JPH0422980Y2 - - Google Patents

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JPH0422980Y2
JPH0422980Y2 JP18117686U JP18117686U JPH0422980Y2 JP H0422980 Y2 JPH0422980 Y2 JP H0422980Y2 JP 18117686 U JP18117686 U JP 18117686U JP 18117686 U JP18117686 U JP 18117686U JP H0422980 Y2 JPH0422980 Y2 JP H0422980Y2
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ring
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cap
mounting plate
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、射出成形機用成形型のリングキヤ
ツプに関するものである。
(従来の技術) 従来の射出成形機用の成形型には、例えば第2
図に示すようなものがある(例えば、1985年3月
20日、工業調査会発行、桜内雄二郎著、プラスチ
ツク成形読本、参照)。
この射出成形機用成形型Aは、可動側取付板1
にスペーサ2,2及び受板4等を介して取付けた
可動側型板(雄型)5を、固定側取付板7に取付
けた固定側型板(雌型)6に対して往復動させる
と共に、これを図示しない締付け具によりダイプ
レートを介して射出成形機に取付け、前記固定側
取付板7にねじ10,10止めしたロケートリン
グ8のスプール受穴9に、射出成形機のノズルを
挿入し、同ノズルから前記成形型Aの雄型5と雌
型6とにより形成される成形室(図示省略)に溶
融樹脂を射出させることにより、当該成形室の形
状に相応する合成樹脂製品を射出成形するもので
ある。
なお、図中3はエジエクタプレート、3Aはエ
ゼクタピンである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の射出成形機用
成形型にあつては、固定側取付板7にねじ10,
10により取付けられたロケートリング8が、固
定側取付板7の外側に突出し、そのスプール受穴
9が取付板7の外側に向つて開放されていたた
め、使用後の成形型Aを保管する場合、ロケート
リング8の開放するスプール受穴9から塵芥、湿
気、地域によつては塩気等が侵入し、これにより
その雌型5及び雌型6の型面を汚損したり、錆を
発生させ、成形型Aの成形室を変形させることが
あるという問題があつた。
もっとも、このような問題点は、成形型A全体
を大きな膜で被覆すること等により一応解決でき
るものの、大きさの異なる複数の成形型を被覆す
る場合等、被覆とスプール受穴9間に間隙が生じ
易いことと等のため、総べてロケートリング8の
スプール穴9を被覆するのが困難であり、また何
れの成形型を取扱う場合には、大きな被覆を開閉
させる必要があり、面倒であるという問題点があ
つた。
この考案は、前記のような従来の問題点に着目
してなされたもので、前記型のロケートリングに
着脱可能なキヤツプを配することにより、前記の
ような問題点のない射出成形機用成形型のリング
キヤツプを提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、前記のような従来の問題点を解決
するため、成形型の固定側取付板に取付けたスプ
ール受穴を有するロケートリングに、装脱可能に
装着されるリングキヤツプであつて、該リングキ
ヤツプの内側に、前記ロケートリングのスプール
受穴と係合する柱状突子を設けたものである。
(作用) この考案は、前記のような構成を有するから、
固定側取付板のロケートリングにリングキヤツプ
を装着すると共に、その柱状突子をロケートリン
グのスプール穴に挿入することにより成形型を被
覆し、また、ロケートリングからキヤツプを取外
すことにより、成形型の通常の射出成形体勢にす
るものである。
(実施例) 以下、この考案に係る射出成形機用成形型のリ
ングキヤツプの一実施例を、第1図を参照して説
明する。なお、この実施例の射出成形機用成形型
のリングキヤツプの装着される成形型は、第2図
に示した従来の成形型Aと同様であるから、成形
型については同図により説明する。
第1図において、20はリングキヤツプで、こ
のリングキヤツプ20は円形頂坂21と、該円形
頂板21の周縁から側方(第1図では下方)に向
つて突出するリング状の周縁部22とにより、い
わゆるキヤツプ状に構成され、前記固定側取付板
7のロケートリング8と略同径に、例えばPP,
PE,ABS等の合成樹脂材により構成される。2
3は円形頂板21の内側中央部から側方(第1図
では下方)に突出する柱状突子で、該柱状突子2
3は前記ロケートリング8のスプール穴9に係合
する。24は前記柱状突子23の端部からそれと
同方向に突出する小径突子で、該小径突子24は
前記ロケートリング10のスプール受穴9に続
く、細径の穴部(湯道)と係合する。
なお、この成形型Aは可動側取付板1にスペー
サ2,2及び受板4を介して取付けた可動型(雄
型)5が、固定側取付板7に取付けた固定型(雌
型)6に対して往復動すると共に、固定側取付板
7にスプール穴9付ロケートリング8がねじ1
0,10止めされている。
次に、この実施例の作用を説明する。
図示しない型締具によりダイプレートを介して
射出成形機に成形型Aを取付けた後、該成形型A
の固定側取付板7のロケートリング8のスプール
穴8に、射出成形機のノズル(図示省略)端部を
挿入し、雌型5及び雌型6により形成される成形
室に溶融した合成樹脂を注入することにより、所
要形状の合成樹脂成品が射出成形される点では、
従来の射出成形用成形型と変らないが、この実施
例では、非使用時の成形型Aを図示しない射出成
形機から取外した後、その固定側取付板7にねじ
10止めしたロケートリング8に、リングキヤツ
プ20を装着すると共に、その柱状突子23を前
記スプール受穴9に挿入し、かつ該柱状突子23
端部の小径突子24を雌型6側の細径穴(図示省
略)部に挿入するもので、これによりロケートリ
ング8のスプール受穴9、したがつて成形型Aの
成形室をリングキヤツプ20により被覆するもの
である。
なお、図示しないが、固定側取付板7にねじ1
0,10止めするロケートリング8の周縁部に、
緩いリードのねじ山又は突条を形成すると共に、
リングキヤツプ10のリング部22内側に、前記
ねじ山又は突条と螺合又は係合するねじ山又は突
条を形成すれば、リングキヤツプ20の僅かな回
動によりロケートリング8との係合及び解放を、
一層簡易、迅速に行える。
また、図示しないが、前記ロケートリング8の
周縁にリング状突部又はリング状凹部を形成する
一方、リングキヤツプ20のリング状周縁部22
の内側端縁部に、前記ロケートリング8周縁部の
リング状の突部又は凹部と係合するリング状突部
を形成すれば、リングキヤツプ20のリング状周
縁部22の弾性変形を利用することにより、リン
グキヤツプ20を単に下方へ押圧し、又は上方へ
引上げることにより、ロケートリング8に対して
リングキヤツプ20を装脱することができる。
(考案の効果) 以上説明したきたように、この考案は前記のよ
うな構成を有し、作用をするものであるから、次
のような効果が得られる。
(1) リングキヤツプを固定側取付板のロケートリ
ングに嵌着させることにより、スプール受穴を
含むロケートリング全体をカバーできるので、
成形型の成形室内に塵芥、雨水等の侵入する恐
れがなく、溶融路又は成形室の目詰まりや、発
錆を招く恐れがなく、成形型の保守、管理を容
易に行える。
(2) リングキヤツプを固定側取付板のロケートリ
ングに装着させることにより、成形型の成形室
内を常時清潔に維持できるから、保管中の成形
型のロケートリングからリングキヤツプを取外
した後、成形室を清掃することなく成形型を射
出成形機に装着し、直ちに合成樹脂を射出させ
た場合においても、初回成形時から形くずれの
ない成品を射出成形できる。
(3) 突子付リングキヤツプを、既存の成形型の固
定側取付板のロケートリングの構造を変えるこ
となく、それに装着させることによりこの考案
を実施できる。
なお、前記リングキヤツプの内側柱状突子の端
部に、同柱状突子と同方向に小径突子を設けれ
ば、ロケートリングへのリングキヤツプの装着時
に、柱状突子及び小径突子がロケートリングのノ
ズル受穴及びこれに続く細径部と、同時に係合す
ることになり、非使用時の成形型の保守、管理を
一層良好に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る射出成形機用成形型
のリングキヤツプの斜視図、第2図は従来の射出
成形機用成形型の斜視図である。 5……雄型、6……雌型、7……固定側取付
板、8……ロケートリング、9……スプール受
穴、20……リングキヤツプ、23……柱状突
子、24……小径突子、A……成形型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 成形型の固定側取付板に取付けたスプール受
    穴を有するロケートリングに、装脱可能に装着
    されるリングキヤツプであつて、該リングキヤ
    ツプの内側に、前記ロケートリングのスプール
    受穴と係合する柱状突子を設けたことを特徴と
    する射出成形機用成形型のリングキヤツプ。 (2) 前記リングキヤツプの内側柱状突子の端部
    に、同柱状突子と同方向に小径突子を設けたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の射出成形機用成形型のリングキヤツプ。
JP18117686U 1986-11-27 1986-11-27 Expired JPH0422980Y2 (ja)

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JP18117686U JPH0422980Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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JP18117686U JPH0422980Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6387011U JPS6387011U (ja) 1988-06-07
JPH0422980Y2 true JPH0422980Y2 (ja) 1992-05-27

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