JPH0842498A - 渦巻ポンプ - Google Patents

渦巻ポンプ

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Publication number
JPH0842498A
JPH0842498A JP7123921A JP12392195A JPH0842498A JP H0842498 A JPH0842498 A JP H0842498A JP 7123921 A JP7123921 A JP 7123921A JP 12392195 A JP12392195 A JP 12392195A JP H0842498 A JPH0842498 A JP H0842498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
pump
centrifugal pump
cutwater
tip edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7123921A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Onigata
淳一郎 鬼形
Kazuyoshi Kushihara
一芳 櫛原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP7123921A priority Critical patent/JPH0842498A/ja
Publication of JPH0842498A publication Critical patent/JPH0842498A/ja
Priority to DE19619692A priority patent/DE19619692A1/de
Priority to KR1019960017370A priority patent/KR100224558B1/ko
Priority to US08/651,542 priority patent/US5779444A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水切部におけるキャビテーションの発生を簡
易に防止することができる渦巻ポンプを提供すること。 【構成】 ポンプケーシングを構成するポンプボディ1
の内面1Cに、インペラの外周部に近接する水切部1D
を突設し、その水切部1Dの先端縁1D−1をインペラ
が回転する矢印A方向に沿って斜めに立ち上げた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦巻ポンプに係り、特
に、車両等の内燃機関冷却用の冷却水を循環させるため
に用いて好適な渦巻ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の渦巻ポンプとしては、例
えば、実開昭61−147398号公報に記載されたも
のが知られている。
【0003】かかる渦巻ポンプは、内燃機関の冷却水を
循環させるためのウォータポンプとして適用されるもの
であり、ポンプケーシング(同公報では「ハウジン
グ」)に形成された渦巻状のポンプ室内にインペラが回
転可能に備えられ、さらに、ポンプ室の底部内面に、イ
ンペラの外周部に近接する水切部(同公報では「締切
部」)が穿設されている。この水切部は、ポンプ室内と
吐出部との間に位置して、それらの間の圧力損失を抑え
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
渦巻ポンプにおいて、水切部の先端縁はポンプ室の底面
から垂直に立ち上がっていた。そのため、その水切部の
先端縁付近において、ポンプ室内と吐出部との間の圧力
差が大きくなり、キャビテーションが発生して、流量の
低下や水切部およびインペラの侵食等を引起すおそれが
あった。
【0005】本発明の目的は、水切部におけるキャビテ
ーションの発生を簡易に防止することができる渦巻ポン
プを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の渦巻ポンプは、
ポンプケーシングの内部に形成されたポンプ室内にイン
ペラが回転可能に備えられ、前記ポンプ室の底部内面
に、前記インペラの外周部に近接する水切部が突設され
た渦巻ポンプにおいて、前記水切部の先端縁は、前記イ
ンペラの回転方向に沿って斜めに立ち上がることを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明の渦巻ポンプは、水切部の先端縁をイン
ペラの回転方向に沿って斜めに立ち上げることにより、
水切部の内側と外側との間の圧力差をインペラの回転方
向において徐々に変化させて、その部位でのキャビテー
ションの発生を防止する。
【0008】そして、この結果として、吐出流量の低
下、インペラや水切部の侵食を回避する。
【0009】また、水切部の先端縁の形状を変更するこ
とのみによって、簡易に構成可能とする。
【0010】さらにまた、水切部の先端縁に丸みの断面
を持たせるようにすることで先端縁に水の旋回流が当接
することによって生じる圧力損失を抑制し、特に吐出流
量の低下を一層抑制できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1から図3は、本発明の第1の実施例を
説明するための図である。
【0013】図1において1はポンプボディであり、そ
の内部には、ベアリング2を介してシャフト3が回転自
在に支持されている。シャフト3の一端には、図示しな
い従動プーリが取付けられるハブ4が固定されており、
その従動プーリから伝達される駆動力によって、シャフ
ト3がその軸線を中心として図2中の矢印A方向に回転
駆動される。シャフト3の他端にはインペラ5が取付け
られており、そのインペラ5とベアリング2との間に
は、メカニカルシール6が備えられている。
【0014】7はエンジンブロックであり、図1に示す
ようにポンプボディ1と結合して、ポンプケーシング1
0を構成する。そのケーシング10の内部には、インペ
ラ5が内在するポンプ室Rが形成される。このエンジン
ブロック7の中央には吸入ポート7Aが形成され、また
ボディ1には、吐出路1Aと吐出ポート1B(図2参
照)が形成されている。さらに、ポンプ室Rの底部に相
当するボディ1の内面1Cには、ポンプ室Rと吐出路1
Aとの間に位置し、かつインペラ5の外周部と対向する
水切部1Dが形成されている。水切部1Dは、ポンプ室
Rの周壁を構成するボディ1の壁部1Eから、インペラ
5の略周方向に沿って所定長さL(図2,図3参照)だ
け延在し、また、その先端縁1D−1は、図2および図
3に示すようにインペラ5の回転方向(矢印A方向)に
沿って斜めに立ち上げられている。本例の場合、その先
端縁1D−1は、所定の角度θ(図3参照)で直線的に
立ち上げられている。
【0015】次に、作用について説明する。
【0016】インペラ5が矢印A方向に回転することに
より、吸入ポート7Aからポンプ室R内に吸入された流
体が吐出路1Aを通って吐出ポート1Bから吐出され
る。水切部1Dは、その先端縁1D−1が斜めに立ち上
がっているため、その部位において、ポンプ室R内と吐
出ポート1B側との間の圧力差をインペラ5の回転方向
において徐々に変化させて、その部位でのキャビテーシ
ョンの発生を防止する。この結果、吐出流量の低下、イ
ンペラ5や水切部1Dの侵食が回避されることになる。
仮りに、図3中の2点鎖線のように先端縁1D−1がボ
ディ1の内面1Cから垂直に立ち上がっていた場合に
は、その部位において、ポンプ室R内と吐出ポート1B
側との圧力差が急激に変化し、その部位にてキャビテー
ションが発生するおそれがある。
【0017】なお、キャビテーションの発生を防止する
上においては、先端縁1D−1の立ち上がりの角度θは
小さい方が良い。また、その角度θは、長さLを大きく
することによって小さく設定することができ、このよう
に長さLとの関係から設定することができる。
【0018】図4から図6は、それぞれ水切部1Dの他
の構成例を説明するための図3と同様の図である。
【0019】図4の水切部1Dは、前後の立ち上がり部
1D−2,1D−3によって2段階的に立ち上がり角度
が変化する。図5の場合は凸状に湾曲して立ち上げら
れ、また図6の場合は凹状に湾曲して立ち上げられてい
る。
【0020】また、図7の(A)〜(D)は図3〜図5
に示す水切立上り部1D(1D−1〜1D−3)に
(E)に示すような丸みの断面を持たせるようにしたも
のである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の渦巻ポン
プは、水切部の先端縁がインペラの回転方向に沿って斜
めに立ち上がる構成であるから、水切部の内側と外側と
の間の圧力差をインペラの回転方向において徐々に変化
させて、その部位でのキャビテーションの発生を防止す
ることができる。
【0022】この結果、吐出流量の低下、インペラや水
切部の侵食を回避することができる。
【0023】また、水切部の先端縁の形状を変更するこ
とによって、簡易に構成することができる。
【0024】さらにまた、その水切部の先端縁に丸みの
断面を持たせることで圧力損失の抑制を図り、吐出流量
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施例として水切部の先端縁
(A)〜(D)のA−A〜D−D断面を(E)に示すよ
うな丸みの断面とした例の説明図である。
【符号の説明】
1 ポンプボディ 1A 吐出路 1B 吐出ポート 1C 内面 1D 水切部 1D−1 先端縁 5 インペラ 7 エンジンブロック 7A 吸入ポート 10 ケーシング R ポンプ室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシングの内部に形成されたポ
    ンプ室内にインペラが回転可能に備えられ、前記ポンプ
    室の底部内面に、前記インペラの外周部に近接する水切
    部が突設された渦巻ポンプにおいて、 前記水切部の先端縁は、前記インペラの回転方向に沿っ
    て斜めに立ち上がることを特徴とする渦巻ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記水切部の前記インペラ回転方向に沿
    った前記先端縁に丸みの断面を持たせるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。
JP7123921A 1994-05-24 1995-05-23 渦巻ポンプ Pending JPH0842498A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123921A JPH0842498A (ja) 1994-05-24 1995-05-23 渦巻ポンプ
DE19619692A DE19619692A1 (de) 1995-05-23 1996-05-15 Zentrifugalpumpe
KR1019960017370A KR100224558B1 (ko) 1995-05-23 1996-05-22 원심 펌프
US08/651,542 US5779444A (en) 1995-05-23 1996-05-22 Centrifugal pump

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10978894 1994-05-24
JP6-109788 1994-05-24
JP7123921A JPH0842498A (ja) 1994-05-24 1995-05-23 渦巻ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0842498A true JPH0842498A (ja) 1996-02-13

Family

ID=26449512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123921A Pending JPH0842498A (ja) 1994-05-24 1995-05-23 渦巻ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104314872A (zh) * 2008-06-06 2015-01-28 伟尔矿物澳大利亚私人有限公司 离心式泵的泵衬里、离心式泵和装配方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104314872A (zh) * 2008-06-06 2015-01-28 伟尔矿物澳大利亚私人有限公司 离心式泵的泵衬里、离心式泵和装配方法
CN104314872B (zh) * 2008-06-06 2017-04-12 伟尔矿物澳大利亚私人有限公司 离心式泵的泵衬里、离心式泵和装配方法

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