JPH06723U - コンパクトの凹部形成用金型構造 - Google Patents

コンパクトの凹部形成用金型構造

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JPH06723U JP4041892U JP4041892U JPH06723U JP H06723 U JPH06723 U JP H06723U JP 4041892 U JP4041892 U JP 4041892U JP 4041892 U JP4041892 U JP 4041892U JP H06723 U JPH06723 U JP H06723U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体成形後の脱型が簡単な金型構造を提
供する。 【構成】 周壁面に、開口部が狭く奥側が広い凹部が形
成されている容器本体の上記凹部を成形するための金型
構造であり、後端側から先端に向かって先細り状に形成
された略くさび状の中央摺動体4と、上記中央摺動体4
の左右両側に配置されそれ自体の先端が中央摺動体4の
左右両側面に当接する一対のガイド体5,6と、上記ガ
イド体5,6を中央摺動体4方向に付勢する左右のばね
11,12と、中央摺動体4を後方に付勢する後側ばね
10と、上記後側ばね10の付勢力に抗して中央摺動体
4を前方に付勢し適正位置で係脱自在に固定する固定棒
19を備え、上記適正位置で、中央摺動体4と両ガイド
体5,6との先端部分が上記容器本体の凹部形成用成形
部を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンパクトの凹部形成用金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、化粧料等を収容するコンパクトは、上面に化粧料等の収容凹部が形成 された容器本体の後端部に蓋体をヒンジ連結して構成されている。また、図17 に示すように、上記容器本体51には、その前壁面に上面開放状の凹部53が形 成されており、この凹部53の奥面に係合突条54を突設するとともに左右両側 面に回転軸56を突設し、この回転軸56にフックピース57の左右両側面に穿 設された嵌合孔57aを回動自在に取り付けている。このコンパクトは、上記蓋 体52の前縁に垂設された係合爪55を容器本体51の前壁面の凹部53に突設 された係合突条54に係合させることで閉蓋状態を維持している。また、このコ ンパクトを閉蓋状態から開蓋状態にする場合には、片手でコンパクトを持ちその 親指で上記フックピース57の前面を奥側に押圧して回転軸56を中心に回転さ せる。これにより、フックピース57の上面で上記蓋体52の下面を上方に押し 上げ、上記係合爪55と係合突条54との係合を外して蓋体52を少し開ける。 ついで、その状態から親指で蓋体52を押し上げ開蓋状態にする。
【0003】 上記のような容器本体51は、つぎのような金型を用い射出成形により成形さ れる。すなわち、上記金型として、上記容器本体51成形用のキャビティが形成 されたキャビティ型(図示せず)と、このキャビテイ型に型合わせされるコア型 (図示せず)と、図18に示す金型構造とが用いられる。この図18に示す金型 構造は、上記容器本体51のうち前壁面に形成される凹部53を成形するための ものであり、上記回転軸56用キャビティを形成した左右一対のブロック58, 59と、凹部53の奥面および係合突条54用のキャビティが形成されたブロッ ク60とを組合わせた構造となっている。そして、上記金型構造は、容器本体5 1成形時には、図18に示す状態に各ブロック58,59,60をセットする。 また、成形後の脱型時には、手でブロック60を後方に移動させ、つぎに両ブロ ック58,59を内側に移動させて上記回転軸56から両ブロック58,59を 外したのち後方に移動させるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の金型構造では、容器本体51成形後の脱型時に、手でブ ロック60を後方に移動させたのちブロック58,59を手で内側に移動させな ければならず、この作業が煩雑であり、その分手間がかかって生産性が劣る。
【0005】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、脱型が簡単で、生産性を 向上させることのできるコンパクトの凹部形成用金型構造の提供をその目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案のコンパクトの凹部形成用金型構造は、 周壁面に、開口部が狭く奥側が広い凹部が形成されこの凹部の開口部の左右両側 面部が抜止部に形成されているコンパクトの容器本体の上記凹部を成形するため の金型構造であって、後端側から先端に向かって先細り状に形成され前後に摺動 自在な略くさび状の中央摺動体と、上記中央摺動体の左右両側に配置されそれ自 体の先端が中央摺動体の左右両側面に当接する一対のガイド体と、このガイド体 を中央摺動体方向に付勢する第1の弾性部材と、中央摺動体の後端側を常時後方 に付勢する第2の弾性部材と、上記第2の弾性部材の付勢力に抗して中央摺動体 を前方に付勢し適正位置で係脱自在に固定する固定部材を備え、上記適正位置で 、中央摺動体とその両側に位置するガイド体との先端部分がコンパクトの凹部形 成用成形部を形成するという構成をとる。
