JPH08427Y2 - クロス貼り用補助具 - Google Patents

クロス貼り用補助具

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JPH08427Y2
JPH08427Y2 JP5176392U JP5176392U JPH08427Y2 JP H08427 Y2 JPH08427 Y2 JP H08427Y2 JP 5176392 U JP5176392 U JP 5176392U JP 5176392 U JP5176392 U JP 5176392U JP H08427 Y2 JPH08427 Y2 JP H08427Y2
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JP
Japan
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cloth
wall
ladder
contact plate
rod
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Application number
JP5176392U
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JPH0624129U (ja
Inventor
忠雄 三橋
Original Assignee
有限会社インテリアみつはし
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、梯子を用いてクロス貼
り作業が行われる際に使用されるクロス貼り用補助具に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に壁等のクロス貼り作業を行う際、
足場に脚立や梯子を用いる。前記脚立を用いる場合に
は、上部の平な面にクロスの弛み分を載置させて安全に
クロス貼り作業が行えるが、作業箇所が高い場合や階段
での作業を行う場合には、脚立が使用出来ない。このた
め、高い箇所や階段での作業には梯子が使用される。こ
の場合、長尺なクロスを足元や梯子の上部に弛ませて掛
け、クロスの一端を先ず上方から貼り始める。そしてク
ロスの弛み分が掛けられた位置まで貼り終えると、梯子
が壁から離れるように片手で少し動かして隙間を空け、
前記クロスの弛み分を他方の手で下に垂らして壁のクロ
ス貼りを仕上げていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、梯子を
使用してクロス貼り作業が行われる際、クロスが足元や
梯子から落ちないように注意しながら壁の上方で作業を
行わなければならず、作業に神経が集中出来ないと共に
不安定な状態の作業でもあるため、クロス貼りを丁寧
に、且つ綺麗に仕上げることが難しかった。また梯子を
壁から離して隙間を空け、クロスの弛み分を下に垂らす
際には、クロスがよじれたり、ずれたり、或いは皺にな
ったりしないように注意して下へ垂らさなければならな
い。しかも、この時には片手で梯子と壁との隙間を確保
しながら、且つ他方の手でクロスを垂らすので、非常に
不安定な状態となり、極めて危険な作業であった。
【0004】このため、内装関係業界に於いて、特に高
い箇所や階段などのクロス貼り作業の際、クロスの弛み
分を安定して確保でき、且つクロスを容易に垂れ下げる
こともでき、しかも取扱いが簡単な装置或いは道具等の
開発が要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記要望に応えるために
本考案は成されたものであり、つまり梯子幅よりも若干
小さな矩形状な壁用当板の上方の両隅から支持腕を直角
に突設し、その支持腕の間には補強杆を連結させると共
に、前記支持腕の先端には踏棒用当板をそれぞれ取付
け、且つ各踏棒用当板には梯子の踏棒と係止可能な係止
部材を設けて構成させる。また壁を保護するために前記
壁用当板の当接側にパンチカ−ペット等のクッション板
を取付ける。
【0006】
【作用】次に本考案の作用について説明する。先ず壁
(9)に梯子(7)或いは脚立が伸ばされて梯子状にし
たものを立て掛けると共に本考案品を持って前記梯子
(7)を昇る。次にクロス(8)が置かれる位置を決
め、その位置の踏棒(71)に踏棒用当板(4)を当て
ると共に係止部材(5)で係止させることにより、前記
踏棒用当板(4)が踏棒(71)と回動自在となる。
尚、本考案品をセットさせる位置が決まっている時に
は、予め梯子(7)にセットしても良い。前記係止部材
(5)が係止された後、片手を壁(9)に当て梯子
(7)を壁(9)から離して適宜な隙間を設ける。次に
他方の手で支持腕(2)を持ち上げて、壁用当板(1)
が壁(9)と全面で当たるような位置にすると共に梯子
(7)を壁(9)側へゆっくり戻す。この時、前記壁用
当板(1)はクッション板(6)を介して壁(9)と当
接するのである[図3(a)参照]。従って本考案品に
よって梯子(7)と壁(9)との間には一定の隙間が安
定して確保されると共に支持腕(2)と補強杆(3)に
よってクロス(8)を安定して載置できる面が形成され
る。
【0007】次に長尺なクロス(8)を持って梯子
(7)に昇り、該クロス(8)を前記面に載置する[図
3(b)参照]。そのクロス(8)の一端を持ち、壁
(9)の上方からクロス貼り作業を始める。この時、壁
用当板(1)には、作業者の体重と梯子(7)の重量が
加わり、該重量によって壁(9)を押し付けるため、本
考案品は安定した状態となる。そしてクロス(8)の載
置位置まで貼り終わると、手を壁(9)に当て梯子
(7)が壁(9)から離れるようにすることにより、壁
用当板(1)は壁(9)から離れ始めると共に踏棒(7
1)を中心に回転しクロス(8)が下へ垂れ始める[図
3(c)参照]。その後、前記壁用当板(1)が梯子
(7)側へ来ると、クロス(8)は自然に落下して垂れ
下がるのである。そして梯子(7)の先端を壁(9)に
当接し安定状態が確保される[図3(d)参照]。次に
前記垂れ下がったクロス(8)を、梯子(7)から手を
出し、図中の矢印のように押し付けながら作業を続けて
下まで仕上げれば良い。尚、壁(9)が高い場合には、
中間部までクロス貼り作業を完了させた後、短い梯子
(7)を用意し、その梯子(7)に本考案品を取付けて
から、中間部より下方を仕上げるか、或いは脚立を用い
て仕上げても良い。
【0008】前記クロス(8)を貼り終えて、別のクロ
ス(8)を貼る場合には、本考案品を取付けた状態で梯
子(7)を移動させる。それを壁(9)に立て掛けて前
記要領で本考案品をセットする[図3(a)参照]。そ
