JPH0840043A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH0840043A
JPH0840043A JP17824894A JP17824894A JPH0840043A JP H0840043 A JPH0840043 A JP H0840043A JP 17824894 A JP17824894 A JP 17824894A JP 17824894 A JP17824894 A JP 17824894A JP H0840043 A JPH0840043 A JP H0840043A
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air flow
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outlet
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Katsuhiko Sagawa
克彦 寒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の第1空調ゾーンおよび第2の空調ゾー
ンの温度をそれぞれ独立して制御するのに必要な風量を
確保する。 【構成】 運転席側目標吹出温度TAO(Dr)に対応す
るブロワ電圧VM(Dr)と、助手席側目標吹出温度TA
O(Pa)に対応するブロワ電圧VM(Pa)との平均値
を、最終的なブロワ電圧とする。これによってTAO
(Dr)に対する風量もTAO(Pa)に対する風量も確保
できる。また、必要以上に風量が多くなることを防ぐこ
ともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の第1の空調ゾー
ンの温度および第2の空調ゾーンの温度を、それぞれ独
立して制御することのできる空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平5−286338号公報に
記載されるように、運転席および助手席への吹出温度お
よび各席の吹出モードをそれぞれ独立して制御するよう
にした車両用空調装置が知られている。この公知技術で
は、各席の設定温度、内気温度、外気温度等からそれぞ
れの目標吹出温度を算出し、これらの目標吹出温度に基
づいてそれぞれ吹出温度および吹出モードを制御してい
る。
【0003】また上記公知技術では、送風機に印加する
ブロワ電圧を決定する方法として、上記各目標吹出温度
の平均値を求め、この平均値と図10に示される特性と
に基づいて上記ブロワ電圧を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、各目標
吹出温度の平均値と図10の特性とに基づいてブロワ電
圧を決定するようにすると、以下のような問題が発生す
ることがある。すなわち、例えば運転席側の目標吹出温
度がTαで助手席側の目標吹出温度がTβの場合、Tα
とTβの平均値Tγ(=(Tα+Tβ)/2)に対応す
るブロワ電圧は、図10からVaとして決定される。ブ
ロワ電圧をこのVaに決定した場合、図10からも分か
るように、運転席側の目標吹出温度(=Tα)に対する
風量は確保されるが、助手席側の目標吹出温度(=T
β)に対する風量(Vb)に比べるとかなり小さくな
る。
【0005】ところで運転席と助手席とは互いに隣接し
ているので、各席の温度は互いに干渉し合う。そのた
め、運転席の温度と助手席の温度とを独立して制御する
ためには、各席に吹き出す風量を充分確保しなければな
らない。しかし上記公知技術のように、送風機に印加さ
れるブロワ電圧がいずれかの目標吹出温度によって決定
されるブロワ電圧に対してかなり小さくなると、各席の
温度を独立して制御することが困難となる。
【0006】そこで本発明は上記問題に鑑み、室内の第
1空調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの温度をそれぞれ
独立して制御するのに必要な風量を吹き出すことのでき
る空調装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、室内の第1の空調ゾーン
および第2の空調ゾーンの温度を、前記各空調ゾーンに
対応して設けられた第1の吹出口(193a,194
a,200a)および第2の吹出口(193b,194
b,200b)から、それぞれ独立した温度の空調風を
吹き出すことによってそれぞれ独立して制御するように
した空調装置において、空気流を発生する送風手段
(7)と、前記送風手段(7)からの空気を前記第1の
吹出口(193a,194a,200a)まで導く第1
の空気通路(18a)と、前記送風手段(7)からの空
気を前記第2の吹出口(193b,194b,200
b)まで導く第2の空気通路(18b)と、前記第1の
空調ゾーンの温度を設定するための第1の温度設定手段
(36a)と、前記第2の空調ゾーンの温度を設定する
ための第2の温度設定手段(36b)と、前記第1の空