【0007】
【作用】
すなわち、この考案のコンパクトの凹部形成用金型構造は、固定部材を用い中 央摺動体を第2の弾性部材の付勢力に抗して前方に付勢し適正位置で固定した状 態では、中央摺動体およびその両側に位置するガイド体の先端部分がコンパクト の凹部形成用成形部を形成する。したがって、容器本体の成形時には、その成形 の前に上記固定部材を用いて中央摺動体を適正位置に固定し、その状態で、容器 本体の周壁に形成される凹部に対応する部分に配置し、そののち成形する。また 、脱型時には、上記固定部材による固定を解除する。これにより、第2の弾性部 材の付勢力により中央摺動体を後方に移動させ、これにより上記左右のガイド体 を第1の弾性部材で中央摺動体の方向に移動させる。このため、上記左右のガイ ド体は内側に寄り、上記容器本体の凹部から抜け出せる状態にすることができ、 脱型が簡単であり、また、手間がかからず、生産性が向上する。
【0008】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0009】
【実施例】
図1および図2はこの考案の一実施例のコンパクトの凹部形成用金型構造を示 しており、この金型構造を用いて、図3に示すコンパクトの容器本体30の前壁 面に、奥側よりも開口部31aの方が広いフックピース収容凹部31が成形され る。これらの図において、4は中央摺動体であり、くさび形部7と、このくさび 形部7の後端にこれより幅広に一体形成された取付部8とからなっている。上記 くさび形部7は、その左右両側面7a,7bが前端縁から後端縁に向かって直線 状に拡がる傾斜面に形成されており、その前端面の下端に溝7cが形成されてい る。この溝7cは、コンパクトの容器本体30の押釦収容凹部31の係合突条3 2を形成するキャビティとなる。この中央摺動体4は、図4に示す固定台1の上 面に形成された溝16に前後摺動自在に配設されている。
【0010】 また、上記溝16には、上記中央摺動体4の右側に右ガイド体5が内側に摺動 自在に配設されるとともに中央摺動体4の左側に左ガイド体6が内側に摺動自在 に配設されている。すなわち、上記右ガイド体5には、その左側面に、上記中央 摺動体4の右側面7aに摺接しうる傾斜面が形成され、その右側面の前端部には 突出部5aが形成されている。この突出部5aは上記容器本体30の押釦収容凹 部31の右側面に形成される係合凹部33に対応する形状に形成されている。ま た、上記右ガイド体5の右側面の後端部には前方傾斜状に突出するガイド部5b が形成されており、図5に示すように、上記溝16の右溝部分16aに摺動自在 に配設される。上記ガイド部5bにはばね収容孔14が形成されており、このば ね収容孔14に収容される右側ばね11で右ガイド体5が内側に付勢される。
【0011】 上記左ガイド体6も右ガイド体5と同様の構造をしている。すなわち、上記左 ガイド体6には、その右側面に、上記中央摺動体4の左側面7bに摺接しうる傾 斜面が形成され、その左側面には、その前端部に突出部6aが形成されている。 この突出部6aは上記容器本体30の押釦収容凹部31の左側面に形成される係 合凹部34に対応する形状に形成されている。また、上記左摺動体5の左側面の 後端部には前方傾斜状に突出するガイド部6bが形成されており、図5に示すよ うに、上記溝16の左溝部分16bに摺動自在に配設される。上記ガイド部6b にはばね収容孔15が形成されており、このばね収容孔15に収容される左側ば ね12で左ガイド体6が内側に付勢される。16c,d,eは上記溝16の位置 決め面であり、上記中央摺動体4の取付部8が固定台1の後端面に接当する時に 、位置決め面16cで上記中央摺動体4を正確に位置決めし、位置決め面16d ,eで左右のガイド体5,6を正確に位置決めする。
【0012】 また、上記固定台1の下部には、その中央部に前後に貫通する凹部23が形成 されており、その左右両側には鍔部26が形成されている。27は固定台1の上 面にあけられた4個のボルト取付孔である。
【0013】 2は支持体であり、支持体2には、図6に示すように、その前面上部に凹部2 aが切り欠き形成されており、この凹部2aに上記中央摺動体4の取付部8がビ ス9止めされる。また、上記凹部2aの奥面上部に後方傾斜状の貫通孔2bが穿 設されており、支持体2を上記固定台1の後端面に接当する時に、基台18にあ けた係合孔18aに略直線状になるように形成されている。3はガイド板であり 、上記支持体2の前面に向けて一体形成されており、上記固定台1の下部に形成 した凹部23内に前後移動自在に配設される。上記ガイド板3の上面に前後方向 に2条の長孔3aが形成されている。また、上記支持体2の前面には、その左右 両側にばね収容孔13が穿設されており、このばね収容孔13に収容された後側 ばね10で支持体2が後方に付勢されている。
