JPH084002B2 - リチウム電池 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリチウム電池に係わり、さらに詳しくはその
負極の改良に関する。
負極の改良に関する。
従来、リチウム電池は負極に金属リチウムを用い、正極
には二酸化マンガン、硫化鉄、酸化銅、二硫化チタンな
どの各種活物質を適宜選択採用して電池構成をしてきた
が、リチウムの化学的活性が大きいため、高温下での貯
蔵、例えば60℃での貯蔵では、貯蔵中に負極のリチウム
が電解液中に含まれる微量の水分や電解液溶媒と反応し
て、負極のリチウム表面に不動態膜を生成するため、負
極表面が劣化して、内部抵抗の増加や閉路電圧特性の低
下を招くという問題があった。
には二酸化マンガン、硫化鉄、酸化銅、二硫化チタンな
どの各種活物質を適宜選択採用して電池構成をしてきた
が、リチウムの化学的活性が大きいため、高温下での貯
蔵、例えば60℃での貯蔵では、貯蔵中に負極のリチウム
が電解液中に含まれる微量の水分や電解液溶媒と反応し
て、負極のリチウム表面に不動態膜を生成するため、負
極表面が劣化して、内部抵抗の増加や閉路電圧特性の低
下を招くという問題があった。
そのため、負極にリチウム合金を用いることによっ
て、負極表面の劣化を防止することが提案されている
(例えば、特開昭53−75434号公報、特開昭58−209862
号公報)。しかし、それらは電池内でリチウム板と例え
ばアルミニウム板などのリチウムと電気化学的に合金化
する金属の板とを重ね合わせ、リチウムと上記金属とを
電解液の存在下で電気化学的に合金化させるものである
ため、リチウム合金が微粉末状態になりやすく、微粉末
化したリチウム合金がセパレータを通り抜けて短絡を引
き起こしたり、あるいは合金化時の局部的な体積増加に
よる変形によって短絡が発生するという問題があった。
て、負極表面の劣化を防止することが提案されている
(例えば、特開昭53−75434号公報、特開昭58−209862
号公報)。しかし、それらは電池内でリチウム板と例え
ばアルミニウム板などのリチウムと電気化学的に合金化
する金属の板とを重ね合わせ、リチウムと上記金属とを
電解液の存在下で電気化学的に合金化させるものである
ため、リチウム合金が微粉末状態になりやすく、微粉末
化したリチウム合金がセパレータを通り抜けて短絡を引
き起こしたり、あるいは合金化時の局部的な体積増加に
よる変形によって短絡が発生するという問題があった。
この発明は、上記従来のリチウム電池が貯蔵中に内部
抵抗増加や閉路電圧低下を引き起こしたり、あるいはそ
れを防止するための合金化により短絡を引き起こしてい
たという問題点を解決し、貯蔵特性が良好で、かつ合金
化による短絡発生がないリチウム電池を提供することを
目的とする。
抵抗増加や閉路電圧低下を引き起こしたり、あるいはそ
れを防止するための合金化により短絡を引き起こしてい
たという問題点を解決し、貯蔵特性が良好で、かつ合金
化による短絡発生がないリチウム電池を提供することを
目的とする。
本発明は負極をリチウム板と冶金学的に合金化したリチ
ウム含量が70〜95原子%のリチウム合金板とを重ね合わ
せて構成し、リチウム板を負極缶と対向する側に配置
し、リチウム合金板をセパレータと対向する側に配置す
ることによって、貯蔵中における内部抵抗の増加や閉路
電圧特性の低下を防止し、かつ合金化に基づく短絡発生
のないリチウム電池を提供したものである。
ウム含量が70〜95原子%のリチウム合金板とを重ね合わ
せて構成し、リチウム板を負極缶と対向する側に配置
し、リチウム合金板をセパレータと対向する側に配置す
ることによって、貯蔵中における内部抵抗の増加や閉路
電圧特性の低下を防止し、かつ合金化に基づく短絡発生
のないリチウム電池を提供したものである。
すなわち、本発明ではセパレータと対向する側にリチ
ウム合金板を配置するので、負極の反応面はリチウム合
金層となり、このリチウム合金はリチウムほど反応性が
強くないので、貯蔵中における水分や電解液溶媒などと
の反応が抑制され、したがって負極表面に不動態膜を生
成することが少なくなって、貯蔵中における内部抵抗増
加や閉路電圧特性の低下が抑制されるようになる。
ウム合金板を配置するので、負極の反応面はリチウム合
金層となり、このリチウム合金はリチウムほど反応性が
強くないので、貯蔵中における水分や電解液溶媒などと
の反応が抑制され、したがって負極表面に不動態膜を生
成することが少なくなって、貯蔵中における内部抵抗増
加や閉路電圧特性の低下が抑制されるようになる。
しかも、前記リチウム合金板は電池内で電気化学的に
合金化したものではないため、微粉末化せず、したがっ
てリチウム合金粉末に基づく短絡発生が防止される。ま
た、電池外であらかじめ合金化しているものであるた
め、電池内での合金化による変形、例えば中央部が局部
的に体積増加を引き起こして、セパレータ側に突出し、
それによってセパレータが位置ズレを起こして短絡が発
生することなどが防止される。
合金化したものではないため、微粉末化せず、したがっ
てリチウム合金粉末に基づく短絡発生が防止される。ま
た、電池外であらかじめ合金化しているものであるた
め、電池内での合金化による変形、例えば中央部が局部
的に体積増加を引き起こして、セパレータ側に突出し、