調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの熱負荷を検出する熱
負荷検出手段(31,32,33)と、前記第1の温度
設定手段(36a)で設定された設定温度と前記熱負荷
検出手段(31,32,33)で検出された熱負荷とに
基づいて、前記第1の吹出口(193a,194a,2
00a)から前記第1の空調ゾーンへ吹き出す空気の目
標吹出温度(TAO(Dr))を算出する第1の目標吹出温
度算出手段(ステップ131)と、前記第2の温度設定
手段(36b)で設定された設定温度と前記熱負荷検出
手段(31,32,33)で検出された熱負荷とに基づ
いて、前記第2の吹出口(193b,194b,200
b)から前記第2の空調ゾーンへ吹き出す空気の目標吹
出温度(TAO(Pa))を算出する第2の目標吹出温度算
出手段(ステップ132)と、前記第1の目標吹出温度
(TAO(Dr))に基づいて前記送風手段(7)の送風量
(VM(Dr))を算出する第1の送風量算出手段(ステッ
プ141)と、前記第2の目標吹出温度(TAO(Pa))
に基づいて前記送風手段(7)の送風量(VM(Pa))を
算出する第2の送風量算出手段(ステップ142)と、
前記第1の送風量算出手段(ステップ141)で算出さ
れた第1の送風量(VM(Dr))と前記第2の送風量算出
手段(ステップ142)で算出された第2の送風量(V
M(Pa))とが等しいときは、前記第1の送風量(VM(D
r))を前記送風手段(7)の最終的な送風量(VM)と
して算出し、前記第1の送風量(VM(Dr))と前記第2
の送風量(VM(Pa))とが異なるときは、これらのうち
小さい方の送風量よりも大きな送風量を前記最終的な送
風量(VM)として算出する最終送風量算出手段(ステ
ップ143)と、前記送風手段(7)の送風量が前記最
終送風量算出手段(ステップ143)で算出された送風
量(VM)となるように前記送風手段(7)を制御する
送風制御手段(ステップ170)とを備えることを特徴
とする。
【0008】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の空調装置において、前記最終送風量算出手段(ステ
ップ143)が、前記第1の送風量(VM(Dr))と前記
第2の送風量(VM(Pa))との平均値を算出する平均値
算出手段(ステップ143)であることを特徴とする。
また請求項3記載の発明では、請求項1記載の空調装置
において、前記最終送風量算出手段(ステップ143)
が、前記第1の送風量(VM(Dr))と前記第2の送風量
(VM(Pa))とのうち大きい方を選択する選択手段であ
ることを特徴とする。
【0009】また請求項4記載の発明では、請求項1な
いし3記載の空調装置において、前記第1の目標吹出温
度(TAO(Dr))と前記送風手段(7)の送風量との関
係が非直線的な関係を有する第1の特性を記憶した第1
の記憶手段(ROM)と、前記第2の目標吹出温度(T
AO(Pa))と前記送風手段(7)の送風量との関係が非
直線的な関係を有する第2の特性を記憶した第2の記憶
手段(ROM)とを備え、前記第1の送風量算出手段
(ステップ141)が、前記第1の特性に基づいて前記
第1の送風量(VM(Dr))を算出し、前記第2の送風量
算出手段(ステップ142)が、前記第2の特性に基づ
いて前記第2の送風量(VM(Pa))を算出するように構
成されたことを特徴とする。
【0010】また請求項5記載の発明では、室内の第1
の空調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの温度を、前記各
空調ゾーンに対応して設けられた第1の吹出口(193
a,194a,200a)および第2の吹出口(193
b,194b,200b)から、それぞれ独立した温度
の空調風を吹き出すことによってそれぞれ独立して制御
するようにした空調装置において、空気流を発生する送
風手段(7)と、前記送風手段(7)からの空気を前記
第1の吹出口(193a,194a,200a)まで導
く第1の空気通路(18a)と、前記送風手段(7)か
らの空気を前記第2の吹出口(193b,194b,2
00b)まで導く第2の空気通路(18b)と、前記第
1の空調ゾーンの温度を設定するための第1の温度設定
手段(36a)と、前記第2の空調ゾーンの温度を設定
するための第2の温度設定手段(36b)と、前記第1
の空調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの熱負荷を検出す
る熱負荷検出手段(31,32,33)と、前記第1の
温度設定手段(36a)で設定された設定温度と前記熱
負荷検出手段(31,32,33)で検出された熱負荷
とに基づいて、前記第1の吹出口(193a,194
a,200a)から前記第1の空調ゾーンへ吹き出す空
気の目標吹出温度(TAO(Dr))を算出する第1の目標
吹出温度算出手段(ステップ131)と、前記第2の温
度設定手段(36b)で設定された設定温度と前記熱負
荷検出手段(31,32,33)で検出された熱負荷と