【0014】 17は上記固定台1の底面に取り付けられた2個のストッパーであり、図7に 示すように、上記支持体2のガイド板3に形成した長孔3a内に前後移動自在に 配設されている。19は固定棒である。20は押さえ板であり、ボルト20aで 上記固定台1のボルト取付孔27に固定される。この押さえ板20の左右両側に は下向きにばね押さえ板部(図示せず)が設けられており、この押さえ板20を 固定台1にボルト20a止めした時に固定台1の左右両側に設けた凹部1aに嵌 合し、第2および第3のばね11,12の抜け止めをする。
【0015】 上記のような構成において、図1に示すように、上記支持体2を後側ばね10 の付勢力に抗して前方に移動させると支持体2に固定された中央摺動体4も前方 に移動し、支持体2が固定台1の後端面に接当する状態で、中央摺動体4の取付 部8も固定台1の後端面に接当する。その状態で、固定棒19を支持体2にあけ た貫通孔2bに挿通し、基台18にあけた孔18aに嵌合させると、支持体2は 上記基台18に固定される。この成形状態では、図1に示すように、中央摺動体 4および左右のガイド体5,6が固定台1の溝16の位置決め面16a,b,c に位置決めされ、上記中央摺動体4および左右のガイド体5,6の前端部分が上 記収容凹部41に対応する形状になる(図7参照)。つぎに、上記状態から固定 棒19を取り外すと、図8および図9に示すように、支持体2が後側ばね10の 付勢力により後方に移動し、これに伴って中央摺動体4が後方に移動する。この ため、左右のガイド体5,6が第2および第3のばね11,12の付勢力により 内側に移動させられ、上記左右のガイド体5,6の前端部分が内側に寄り(図8 には、図1における左右のガイド体5,6の突出部5a,5bの位置が一点鎖線 で示されている)、脱型状態となる。
【0016】 このような金型構造を用いて、つぎにようにして、図3に示すコンパクトの容 器本体30の押釦40の収容凹部31を成形する。まず、図10に示すように、 容器本体30形成用のキャビティが形成されたキャビティ型24と、このキャビ ティ型24に合わせられるコア型25とをセットする。ついで、基台18に配設 される金型構造を脱型状態にし、上記キャビティ型24の前端面にあけた貫通孔 24aに位置決めし、その状態で上記基台18を前進させて上記貫通孔24aを 通し、各摺動体4,5,6の前端部分を上記両型24,25内に形成された容器 本体30形成用のキャビティのうち押釦収容凹部31を対応する部分にセットす る。つぎに、図2に示すように、上記支持体2を後側ばね10の付勢力に抗して 前方に移動させて成形状態にし、その状態で固定棒19で固定する。そののち、 上記キャビティ型24にあけた湯道24bより所定の合成樹脂を射出し、容器本 体30を成形する。容器本体30成形後、上記キャビティ型24およびコア型2 5を脱型するとともに、金型構造を脱型する。この金型構造の脱型に際しては、 上記固定棒19を取り外す。これにより、自動的に、金型構造が脱型状態になり 、左右のガイド体5,6の前端部分が内側に寄り、上記収容凹部31の左右の係 合凹部33,34から外れる。この状態で、基台18を後方に移動させ、中央摺 動体4および左右のガイド体5,6を上記上側金型24にあけた貫通孔24aを 通して外側に出す。
【0017】 上記のように、この実施例の金型構造を用いれば、脱型時に、固定棒19を取 り外すだけで、自動的に左右のガイド体5,6を容器本体30の押釦収容凹部3 1の左右の係合凹部33,34より内側に移動させることができるため、そのま ま基台18を後方に移動させるだけで、上記摺動凹部31から上記3つの摺動体 4,5,6を抜き出すことができる。
【0018】 そして、上記のようにして成形された容器本体30を用いて、図3および図1 1に示すコンパクトが形成される。すなわち、このコンパクトは、上面に化粧料 収容皿35を収容するための収容凹部30aが形成されたプラスチック製の容器 本体30と、この容器本体30の後端部にヒンジ連結されたプラスチック製の蓋 体36と、上記容器本体30の前壁面に形成された上側面開放状の押釦収容凹部 31に収容された押釦37とで構成されている。
【0019】 上記容器本体30の押釦収容凹部31には、図12に示すように、その奥面に 、上記蓋体36の前縁に垂設された係合爪38と着脱自在に係合する係合突条3 2が一体に形成されている。また、上記収容凹部31の奥側の左右両側面は、開 口部31aより奥側が幅広に形成されており、それぞれ係合凹部33,34に形 成されている。39は上記蓋体36の係合爪38を通す孔である。
【0020】 上記押釦収容凹部31には、図13に示す押釦40が収容されている。この押 釦40は、図14に示すように、フックピース41とばね42とで構成されてい る。上記フックピース41は、その手前側の上部が薄く形成されており、押圧部 43になっている。また、奥側の中央部は、図15に示すように、緩やかに下る 傾斜面44が形成されるとともに、その両側部が切り欠かれ、これにより上記切 り欠き部の両側が弾性部45に形成されている。そして、この左右両弾性部45 の各外側面に係合凸部46が形成されており、この係合凸部46が上記押釦収容 凹部31の左右の係合凹部33,34に係合自在になっている。このフックピー ス41の底面には溝47が刻設されており、この溝47に上記ばね42の縦片4 2が嵌合されている。
【0021】 このように構成されたコンパクトは、不使用時には、図11に示すように、蓋 体36の係合爪38が容器本体30の前壁面に形成した収容凹部31奥面の係合 突条32に係合し閉蓋状態にある。このとき、押釦40の左右の両弾性部45の 係合凸部46が上記押釦収容凹部31の左右の係合凹部33,34に係合すると ともにフックピース41が上記ばね42により手前側に付勢された状態で上記押 釦収容凹部31内に収容されている。これにより、押釦40の押圧部43が少し 前方に張り出している。そして、この状態から開蓋する場合、まず、手で押釦4 0のフックピース41の押圧部43を奥側に押圧する。これにより、図16に示 すように、上記ばね42の付勢力に抗してフックピース41が前方に移動し上記 傾斜面44の上面で蓋体36の裏面が押し上げられる。これにより、蓋体36の 係合爪38と容器本体30の係合突条32との係合が解除され蓋体36が上方に 開いた状態になる。その状態で、さらに蓋体36を持ち上げるようにして開蓋す る。
【0022】 このように、上記コンパクトは、押釦40を押圧するだけで開蓋することがで きる。しかも、上記コンパクトは、軸支部分を設けていないため、軸支部分にが たを生じて持ち運び時等に不快を音を発したり、開蓋の際に押釦が外れたりする ことがない。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、この考案のコンパクトの凹部形成用金型構造によれば、容器本 体の成形時には、その成形の前に上記固定部材を用いて中央摺動体を適正位置に 固定し、その状態で、容器本体の周壁に形成される凹部に対応する部分に配置し 、そののち成形する。また、脱型時には、上記固定部材による固定を解除する。 これにより、第2の弾性部材の付勢力により中央摺動体を後方に移動させ、これ により上記左右のガイド体を第1の弾性部材で中央摺動体の方向に移動させる。 このため、上記左右のガイド体は内側に寄り、上記容器本体の凹部から抜け出せ る状態にすることができ、脱型が簡単であり、また、手間がかからず、生産性が 向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す金型構造の説明図で
ある。
【図2】上記金型構造の要部の説明図である。
【図3】コンパクトの斜視図である。
【図4】固定台の斜視図である。
【図5】上記固定台に左右のガイド体を配設した状態を
示す斜視図である。
【図6】支持体に中央摺動体を取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図7】上記金型構造の説明図である。
【図8】上記金型構造の作動説明図である。
【図9】上記金型構造の作動説明図である。
【図10】金型をセットした状態を示す説明図である。
【図11】コンパクトの断面図である。
【図12】容器本体の要部の平面図である。
【図13】押釦の組み付け状態を説明する説明図であ
る。
【図14】押釦の斜視図である。
【図15】フックピースの要部の断面図である。
【図16】上記コンパクトの作動説明図である。
【図17】従来例のコンパクトの要部の斜視図である。
【図18】従来例の金型構造を示す平面図である。
【符号の説明】
4 中央摺動体 5 右摺動体 5a 先端 6 左摺動体 6a 先端 10 後側ばね 11 右側ばね 12 左側ばね 19 固定棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁面に、開口部31aが狭く奥側が広
    い凹部31が形成されこの凹部31の開口部31aの左
    右両側面部が抜止部に形成されているコンパクトの容器
    本体30の上記凹部31を成形するための金型構造であ
    って、後端側から先端に向かって先細り状に形成され前
    後に摺動自在な略くさび状の中央摺動体4と、上記中央
    摺動体4の左右両側に配置されそれ自体の先端5a,6
    aが中央摺動体4の左右両側面に当接する一対のガイド
    体5,6と、このガイド体5,6を中央摺動体4方向に
    付勢する第1の弾性部材11,12と、中央摺動体4の
    後端側を常時後方に付勢する第2の弾性部材13と、上
    記第2の弾性部材13の付勢力に抗して中央摺動体4を
    前方に付勢し適正位置で係脱自在に固定する固定部材1
    9を備え、上記適正位置で、中央摺動体4とその両側に
    位置するガイド体5,6との先端部分がコンパクトの凹
    部形成用成形部を形成することを特徴とするコンパクト
    の凹部形成用金型構造。
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