JPH084087Y2 - 脱水装置 - Google Patents

脱水装置

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JPH084087Y2
JPH084087Y2 JP1991077513U JP7751391U JPH084087Y2 JP H084087 Y2 JPH084087 Y2 JP H084087Y2 JP 1991077513 U JP1991077513 U JP 1991077513U JP 7751391 U JP7751391 U JP 7751391U JP H084087 Y2 JPH084087 Y2 JP H084087Y2
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ramp
conveyor
lamp
shaft
dewatered
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JP1991077513U
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JPH04131409U (ja
Inventor
ジョンソン,ハロルド・ダブユ
マックルハン,トーマス・アール
ザパタ,ジョセフ・ブイ
Original Assignee
アッシュブロック − シモン − ハートレイ・コーポレイション
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/04Filters with filtering elements which move during the filtering operation with filtering bands or the like supported on cylinders which are impervious for filtering

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、それを介して重力に
よって水切りがなされる、貫通孔を有するコンベアーベ
ルト、すなわちフィルターベルトを用いた脱水装置に関
する。このような脱水装置はスラッジの脱水及び濃厚化
に用いられ、さらに詳細に言うと、この考案は、コンベ
アーに対して傾斜して配置され、貫通孔を有するコンベ
アーベルトの下流末端に隣接して位置し、脱水を促進す
るランプ(ramp)を用いる脱水設備に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】スラッジの脱水及び濃厚化の
ために貫通孔を有する無端ベルトを用いることが知られ
ている。脱水するスラッジはポリマーで処理されてスラ
ッジ中の固体物質を綿状の塊とし、それによってスラッ
ジから水を分離することが可能になる。綿状の塊にされ
たスラッジと水とは貫通孔を有するコンベアーベルトの
上面に置かれる。綿状にされたスラッジと水とがベルト
と共に移動する際、水が重力の作用によってベルト中の
貫通孔を介して排出されてスラッジが脱水され濃厚化さ
れる。ウェンゼルらに対する米国特許第3,984,3
29号に示されるタイプの流動ブレーカーを脱水される
スラッジの通路に置き、スラッジ中に溝を形成して綿状
化されたコロイド状スラッジからに排水を促進すること
ができる。上記特許はこの明細書に組み入れられたもの
とする。
【0003】1983年7月13日に出願された、既に
放棄されている米国特許出願第513,438号の継続
出願である、オースチンらによって1985年2月20
日に出願された米国特許出願第703,594号はこの
一般的なタイプの脱水装置の改良を開示している。これ
らの出願はこの明細書に組み入れられたものとする。こ
の改良された脱水装置は貫通孔を有するコンベアーベル
トの出力端部に隣接するランプを有し、このランプによ
り脱水されたスラッジがランプ上を登らされる。ランプ
はコンベアー表面の幅を実質的に横切る方向に延び、ス
ラッジの最適な後方回転動作を創製するために十分な高
さと角度に設定されている。これにより、ひいてはスラ
ッジの粒子に剪断作用が与えられ、それによって粒子間
に補捉された水がさらに開放され、脱水が促進される。
【0004】コンベアーに対するランプの最適の傾斜角
度は全てのスラッジに対して同一ではないことが発見さ
れている。実際、同一の処理プラントにおいても、スラ
ッジの特性は日によって異なることがある。このような