に基づいて、前記第2の吹出口(193b,194b,
200b)から前記第2の空調ゾーンへ吹き出す空気の
目標吹出温度(TAO(Pa))を算出する第2の目標吹出
温度算出手段(ステップ132)と、前記第1の目標吹
出温度(TAO(Dr))に基づいて前記送風手段(7)の
送風量(VM(Dr))を算出する第1の送風量算出手段
(ステップ144)と、前記第2の目標吹出温度(TA
O(Pa))に基づいて前記送風手段(7)の送風量(VM
(Pa))を算出する第2の送風量算出手段(ステップ14
5)と、前記第1の送風量算出手段(ステップ144)
で算出された第1の送風量(VM(Dr))と前記第2の送
風量算出手段(ステップ145)で算出された第2の送
風量(VM(Pa))とが等しいときは、これらの送風量を
加算した値を前記送風手段(7)の最終的な送風量(V
M)として算出し、前記第1の送風量(VM(Dr))と前
記第2の送風量(VM(Pa))とが異なるときは、これら
のうち小さい方の送風量を2倍した値よりも大きな値を
前記最終的な送風量(VM)として算出する最終送風量
算出手段(ステップ146)と、前記送風手段(7)の
送風量が前記最終送風量算出手段(ステップ146)で
算出された送風量となるように前記送風手段(7)を制
御する送風制御手段(ステップ170)とを備えること
を特徴とする。
【0011】また請求項6記載の発明では、請求項5記
載の空調装置において、前記最終送風量算出手段(ステ
ップ146)が、前記第1の送風量(VM(Dr))と前記
第2の送風量(VM(Pa))とを加算する送風量加算手段
(ステップ146)であることを特徴とする。また請求
項7記載の発明では、請求項5または6いずれか記載の
空調装置において、前記第1の目標吹出温度(TAO(D
r))と前記送風手段(7)の送風量との関係が非直線的
な関係を有する第1の特性を記憶した第1の記憶手段
(ROM)と、前記第2の目標吹出温度(TAO(Pa))
と前記送風手段(7)の送風量との関係が非直線的な関
係を有する第2の特性を記憶した第2の記憶手段(RO
M)とを備え、前記第1の送風量算出手段(ステップ1
44)が、前記第1の特性に基づいて前記第1の送風量
(VM(Dr))を算出し、前記第2の送風量算出手段(ス
テップ145)が、前記第2の特性に基づいて前記第2
の送風量(VM(Pa))を算出するように構成されたこと
を特徴とする。
【0012】なお、請求項5記載の発明における第1の
送風量(VM(Dr))は、請求項1記載の発明における第
1の送風量(VM(Dr))の半分であり、請求項5記載の
発明における第2の送風量(VM(Pa))は、請求項1記
載の発明における第2の送風量(VM(Pa))の半分であ
る。また、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施
例の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の作用効果】請求項1ないし4記載の発明では、
第1の送風量算出手段および第2の送風量算出手段によ
って、第1の目標吹出温度に対する送風量(第1の送風
量)および第2の目標吹出温度に対する送風量(第2の
送風量)がそれぞれ算出される。そしてこれらの送風量
が等しいときは、最終的に送風手段の送風量が前記第1
の送風量(=第2の送風量)となるように制御される。
従って、第1および第2の目標吹出温度に対する風量が
それぞれ満足されるので、第1および第2の空調ゾーン
の温度をそれぞれ独立して制御し易くなる。
【0014】一方、第1の送風量と第2の送風量とが異
なるときには、最終的な送風手段の送風量が、これらの
送風量のうちの小さい方よりも大きな送風量となるよう
に制御される。例えば第1の送風量の方が第2の送風量
よりも小さければ、前記最終的な送風量が第1の送風量
よりも大きな送風量となる。この場合、第1の目標吹出
温度に対する風量は充分確保されるし、また第2の目標
吹出温度に対する風量としては、前記最終的な送風量が
第1の送風量である場合に比べて大きくなるので、この
場合に比べて確保されることになる。
【0015】このように第1の送風量と第2の送風量と
が異なるときにも、第1および第2の目標吹出温度に対
する風量が満足されるので、第1および第2の空調ゾー
ンの温度をそれぞれ独立して制御し易くなる。特に請求
項2記載の発明では、前記最終的な送風量が第1の送風
量と第2の送風量との平均値となるので、第1および第
2の空調ゾーンの温度をそれぞれ独立して制御するのに
必要な風量を充分確保できるとともに、必要以上に風量
が多くなることを防ぐこともできる。
【0016】また請求項3記載の発明のように、第1の
送風量と第2の送風量のうちの大きい方を前記最終的な
送風量とすれば、例えば室内の構造の違いによって第1
および第2の空調ゾーンの温度を独立して制御しにくい
場合でも、室内へ吹き出される風量が充分多くなる分、
各ゾーンへの吹出温度の差が小さくても各ゾーンへ吹き
出す風の熱量に差をもたせることができるので、各ゾー
