JPH0841062A - 安定な結晶性(6s)− 及び(6r)− テトラヒドロ葉酸 - Google Patents
安定な結晶性(6s)− 及び(6r)− テトラヒドロ葉酸Info
- Publication number
- JPH0841062A JPH0841062A JP7108881A JP10888195A JPH0841062A JP H0841062 A JPH0841062 A JP H0841062A JP 7108881 A JP7108881 A JP 7108881A JP 10888195 A JP10888195 A JP 10888195A JP H0841062 A JPH0841062 A JP H0841062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tetrahydrofolic acid
- crystalline
- acid
- crystallization
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D475/00—Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems
- C07D475/02—Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with an oxygen atom directly attached in position 4
- C07D475/04—Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with an oxygen atom directly attached in position 4 with a nitrogen atom directly attached in position 2
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/06—Antipsoriatics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P19/00—Drugs for skeletal disorders
- A61P19/02—Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/02—Nutrients, e.g. vitamins, minerals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P33/00—Antiparasitic agents
- A61P33/10—Anthelmintics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/06—Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P39/00—General protective or antinoxious agents
- A61P39/02—Antidotes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/06—Antianaemics
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Immunology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Obesity (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定な結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒ
ドロ葉酸 【構成】 本発明は安定な、結晶性(6S)-及び(6
R)-テトラヒドロ葉酸、その使用方法並びにその製造方
法に関する。結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ
葉酸は高純度及び著しく高い安定性を有する。空気及び
高められた温度に対しても、通常極めて酸化に敏感な物
質が、安定剤を添加することなく完全に不活性に作用す
る。結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸の製造に必要な結
晶化処理を、pH- 値≧3.5で、結晶性(6R)-テト
ラヒドロ葉酸の製造に必要な結晶化処理を、pH- 値≧
2で容易に実施することができ、極めて生産性である。
ドロ葉酸 【構成】 本発明は安定な、結晶性(6S)-及び(6
R)-テトラヒドロ葉酸、その使用方法並びにその製造方
法に関する。結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ
葉酸は高純度及び著しく高い安定性を有する。空気及び
高められた温度に対しても、通常極めて酸化に敏感な物
質が、安定剤を添加することなく完全に不活性に作用す
る。結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸の製造に必要な結
晶化処理を、pH- 値≧3.5で、結晶性(6R)-テト
ラヒドロ葉酸の製造に必要な結晶化処理を、pH- 値≧
2で容易に実施することができ、極めて生産性である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結晶性N- 〔4-
〔〔(2- アミノ -1,4,5,6,7,8- ヘキサヒ
ドロ -4- オキソ-(6S)-及び-(6R)-プテリビニル)
メチル〕アミノ〕ベンゾイル〕 -L- グルタミン酸(以
下結晶性(6S)-又は(6R)-テトラヒドロ葉酸と呼称
する。)、その使用方法並びにその製造方法に関する。
〔〔(2- アミノ -1,4,5,6,7,8- ヘキサヒ
ドロ -4- オキソ-(6S)-及び-(6R)-プテリビニル)
メチル〕アミノ〕ベンゾイル〕 -L- グルタミン酸(以
下結晶性(6S)-又は(6R)-テトラヒドロ葉酸と呼称
する。)、その使用方法並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラヒドロ葉酸- 誘導体は2個の不斉
中心を含有する。その際葉酸、すなわちN-(プテロイ
ル)-L- グルタミン酸からこの誘導体を合成することに
基づきグルタミン酸残基中に含有される光学的に活性な
C- 原子はL- 型で存在し、一方常法でプロテイル−残
基の5,6- 位にある二重結合の水素化することによっ
て生じる光学的に活性なC- 原子は6位にラセミ性(6
R,S)-型で存在する。したがってテトラヒドロ葉酸の
誘導体は、2個のジアステレオマーの1:1混合物から
成る。
中心を含有する。その際葉酸、すなわちN-(プテロイ
ル)-L- グルタミン酸からこの誘導体を合成することに
基づきグルタミン酸残基中に含有される光学的に活性な
C- 原子はL- 型で存在し、一方常法でプロテイル−残
基の5,6- 位にある二重結合の水素化することによっ
て生じる光学的に活性なC- 原子は6位にラセミ性(6
R,S)-型で存在する。したがってテトラヒドロ葉酸の
誘導体は、2個のジアステレオマーの1:1混合物から
成る。
【0003】薬剤としてテトラヒドロ葉酸塩を主に5-
ホルミル -5,6,7,8- テトラヒドロ葉酸(ロイコ
ボリン) の又は5- メチル -5,6,7,8- テトラヒ
ドロ葉酸のカルシウム塩として巨大赤芽球性葉酸欠乏-
貧血の治療に、解毒薬として癌治療(“抗葉酸救済”)
に於けるフッ素- 拮抗剤、特にアミノプテリン及びメト
トレキサートの相容性の強化のために、フッ素化された
ピリミジンの治療効果の及び自己免疫疾患、たとえば乾
癬及びリュウマチ性関節炎の治療の強化のために、特定
の駆虫剤、トリメトプリム- スルフアメトキサゾールの
相容性の強化のために並びに化学療法に於けるジデアザ
テトラヒドロホラートの毒性の減少のために使用する。
同様にテトラヒドロ葉酸は多様なテトラヒドロ葉酸- 誘