特性は、特に季節が異なれば変化する傾向にある。
【0005】いくつかの廃棄物活性化スラッジは極めて
デリケートな、ポリマーによって創製されたフロック状
又はコロイド状構造によって特徴づけられ、このフロッ
クはスラッジが過度の攪拌又は攪乱により破壊され得
る。フロックの破壊はひいては貫通孔を有するベルトを
介する排水経路の閉塞を引き起こす。これにより、ひい
てはベルトフィルター脱水装置の脱水能力が大きく損な
われ又は破壊される。性能は脱水操作を中断し、詰まっ
たベルトを清掃することによってのみ回復させることが
できる。このタイプのデリケートなスラッジの最適の脱
水は、ランプのベルトに対する角度を比較的小さくし、
ひいてはスラッジがランプを登ろうとする際により穏や
かな後方回転作用を受けるようにすることによって達成
される。これにより、ひいては、フロックを破壊せず、
ベルトの目詰まりを避けることができる、よりゆるやか
な回転が得られる。
【0006】他のよりデリケートでない、それでいて水
っぽいスラッジにとっては、傾斜角度を比較的小さくす
ると、脱水装置による固体生産が最適なものではなくな
る。このようなスラッジはランプの傾斜角度をより急に
してより激しい後方回転作用を与えるようにした方が良
い。
【0007】ランプに到達した時に既に水分含量が少な
くなっているスラッジは傾斜角度を小さくして後方回転
作用が小さくなるように取扱うのが良い。 (本考案の目的) 上記に鑑み、この考案の目的は、異なる特性を有する種
々のスラッジ又は他の材料の脱水を促進することができ
る、スラッジのような材料の脱水のための装置を提供す
ることである。
【0008】さらにこの考案の目的は、貫通孔を有する
ベルトコンベアーに一端にランプを用いて脱水を促進す
る脱水装置であって、ランプの傾斜を迅速かつ容易に調
節することができるものを提供することである。
【0009】この考案のもう1つの目的は、貫通孔を有
するコンベアーの一端にランプを採用した脱水装置であ
って、ランプの傾斜を脱水操作を行ないながら調節する
ことができる、すなわち、ランプの傾斜を操作中に調節
することができるものを提供することである。
【0010】またこの考案の目的は、貫通孔を有するコ
ンベアーの一端にランプを採用した脱水装置であって、
脱水すべき材料の経路からランプを完全に持ち上げるこ
とができるものを提供することである。
【0011】この考案の関連した目的は、貫通孔を有す
るコンベアーの一端にランプを採用した脱水装置であっ
て、装置の操作中であって脱水操作が行なわれている最
中に材料の流れからランプを完全に持ち上げることがで
きるものを提供することである。
【0012】この考案のさらなる目的は、貫通孔を有す
るコンベアーの一端にランプを採用した脱水装置であっ
て、操作の操作中であって脱水操作が行なわれている最
中に操作者が何らの道具を用いることなくランプの傾斜
を調節し及び/又は脱水される材料の流れからランプを
完全に持ち上げることができ、このようなランプの調節
又は完全な持ち上げを機械の一方の側から行なうことが
できるものを提供することである。
【0013】またこの考案の目的は、単純で経済的であ
り、経済的で製造が容易なハードウェアを包含し、使用
が容易で機能及び操作が単純な方法及び構成を用いて上
記目的を達成する脱水装置を提供することである。
【0014】さらにまた、この考案の目的は、現存する
ベルトフィルター脱水装置の付属品として容易に取り付
けることができる装置によって上記目的を達成すること
ができる脱水装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段、作用】上記目的を達成す
るために、この考案は、上流端及び下流端を有する、貫
通孔を有するコンベアーを担持するフレームを有するタ
イプの脱水装置と共に用いられる装置を提供する。
【0016】コンベアーはまた、脱水される材料が載せ
られる上面を有し、コンベアーを介して水が排出され
る。この考案の装置は、コンベアーの下流に隣接し、コ
ンベアーの上面に対して傾斜して配置されたランプを有
する、このような脱水装置の性能を高めるためのもので
ある。ランプは脱水される材料を受容し、この材料がラ
ンプを登ろうとする際にこれに後向きの回転を与えるが
傾斜の結果部分的な後方への落下を引き起こす。この後
方回転作用は脱水を促進する。ランプはフレーム及びコ
ンベアーの上面に対する移動のためにフレームに連結さ
れる。フレーム及びコンベアーの上面に対するランプの
移動を行なって、脱水されるスラッジ又は他の材料の後