それによってセパレータが位置ズレを起こして短絡が発
生することなどが防止される。
リチウム合金板としては、リチウムと、アルミニウ
ム、錫、マグネシウム、鉛、ビスマス、亜鉛、ゲルマニ
ウム、ケイ素、アンチモン、インジウム、ガリウムの1
種または2種以上とを合金化させて板状にしたものが用
いられる。合金化に際しては、リチウムと前記アルミニ
ウムなどの合金元素とを溶融、混合して合金化させる、
いわゆる冶金学的合金化が採用される。
ム、錫、マグネシウム、鉛、ビスマス、亜鉛、ゲルマニ
ウム、ケイ素、アンチモン、インジウム、ガリウムの1
種または2種以上とを合金化させて板状にしたものが用
いられる。合金化に際しては、リチウムと前記アルミニ
ウムなどの合金元素とを溶融、混合して合金化させる、
いわゆる冶金学的合金化が採用される。
リチウム合金中におけるリチウム含量は70〜95原子%
(atomic%)である。これはリチウム含量が95原子%よ
り多くなると、合金化による水分や電解液溶媒などとの
反応を抑制する効果が充分に発揮されなくなり、またリ
チウム含量が70原子%より少なくなると、硬くなり脆性
が増して電池内に収容するのに適した薄板状に成形する
のが困難になるからである。
(atomic%)である。これはリチウム含量が95原子%よ
り多くなると、合金化による水分や電解液溶媒などとの
反応を抑制する効果が充分に発揮されなくなり、またリ
チウム含量が70原子%より少なくなると、硬くなり脆性
が増して電池内に収容するのに適した薄板状に成形する
のが困難になるからである。
そして、上記リチウム合金板の厚さは、薄いものでよ
く、5μm(0.005mm)程度以上あれば、負極表面での
水分や電解液溶媒などとの反応を抑制することができ
る。ただし、リチウム合金板の厚さが大きくなると、そ
れによって負極の電気量が減少するので、電気容量面を
考えると、厚くても20μm以下にするのが好ましい。
く、5μm(0.005mm)程度以上あれば、負極表面での
水分や電解液溶媒などとの反応を抑制することができ
る。ただし、リチウム合金板の厚さが大きくなると、そ
れによって負極の電気量が減少するので、電気容量面を
考えると、厚くても20μm以下にするのが好ましい。
リチウムイオン伝導性有機電解液としては、この種の
電池に通常用いられるものを何ら特別な制約を受けるこ
となくそのまま使用することができる。その具体例をあ
げると、例えば1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキ
シエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3
−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソランなど
の有機溶媒の単独または2種以上の混合溶媒に、例えば
LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiBF4、LiB(C6H5)
4などの電解質の1種または2種以上を溶解させること
によって調製したものを使用することができる。
電池に通常用いられるものを何ら特別な制約を受けるこ
となくそのまま使用することができる。その具体例をあ
げると、例えば1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキ
シエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3
−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソランなど
の有機溶媒の単独または2種以上の混合溶媒に、例えば
LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiBF4、LiB(C6H5)
4などの電解質の1種または2種以上を溶解させること
によって調製したものを使用することができる。
正極活物質としては、例えば二酸化マンガン、硫化
鉄、酸化銅、硫化鉄と酸化銅との混合物、二硫化チタ
ン、二硫化モリブデン、五酸化バナジウム、フッ化カー
ボンなど、この種の電池に通常用いられるものを何ら特
別な制約を受けることなく使用することができる。そし
て、正極の作製にあたっては、上記活物質に、要すれ
ば、例えば黒鉛やアセチレンブラックなどの導電助剤、
例えばポリテトラフルオロエチレンなどの結着剤などを
加え、電池内に収容するのに適した形状に成形される。
鉄、酸化銅、硫化鉄と酸化銅との混合物、二硫化チタ
ン、二硫化モリブデン、五酸化バナジウム、フッ化カー
ボンなど、この種の電池に通常用いられるものを何ら特
別な制約を受けることなく使用することができる。そし
て、正極の作製にあたっては、上記活物質に、要すれ
ば、例えば黒鉛やアセチレンブラックなどの導電助剤、
例えばポリテトラフルオロエチレンなどの結着剤などを
加え、電池内に収容するのに適した形状に成形される。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
実施例1 負極缶に厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と、厚さ
0.01mm、直径8mmで冶金学的に合金化したリチウム含量8