ンの温度をそれぞれ独立して制御し易くなる。
【0017】また請求項5ないし7記載の発明では、第
1の送風量と第2の送風量とが等しいときは、最終的な
送風手段の送風量が、これらの送風量を加算した値とな
る。ここで請求項5ないし7記載の発明における第1の
送風量(=第2の送風量)は、請求項1ないし4記載の
発明における第1の送風量(=第2の送風量)の半分で
あるので、第1の送風量と第2の送風量とを加算した値
が、請求項1記載の発明でいう第1の送風量(=第2の
送風量)となる。従って、第1および第2の目標吹出温
度に対する風量がそれぞれ満足されるので、第1および
第2の空調ゾーンの温度をそれぞれ独立して制御し易く
なる。
【0018】一方、第1の送風量と第2の送風量とが異
なるときには、前記最終的な送風量が、各送風量のうち
小さい方の送風量を2倍した値よりも大きな値となる。
この場合、前記最終的な送風量が、請求項1記載の発明
において第1の送風量と第2の送風量とが異なるときの
最終的な送風量と同じ値となる。従って、第1および第
2の空調ゾーンの温度をそれぞれ独立して制御し易くな
る。
【0019】特に請求項6記載の発明では、前記最終的
な送風量が第1の送風量と第2の送風量との和になるの
で、前記最終的な送風量が、請求項2記載の発明でいう
平均値と同じとなる。従って、第1および第2の空調ゾ
ーンの温度をそれぞれ独立して制御するのに必要な風量
を充分確保できるとともに、必要以上に風量が多くなる
ことを防ぐこともできる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を、車両の運転席および助手席
の温度を独立してコントロールする車両用空調装置とし
て用いた第1実施例について説明する。まず本実施例の
全体構成を図1に基づいて説明する。図1において、1
は車両用空調装置の通風系全体を示し、この通風系1の
主体は自動車の車室内計器盤の下方部に配設されてい
る。
【0021】この通風系1の空気上流側部位には内外気
切換箱2が設けられている。内外気切換箱2には、内気
吸入口3と外気吸入口4とが形成されており、さらに内
気吸入口3と外気吸入口4とが分かれた部分には、両吸
入口を選択的に開閉する内外気切換ドア5が設けられて
いる。この内外気切換ドア5には駆動手段6(具体的に
はサ−ボモ−タ,図2参照)が連結されている。
【0022】内外気切換箱2の空気出口部には送風手段
としての遠心式電動送風機7が設けられており、この送
風機7は遠心ファン8とその駆動用のブロワモータ9と
遠心ファン8を収容しているスクロールケーシング10
とから構成されている。またファンモータ9に印加され
るブロワ電圧はブロワコントローラ11(図2参照)に
よって制御される。
【0023】12は空調ユニットのケースで、前記スク
ロールケーシング10の空気出口側部分に接続されてい
る。このケース12内には、空気冷却手段をなす蒸発器
13とその空気下流側に空気加熱手段としてのヒータコ
ア14が配設されている。また、ケース12内のうちヒ
ータコア14の前方側には仕切板15が配設されてい
る。またケース12内のうちヒータコア14の両側方
(図1の上下)には、蒸発器13で冷却された冷風がヒ
ータコア14をバイパスするバイパス通路16a,16
bが形成されている。
【0024】ヒータコア14の空気上流側には、ケース
12内の空気温度を調節するための手段、具体的には2
枚のエアミックスドア17a,17bが設けられてお
り、これらのドア17a,17bはそれぞれの駆動手段
27a,27b(具体的にはそれぞれサーボモータ,図
2参照)によって駆動される。そして、蒸発器13から
の冷風が、仕切板15より図中上方のヒータコア14を
通る量とバイパス通路16aを通る量とが、エアミック
スドア17aの開度によって調節され、さらに前記冷風
が、仕切板15より図中下方のヒータコア14を通る量
とバイパス通路16bを通る量とが、エアミックスドア
17bの開度によって調節される。
【0025】上記蒸発器13は、図示しない圧縮機,凝
縮器,受液器,減圧器とともに配管結合された周知の冷
凍サイクルを構成する熱交換器であり、ケース12内の
空気を除湿冷却する。上記圧縮機は自動車のエンジンに
図示しない電磁クラッチを介して連結されるもので、こ
の電磁クラッチを断続制御することによって駆動停止制
御される。
【0026】また、上記ヒータコア14は自動車エンジ
ンの冷却水を熱源とする熱交換器であり、上記蒸発器1
3にて冷却された冷風を再加熱する。また、ケース12
の空気出口側には、エアミックスドア17aの開度によ
って温度調節された空調風を車室内運転席側に導く運転
席側ダクト18aと、エアミックスドア17bの開度に
よって温度調節された空調風を車室内助手席側に導く助
手席側ダクト18bとが接続されている。
【0027】前記運転席側ダクト18aの下流端には、
フェイスダクト19aとフットダクト20aとデフロス
タダクト21とが形成されている。このうちフェイスダ
クト19aはセンターフェイスダクト191aとサイド
フェイスダクト192aとに分岐しており、これらのダ