方回転作用が最適となるように調節し、ひいてはそれに
よって最適の脱水を与えるようにするための駆動装置が
ランプに連結されている。
【0017】ランプ支持体がランプをコンベアーに対し
て支持し、コンベアーの上面に対するランプの傾斜の調
節を可能にする。ランプ支持体は、脱水される材料より
も上の位置でコンベアーを横切って延びるシャフトを有
する。このシャフトは、脱水される材料がコンベアーを
横切って移動する方向に対して横切る軸を有する。
【0018】複数の支持腕がシャフトとランプとの間に
延びる。それぞれの支持腕は隣接する上端を有し、この
上端を介して支持腕はシャフトに固定される。夫々の支
持腕はまた隣接する下端を有し、この下端を介して支持
腕はランプに固定される。
【0019】ランプ支持体はまた、支持腕の外側に配置
された一対の支持部材を有し、それぞれの支持部材は上
端及び下端を有する。それぞれの支持部材はその上端付
近でシャフトに固定される。
【0020】さらに、ランプ支持体は、脱水装置のフレ
ームに連結された据付型の搭載部材を有する。支持部材
の下端は主枢軸において搭載部材に枢着される。搭載部
材に対する支持部材の回転運動により、支持部材の上端
が弓状の経路を描いて運動しこの運動はひいては、同じ
弓状の経路に沿った、一般的にその軸を横切るシャフト
の運動をもたらす。このシャフトの弓状の運動は支持腕
を介してランプの回転角度運動に変えられコンベアーに
対するランプの傾斜が調節される。この運動は駆動装置
によって開始され、この駆動装置は据付型の搭載部材の
1つと支持部材の1つとの間に操作的に連結される。駆
動装置による駆動によって搭載部材に対して支持部材が
移動され、ランプの傾斜の調節が行なわれる。
【0021】この発明の装置はまた、脱水装置の操作中
に、脱水されるスラッジ又は他の材料の経路からランプ
を完全に持ち上げるための構造を有する。この持ち上げ
構造は上端及び下端を有する移動可能な持ち上げハンド
ルを有し、この持ち上げハンドルはその上端に隣接して
シャフトに対して固定される。持ち上げハンドルの運動
によりシャフトの少なくとも一部がその軸のまわりに回
転され、これにより、ひいては、ランプ全体が支持腕を
介して、脱水される材料の経路から外側に向けてコンベ
アーから離れるように振られる。
【0022】
【実施例、考案の効果】以下の説明及び図面において、
種々の図面において用いられている同様な参照番号は同
様な部材又は特徴を示す。
【0023】参照番号10は一般的にフレーム12と、
該フレームによって担持される貫通孔を有するコンベア
14を具備する。孔開きコンベアー14は上流端15、
下流端16及びスラッジ18又は脱水される他の材料が
その上に担持される上面17を有する。さらに詳細に言
うと、ポリマー又は別の物質によって処理されてスラッ
ジ中の固体材料の綿状化が引き起こされたスラッジ18
がコンベアー14の上流端に隣接して載置される。スラ
ッジがコンベアー14の下流端16に向かって移動する
際に、図1の矢印19によって示されるように、コンベ
アー14の貫通孔を介して水が排出される。スラッジが
コンベアー14に沿って移動する間、スラッジは、図3
に最も良く示されるように、側壁20a,20bによっ
て横にこぼれることがないようにコンベアー上に保持さ
れる。
【0024】ランプ21がコンベアー14の下流端に隣
接して位置し、コンベアーの上面17に対して傾斜して
配置される。ランプはスラッジ18を受容し、スラッジ
がそれ自身の上に後方回転することを引き起こす。さら
に詳細に言うと、スラッジはランプを登る傾向にある
が、ランプによって導入される重力的な抵抗の結果部分
的には後方に落下し、この後方回転作用により脱水が促
進される。後方回転作用は、図1における矢印22によ
って示され、この後方回転作用から誘導されるスラッジ
中の剪断によって引き起こされる増大した脱水は図1の
矢印24によって示される。
【0025】ランプ21は脱水装置の据付フレーム12
に間接的に連結され、これに対して移動可能であり、ま
たコンベアー14の上面17に対しても移動可能であ
る。このようなランプの相対的な移動は、ランプ21に
間接的に連結された駆動装置30によって開始され、脱
水される材料の後方回転作用を最適化し、それによって
最適の脱水が得られるような傾斜角度に設定される。
【0026】駆動装置30は、コンベアー14上のスラ
ッジ18の上部でこれから離れた位置に配置される。駆
動装置30は入れ子式の運動を行なうための手動クラン
