JPH0838976A - 磁性塗料の塗布装置 - Google Patents

磁性塗料の塗布装置

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JPH0838976A
JPH0838976A JP17865394A JP17865394A JPH0838976A JP H0838976 A JPH0838976 A JP H0838976A JP 17865394 A JP17865394 A JP 17865394A JP 17865394 A JP17865394 A JP 17865394A JP H0838976 A JPH0838976 A JP H0838976A
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JP
Japan
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coating material
magnetic
magnetic paint
coating
magnetic coating
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Application number
JP17865394A
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English (en)
Inventor
Koitsu Ishioka
孝逸 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布装置の構成を簡素化し、磁性塗料が滞留
して凝集する箇所を少なくし、そして再塗布前の磁性塗
料の排除作業時間を短縮し、塗布品質を向上させること
を目的とする。 【構成】 この発明の塗布装置1は、磁性塗料Mを貯蔵
する小容量のタンク11、磁性塗料を一定量供給できる
定量ポンプ13、磁性塗料用のフィルター14、コータ
ーヘッド15及び前記各装置間を接続するパイプ12と
から構成されており、タンクの底部から自重で定量ポン
プに供給された磁性塗料をその定量ポンプで一定量の磁
性塗料をフィルターを介してコーターヘッドに供給し、
一定速度で走行する可撓性ウェブの表面に磁性塗料を押
し出しながらその磁性塗料を均一な厚みで塗布するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一定速度で走行する
幅広の可撓性ウェブの表面に磁性塗料を押し出しながら
その磁性塗料を均一な厚みで塗布し、磁性媒体を製造す
るために使用される一製造設備である磁性塗料の塗布装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来技術の磁性塗料の塗布装置を
図2を用いて説明する。符号100は全体として磁性塗
料の塗布装置(以下、単に「塗布装置」と略記する)を
指す。この塗布装置100は磁性塗料Mを貯蔵する、例
えば、100リットルの大容量のタンク101と、その
出口側においてパイプ102Aで接続された循環ポンプ
103と、更にこの循環ポンプ103の出口側において
パイプ102Aで接続された定量ポンプ104と、この
定量ポンプ104の出口側でフィルター105を介し、
パイプ102Aで接続されたコーターヘッド106とか
ら構成されている主系統と、前記循環ポンプ103と前
記定量ポンプ104との中間部のパイプ102Aに接続
され、フィルター107を介して出口が前記タンク10
1の入口側に臨んでいるパイプ102Bで構成されてい
るバイパス系統とから構成されている。なお、符号10
8は循環ポンプ103の出口側のパイプ102Aに接続
され、そこを流れる磁性塗料Mの圧力を計る圧力計であ
り、符号109A、109B、109Cはそれぞれ開閉
バルブを指す。
【0003】次に、このような構成の塗布装置100に
より、幅広の可撓性ウェブに磁性塗料Mを塗布する場合
を説明する。先ず、幅広の可撓性ウェブ(図示していな
い)に磁性塗料Mを塗布しない場合は、前記バイパス系
統を作動させ、主系統を不作動とする。即ち、前記開閉
バルブ109Aを閉じ、開閉バルブ109B、109C
を開き、循環ポンプ103を作動させる。従って、磁性
塗料Mはタンク101からパイプ102Aの循環ポンプ
103を経てパイプ102Bに入り、フィルター105
を通過してパイプ102Bの先端から落下し、前記タン
ク101に帰還する前記バイパス系統を循環する。この
バイパス系統での磁性塗料Mの循環は可撓性ウェブの表
面への塗布開始直前まで行われる。
【0004】次に、前記可撓性ウェブに磁性塗料Mを塗
布する場合には、前記バイパス系統をやや閉じ、前記主
系統をやや開けて行う。即ち、開閉バルブ109Bをや
や閉じ、開閉バルブ109Cを開け、また、開閉バルブ
109Aをやや開き、そして循環ポンプ103及び定量
ポンプ104を作動させる。タンク101の底部からパ
イプ102Aを通じて供給された磁性塗料Mは循環ポン
プ103を経て、その約2対1の量の割合で2倍の量、
例えば、10リットル/分の量の磁性塗料は前記バイパ
ス系統に流し、その半分の量、例えば、5リットル/分
の量の磁性塗料を前記主系統に流し、定量ポンプ104