クト191a,192aの端部には、運転手の上半身に
空調風を吹き出すためのセンターフェイス吹出口193
aとサイドフェイス吹出口194aとが形成されてい
る。また前記フットダクト20aの端部には、運転手の
足元に空調風を吹き出すためのフット吹出口200aが
形成され、またデフロスタダクト21の端部には、フロ
ントガラスの内面に空調風を吹き出すためのデフロスタ
吹出口210が形成されている。
【0028】一方、前記助手席側ダクト18bの下流端
には、フェイスダクト19bとフットダクト20bとが
形成されている。このうちフェイスダクト19bはセン
ターフェイスダクト191bとサイドフェイスダクト1
92bとに分岐しており、これらのダクト191b,1
92bの端部には、助手席乗員の上半身に空調風を吹き
出すためのセンターフェイス吹出口193bとサイドフ
ェイス吹出口194bとが形成されている。また前記フ
ットダクト20bの端部には、助手席乗員の足元に空調
風を吹き出すためのフット吹出口200bが形成されて
いる。
【0029】前記フェイスダクト19a、フットダクト
20a、およびデフロスタダクト21の空気入口側部位
には、それぞれのダクトを開閉するフェイスドア22
a、フットドア23a、およびデフロスタドア24が設
けられている。このうちフェイスドア22aとフットド
ア23aとは同一の駆動手段25a(具体的にはサーボ
モータ、図2参照)によって駆動され、デフロスタドア
24はこれとは別の駆動手段26(具体的にはサーボモ
ータ、図2参照)によって駆動される。
【0030】前記フェイスダクト19bおよびフットダ
クト20bの空気入口側部位には、それぞれのダクトを
開閉するフェイスドア22bおよびフットドア23bが
設けられている。このフェイスドア22bとフットドア
23bとは同一の駆動手段25b(具体的にはサーボモ
ータ、図2参照)によって駆動される。また図2に示す
ように、空調装置を制御する制御装置30には、車室内
気温度を検出する内気温センサ31、外気温度を検出す
る外気温センサ32、車室内に照射される日射量を検出
する日射センサ33、蒸発器13を通過した直後の空気
温度を検出する蒸発器後センサ34、およびヒータコア
14内のエンジン冷却水温を間接的に検出する水温セン
サ35が入力接続されている。また制御装置30には、
運転席側車室内の希望温度Tset(Dr) を設定する運転席
側温度設定器36aと、助手席側車室内の希望温度Tse
t(Pa) を設定する助手席側温度設定器36bとが入力接
続されている。
【0031】なお、上記運転席側温度設定器36aおよ
び助手席側温度設定器36bは、車室内前方に設けられ
たインストルメントパネル上に設置されている。また上
記日射センサ33は、車両ダッシュボード上の中央に設
置され、2面センサで構成されている。そしてこれら各
面に日射が照射される割合は、日射の入射角度によって
変化するように構成されている。
【0032】前記制御装置30は、内部に図示しないA
/D変換器、マイクロコンピュータ等を備える周知のも
のであり、前記各センサ31〜35からの信号は、前記
A/D変換器によってA/D変換された後マイクロコン
ピュータへ入力されるように構成されている。。前記マ
イクロコンピュータは図示しないCPU、ROM、RA
M、I/O等を持つ周知のもので、エンジンのイグニッ
ションスイッチがオンされたときに、図示しないバッテ
リーから電源が供給される。
【0033】次に、本実施例の作動を図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、空調装置の自動制御処
理をステップ100にて開始すると、ステップ110に
てデータをリセット(初期化)する。そしてステップ1
20にて、上記各センサ31〜35の値をA/D変換し
た信号(Tr ,Tam,Ts ,Te ,Tw )を読み込むと
ともに、運転席側温度設定器36aにて設定された設定
温度Tset(Dr) と、助手席側温度設定器36bにて設定
された設定温度Tset(Pa) を読み込む。
【0034】そしてステップ130では、運転席側に吹
き出す空調風の目標吹出温度(以下TAO(Dr)とい
う)と、助手席側に吹き出す空調風の目標吹出温度(以
下TAO(Pa)という)とを算出する。具体的には図4
に示すように、ステップ131にて、ROMに記憶され
た下記数式1に基づいてTAO(Dr)を算出し、次いで
ステップ132にて、ROMに記憶された下記数式2に
基づいてTAO(Pa)を算出する。
【0035】
【数1】TAO(Dr)=Kset ×Tset(Dr) −Kr ×T
r −Kam×Tam−Ks ×Ts +C
【0036】
【数2】TAO(Pa)=Kset ×Tset(Pa) −Kr ×T
r −Kam×Tam−Ks ×Ts +C (Kset 、Kr 、Kam、Ks はゲイン、Cは補正用の定
数) 続いてステップ140では、ROMに記憶された図5の
特性を用い、上記TAO(Dr)およびTAO(Pa)から
運転席側必要ブロワ電圧VM(Dr)および助手席側必要
