JPH0839614A - 金型一体型工具箱 - Google Patents

金型一体型工具箱

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Publication number
JPH0839614A
JPH0839614A JP17502694A JP17502694A JPH0839614A JP H0839614 A JPH0839614 A JP H0839614A JP 17502694 A JP17502694 A JP 17502694A JP 17502694 A JP17502694 A JP 17502694A JP H0839614 A JPH0839614 A JP H0839614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool box
mold
insert piece
insert
accessory
Prior art date
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Pending
Application number
JP17502694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
広幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP17502694A priority Critical patent/JPH0839614A/ja
Publication of JPH0839614A publication Critical patent/JPH0839614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の入駒や中子等の付属品や、その交換作
業に必要な工具類の紛失を防止するとともに、それら付
属品や工具類を使用し易いように保管する。 【構成】 金型1の表面に形成した凹部に工具箱Bを取
付ける。工具箱Bは工具箱本体13及び蓋14からな
り、工具箱本体13の底面に敷かれたウレタン樹脂製の
トレー15に、入駒7,8、取付ボルト9、六角レンチ
16、マイナスドライバー17及び入駒抜き18が収納
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入駒や中子等の金型の
付属品や、それらを交換するための工具類を収納する金
型一体型工具箱に関する。
【0002】
【従来の技術】成形金型で合成樹脂製品を射出成形する
際に、共通の成形金型で一部の形状が異なる複数種類の
製品を成形するために、その成形金型に形状の異なる入
駒を選択して装着することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、形状の異な
る複数個の入駒のうち同時に成形金型に装着されるもの
は一部であるため、残りの入駒は将来の使用に備えて適
当な場所に保管する必要がある。しかしながら、使用頻
度の低い入駒は保管場所を忘れたり紛失したりすること
が多く、実際に使用する際に見つからなくなる可能性が
ある。
【0004】また、入駒の交換には専用工具を含む各種
の工具類が必要となるが、これら工具類の保管場所が決
まっていないと、入駒の交換作業に手間取ることにな
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、金型の付属品の交換作業に必要な物品の紛失を防止
し、且つそれらを使用し易く保管することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の金型一体型工具箱は、金型に対して着脱可
能な付属品と、この付属品を着脱するための工具類とを
収納する工具箱を、金型の表面に形成した凹部に取り付
けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は成形金型の断面図、図2は第1入駒の断面図
(図1の要部拡大図)、図3は第2入駒の断面図、図4
は可動金型の要部斜視図、図5は工具箱の斜視図であ
る。
【0009】図1に示すように、この成形金型Dは自動
二輪車のボディカバーWを合成樹脂で射出成形するため
のもので、キャビティ面11 を有する固定金型1と、キ
ャビティ面21 を有して前記固定金型1に対して接離可
能な可動金型2と、この可動金型2の内部に配設された
押出板3と、この押出板3を駆動するシリンダ4と、前
記押出板3に設けられてキャビティに臨む押出ピン6…
とを備える。
【0010】自動二輪車のボディカバーWには、そのグ
レードに応じてブレーキオイルをチェックするための窓
1 (図3参照)を備えたものと備えないものとがあ
る。これら2種類のボディカバーWを共通の成形金型D
で成形できるように、ボディカバーWの裏面側に対向す
る可動金型2のキャビティ面21 に凹設した入駒装着孔