0原子%のリチウム−アルミニウム合金板を挿入し、正
極には二酸化マンガンを活物質とするペレット状成形合
剤を用い、電解液にはプロピレンカーボネートと1,2−
ジメトキシエタンとの容量比2:1の混合溶媒にLiClO4を
0.8モル/溶解した有機電解液を用い、第1図に示す
構造のボタン形リチウム電池を作製した。
0.01mm、直径8mmで冶金学的に合金化したリチウム含量8
0原子%のリチウム−アルミニウム合金板を挿入し、正
極には二酸化マンガンを活物質とするペレット状成形合
剤を用い、電解液にはプロピレンカーボネートと1,2−
ジメトキシエタンとの容量比2:1の混合溶媒にLiClO4を
0.8モル/溶解した有機電解液を用い、第1図に示す
構造のボタン形リチウム電池を作製した。
第1図において、1は負極缶で、この負極缶1はステ
ンレス鋼板で形成されており、その表面にはニッケルメ
ッキが施されている。2は負極であり、この負極2はリ
チウム板2aとリチウム合金板2bからなり、リチウム板2a
は負極缶1と対向する側に配置され、リチウム合金板2b
はセパレータ3と対向する側に配置されている。そし
て、本実施例において、上記リチウム合金板2bは前述の
ようにリチウム含量80原子%のリチウム−アルミニウム
合金板からなるものである。
ンレス鋼板で形成されており、その表面にはニッケルメ
ッキが施されている。2は負極であり、この負極2はリ
チウム板2aとリチウム合金板2bからなり、リチウム板2a
は負極缶1と対向する側に配置され、リチウム合金板2b
はセパレータ3と対向する側に配置されている。そし
て、本実施例において、上記リチウム合金板2bは前述の
ようにリチウム含量80原子%のリチウム−アルミニウム
合金板からなるものである。
セパレータ3はポリプロピレン不織布からなり、4は
正極で、この正極4は二酸化マンガン100重量部、りん
状黒鉛10重量部およびポリテトラフルオロエチレン1重
量部からなる合剤をペレット状に加圧成形したものであ
り、5は上記正極4の加圧成形時にその一方の側に配設
したステンレス鋼製網からなる正極側集電体である。6
は正極缶で、この正極缶6はステンレス鋼板で形成され
ており、その表面にはニッケルメッキが施されている。
そして、7はポリプロピレン製のガスケットである。
正極で、この正極4は二酸化マンガン100重量部、りん
状黒鉛10重量部およびポリテトラフルオロエチレン1重
量部からなる合剤をペレット状に加圧成形したものであ
り、5は上記正極4の加圧成形時にその一方の側に配設
したステンレス鋼製網からなる正極側集電体である。6
は正極缶で、この正極缶6はステンレス鋼板で形成され
ており、その表面にはニッケルメッキが施されている。
そして、7はポリプロピレン製のガスケットである。
実施例2 負極を厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01m
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−錫合金
板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構成
からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウム
−錫合金板はセパレータと対向する側に配置されてお
り、かつ該リチウム−錫合金は冶金学的に合金化された
ものである。
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−錫合金
板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構成
からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウム
−錫合金板はセパレータと対向する側に配置されてお
り、かつ該リチウム−錫合金は冶金学的に合金化された
ものである。
実施例3 負極を厚さ0.395mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.00
5mm、直径8mmでリチウム含量75原子%のリチウム−鉛合
金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構
成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウ
ム−鉛合金板はセパレータと対向する側に配置されてお
り、かつ該リチウム−鉛合金は冶金学的に合金化された
ものである。
5mm、直径8mmでリチウム含量75原子%のリチウム−鉛合
金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構
成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウ
ム−鉛合金板はセパレータと対向する側に配置されてお
り、かつ該リチウム−鉛合金は冶金学的に合金化された
ものである。
実施例4 負極を厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01m
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−ビスマ