の後、前記同様にクロス貼り作業を続行すれば良い。ま
た、壁(9)全面のクロス貼り作業が終了した際には、
壁(9)から梯子(7)を外し、床に倒しておく。この
状態で梯子(7)から本考案品を外せば簡単に外れ、こ
れを持って次の作業場へ移動すれば良い。
【0009】尚、本考案品を図4に示すように、両壁
(9)にセットし、補強杆(3)の上に足場踏板(1
0)を架設させることにより、簡単に足場が出来上が
る。従って、クロス貼り作業の他にペンキ塗布作業など
の足場としても利用できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。(1)は梯子幅よりも若干小さな矩形状に形成した
鉄製の壁用当板である。(2)は壁用当板(1)上方の
両隅から直角に突設した丸パイプ製の支持腕であり、該
支持腕(2)の上面は壁用当板(1)の上面と面一にさ
せる。尚、前記支持腕(2)の材料は丸パイプに限定さ
れるものではなく、例えば角材でも良い。(3)は支持
腕(2)間を連結させた丸パイプ製の補強杆である。
(4)は各支持腕(2)の先端に取付けた湾曲状の金属
製踏棒用当板であり、該踏棒用当板(4)の湾曲形状と
しては、半円状或いはU字状に形成するが、踏棒(7
1)に安定する状態、例えばV字状のものでも良い。
(5)は各踏棒用当板(4)の内寄りに設けたバンド状
の係止部材であり、該係止部材(5)としてはマジック
テ−プを用いたもの、バンド金具を用いたもの、緊締可
能なものを用いたもの等がある。尚、前記係止部材
(5)の構造は上記のものだけに限定されるものではな
く、踏棒(71)に係止できれば他のものでもよい。
(6)は壁用当板(1)の壁側、つまり突設した支持腕
(2)と反対面に貼着したパンチカ−ペット等のクッシ
ョン板であり、これは壁(9)に傷付けないための保護
の役目を成す。尚、前記壁用当板(1),支持腕
(2),補助杆(3),踏棒用当板(4)を合成樹脂な
どで一体成形させても良い。
【0011】
【考案の効果】本考案品によって梯子(7)と壁(9)
との間に一定の隙間が安定して確保されると共に、支持
腕(2)と補強杆(3)から形成した面にクロス(8)
を安定させて載置できるので、クロス貼り作業を行う
際、従来の如きクロス(8)が足元や梯子(7)から落
ちないように注意しながら作業する必要がなく、作業に
神経を集中させることができると共に安定した状態の作
業となり、作業能率が向上する。
【0012】またクロス(8)の弛み分を下に垂らす際
は、片手を壁(9)に当て梯子(7)が壁(9)から離
れるようにするだけで、クロス(8)は自然に落下し、
従来のようなクロス(8)のよじれ、ずれ、皺などが殆
ど出来ない。従って、他方の手を使用しなくともクロス
(8)の弛み分を下に垂らすことができ、極めて安定し
た状態で、クロス貼り作業が行えるので、安全性が良好
となると共に綺麗に仕上げることが可能となる。
【0013】更に本考案は構造が簡単で、且つ取扱いが
非常に容易であるため、製造コストが安価で、誰にでも
安心して使用できる。
【0014】模様のあるクロス貼り作業に於いて、その
作業に神経を集中させることが可能であるので、ガラ合
わせが綺麗で且つ簡単に出来る。
【0015】本考案品の利用方法としては、高い箇所や
階段などのクロス貼り作業だけでなく、脚立で行える高
さにおいても良好な状態でクロス貼り作業ができる。
又、本考案品を複数個用意し、両壁(9)に梯子(7)
を立て掛け、足場となる高さの踏棒(71)に本考案品
をセットすると共に足場踏板(10)を架設することに
より、簡単に複数段の足場が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図3】本考案の作用を示す説明図である。
【図4】本考案の別使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 壁用当板 2 支持腕 3 補強杆 4 踏棒用当板 5 係止部材 6 クッション板 7 梯子 71 踏棒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状な壁用当板(1)上方の両隅から
    支持腕(2)を直角に突設し、その支持腕(2)間には
    補強杆(3)を連結させると共に、前記支持腕(2)の
    先端には踏棒用当板(4)をそれぞれ取付け、且つ各踏
    棒用当板(4)には梯子(7)の踏棒(71)と係止可
    能な係止部材(5)を設けて構成させたことを特徴とす
    るクロス貼り用補助具。
  2. 【請求項2】 前記壁用当板(1)が梯子幅よりも若干
    小さな矩形状に形成され、その当接側にパンチカ−ペッ
    ト等のクッション板(6)を取付けて成る請求項1記載
    のクロス貼り用補助具。
JP5176392U 1992-06-30 1992-06-30 クロス貼り用補助具 Expired - Lifetime JPH08427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176392U JPH08427Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 クロス貼り用補助具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176392U JPH08427Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 クロス貼り用補助具

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Publication Number Publication Date
JPH0624129U JPH0624129U (ja) 1994-03-29
JPH08427Y2 true JPH08427Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=12895995

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JP5176392U Expired - Lifetime JPH08427Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 クロス貼り用補助具

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JPH0624129U (ja) 1994-03-29

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