により所定量の磁性塗料をフィルター105を介してコ
ーターヘッド106に供給し、押し出し、前記可撓性ウ
ェブの表面に所定の厚みで塗布するようにしている。
【0005】このように前記の割合で磁性塗料Mを前記
バイパス系統と前記主系統とに流している理由は、これ
までに高精度で安価な定量ポンプが得られなかったから
で、そのため開閉バルブ109A、109Bの開閉量を
加減し、前記定量ポンプ104を作動させることによ
り、その7〜8割の量の磁性塗料をコーターヘッド10
6から押し出すようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の構成の塗布装置
100では、前記磁性塗料の塗布開始後、前記バイパス
系統のパイプ102B、開閉バルブ109B、フィルタ
ー107、開閉バルブ109Cなどに滞留したままの磁
性塗料がそれらの中で凝集するため、再度、このバイパ
ス系統を作動させた場合には、このバイパス系統に滞留
して凝集した磁性塗料をこのバイパス系統から排除し、
清掃する必要があり、そのための作業を行わなければな
らない。この排除、清掃作業が不完全であると、凝集し
た磁性塗料が前記タンク101に貯蔵されている良品の
磁性塗料Mに混入し、塗布品質を損なうことになり、磁
気記録媒体となった場合にドロップアウトなどの原因と
なる。
【0007】特に、前記構成の塗布装置100は前記バ
イパス系統及び主系統の長さが十数メーターから数十メ
ーターと長く、塗布作業を開始する場合に排除しなけれ
ばならないこれらの系統に滞留している磁性塗料は大量
であり、また、大容量のタンク101を使用しているた
め、一旦凝集した磁性塗料が混入すると、その大容量の
磁性塗料を廃棄するか再生処理を行わなければならな
い。
【0008】更にまた、前記のようにバイパス系統及び
主系統の長さが長いため、広いスペースを必要とする。
そして更にまた、前記の構成では開閉バルブが多く、こ
れらの開閉バルブに付着し、凝集した磁性塗料は溶剤を
用いても容易に清掃することができない。この発明は、
これらの問題点を解決することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】それ故、この発明の塗布
装置では、磁性塗料を貯蔵するタンクを小容量のものと
し、そのタンクと、磁性塗料を一定量供給できる定量ポ
ンプと、磁性塗料用のフィルターと、コーターヘッド及
び前記各装置間を接続するパイプとの簡素化した主系統
だけで構成し、前記タンクの底部から自重で前記定量ポ
ンプに供給された前記磁性塗料をその定量ポンプで一定
量の磁性塗料を前記フィルターを介してコーターヘッド
に供給し、一定速度で走行する可撓性ウェブの表面に磁
性塗料を押し出しながらその磁性塗料を均一な厚みで塗
布するようにして、前記課題を解決した。
【0010】特に最近、高精度で安価な定量ポンプが入
手できるようになったため、この定量ポンプを用いるこ
とにより、この定量ポンプで所定量の磁性塗料をコータ
ーヘッドに供給でき、コーターヘッドから所定量の磁性
塗料を押し出すことができる。従って、従来技術の塗布
装置に用いられていたような多数の開閉バルブを用い、
操作する必要がなくなり、それだけこの発明の塗布装置
を簡素に構成することができた。
【0011】
【作用】従って、この発明の塗布装置は構成が簡素化さ
れ、磁性塗料が滞留する箇所が少なく、再塗布前の磁性
塗料の排除作業時間を短縮でき、何よりも塗布品質を向
上させることができる。
【0012】
【実施例】次に、図1を用いて、この発明の塗布装置を
説明する。図1はこの発明の塗布装置の構成図である。
符号1は全体として磁性塗料の塗布装置を指す。この塗
布装置1は磁性塗料Mを貯蔵する、例えば、20リット
ルの小容量のタンク11と、その出口側においてパイプ
12で接続された定量ポンプ13と、この定量ポンプ1
3の出口側でフィルター14を介し、パイプ12で接続
されたコーターヘッド15とから構成されている。実際
にはこの塗布装置の全長を5〜6メーター内に収めるこ
とができた。
【0013】前記定量ポンプ13は前記のように所定量
の磁性塗料を供給できる高精度のものであり、この定量
ポンプ13を用いることにより、この定量ポンプ13で
所定量の磁性塗料をコーターヘッド15に供給でき、コ
ーターヘッド15から所定量の磁性塗料を押し出すこと
ができる。
【0014】従って、前記従来技術の塗布装置100の
構成要素の一つであったバイパス系統を排除でき、ま
た、この発明の塗布装置1では前記のような機能を持た
せた開閉バルブを必要としない。なお、符号16は定量
ポンプ13の出口側のパイプ12に接続され、そこを流
れる磁性塗料Mの圧力を計る圧力計である。
【0015】次に、このような構成の塗布装置1によ
り、幅広の可撓性ウェブ(図示していない)に磁性塗料
Mを塗布する場合を説明する。先ず、可撓性ウェブに磁
性塗料Mを塗布しない場合は、前記定量ポンプ13を作
動させない。次に、前記可撓性ウェブに磁性塗料Mを塗
布する場合には、予めタンク11中に存在する磁性塗料
Mを排出し、溶剤でタンク11、パイプ12、定量ポン
プ13、フィルター14、コーターヘッド15に滞留し
ている磁性塗料Mを清掃、排除した後、前記タンク11
に高品質の磁性塗料Mを供給し、その後前記定量ポンプ
13を作動させる。
【0016】従って、磁性塗料Mはタンク11の底部か
ら自重で前記定量ポンプ13に供給され、その磁性塗料
Mをこの定量ポンプ13で所定量の磁性塗料Mを前記フ
ィルター14を介してコーターヘッド15に供給し、一
定速度で走行する可撓性ウェブの表面に磁性塗料Mを押
し出すようにして磁性塗料を均一な厚みで塗布できる。
【0017】実際の塗布作業を行う場合には、前記一連
の系統の塗布装置1を一対用意して並行、交互運転す
る。即ち、一方の系統の塗布装置1で塗布作業中は他方
の系統の塗布装置1に滞留している磁性塗料Mを溶剤で
清掃、排除する作業を行っておく。このように一方の系
統を予め清掃しておけば、再度の塗布作業の開始に当た
って、清掃された前記タンク11に新規な同種類の、或
いは新規な異種類の磁性塗料を供給して、直ちに塗布作
業を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の塗布
装置によれば、高精度で安価な定量ポンプが入手できる
ようになったため、この定量ポンプを用いることによ
り、この定量ポンプで所定量の磁性塗料をコーターヘッ
ドに供給でき、コーターヘッドから所定量の磁性塗料を
押し出すことができる。従って、従来技術の塗布装置に
用いられていたような多数の開閉バルブを用い、操作す
る必要がなくなり、それだけこの発明の塗布装置を簡素
に構成することができた。
【0019】また、この発明の塗布装置は前記のような
開閉バルブが存在せず、簡素化されれているため、磁性
塗料が滞留する箇所が少なく、再塗布前の磁性塗料の排
除作業時間を短縮でき、しかも凝集した磁性塗料が良品
の磁性塗料に混入したり、残留するこがないのでドロッ
プアウトなどの原因の元を絶つことができ、何よりも塗
布品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の塗布装置の構成図である。
【図2】 従来技術の塗布装置の構成図である。
【符号の説明】
1 この発明の塗布装置 11 小容量のタンク 12 パイプ 13 定量ポンプ 14 フィルター 15 コーターヘッド 16 圧力計 M 磁性塗料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性塗料を貯蔵する小容量のタンク、前
    記磁性塗料を一定量供給できる定量ポンプ、前記磁性塗
    料用のフィルター、コーターヘッド及び前記各装置間を
    接続するパイプとから構成されており、前記タンクの底
    部から自重で前記定量ポンプに供給された前記磁性塗料
    をその定量ポンプで一定量の前記磁性塗料を前記フィル
    ターを介してコーターヘッドに供給し、一定速度で走行
    する可撓性ウェブの表面に前記磁性塗料を押し出しなが
    ら前記磁性塗料を均一な厚みで塗布する磁性塗料の塗布
    装置。
JP17865394A 1994-07-29 1994-07-29 磁性塗料の塗布装置 Pending JPH0838976A (ja)

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JP17865394A JPH0838976A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 磁性塗料の塗布装置

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Publications (1)

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JPH0838976A true JPH0838976A (ja) 1996-02-13

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JP17865394A Pending JPH0838976A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 磁性塗料の塗布装置

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JP (1) JPH0838976A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075979A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hirano Tecseed Co Ltd 塗工装置
JP2014100685A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Koganei Corp 液体供給装置

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JP2012075979A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hirano Tecseed Co Ltd 塗工装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02