ク32を包含する。さらに説明する機構により、駆動装
置30は、コンベアー14の上面17に対するランプの
傾斜を調節するようにランプ21の移動を行なう。駆動
装置30は内部らせんネジ切りを有するシリンダー34
を有する。シリンダー34はシャフト36と入れ子式に
当接する関係で協働し、このシャフトは外部ネジ切りを
有する。手動クランク32を回転すると、シリンダー3
4を介してシャフト36がシリンダー34内に進み、ま
たはこれから出、駆動装置30の入れ子式運動を与え
る。
【0027】一対の搭載部材40a,40bがコンベア
ー14の両側面に配置される。搭載部材40a,40b
は脱水装置10のフレーム12に固定される。駆動装置
30のシリンダー34はブラケット42を介して搭載部
材40a上に搭載される(特に図2、図3及び図6を参
照)。ブラケット42はその中に配置されたジャーナル
ブロック44を有し、このジャーナルブロック44はス
ラッジの流れに直交する軸に対してロック可能であり、
ランプ21の傾斜の調節を行なう機構の角度的運動に反
応して駆動装置30の角度的運動を受容する。ジャーナ
ルブロック44はまた、スラッジの流れの方向に対して
ほぼ平行な軸の周りにジャーナルブロック44に対して
シリンダー34が回転することを可能にし、駆動装置3
0のネジ型入れ子式運動を受容する。
【0028】図2は、コンベアー14の上面に対する最
小角度47である10度に調節されたランプ21と、コ
ンベアー14の上面17に対する最大角度46である4
5度の角度に調節されたランプ21を示す。ランプ21
自身及び付随する調節機構の両方のための最小角度47
への調節は図2において破線により示されている。最大
角度46への調節は二点鎖線によって示されている。ラ
ンプ21は、最大角度46及び最小角度47の間のいず
れの傾斜角度にも調節できる。これらの種々の可能な傾
斜位置の間の運動は駆動装置30によって開始される。
【0029】ランプ21について選択される傾斜角度の
程度に関係なく、ランプ21はコンベアー14の上面1
7に、好ましくはレジストリー(registry)4
8の特定の位置において上面17と接触することによっ
てレジスター(register)する。レジストリー
48の位置は、図2に示すように、最大角度46及び最
小角度47の間における全ての傾斜角度において同一場
所に留まる。
【0030】コンベアー14は好ましくは、上流ローラ
ー52と下流ローラー54とによって担持される無端孔
開きベルト50の形態にあり、ローラー52,54の周
りに無端孔開きベルト50が通る。下流ローラー54
は、最大頂点56を有し、頂部56はベルト50が下流
ローラー54に係合する際に最初に接触する位置に存在
する。ランプ21はレジストリー48の位置においてベ
ルト50をレジスターする下端58を有する。このレジ
ストリー48の位置は下流ローラー54の頂点56の直
前に配置される。
【0031】特定のスラッジ特性に対して脱水を最適化
するために傾斜を変化させるランプ21の運動は駆動装
置30によって開始され、ランプ支持機構60によって
行なわれ、このランプ支持機構60はまた、スラッジの
流れの経路からランプ全体を完全に枢回的に持ち上げる
能力を与える。
【0032】ランプ支持機構60は、スラッジ18の面
よりも上の面においてコンベアー14を横切って延びる
シャフト61を有する。シャフト61は内側部分61及
び該内側部分を囲包する外側部分63を有する。この複
合シャフトは、図1において矢印66で示すように、ス
ラッジの流れの方向を横切る軸64を有する。すなわ
ち、軸64は、脱水されるスラッジ18がコンベアー1
4に沿って移動する方向を横切る方向にある。
【0033】ランプ支持機構60はまた、複数の支持
腕、すなわち、シャフト61とランプ21との間に延び
る3つの支持腕70a,70b,70cを有する。支持
腕70a,70b,70cはそれぞれ上端72a,72
b,72cを有する。それぞれのこのような上端はシャ
フト61に固定され、特に、シャフト61の外側部分6
3に固定される。支持腕70a,70b,70cはま
た、下端74a,74b,74cをそれぞれ有する。こ
のようなそれぞれの下端に隣接して、支持腕70a,7
0b,70cはランプ21に固定される。
【0034】ランプ支持機構60はまた、コンベアー1
4に対して横方向に、支持腕70a,70b,70cに
対して横方向に外側に配置された支持部材80a,80
bを有する。駆動装置30はUリンク81によって支持
部材80aに連結される。支持部材80a,80bは、
