JPH08367B2 - 荷重取扱装置の操作レバー装置 - Google Patents
荷重取扱装置の操作レバー装置Info
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- JPH08367B2 JPH08367B2 JP63188183A JP18818388A JPH08367B2 JP H08367 B2 JPH08367 B2 JP H08367B2 JP 63188183 A JP63188183 A JP 63188183A JP 18818388 A JP18818388 A JP 18818388A JP H08367 B2 JPH08367 B2 JP H08367B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はX−Y平面上で移動可能に形成された走行タ
イプの荷重取扱装置に対し、そのアーム等から下向きに
吊下げて配置される操作レバー装置に関するものであ
る。
イプの荷重取扱装置に対し、そのアーム等から下向きに
吊下げて配置される操作レバー装置に関するものであ
る。
天井走行型のホイストやクレーン等のように頭上側の
中空に負荷部や本体が位置する荷重取扱装置に於ては、
その操作盤をペンダント型に形成し、その操作ボタンの
押し操作等により当該ホイストやクレーン等を所望方向
に走行させたり、荷物を昇降させることが行われてい
る。
中空に負荷部や本体が位置する荷重取扱装置に於ては、
その操作盤をペンダント型に形成し、その操作ボタンの
押し操作等により当該ホイストやクレーン等を所望方向
に走行させたり、荷物を昇降させることが行われてい
る。
上記のような天井走行型のホイスト等の荷重取扱装置
における従来公知のペンダント型の操作盤は、例えば、
各走行方向や昇降方向を指示してペンダント型の操作ボ
ックスに夫々に設けられたボタンスイッチを押すことに
より走行或は昇降の操作をするため、誤操作を避けるに
は、いちいち操作ボックス上の作動方向の表示を眼で確
認した上で、ホイスト等の負荷部の動きを見乍ら該当す
るボタン操作をする必要があり、迅速な操作に不向きで
ある。
における従来公知のペンダント型の操作盤は、例えば、
各走行方向や昇降方向を指示してペンダント型の操作ボ
ックスに夫々に設けられたボタンスイッチを押すことに
より走行或は昇降の操作をするため、誤操作を避けるに
は、いちいち操作ボックス上の作動方向の表示を眼で確
認した上で、ホイスト等の負荷部の動きを見乍ら該当す
るボタン操作をする必要があり、迅速な操作に不向きで
ある。
また、誤ったボタン操作をすれば、操作者の意図した
方向とは異なる方向に負荷を支持したホイスト等が走行
したり、昇降して、危険でもある。
方向とは異なる方向に負荷を支持したホイスト等が走行
したり、昇降して、危険でもある。
本発明は、頭上側において負荷部が旋回,昇降等の動
作をする荷重取扱装置におけるペンダント型の操作ボッ
クスのような操作上の煩しさがなく、また誤操作が凡そ
生じようのない吊下げ配置タイプの操作レバー装置を提
供することをその課題とするものである。
作をする荷重取扱装置におけるペンダント型の操作ボッ
クスのような操作上の煩しさがなく、また誤操作が凡そ
生じようのない吊下げ配置タイプの操作レバー装置を提
供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するための本発明の構成は、吊下げて
配置される箱状をなす本体内に、杆状の2本の作動部材
を、それぞれの回転軸を同一水平面内に位置付けて交叉
させ、かつ、スプリングによる自己復帰力を与えて回転
可能に取付けると共に、前記両作動部材の交叉部に、そ
れぞれの部材の長手方向に沿った長穴を形成して、これ
らの長穴に対し垂直な向きで吊下げられた姿勢の操作杆
を配設し、該杆の上端側を上記2つの長穴に遊挿し、か
つ、この操作杆を上記回転軸を含む面内に位置した長孔
において当該長孔に直交する水平軸により枢着する一
方、上記2本の作動部材に関連させて、これら両部材の
左,右回転の有無と回転角に比例した電気信号が形成さ
れるようにした電気部品であって、荷重取扱装置の前後
及び左右の走行駆動源に対する駆動制御のための信号を
形成する電気部品を設けると共に、上記吊下操作杆の下
方に、上記荷重取扱装置の昇降駆動源の昇降操作部兼把
持部をスリップリングを介して前記操作杆の軸回りに回
転自在に設けて成ることを特徴とするものである。
配置される箱状をなす本体内に、杆状の2本の作動部材