ブロワ電圧VM(Pa)を算出し、そしてこれらの平均ブ
ロワ電圧VMを算出する。
【0037】具体的には図6に示すように、ステップ1
41にて、上記TAO(Dr)と図5の特性とから上記V
M(Dr)を算出する。そしてステップ142にて、上記
TAO(Pa)と図5の特性とから上記VM(Pa)を算出
する。そしてステップ143にて、これらVM(Dr),
VM(Pa)とROMに記憶された下記数式3に基づい
て、ブロワモータ9に最終的に印加するブロワ電圧VM
を算出する。
【0038】
【数3】VM={VM(Dr)+VM(Pa)}/2 なお、上記図5の特性は、目標吹出温度TAOが領域
にあるときは、冷房能力を稼ぐために風量をアップし、
TAOが領域にあるときは、吹出温度を変化させて供
給熱量を変化させるために一定風量とし、TAOが領域
にあるときは、暖房能力を稼ぐために風量をアップす
るように、TAOとVMとの関係が非直線的な関係に設
定されている。
【0039】また上記図5の特性のうち領域における
ブロワ電圧は、日射センサ33が検出する日射量が多く
なる程高くなる。また、この領域におけるブロワ電圧
は、2面ある日射センサ33のうち日射が多く照射され
ている方の面からの出力に応じて決定される。そしてス
テップ150では、上記TAO(Dr)およびTAO(P
a)とROMに記憶された図7の特性とから、運転席側
および助手席側の各吹出モードを算出する。ここでFA
CE(フェイス)モードとは、フェイス吹出口から空調
風を吹き出すモード、B/L(バイレベル)モードと
は、フェイス吹出口およびフット吹出口から空調風を吹
き出すモード、およびFOOT(フット)モードとは、
フット吹出口から空調風を吹き出すモードである。
【0040】そしてステップ160では、ROMに記憶
された下記数式4に基づいて、エアミックスドア17
a,17bのそれぞれの開度SW(Dr),SW(Pa)を
算出する。
【0041】
【数4】SWi={(TAOi−Te )/(Tw −Te
)}×100 (%) (i=(Dr)または(Pa)) そしてステップ170〜ステップ190では、上記ステ
ップ140〜ステップ160にて算出した制御目標値が
得られるように、ブロワコントローラ11,サーボモー
タ18a,18b,25a,25bを駆動制御する。
【0042】以上の制御によると、例えばTAO(Dr)
=Tα,TAO(Pa)=Tβのとき、最終的にブロワモ
ータ9に印加されるブロワ電圧VMは、TAO=Tαに
対応するブロワ電圧(Va)とTAO=Tβに対応する
ブロワ電圧(Vb)との平均値Vc(=(Va+Vb)
/2)となる。従って、TAO(Dr)に対する風量は充
分確保されるとともに、TAO(Pa)に対応する風量に
ついても、最終的にブロワモータ9に印加されるブロワ
電圧がVaとなる場合に比べて大きくなるので、この場
合に比べて確保されることになる。
【0043】このように、上記VMがVaよりも大きな
値となるので、TAO(Dr)およびTAO(Pa)に対す
る風量が確保され、運転席側車室内および助手席側車室
内の温度をそれぞれ独立して制御し易くなる。また本実
施例では、上記VMをVaとVbの平均値Vcとしてい
るので、必要以上に風量が多くなることを防ぐこともで
きる。
【0044】なお、図3,4,6に示したフローチャー
トの各ステップは、それぞれの機能を実現する手段を構
成するものである。次に本発明の第2実施例を説明す
る。本実施例では、第1実施例に対してステップ140
の部分のみが異なるので、この部分についてのみ説明す
る。図8は本実施例のステップ140の中身を示す図で
ある。図8に示すように、まずステップ144にてTA
O(Dr)と図9の特性とからVM(Dr)を算出する。そ
してステップ145にて、TAO(Pa)と図9の特性と
からVM(Pa)を算出する。そしてステップ146に
て、これらVM(Dr),VM(Pa)とROMに記憶され
た下記数式5に基づいて、ブロワモータ9に最終的に印
加するブロワ電圧VMを算出する。
【0045】
【数5】VM=VM(Dr)+VM(Pa) なお、上記図9の特性は、TAOに対応するブロワ電圧
が第1実施例の図5の特性から決定されるブロワ電圧の
半分となるように設定されている。このように、図9の
特性に基づいてVM(Dr),VM(Pa)を算出する場合
は、これらVM(Dr),VM(Pa)を足し合わせること
によって、第1実施例でいう平均値VMと等しくなる。
そしてこのようにVM(Dr),VM(Pa)を足し合わせ
ることによって、VM(Dr)とVM(Pa)のうちの低い
方を2倍した値(第1実施例でいうVM(Dr)とVM
(Pa)のうちの低い方の値)よりも大きな値となる。従
って、本実施例においても第1実施例と同様の効果を発
揮する。
【0046】(他の実施例)上記第1実施例では、ブロ
ワモータ9に最終的に印加するブロワ電圧VMを、VM
(Dr)とVM(Pa)の平均値としたが、車室内の構造の
違いによって運転席側および助手席側の車室内温度を独
立して制御しにくい場合は、VM(Dr)とVM(Pa)の