導体の製造用基本物質として使用される。
ホルミル -5,6,7,8- テトラヒドロ葉酸(ロイコ
ボリン) の又は5- メチル -5,6,7,8- テトラヒ
ドロ葉酸のカルシウム塩として巨大赤芽球性葉酸欠乏-
貧血の治療に、解毒薬として癌治療(“抗葉酸救済”)
に於けるフッ素- 拮抗剤、特にアミノプテリン及びメト
トレキサートの相容性の強化のために、フッ素化された
ピリミジンの治療効果の及び自己免疫疾患、たとえば乾
癬及びリュウマチ性関節炎の治療の強化のために、特定
の駆虫剤、トリメトプリム- スルフアメトキサゾールの
相容性の強化のために並びに化学療法に於けるジデアザ
テトラヒドロホラートの毒性の減少のために使用する。
同様にテトラヒドロ葉酸は多様なテトラヒドロ葉酸- 誘
導体の製造用基本物質として使用される。
【0004】テキラヒドロ葉酸を薬剤として又は多様な
テトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造のための基本物質とし
て直接使用することは、従来薬学的有効物質として容認
できる純度を有するテトラヒドロ葉酸の製造で困難につ
きあたり、そしてテトラヒドロ葉酸の著しい不安定性が
障害となる。この際特に高い酸化敏感性が注目される
〔A.L.フィツフーフ(Fitzhugh)、Pteridines 4
(4),187−191(1993)参照〕。この不安
定性の克服するために、種々の方法が開発されている。
但しドイツ特許出願公開第2,323,124号公報に
は本発明に関連することが特に述べられている。テトラ
ヒドロ葉酸の製造法及び本発明に関連することがヨーロ
ッパ特許第600460号明細書中に同様、特に述べら
れている。しかし従来まだ高純度及び優れた安定性を有
するテトラヒドロ葉酸の製造に適し、同時にテトラヒド
ロ葉酸の薬学的使用を可能にする、工業的に実施できる
方法を見い出すことができなかった。
テトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造のための基本物質とし
て直接使用することは、従来薬学的有効物質として容認
できる純度を有するテトラヒドロ葉酸の製造で困難につ
きあたり、そしてテトラヒドロ葉酸の著しい不安定性が
障害となる。この際特に高い酸化敏感性が注目される
〔A.L.フィツフーフ(Fitzhugh)、Pteridines 4
(4),187−191(1993)参照〕。この不安
定性の克服するために、種々の方法が開発されている。
但しドイツ特許出願公開第2,323,124号公報に
は本発明に関連することが特に述べられている。テトラ
ヒドロ葉酸の製造法及び本発明に関連することがヨーロ
ッパ特許第600460号明細書中に同様、特に述べら
れている。しかし従来まだ高純度及び優れた安定性を有
するテトラヒドロ葉酸の製造に適し、同時にテトラヒド
ロ葉酸の薬学的使用を可能にする、工業的に実施できる
方法を見い出すことができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今や、驚くべきことに
本発明者は、高い化学的及び光学的純度及び優れた安定
性を有する(6S)-又は(6R)-テトラヒドロ葉酸が次
の様にして得られることを見い出した。すなわち光学的
に純粋な(6S)-又は光学的に純粋な(6R)-、濃厚な
(6S)-又は濃厚な(6R)−、又は(6R,S)-テト
ラヒドロ葉酸を結晶化する。得られた結晶性(6S)-及
び(又は)(6R)-テトラヒドロ葉酸は、先ずこれを薬
剤として又は高い純度を有する他のテトラヒドロ葉酸-
誘導体の工業的製造のための出発化合物として使用する
ことができる。
本発明者は、高い化学的及び光学的純度及び優れた安定
性を有する(6S)-又は(6R)-テトラヒドロ葉酸が次
の様にして得られることを見い出した。すなわち光学的
に純粋な(6S)-又は光学的に純粋な(6R)-、濃厚な
(6S)-又は濃厚な(6R)−、又は(6R,S)-テト
ラヒドロ葉酸を結晶化する。得られた結晶性(6S)-及
び(又は)(6R)-テトラヒドロ葉酸は、先ずこれを薬
剤として又は高い純度を有する他のテトラヒドロ葉酸-
誘導体の工業的製造のための出発化合物として使用する
ことができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】その際(6S)-テトラヒ
ドロ葉酸の結晶は、極性媒体からpH- 値≧3.5で行
われ、(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化は極性媒体か
らpH- 値≧2で行われる。
ドロ葉酸の結晶は、極性媒体からpH- 値≧3.5で行
われ、(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化は極性媒体か
らpH- 値≧2で行われる。
【0007】極性媒体として、特に水又は水及び水と混
和しうる有機溶剤、たとえばアルコール、たとえばメタ
ノール、エタノール、n- プロパノール、イソ- プロパ
ノール、エチレングリコール、低級脂肪族水溶性カルボ
ン酸、たとえばギ酸、酢酸、乳酸又は水溶性アミド、た
とえばホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、1- メチルピロリドン、2- メチルピロ
リドン、2- ピペリジノンから成る混合物が適する。使
用される溶剤の種類及び混合割合に関して特別の制限は
ない。というのは結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸及び
結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸が一般に対応する非晶
質形に比してより低い溶解度を有するからである。
和しうる有機溶剤、たとえばアルコール、たとえばメタ
ノール、エタノール、n- プロパノール、イソ- プロパ
ノール、エチレングリコール、低級脂肪族水溶性カルボ
ン酸、たとえばギ酸、酢酸、乳酸又は水溶性アミド、た
とえばホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、1- メチルピロリドン、2- メチルピロ
リドン、2- ピペリジノンから成る混合物が適する。使
用される溶剤の種類及び混合割合に関して特別の制限は
ない。というのは結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸及び
結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸が一般に対応する非晶
質形に比してより低い溶解度を有するからである。
【0008】(6S)-テトラヒドロ葉酸の結晶化の開始
時には特にpH- 値3.6〜6.5が適する。(6R)-
テトラヒドロ葉酸の結晶化の開始時には特にpH- 値2
〜5.5が適する。結晶化の開始時の最適なpH- 値
は、使用される材料及び所望の目的に依存し、簡単な試
験によって特定化することができる。一般に塩含有量が
出発溶液中で高くなればなるほど、結晶化開始時のpH
- 値はますます低下するが、結晶化開始時のpH- 値が
低くければ低いほど、結晶化はますますゆっくり行わね
ばならない。というのは更に約3のpH- 値で非晶質の
テトラヒドロ葉酸が沈殿するからである。葉酸の水素化
ホウ素- 還元により得られた反応溶液から(6S)-テト
ラヒドロ葉酸を直接結晶化するために、たとえば結晶化
開始時のpH- 値は≦4.8が必ず必要である。結晶化
の開始後、pH- 値を変えることができる。
時には特にpH- 値3.6〜6.5が適する。(6R)-
テトラヒドロ葉酸の結晶化の開始時には特にpH- 値2
〜5.5が適する。結晶化の開始時の最適なpH- 値
は、使用される材料及び所望の目的に依存し、簡単な試
験によって特定化することができる。一般に塩含有量が
出発溶液中で高くなればなるほど、結晶化開始時のpH
- 値はますます低下するが、結晶化開始時のpH- 値が
低くければ低いほど、結晶化はますますゆっくり行わね