を、それぞれの回転軸を同一水平面内に位置付けて交叉
させ、かつ、スプリングによる自己復帰力を与えて回転
可能に取付けると共に、前記両作動部材の交叉部に、そ
れぞれの部材の長手方向に沿った長穴を形成して、これ
らの長穴に対し垂直な向きで吊下げられた姿勢の操作杆
を配設し、該杆の上端側を上記2つの長穴に遊挿し、か
つ、この操作杆を上記回転軸を含む面内に位置した長孔
において当該長孔に直交する水平軸により枢着する一
方、上記2本の作動部材に関連させて、これら両部材の
左,右回転の有無と回転角に比例した電気信号が形成さ
れるようにした電気部品であって、荷重取扱装置の前後
及び左右の走行駆動源に対する駆動制御のための信号を
形成する電気部品を設けると共に、上記吊下操作杆の下
方に、上記荷重取扱装置の昇降駆動源の昇降操作部兼把
持部をスリップリングを介して前記操作杆の軸回りに回
転自在に設けて成ることを特徴とするものである。
垂直な向きに吊下げられた姿勢で設けられた操作杆を
前又は後、若しくは、左又は右に傾ければ、その操作杆
の傾きが交叉した2本の作動部材に伝達され、作動部材
に関連付けて設けた電気部品に前記操作杆の傾きに対応
した信号が形成され、この電気部品、例えば、ポテンシ
オメータを回路中に有する各方向の駆動源が正転又は逆
転すると共に前記操作杆の傾き度合に応じて回転数を増
減して、荷重取扱装置を操作杆が傾けられた方向及び傾
き度に応じた速度で走行させる。また、把持部が操作杆
に対して回転自在に設けられているので、荷重取扱装置
が移動して操作杆の向きが変化しても、把持部とそれを
掴んでいる人の手の向きは元のままに保持することがで
きる。
前又は後、若しくは、左又は右に傾ければ、その操作杆
の傾きが交叉した2本の作動部材に伝達され、作動部材
に関連付けて設けた電気部品に前記操作杆の傾きに対応
した信号が形成され、この電気部品、例えば、ポテンシ
オメータを回路中に有する各方向の駆動源が正転又は逆
転すると共に前記操作杆の傾き度合に応じて回転数を増
減して、荷重取扱装置を操作杆が傾けられた方向及び傾
き度に応じた速度で走行させる。また、把持部が操作杆
に対して回転自在に設けられているので、荷重取扱装置
が移動して操作杆の向きが変化しても、把持部とそれを
掴んでいる人の手の向きは元のままに保持することがで
きる。
次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本発明装置の概念構造を示す斜視図、第2図
は本発明装置の一例において上蓋を取外した平面図、第
3図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は第2図の
装置の右側面図、第5図は第4図のV−V矢視断面図、
第6図は第5図のVI−VI矢視断面図、第7図は本発明装
置を適用するため貨物室に設けた荷重取扱装置の一例の
概要を示す斜視図である。
は本発明装置の一例において上蓋を取外した平面図、第
3図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は第2図の
装置の右側面図、第5図は第4図のV−V矢視断面図、
第6図は第5図のVI−VI矢視断面図、第7図は本発明装
置を適用するため貨物室に設けた荷重取扱装置の一例の
概要を示す斜視図である。
第1図に於ては第2図以下の図面に示された吊下げ配
置される箱状をなす本体1が表われないが、第1図に示
す構成部材はこの本体1に取付けられている。
置される箱状をなす本体1が表われないが、第1図に示
す構成部材はこの本体1に取付けられている。
而して、2は本体1の一の側壁に形成した軸受部1a,1
aにその両端が支持されて水平な向き(ここではX軸方
向とする)に架装された丸棒材によるX軸作動部材で、
この部材2の中央部には、その長さ方向に沿った長穴2a
が部材の上下面を貫設けられている。
aにその両端が支持されて水平な向き(ここではX軸方
向とする)に架装された丸棒材によるX軸作動部材で、
この部材2の中央部には、その長さ方向に沿った長穴2a
が部材の上下面を貫設けられている。
3は上記X軸作動部材2に直交する向きで本体1の他
の側壁に形成した軸受部1b,1bに架装したY軸作動部材
で、その軸受部1b,1bは前記軸受部1a,1aと同一平面内に
ある。このためY軸作動部材3はその中央部分が先のX
軸作動部材2を跨ぐようにアーチ状部3bに形成されてい
る。3aはこのアーチ状部3bに、部材3の長さ方向に沿っ
て部材の上下面を貫通して設けた長穴である。