うちの大きい方を上記VMとしても良い。請求項3記載
の発明でいう選択手段を設けても良い。この場合、車室
内へ吹き出される風量が多くなるので、その分、各席へ
の吹出温度の差が小さくても各席へ吹き出される空調風
の熱量に差をもたせることができる。
【0047】また、上記各実施例では、1つの内気温セ
ンサ31、1つの外気温センサ32、1つの日射センサ
33にて運転席および助手席の熱負荷を検出するように
したが、運転席側と助手席側のそれぞれに内気温センサ
を設け、それぞれの内気温センサにて各席の熱負荷(内
気温度)を検出するようにしても良い。この場合、TA
O(Dr)は各設定温度Tset (Dr)、運転席側内気温度Tr
(Dr)、外気温度Tam、および日射量Ts に基づいて算出
され、TAO(Pa)はTset (Pa)、助手席側内気温度Tr
(Pa)、外気温度Tam、および日射量Ts に基づいて算出
される。
【0048】また、内気温センサ31の代わりに日射セ
ンサ33を運転席側と助手席側のそれぞれに設け、それ
ぞれの日射センサにて各席の熱負荷(日射量)を検出す
るようにしても良い。この場合、TAO(Dr)は各設定温
度Tset (Dr)、内気温度Tr、外気温度Tam、および運
転席側日射量Ts (Dr)に基づいて算出され、TAO(Pa)
はTset (Pa)、内気温度Tr 、外気温度Tam、および助
手席側日射量Ts (Pa)に基づいて算出される。
【0049】もちろん、内気温センサ31と日射センサ
33の両方を運転席側と助手席側とに設けても良いし、
さらに外気温センサ32を各席に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の全体構成図である。
【図2】上記実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】上記実施例のフローチャートである。
【図4】図3のステップ130の中身を示す図である。
【図5】上記実施例の目標吹出温度とブロワ電圧との関
係を示す特性図である。
【図6】図3のステップ140の中身を示す図である。
【図7】上記実施例の目標吹出温度と吹出モードとの関
係を示す特性図である。
【図8】本発明第2実施例のステップ140の中身を示
す図である。
【図9】上記第2実施例の目標吹出温度とブロワ電圧と
の関係を示す特性図である。
【図10】従来のブロワ電圧の決定方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
7 遠心式電動送風機(送風手段) 18a 運転席側ダクト(第1の空気通路) 18b 助手席側ダクト(第2の空気通路) 31 内気温センサ(第1,第2の熱負荷検出手段) 32 外気温センサ(第1,第2の熱負荷検出手段) 33 日射センサ(第1,第2の熱負荷検出手段) 36a 運転席側温度設定器(第1の温度設定手段) 36b 助手席側温度設定器(第2の温度設定手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の第1の空調ゾーンおよび第2の空
    調ゾーンの温度を、前記各空調ゾーンに対応して設けら
    れた第1の吹出口および第2の吹出口から、それぞれ独
    立した温度の空調風を吹き出すことによってそれぞれ独
    立して制御するようにした空調装置において、 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段からの空気を前記第1の吹出口まで導く第
    1の空気通路と、 前記送風手段からの空気を前記第2の吹出口まで導く第
    2の空気通路と、 前記第1の空調ゾーンの温度を設定するための第1の温
    度設定手段と、 前記第2の空調ゾーンの温度を設定するための第2の温
    度設定手段と、 前記第1の空調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの熱負荷
    を検出する熱負荷検出手段と、 前記第1の温度設定手段で設定された設定温度と前記熱
    負荷検出手段で検出された熱負荷とに基づいて、前記第
    1の吹出口から前記第1の空調ゾーンへ吹き出す空気の
    目標吹出温度を算出する第1の目標吹出温度算出手段
    と、 前記第2の温度設定手段で設定された設定温度と前記熱
    負荷検出手段で検出された熱負荷とに基づいて、前記第
    2の吹出口から前記第2の空調ゾーンへ吹き出す空気の
    目標吹出温度を算出する第2の目標吹出温度算出手段
    と、 前記第1の目標吹出温度に基づいて前記送風手段の送風
    量を算出する第1の送風量算出手段と、 前記第2の目標吹出温度に基づいて前記送風手段の送風
    量を算出する第2の送風量算出手段と、 前記第1の送風量算出手段で算出された第1の送風量と
    前記第2の送風量算出手段で算出された第2の送風量と
    が等しいときは、前記第1の送風量を前記送風手段の最
    終的な送風量として算出し、前記第1の送風量と前記第
    2の送風量とが異なるときは、これらのうち小さい方の
