JP2687170B2 - 扛重装置の荷物支持部に対する操作構造 - Google Patents

扛重装置の荷物支持部に対する操作構造

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JP2687170B2
JP2687170B2 JP1172958A JP17295889A JP2687170B2 JP 2687170 B2 JP2687170 B2 JP 2687170B2 JP 1172958 A JP1172958 A JP 1172958A JP 17295889 A JP17295889 A JP 17295889A JP 2687170 B2 JP2687170 B2 JP 2687170B2
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謙郎 元田
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元田電子工業 株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクレーン,バランサ,チェーンブロックやホ
イスト等のような比較的小型の扛重装置における荷物支
持部に対する新規な操作態様を実現することができる構
造に関するものである。
本発明が適用される荷物支持部とは、フック,掴み
具,吸着盤など扛重装置に付設されて荷物を持上げるた
めの構造が付与されたあらゆるものを指す。
〔従来の技術〕
小型クレーン等の比較的小型の扛重装置の荷物支持部
はフックや掴み具等の適宜手段により構成されており、
例えば、フック等の支持部に吊り下げられた荷物の昇降
動作は、別に設けられているペンダント型の操作ボック
ス等に配設された操作ボタン等を操作したり、或は、実
開昭53−56679号公報に記載されている平衡運搬機のよ
うに、フックの上部にフックとは別にポテンショメータ
に連結された操作レバーを有する操作ボックスを取り付
け、前記操作レバーを操作するものが一般的である。ま
た、大型の扛重装置でも、荷物の支持部と、この支持部
を昇降させたり走行させたりする操作部とは、離れて配
設されているものが大半である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、従来の扛重装置におけるフックや掴み具等に
よる荷物支持部に対し、この支持部を昇降動作等をさせ
るためには、操作部がたとえ荷物支持部と近接して設け
られているにしても別々に設けられているため、オペレ
ータが両手で荷物を支えると、当該操作部を操作するこ
とはできない。
殊に、荷物を吊下げ状態で昇降、或は、横移動させる
と、荷物が振れたり、回転したりするため、荷物の取扱
上安全性に欠け、従って、荷物の昇降等の操作のオペレ
ータの外に、その荷物の揺れや回転を止めるために介添
え要員が必要となるなど、省力性に欠けることも多い。
本発明は扛重装置による荷物の取扱いにおける上記の
ような現状に鑑み、オペレータが荷物の支持部に両手を
沿えた状態においても、当該オペレータ本人が当該支持
部の昇降等の作動を操作できるようにした扛重装置の荷
物支持部に対する操作構造を提供することをその課題と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためになされた本発明の構成は、
扛重装置のフック,掴み具,吸着具等による荷物支持部
の荷物が接触しない部分に、人の手が接触することによ
り電気信号を生じると共にその接触度合いの違いを電気
信号の変化として検出する圧電タイプの圧力検出体を取
付け、この圧力検出体を前記荷物支持部の昇降又は水平
移動のための作動指令制御部の作動用操作体として挿入
したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
荷物支持部に、この支持部の昇,降作動指令を出力す
る制御回路に挿入される圧力検出体を、例えば、制御回
路の導通,遮断用のスイッチ機能を有する操作体として
設けるので、扛重装置のオペレータは、荷物支持部に荷
物を支持させた状態においてこの荷物に両手の副えたま
ま、上昇又は下降用として設けた操作体をそれが導通す
るように触れることにより、当該支持部を昇降させるこ
とができる。換言すれば荷物支持部に支持された荷物に
両手を副えた状態で、当該支持部の昇降動作のオペレー
ションができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本発明荷物支持部の操作構造の一例を示す斜
視図、第2図はその一例の回路図である。
これらの図に於て、1は扛重装置の荷物支持部で、こ
こでは構成リンク部材1a,1bをシザース状に組込んで掴
み装置の一例に形成されている。尚、掴み力の伝動機構
は図示しないが、どのような構造の掴み力伝動機構であ
ってもよい。従って、本発明に於て、荷物支持部1の構
造は、図の例の掴み装置に限られず、他の構造の掴み装
置や、適宜構造の吊下げ具、吸着具、フックなど扛重装
置の荷物支持部として使用されるあらゆるものが含まれ
る。
2,3は上記支持部1のリンク部材1a,1bにおいて、この
支持部1に荷物(図示せず)を支持したとき、荷物が接
触することがない、例えば、リンク部材1a,1bにおける
水平部材1c,1dの外面に取付けたバー状をなす圧電タイ
プの圧力検出体により形成された操作体である。
操作体に圧電タイプの圧力検出体を用いたときは、こ
の操作体に人の手が触れる圧力の大小により起電力が異
なるので、この操作体の出力を速度制御用の信号として
利用することができる。
また、上記操作体2は、後述する制御回路8の上昇
側、操作体3は制御回路8の下降側に夫々に挿入してい
る。
4は上記操作体2,3がその制御回路8に挿入されたモ
ータ作動指令の発信部で電源,制御回路,発信部などを
具備しておりリンク部材1a,1bの適宜箇所に取付けられ
ている。
5は上記荷物支持部が吊下げ状態で取付けられている
チェーンやベルト等による索体、6は該索体5の巻込
み,巻戻しをする巻上機構、7は巻上機構6の駆動源た
るモータで、少なくとも正,逆転,及び、その回転をロ
ックできる機能をもつものである。
8は扛重装置本体側に設けたモータ7の制御回路で、
当該モータ7の正転,逆転,この回転のロック等の駆動
制御信号をモータ7に供給する。
この実施例では、上記制御回路8の作動は、指令信号
の発信部4に形成された無線信号又は光信号がその発信
部4aから制御回路8の受信部8aに供給されることにより
なされるように形成している。尚、指令信号を制御回路
8に供給する方式は、有線,無線いずれの形式であって
もよく、また、無線方式の場合、指令信号の搬送媒体は
光波,音波等のいずれであってもよい。
上記扛重装置の昇降機構は扛重装置本体の構造、例え
ば、クレーンタイプ,ホイストタイプにより、機構の細
部に差異はあるが、荷物支持部1の昇降態様自体には差
異はないので、本発明の荷物支持部は、どのような型式
の扛重装置にも適用が可能である。
上述のように形成される本発明の荷物支持部に対する
操作構造の一例は、次のようにして使用する。
扛重装置のオペレータはその荷物支持部1に運搬した
い荷物を支持させる。図の例では、荷物を掴ませる。
荷物の掴み機構は、適宜アクチュエータによる動力、
或は、荷物の自重を利用した掴み力、又は、バネ等によ
る挟み力を利用したもの等があるが、本発明においては
掴み機構の相違は何ら問題とならない。
荷物をその支持部1に掴ませ、操作体2にオペレータ
が手を触れると、この操作体2が挿入された上昇指令回
路が作動されて、その旨の信号が発信部4aから受信部8a
に供給される。
受信部8aは上昇指令の受信によって、モータ7の制御
回路における正転回路(この例ではモータ正転が上昇側
とする)を作動させモータ7を正転させる。このモータ
正転により巻上機構6はその巻胴に索体5を巻取るの
で、荷物支持部1は上昇する。
オペレータが操作体2から手を離せば、上昇指令の供
給は停止させるので、荷物支持部1は上昇位置で静止す
る。
この状態でオペレータが荷物支持部1の操作体3に触
れれば、この操作体3が挿入された降下指令回路が作動
されてその旨の信号が発信部4aから受信部8aに供給さ
れ、モータ7が逆転して巻上機構6から索体5を巻戻す
(繰出す)ので、荷物支持部1は降下する。
上記実施例に於て、操作体2,3は圧電タイプで、加え
られる圧力に比例した出力特性をもつものであるから、
この出力特性をモータの速度制御用の信号に利用する。
また、荷物支持部1の他の部位に、巻上機構6やモータ
7を水平面内で移動させる機構のモータに対する指令回
路の操作体を設けておけば、荷物支持部1の昇降に加
え、当該支持部1の水平方向での移動も、この荷物支持
部1においてオペレーションできる。尚、水平方向の移
動には平面内での変位のほか、その場での旋回を含むも
のとする。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明は扛重装置の荷物支持
部に、当該支持部の昇降や水平動を指令するための制御
部の回路に挿入される圧電タイプの圧力検出体を昇降等
のための操作として設け、この圧力検出体にオペレータ
が手を触れることにより荷物支持部に所望方向の移動等
をすることができるようにしたので、扛重装置のオペレ
ータは荷物支持部に支持された荷物に両手をかけた状態
において当該扛重装置の操作ができることとなり、従っ
て、荷物の取扱上の安全性が高まると共に、オペレータ
一人による省力的な荷物の取扱いが可能になる。また、
操作体にはポテンショメータのような機械的可動部がな
いため操作体の機械的故障もほとんど生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明荷物支持部の操作構造の一例を示す斜視
図、第2図はその一例の回路図である。 1……荷物支持部、2,3……操作体、4……指令信号形
成部、4a……発信部、5……索体、6……巻上機構、7
……モータ、8……制御回路、8a……受信部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扛重装置のフック,掴み具,吸着具等によ
    る荷物支持部の荷物が接触しない部分に、人の手が接触
    することにより電気信号を生じると共にその接触度合い
    の違いを電気信号の変化として検出する圧電タイプの圧
    力検出体を取付け、この圧力検出体を前記荷物支持部の
    昇降又は水平移動のための作動指令制御部の作動用操作
    体として挿入したことを特徴とする扛重装置の荷物支持
    部に対する操作構造。
  2. 【請求項2】荷物支持部に設けた圧力検出体の出力は、
    当該荷物支持部の移動方向、移動速度、位置決め指令の
    ため制御回路に供給されるようにした特許請求の範囲第
    1項に記載した扛重装置の荷物支持部に対する操作構
    造。
JP1172958A 1989-07-06 1989-07-06 扛重装置の荷物支持部に対する操作構造 Expired - Lifetime JP2687170B2 (ja)

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