JPH0839511A - 防虫材 - Google Patents

防虫材

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JPH0839511A
JPH0839511A JP7110416A JP11041695A JPH0839511A JP H0839511 A JPH0839511 A JP H0839511A JP 7110416 A JP7110416 A JP 7110416A JP 11041695 A JP11041695 A JP 11041695A JP H0839511 A JPH0839511 A JP H0839511A
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JP
Japan
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insect repellent
surface decorative
adhesive
decorative material
insecticide
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Pending
Application number
JP7110416A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Tejima
勇人 手嶋
Takanobu Saito
隆信 齋藤
Yoshinaga Katsusawa
善永 勝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEMIHORUTSU KK
OOSHIKA SHINKO KK
OSHIKA SHINKO CO
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
KEMIHORUTSU KK
OOSHIKA SHINKO KK
OSHIKA SHINKO CO
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】表面化粧材(例えば、厚さ 0.15 〜 1.2 mm )
が、ピレスロイド化合物等の防虫剤を含有する接着剤に
て基材表面に貼付されてなる床材、壁材、天井材、流し
台、ガス台、レンジ台等の台所用材等に用いられる建
材、建具材、家具材などの防虫材。 【効果】本発明の防虫材は、優れた防虫効力を有するこ
とからゴキブリ等各種害虫の防除に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面化粧貼り防虫材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、家屋内の衛生害虫、不快害虫等を防除するのに、一
般に薬剤の散布がなされているが、家具の後ろや隙間等
薬剤の散布の困難な場所があったり、台所のように薬剤
の散布が好まれない場所があるなどの理由から、薬剤散
布以外の害虫防除方法が求められている。ところで、流
し台、ガス台、レンジ台等の台所用材、床材、壁材、天
井材等に用いられる建材、建具材、家具材などの基材表
面には、表面化粧材が貼付されているものが多い。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、こうした表面
化粧貼り材を製造する際に、基材表面に、防虫剤を含有
する接着剤にて表面化粧材を貼付することにより、防虫
効果を有する表面化粧貼り材が製造されることを見出し
たことによるものである。即ち、本発明は、表面化粧材
が、防虫剤を含有する接着剤にて基材表面に貼付されて
なる表面化粧貼り防虫材を提供するものであり、表面化
粧材の厚さを 0.15 〜 1.2 mm とすることにより、特に
優れた防虫効果が得られるものである。
【0004】本発明において用いられる基材の材質は特
に限定されないが、例えば通常の木材、合板、パーティ
クルボード、繊維板、集成材、単板集成材、金属板、石
材、石膏ボード、石綿スレート板、モルタル等が挙げら
れる。また、本発明に用いられる表面化粧材としては、
突き板、布、化粧紙、樹脂フィルム(塩ビシートな
ど)、無機質シート、通気性のある樹脂化粧板(メラミ
ン樹脂化粧板など)、金属箔、繊維類の細切断片、木
粉、人工杢単板等が挙げられ、表面化粧性を損なうこと
なく優れた防虫効果をあげるために、表面化粧材の厚さ
を 0.15 〜 1.2 mm とするのが好ましい。
【0005】接着剤中に含有させる防虫剤の種類は特に
限定されないが、屋内での使用に適したピレスロイド化
合物、例えばアレスリン、フタルスリン、プラレトリ
ン、フラメトリン、エムペントリン、フェノトリン、ペ
ルメトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、デカメ
トリン、トラロメトリン、デルタメトリン、ビフェント
リン、シフルトリン、エトフェンプロックス、トランス
フルスリン、シクロプロトリン、アクリナスリン、フェ
ンバレレート、エスフェンバレレート、フルシトリネー
ト等の有効成分化合物を含有する製剤の使用が好まし
い。防虫剤の使用量は、防虫剤の種類や使用場面等によ
り異なるが、例えば有効成分化合物としてピレスロイド
化合物を用いる場合、接着剤中に 0.05 〜5重量%含有
させ、表面化粧材1m2 当たり有効成分化合物量にして
0.01 〜 10 g、好ましくは 0.5〜5gとなるように使
用する。
【0006】本発明において用いられる接着剤として
は、通常表面化粧材を基材に貼付するのに用いられる各
種接着剤が使用でき、例えばフェノール系樹脂、レゾル
シノール系樹脂、フェノールメラミン系樹脂、ユリア樹
脂、メラミン系樹脂、ユリアメラミン共縮合樹脂、酢酸
ビニル樹脂エマルジョン、エポキシ系樹脂、ポリウレタ
ン系、酢酸ビニル・エチレン共重合エマルジョン系、ポ
リビニルアルコール系、アクリル樹脂、水性高分子イソ
シアネート系、α−オレフィン無水マレイン酸樹脂、ゴ
ム系等の接着剤が挙げられるが、防虫剤としてピレスロ
イド化合物を有効成分とする製剤を用いる場合、接着剤
として酢酸ビニル樹脂エマルジョンと尿素樹脂またはメ
ラミンユリア共縮合樹脂との混合物を用いるのが好まし
く、その混合割合は、重量比で7:3〜3:7の範囲
内、特に約5:5の割合が好ましい。尚、該接着剤に
は、さらに小麦粉、澱粉、カルボキシメチルセルロース
などの糊剤、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、
酢酸アンモニウムなどの硬化剤を必要により添加するこ
ともできる。
【0007】本発明の防虫材は、防虫剤を含有する接着
剤を用いて表面化粧材を基材表面に貼付することにより
製造されるが、通常、貼付する際に圧力を加える。該圧
力は防虫効力の持続性や均一性等の観点から1〜10 k
g/cm2 が好ましく、特に表面化粧材が突き板、樹脂フィ
ルム、樹脂化粧板、人工杢単板等の場合5〜8 kg/c
m 2 、表面化粧材が紙、布、繊維類、木粉等の場合1〜
3 kg/cm2 が好ましい。
【0008】本発明の防虫材は、接着剤中に含有される
防虫剤にて防除できる各種害虫に対して有効であるが、
特に匍匐性有害節足動物の防除に有効であり、その具体
例としては、ゴキブリ類(チャバネゴキブリ、クロゴキ
ブリ、ワモンゴキブリ等)、アリ類(イエヒメアリ、オ
オハリアリ等)、カメムシ類(クサギカメムシ、スコッ
トカメムシ等)、屋内塵性ダニ類(ケナガコナダニ、コ
ナヒョウヒダニ等)、ゲジ類(ゲジ、オオゲジ等)、ム
カデ類(トビズムカデ、アオズムカデ、セスジアカムカ
デ等)、ヤスデ類(ヤケヤスデ、アカヤスデ等)、ダン
ゴムシ類(オカダンゴムシ等)、ワラジムシなどが挙げ
られる。本発明の防虫材は、防虫の必要な種々の場所で
使用され、例えば流し台、ガス台、レンジ台等の台所用
材、床材、壁材、天井材等に用いられる建材、建具材、
家具材などに用いられる。
【0009】
【実施例】次に、製造例および試験例を挙げて本発明を
より詳細に説明するが、本発明は以下の例のみに限定さ
れるものではない。尚、以下の例において部は重量部を
表わす。 製造例 接着剤(酢酸ビニル樹脂エマルジョンと尿素樹脂との
5:5混合物) 200部、糊剤(小麦粉)80部、硬化剤
(塩化アンモニウム)1部、水 20 部および表1に後述
される防虫剤の有効成分化合物 2.7部よりなる合板接着
用糊液を調製した。JIS 規格2類合板(厚さ 5.5mm)の
両面に、上述の糊液を防虫剤の有効成分化合物量が1g
/m2 となるように塗布し、該塗布面に突き板であるナ
ラ(厚さ 0.2mm)2枚を 110℃、7 kg/cm2 、 60 秒の
条件下に熱圧し、試験用合板を作製した。また、防虫剤
を含有しない比較用の合板も作製した。
【0010】試験例 上述の製造例で作製された試験用合板を 10 cm×3cmに
切断し、切断面をパラフィンでシールした。切断された
3枚の合板を組み、三角型シェルターとした。20cm ×
30cm ×9cmの試験容器内に、防虫剤を含有する三角型
シェルターと防虫剤を含有しない比較用の三角型シェル
ターとを1個ずつ置き、さらにゴキブリ用固形飼料と水
の入った容器とを置き、チャバネゴキブリ成虫20頭(雌
雄各10頭)を放した。24時間後にゴキブリの定着数を数
え、忌避効果を調べた。試験は6反復行った。結果を表
1に示す。
【0011】
【表1】 上表において、忌避率は以下の式により求めた。
【数1】 表1に示される通り、プラレトリン、エムペントリン、
シフェノトリンを含有する接着剤で表面化粧材が貼付さ
れた防虫材は、ゴキブリに対して優れた忌避効果を示し
た。
【0012】
【発明の効果】本発明の防虫材は、優れた防虫効力を有
することから各種害虫の防除に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B27M 3/00 N 9123−2B (72)発明者 手嶋 勇人 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 齋藤 隆信 京都府久世郡久御山町佐山新開地194番地 1 ケミホルツ株式会社内 (72)発明者 勝沢 善永 東京都板橋区舟渡1丁目4番5号 大鹿振 興株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面化粧材が、防虫剤を含有する接着剤に
    て基材表面に貼付されてなることを特徴とする表面化粧
    貼り防虫材。
  2. 【請求項2】表面化粧材の厚さが、 0.15 〜 1.2 mm で
    ある請求項1記載の防虫材。
  3. 【請求項3】防虫剤がピレスロイド化合物を有効成分と
    する製剤である請求項1または請求項2記載の防虫材。
  4. 【請求項4】ピレスロイド化合物が、プラレトリン、エ
    ムペントリンまたはシフェノトリンである請求項3記載
    の防虫材。
  5. 【請求項5】防虫剤がピレスロイド化合物を有効成分と
    する製剤であり、かつ、接着剤が酢酸ビニル樹脂エマル
    ジョン、尿素樹脂およびメラミンユリア共縮合樹脂から
    なる群より選ばれる一種または二種以上の混合物である
    請求項1または請求項2記載の防虫材。
  6. 【請求項6】基材表面に、防虫剤を含有する接着剤にて
    表面化粧材を貼付する方法であって、貼付する際に1〜
    10 kg/cm2 の圧力を加えることにより貼付することを
    特徴とする表面化粧貼り防虫材の製造方法。
JP7110416A 1994-05-23 1995-05-09 防虫材 Pending JPH0839511A (ja)

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JP6-108384 1994-05-23
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