ばならない。というのは更に約3のpH- 値で非晶質の
テトラヒドロ葉酸が沈殿するからである。葉酸の水素化
ホウ素- 還元により得られた反応溶液から(6S)-テト
ラヒドロ葉酸を直接結晶化するために、たとえば結晶化
開始時のpH- 値は≦4.8が必ず必要である。結晶化
の開始後、pH- 値を変えることができる。
【0009】(6S)-テトラヒドロ葉酸の結晶化の間及
び(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化の間も、pH- 値
は増加するか又はpH- 値を酸又は緩衝液の添加によっ
て一定に保つことができる。(6S)-テトラヒドロ葉酸
の光学的増加が結晶化の目的の場合、結晶化の間4.5
〜5.5のpH- 値が好ましいといえる。安定な結晶性
(6S)-テトラヒドロ葉酸の製造が結晶化の目的の場
合、結晶化の間3.5〜4.5のpH- 値が好ましい。
(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化に対して、所望の目
的に関係なく結晶化の間のpH- 値3.5〜4.5が好
ましい。結晶化は、夫々室温で、高められた温度で、し
かしまたより低い温度で実施することができる。
び(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化の間も、pH- 値
は増加するか又はpH- 値を酸又は緩衝液の添加によっ
て一定に保つことができる。(6S)-テトラヒドロ葉酸
の光学的増加が結晶化の目的の場合、結晶化の間4.5
〜5.5のpH- 値が好ましいといえる。安定な結晶性
(6S)-テトラヒドロ葉酸の製造が結晶化の目的の場
合、結晶化の間3.5〜4.5のpH- 値が好ましい。
(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化に対して、所望の目
的に関係なく結晶化の間のpH- 値3.5〜4.5が好
ましい。結晶化は、夫々室温で、高められた温度で、し
かしまたより低い温度で実施することができる。
【0010】結晶化時間は、2〜3分〜数日である。よ
り長い結晶化時間は、一般に高められた純度及び安定な
生成物を生じる。(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉
酸の結晶化は、pH- 値の徐々の調整によって対応する
異性体の結晶化の開始時に適するpH- 値よりも小さい
pH- 値から又は好ましくは高められたpH- 値から自
然発生的に生じる。結晶化を、対応する結晶性テトラヒ
ドロ葉酸を用いて結晶種を注入することによって対応す
る異性体の結晶化開始時に適するpH- 範囲内で生じる
ことができる。
り長い結晶化時間は、一般に高められた純度及び安定な
生成物を生じる。(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉
酸の結晶化は、pH- 値の徐々の調整によって対応する
異性体の結晶化の開始時に適するpH- 値よりも小さい
pH- 値から又は好ましくは高められたpH- 値から自
然発生的に生じる。結晶化を、対応する結晶性テトラヒ
ドロ葉酸を用いて結晶種を注入することによって対応す
る異性体の結晶化開始時に適するpH- 範囲内で生じる
ことができる。
【0011】結晶化の出発材料としてラセミ性(6R,
S)-テトラヒドロ葉酸、濃厚な(6S)-又は(6R)-テ
トラヒドロ葉酸及び非晶質の(6S)-又は(6R)-テト
ラヒドロ葉酸を使用することができる。その際、単離さ
れた固体、たとえば(6R,S)-テトラヒドロ葉酸、
(6S)-テトラヒドロ葉酸- 硫酸及びスルホン酸- 付加
塩──これらはヨーロッパ特許第495,204号明細
書に従って製造される──及びその場で接触水素化又は
水素化ホウ素- 還元によって葉酸から製造されるテトラ
ヒドロ葉酸が出発材料として適する。(6R)-テトラヒ
ドロ葉酸の結晶化は(6S)-テトラヒドロ葉酸- 結晶化
の母液から直接行うことができる。2つの異性体の結晶
化は、たとえばpH- 値>7又は<2の調整によって得
られる溶液から及び懸濁液から行うことができる。
S)-テトラヒドロ葉酸、濃厚な(6S)-又は(6R)-テ
トラヒドロ葉酸及び非晶質の(6S)-又は(6R)-テト
ラヒドロ葉酸を使用することができる。その際、単離さ
れた固体、たとえば(6R,S)-テトラヒドロ葉酸、
(6S)-テトラヒドロ葉酸- 硫酸及びスルホン酸- 付加
塩──これらはヨーロッパ特許第495,204号明細
書に従って製造される──及びその場で接触水素化又は
水素化ホウ素- 還元によって葉酸から製造されるテトラ
ヒドロ葉酸が出発材料として適する。(6R)-テトラヒ
ドロ葉酸の結晶化は(6S)-テトラヒドロ葉酸- 結晶化
の母液から直接行うことができる。2つの異性体の結晶
化は、たとえばpH- 値>7又は<2の調整によって得
られる溶液から及び懸濁液から行うことができる。
【0012】非晶質の又は結晶性光学的に純粋なテトラ
ヒドロ葉酸又はその塩を結晶化に対する出発材料として
使用することによって、本法によって従来決して得られ
なかった純度(>98%)及び従来同様に決して得られ
なかった安定性の結晶性テトラヒドロ葉酸が得られる。
ヒドロ葉酸又はその塩を結晶化に対する出発材料として
使用することによって、本法によって従来決して得られ
なかった純度(>98%)及び従来同様に決して得られ
なかった安定性の結晶性テトラヒドロ葉酸が得られる。
【0013】本発明は、結晶性(6S)-及び(又は)
(6R)-テトラヒドロ葉酸を薬剤の製造のための成分と
して又は他のテトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造のための
成分として使用することに関する。というのは結晶性
(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸が固形でその優
れた安定性に基づき、時間的に実質上制限されない、一
定の極めて良好な品質を所持するからである。同様に、
本発明は結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸
を含有する薬学的調製物にも関する。薬学的調製物の製
造は、公知方法、たとえば凍結乾燥によって行われる。
その使用は、公知物質の使用と同様にテトラヒドロホラ
ート、たとえば5- ホルミル -5,6,7,8- テトラ
ヒドロ葉酸の領域から行われる。
(6R)-テトラヒドロ葉酸を薬剤の製造のための成分と
して又は他のテトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造のための
成分として使用することに関する。というのは結晶性
(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸が固形でその優
れた安定性に基づき、時間的に実質上制限されない、一
定の極めて良好な品質を所持するからである。同様に、
本発明は結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸
を含有する薬学的調製物にも関する。薬学的調製物の製
造は、公知方法、たとえば凍結乾燥によって行われる。
その使用は、公知物質の使用と同様にテトラヒドロホラ
ート、たとえば5- ホルミル -5,6,7,8- テトラ
ヒドロ葉酸の領域から行われる。
【0014】更に、本発明は、(6R,S)-テトラヒド
ロ葉酸を2つのジアステレオマー(6S)-及び(6R)-
テトラヒドロ葉酸に分別結晶によって分離する方法に関
する。この方法は、極めて簡単かつ生産性が高い。粗ラ
セミ性(6R,S)-テトラヒドロ葉酸の最初の結晶です
でに75%以上の(6S)-割合を有する結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸が70%以上の収率で及び80%以上
の(6R)-割合を有する結晶性(6R)-テトラヒドロ葉
酸が50%以上の収率で得られる。同様な条件下で別の
