレーブストロボの発光開始信号を遮断する機能をスイッチによって実現したので、ワイヤレス増灯システム全体の重量及び容積をほとんど増加させることがない。そのため、撮影する際の機動性及び携帯性を従来のワイヤレス増灯システムと同じ程度に確保することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明における実施の形態を説明する。
(第1の実施形態の構成)
第1の実施形態は、請求項1ないしに記載の発明に対応するスレーブ制御装置1の実施形態である。図1ないし図5に基づいて第1の実施形態を説明する。
【0027】
図1は、第1の実施形態のスレーブ制御装置1の斜視図である。
図1において、スレーブ制御装置1の筐体50の上面に、スレーブストロボ200と接続するためのホットシュー75が、図1のA方向に自在に回動することができるように、具設されている。このホットシュー75とスレーブストロボ200のクリップとは、嵌合することができる。
【0028】
また、この筐体50の両側面に、マスターストロボ201からの発光信号を受光するための受光窓52を含む部材53を挟持する部分が突設されている。この2つの突設する部分の内側の各々に、部材53を枢支するための軸状突起が設けられている。部材53には、軸状突起と係合する部分が凹設され、突設する部分に挟持された部材53は、軸状突起を中心に図1のB方向に自在に回動することができる。そのため、マスターストロボ201からの発光信号を受光するために、容易な方向に受光窓52を向けることができる。
【0029】
さらに、受光窓52のある側面と約90度をなすこの筐体50の一側面に、押しボタンスイッチ51が取り付けられている。この押しボタンスイッチ51のボタンを押すことによって、スレーブストロボ200の発光を任意にかつ一時的に禁止することができる。また、そのボタンを押していないときは、スレーブ制御装置1からの発光開始信号をスレーブストロボ200に伝達する。
【0030】
なお、押しボタンスイッチ51の取り付け範囲については、後述する。また、押しボタンスイッチ51は、b接点である。
図2は、第1の実施形態のスレーブ制御装置1の回路図である。なお、ブロックで示した部分は、トランジスタ、ダイオード、抵抗器、コンデンサなどの回路素子を使用して、通常の設計技術を用いて実現できる回路である。
【0031】
図2において、ホットシュー75には、発光開始信号を出力するX端子91、発光停止信号を出力するSTP端子93、スレーブ制御装置1に電源を供給するプラス端子92及び基準電圧となるGND端子94がある。ホットシュー75にスレーブストロボ200のクリップを嵌合することによって、発光開始信号を出力するX端子91がスレーブストロボ200のシンクロ接点に接続され、発行停止信号を出力する端子93がスレーブストロボ200の発光を停止させる接点に接続され、スレーブ制御装置1に電源を供給するプラス端子92がスレーブストロボ200の電源のプラスに接続され、基準電圧となるGND端子94がスレーブストロボ200のGNDに接続され、スレーブ制御装置1とスレーブストロボ200とは、電気的に接続される。スレーブ制御装置1は、GND端子94を介して、スレーブストロボ200の回路によって接地される。
【0032】
なお、スレーブストロボ200は、通常TTL(through the lens)調光カメラと組み合わされて使用される普通のストロボである。
プラス端子92は、抵抗81と抵抗83とコンデンサ84とを介してGND端子94に接続される。また、抵抗81は、抵抗83と接続されていない一方の端子でホトダイオード80のカソード端子と接続される。ホトダイオード80のアノード端子は、トランジスタ85のコレクタ端子に接続され、トランジスタ85のエミッタ端子は、GND端子に接続される。また、トランジスタ85のベース端子は、抵抗83とコンデンサ84の中点に接続される。さらに、抵抗81と抵抗83の中点にアノード端子を接続したダイオード82が接続され、そのカソード端子は、ホトダイオード80のアノード端子(トランジスタ85のコレクタ端子でもある。)に接続されている。
【0033】
このホトダイオード80は、マスターストロボ201からの発光を受光する。また、この抵抗81、抵抗83、ダイオード82及びトランジスタ85は、AGC(Automatic Gain Control)回路を構成し、トランジスタ85のコレクタ端子は、AGC回路の出力端子である。
このAGC回路の出力端子であるトランジスタ85のコレクタ端子は、電圧増幅回路86の入力端子に接続される。電圧増幅回路86は、AGC回路の出力を増幅し、その出力端子は、微分回路87の入力端子に接続される。微分回路87の出力端子は、続く発光開始信号発生回路72及び発光停止信号発生回路73の各入力端子に接続される。
【0034】
発光開始信号発生回路72の出力端子は、押しボタンスイッチ51を介して、X端子91に接続される。また、発光停止信号発生回路73の出力端子は、STP端子93に接続される。
(本発明と第1の実施形態との対応関係)
以下、請求項1ないしに記載の発明と第1の実施形態との対応関係について説明する。
【0035】
請求項1ないしに記載の発明と第1の実施形態との対応関係については、受光部はホトダイオード80に対応し、受光信号発生回路は、抵抗81、抵抗83、コンデンサ84、ダイオード82、トランジスタ85、電圧増幅回路86及び微分回路87からなる回路に対応し、発光開始信号発生回路は発光信号発生回路72に対応し、発光停止信号発生回路は発光信号発生回路73に対応し、スイッチは押しボタンスイッチ51に対応し、第1の端子はX端子91に対応し、第2の端子はSTP端子93に対応する。