    送風量よりも大きな送風量を前記最終的な送風量として
    算出する最終送風量算出手段と、 前記送風手段の送風量が前記最終送風量算出手段で算出
    された送風量となるように前記送風手段を制御する送風
    制御手段とを備えることを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 前記最終送風量算出手段が、前記第1の
    送風量と前記第2の送風量との平均値を算出する平均値
    算出手段であることを特徴とする請求項1記載の空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記最終送風量算出手段が、前記第1の
    送風量と前記第2の送風量とのうち大きい方を選択する
    選択手段であることを特徴とする請求項1記載の空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の目標吹出温度と前記送風手段
    の送風量との関係が非直線的な関係を有する第1の特性
    を記憶した第1の記憶手段と、 前記第2の目標吹出温度と前記送風手段の送風量との関
    係が非直線的な関係を有する第2の特性を記憶した第2
    の記憶手段とを備え、 前記第1の送風量算出手段が、前記第1の特性に基づい
    て前記送風手段の送風量を算出し、 前記第2の送風量算出手段が、前記第2の特性に基づい
    て前記送風手段の送風量を算出するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 室内の第1の空調ゾーンおよび第2の空
    調ゾーンの温度を、前記各空調ゾーンに対応して設けら
    れた第1の吹出口および第2の吹出口から、それぞれ独
    立した温度の空調風を吹き出すことによってそれぞれ独
    立して制御するようにした空調装置において、 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段からの空気を前記第1の吹出口まで導く第
    1の空気通路と、 前記送風手段からの空気を前記第2の吹出口まで導く第
    2の空気通路と、 前記第1の空調ゾーンの温度を設定するための第1の温
    度設定手段と、 前記第2の空調ゾーンの温度を設定するための第2の温
    度設定手段と、 前記第1の空調ゾーンおよび第2の空調ゾーンの熱負荷
    を検出する熱負荷検出手段と、 前記第1の温度設定手段で設定された設定温度と前記熱
    負荷検出手段で検出された熱負荷とに基づいて、前記第
    1の吹出口から前記第1の空調ゾーンへ吹き出す空気の
    目標吹出温度を算出する第1の目標吹出温度算出手段
    と、 前記第2の温度設定手段で設定された設定温度と前記熱
    負荷検出手段で検出された熱負荷とに基づいて、前記第
    2の吹出口から前記第2の空調ゾーンへ吹き出す空気の
    目標吹出温度を算出する第2の目標吹出温度算出手段
    と、 前記第1の目標吹出温度に基づいて前記送風手段の送風
    量を算出する第1の送風量算出手段と、 前記第2の目標吹出温度に基づいて前記送風手段の送風
    量を算出する第2の送風量算出手段と、 前記第1の送風量算出手段で算出された第1の送風量と
    前記第2の送風量算出手段で算出された第2の送風量と
    が等しいときは、これらの送風量を加算した値を前記送
    風手段の最終的な送風量として算出し、前記第1の送風
    量と前記第2の送風量とが異なるときは、これらのうち
    小さい方の送風量を2倍した値よりも大きな値を前記最
    終的な送風量として算出する最終送風量算出手段と、 前記送風手段の送風量が前記最終送風量算出手段で算出
    された送風量となるように前記送風手段を制御する送風
    制御手段とを備えることを特徴とする空調装置。
  6. 【請求項6】 前記最終送風量算出手段が、前記第1の
    送風量と前記第2の送風量とを加算する送風量加算手段
    であることを特徴とする請求項5記載の空調装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の目標吹出温度と前記送風手段
    の送風量との関係が非直線的な関係を有する第1の特性
    を記憶した第1の記憶手段と、 前記第2の目標吹出温度と前記送風手段の送風量との関
    係が非直線的な関係を有する第2の特性を記憶した第2
    の記憶手段とを備え、 前記第1の送風量算出手段が、前記第1の特性に基づい
    て前記送風手段の送風量を算出し、 前記第2の送風量算出手段が、前記第2の特性に基づい
    て前記送風手段の送風量を算出するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項5または6いずれか記載の空調装
    置。
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