ス合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ビスマス合金板はセパレータと対向する側に配
置されており、かつ該リチウム−ビスマス合金は冶金学
的に合金化されたものである。
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−ビスマ
ス合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ビスマス合金板はセパレータと対向する側に配
置されており、かつ該リチウム−ビスマス合金は冶金学
的に合金化されたものである。
実施例5 負極を厚さ0.385mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−マグ
ネシウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1
と同様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとよ
り、リチウム−マグネシウム合金板はセパレータと対向
する側に配置されており、かつ該リチウム−マグネシウ
ム合金は冶金学的に合金化されたものである。
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−マグ
ネシウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1
と同様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとよ
り、リチウム−マグネシウム合金板はセパレータと対向
する側に配置されており、かつ該リチウム−マグネシウ
ム合金は冶金学的に合金化されたものである。
実施例6 負極を厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01m
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−亜鉛合
金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構
成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウ
ム−亜鉛合金板はセパレータと対向する側に配置されて
おり、かつ該リチウム−亜鉛合金は冶金学的に合金化さ
れたものである。
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−亜鉛合
金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様の構
成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リチウ
ム−亜鉛合金板はセパレータと対向する側に配置されて
おり、かつ該リチウム−亜鉛合金は冶金学的に合金化さ
れたものである。
実施例7 負極を厚さ0.385mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−ゲル
マニウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1
と同様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとよ
り、リチウム−ゲルマニウム合金板はセパレータと対向
する側に配置されており、かつ該リチウム−ゲルマニウ
ム合金は冶金学的に合金化されたものである。
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−ゲル
マニウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1
と同様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとよ
り、リチウム−ゲルマニウム合金板はセパレータと対向
する側に配置されており、かつ該リチウム−ゲルマニウ
ム合金は冶金学的に合金化されたものである。
実施例8 負極を厚さ0.385mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−ケイ
素合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ケイ素合金板はセパレータと対向する側に配置
されており、かつ該リチウム−ケイ素合金は冶金学的に
合金化されたものである。
5mm、直径8mmでリチウム含量90原子%のリチウム−ケイ
素合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ケイ素合金板はセパレータと対向する側に配置
されており、かつ該リチウム−ケイ素合金は冶金学的に
合金化されたものである。
実施例9 負極を厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.01m
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−アンチ
モン合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同
様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、
リチウム−アンチモン合金板はセパレータと対向する側
に配置されており、かつ該リチウム−アンチモン合金は
冶金学的に合金化されたものである。
m、直径8mmでリチウム含量80原子%のリチウム−アンチ
モン合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同
様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、
リチウム−アンチモン合金板はセパレータと対向する側
に配置されており、かつ該リチウム−アンチモン合金は
冶金学的に合金化されたものである。
実施例10 負極を厚さ0.38mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.02m
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−インジ
ウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同
様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、
リチウム−インジウム合金板はセパレータと対向する側
に配置されており、かつ該リチウム−インジウム合金は
冶金学的に合金化されたものである。
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−インジ
ウム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同
様の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、
リチウム−インジウム合金板はセパレータと対向する側
に配置されており、かつ該リチウム−インジウム合金は
冶金学的に合金化されたものである。
実施例11 負極を厚さ0.38mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.02m
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−ガリウ
ム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ガリウム合金板はセパレータと対向する側に配
置されており、かつ該リチウム−ガリウム合金は冶金学
的に合金化されたものである。
m、直径8mmでリチウム含量85原子%のリチウム−ガリウ
ム合金板を重ね合わせて構成したほかは実施例1と同様
の構成からなるリチウム電池を作製した。もとより、リ
チウム−ガリウム合金板はセパレータと対向する側に配
置されており、かつ該リチウム−ガリウム合金は冶金学
的に合金化されたものである。
比較例1 負極を厚さ0.4mm、直径8mmのリチウム板だけで構成し
たほかは実施例1と同様の構成からなるリチウム電池を
作製した。
たほかは実施例1と同様の構成からなるリチウム電池を
作製した。
比較例2 負極缶に厚さ0.39mm、直径8mmのリチウム板と厚さ0.0
1mm、直径8mmのアルミニウム板とを挿入し、リチウムと
アルミニウムとを電池内で電解液の存在下で電気化学的
に合金化させて負極を構成したほかは実施例1と同様の
構成からなるリチウム電池を作製した。
1mm、直径8mmのアルミニウム板とを挿入し、リチウムと
アルミニウムとを電池内で電解液の存在下で電気化学的
に合金化させて負極を構成したほかは実施例1と同様の
構成からなるリチウム電池を作製した。
上記実施例1〜11の電池および比較例1〜2の電池を
JIS C 5025に規定される電子部品振動試験法に準じ振動
周波数範囲10〜55Hz、全振幅1.6mmで6時間振動試験を
行い、短絡発生の有無を開路電圧の低下により調べた結
果を第1表に示す。つまり、第1表に示す短絡発生の有
無は、開路電圧(通常3.2V)が3.0V以下に低下したもの
については短絡が発生したという判断により短絡発生の
有無を調べた結果を示したものである。また上記実施例
1〜11の電池および比較例1〜2の電池を60℃で貯蔵
し、貯蔵に伴う内部抵抗(1kHzインピーダンス)の増加
率を調べた結果を第1表に示す。
JIS C 5025に規定される電子部品振動試験法に準じ振動
周波数範囲10〜55Hz、全振幅1.6mmで6時間振動試験を
行い、短絡発生の有無を開路電圧の低下により調べた結
果を第1表に示す。つまり、第1表に示す短絡発生の有
無は、開路電圧(通常3.2V)が3.0V以下に低下したもの
については短絡が発生したという判断により短絡発生の
有無を調べた結果を示したものである。また上記実施例
1〜11の電池および比較例1〜2の電池を60℃で貯蔵
し、貯蔵に伴う内部抵抗(1kHzインピーダンス)の増加
率を調べた結果を第1表に示す。
第1表に示すように、リチウムだけで負極を構成した
比較例1の電池は、リチウムの反応性が高いために貯蔵
に伴う内部抵抗増加が大きかったが、本発明の実施例1
〜11の電池は、リチウム合金板の種類によって多少の差