シャフト61の内側部分62にファスナー84(図4)
によって、それぞれその上端82a,82b付近に固定
されている。部分62,63の相対的な角度的運動が可
能になるように、ブッシング85がシャフト61の内側
部分62と外側部分63との間に配置される。このよう
な相対的な角度的運動は、後述するように、スラッジ1
8からランプ21が完全に持ち上げられた時に起きる。
すなわち、ランプ21が、外側部分63の回転の結果、
スラッジ18から完全に持ち上げられると、シャフト6
1の内側部分62は支持部材80a,80bによって固
定的に保持される。
【0035】支持部材80a,80bは下端86a,8
6bを有する。支持部材80a,80bは、それらの下
端86a,86bに隣接して、搭載部材40a,40b
とそれぞれジャーナル87a,87b(図5)において
連結され、主枢軸88を与える。主枢軸88は、レジス
トリー48の位置及びランプ21の下端58の位置に対
応する。主枢軸88は、ランプ21が1つの傾斜角度か
ら他の傾斜角度に調節される際にその周りをランプ21
が回転する軸である。
【0036】上述の構成において、駆動装置30によっ
て開始される、支持部材80a,80bの搭載部材40
a,40bにそれぞれ対する枢回運動により、図2から
明らかなように、支持部材80a,80bの上端82
a,82bの弓状経路に沿った運動が行なわれる。この
弓状の運動は、ひいては、その軸をほぼ横切るシャフト
61の同一の弓状経路に沿った運動を引き起こし、シャ
フト61のこの弓状の運動は支持腕70a,70b,7
0cを介してランプ21の角度的運動に変えられコンベ
アーに対するランプの傾斜が調節される。
【0037】明らかなように、ランプ21の傾斜のこの
調節は、脱水装置10の作動中であって脱水過程が行な
われている間に行なわれる。換言すると、ランプ21の
傾斜角度を変更するために、機械を停止し、スラッジに
到達し及び/又は道具を用いる必要はない。装置を監視
する人間の操作者は、何の道具を用いることなく、操作
中に機械の一方の側から調節を行なうことができる。
【0038】ランプの調節は、ベルトフィルター装置及
び重力ベルト濃厚器10の脱水及び濃厚化を助けるため
に用いられる。ランプ21の傾斜角度を調節することに
よって、重力領域、すなわち、ベルト50の上の領域中
のスラッジ18の高さが変化する。スラッジの高さを変
化させることに加えて、角度が増大すると図1における
矢印22によって示される後方回転作用の量が増大す
る。
【0039】上記した傾斜角度の調節は、脱水装置10
の作動中に行なわれる。操作者は、濃厚化されたスラッ
ジの状態を観察しながら、単に駆動装置30の手動クラ
ンク32を回すだけである。傾斜角度は、スラッジの最
大濃厚化が達成されるように選択される。上述したよう
に、最小角度46に近い小さな角度は、もしより大きな
傾斜角度が用いられたならばフロックの破壊が起きるデ
リケートなスラッジの最大の濃厚化を達成する。逆に、
フロックがデリケートではない湿ったスラッジに対して
は、最大の脱水は最大角度47に近い傾斜角度において
達成され得る。操作者は、観察に従って傾斜角度を設定
する。
【0040】ランプ及び操作中におけるランプの傾斜の
調節のための機構を与えるこの発明の装置はまた、操作
中にスラッジ18の経路66から外にランプ21を完全
に持ち上げる機構を有する。この持ち上げ機構は、91
及び下端92を有する移動可能な持ち上げハンドル90
を有する。持ち上げハンドル90は、図4に最も良く示
されるように、その上端91に隣接して、ブリッジ93
によってシャフト61に固定される。とりわけ、持ち上
げハンドル90は、持ち上げハンドル90の運動が、支
持部材80aによって回転が抑制されている。シャフト
61の内側部分62を回転させることなくシャフト61
の外側部分63の回転を行なうように、溶接によってシ
ャフト61の外側部分63に固定される。シャフト61
の外側部分63が持ち上げハンドル90によって軸の周
りに回転されると、ランプ21の全体は次いで支持腕7
0a,70b,70cを介してコンベアー14から離れ
る方向であって脱水されるスラッジ14の経路の外側に
振られる。
【0041】上述のように、この持ち上げ操作は脱水過
程中であって、脱水装置10の作動中に行なうことがで
きる。これは脱水装置を洗浄するために、またはランプ
21によって与えられる高められた脱水が不要となった
状態に対応するために望ましい。ロッキング機構94が
搭載部材40a上に配置されている。ロッキング機構9
4は選択的に持ち上げハンドル90と係合して、持ち上
げハンドルを、所望により脱水される材料の経路の外側
の持ち上げられた位置に保持する。
【0042】明らかなように、上述した方法は、スラッ
ジ18を移動する孔開きコンベアー14上、特にその上
面17上に置く工程と、矢印19で示すようにスラッジ
から水を排出しながらスラッジ18をコンベアー14に
沿って進める工程を伴なう。この方法はまた、コンベア
ーの上面17に対して傾斜したランプを移動するスラッ
ジ14の経路66中に置き、スラッジがランプを登ろう
とする際にスラッジをそれ自身の上に後方に巻くが傾斜
の故に部分的に後方に落下することを引き起こすことを
含み、この後方回転作用は脱水を促進する。さらに、こ
の方法は、スラッジ18が脱水を最適化するためにコン
ベアー上を進んでいる間にランプ21のコンベアー14
の上面17に対する傾斜を調節することを含む。この方
法によると、脱水装置10が作動している間にランプ2
1を進行するスラッジ14の経路66の外側に完全に持
ち上げることができる。
【0043】ランプと、ランプを調節可能に支持し、ラ
ンプ21をスラッジ1から完全に持ち上げることを可能
にする、付随機構を包含するこの考案の装置は、脱水装
置から分離したユニットであり得ることは明らかであろ
う。この分離したユニットは改装物として現存する装置
10に取り付けて脱水装置の性能を高めることができ
る。
【0044】この考案をある好ましい具体例に従って記
載したが、この考案が添付の請求の範囲の精神及び範囲
内にある、他の具体例、変形及び図示の装置の修飾を包
含することは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱水を促進するために調節可能なランプを用い
た装置を有するこの考案の脱水装置の側部正面図であっ
て、図示の目的のために部分的に切断除去したものであ
って、この考案の図示する目的で脱水装置の他の部分に
比較して寸法を大きくして示した図である。
【図2】調節可能なランプを提供する第1図の設備の詳
細図である。
【図3】調節可能なランプを提供する装置の部分端面図
および脱水装置の部分図であって、端面図は図2のA−
A線に沿って切断した図である。
【図4】図2のB−B線に沿って切断した拡大部分詳細
断面図である。
【図5】図2のC−C線に沿って切った拡大部分詳細断
面図である。
【図6】図2のD−D線に沿って切断した拡大部分詳細
断面図である。
【符号の説明】
12…フレーム、14…孔開きコンベアー、21…ラン
プ、30…駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ザパタ,ジョセフ・ブイ アメリカ合衆国 テキサス州 77222,ヒ ューストン,ピー・オー・ボックス 16327 (56)参考文献 特開 昭56−124409(JP,A)

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流端部および下流端部(15,16)
    と上面(17)とを有し、脱水される材料がその上に載
    せられ下流側へ移動するにつれて乾燥させる孔開きコン
    ベアー(14)と、この孔開きコンベアーの下流端部
    (16)に隣接し、孔開きコンベアー(14)の上面
    (17)に対し傾斜して配置されたランプであって、脱
    水される材料を受容し、かつ材料がランプを登ろうとす
    る際、部分的に後方へ落下させることにより、材料をそ
    れ自身の上に後方回転させて脱水を促進するように傾斜
    されたランプ(21)と、を具備する脱水装置におい
    て、 この脱水装置を停止および分解することなく、前記脱水
    される材料の脱水中に前記脱水される材料の後方回転を
    最適化し、材料の最適な脱水を果たすように、孔開きコ
    ンベアー(14)の上面(17)に関するランプ(2
    1)の傾きを調節するように前記ランプ(21)に組合
    わされた傾斜調節手段と、 フレーム(12)および/またはコンベアー(14)に
    対して、前記ランプ(21)を支持するランプ支持機構
    (60)と、を有しており、 このランプ支持機構(60)は、 a)脱水される材料よりも上の面においてコンベアー
    (14)を横切って延出し、脱水される材料が前記コン
    ベアーに沿って移動する方向を横切る軸を具備するシャ
    フト(61)と、 b)前記シャフト(61)とランプ(21)との間に延
