JPH0843840A - 表示装置用電極板 - Google Patents

表示装置用電極板

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JPH0843840A
JPH0843840A JP6194690A JP19469094A JPH0843840A JP H0843840 A JPH0843840 A JP H0843840A JP 6194690 A JP6194690 A JP 6194690A JP 19469094 A JP19469094 A JP 19469094A JP H0843840 A JPH0843840 A JP H0843840A
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JP
Japan
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thin film
carrier
display device
oxide
film
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Pending
Application number
JP6194690A
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English (en)
Inventor
Kenzo Fukuyoshi
健蔵 福吉
Yukihiro Kimura
幸弘 木村
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0843840A publication Critical patent/JPH0843840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質で広い画面のディスプレイに好適に利
用される薄膜でしかも高い導電性を有する透明電極を備
えた表示装置用電極板を提供すること。 【構成】 この表示装置用電極板は、ガラス基板11
と、この上に酸化インジウムを主成分としこの酸化イン
ジウム中にドーパントとして10重量%の酸化錫が添加
されたキャリア高濃度薄膜12a及び12cと酸化イン
ジウムを主成分としこの酸化インジウム中にドーパント
として0.3重量%の酸化錫が添加されたキャリア高移
動度薄膜12bが互いに隣接して積層された3層膜から
成る透明電極12とでその主要部が構成されている。そ
して、この透明電極12においては上記3層膜が相互に
作用し合うため全体としてその比抵抗及び面積抵抗を減
少させることが可能になり、この結果、薄膜にも拘らず
高い導電性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイや入
出力装置等に用いられる表示装置用電極板に係り、特
に、薄膜でしかも高い導電性を有する透明電極を備えた
表示装置用電極板の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス、プラスチックフィルム等の基板
上に可視光線を透過する透明電極が設けられた電極板
は、液晶ディスプレイ等の各種表示装置の表示用電極や
この表示装置の表示画面から直接入力する入出力装置に
広く使用されている。
【0003】例えば、液晶が用いられたディスプレイ装
置の透明電極板は、図4に示すようにガラス基板aと、
このガラス基板a上の画素部位に設けられ画素毎にその
透過光を赤、緑、青にそれぞれ着色するカラーフィルタ
ー層bと、上記ガラス基板a上の画素と画素との間の部
位(画素間部位)に設けられこの部位からの光透過を防
止する遮光膜cと、上記カラーフィルター層bの全面に
設けられた保護層dと、この保護層d上に成膜された透
明電極eと、この透明電極e上に成膜された配向膜fと
でその主要部が構成されている。そして、上記透明電極
eは所定のパターンにパターニングされて形成された透
明導電膜により構成されている。
【0004】この透明導電膜としては、その高い導電性
に着目して、酸化インジウムの中にドーパントとして酸
化錫を添加したITO薄膜が広く利用されており、その
形成方法には200℃以上の高温度に加熱されたガラス
基板a上にスパツタリング法により真空成膜して形成す
る方法(基板加熱成膜法)と、150℃以下の低温に保
持されたガラス基板a上にスパツタリング法により真空
成膜した後加熱アニーリングして形成する方法(低温成
膜後アニーリング法)とが知られている。
【0005】また、このITO薄膜のエッチング適性を
改善するため、上記基板加熱成膜法を利用してITO薄
膜と酸化インジウム薄膜とを成膜して多層構造の透明導
電膜としたもの(特開平4−58225号公報)が知ら
れている。
【0006】また、この他にも、酸化錫薄膜、この酸化
錫に酸化アンチモンを添加して構成される薄膜(ネサ
膜)、酸化亜鉛に酸化アルミニウムを添加して構成され
る薄膜等が知られているが、これらはいずれも上記IT
O薄膜や多層構造の上記透明導電膜よりその導電性が劣
り、また、酸やアルカリ等に対する耐薬品性あるいは耐
水性等が不十分なため一般には普及していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディス
プレイ装置や表示入力装置においては、近年、画素密度
を増大させて緻密な画面を表示することが求められ、こ
れに伴って上記透明電極パターンの緻密化が要求されて
おり、例えば100μm程度のピッチで上記透明電極の
端子部を構成することが要求されている。また、液晶デ
ィスプレイ装置において基板に液晶駆動用ICが直接接
続される方式(COG)においては、配線の引き回しが
幅20〜50μmという細線となる部分があり、従来に
ない高度のエッチング加工適性が要求されている。
【0008】また、その一方で表示画面の大型化も求め
られており、このような大画面について上述したような
緻密パターンの透明電極を形成し、しかも液晶に充分な
駆動電圧を印加できるようにするためには、上記透明電
極として高い導電性を備えた透明導電膜を適用する必要
があった。
【0009】この透明導電膜の導電性は、一般に面積抵
抗(Ω/□)で表され(面積抵抗は面積導電率の逆数で
ある)、例えば、その値として5Ω/□程度という低い
面積抵抗が要求されている。尚、この面積抵抗は上述の
比抵抗を透明導電膜の厚みで割った値で表される。
【0010】そして、上記透明導電膜の面積導電率は、
導電率(導電率は上記比抵抗の逆数で表される)と膜厚
との積で表現され、この導電率σ(Ω-1・cm-1)は、膜
に含まれるキャリア(電子又は正孔)の持つ電荷e(ク
ーロン)とこのキャリアの移動度μ(cm2 /V・sec )及
びキャリアの濃度n(cm-3)の積で表現される。
【0011】 σ(Ω-1・cm-1)=e・μ・n (1) 従って、この(1)式より上記透明導電膜の導電率を向
上させ、その比抵抗と面積抵抗とを低下させるために
は、移動度μ(cm2 /V・sec )又はキャリアの濃度n
(cm-3)のいずれか一方又は双方を増大させればよいわ
けである。
【0012】そして、上記透明導電膜として汎用されて
いるITO薄膜においては、上述したように酸化錫が酸
化インジウムのドーパントでありこのドーパントがキャ
リアである電子の生成に関与していることから、上記酸
化錫の量を増加させればキャリアの濃度n(cm-3)が増
大し、これに伴い導電率と面積導電率が増大して面積抵
抗が減少すると予想される。
【0013】しかしながら、低温成膜後アニーリング法
を利用して形成された膜厚280nmのITO薄膜につ
いて上記酸化錫の添加量を変化させてその比抵抗(Ω・
cm)、キャリア移動度μ(cm2 /V・sec )、キャリア濃
度n(cm-3)、及び、面積抵抗(Ω/□)を測定したと
ころ、以下の表1に示すように酸化錫の添加量が5重量
%を越えるとITO薄膜の比抵抗は略一定値(およそ
2.4×10-4Ω・cm)になり、これ以上酸化錫の添加
量を増加させても比抵抗の低下は見られなかった。この
理由は不明であるが、In(インジウム)のイオン半径
が約0.92オングストロームであるのに対しSn
(錫)のイオン半径は約0.74オングストロームであ
り、両者のイオン半径の差が大きいことから添加される
酸化錫の増加に伴って酸化インジウム結晶の歪みが大き
くなるため、結晶欠陥が増加しこれに起因して上記移動
度μ(cm2 /V・sec )が低下しているものと推測され
る。
【0014】
【表1】
【0015】そして、上述した結果から、酸化錫の濃度
を変化させてもITO薄膜の比抵抗がおよそ2.4×1
-4Ω・cmより低下しないことから、5Ω/□程度の面
積抵抗を有するITO薄膜を得るためにはその膜厚を3
00nm以上に設定する必要がある。
【0016】しかし、STN(スーパー・ツイステッド
・ネマティック)液晶を使用する液晶ディスプレイ装置
においては、図4に示したように透明電極e上に液晶を
配向させるための配向膜fを設ける必要があり、上記I
TO薄膜の膜厚を300nm程度に設定した場合、この
ITO薄膜をパターニングして透明電極eを形成した
際、このITO薄膜が存在する部位と存在しない部位と
で300nm程度の段差を生じこれに伴い配向膜f表面
に300nm程度の凹凸が形成されてしまうため、ドメ
インと呼ばれる配向不良が生じ易くなる問題点があっ
た。
【0017】尚、上記特開平4−58225号公報に記
載された多層構造の透明導電膜は基板加熱成膜法を利用
して形成されており、このため、表2に示すように酸化
インジウム薄膜のキャリア移動度が小さく、15〜20
×10-4Ω・cm程度の大きい比抵抗の薄膜しか得られな
い。
【0018】
【表2】
【0019】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、薄膜でしかも高
い導電性を有する透明電極を備えた表示装置用電極板を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、このような目的
を達成するため本発明者等が鋭意研究を重ねたところ、
以下のような技術的発見をなすに至った。すなわち、キ
ャリア濃度n(cm-3)とキャリア移動度μ(cm2/V・se
c)が共に異なる2つの透明導電膜を互いに隣接するよ
うに積層して2層の透明電極を形成し、この2層透明電
極の導電率について材料を変えて各々測定したところ、
その一方の透明導電膜(M)のキャリア移動度μm(cm2
/V・sec)が他方の透明導電膜(C)のキャリア移動度
μcに比べて充分に大きく、かつ、他方の透明導電膜
(C)のキャリア濃度nc(cm-3)が上記一方の透明導
電膜(M)のキャリア濃度nmに比べて充分に大きい場
合、透明電極全体の導電率σ’(Ω-1・cm-1)はそれぞ
れの透明導電膜単体の導電率σm=e・μm・nm、及
び、σc=e・μc・ncのいずれよりも大きくなり、し
かも上記透明電極を2層以上の多層で構成した場合にも
同様に大きくなることを発見することができた。
【0021】本発明はこのような技術的発見に基づきな
されたものである。
【0022】すなわち請求項1に係る発明は、透明導電
膜により構成された透明電極を基板上に備える表示装置
用電極板を前提とし、上記透明導電膜が、互いに隣接し
て積層されたキャリア移動度の高いキャリア高移動度薄
膜とキャリア濃度の高いキャリア高濃度薄膜の二層膜若
しくは多層膜により構成されていることを特徴とするも
のである。
【0023】そして、この請求項1に係る表示装置用電
極板によれば、その透明電極が互いに隣接して積層され
たキャリア移動度の高いキャリア高移動度薄膜とキャリ
ア濃度の高いキャリア高濃度薄膜の二層膜若しくは多層
膜で構成されており、上記二層膜若しくは多層膜の各薄
膜が相互に作用し合うため、全体としてその比抵抗及び
面積抵抗を減少させることが可能になるものである。
【0024】次に、最近のディスプレイの高密度化に対
応させて緻密パターンの透明電極を形成するためには、
上記キャリア高移動度薄膜が60cm2/V・sec以上のキャ
リア移動度を有し、かつ、上記キャリア高濃度薄膜が9
×1020cm-3以上のキャリア濃度を有することが望まし
い。
【0025】請求項2に係る発明はこのような技術的理
由からなされている。
【0026】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る表示装置用電極板を前提とし、上記
キャリア高移動度薄膜のキャリア移動度が60cm2/V・s
ec以上であり、上記キャリア高濃度薄膜のキャリア濃度
が9×1020cm-3以上であることを特徴とするものであ
る。
【0027】ここで、請求項1又は2に係る発明におい
てキャリア高移動度薄膜としては、ドーパントが添加さ
れていないか、あるいは微量のドーパントが添加された
金属化合物によりこれを構成することができる。尚、こ
のキャリア高移動度薄膜は上述の低温成膜後アニーリン
グ法によって成膜することが好ましい。すなわち、基板
加熱成膜法を利用して成膜した場合、キャリア移動度を
増大させることが困難になるからである。
【0028】また、上記キャリア高濃度薄膜について
は、比較的大量のドーパントが添加された金属化合物に
よりこれを構成することができる。
【0029】そして、上記キャリア高移動度薄膜又はキ
ャリヤ高濃度薄膜の主要部を構成する金属化合物として
は、酸化インジウム、窒化チタン、窒化ジルコニウム、
酸化亜鉛、酸化錫、酸化レニウム等の金属化合物が適用
でき、好ましくは酸化インジウムである。
【0030】また、ドーパントとしては、上記金属化合
物中の金属原子と価数の異なる金属の化合物が適用でき
る。例えば、上記金属化合物が酸化インジウムである場
合には、このインジウム原子と価数の異なる錫、ジルコ
ニウム、チタン、ゲルマニウム、鉛、アンチモン、ハフ
ニウム、マグネシウム、スカンジウム、イットリウム、
ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリ
ウム、タリウム、ビスマス、バナジウム、ニオブ、タン
タル等の金属の化合物が例示できる。そして、この金属
の化合物の具体例としては、酸化錫、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタン、酸化ゲルマニウム、酸化鉛、酸化アン
チモン、酸化ハフニウム、酸化マグネシウム酸化スカン
ジウム、酸化イットリウム、酸化ランタン、酸化セリウ
ム、酸化プラセオジム、酸化ネオジム、酸化サマリウ
ム、酸化タリウム、酸化ビスマス、酸化バナジウム、酸
化ニオブ、酸化タンタル等の金属酸化物が挙げられる。
尚、上記金属化合物が酸化インジウムである場合、この
酸化インジウムに大量に添加してキャリア濃度を増加さ
せた際にキャリア移動度の低下が比較的少ないドーパン
トとしては酸化錫を例示することができる。一方、上記
酸化インジウムに微量添加することによりキャリア濃度
の低下を生じさせ難いドーパントとしては、上記酸化錫
の他、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化ゲルマニウ
ム、酸化鉛、酸化アンチモン、酸化ハフニウム、酸化マ
グネシウム等を例示することができ、中でも酸化錫、酸
化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化チタンが好まし
く適用できる。尚、このようなドーパントを添加しない
金属化合物により上記キャリア高移動度薄膜を構成する
ことも可能である。
【0031】そして、金属化合物を酸化インジウムとし
た場合、9×1020cm-3以上のキャリア濃度を得るため
にはドーパントを4重量%以上添加する必要があり、他
方、60cm2/V・sec以上のキャリア移動度を得るために
はドーパントを添加しないか、添加した場合であっても
3重量%以下の微量に抑えることが望ましい。
【0032】請求項3〜8に係る発明はこのような技術
的理由に基づいてなされている。
【0033】すなわち請求項3に係る発明は、請求項1
又は2記載の発明に係る表示装置用電極板を前提とし、
上記透明導電膜が、ドーパントを添加した酸化インジウ
ム薄膜により構成されていることを特徴としており、ま
た、請求項4に係る発明は、請求項3記載の発明に係る
表示装置用電極板を前提とし、上記ドーパントが酸化錫
であることを特徴とするものである。
【0034】一方、請求項5に係る発明は、請求項3記
載の発明に係る表示装置用電極板を前提とし、上記ドー
パントが酸化ジルコニウムであることを特徴としてお
り、また、請求項6に係る発明は、請求項3記載の発明
に係る表示装置用電極板を前提とし、上記ドーパントが
酸化ハフニウムであることを特徴とするものであり、ま
た、請求項7に係る発明は、請求項3記載の発明に係る
表示装置用電極板を前提とし、上記ドーパントが酸化チ