の側壁に形成した軸受部1b,1bに架装したY軸作動部材
で、その軸受部1b,1bは前記軸受部1a,1aと同一平面内に
ある。このためY軸作動部材3はその中央部分が先のX
軸作動部材2を跨ぐようにアーチ状部3bに形成されてい
る。3aはこのアーチ状部3bに、部材3の長さ方向に沿っ
て部材の上下面を貫通して設けた長穴である。
上記両部材2,3は、それらに形成した長穴2a,3aが常に
真上を向く、即ち、中立位置を保持するように、ここで
は、部材の左右側面がスプリング4,5により引張られて
いる。
真上を向く、即ち、中立位置を保持するように、ここで
は、部材の左右側面がスプリング4,5により引張られて
いる。
6,7はX,Y両軸の作動部材2,3に形成したスイッチ作動
体で、この作動体6,7が、これらに対向して回転方向の
両面に配設されたスイッチSWX1,SWX2,SWY1,SWY2のそれ
ぞれの可動接片8,8′、同9,9′を作動する。
体で、この作動体6,7が、これらに対向して回転方向の
両面に配設されたスイッチSWX1,SWX2,SWY1,SWY2のそれ
ぞれの可動接片8,8′、同9,9′を作動する。
尚、2つの作動部材2,3には、これらの部材の回転時
に、その回転角(量)を検出するためのポテンシオメー
タやエンコーダを設けることがある。而して、本発明に
おける電気部品とは、上記例でいえば、各スイッチSWX1
〜SWY2や上記ポテンシオメータやエンコーダを指す。
に、その回転角(量)を検出するためのポテンシオメー
タやエンコーダを設けることがある。而して、本発明に
おける電気部品とは、上記例でいえば、各スイッチSWX1
〜SWY2や上記ポテンシオメータやエンコーダを指す。
10は上記作動部材2,3の長穴2a,3aに上端部10bを貫通
遊嵌させた操作杆で、長穴2aにおいてX軸作動部材2
に、X軸に平行な取付ピン10aにより取付けられてい
る。
遊嵌させた操作杆で、長穴2aにおいてX軸作動部材2
に、X軸に平行な取付ピン10aにより取付けられてい
る。
尚、この操作杆10は、継手部10cに於て下部操作杆1
0′と接合,分離自在に接続されている。これは本体1
の取付高さの高,低に対応して長さの異なる下部操作杆
10′を取付けるためである。
0′と接合,分離自在に接続されている。これは本体1
の取付高さの高,低に対応して長さの異なる下部操作杆
10′を取付けるためである。
11は上記の下部操作杆10′の下端部にスリップリング
12を介して設けた昇降駆動源の操作部を兼用した把持部
で、ここでは水平軸11bにより取付けられた操作ノブ11a
と、このノブ11aの揺動動作によって作動させられるス
イッチやポテンシオメータ(図示せず)により形成され
ている。
12を介して設けた昇降駆動源の操作部を兼用した把持部
で、ここでは水平軸11bにより取付けられた操作ノブ11a
と、このノブ11aの揺動動作によって作動させられるス
イッチやポテンシオメータ(図示せず)により形成され
ている。
而して、上記操作杆10は、ピン10aを支点としてY軸
方向に沿って前方又は後方報に揺動させると、その上端
部10bもY軸方向に沿って揺動し、Y軸作動部材3をそ
の軸受部1bを中心に角回転させる。この部材3の角回転
によりスイッチ作動体7が、いずれか一方のスイッチSW
Y1又はSWY2の可動接片9又は同9′を作動させる。
方向に沿って前方又は後方報に揺動させると、その上端
部10bもY軸方向に沿って揺動し、Y軸作動部材3をそ
の軸受部1bを中心に角回転させる。この部材3の角回転
によりスイッチ作動体7が、いずれか一方のスイッチSW
Y1又はSWY2の可動接片9又は同9′を作動させる。
一方、操作杆10をX軸方向に沿って揺動させると、X
軸作動部材2は軸受部1aを中心に角回転し、スイッチ作
動体6がスイッチSWX1又はSWX2のいずれか一方の可動接
片8又は同8′を作動させる。このとき、操作杆10の上
端部10bは作動部材3の長穴3a内で遊び揺動をする。
軸作動部材2は軸受部1aを中心に角回転し、スイッチ作
動体6がスイッチSWX1又はSWX2のいずれか一方の可動接
片8又は同8′を作動させる。このとき、操作杆10の上
端部10bは作動部材3の長穴3a内で遊び揺動をする。
ここで、スイッチSWX1はX軸方向の走行駆動源である
例えばモータ(図示せず)の正転回路に、またスイッチ
SWX2はこのモータの逆転回路にそれぞれ接続し、一方、
スイッチSWY1はY軸方向の走行駆動源である例えばモー
タ(図示せず)の正転回路に、また、スイッチSWY2をこ
のモータの逆転回路にそれぞれ接続しておくことによ
り、操作杆10を揺動させた方向に、走行駆動源を作動さ
せることができることとなる。
例えばモータ(図示せず)の正転回路に、またスイッチ
SWX2はこのモータの逆転回路にそれぞれ接続し、一方、
スイッチSWY1はY軸方向の走行駆動源である例えばモー
タ(図示せず)の正転回路に、また、スイッチSWY2をこ
のモータの逆転回路にそれぞれ接続しておくことによ
り、操作杆10を揺動させた方向に、走行駆動源を作動さ
せることができることとなる。
しかも、上記の各作動部材2,3に、それらの回転動作
に作動させられるようにしてポテンシオメータやエンコ
ーダ等の回転角と比例した電気信号を形成する電気部品
を関連させて取付けると共に、このポテンシオメータ等
を上記の各スイッチSWX1〜SWY2と共にモータの正,逆転
回路に挿入しておけば、上記各作動部材2,3の回転角、
換言すれば、操作杆10の傾き角に比例したモータ回転数
の制御を行うことができる。尚、モータがサーボ制御さ
れる場合には、上記スイッチSWX1〜SWY2は不要になる。
に作動させられるようにしてポテンシオメータやエンコ
ーダ等の回転角と比例した電気信号を形成する電気部品
を関連させて取付けると共に、このポテンシオメータ等
を上記の各スイッチSWX1〜SWY2と共にモータの正,逆転
回路に挿入しておけば、上記各作動部材2,3の回転角、
換言すれば、操作杆10の傾き角に比例したモータ回転数
の制御を行うことができる。尚、モータがサーボ制御さ
れる場合には、上記スイッチSWX1〜SWY2は不要になる。
他方、操作ノブ11aは、荷重取扱装置の負荷部の昇降
をさせるため、例えば、上側を押せば、昇降駆動源であ
るモータやシリンダ等が上昇側に作動し、また、下側を
押せばモータ等が降下側に作動するように形成されてお
り、この操作ノブ11aを有する昇降操作部11兼把持部は
スリップリング12を介して下部操作杆10′に取付けられ
ているので、昇降操作部11は、操作杆10,10′に対する
操作者の向きに拘らず、常に、その者に対し一定向きに
して保持することができる。
をさせるため、例えば、上側を押せば、昇降駆動源であ
るモータやシリンダ等が上昇側に作動し、また、下側を
押せばモータ等が降下側に作動するように形成されてお
り、この操作ノブ11aを有する昇降操作部11兼把持部は
スリップリング12を介して下部操作杆10′に取付けられ
ているので、昇降操作部11は、操作杆10,10′に対する
操作者の向きに拘らず、常に、その者に対し一定向きに
して保持することができる。
このように本発明装置では、頭上側に位置する荷重取
扱装置の負荷部を移動させたい方向に、吊下げられた形
態の操作杆10を向けるだけで、走行移動させることがで
きると共に、その走行方向に拘りなく走行操作と同時に
操作ノブ11aを所望の向きにおいて作動させることがで
きるので、荷重取扱装置の負荷部を楽な操作姿勢で昇降
させることができる。
扱装置の負荷部を移動させたい方向に、吊下げられた形
態の操作杆10を向けるだけで、走行移動させることがで
きると共に、その走行方向に拘りなく走行操作と同時に
操作ノブ11aを所望の向きにおいて作動させることがで
きるので、荷重取扱装置の負荷部を楽な操作姿勢で昇降
させることができる。
例えば、操作杆10,10′を傾け操作することにより、
この操作杆10,10′が荷重取扱装置と一体に、操作者の
右手側から目の前を通り左手側に走行移動するような場
合、昇降操作部11はスリップリング12を介して下部操作
杆10′に設けられているので、操作ノブ11aを握った手
の向きが変っても、操作者は当該操作部11兼把持部を握
り直す必要がないため、操作がきわめて楽になるのであ
る。従って、本発明装置は、荷重取扱装置の腕部材や台
車に天井側から吊下して取付けることが望ましい。
この操作杆10,10′が荷重取扱装置と一体に、操作者の
右手側から目の前を通り左手側に走行移動するような場
合、昇降操作部11はスリップリング12を介して下部操作
杆10′に設けられているので、操作ノブ11aを握った手
の向きが変っても、操作者は当該操作部11兼把持部を握
り直す必要がないため、操作がきわめて楽になるのであ
る。従って、本発明装置は、荷重取扱装置の腕部材や台
車に天井側から吊下して取付けることが望ましい。
而して、上記の本発明装置は、一例として、第2図乃
至第6図に示すような構造に具体化することができる。
第2図〜第6図に於て、第1図と同一符号は同一部材を
示す。
至第6図に示すような構造に具体化することができる。
第2図〜第6図に於て、第1図と同一符号は同一部材を
示す。
この第2図〜第6図に於て、箱状の本体1は、取付翼
部1cを有する上蓋1dと、操作杆10の挿入口1eを形成した
底1fと、上記の各軸受部1a,1bが形成された側壁とによ
り形成される。
部1cを有する上蓋1dと、操作杆10の挿入口1eを形成した
底1fと、上記の各軸受部1a,1bが形成された側壁とによ
り形成される。
また、作動部6,7は、舌片状部材が各作動部材2,3の端
部にビス止めされて形成されている。
部にビス止めされて形成されている。
各作動部材2,3を中立位置に自己復帰させて保持する
スプリング4,5は、各部材2,3に遊挿された二又状のスプ
リング受け4a,4b、同5a,5bの上端にスプリング4,同5を
張架して形成されている。このスプリング受4a〜5bは、
部材2,3に固定された作動駆動部材2c,3cにより作動させ
られストッパピン4c,5cにより中立位置が規制されてい
る。
スプリング4,5は、各部材2,3に遊挿された二又状のスプ
リング受け4a,4b、同5a,5bの上端にスプリング4,同5を
張架して形成されている。このスプリング受4a〜5bは、
部材2,3に固定された作動駆動部材2c,3cにより作動させ
られストッパピン4c,5cにより中立位置が規制されてい
る。
本発明装置は、天井走行タイプの荷重取扱装置が設け
られた屋内や車内の天井、或は、荷重取扱装置の台車や
腕部材等に上記本体1の取付翼部1cにおいて吊下状態に
取付けて使用するものである。
られた屋内や車内の天井、或は、荷重取扱装置の台車や
腕部材等に上記本体1の取付翼部1cにおいて吊下状態に
取付けて使用するものである。
上述の本発明装置は、特に第7図に示したような天井
走行タイプの荷重取扱装置や実願昭62−107058号、同62
−97416号、同62−97417号で提案した走行タイプの荷重
取扱装置の操作装置としてきわめて有用である。
走行タイプの荷重取扱装置や実願昭62−107058号、同62
−97416号、同62−97417号で提案した走行タイプの荷重
取扱装置の操作装置としてきわめて有用である。
而して、第7図に示す荷重取扱装置は、一例として、
コンテナ車等の有蓋貨物車輌の貨物室Cの内部において
ラック,ピニオンr,pなどにより台車21,21′を二次平面
内で走行可能に設けると共に、台車21に二次平面内で旋
回又は旋回,伸縮する腕部材22を軸22pにより取付け、
且つ、この腕部材22の先端から、先端に荷物の支持部F
が形成され、後端側が腕部材又は台車に取付けられた巻
上機構23に巻取られたベルト24等の索部材を吊下げて構
成されている。尚、台車21の腕部材22は旋回しないもの
であってもよい。
コンテナ車等の有蓋貨物車輌の貨物室Cの内部において
ラック,ピニオンr,pなどにより台車21,21′を二次平面
内で走行可能に設けると共に、台車21に二次平面内で旋
回又は旋回,伸縮する腕部材22を軸22pにより取付け、
且つ、この腕部材22の先端から、先端に荷物の支持部F
が形成され、後端側が腕部材又は台車に取付けられた巻
上機構23に巻取られたベルト24等の索部材を吊下げて構
成されている。尚、台車21の腕部材22は旋回しないもの
であってもよい。
本発明装置における操作杆10,10′の傾き方向と傾き
度合は、上記台車21のX軸,Y軸の走行方向と走行速度を
制御するため、上記操作杆10により操作される各スイッ
チやポテンシオメータ等は台車の各軸の走行駆動源21x,
21yに接続され、また、昇降操作部11のスイッチやポテ
ンシオメータは上記巻上機構23の巻上駆動源23mに接続
されることとなる。
度合は、上記台車21のX軸,Y軸の走行方向と走行速度を
制御するため、上記操作杆10により操作される各スイッ
チやポテンシオメータ等は台車の各軸の走行駆動源21x,
21yに接続され、また、昇降操作部11のスイッチやポテ
ンシオメータは上記巻上機構23の巻上駆動源23mに接続
されることとなる。
本発明は以上の通りであって、天井走行タイプの荷重
取扱装置を移動させたいとき、その側に垂下態様の操作
杆を押して傾ければ、その傾き方向と傾き度合によりそ
の方向に荷重取扱装置を走行させることができるので、
凡そ操作ミスもなく、きわめて使い易い。
取扱装置を移動させたいとき、その側に垂下態様の操作
杆を押して傾ければ、その傾き方向と傾き度合によりそ
の方向に荷重取扱装置を走行させることができるので、
凡そ操作ミスもなく、きわめて使い易い。
また、操作杆はX軸,Y軸の中間側に倒すこともできる
から、荷重取扱装置の斜め方向への移動も可能である。
から、荷重取扱装置の斜め方向への移動も可能である。
特に、本発明装置においては、操作杆10又は10′に、
昇降操作部11を回転自在にして連接した構造としたの
で、片方の手で昇降操作部11を握り、その握った手によ
り昇降操作部の操作ノブ11aの操作と操作杆10の傾け操
作とを同時に行うことができることとなり、他方の手を
荷物に当てがい乍ら、当該荷物を所望方向に水平移動さ
せると共に、任意に昇降させることができて合理的であ
る。
昇降操作部11を回転自在にして連接した構造としたの
で、片方の手で昇降操作部11を握り、その握った手によ
り昇降操作部の操作ノブ11aの操作と操作杆10の傾け操
作とを同時に行うことができることとなり、他方の手を
荷物に当てがい乍ら、当該荷物を所望方向に水平移動さ
せると共に、任意に昇降させることができて合理的であ
る。
しかも、本発明装置は、荷重取扱装置が移動することに
よって握持部(昇降操作部)の向きに変化が生じようと
しても、当該握持部はスリップリングの作用でもとの握
り姿勢のままに保持できるので、握りを持ちかえたり、
或は、操作者が操作する手許を目視したりすることな
く、専ら荷物の動きのみを眼で追い乍ら、当該荷物の水
平移動や昇降をさせることができ、この結果、荷役作業
の操作をきわめて簡素化することができる。
よって握持部(昇降操作部)の向きに変化が生じようと
しても、当該握持部はスリップリングの作用でもとの握
り姿勢のままに保持できるので、握りを持ちかえたり、
或は、操作者が操作する手許を目視したりすることな
く、専ら荷物の動きのみを眼で追い乍ら、当該荷物の水
平移動や昇降をさせることができ、この結果、荷役作業
の操作をきわめて簡素化することができる。
従って、本発明装置は、特に、天井走行タイプのように
頭上側で負荷部や装置本体が移動する荷重取扱装置の操
作装置としてきわめて有用である。
頭上側で負荷部や装置本体が移動する荷重取扱装置の操
作装置としてきわめて有用である。
第1図は本発明装置の概念構造を示す斜視図、第2図は
本発明装置の一例において上蓋を取外した平面図、第3
図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は第2図の装
置の右側面図、第5図は第4図のV−V矢視断面図、第
6図は第5図のVI−VI矢視断面図、第7図は本発明装置
を適用するため貨物室に設けた荷重取扱装置の一例の概
要を示す斜視図である。 1……本体、2……X軸作動部材、3……Y軸作動部
材、2a,3a……長穴、4,5……スプリング、6,7……スイ
ッチ作動体、SWX1,SWX2……X軸スイッチ、SWY1,SWY2…
…Y軸スイッチ、8,8′,9,9′……各スイッチの可動接
片、10……操作杆、10a……取付ピン、11a……操作ノブ
本発明装置の一例において上蓋を取外した平面図、第3
図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は第2図の装
置の右側面図、第5図は第4図のV−V矢視断面図、第
6図は第5図のVI−VI矢視断面図、第7図は本発明装置
を適用するため貨物室に設けた荷重取扱装置の一例の概
要を示す斜視図である。 1……本体、2……X軸作動部材、3……Y軸作動部
材、2a,3a……長穴、4,5……スプリング、6,7……スイ
ッチ作動体、SWX1,SWX2……X軸スイッチ、SWY1,SWY2…
…Y軸スイッチ、8,8′,9,9′……各スイッチの可動接
片、10……操作杆、10a……取付ピン、11a……操作ノブ
Claims (3)
- 【請求項1】吊下げて配設される箱状をなす本体内に、
杆状の2本の作動部材を、それぞれの回転軸を同一水平
面内に位置付けて交叉させ、かつ、スプリングによる自
己復帰力を与えて回転可能に取付けると共に、前記両作
動部材の交叉部に、それぞれの部材の長手方向に沿った
長穴を形成して、これらの長穴に対し垂直な向きで吊下
げられた姿勢の操作杆を配設し、該杆の上端側を上記2
つの長穴に遊挿し、かつ、この操作杆を上記回転軸を含
む面内に位置した長孔において当該長孔に直交する水平
軸により枢着する一方、上記2本の作動部材に関連させ
て、これら両部材の左,右回転の有無と回転角に比例し
た電気信号が形成されるようにした電気部品であって、
荷重取扱装置の前後及び左右の走行駆動源に対する駆動
制御のための信号を形成する電気部品を設けると共に、
上記吊下操作杆の下方に、上記荷重取扱装置の昇降駆動
源の昇降操作部兼把持部をスリップリングを介して前記
操作杆の軸回りに回転自在に設けて成ることを特徴とす
る荷重取扱装置の操作レバー装置。 - 【請求項2】荷重取扱装置は、貨物車輌における貨物室
の天井近くの二次平面内をX,Y軸方向に走行できるよう
に取付けた台車に、腕部材を取付け、この腕部材の先端
側からベルト等による索部材を吊下げてその先端に荷重
の負荷部を設けると共に、該索部材の後端側を腕部材又
は台車に設けた巻上機構に巻取らせるようにして成る特
許請求の範囲第1項に記載した荷重取扱装置の操作レバ
ー装置。 - 【請求項3】腕部材は、二次平面内で旋回又は伸縮する
ための関節を有する特許請求の範囲第2項に記載した荷
重取扱装置の操作レバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63188183A JPH08367B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 荷重取扱装置の操作レバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63188183A JPH08367B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 荷重取扱装置の操作レバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0241883A JPH0241883A (ja) | 1990-02-13 |
JPH08367B2 true JPH08367B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=16219218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63188183A Expired - Lifetime JPH08367B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 荷重取扱装置の操作レバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08367B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11807502B2 (en) | 2020-02-03 | 2023-11-07 | Motodagiken Co., Ltd. | Operation unit of load handling device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105110194A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-02 | 田顺天 | 起重机随动操作装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58106184U (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-19 | 三菱電機株式会社 | 操作かん |
JPS59227385A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-20 | 日産自動車株式会社 | ロボツトの操縦桿構造 |
JPH0762804B2 (ja) * | 1985-11-02 | 1995-07-05 | 日立建機株式会社 | 作業機構の駆動制御装置 |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63188183A patent/JPH08367B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11807502B2 (en) | 2020-02-03 | 2023-11-07 | Motodagiken Co., Ltd. | Operation unit of load handling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0241883A (ja) | 1990-02-13 |
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