【0036】
(第1の実施形態の作用効果)
図3は、第1の実施形態のスレーブ制御装置1を使用して撮影する状況を表した模式図である。
図3(a)において、スレーブ制御装置1は、そのホットシュー75とスレーブストロボ200のクリップとによって、スレーブストロボ200に嵌着される。
【0037】
図3(b)において、撮影者は、マスターストロボ201を備えたカメラ202を一方の手で持ち、第1の実施形態のスレーブ制御装置1を嵌着したスレーブストロボ200を他方の手で持つ。この際、スレーブ制御装置1の受光窓52を手で遮蔽しないようにスレーブ制御装置1またはスレーブストロボ200を把持し、押しボタンスイッチ51を容易に操作できる指で押しボタンスイッチ51に指をかける。
【0038】
ホットシュー75と、受光窓52を有する部材53とは、図1に示すように各々自在に回動するので、マスターストロボ201とスレーブストロボ200とがどのような位置関係にある場合でも、スレーブ制御装置1の受光窓52をマスターストロボ201の方向に的確に向けることができる。
【0039】
図4は、図2の回路の動作を説明するための出力波形図である。
図4において、図4の(a)はマスターストロボ201の発光波形、(b)はトランジスタ85の出力波形、すなわち、コレクタの電位波形、(c)はコレクタ電位の微分波形、(d)は発光開始信号発生回路72の出力波形、(e)は発光停止信号出力回路73の出力波形、(f)はスレーブストロボ200の発光波形である。
【0040】
なお、BCPS(beam candle power seconds)とは、ビーム燭光1秒のことであり、ストロボの光出力を示す単位である。これは、一定方向に対してある時間内に放射される光の出力を明るさの単位で表示したもので、ガイドナンバーとは、
ガイドナンバー(メートル)=√(0.0055×BCPS×ISO感度)
の関係にある。
【0041】
図2ないし図4を用いて第1の実施形態のスレーブ制御装置1の動作を説明する。
まず始めに、押しボタンスイッチ51を操作して回路を閉じた状態、すなわち、マスターストロボ201の発光に従って、スレーブストロボ200は、発光を開始し、マスターストロボ201の発光停止に従って、スレーブストロボ200は、発光を停止する場合について説明する。
【0042】
撮影の開始前では、マスターストロボ201が発光していないので、ホトダイオード80に光電流は、流れない。または、その光電流は、発光開始信号発生回路72によって発光開始信号を発生させるには不十分なほど非常に少ない状態である。
このとき、トランジスタ85のベース電流は、抵抗83を介して流れ込み、トランジスタ85を動作させ、トランジスタ85のコレクタ電流は、抵抗81、ダイオード82を介して流れ込む。コレクタ電流は、ベース電流に電流増幅率(hfe)を乗じた値となり、その結果、コレクタ電圧(Vce)は、約0.1ボルトとなる。なお、コンデンサ84は、トランジスタ85のベース電流に対して遅延要素となる。
【0043】
撮影が開始され、シャッターを切るとカメラ202内のシンクロ接点が閉じて電流が流れ、マスターストロボ201は、発光を開始する。発光を開始したマスターストロボ201は、被写体がマスターストロボ201とスレーブストロボ200との照明で適正露光に達したか否かをカメラ202のTTL調光によって判断され、適正露光に達するとその発光を停止する(図4(a)参照)。
【0044】
マスターストロボ201が発光を開始すると、スレーブ制御装置1のホトダイオード80は、受光窓52を通してその発光を受光し、光電流をトランジスタ85のコレクタに流す。光電流が、トランジスタ85のコレクタに流入すると、コレクタ電圧(Vce)は、上昇を開始し、それに連れてダイオード82のアノード側の電圧が上昇し、その結果、抵抗83に流れる電流が増加する。トランジスタ85のベース電圧(Vbe)は、コンデンサ84を充電するために時間を要するので、その時間分遅れて上昇し、その上昇に従ってトランジスタ85のベース電流(Vbe)が増加する。この結果、トランジスタ85は、光電流分増加したコレクタ電流を駆動できるようになり、コレクタ電圧(Vce)は、マスターストロボ201の発光を受光する前の電圧よりやや高い電圧で上昇が止まる(図4(b)V1参照)。このようにAGC回路によって、ホトダイオード80がマスターストロボ201の発光の開始を検出するとトランジスタ85のコレクタ電圧(Vce)は、一瞬上昇する。
【0045】
このコレクタ電圧(Vce)は、AGC回路の出力となって電圧増幅回路86に入力され、コレクタ電圧(Vce)は、増幅される。増幅されたコレクタ電圧(Vce)は、微分回路87に入力されて正の微分パルス(V2)を発生させる(図4(c)参照)。
【0046】
この正の微分パルス(V2)は、発光開始信号発生回路72によって検出され、スレーブストロボ200の発光開始を指令するトリガー(V4)を発生させる(図4(d)参照)。このトリガー(V4)は、通常HiレベルであるX端子91の電圧を一時的にHiレベルからLowレベルにする状態である。
なお、このとき、発光停止信号発生回路73は、正の微分パルス(V2)では作動しない。
【0047】
この発光開始を指令するトリガー(V4)は、閉じている押しボタンスイッチ51を介して、X端子91に伝達され、スレーブストロボ200のシンクロ接点を作動させ、スレーブストロボ200の発光を開始させる(図4(f)参照)。一方、マスターストロボ201とスマートストロボ200との照明によって、被写体が適正に露光されると、TTL調光によってマスターストロボ201は、発光を停止する(図4(a)参照)。
【0048】
その発光の停止によって、ホトダイオード80の光電流がなくなり、コレクタ電圧(Vce)は、降下する(図4(b)V1参照)。
このコレクタ電圧(Vce)の降下は、微分回路87によって負の微分パルス(V3)を発生させる(図4(c)参照)。
この負の微分パルス(V3)は、発光停止信号発生回路73によって検出され、スレーブストロボ200の発光停止を指令するトリガー(V5)を発生させる(図4(e)参照)。このトリガー(V5)は、通常HiレベルであるX端子91の電圧を一時的にHiレベルからLowレベルにする状態である。
【0049】
なお、このとき、発光開始信号発生回路72は、負の微分パルス(V3)では作動しない。
この発光停止を指令するトリガー(V5)は、STP端子93に伝達され、スレーブストロボ200の発光を停止させる(図4(f)参照)。
このようにして、押しボタンスイッチ51を閉じている状態では、スレーブ制御装置1は、ワイヤレス増灯システムのスレーブストロボ200をそのマスターストロボ201に同期するように発光させる。
【0050】
次に、押しボタンスイッチ51を操作して回路を開いた状態、すなわち、スレーブストロボ200の誤発光を防止する場合について説明する。
この場合には、マスターストロボ201または他のストロボの発光開始によって、上述の押しボタンスイッチ51を操作して回路を閉じた状態の場合と同様に、ホトダイオード80からなる受光部70、AGC回路、電圧増幅回路86、微分回路87及び発光開始信号発生回路72は、動作する。
【0051】
しかし、発光開始信号発生回路72によって発生したトリガー(V4)は、押しボタンスイッチ51によって回路が開かれているので、X端子91には、伝達されない。
したがって、スレーブ制御装置1に接続しているスレーブストロボ200のシンクロ接点は、動作しない。そのため、スレーブストロボ200は、発光を開始しない。
【0052】
また、押しボタンスイッチ51は、操作している場合にのみ回路を開いた状態にするので、任意にかつ一時的にスレーブストロボの発光を禁止することができる。
さらに、スレーブストロボ200のメインスイッチを切ることなく、スレーブストロボ200の発光禁止を発光開始信号発生回路72とX端子91との間の押しボタンスイッチ51で操作するので、仮にメインスイッチを切ると発光部のズーム機能や赤目軽減機能など撮影状況に応じた諸設定をリセットするストロボであっても、かかる諸設定を維持することができる。また、スレーブストロボ200のメインスイッチを切ることなく、押しボタンスイッチ51でその発光禁止を操作するので、スレーブストロボ200を発光させるためのエネルギーを充電するコンデンサを他のストロボの発光などによる誤発光によって放電しないで済む。そのため、コンデンサは充電された状態を維持しているので、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。
【0053】
(スイッチの取り付け範囲)
次に、このように便利な押しボタンスイッチ51の取り付け範囲について説明する。
図5は、押しボタンスイッチ51の取り付け範囲を説明する図である。なお、図5において、スレーブストロボ200は、省略し、記載していない。図5の(a)及び(b)は、図1に示すY方向からスレーブ制御装置1を見た場合の図であり、(c)及び(d)は、図1に示すX方向からスレーブ制御装置1を見た場合の図である。
【0054】
図5の(a)において、スレーブ制御装置1は、左手によって把持される。この左手の掌、親指101、人差指102、中指103及び小指105によってスレーブ制御装置1の筐体50を包み込むようにして筐体50を支持する。親指101及び人差指102は、筐体50の上部から支持し、中指103は、筐体50の側面から支持し、小指105は、筐体50の下部から支持する。
【0055】
このように筐体50を支持すると、受光窓52を左手によって遮蔽することなく、マスターストロボの発光部の方向に的確に向けることができる。さらに、4本の指でしっかりと筐体50を支持することができる。
この図5の(a)のように、スレーブ制御装置1の筐体50を把持した場合には、薬指104で押しボタンスイッチ51を操作することになるので、押しボタンスイッチ51は、受光窓がある筐体50の側面に対し約90度をなす側面の中央付近に取り付けられる。
【0056】
また、図5の(b)、(c)及び(d)において、スレーブ制御装置1は、左手によって把持される。この左手の掌、親指101、人差指102、薬指104及び小指105によってスレーブ制御装置1の筐体50を包み込むようにして筐体50を支持する。親指101及び人差指102は、筐体50の上部から支持し、薬指104及び小指105は、筐体50の下部から支持する。
【0057】
このように筐体50を支持すると、受光窓52を左手によって遮蔽することなく、マスターストロボの発光部の方向に的確に向けることができる。さらに、4本の指でしっかりと筐体50を支持することができる。
この図5の(b)のように、スレーブ制御装置1の筐体50を把持した場合には、中指103で押しボタンスイッチ51を操作することになるので、押しボタンスイッチ51は、受光窓がある筐体50の側面に対し約90度をなす側面の受光窓がある筐体50の側面に対向する側面に近い範囲に取り付けられる。あるいは、図5の(c)または(d)のように、受光窓がある筐体50の側面に対向する側面の端、中央付近などこの側面のいずれか場所に取り付けられる。
【0058】
このような範囲に押しボタンスイッチ51を取り付けることによって、スレーブ制御装置1を安定的に把持することができると共に、押しボタンスイッチ51の操作性を確保することができる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、請求項ないしに記載の発明に対応するスレーブ機能付きのストロボ2の実施形態である。図6および図7に基づいて本発明における第2の実施形態を説明する。
【0059】
図6は、第2の実施形態のスレーブ機能付きのストロボ2の斜視図である。
図6において、ストロボ2の筐体150は、発光部155を有する上部部材150bと受光窓152、外部自動調光用受光窓166a、押しボタンスイッチ151及びクリップ153を有する下部部材150aとからなる。
上部部材150bは、図6に示すC方向に回動することができるように、公知の手段により下部部材150aと接続される。
【0060】
発光部155は、上部部材150bの一側面に取り付けられている。
受光窓152及び外部自動調光用受光窓166aは、下部部材150aの同一側面に取り付けられる。押しボタンスイッチ151は、受光窓152及び外部自動調光用受光窓166aのある側面と90度をなす一側面に取り付けられる。クリップ153は、上部部材150bを接続する下部部材150aの面と対向する面上に固設される。
【0061】
なお、図6の(a)は、発光部155と受光窓152及び外部自動調光用受光窓166aとを同一方向に向けた場合のスレーブ機能付きのストロボ2の斜視図であり、(b)は、発光部155を受光窓152及び外部自動調光用受光窓166aと90度の角度をなすように上部部材を回転させた場合のスレーブ機能付きのストロボ2の斜視図である。
【0062】
上部部材150bは回動することができるので、例えば、このストロボ2を単灯でまたはマスターストロボとして使用する場合には、外部自動調光用受光窓166aと発光部155とを被写体に向けることができる。あるいは、このストロボをスレーブストロボとして使用する場合には、受光窓152をマスターストロボの方向に向けると共に発光部155を被写体の方向に向くように調節することができる。
【0063】
外部自動調光用受光窓166aは、ストロボ2が単灯でまたはマスターストロボとして使用されるときに外部自動調光を行う場合に、外部自動調光回路166の受光素子が被写体からの反射光を受光するための窓である。クリップ153は、ホットシューと嵌合するための部材である。
なお、押しボタンスイッチ151の取り付け範囲については、ストロボ2を把持したときに把持した手の指が届く範囲に取り付けられる。また、押しボタンスイッチ151は、b接点である。
【0064】
図7は、第2の実施形態のスレーブ機能付きのストロボ2の回路図である。なお、ブロックで示した部分は、トランジスタ、トライアック、ダイオード、抵抗器、コンデンサなどの回路素子を使用して、通常の設計技術を用いて実現できる回路である。
【0065】
図7において、電源162のプラス端子は、ストロボ2のメインスイッチ161とスレーブ機能の使用を選択する切替スイッチ160と抵抗81と抵抗83とコンデンサ84とを介して接地される。また、抵抗81は、抵抗83と接続されていない一方の端子でホトダイオード80のカソード端子と接続される。ホトダイオード80のアノード端子は、トランジスタ85のコレクタ端子に接続され、トランジスタ85のエミッタ端子は、接地される。また、トランジスタ85のベース端子は、抵抗83とコンデンサ84の中点に接続される。さらに、抵抗81と抵抗83の中点にアノード端子を接続してダイオード82が接続され、そのカソード端子は、ホトダイオード80のアノード端子(トランジスタ85のコレクタ端子でもある。)に接続されている。
【0066】
AGC回路の出力端子であるトランジスタ85のコレクタ端子は、電圧増幅回路86の入力端子に接続される。電圧増幅回路86の出力端子は、微分回路87の入力端子に接続される。微分回路87の出力端子は、続く発光開始信号発生回路72及び発光停止信号発生回路73の各入力端子に接続される。
発光開始信号発生回路72の出力端子は、押しボタンスイッチ151を介して、制御回路167内のシンクロ接点に接続される。また、発光停止信号発生回路73の出力端子は、制御回路167内の発光を停止するための接点に接続される。
【0067】
一方、メインスイッチ161と切替スイッチ160との中点は、電源162の電圧を昇圧するためのDC−DCコンバータ163を介して、発光回路168内の放電管を発光させるために必要なエネルギーを蓄積するコンデンサー164と制御回路167に接続される。
外部自動調光回路166は、被写体からの反射光を受光して被写体が適正露光に達した時に、発光回路168内の放電管の発光を停止するための信号を制御回路167に伝達する回路であり、外部自動調光を行うか否かを選択するスイッチ165を介して、制御回路167内の発光を停止するための接点に接続する。
【0068】
カメラのシンクロ接点170は、ストロボ2をカメラにシンクロさせるか否かを選択する切替スイッチ169を介して、制御回路167内のシンクロ接点と接続する。
なお、切替スイッチ160、切替スイッチ165および切替スイッチ169は、互いに連動し、スレーブ機能または外部自動調光のいずれか一方のみを選択することができる。図7は、スレーブ機能を選択したときの各切替スイッチの接続状態を示している。
【0069】
発光回路168は、ストロボ発光する放電管を有し、制御回路167に接続する。この制御回路167からの信号によって、その発光を開始または停止する。制御回路167は、シンクロ接点及び発光を停止するための接点を有し、発光開始信号発生回路72またはカメラのシンクロ接点170からの発光開始信号によって発光回路168内の放電管を発光させ、発光停止信号発生回路73または外部自動調光回路166からの発光停止信号によってその発光を停止する。
【0070】
これら、電源162、メインスイッチ161、DC−DCコンバータ163、コンデンサ164、外部自動調光回路166、制御回路167および発光回路168からなるストロボ回路176は、制御回路167がスレーブ制御回路175と接続されている点を除いては、ごく一般的なストロボの回路から構成されている。
【0071】
なお、図7において、図2と同一の素子及び回路については同一の参照番号を付与し、ここではその説明を省略する。
(本発明と第2の実施形態との対応関係)
以下、請求項ないしに記載の発明と第2の実施形態との対応関係について説明する。
【0072】
請求項ないしに記載の発明と第2の実施形態との対応関係については、受光部はホトダイオード80に対応し、受光信号発生回路は、抵抗81、抵抗83、コンデンサ84、ダイオード82、トランジスタ85、電圧増幅回路86及び微分回路87からなる回路に対応し、発光開始信号発生回路は発光信号発生回路72に対応し、発光停止信号発生回路は発光信号発生回路73に対応し、スイッチは押しボタンスイッチ151に対応する。
【0073】
(第2の実施形態の作用効果)
図7を用いて第2の実施形態のスレーブ機能付きのストロボ2の動作を説明する。
ストロボ2を単灯でまたはマスターストロボとして使用するときは、切替スイッチ160、切替スイッチ165および切替スイッチ169を図7に示す各切替スイッチのTの接点に接続する。
【0074】
この場合は、シャッターを切るとカメラのシンクロ接点170が閉じて発光開始信号が制御回路167に伝達され、制御回路167は、発光回路168内の放電管を発光させる。そして、ストロボ2の照明によって被写体を適正に露光したことを外部自動調光回路166が検出すると、外部自動調光回路166は、制御回路167に発光停止信号を伝達し、制御回路167は、発光回路168内の放電管の発光を停止する。
【0075】
このとき、ホトダイオード80に光電流が発生したとしても、切替スイッチ160が図7に示すTの接点に接続した状態なので、スレーブ制御回路175に給電されず、発光開始信号発生回路72は、信号を発生しない。
ストロボ2をスレーブストロボとして使用するときは、切替スイッチ160、切替スイッチ165および切替スイッチ169を図7に示すSの接点に接続する。
【0076】
このとき、ストロボ2の誤発光の防止について、以下に説明する。
まず始めに、押しボタンスイッチ151を操作して回路を閉じた場合では、制御回路167は、スレーブ制御回路175の発光開始信号発生回路72および発光停止信号発生回路73の信号によって、動作し、発光回路168内の放電管を発光し、その発光を停止する。すなわち、マスターストロボの発光に従って、ストロボ2は、発光を開始し、マスターストロボの発光停止に従って、ストロボ2は、発光を停止する。
【0077】
なお、受光部70、受光信号発生回路71、発光開始信号発生回路72および発光停止信号発生回路73は、ホトダイオード80がマスターストロボの光を受光するに応じて、第1の実施形態の場合と同様に動作する。
次に、押しボタンスイッチ151を操作して回路を開いた場合では、マスターストロボまたは他のストロボの発光開始によって、上述の押しボタンスイッチ151を操作して回路を閉じた場合と同様に、受光部70、受光信号発生回路71及び発光開始信号発生回路72は、動作する。
【0078】
しかし、発光開始信号発生回路72によって発生した発光開始信号は、押しボタンスイッチ151によって回路が開いているので、制御回路167には、伝達されない。
したがって、制御回路167内のシンクロ接点は、動作しない。そのため、ストロボ2は、発光を開始しない。
【0079】
また、押しボタンスイッチ151は、操作している場合にのみ回路を開いた状態にするので、任意にかつ一時的にストロボの発光を禁止することができる。
さらに、ストロボ2のメインスイッチ161を切ることなく、ストロボの発光禁止を発光開始信号発生回路72と制御回路167との間の押しボタンスイッチ151によって操作するので、仮にメインスイッチ161を切ると発光部のズーム機能や赤目軽減機能など撮影状況に応じた諸設定をリセットするストロボであっても、かかる諸設定を維持することができる。また、ストロボ2のメインスイッチ161を切ることなく、押しボタンスイッチ151によってその発光禁止を操作するので、放電管を発光させるためのエネルギーを充電するコンデンサ164を他のストロボの発光などによる誤発光によって放電しないで済む。そのため、コンデンサは充電された状態を維持しているので、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。
【0080】
なお、第1および第2の実施形態では、シンクロ接点へ出力される発光開始信号を遮断する機能を押しボタンスイッチ51,151によって実現するが、これに限定されるものではない。ホトダイオード80などの受光素子を遮光することによって発光開始信号を遮断してもよい。
例えば、受光窓52,152を完全に覆う遮光板を設け、指でこの遮光板をスライドさせることによって遮光することができる。
【0081】
また、第1の実施形態では、スレーブ制御装置1に接続するスレーブストロボ200として、ストロボの発光開始及び発光停止をホットシューを介してカメラから送られてくる信号によって行ういわゆるTTL調光に対応したストロボを使用したが、これに限定されるものではない。例えば、ストロボの発光開始は、ホットシューを介して送られてくる信号によって行われ、ストロボの発光停止は、そのストロボの外部調光によって行われるストロボでもよい。
【0082】
さらに、第2の実施形態では、ストロボの発光開始をホットシューを介してカメラから送られてくる信号によって行い一方ストロボの発光停止をそのストロボの外部調光によって行うストロボに、スレーブ制御回路175を付加する実施形態を示したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の実施形態のようなTTL調光に対応したストロボに、スレーブ制御回路175を付加するものでもよい。
【0083】
また、TTL調光にも外部調光にも対応するストロボは、カメラとの通信によってあるいはストロボ側のスイッチによってどちらかの調光が設定されるので、本発明は、このようなストロボに利用してもよい。
また、第1および第2実施形態では、スイッチとして押しボタンスイッチ51,151を使用したが、これに限定されるものではない。スライドスイッチ、トグルスイッチなど各種のスイッチを使用することができる。
【0084】
さらに、第1および第2の実施形態では、押しボタンスイッチ51,151としてb接点を使用したが、a接点でもよい。a接点の押しボタンスイッチを使用するときは、押しボタンスイッチを押した場合に発光開始信号を伝達し、押しボタンスイッチを押さない場合に発光開始信号の伝達を禁止することになる。
また、第1および第2の実施形態では、押しボタンスイッチ51,151を発光開始信号発生回路72の直後に設けたが、押しボタンスイッチ51,151を受光信号発生回路71と発光開始信号発生回路72との間に設けることもできる。
【0085】
【発明の効果】
(請求項1、請求項および請求項
以上説明したように、請求項1、請求項および請求項に記載の発明では、スレーブストロボへの発光開始信号を遮断する機能を付加したので、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止することができる。この結果、スレーブストロボの誤発光を防止することができる。
【0086】
また、スレーブストロボのメインスイッチを切らずに発光を禁止できるので、仮にメインスイッチを開くことによって撮影状況に応じてなされる発光部のズーム位置や赤目軽減機能などの設定をリセットするストロボであっても、このような諸設定が発光禁止動作によりリセットされることがないため、撮影に必要な設定を再設定する必要がない。
【0087】
さらに、スレーブストロボのメインスイッチを切らずに発光を停止できるので、ストロボを発光させるためのエネルギーを充電するコンデンサを他のストロボの発光などによる誤発光によって放電することがないため、コンデンサを充電した状態に維持でき、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。スレーブストロボの誤発光の防止をマスターストロボとスレーブストロボとの特別な取り決めによって実現していないので、特定の増灯システムにその使用を限定することのない汎用性を備えている。
【0088】
(請求項3および請求項
請求項3および請求項に記載の発明では、スレーブストロボへの発光開始信号の伝達を禁止するスイッチを設けたので、スレーブストロボの発光を任意にかつ一時的に禁止することができる。この結果、スレーブストロボの誤発光を防止することができる。
【0089】
また、スレーブ制御装置またはスレーブ機能付きのストロボを把持した場合にスイッチを容易に操作できる範囲にスイッチを取り付けるので、スレーブ制御装置を安定的に把持することができると共に、誤発光防止の操作における操作性および機動性を確保することができる。このスレーブ制御装置を安定的に把持することができることによって、写真に影響を与えるライティングを希望とおりに行うことができる効果もある。
【0090】
さらに、誤発光を防止する機能をスイッチで実現したので、かかる機能を低廉で提供することができ、かかる機能を付加しても容積および重量はほとんど変わらないため、撮影する際の機動性及び携帯性を損なうことはない。
スレーブストロボのメインスイッチを切らずに発光を停止できるので、撮影状況に応じてなされる発光部のズーム位置や赤目軽減機能などの設定がリセットされないで済むため、撮影に必要な設定を再設定する必要がない。さらに、スレーブストロボのメインスイッチを切らずに発光を停止できるので、ストロボを発光させるためのエネルギーを充電するコンデンサを他のストロボの発光などによる誤発光によって放電することがないため、コンデンサを充電した状態に維持でき、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。
【0091】
また、スレーブストロボの誤発光の防止をマスターストロボとスレーブストロボとの特別な取り決めによって実現していないので、特定の増灯システムにその使用を限定することのない汎用性を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のスレーブ制御装置1を示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態のスレーブ制御装置1の回路図である。
【図3】第1の実施形態のスレーブ制御装置1の使用状況を説明する図である。
【図4】第1の実施形態のスレーブ制御装置1の動作を説明する図である。
【図5】押しボタンスイッチの取り付け範囲を説明する図である。
【図6】第2の実施形態のスレーブ機能付きのストロボ2の斜視図である。
【図7】第2の実施形態のスレーブ機能付きのストロボ2の回路図である。
【符号の説明】
1 スレーブ制御装置
2 ストロボ
50 スレーブ制御装置の筐体
51 押しボタンスイッチ
52 受光窓
53 部材
70 受光部
71 受光信号発生回路
72 発光開始信号発生回路
73 発光停止信号発生回路
74 発光開始信号遮断回路
75 ホットシュー
80 ホトダイオード
81 抵抗器
82 ダイオード
83 抵抗器
84 コンデンサ
85 トランジスタ
86 電圧増幅回路
87 微分回路
91 X端子
92 プラス端子
93 STP端子
94 GND端子
101 親指
102 人差指
103 中指
104 薬指
105 小指
150 スレーブ機能付きのストロボ
150a スレーブ機能付きのストロボの下部
150b スレーブ機能付きのストロボの上部
151 押しボタンスイッチ
152 受光窓
153 クリップ
155 発光部
160 切替スイッチ
161 メインスイッチ
162 電源
163 DC−DCコンバータ
164 コンデンサ
165 切替スイッチ
166 外部自動調光回路
166a 外部自動調光用の受光窓
167 制御回路
168 発光回路
169 切替スイッチ
170 カメラのシンクロ接点
175 スレーブ制御回路
176 ストロボ回路
200 スレーブストロボ
201 マスターストロボ
202 カメラ

Claims (8)

  1. マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムに使用する前記スレーブストロボに接続するスレーブ制御装置において、
    筐体と、
    前記筐体の所定面上に支持されており、前記マスターストロボからの発光を受光する受光部と、
    前記受光部からの光電流に応じて発生し且つ前記スレーブストロボを発光させるために前記スレーブストロボのシンクロ接点へ出力される発光開始信号の、前記シンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ前記筐体の前記所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材と備え
    前記スイッチ部材は、前記発生した前記発光開始信号の前記シンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容する
    ことを特徴とするスレーブ制御装置。
  2. 請求項1に記載のスレーブ制御装置において、
    前記スイッチ部材は、前記発光開始信号を前記スレーブストロボのシンクロ接点へ伝達する電線の間に設けられており、外部操作により該発光開始信号の該シンクロ接点への伝達を禁止するスイッチを含む
    ことを特徴とするスレーブ制御装置。
  3. マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムに使用する前記スレーブストロボに接続するスレーブ制御装置において、
    筐体と、
    前記筐体の所定面上に支持されており、前記マスターストロボからの発光を受光する受光部と、
    前記受光部からの光電流に応じて、前記マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路と、
    前記受光信号を受けて前記発光開始を検出し、前記スレーブストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、
    前記受光信号を受けて前記発光停止を検出し、前記スレーブストロボを発光停止にする発光停止信号を発生する発光停止信号発生回路と、
    前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の、前記スレーブストロボのシンクロ接点へ伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ前記筐体の前記所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材と、
    前記スレーブストロボのシンクロ接点に接続される第1の端子と前記スレーブストロボの発光を停止させる接点に接続される第2の端子とを備える接続端子部とを備え、
    前記受光信号発生回路は、前記発光開始信号発生回路と前記スイッチ部材とを介して、前記第1の端子に接続し、
    前記受光信号発生回路は、前記発光停止信号発生回路を介して、前記第2の端子に接続し、
    前記接続端子部は、前記スレーブストロボに電気的に接続し、
    前記スイッチ部材は、前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の前記シンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容する
    ことを特徴とするスレーブ制御装置。
  4. 請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のスレーブ制御装置において、
    前記受光部およびスイッチ部材を備えた把持部を設けるとともに、前記スイッチ部材は、前記受光部を遮蔽しないように把持された手の指が届く範囲に設けられている
    ことを特徴とするスレーブ制御装置。
  5. マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムにおける前記スレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、
    筐体と、
    前記筐体の所定面上に支持されており、前記マスターストロボからの発光を受光する受光部と、
    前記受光部からの光電流に応じて発生し且つ前記スレーブストロボを発光させるために前記スレーブストロボのシンクロ接点へ出力される発光開始信号の、前記シンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ前記筐体の前記所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、
    前記スイッチ部材は、前記発生した前記発光開始信号の前記シンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容する
    ことを特徴とするスレーブ機能付きのストロボ
  6. マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムの前記スレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、
    筐体と、
    前記筐体の所定面上に支持されており、前記マスターストロボからの発光を受光する受光部と、
    前記受光部からの光電流に応じて、前記マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路と、
    前記受光信号を受けて前記発光開始を検出し、前記ストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、
    前記受光信号を受けて前記発光停止を検出し、前記ストロボを発光停止にする発光停止信号を発生する発光停止信号発生回路と、
    前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の、前記ストロボのシンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ前記筐体の前記所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、
    前記受光部は、前記受光信号発生回路と接続し、
    前記受光信号発生回路は、前記発光開始信号発生回路と前記スイッチ部材とを介して、前記ストロボのシンクロ接点に接続し、
    前記受光信号発生回路は、前記発光停止信号発生回路を介して、前記ストロボの発光を停止させる接点に接続し、
    前記スイッチ部材は、前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の前記シンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容する
    ことを特徴とするスレーブ機能付きのストロボ
  7. マスターストロボとスレーブストロボからなるワイヤレス増灯システムにおける前記スレーブストロボとして使用することができるスレーブ機能付きのストロボにおいて、
    筐体と、
    前記筐体の所定面上に支持されており、前記マスターストロボからの発光を受光する受光部と、
    前記受光部からの光電流に応じて、前記マスターストロボの発光開始または発光停止を意味する各受光信号を発生する受光信号発生回路
    前記受光信号を受けて前記発光開始を検出し、前記ストロボを発光させる発光開始信号を発生する発光開始信号発生回路と、
    前記受光信号を受けて前記発光停止を検出し、前記ストロボを発光停止にする発光停止 信号を発生する発光停止信号発生回路と、
    前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の、前記ストロボのシンクロ接点への伝達を遮断するために外部操作可能であり、且つ前記筐体の前記所定面とは異なる面上で且つ該所定面に対して約90度をなす面上に支持されているスイッチ部材とを備え、
    前記受光部は、前記受光信号発生回路と接続し、
    前記受光信号発生回路は、前記発光開始信号発生回路と前記スイッチ部材とを介して、前記ストロボのシンクロ接点に接続し、
    前記受光信号発生回路は、前記発光停止信号発生回路を介して、前記ストロボの発光を停止させる接点に接続し、
    前記スイッチ部材は、前記発光開始信号発生回路で発生した前記発光開始信号の前記シンクロ接点への伝達を、該スイッチ部材への外部操作状態が維持されている時のみ遮断し、維持されていない時には許容する
    ことを特徴とするスレーブ機能付きのストロボ。
  8. 請求項のうちの何れか一項に記載のスレーブ機能付きのストロボにおいて、
    前記ストロボの前記筐体は、把持部を形成し、前記スイッチ部材は、前記受光部を遮蔽しないように把持された手の指が届く範囲に設けられていることを特徴とするスレーブ機能付きのストロボ。
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