    出し、シャフト(61)に固定された上端(72a,7
    2b,72c)と、前記ランプ(21)に固定された下
    端(74a,74b,74c)とを具備する、少なくと
    も1つの支持腕(70a,70b,70c)と、 c)上端(82a,82b)と下端(86a,86b)
    とを具備し、その上端付近において前記シャフトに固定
    される少なくとも1つの支持部材(80a,80b)
    と、 d)前記フレーム(12)に連結された静止搭載部材
    (40a,40b)であって、前記支持部材(80a,
    80b)の下端は、主枢軸において、この静止搭載部材
    (40a,40b)に回転可能に枢着され、それによっ
    て、静止搭載部材に対する支持部材の回転運動は、前記
    支持部材の上端の弓状の経路を描く移動をもたらし、こ
    れにより前記シャフト(61)を同一の弓状経路に沿っ
    て移動させ、このシャフトの移動は、前記支持腕を介し
    て前記ランプの角度的運動に変えられ、前記コンベアー
    に対する前記ランプの傾斜が調節される、静止搭載部材
    (40a,40b)と、 を有していることを特徴とする脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記孔開きコンベアー(14)およびラ
    ンプ(21)は、フレーム(12)によって支持されて
    おり、前記ランプ(21)は、孔開きコンベアー(1
    4)の上面(17)に対し移動可能に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の脱水装置。
  3. 【請求項3】 前記ランプ(21)に連結された傾斜調
    節手段は、手動操作可能な駆動装置(30)であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の脱水装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動装置(30)は、前記コンベア
    ー(14)上で脱水される材料から間隔を開けた位置
    で、脱水状況を観察できる位置に配置されていることを
    特徴とする請求項3に記載の脱水装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動装置(30)は、手動クランク
    (32)を有し、これを回転することによって、コンベ
    アー(14)の上面(17)に対するランプ(21)の
    傾斜が調節されることを特徴とする請求項3または4に
    記載の脱水装置。
  6. 【請求項6】 前記ランプ(21)は、コンベアー(1
    4)の上面(17)に対して10度乃至45度の角度で
    移動できるようにフレーム(12)に連結されているこ
    とを特徴とする請求項2乃至5のいずれかの1に記載の
    脱水装置。
  7. 【請求項7】 前記ランプ(21)は、特定の位置にお
    いて前記コンベアー(14)の上面(17)に整合し、
    この位置はランプ(21)が設定される傾斜角度に関係
    なく一定であることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかの1に記載の脱水装置。
  8. 【請求項8】 前記コンベアー(14)は、無端孔開き
    ベルト(50)と、コンベアー(14)の下流端におい
    て、最上頂点(56)を具備するローラー(54)とを
    有し、このローラ(54)の周りを前記無端孔開きベル
    ト(50)が通り、このベルト(50)は、コンベアー
    (14)の上流端から下流端に移動するときに、先ず前
    記頂点において前記ローラ(54)と接触し、前記ラン
    プ(21)は、整合位置において前記ベルトと整合する
    下端を有し、この整合位置はローラ(54)の頂点(5
    6)の直前にあることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかの1に記載の脱水装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動装置(30)は、前記静止搭載
    部材(40a,40b)と前記支持部材(80a,80
    b)との間に操作的に連結され、それにより前記駆動装
    置(30)の駆動によって、前記支持部材が前記静止搭
    載部材に対して移動し、前記ランプのコンベアー(1
    4)の上面(17)に対する傾斜が調節されることを特
    徴とする請求項3乃至8のいずれかの1に記載の脱水装
    置。
  10. 【請求項10】 前記脱水装置が操作されている間に、
    脱水される材料の移動経路の外側に、前記ランプ(2
    1)を完全に持ち上げるように前記ランプに組合わされ
    た持ち上げ手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載の脱水装置。
  11. 【請求項11】 前記持ち上げ手段は、上端(91)と
    下端(92)とを具備する移動可能な持ち上げハンドル
    (90)を有し、持ち上げハンドル(90)の動きが前
    記シャフト(61)の少なくとも一部をその軸の回りに
    回転させ、前記ランプ(21)の全体が前記支持腕を介
    してコンベアー(14)から離れる方向であって脱水さ
    れる材料の経路の外側に振られるように、前記持ち上げ
    ハンドル(90)はその上端(91)が前記シャフト
    (61)に固定されていることを特徴とする請求項10
    に記載の脱水装置。
  12. 【請求項12】 前記静止搭載部材(40a)は、ロッ
    キング機構(94)を有し、このロッキング機構(9
    4)は、前記持ち上げハンドル(90)を1つの位置に
    保持するように持ち上げハンドル(90)に選択的に係
    合可能であり、ランプ(21)を脱水される材料の経路
    の外側の持ち上げられた位置に保持することを特徴とす
    る請求項11に記載の脱水装置。
  13. 【請求項13】 前記傾斜調節手段は、前記フレーム
    (12)および/またはコンベアー(14)に対してラ
    ンプ(21)を支持する前記ランプ支持機構(60)を
    有することを特徴とする請求項1に記載の脱水装置。
JP1991077513U 1986-04-03 1991-09-02 脱水装置 Expired - Lifetime JPH084087Y2 (ja)

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US06/847,774 US4731188A (en) 1986-04-03 1986-04-03 Adjustable ramp for dewatering device
US847774 1986-04-03

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JPH04131409U JPH04131409U (ja) 1992-12-03
JPH084087Y2 true JPH084087Y2 (ja) 1996-02-07

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JP62502388A Pending JPS63502411A (ja) 1986-04-03 1987-03-31 脱水装置の調節可能なランプ
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EP (1) EP0262210B1 (ja)
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AT (1) ATE82150T1 (ja)
AU (1) AU594457B2 (ja)
DE (1) DE3782603T2 (ja)
WO (1) WO1987005823A1 (ja)

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US4731188A (en) 1988-03-15
EP0262210B1 (en) 1992-11-11
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JPH04131409U (ja) 1992-12-03
WO1987005823A1 (en) 1987-10-08
DE3782603T2 (de) 1993-04-01
AU7240087A (en) 1987-10-20
EP0262210A1 (en) 1988-04-06
AU594457B2 (en) 1990-03-08
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