タンであることを特徴とするものである。
【0035】更に、請求項8に係る発明は、請求項1〜
7記載の発明に係る表示装置用電極板を前提とし、上記
キャリア高移動度薄膜がドーパントを0〜3重量%添加
した酸化インジウム薄膜により構成され、キャリア高濃
度薄膜はドーパントを4重量%以上添加した酸化インジ
ウム薄膜により構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0036】尚、本発明に係る透明導電膜は、各々単層
のキャリア高移動度薄膜とキャリア高濃度薄膜から成る
二層膜でこれを構成することができるが、上記キャリア
高移動度薄膜とキャリア高濃度薄膜とを交互に積層して
3層以上の多層膜を構成し、この多層膜で上記透明導電
膜を構成してもよい。尚、生産性を考慮した場合には2
〜6層程度が有利である。また、上記キャリア高移動度
薄膜とキャリア高濃度薄膜とを数十オングストローム〜
数百オングストロームの薄い膜とし、この薄い膜を交互
に積層して6層以上の多層膜を構成してもよいし、キャ
リア高移動度薄膜の膜厚をキャリアの平均自由行程の長
さ以下に設定して透明電極の特性を向上させることも可
能である。尚、これ等キャリア高移動度薄膜とキャリア
高濃度薄膜の結晶粒径については任意であり、百オング
ストローム以下の微小粒径であっても高いキャリア移動
度やキャリア濃度を確保することが可能であるが、上記
キャリア高移動度薄膜とキャリア高濃度薄膜を構成する
結晶の配向方向[一般に(222)面又は(400)面
に配向し易い]及び格子定数が互いに揃っていることが
望ましい。。また、パターン化の際のエッチング適性を
確保するためこれら薄膜の合計厚みは300nm以下で
あることが望ましい。
【0037】次に、請求項1〜8に係る発明において、
透明電極の支持体となる基板としては、ガラス、セラミ
ック、プラスチックフィルム、プラスチックボード等が
適用でき、黒色、白色、あるいはその他の色に着色され
たものであってよい。また、放熱性や剛性を改善するた
めに金属板等で裏打ちされた基板を使用することも可能
である。また、これら基板を構成する板の上に透過光を
着色するカラーフィルター層を設けたり、あるいはこの
カラーフィルター層と共にこのカラーフィルター層の無
機又は有機保護層を設けた構成にしてもよい。尚、この
ようなカラーフィルター層としては、有機顔料を色材と
して感光性樹脂中に分散させた着色フォトレジストを使
用しフォトリソプロセスで形成した顔料分散方式のカラ
ーフィルター層や、オフセット印刷、凹版オフセット印
刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の印刷方式で形成
したカラーフィルター層等が例示できる。
【0038】
【作用】請求項1〜8に係る発明によれば、その透明電
極が互いに隣接して積層されたキャリア移動度の高いキ
ャリア高移動度薄膜とキャリア濃度の高いキャリア高濃
度薄膜の二層膜若しくは多層膜により構成されており、
上記二層膜若しくは多層膜の各薄膜が相互に作用し合う
ため、全体としてその比抵抗及び面積抵抗を減少させる
ことが可能になる。
【0039】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
詳細に説明する。 [実施例1]この実施例に係る表示装置用電極板は、図
1に示すように厚さ0.7mmのガラス基板(SiO2
のアンダーコート層を備えるフロート青板)11と、こ
のガラス基板11上に設けられた透明電極12とでその
主要部が構成されている。
【0040】また、上記透明電極12は、互いに隣接す
るようにガラス基板11上に順次積層された膜厚90n
mのキャリア高濃度薄膜12aと、膜厚100nmのキ
ャリア高移動度薄膜12bと、膜厚90nmのキャリア
高濃度薄膜12cから成る合計膜厚280nmの3層膜
により構成されている。
【0041】尚、上記キャリア高濃度薄膜12aとキャ
リア高濃度薄膜12cは、酸化インジウムを主成分とし
この酸化インジウム中にドーパントとして10重量%の
酸化錫が添加された薄膜により構成されており、他方、
上記キャリア高移動度薄膜12bは酸化インジウムを主
成分としこの酸化インジウム中にドーパントとして0.
3重量%の酸化錫が添加された薄膜により構成されてい
る。そして、これらの薄膜12a、12b、12cは、
いずれも低温成膜後アニーリング法を利用して、ITO
ターゲットを使用したマグネトロンスパッタ方式でガラ
ス基板11を加熱することなく成膜された後、200℃
−1時間の条件で加熱アニーリング処理を施して形成さ
れている。
【0042】そして、これらの薄膜12a、12b、1
2cで構成された透明電極12について、そのキャリア
移動度、キャリア濃度、比抵抗及び面積抵抗を測定し
た。
【0043】この結果、キャリア移動度は48.6cm2/
V・sec、キャリア濃度は8.57×1020cm-3、比抵抗
は1.50×10-4Ω・cmであり、面積抵抗は5.4Ω
/□であった。
【0044】『確認』この結果を前記表1と比較するこ
とにより、以下(1)〜(3)の事実を確認することが
できた。 (1)上記薄膜12a、12b、12cで構成された実
施例1に係る透明電極12は、酸化錫が0.3重量%添
加された薄膜(表1参照)に比較してそのキャリア移動
度は低いもののキャリア濃度が高く、このため、全体と
してその比抵抗及び面積抵抗が著しく低く設定されてい
る。 (2)上記薄膜12a、12b、12cで構成された実
施例1に係る透明電極12は、酸化錫が10重量%添加
された薄膜(表1参照)に比較してそのキャリア濃度は
低いもののキャリア移動度が高く、このため、全体とし
てその比抵抗及び面積抵抗が著しく低く設定されてい
る。 (3)また、上記薄膜12a、12b、12cで構成さ
れた実施例1に係る透明電極2は、酸化錫の添加量を0
〜10重量%の範囲で変化させた場合に得られるいずれ
の薄膜(表1参照)と比較しても、比抵抗及び面積抵抗
が著しく低く設定されている。 [実施例2]この実施例に係る表示装置用電極板は、図
2に示すように厚さ1.1mmのガラス基板21と、こ
のガラス基板21上に設けられた透明電極22とでその
主要部が構成されている。
【0045】また、上記透明電極22は、互いに隣接す
るようにガラス基板21上に順次積層された膜厚180
nmのキャリア高濃度薄膜22aと、膜厚90nmのキ
ャリア高移動度薄膜22bから成る合計膜厚270nm
の2層膜により構成されている。
【0046】尚、上記キャリア高濃度薄膜22aは酸化
インジウムを主成分としこの酸化インジウム中にドーパ
ントとして10重量%の酸化錫が添加された薄膜により
構成されており、他方、上記キャリア高移動度薄膜22
bはドーパントが添加されていない酸化インジウム薄膜
により構成されている。また、薄膜22aは低温成膜後
アニーリング法を利用して、ITOターゲットを使用し
たマグネトロンスパッタ方式でガラス基板21を加熱す
ることなく成膜され、他方、薄膜22bは酸化インジウ
ムターゲットを使用し、アルゴンガスをベースとして比
較的多めの酸素ガスを導入したンスパッタ雰囲気中でガ
ラス基板21を加熱することなく成膜され、次にこれら
両薄膜に200℃−1時間の条件で加熱アニーリング処
理を施して形成されている。
【0047】そして、これらの薄膜22a、22bで構
成された透明電極22について、そのキャリア移動度、
キャリア濃度、比抵抗及び面積抵抗を測定した。
【0048】この結果、キャリア移動度は41.5cm2
/V・sec 、キャリア濃度は8.5×1020cm-3、比抵抗
は1.77×10-4Ω・cmであり、面積抵抗は6.55
Ω/□であった。 [実施例3]この実施例に係る表示装置用電極板は、図
3に示すように厚さ0.7mmのガラス基板(SiO2
のアンダーコート層を備えるフロート青板)31と、こ
のガラス基板31上に設けられた透明電極32とでその
主要部が構成されている。
【0049】また、上記透明電極32は、互いに隣接す
るようにガラス基板31上に順次積層された膜厚90n
mのキャリア高移動度薄膜32bと膜厚180nmのキ
ャリア高濃度薄膜32cとから成る合計膜厚270nm
の2層膜により構成されている。
【0050】尚、上記キャリア高移動度薄膜32bは酸
化インジウム中にドーパントとして0.3重量%の酸化
ジルコニウムが添加された薄膜により構成されており、
他方、上記キャリア高濃度薄膜32cは酸化インジウム
を主成分としこの酸化インジウム中にドーパントとして
10重量%の酸化錫が添加された薄膜により構成されて
いる。そして、これらの薄膜32b、32cは、いずれ
も低温成膜後アニーリング法を利用して、マグネトロン
スパッタ方式でガラス基板31を加熱することなく成膜
された後、220℃−1時間の条件で加熱アニーリング
処理を施して形成されている。
【0051】そして、これらの薄膜32b、32cで構
成された透明電極32について、そのキャリア移動度、
キャリア濃度、比抵抗及び面積抵抗を測定した。
【0052】この結果、キャリア移動度は44.2cm2
/V・sec 、キャリア濃度は9.9×1020cm-3、比抵抗
は1.43×10-4Ω・cmであり、面積抵抗は5.3Ω
/□であった。 [実施例4]この実施例に係る表示装置用電極板は、ド
ーパントとして酸化ジルコニウムに代えて酸化ハフニウ
ムを使用し、その配合量を0.7重量%とした他は実施
例3と同様である。
【0053】得られた透明電極のキャリア移動度は39
cm2 /V・sec 、キャリア濃度は8.8×1020cm-3、比
抵抗は1.82×10-4Ω・cmであった。 [実施例5]この実施例に係る表示装置用電極板は、ド
ーパントとして酸化ジルコニウムに代えて酸化チタンを
使用し、その配合量を0.2重量%とした他は実施例3
と同様である。
【0054】得られた透明電極のキャリア移動度、キャ
リア濃度、比抵抗は上記実施例4の場合と略同様であっ
た。
【0055】
【発明の効果】請求項1〜8に係る発明によれば、その
透明電極が互いに隣接して積層されたキャリア移動度の
高いキャリア高移動度薄膜とキャリア濃度の高いキャリ
ア高濃度薄膜の二層膜若しくは多層膜により構成されて
おり、上記二層膜若しくは多層膜の各薄膜が相互に作用
し合うため、全体としてその比抵抗及び面積抵抗を減少
させることが可能になる。
【0056】従って、薄膜でしかも高い導電性を有する
透明電極を形成することができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る表示装置用電極板の断面説明
図。
【図2】実施例2に係る表示装置用電極板の断面説明
図。
【図3】実施例3に係る表示装置用電極板の断面説明
図。
【図4】従来における液晶ディスプレイの透明電極板の
断面図。
【符号の説明】
11 ガラス基板 12 透明電極 12a キャリア高濃度薄膜 12b キャリア高移動度薄膜 12c キャリア高濃度薄膜 21 ガラス基板 22 透明電極 22a キャリア高濃度薄膜 22b キャリア高移動度薄膜 31 ガラス基板 32 透明電極 32b キャリア高移動度薄膜 32c キャリア高濃度薄膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明導電膜により構成された透明電極を基
    板上に備える表示装置用電極板において、 上記透明導電膜が、互いに隣接して積層されたキャリア
    移動度の高いキャリア高移動度薄膜とキャリア濃度の高
    いキャリア高濃度薄膜の二層膜若しくは多層膜により構
    成されていることを特徴とする表示装置用電極板。
  2. 【請求項2】上記キャリア高移動度薄膜のキャリア移動
    度が60cm2 /V・sec 以上であり、上記キャリア高濃度
    薄膜のキャリア濃度が9×1020cm-3以上であることを
    特徴とする請求項1記載の表示装置用電極板。
  3. 【請求項3】上記透明導電膜が、ドーパントを添加した
    酸化インジウム薄膜により構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の表示装置用電極板。
  4. 【請求項4】上記ドーパントが酸化錫であることを特徴
    とする請求項3記載の表示装置用電極板。
  5. 【請求項5】上記ドーパントが酸化ジルコニウムである
    ことを特徴とする請求項3記載の表示装置用電極板。
  6. 【請求項6】上記ドーパントが酸化ハフニウムであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の表示装置用電極板。
  7. 【請求項7】上記ドーパントが酸化チタンであることを
    特徴とする請求項3記載の表示装置用電極板。
  8. 【請求項8】上記キャリア高移動度薄膜がドーパントを
    0〜3重量%添加した酸化インジウム薄膜により構成さ
    れ、上記キャリア高濃度薄膜はドーパントを4重量%以
    上添加した酸化インジウム薄膜により構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の表示装
    置用電極板。
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