2 に、窓W1 を備えないボディカバーWを成形するた
めの第1入駒7と、窓W 1 を備えたボディカバーWを成
形するための第2入駒8とを選択的に装着するようにな
っている。
【0011】次に、図2及び図4に基づいて窓W1 を備
えないボディカバーWを成形するための第1入駒7の構
造を説明する。
【0012】第1入駒7は可動金型2の移動方向である
X−X方向(以下、軸方向という)に延びる概略四角柱
状の部材であって、軸方向に対して垂直な底面71 と、
軸方向に対して角度αで交差する頂面72 とを備える。
第1入駒7の頂面72 は可動金型2のキャビティ面21
の一部を構成するもので、第1実施例では頂面72 の傾
斜角αは比較的に小さくなっている。第1入駒7には軸
方向に延びて頂面72から底面71 に貫通する段付きの
取付ボルト孔73 が形成されており、この取付ボルト孔
3 の小径部には雌ねじ73 ′が刻設される。可動金型
2には、前記取付ボルト孔73 に同軸に連なるねじ孔2
3 が形成される。従って、第1入駒7を入駒装着孔22
に挿入して取付ボルト9をねじ孔23 に螺入することに
より、第1入駒7を可動金型2に固定することができ
る。
【0013】第1入駒7には、その頂面72 に開口する
メクラ栓挿入孔74 が形成される。メクラ栓挿入孔74
は第1入駒7の頂面72 に対して垂直方向に延びてお
り、その底部にねじ孔75 が同軸に形成される。鉄製の
メクラ栓10をメクラ栓挿入孔74 に挿入し、その先端
に一体に形成したねじ部101 をねじ孔75 に螺入する
ことにより、メクラ栓10の頂面102 が第1入駒7の
頂面72 と面一になり、同時に前記取付ボルト孔73
入口開口部がメクラ栓10によって完全に塞がれる。
【0014】メクラ栓10の頂面102 を第1入駒7の
頂面72 と面一にすべく、第1入駒7を取付ボルト9で
入駒装着孔22 に固定した後にメクラ栓10を完全に螺
入し、この状態でメクラ栓10の頂面102 が第1入駒
7の頂面72 と面一になるようにサンダー等で切削す
る。続いて、メクラ栓10の頂面102 にマイナスドラ
イバーの先端が係合するマイナス溝103 を放電加工等
により刻設する。このとき、マイナス溝103 の方向は
頂面102 の傾斜方向と平行になるように設定される。
【0015】従って、マイナス溝103 の一端部(図2
のa部参照)のみを軸方向に沿うように傾斜させるだけ
で、アンダーカットの発生を回避することができる。こ
のとき仮に、マイナス溝103 の方向を頂面102 の傾
斜方向と直角(図2の紙面に垂直な方向)に設定する
と、マイナス溝103 の全長に亘ってアンダーカットが
発生することになり、これを防止するにはマイナス溝1
3 の一側面を全長に亘って軸方向に沿うように傾斜さ
せる必要があり、加工工数が大幅に増加することにな
る。
【0016】次に、図3及び図4に基づいて窓W1 を備
えたボディカバーWを成形するための第2入駒8の構造
を説明する。
【0017】第2入駒8の全体形状は前述した第1入駒
7のそれと類似しており、第1入駒7と同様に頂面82
から底面81 に向けて軸方向に貫通する取付ボルト孔8
3 を備えており、その小径部に雌ねじ83 ′が刻設され
る。第2入駒8の頂面82 にはボディカバーWに窓W1
を形成すべく固定金型1に密着可能な凸部84 が形成さ
れており、この凸部84 の中央に前記取付ボルト孔83
が開口する。
【0018】さて、窓W1 を備えないボディカバーWを
成形金型Dで射出成形するには、可動金型2の入駒装着
孔22 に第1入駒7を挿入して取付ボルト9で固定した
後、取付ボルト孔73 の入口開口部を閉塞するようにメ
クラ栓10をマイナスドライバーで螺入する。この状態
で固定金型1と可動金型2とを型閉めし、溶融樹脂をキ
ャビティに注入してボディカバーWを成形する。このと
き、メクラ栓10のマイナス溝103 に樹脂が流入して
突起が形成されるが、その部分はボディカバーWの裏面
であるため、製品の品質に影響を及ぼすことがない。
【0019】一方、窓W1 を備えたボディカバーWを成
形金型Dで射出成形するには、可動金型2の入駒装着孔
2 に第2入駒8を挿入して取付ボルト9で固定するだ
けで良く、取付ボルト孔83 の入口開口部を閉塞する必
要はない。なぜならば、固定金型1と可動金型2とを型
締めすると、第2入駒8の頂面82 に形成した凸部8 4
が固定金型1に密着し、前記取付ボルト孔83 への溶融
樹脂の流入が阻止されるからである。而して、第2入駒
8を使用することにより、その頂面82 の凸部84 に対
応する部分に溶融樹脂が流入しないため、ボディカバー
Wに窓W1 を開設することができる。
【0020】上述したように、第1入駒7及び第2入駒
8の交換に際して、取付ボルト9及びメクラ栓10を着
脱するだけで良いため、容易且つ短時間で交換作業を終
了することができる。
【0021】図1及び図5に示すように、固定金型1の
表面に形成した凹部12 に取り付けられる工具箱Bは、
工具箱本体13と、この工具箱本体13の上面開口を開
閉する蓋14と、工具箱本体13に底面に敷かれたウレ
タン樹脂製のトレー15とを備える。そしてトレー15
に形成された凹部に、スペアの取付ボルト9…と、この
取付ボルト9…を操作する六角レンチ16と、メクラ栓
10を操作するマイナスドライバー17と、使用してい
ない第2入駒8(又は、第1入駒7)と、先端のねじ部
181 を第1、第2入駒7,8の取付ボルト孔73 ,8
3 の雌ねじ73′,83 ′に螺合させて該入駒7,8を
入駒装着孔22 から抜き取るための入駒抜き18とが収
納される。
【0022】このように、成形金型Dに取り付けた工具
箱Bに入駒7,8や該入駒7,8の交換に使用する工具
類を一纏めにして収納したので、普段使用しない入駒
7,8を紛失する虞がなくなるばかりか、入駒7,8の
交換に必要な工具類を探したりする手間がなくなり、こ
れにより入駒7,8の交換作業を短時間でスムーズに完
了させることができる。また、工具箱Bを固定金型1の
凹部12 に取り付けたので工具箱Bごと紛失する虞がな
く、しかも工具箱Bが外部に突出しないので作業の邪魔
になったり外観が見苦しくなったりすることがない。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0024】例えば、金型の付属品は入駒7,8に限定
されず、中子等の他の付属品であっても良い。また、実
施例では工具箱Bを固定金型1に取り付けたが、これを
可動金型2に取り付けても良い。また、実施例では射出
成形用金型を例示したが、本発明はダイキャスト用金型
等の他の任意の金型に対しても適用することが可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、金型に
対して着脱可能な付属品と、この付属品を着脱するため
の工具類とを収納する工具箱を、金型の表面に形成した
凹部に取り付けたので、普段使用しない付属品を紛失す
ることなく確実に保管することができるばかりか、必要
な工具を速やかに取り出して付属品の交換作業をスムー
ズに行うことができる。しかも、工具箱が金型の外部に
突出しないので、作業の邪魔になったり外観が見苦しく
なったりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形金型の断面図
【図2】第1入駒の断面図(図1の要部拡大図)
【図3】第2入駒の断面図
【図4】可動金型の要部斜視図
【図5】工具箱の斜視図
【符号の説明】
1 固定金型(金型) 12 凹部 7 第1入駒(付属品) 8 第2入駒(付属品) 16 六角レンチ(工具類) 17 マイナスドライバー(工具類) 18 入駒抜き(工具類) B 工具箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型(1)に対して着脱可能な付属品
    (7,8)と、この付属品(7,8)を着脱するための
    工具類(16,17,18)とを収納する工具箱(B)
    を、金型(1)の表面に形成した凹部(12 )に取り付
    けたことを特徴とする、金型一体型工具箱。
JP17502694A 1994-07-27 1994-07-27 金型一体型工具箱 Pending JPH0839614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17502694A JPH0839614A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金型一体型工具箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17502694A JPH0839614A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金型一体型工具箱

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Publication Number Publication Date
JPH0839614A true JPH0839614A (ja) 1996-02-13

Family

ID=15988923

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17502694A Pending JPH0839614A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金型一体型工具箱

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JP (1) JPH0839614A (ja)

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