結晶化によって95%以上の異性体純度を有する結晶性
(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸を得ることがで
きる。
ロ葉酸を2つのジアステレオマー(6S)-及び(6R)-
テトラヒドロ葉酸に分別結晶によって分離する方法に関
する。この方法は、極めて簡単かつ生産性が高い。粗ラ
セミ性(6R,S)-テトラヒドロ葉酸の最初の結晶です
でに75%以上の(6S)-割合を有する結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸が70%以上の収率で及び80%以上
の(6R)-割合を有する結晶性(6R)-テトラヒドロ葉
酸が50%以上の収率で得られる。同様な条件下で別の
結晶化によって95%以上の異性体純度を有する結晶性
(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸を得ることがで
きる。
【0015】(6R)-又は(6S)-テトラヒドロ葉酸
を、単離せずに他のテトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造に
使用することもできる。したがってたとえば(6R)-テ
トラヒドロ葉酸溶液にホルムアルデヒドを添加すること
によって極めて簡単に濃厚な5,10- メチレン-(6
S)-テトラヒドロ葉酸を製造することができる。
を、単離せずに他のテトラヒドロ葉酸- 誘導体の製造に
使用することもできる。したがってたとえば(6R)-テ
トラヒドロ葉酸溶液にホルムアルデヒドを添加すること
によって極めて簡単に濃厚な5,10- メチレン-(6
S)-テトラヒドロ葉酸を製造することができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明を説明するために、例によって
説明する。例中に記載されるテトラヒドロ葉酸の含有量
および異性体割合を、夫々HPLCで測定する。すべて
のテトラヒドロ葉酸- 含有量は無水のものに対してであ
る。 〔例1〕(安定性) 結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸の安定性
測定のために、物質を比較試料と一緒に負荷条件下で6
0℃で空気中下に保存する。周期的間隔でテトラヒドロ
葉酸の残存含有量を測定し、出発値と比較して記載す
る。
説明する。例中に記載されるテトラヒドロ葉酸の含有量
および異性体割合を、夫々HPLCで測定する。すべて
のテトラヒドロ葉酸- 含有量は無水のものに対してであ
る。 〔例1〕(安定性) 結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ葉酸の安定性
測定のために、物質を比較試料と一緒に負荷条件下で6
0℃で空気中下に保存する。周期的間隔でテトラヒドロ
葉酸の残存含有量を測定し、出発値と比較して記載す
る。
【0017】
【表1】
【0018】結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ
葉酸は、比較的長い負荷期間後60℃で空気中でまだ極
めて明るく、ほとんど白である。これに反して他の比較
生成物は速やかに、極めて著しく変色する。
葉酸は、比較的長い負荷期間後60℃で空気中でまだ極
めて明るく、ほとんど白である。これに反して他の比較
生成物は速やかに、極めて著しく変色する。
【0019】安定性試験に使用される物質を下記の様に
製造する: ・結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸。 本発明の例6に従って。 ・結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸。
製造する: ・結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸。 本発明の例6に従って。 ・結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸。
【0020】本発明の例9に従って。 ・“ヤマノウチによる結晶性(6R,S)-テトラヒドロ
葉酸”。 ドイツ特許出願公開第2,323,124号明細書例3
に従って。 ・非晶質の(6S)-テトラヒドロ葉酸。
葉酸”。 ドイツ特許出願公開第2,323,124号明細書例3
に従って。 ・非晶質の(6S)-テトラヒドロ葉酸。
【0021】(6S)-テトラヒドロ葉酸を酢酸中に溶解
し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 ・非晶質の(6R)-テトラヒドロ葉酸。
し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 ・非晶質の(6R)-テトラヒドロ葉酸。
【0022】(6R)-テトラヒドロ葉酸を酢酸中に溶解
し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 ・非晶質の(6R,S)-テトラヒドロ葉酸。
し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 ・非晶質の(6R,S)-テトラヒドロ葉酸。
【0023】(6R,S)-テトラヒドロ葉酸を酢酸中に
溶解し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 〔例2〕(粉末X線図) 結晶性(6S)-及び(6)−テトラヒドロ葉酸の構造性質
(結晶度)を調べるために、これらの物質と比較物質よ
って同一条件下で粉末X線図(回析スペクトル)を採用
する。
溶解し、ジエチルエーテルで沈殿させる。 〔例2〕(粉末X線図) 結晶性(6S)-及び(6)−テトラヒドロ葉酸の構造性質
(結晶度)を調べるために、これらの物質と比較物質よ
って同一条件下で粉末X線図(回析スペクトル)を採用
する。
【0024】結晶性(6S)-及び(6R)-テトラヒドロ
葉酸は2つの十分に分割された異なる、鮮明なバンド及
び低い基底を有するスペクトルを生じる。これに反して
“ヤマグチによる結晶性(6R,S)-テトラヒドロ葉
酸”は、不良に分割された不鮮明なバンド(ぼやけ最
大)及び高い基底を有するスペクトルを生じる。このス
ペクトルは、ほんの僅かの結晶性部分を有する、主に存
在する非晶質の(6R,S)-テトラヒドロ葉酸を示す。
葉酸は2つの十分に分割された異なる、鮮明なバンド及
び低い基底を有するスペクトルを生じる。これに反して
“ヤマグチによる結晶性(6R,S)-テトラヒドロ葉
酸”は、不良に分割された不鮮明なバンド(ぼやけ最
大)及び高い基底を有するスペクトルを生じる。このス
ペクトルは、ほんの僅かの結晶性部分を有する、主に存
在する非晶質の(6R,S)-テトラヒドロ葉酸を示す。
【0025】粉末X線の測定のために、使用される物質
を下記の様に製造する: ・結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸。 本発明の例6に従って。 ・結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸。
を下記の様に製造する: ・結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸。 本発明の例6に従って。 ・結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸。
【0026】本発明の例9に従って。 ・“ヤマノウチによる結晶性(6R,S)-テトラヒドロ
葉酸”。 ドイツ特許出願公開第2,323,124号明細書例3
に従って。 〔例3〕 a)(6R,S)-テトラヒドロ葉酸4gを、水16ml
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後苛性ソ
ーダ溶液で徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載
のpH- 値で夫々2ml- 試料を取り出し、濾取し、少
量の水で洗滌する。
葉酸”。 ドイツ特許出願公開第2,323,124号明細書例3
に従って。 〔例3〕 a)(6R,S)-テトラヒドロ葉酸4gを、水16ml
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後苛性ソ
ーダ溶液で徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載
のpH- 値で夫々2ml- 試料を取り出し、濾取し、少
量の水で洗滌する。
【0027】 pH 量 (6S)-割合 pH5.5 0.03g 87.8% pH6.0 0.06g 87.8% pH6.4 0.02g 88.6% b)(6R,S)-テトラヒドロ葉酸4gを、水16ml
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後塩酸で
徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載のpH- 値
で夫々2ml- 試料を取り出し、濾液し、少量の水で洗
滌する。
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後塩酸で
徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載のpH- 値
で夫々2ml- 試料を取り出し、濾液し、少量の水で洗
滌する。
【0028】 pH 量 (6S)-割合 pH4.8 0.09g 72.7% pH4.5 0.15g 57.9% pH4.2 0.27g 51.8% c)(6R,S)-テトラヒドロ葉酸4gを、水16ml
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後塩酸で
徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載のpH- 値
で夫々2ml- 試料を取り出し、濾取し、少量の水で洗
滌する。
中に懸濁し、25%アンモニアでpH9に調整する。生
じる溶液を50℃で塩酸によりpH5に、その後塩酸で
徐々に所望されるpH- 値に調整する。記載のpH- 値
で夫々2ml- 試料を取り出し、濾取し、少量の水で洗
滌する。
【0029】 pH 量 (6S)-割合 pH4.1 0.16g 56.2% pH3.8 0.10g 52.2% pH3.5 0.22g 51.8% pH3.0 0.12g 51.6% d)(6R,S)-テトラヒドロ葉酸10gを、水80m
l中に懸濁し、1N塩酸でpH1.3に調整する。生じ
る溶液を室温で1.8Nアンモニアにより徐々に所望さ
れるpH- 値に調整する。記載のpH- 値で夫々2ml
- 試料を取り出し、濾取し、少量の水で洗滌する。
l中に懸濁し、1N塩酸でpH1.3に調整する。生じ
る溶液を室温で1.8Nアンモニアにより徐々に所望さ
れるpH- 値に調整する。記載のpH- 値で夫々2ml
- 試料を取り出し、濾取し、少量の水で洗滌する。
【0030】 pH 量 (6S)-割合 pH2.0 0.03g 50.3% pH2.3 0.13g 50.5% pH2.5 0.12g 49.3% pH2.8 0.22g 50.8% pH3.1 0.17g 49.5% pH3.5 0.21g 51.5% pH4.0 0.14g 59.1% pH4.5 0.16g 56.1% pH5.1 0.22g 72.7% pH5.5 0.20g 70.9% 表a)〜d)中に記載された値は、最適な処理パラメー
ターに相当しない。というのは、すべての試験を、比較
可能性を改良するために、一定に実施するからである。 〔例4〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸5g夫々を水5
0ml中に懸濁し、5日間室温で又は40℃で放置す
る。濾取(濾過温度=結晶化温度)及び洗滌後に、次の
値が得られる。
ターに相当しない。というのは、すべての試験を、比較
可能性を改良するために、一定に実施するからである。 〔例4〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸5g夫々を水5
0ml中に懸濁し、5日間室温で又は40℃で放置す
る。濾取(濾過温度=結晶化温度)及び洗滌後に、次の
値が得られる。
【0031】 室温 40℃ 量 (6S)-割合 量 (6S)-割合 pH3.11) 4.2g 52.5% 4.5g 52.2% pH4.22) 3.5g 58.9% 3.9g 59.3% PH5.12) 1.8g 82.1% 1.5g 81.0% 1) ドイツ特許出願公開第2,323,124号明細書、例3と同様に、 (6R,S)-テトラヒドロ葉酸の懸濁時のpH- 値(未補正) 2) 苛性ソーダ溶液で所望のpH- 値に調整。
【0032】表中に記載された値は、最適な処理パラメ
ーターに相当しない。というのはすべての試験を比較可
能性を改良するために一定に実施するからである。 〔例5〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水16
0ml中に懸濁し、25%アンモニアでpH9.3に調
整する。生じる溶液を50℃で塩酸で徐々にpH5.1
に調整し、引続きの結晶化の間pH5.1〜5.2に保
つ。結晶化を行った後に、0〜5℃に冷却し、濾過し、
水洗する。
ーターに相当しない。というのはすべての試験を比較可
能性を改良するために一定に実施するからである。 〔例5〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水16
0ml中に懸濁し、25%アンモニアでpH9.3に調
整する。生じる溶液を50℃で塩酸で徐々にpH5.1
に調整し、引続きの結晶化の間pH5.1〜5.2に保
つ。結晶化を行った後に、0〜5℃に冷却し、濾過し、
水洗する。
【0033】化学含有量95.9%及び(6S)-割合8
0.5%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸19
gが得られる。母液の半分から、エタノールによる沈殿
によって化学含有量63.3%及び(6R)-割合75.
9%を有する、濃厚な非晶質の(6R)-テトラヒドロ葉
酸が得られ、母液のもう半分から塩酸でpH- 値3.5
を速やかに調整することによって、化学含有量84.8
%及び(6R)-割合75.9%を有する、濃厚な非晶質
の(6R)-テトラヒドロ葉酸6.3gが得られる。 〔例6〕ヨーロッパ特許第495204号明細書に従っ
て製造された(6S)-割合99.9%を有する(6S)-
テトラヒドロ葉酸- ベンゾールスルホン酸- 付加塩60
gを水240ml中に懸濁し、1.8Nアンモニア63
ml又は2N苛性ソーダ溶液55.2mlでpH5.5
に調整する。pH- 値を5.5で。保つ。次いで白色の
濃い懸濁液を30%苛性ソーダ溶液でpH9.3に調整
し、生じる澄明溶液を50℃に加熱する。
0.5%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸19
gが得られる。母液の半分から、エタノールによる沈殿
によって化学含有量63.3%及び(6R)-割合75.
9%を有する、濃厚な非晶質の(6R)-テトラヒドロ葉
酸が得られ、母液のもう半分から塩酸でpH- 値3.5
を速やかに調整することによって、化学含有量84.8
%及び(6R)-割合75.9%を有する、濃厚な非晶質
の(6R)-テトラヒドロ葉酸6.3gが得られる。 〔例6〕ヨーロッパ特許第495204号明細書に従っ
て製造された(6S)-割合99.9%を有する(6S)-
テトラヒドロ葉酸- ベンゾールスルホン酸- 付加塩60
gを水240ml中に懸濁し、1.8Nアンモニア63
ml又は2N苛性ソーダ溶液55.2mlでpH5.5
に調整する。pH- 値を5.5で。保つ。次いで白色の
濃い懸濁液を30%苛性ソーダ溶液でpH9.3に調整
し、生じる澄明溶液を50℃に加熱する。
【0034】pH5.2に塩酸でpH- 値を引続き徐々
に調整後、結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸を接種後、
化学含有量96.8%及び(6S)-割合99.9%を有
する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸43.0gが得ら
れる。
に調整後、結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸を接種後、
化学含有量96.8%及び(6S)-割合99.9%を有
する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸43.0gが得ら
れる。
【0035】水160ml中にpH9で得られた結晶性
(6S)-テトラヒドロ葉酸40gを溶解し、塩酸でpH
- 値を4.2で引続き徐々に調整して、結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸を接種後、化学含有量98.5%及び
(6S)-割合100.0%を有する結晶性(6S)-テト
ラヒドロ葉酸32.5gが得られる。
(6S)-テトラヒドロ葉酸40gを溶解し、塩酸でpH
- 値を4.2で引続き徐々に調整して、結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸を接種後、化学含有量98.5%及び
(6S)-割合100.0%を有する結晶性(6S)-テト
ラヒドロ葉酸32.5gが得られる。
【0036】pH4.2で更に再結晶して、化学含有量
>99%及び(6S)-割合100.0%を有する結晶性
(6S)-テトラヒドロ葉酸が得られる。室温で水中での
得られた結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸の溶解度は、
0.0022%である。 〔例7〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水16
0ml及びメタノール40ml中に懸濁し、25%アン
モニアでpH9.1に調整する。生じる溶液を50℃で
塩酸で徐々にpH5.1に調整し、引続きの結晶化の間
pH5.1〜5.2に保つ。結晶化を行った後に、部分
試料20mlを50℃で濾取し、水/メタノールで洗滌
する。化学含有量96.1%及び(6S)-割合83.0
%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸1.3gが
得られる。
>99%及び(6S)-割合100.0%を有する結晶性
(6S)-テトラヒドロ葉酸が得られる。室温で水中での
得られた結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸の溶解度は、
0.0022%である。 〔例7〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水16
0ml及びメタノール40ml中に懸濁し、25%アン
モニアでpH9.1に調整する。生じる溶液を50℃で
塩酸で徐々にpH5.1に調整し、引続きの結晶化の間
pH5.1〜5.2に保つ。結晶化を行った後に、部分
試料20mlを50℃で濾取し、水/メタノールで洗滌
する。化学含有量96.1%及び(6S)-割合83.0
%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸1.3gが
得られる。
【0037】主な量を0〜5℃に冷却し、加圧濾過し、
水/メタノールで洗滌する。化学含有量90.9%及び
(6R)-割合67.1%を有する、別の結晶性(6R)-
テトラヒドロ葉酸18.6gが得られる。 〔例8〕葉酸60gを水240ml中に懸濁し、30%
苛性ソーダ溶液をpH11.5に調整する。生じる溶液
を水素化ホウ素ナトリウム30gで水120ml及び3
0%苛性ソーダ溶液12g中で70℃で還元する。約5
時間の反応時間後、反応混合物を水180mlで希釈
し、塩酸で徐々にpH4.5に調整する。引続きの結晶
の後、pHを約5.5に上げる。懸濁液を0〜5℃で加
圧濾過し、水少量で洗滌する。
水/メタノールで洗滌する。化学含有量90.9%及び
(6R)-割合67.1%を有する、別の結晶性(6R)-
テトラヒドロ葉酸18.6gが得られる。 〔例8〕葉酸60gを水240ml中に懸濁し、30%
苛性ソーダ溶液をpH11.5に調整する。生じる溶液
を水素化ホウ素ナトリウム30gで水120ml及び3
0%苛性ソーダ溶液12g中で70℃で還元する。約5
時間の反応時間後、反応混合物を水180mlで希釈
し、塩酸で徐々にpH4.5に調整する。引続きの結晶
の後、pHを約5.5に上げる。懸濁液を0〜5℃で加
圧濾過し、水少量で洗滌する。
【0038】化学含有量94.4%及び(6S)-割合8
2.7%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸2
5.5gが得られる。乾燥後の水分含有量は4.0%で
ある。水80ml中にpH9で得られた結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸20gを溶解し、塩酸でpH- 値を
5.1で引続き徐々に調整して、結晶性(6S)-テトラ
ヒドロ葉酸を接種後、化学含有量94.0%及び(6
S)-割合94.7%を有する結晶性(6S)-テトラヒド
ロ葉酸4.5gが得られる。乾燥後の水分含有量は1.
8%である。 〔例9〕(6R)-割合99.4%を有する非晶質の(6
R)-テトラヒドロ葉酸50gを、水600ml中に懸濁
し、25%アンモニアでpH9.0に調整する。生じる
澄明な溶液を50℃に加熱する。
2.7%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸2
5.5gが得られる。乾燥後の水分含有量は4.0%で
ある。水80ml中にpH9で得られた結晶性(6S)-
テトラヒドロ葉酸20gを溶解し、塩酸でpH- 値を
5.1で引続き徐々に調整して、結晶性(6S)-テトラ
ヒドロ葉酸を接種後、化学含有量94.0%及び(6
S)-割合94.7%を有する結晶性(6S)-テトラヒド
ロ葉酸4.5gが得られる。乾燥後の水分含有量は1.
8%である。 〔例9〕(6R)-割合99.4%を有する非晶質の(6
R)-テトラヒドロ葉酸50gを、水600ml中に懸濁
し、25%アンモニアでpH9.0に調整する。生じる
澄明な溶液を50℃に加熱する。
【0039】pH4.4に塩酸でpH- 値を引続き徐々
に調整し、この値を保った後、化学含有量96.2%及
び(6S)-割合99.5%を有する結晶性(6S)-テト
ラヒドロ葉酸42.0gが得られる。室温で水中で得ら
れた結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸の溶解度は0.0
14%である。
に調整し、この値を保った後、化学含有量96.2%及
び(6S)-割合99.5%を有する結晶性(6S)-テト
ラヒドロ葉酸42.0gが得られる。室温で水中で得ら
れた結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸の溶解度は0.0
14%である。
【0040】pH4.4で更に再結晶して、化学含有量
>98%及び(6R)-割合99.5%を有する結晶性
(6R)-テトラヒドロ葉酸が得られる。 〔例10〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水1
60ml中に懸濁し、25%アンモニアでpH9.3に
調整する。生じる溶液を50℃で塩酸で徐々にpH5.
1に調整し、引続きの結晶化の間pH5.1〜5.2に
保つ。結晶化を行った後に、室温に冷却し、加圧濾過
し、水洗する。
>98%及び(6R)-割合99.5%を有する結晶性
(6R)-テトラヒドロ葉酸が得られる。 〔例10〕(6R,S)-テトラヒドロ葉酸40gを水1
60ml中に懸濁し、25%アンモニアでpH9.3に
調整する。生じる溶液を50℃で塩酸で徐々にpH5.