はあるものの、比較例1の電池に比べて貯蔵に伴う内部
抵抗増加が小さかった。これは、セパレータと対向する
側に配置したリチウム合金板により、貯蔵中の水分や電
解液溶媒との反応が抑制された結果によるものと考えら
れる。また、リチウムとアルミニウムを電池内で電解液
の存在下に電気化学的に合金化させた比較例2の電池
は、リチウム−アルミニウム合金がセパレータと対向す
る側に配置することによって、貯蔵に伴なう内部抵抗増
加は抑制されたが、リチウム−アルミニウム合金の微粉
末化により振動試験で短絡が多数発生した。
比較例1の電池は、リチウムの反応性が高いために貯蔵
に伴う内部抵抗増加が大きかったが、本発明の実施例1
〜11の電池は、リチウム合金板の種類によって多少の差
はあるものの、比較例1の電池に比べて貯蔵に伴う内部
抵抗増加が小さかった。これは、セパレータと対向する
側に配置したリチウム合金板により、貯蔵中の水分や電
解液溶媒との反応が抑制された結果によるものと考えら
れる。また、リチウムとアルミニウムを電池内で電解液
の存在下に電気化学的に合金化させた比較例2の電池
は、リチウム−アルミニウム合金がセパレータと対向す
る側に配置することによって、貯蔵に伴なう内部抵抗増
加は抑制されたが、リチウム−アルミニウム合金の微粉
末化により振動試験で短絡が多数発生した。
以上説明したように、本発明では、負極のセパレータ
と対向する側にリチウムと特定の金属とを冶金学的に合
金化したリチウム含量が70〜95原子%のリチウム合金板
を配置することにより、短絡を発生することなく、貯蔵
に伴う内部抵抗の増加を抑制することができた。
と対向する側にリチウムと特定の金属とを冶金学的に合
金化したリチウム含量が70〜95原子%のリチウム合金板
を配置することにより、短絡を発生することなく、貯蔵
に伴う内部抵抗の増加を抑制することができた。
第1図は本発明に係るリチウム電池の一例を示す断面図
である。 2……負極、2a……リチウム板、2b……リチウム合金
板、3……セパレータ、4……正極
である。 2……負極、2a……リチウム板、2b……リチウム合金
板、3……セパレータ、4……正極
Claims (1)
- 【請求項1】負極、リチウムイオン伝導性有機電解液お
よび正極を備えてなるリチウム電池であって、上記負極
がリチウム板とリチウム含量が70〜95原子%のリチウム
合金板とを重ね合わせてなり、上記リチウム合金板はリ
チウムと、アルミニウム、錫、マグネシウム、鉛、ビス
マス、亜鉛、ゲルマニウム、ケイ素、アンチモン、イン
ジウムおよびガリウムよりなる群から選ばれた少なくと
も1種とを冶金学的に合金化して板状にしたものであ
り、上記リチウム板が負極缶と対向する側に配置し、上
記リチウム合金板がセパレータと対向する側に配置して
いることを特徴とするリチウム電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61279467A JPH084002B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | リチウム電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61279467A JPH084002B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | リチウム電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133448A JPS63133448A (ja) | 1988-06-06 |
JPH084002B2 true JPH084002B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17611467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61279467A Expired - Fee Related JPH084002B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | リチウム電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084002B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6385232B2 (ja) * | 2014-01-14 | 2018-09-05 | セイコーインスツル株式会社 | リチウム一次電池及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665044B2 (ja) * | 1984-09-17 | 1994-08-22 | 日立マクセル株式会社 | リチウム有機一次電池 |
-
1986
- 1986-11-21 JP JP61279467A patent/JPH084002B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133448A (ja) | 1988-06-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |