JPH0841252A - 熱酸化安定性ポリマー組成物 - Google Patents

熱酸化安定性ポリマー組成物

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JPH0841252A
JPH0841252A JP7113013A JP11301395A JPH0841252A JP H0841252 A JPH0841252 A JP H0841252A JP 7113013 A JP7113013 A JP 7113013A JP 11301395 A JP11301395 A JP 11301395A JP H0841252 A JPH0841252 A JP H0841252A
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tocopherol
ascorbic acid
methyl
composition
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JP7113013A
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Kenneth W Willcox
ダブリュ.ウィルコックス ケネス
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Phillips Petroleum Co
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Phillips Petroleum Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリオレフィン、アスコルビン酸および1種
以上のトコフェロールを含有する安定化組成物およびか
ような組成物の製造方法を提供する。 【構成】 (a)オレフィン1分子当り2〜8個の炭素
原子を有するオレフィンのホモポリマーまたはコポリマ
ーまたはこれらの混合物; (b)アスコルビン酸;および(c)1種以上のトコフ
ェロールを含有する改良された熱酸化安定性を有するポ
リマー組成物であり、成分(a)、(b)および(c)
を溶融混合することによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィンのホモポリ
マーおよびコポリマーの安定化および熱酸化安定化に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱酸化安定性を改良するためにポリオレ
フィンに例えば酸化防止剤のような種々の添加剤を添加
できることは当業界において公知である。さらに、ポリ
オレフィンまたはプラスチックは、食品のような消化性
品用の容器としての用途が益々一般的になりつつある。
過去数年間に、一般社会は「非−自然」添加物または
「薬品」と考えられる化合物および過剰な、不必要な添
加物、成分の認知できる程度の使用を嫌悪するようにな
ってきた。かような考え方の普及は、「有機的に」育生
された、すなわち、有機栽培条件下で育生された食品、
「自然食品」が台頭し、かつ、食品が「全自然」または
「無保存剤」を主張する広告が現われてきた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によって、例えば
改良された酸化安定性のような改良された安定性を有す
るホモポリマーおよびコポリマー組成物が提供される。
【0004】本発明によって、消費者が有害ではない、
またはむしろ有利な安定剤であるという見解を示す酸化
防止剤で安定化されたホモポリマーまたはコポリマーが
提供される。
【0005】本発明によって、ビタミンCおよびビタミ
ンEが熱酸化安定性を改良するのに十分な量でホモポリ
マーまたはコポリマーに添加される。
【0006】ポリマー 本発明において有用なオレフィンポリマーは、任意のオ
レフィンホモポリマーまたはコポリマーである。本開示
において使用する「ポリオレフィン」および「ポリマ
ー」は、オレフィンホモポリマーおよび1種以上のオレ
フィンのコポリマーの両者を広く包含する。代表的ポリ
オレフィンには、これらには限定されないが、1分子当
り約2〜約8個の炭素原子を有するオレフィンから製造
されたポリオレフィンが含まれる。特定の代表的ポリオ
レフィンには、これらには限定されないが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテ
ン)およびこれらの混合物が含まれる。好ましいポリオ
レフィンはポリエチレンおよびポリプロピレンであり、
このうちポリエチレンが後の製造加工条件が比較的簡単
であり、かつ、食品容器に広い用途を有するために最も
好ましい。
【0007】ポリオレフィンは、オレフィンと1種以上
の高級α−オレフィンコモノマーとの共重合によっても
製造できる。コモノマーは、通常、重合反応器中に少
量、すなわち、約0.94g/cm3 (g/cc)未満のポ
リマー密度を維持するのに十分な量で存在する。通常、
約5モル%までのコポリマーが全オレフィンモノマー混
合物中に存在する。例えば、ポリエチレンの製造では、
モノマーとしてエチレンを、そして好ましくは1分子当
り約3〜約8個の炭素原子を有するα−オレフィンをコ
モノマーとして使用する。エチレンとの重合用として有
用なコモノマーには、これらに限定されないが、プロピ
レン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン、およびこれらの混合物が含まれる。エチレンモ
ノマーと共に使用するのに現在好ましいコモノマーは、
1−ヘキセンであり、これは現在最も好ましい性質を有
するポリマーを製造するためのブチル分枝を生成する。
【0008】本発明において有用なプロピレンポリマー
は、例えばU.S.P.4,376,851(Hoga
nおよびBanks)に記載されているような任意の結
晶質または半結晶質ポリプロピレンである。プロピレン
ポリマーは、当業界における任意の公知の方法によって
製造できる。
【0009】本発明において有用なポリオレフィンは、
当業界において公知の任意の重合触媒系を使用して当業
界において公知の任意の方法によって製造できる。一般
に、重合触媒系は無機酸化物に支持されたクロム触媒系
(Phillips触媒としても公知である);遷移金
属ハライドおよび有機金属化合物(Ziegler−N
atta触媒としても公知である);または遷移金属が
2種以上の有機化合物間にはさまれている(メタロセン
とも呼ばれる)メタロセン重合触媒系であると考えられ
ている。
【0010】商用として入手できるクロム触媒系は、無
機酸化物上に支持され、少なくとも一部が六価状態であ
るクロムを含有し;所望により、担持クロム重合触媒系
はさらに金属アルキル助触媒を含有する。代表的クロム
触媒系は、これらに限定されないが、U.S.P.3,
887,494;3,900,457;4,053,4
36;4,151,122;4,294,724;4,
392,990;および4,405,501に開示され
ているものが含まれる。ポリエチレンの製造に特に有用
であるポリオレフィン製造の一方法は、反応器温度をポ
リマーが溶液によらない低い温度に維持されているスラ
リーまたは粒子形態重合条件下で無機酸化物に支持され
たクロム−酸化物触媒系を使用する。かような重合方法
は当業界において周知であり、かつ、例えばNorwo
od,U.S.P.No.3,248,179に開示さ
れている。
【0011】商用として入手できるZiegler−N
atta触媒系は、典型的に、アルミニウムアルキルの
ような有機金属化合物と、チタン、ジルコニウム、およ
び(または)バナジウムのハライドのような遷移金属ハ
ライドとの錯体を含有する。代表的なZiegler−
Natta触媒には、これらに限定されないが、U.
S.P.4,394,291;4,326,988;お
よび4,347,158に開示されているものが含まれ
る。Ziegler−Natta触媒を使用するポリオ
レフィン製造方法は、通常、低温度および低圧力のよう
な比較的緩和な重合反応条件を有する。
【0012】安定化 本開示において使用するポリマーの安定性とは、ポリマ
ーに作用するまたはポリマーと反応する例えば、光、熱
および酸化剤のような外力によってポリマーが如何に影
響されるかの指標または尺度である。安定性は、換言す
れば、ポリマー中および(または)ポリマーに起こる変
化の指標である。しかし、本発明のポリマーは、不利な
影響を与えない、および例えば他の安定剤、顔料、染
料、加工助剤、不活性充填剤、バインダー、架橋剤、中
和剤およびこれら2種以上の混合物のようなポリマーの
性質を増進すらさせるような追加成分も含有できること
も認識すべきである。
【0013】本発明のオレフィンポリマーの熱酸化安定
性を改良するための酸化防止剤安定化パッケージは、一
般に公知の、以後ビタミンCと呼ぶアスコルビン酸(C
6 8 6 )、一般に公知の、以後ビタミンE、例えば
α−トコフェロール(C29 502 )のようなトコフェ
ロール、を含有する。ビタミンCおよびビタミンEの両
者は、ポリオレフィンの熱酸化安定性を改良するのに十
分な任意の量で存在できる。これらの2種の化合物は、
ポリマーの熱、光および酸化安定性を改良できる酸化防
止剤として添加できる。
【0014】アスコルビン酸の任意の種類または異性体
が本発明において使用できる。L−アスコルビン酸およ
びD−アスコルビン酸の両者が商用として入手できる。
D−アスコルビン酸はまたD−キシロアスコルビン酸お
よびD−スレオ−ヘキセ−2−エン酸γ−ラクトンとし
ても一般に公知であり;D−アラボアスコルビン酸はエ
リスロビン酸、D−エリスロ−ヘキセ−2−エン酸γ−
ラクトンとしても一般に公知でり、そして、L−アスコ
ルビン酸はL−キシロアスコルビン酸およびL−スレオ
−ヘキセ−2−エン酸γ−ラクトンとしても公知であ
る。
【0015】任意の種類のトコフェロールが、本発明に
おいて使用できる。代表的なトコフェロールには、これ
らに限定されないが、ビタミン活性を有する4種の天然
産化合物および4種の他の類似化合物が含まれる。4種
の天然産化合物は、トコール(2−メチル−2−
(4′,8′,12′−トリメチルトリデシル)−6−
クロモノール)のメチル誘導体であり、かつ、α−トコ
フェロール(5,7,8−トリメチルトコール)、β−
トコフェロール(5,8−ジメチルトコール)、γ−ト
コフェロール(7,8−ジメチルトコール)、およびδ
−トコフェロール(8−メチルトコール)、およびD
(右)およびL(左)光学的活性異性体の両者を含むこ
れらの1種以上の誘導体が含まれる。代表的誘導体に
は、これらに限定されないが、D−α−トコフェロール
アセテート、DL−α−トコフェロールアセテート、D
−α−トコフェロール酸スクシネート、D−α−トコフ
ェロールポリエチレングリコール 1000スクシネー
ト、D−α−トコフェロールキノンおよびこれらの混合
物が含まれる。4種の類似化合物は、トコトリエノール
(2−メチル−2−(4′,8′,12′−トリメチル
トリデカ−3′,7′,11′−トリエニル)−6−ク
ロモノールのメチル誘導体であり、かつ、側鎖に3個の
不飽和結合を含有する。
【0016】一般に、全酸化防止安定剤パッケージは、
約1,000ミリグラム/キログラム(mg/kgまたはpp
m )、までの範囲内、好ましくは約10〜1,000mg
/kgの範囲内でポリマー中に存在する。最も好ましく
は、全酸化防止安定剤パッケージは、最良のポリマー安
定化用としては50〜500mg/kgの範囲内で最終ポリ
マー組成物中に存在する。安定剤の任意の追加量は、ポ
リマーの酸化安定性を有意には改良しない。不十分量の
安定剤は、ポリマーの安定性を十分には改良させない。
【0017】一般に、最終の得られたポリマー組成物中
に存在するアスコルビン酸の量は、約1〜約1000mg
/kg、好ましくは約5〜約500mg/kgの範囲内であ
る。最も好ましくは、最終ポリマー組成物中に存在する
アスコルビン酸の量は、熱酸化安定性を最高にし、か
つ、維持するために10〜250mg/kgの範囲内であ
る。
【0018】最終の得られたポリマー組成物中に存在す
るα−トコフェロールの量は、一般に約1000mg/kg
まで、好ましくは、約5〜約500mg/kgの範囲内であ
る。好ましくは、最終ポリマー組成物中に存在するトコ
フェロールの量は、10〜250mg/kgの範囲内であ
る。ビタミンEは、得られたポリマーを着色させる。従
って高い添加量は消費者に受入れられない。さらに、好
ましい範囲では、熱酸化に対するポリオレフィンの安定
化に相乗効果を付与する。
【0019】本発明において使用する酸化防止剤パッケ
ージは、当業界において公知の任意の方法によってポリ
マーに添加できる。酸化防止剤とポリマーとを組合せる
代表的例には、これらに限定されないが、物理的混合、
溶融混合噴霧適用、安定剤(例えばビタミンE)の濃厚
物を所望濃度までポリマー中に稀釈させる、およびこれ
らの2種以上の方法の組合せが含まれる。例えば、添加
を簡単にするために溶剤中に稀釈することができる。
【0020】酸化剤パッケージとポリマーとの接触は、
最終組成物中に酸化防止剤の適切量を含有した最終組成
物を調製するのに十分な任意の条件下で行うことができ
る。使用を容易にするために、接触温度は一般に、ほぼ
周囲温度から所望ポリマーのほぼ融点までの間である。
例えばビタミンCおよびEのような安定剤を室温でポリ
マーに添加し、次いでさらに完全に接触させるために全
組成物を溶融混合させることができる。接触圧力は、一
般に、約大気圧〜約70.3kg/cm2 ゲージ(1000
psig)であり、かつ、任意の雰囲気が使用できるが、酸
化防止剤添加の間のポリマー安定性を増加させるために
は例えば窒素またはアルゴンのような不活性雰囲気の使
用が好ましい。
【0021】次の例は、本発明の範囲を不当に限定する
ことなく本発明の好ましい態様をさらに例示するための
ものである。
【0022】 ポリエチレンは、Phillips Petroleu
m Company,Bartlesville,Ok
lahomaから商標名MarlexTM6007として
販売されている慣用の商用として入手できる触媒系によ
って製造されたものであり、これを種々の酸化防止剤を
使用して熱安定性の試験をした。商用として入手できる
ビタミンEは、商標名RonotecTM201Cまたは
RonotecTM202CとしてHoffman−La
Roche,Inc.から購入したものであり、Ron
otec 201Cは10wt%のビタミンEとグリセ
ライドとのブレンドである。ビタミンCはRonote
TM100としてHoffman−LaRocheから
購入した商用として入手できるものであった。テトラキ
ス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−4ヒドロ
キシヒドロシンナメート)]メタンは商用として入手で
きるものであり、IrganoxTM1010としてCi
ba−Geigyから購入した。
【0023】すべての酸素誘導時間(OIT)分析は、
別記しない限り三重反復試験で実施した。OIT分析は
次の方法によって行った。ポリマーフラッフをメチレン
クロライド中においてビタミンCとビタミンEとの混合
物でスラリーにし、所望濃度にした。次いでフラッフを
生産設備で通常実施されるように押出し、かつ、ペレッ
ト化した。個々の安定化ペレットを、ホットプレス上で
2枚のガラススライド間で177℃(350°F)で1
分未満プレスして0.20〜0.25mm(8〜10mil
)の厚さにした。各ペレットから直径1/4のパンチ
を有する1個の円形試料を打抜き、アルミニウムパン上
に置いた。試料に均一な熱伝導を維持するために、アル
ミニウムパンの角にひだを付け、かつ、曲げて円形試料
全体がパンと接触させるようにした。熱伝導が均一でな
い場合には、OIT分析結果が変化するおそれがある。
例えば試料が加熱の間にパンと接触を保っていない場合
には、試料は最初にカールし、そして熱の上昇に伴って
平らになる結果、OIT値が低くなる。試料は窒素下
(N2 供給量50cc/分)で10℃/分の割合で200
℃まで加熱し、次いで純酸素に切換えた(O2 供給量5
0cc/分)。熱流の割合(mcal/秒)は、酸化分解(発
熱反応)の開始までの時間(分)を測定するために時間
(分)単位で測定した。
【0024】例 I ビタミンE、IrganoxTM1010およびビタミン
E/ビタミンCを使用したOIT分析の結果を下記の表
Iに示す。
【0025】
【表1】 表 I 添加剤濃度,OIT OIT OIT OIT,実験 添 加 剤 mg/kg #1 #2 #3 平 均 101 なし 0 1.97 1.88 1.85 1.9±0.06 102 Vitamin E * 100 4.55 4.18 5.27 4.7±0.6 103 Vitamin E ** 100 4.02 4.30 4.67 4.3±0.3 104 IrganoxTM 1010 300 4.91 6.11 2.42 4.5±1.9 105 Vitamin E* /Vitamin C 100/100 11.28 6.81 12.45 5.14 7.48 8.6±3.1
【0026】(表中、 * RonotecTM201** RonotecTM202C )
【0027】表Iのデータには、ビタミンEとビタミン
Cの組合せがOITを有意に増加させること示されてい
る。
【0028】例 II 非安定化ポリマー、ビタミンEのみを添加したポリマ
ー、ビタミンCのみを添加したポリマーおよびビタミン
EおよびビタミンCの両者を添加したポリマーについて
OITを再び行った。データを下記の表IIに示す。
【0029】
【表2】 表 II 添加剤濃度,OIT OIT OIT OIT,実験 添 加 剤 mg/kg #1 #2 #3 平 均 201 なし 0 2.86 2.68 1.36 2.3±0.82 202 Vitamin E * 100 2.14 1.82 2.96 2.3±0.59 203 Vitamin C 100 1.36 0.88 1.46 1.2±0.31204 Vitamin E* /Vitamin C 100/100 4.57 4.71 3.60 4.3±0.60
【0030】(表中、 * RonotecTM201)
【0031】表IIのデータに示されるように、ビタミン
EとビタミンCの両者の添加は、ポリマーの酸素誘導時
間を改良する上で相乗効果を有する。
【0032】各分析で1個のみのペレットを使用し、例
えばペレットとアルミニウムパンとの不完全な接触のよ
うな他の試験変数に鑑みて、表Iおよび表IIのデータは
直接比較できないことを留意すべきである。しかし、各
表の中のデータは比較できる。さらに均一なポリマーブ
レンドを得るために理想的には、ビタミンCおよびビタ
ミンEは押出並びにペレット化前に溶融混合した方が良
いであろう。残念ながら、かような工程はポリマーに別
の熱履歴を付加し、従ってポリマーを変化させる可能性
がある。
【0033】本発明を例示する目的で詳細に説明した
が、これによって本発明が限定されるものと解釈すべき
ではなく、本発明の範囲および精神の範囲内のすべての
変更および改良態様を網羅する積りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/18 LCZ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)オレフィン1分子当り2〜8個の
    炭素原子を有するオレフィンのホモポリマーまたはコポ
    リマーまたはこれらの混合物であるポリマー; (b)アスコルビン酸;および (c)1種以上のトコフェロール を含有することを特徴とする改良された熱酸化安定性を
    有するポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 前記のオレフィンがエチレンである請求
    項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記のポリマーが、エチレンのホモポリ
    マーである請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記のコポリマーが、エチレンと高級α
    −オレフィンとのコポリマーである請求項1または2に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記の高級α−オレフィンが、1分子当
    り約3〜約8個の炭素原子を有する請求項4に記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】 前記のポリマーが、ポリプロピレンであ
    る請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記のアスコルビン酸が、L−アスコル
    ビン酸、D−アスコルビン酸またはこれらの混合物であ
    る請求項1〜6の任意の1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記のアスコルビン酸が、最終の、得ら
    れたポリマー組成物の全重量に基づいて、約1〜約10
    00mg/kgの範囲内で存在する請求項1〜7の任意の1
    項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記のトコフェロールが、トコール(2
    −メチル−2−(4′,8′,12′−トリメチルトリ
    デシル)−6−クロモノール)のメチル誘導体、トコト
    リエノール(2−メチル−2−(4′,8′,12′−
    トリメチルトリデカ−3′,7′,11′−トリエニ
    ル)−6−クロモノール)のメチル誘導体またはこれら
    の混合物である請求項1〜8の任意の1項に記載の組成
    物。
  10. 【請求項10】 前記のトコフェロールが、トコール
    (2−メチル−2−(4′,8′,12′−トリメチル
    トリデシル)−6−クロモノノール)のメチル誘導体、
    およびα−トコフェロール(5,7,8−トリメチルト
    コール)、β−トコフェロール(5,8−ジメチルトコ
    ール)、γ−トコフェロール(7,8−ジメチルトコー
    ル)、およびδ−トコフェロール(8−メチルトコー
    ル)、かような化合物の1種以上の誘導体またはかよう
    な化合物および誘導体2種以上の混合物である請求項9
    に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記のトコフェロールが、最終の、得
    られたポリマー組成物の全重量に基づいて約1000mg
    /kgまでの範囲内で存在する請求項1〜10の任意の1
    項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 成分(a)、(b)および(c)を溶
    融混合させることを特徴とする請求項1〜11の任意の
    1項に記載のポリマー組成物の製造方法。
JP7113013A 1994-05-12 1995-05-11 熱酸化安定性ポリマー組成物 Pending JPH0841252A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US241538 1988-09-02
US24153894A 1994-05-12 1994-05-12

Publications (1)

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ID=22911112

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7113013A Pending JPH0841252A (ja) 1994-05-12 1995-05-11 熱酸化安定性ポリマー組成物

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0682073A3 (ja)
JP (1) JPH0841252A (ja)
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