1に調整し、引続きの結晶化の間pH5.1〜5.2に
保つ。結晶化を行った後に、室温に冷却し、加圧濾過
し、水洗する。
【0041】化学含有量94.0%及び(6S)-割合7
7.8%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸1
8.2gが得られる。(6S)-テトラヒドロ葉酸- 結晶
の母液を、再び50℃に加熱し、塩酸で徐々に4.4に
調整し、(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化を行う間p
H4.0〜4.5に保つ。結晶化を行った後に、室温に
冷却し、加圧濾過し、水洗する。
7.8%を有する結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸1
8.2gが得られる。(6S)-テトラヒドロ葉酸- 結晶
の母液を、再び50℃に加熱し、塩酸で徐々に4.4に
調整し、(6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化を行う間p
H4.0〜4.5に保つ。結晶化を行った後に、室温に
冷却し、加圧濾過し、水洗する。
【0042】化学含有量78.0%及び(6R)-割合7
4.8%を有する結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸12
gが得られる。 〔例11〕ヨーロッパ特許第600460号明細書中に
記載された条件と同様に、ラセミ性テトラヒドロ葉酸か
ら出発して記載の方法をpH5.2及び45℃でくり返
し実施する。その際得られた生成物を化学的にかつ光学
的純度について測定する。同様に化学的全収率をその夫
々の段階に至るまで記録する。
4.8%を有する結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸12
gが得られる。 〔例11〕ヨーロッパ特許第600460号明細書中に
記載された条件と同様に、ラセミ性テトラヒドロ葉酸か
ら出発して記載の方法をpH5.2及び45℃でくり返
し実施する。その際得られた生成物を化学的にかつ光学
的純度について測定する。同様に化学的全収率をその夫
々の段階に至るまで記録する。
【0043】 純度 割合 含有量g/g 6S- 割合・含有量 全収率 出発化合物 50 % 89.6% 44.8% 100 % 1.段階 80 5% 96.9% 78.0% 53.5% 2.段階 90.0% 97.3% 87.6% 45.4% 3.段階 94.4% 97.4% 91.9% 42.0% 4.段階 96.4% 96.7% 93.2% 38.9% 5.段階 97.7% 96.2% 94.0% 35.2% 6.段階 98.4% 95.6% 94.1% 32.2% 7.段階 98.9% 96.0% 94.9% 28.6% この記載から明らかな様に、この処理の数回の使用によ
って目的生成物中の(6S)-割合は十分に上昇し、一方
処理の数回の実施が原因となる、生成物含有量の減少は
受け入れねばならない。したがって98%以上の純度を
有する生成物の製造はこの処理の数回の使用によっても
不可能である。
って目的生成物中の(6S)-割合は十分に上昇し、一方
処理の数回の実施が原因となる、生成物含有量の減少は
受け入れねばならない。したがって98%以上の純度を
有する生成物の製造はこの処理の数回の使用によっても
不可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明による方法によれば、高純度で優
れた安定性を有するテトラヒドロ葉酸を製造することが
できる。
れた安定性を有するテトラヒドロ葉酸を製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルードルフ・モーザー スイス国、8212ノイハウゼン、ツウバスト ラーセ、29 (72)発明者 トマース・アムマン スイス国、8460マルトハーレン、ゼーベス トラーセ、315
Claims (13)
- 【請求項1】 結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸。
- 【請求項2】 結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸。
- 【請求項3】 (6S)-,(6R)-又は(6R,S)-テト
ラヒドロ葉酸を結晶化することを特徴とする、結晶性
(6S)-及び(又は)(6R)-テトラヒドロ葉酸の製造
方法。 - 【請求項4】 (6R)-又は(6R,S)-テトラヒドロ
葉酸を極性媒体中でpH- 値≧3.5で結晶化すること
を特徴とする、結晶性(6S)-テトラヒドロ葉酸の製造
方法。 - 【請求項5】 (6R)-又は(6R,S)-テトラヒドロ
葉酸を極性媒体中でpH- 値≧2で結晶化することを特
徴とする、結晶性(6R)-テトラヒドロ葉酸の製造方
法。 - 【請求項6】 極性媒体として水又は水と極性水溶性有
機溶剤から成る混合物を使用し、結晶化を溶液から又は
懸濁液から行う、請求項4又は5記載の方法。 - 【請求項7】 (6S)- テトラヒドロ葉酸の結晶化の
開始時にpH- 値3.5〜6.5を調整する、請求項5
又は6記載の方法。 - 【請求項8】 (6R)-テトラヒドロ葉酸の結晶化の開
始時にpH- 値2〜5.5を調整する、請求項5又は6
記載の方法。 - 【請求項9】 pH- 値を結晶化の間一定に保つ、請求
項3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 (6S)-テトラヒドロ葉酸を分別結晶
によって分離し、残存する母液から(6R)-テトラヒド
ロ葉酸を単離する、請求項3,4,5,6,7,8又は
9のいずれかに記載の方法。 - 【請求項11】 薬剤の製造ための又は他のテトラヒド
ロ葉酸- 誘導体の製造ための成分として結晶性(6S)-
及び(又は)(6R)-テトラヒドロ葉酸を使用する方
法。 - 【請求項12】 薬剤の製造ための又は他のテトラヒド
ロ葉酸- 誘導体の製造ための成分として請求項3,4,
5,6,7,8,9又は10のいずれかに記載の結晶性
(6S)-及び(又は)(6R)-テトラヒドロ葉酸を使用
する方法。 - 【請求項13】 結晶性(6S)-及び(又は)(6R)-
テトラヒドロ葉酸を含有する薬学的調製物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH01442/94-6 | 1994-05-09 | ||
CH144294A CH686369A5 (de) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | Stabile kristalline (6S)- und (6R)-Tetrahydrofolseure. |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003019261A Division JP4898081B2 (ja) | 1994-05-09 | 2003-01-28 | 安定な結晶性(6s)−テトラヒドロ葉酸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841062A true JPH0841062A (ja) | 1996-02-13 |
JP3419585B2 JP3419585B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=4210562
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10888195A Expired - Fee Related JP3419585B2 (ja) | 1994-05-09 | 1995-05-02 | 安定な結晶性(6s)− 及び(6r)− テトラヒドロ葉酸 |
JP2003019261A Expired - Lifetime JP4898081B2 (ja) | 1994-05-09 | 2003-01-28 | 安定な結晶性(6s)−テトラヒドロ葉酸 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003019261A Expired - Lifetime JP4898081B2 (ja) | 1994-05-09 | 2003-01-28 | 安定な結晶性(6s)−テトラヒドロ葉酸 |
Country Status (19)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6271374B1 (ja) |
EP (1) | EP0682026B2 (ja) |
JP (2) | JP3419585B2 (ja) |
KR (1) | KR950032192A (ja) |
CN (1) | CN1063444C (ja) |
AT (1) | ATE188699T1 (ja) |
AU (1) | AU704363B2 (ja) |
CA (1) | CA2148671C (ja) |
CH (1) | CH686369A5 (ja) |
DE (1) | DE59507591D1 (ja) |
DK (1) | DK0682026T4 (ja) |
ES (1) | ES2144066T5 (ja) |
FI (1) | FI120585B (ja) |
GR (1) | GR3032984T3 (ja) |
HU (1) | HUT71612A (ja) |
NO (1) | NO313673B1 (ja) |
PT (1) | PT682026E (ja) |
RU (1) | RU2165422C2 (ja) |
ZA (1) | ZA953673B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4949581B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2012-06-13 | メルック・エプロバ・アクチエンゲゼルシヤフト | テトラヒドロ葉酸エステル塩およびテトラヒドロ葉酸の純粋異性体をテトラヒドロ葉酸エステル塩の分別結晶化によって製造する方法 |
JP2013047278A (ja) * | 1999-04-15 | 2013-03-07 | Merck Eprova Ag | 安定な結晶性5−メチルテトラヒドロ葉酸塩 |
JP2015513360A (ja) * | 2012-04-13 | 2015-05-11 | ▲連雲▼港金康和信▲薬業▼有限公司Lianyungang Jinkang Hexin Pharmaceutical Co., Ltd. | 化合物jk12a及びその製造 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH689831A5 (de) * | 1995-11-07 | 1999-12-15 | Eprova Ag | Stabile kristalline Tetrahydrofolsaeure-Salze. |
CH694251A5 (de) | 1999-07-14 | 2004-10-15 | Eprova Ag | Herstellung von Tetrahydropterin und Derivaten. |
ITMI20020132A1 (it) | 2002-01-25 | 2003-07-25 | Gmt Fine Chemicals Sa | Processo per l'ottenimento dell'acido (6s)-5,6,7,8-tetraidrofolico |
JP2007511536A (ja) | 2003-11-17 | 2007-05-10 | バイオマリン ファーマシューティカル インコーポレイテッド | 代謝障害の処置のための方法及び組成物 |
CN1748704B (zh) * | 2004-09-15 | 2011-05-04 | 尼普洛株式会社 | 注射用水溶液制剂及其稳定化方法 |
AU2005313940A1 (en) * | 2004-12-08 | 2006-06-15 | Biomarin Pharmaceutical Inc. | Methods and compositions for the treatment of pulmonary hypertension of the newborn |
CA3031481C (en) * | 2009-07-10 | 2021-03-16 | Linzy O. Scott, Iii | Methods and compositions for treating thyroid-related medical conditions with reduced folates |
EP2575825A4 (en) | 2010-02-12 | 2014-01-01 | Alexander Vuckovic M D Llc | COMPOSITIONS AND METHODS FOR TREATING DEPRESSION |
US9492421B1 (en) | 2013-11-14 | 2016-11-15 | Argent Development Group, Llc | Nutritional supplements for treatment of iron deficiency anemia |
US9629846B1 (en) | 2013-11-14 | 2017-04-25 | Argent Development Group, Llc | Nutritional supplements for women desiring to become pregnant, and pregnant and nursing women |
WO2016185413A1 (en) | 2015-05-20 | 2016-11-24 | Nestec S.A. | Modified release formulations |
US10059710B2 (en) * | 2016-02-17 | 2018-08-28 | Merck & Cie | Stable formulations of 5,10-methylene-(6R)-tetrahydrofolic acid |
US11110113B2 (en) | 2016-11-03 | 2021-09-07 | Gentelon, Inc. | Compositions and methods for treating depression |
CA3058252A1 (en) | 2017-03-31 | 2018-10-04 | Merck Patent Gmbh | Crystalline sodium salt of 5-methyl-(6s)-tetrahydrofolic acid |
RU2019133594A (ru) | 2017-03-31 | 2021-04-30 | Мерк Патент Гмбх | Кристаллическая натриевая соль 5-метил-(6s)-тетрагидрофолиевой кислоты |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497416A (ja) * | 1972-05-12 | 1974-01-23 | ||
CH673459A5 (ja) * | 1987-05-15 | 1990-03-15 | Eprova Ag | |
DE3821875C1 (ja) * | 1988-06-29 | 1990-02-15 | Eprova Ag, Forschungsinstitut, Schaffhausen, Ch | |
DE69027585T2 (de) * | 1989-12-11 | 1997-01-16 | American Cyanamid Co | Verfahren zur Herstellung von optisch reinen Diastereoisomeren von Tetrahydrofolatverbindungen |
CH681303A5 (ja) * | 1991-01-16 | 1993-02-26 | Eprova Ag | |
US5198547A (en) * | 1992-03-16 | 1993-03-30 | South Alabama Medical Science Foundation, Usa | Process for N5-formylating tetrahydropteridines |
US5698693A (en) * | 1992-11-16 | 1997-12-16 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Process of separating the diastereomers of (6R,6S) -5,6,7,8-tetrahydrofolic acid derivatives |
CH686672A5 (de) * | 1992-12-01 | 1996-05-31 | Cerbios Pharma Sa | Verfahren zur Herstellung von (6S)-5,6,7,8-Tetrahydrofolsaeure. |
WO2001070922A1 (en) | 2000-03-21 | 2001-09-27 | Bbj Environmental Solutions Inc. | Aqueous cleaning composition with controlled ph |
-
1994
- 1994-05-09 CH CH144294A patent/CH686369A5/de not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-04-27 EP EP95106285A patent/EP0682026B2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-27 DK DK95106285T patent/DK0682026T4/da active
- 1995-04-27 AT AT95106285T patent/ATE188699T1/de active
- 1995-04-27 DE DE59507591T patent/DE59507591D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-27 ES ES95106285T patent/ES2144066T5/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-27 PT PT95106285T patent/PT682026E/pt unknown
- 1995-05-02 JP JP10888195A patent/JP3419585B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-04 CA CA002148671A patent/CA2148671C/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-05 RU RU95107144/04A patent/RU2165422C2/ru active
- 1995-05-08 FI FI952198A patent/FI120585B/fi not_active IP Right Cessation
- 1995-05-08 CN CN95106005A patent/CN1063444C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-08 ZA ZA953673A patent/ZA953673B/xx unknown
- 1995-05-08 AU AU17931/95A patent/AU704363B2/en not_active Ceased
- 1995-05-08 HU HU9501348A patent/HUT71612A/hu unknown
- 1995-05-08 NO NO19951796A patent/NO313673B1/no not_active IP Right Cessation
- 1995-05-09 KR KR1019950011214A patent/KR950032192A/ko not_active Application Discontinuation
-
1998
- 1998-01-26 US US09/013,266 patent/US6271374B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-03-16 GR GR20000400684T patent/GR3032984T3/el not_active IP Right Cessation
-
2001
- 2001-01-08 US US09/755,072 patent/US6596721B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003019261A patent/JP4898081B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013047278A (ja) * | 1999-04-15 | 2013-03-07 | Merck Eprova Ag | 安定な結晶性5−メチルテトラヒドロ葉酸塩 |
JP2013047279A (ja) * | 1999-04-15 | 2013-03-07 | Merck Eprova Ag | 安定な結晶性5−メチルテトラヒドロ葉酸塩 |
JP2013047280A (ja) * | 1999-04-15 | 2013-03-07 | Merck Eprova Ag | 安定な結晶性5−メチルテトラヒドロ葉酸塩 |
JP4949581B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2012-06-13 | メルック・エプロバ・アクチエンゲゼルシヤフト | テトラヒドロ葉酸エステル塩およびテトラヒドロ葉酸の純粋異性体をテトラヒドロ葉酸エステル塩の分別結晶化によって製造する方法 |
JP2015513360A (ja) * | 2012-04-13 | 2015-05-11 | ▲連雲▼港金康和信▲薬業▼有限公司Lianyungang Jinkang Hexin Pharmaceutical Co., Ltd. | 化合物jk12a及びその製造 |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3419585B2 (ja) | 安定な結晶性(6s)− 及び(6r)− テトラヒドロ葉酸 | |
JP5675758B2 (ja) | 安定な結晶性5−メチルテトラヒドロ葉酸塩 | |
JPH0826022B2 (ja) | テトラヒドロ葉酸類の製造方法 | |
JP3382103B2 (ja) | 安定な結晶性テトラヒドロ葉酸塩 | |
US5010194A (en) | Method for the resolution of folinic acid | |
JPH05294968A (ja) | 5,10−メチレンテトラヒドロ葉酸の安定な塩 | |
EP2254890B1 (en) | Process for the diastereoisomeric resolution of 5-methyltetrahydrofolic acid | |
JP2588363B2 (ja) | (6s)−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000815 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |