JPH0836285A - カラープリンタ - Google Patents
カラープリンタInfo
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- JPH0836285A JPH0836285A JP6171217A JP17121794A JPH0836285A JP H0836285 A JPH0836285 A JP H0836285A JP 6171217 A JP6171217 A JP 6171217A JP 17121794 A JP17121794 A JP 17121794A JP H0836285 A JPH0836285 A JP H0836285A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- toner image
- transfer
- paper
- image
- Prior art date
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- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機能や性能の異なる種々のプリンタへの機種
展開を行い易い構成ならびに装置を提供する。 【構成】 像担持体9上部で接し、且つ無端移動可能に
支持された中間記録体3を有し、像担持体9上に保持さ
れたトナー像と中間記録体3上に保持されたトナー像を
重ね合わせて2色以上のトナーからなるカラートナー像
を形成する手段と、像担持体9上に保持されたトナー像
を直接、最終記録体に転写し単色トナー像を形成する手
段とを、最終記録体の同一走行経路過程に設けるととも
に、走行経路を開閉可能な構造体で形成し、中間記録体
3を含む転写部の変更が行いやすい構成とし、他の部分
を大きく変更することなく単色プリンタ、2色プリン
タ、カラープリンタへの機種展開を図れるようにする。
展開を行い易い構成ならびに装置を提供する。 【構成】 像担持体9上部で接し、且つ無端移動可能に
支持された中間記録体3を有し、像担持体9上に保持さ
れたトナー像と中間記録体3上に保持されたトナー像を
重ね合わせて2色以上のトナーからなるカラートナー像
を形成する手段と、像担持体9上に保持されたトナー像
を直接、最終記録体に転写し単色トナー像を形成する手
段とを、最終記録体の同一走行経路過程に設けるととも
に、走行経路を開閉可能な構造体で形成し、中間記録体
3を含む転写部の変更が行いやすい構成とし、他の部分
を大きく変更することなく単色プリンタ、2色プリン
タ、カラープリンタへの機種展開を図れるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラープリンタに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタの構成としては、例えば
特開平2-302768号公報、特開平4-78872号公報、特開平5
-100542号公報などのように像担持体上に形成したトナ
ー像を転写ドラムに巻付け支持させた最終記録体に転写
するものや、特開平4-318875号公報、特開平4-134367号
公報、米国特許第5,208,637号などのように像担持体上
に形成したトナー像を中間転写媒体に位置合せして転写
した後、用紙などの最終記録体に一括転写するものが知
られている。
特開平2-302768号公報、特開平4-78872号公報、特開平5
-100542号公報などのように像担持体上に形成したトナ
ー像を転写ドラムに巻付け支持させた最終記録体に転写
するものや、特開平4-318875号公報、特開平4-134367号
公報、米国特許第5,208,637号などのように像担持体上
に形成したトナー像を中間転写媒体に位置合せして転写
した後、用紙などの最終記録体に一括転写するものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、この
種のカラープリンタには、像担持体として直径80〜200m
mの大径ドラムや長尺ベルトが用いられていたので、プ
リンタ本体が大型化してしまうという問題があった。ま
た、装置本体は基本的にカラープリント専用として構成
されていたので、部品あるいは一部分を変更して機能や
性能の異なる機種を得るということは極めて困難であっ
た。従って、本発明の目的は、上記の問題を解決し、小
型で低価格なカラープリンタを提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、機能や性能の異なる種々のプ
リンタへの機種展開を行い易い構成ならびに装置を提供
することにある。
種のカラープリンタには、像担持体として直径80〜200m
mの大径ドラムや長尺ベルトが用いられていたので、プ
リンタ本体が大型化してしまうという問題があった。ま
た、装置本体は基本的にカラープリント専用として構成
されていたので、部品あるいは一部分を変更して機能や
性能の異なる機種を得るということは極めて困難であっ
た。従って、本発明の目的は、上記の問題を解決し、小
型で低価格なカラープリンタを提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、機能や性能の異なる種々のプ
リンタへの機種展開を行い易い構成ならびに装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像担持体
と、像担持体上部で接し、且つ無端移動可能に支持され
た中間記録体とを有し、像担持体上に保持されたトナー
像と中間記録体上に保持されたトナー像を重ね合わせて
2色以上のトナーからなるカラートナー像を形成する手
段と、像担持体上に保持されたトナー像を直接、最終記
録体に転写し単色トナー像を形成する手段とを最終記録
体の同一走行経路過程に設けるとともに、走行経路を開
閉可能な構造体で形成することにより達成される。
と、像担持体上部で接し、且つ無端移動可能に支持され
た中間記録体とを有し、像担持体上に保持されたトナー
像と中間記録体上に保持されたトナー像を重ね合わせて
2色以上のトナーからなるカラートナー像を形成する手
段と、像担持体上に保持されたトナー像を直接、最終記
録体に転写し単色トナー像を形成する手段とを最終記録
体の同一走行経路過程に設けるとともに、走行経路を開
閉可能な構造体で形成することにより達成される。
【0005】
【作用】上記のように構成されたカラープリンタによれ
ば、最終記録体の走行経路上方に各色トナー像を重ね合
わせる中間記録体が設けられているので、中間記録体を
含む転写部の変更が行いやすい構成となり、他の部分を
大きく変更することなく単色プリンタ、2色プリンタ、
カラープリンタへの機種展開を可能とするベースマシン
が得られる。
ば、最終記録体の走行経路上方に各色トナー像を重ね合
わせる中間記録体が設けられているので、中間記録体を
含む転写部の変更が行いやすい構成となり、他の部分を
大きく変更することなく単色プリンタ、2色プリンタ、
カラープリンタへの機種展開を可能とするベースマシン
が得られる。
【0006】
【実施例】本発明は像担持体に電子写真法、静電記録
法、直接トナー記録法等でトナー像を形成し、これを転
写する工程を繰り返して多色カラー像を得る構成ならび
に装置に関するものであるが、以下の実施例では電子写
真法を用いたプリンタを例示し詳述する。図1は本発明
を適用したカラーレーザビームプリンタの構成を示すも
のである。カラープリンタ1の上部は、転写ユニット2
で構成され、転写ドラム3が設置されている。転写ユニ
ットは脱着可能であり、図1左端部を支点とし右端部が
矢印で示すように上方に開くことができる。この構成は
転写ユニットの交換を容易にするとともに、転写部周辺
での記録用紙トラブル解除、現像ユニット4、ドラムユ
ニット5、定着ユニット6等の脱着、交換を容易にす
る。カラープリンタ1は、上述ユニットの他に光学ユニ
ット7、プリンタ下部に挿入される用紙カセット等が主
要構成要素となっている。かかる構成では以下のように
してカラー画像が形成される。
法、直接トナー記録法等でトナー像を形成し、これを転
写する工程を繰り返して多色カラー像を得る構成ならび
に装置に関するものであるが、以下の実施例では電子写
真法を用いたプリンタを例示し詳述する。図1は本発明
を適用したカラーレーザビームプリンタの構成を示すも
のである。カラープリンタ1の上部は、転写ユニット2
で構成され、転写ドラム3が設置されている。転写ユニ
ットは脱着可能であり、図1左端部を支点とし右端部が
矢印で示すように上方に開くことができる。この構成は
転写ユニットの交換を容易にするとともに、転写部周辺
での記録用紙トラブル解除、現像ユニット4、ドラムユ
ニット5、定着ユニット6等の脱着、交換を容易にす
る。カラープリンタ1は、上述ユニットの他に光学ユニ
ット7、プリンタ下部に挿入される用紙カセット等が主
要構成要素となっている。かかる構成では以下のように
してカラー画像が形成される。
【0007】像担持体である光導電感光体ドラム9は回
転に従い、感光体帯電器10にて一様に帯電された後、
光学ユニット7から出射される記録されるべき画像信号
で変調されたレーザビーム11にて露光され電荷潜像が
形成される。感光体ドラム9は直径約60mm以下、好ま
しくは約20〜40mmの有機光導電感光体(OPC)も
しくはアモルファスシリコン感光体を用いると小型化で
き、このときのドラム周速としては約50〜200mm/
s、好ましくは約100〜150mm/sとすると小型なが
ら高速なカラープリンタを実現でき、上述の感光体はこ
れに適する。OPCは周速50〜150mm/sのものに
適し、低コストドラムユニットとする上で好ましい。ア
モルファス感光体は100〜200mm/sに適し、長寿
命ドラムユニットとする上で好ましい。光導電感光体ド
ラム9に形成された電荷潜像は回転現像器12を構成し
ている4色の現像器の内、第1のイエロー(Y)色を現
像する現像ロール121にて現像される。現像ロールの
直径は感光体速度50〜200mm/sに対し、約10〜
30mmが良く、回転現像器の直径を約80〜50mmと小
型化できる。続いてこのトナー像を用紙(最終記録体)
13に静電的に転写する。用紙13は用紙カセット8か
らピックアップロール15にて繰り出され用紙通路14
を送紙ローラ対161、162で走行される。送紙ロー
ラ対162を上方に脱着可能な構造としておくのが好ま
しい。例えばこの送紙ローラ対162を転写ユニット2
に設置することも好ましい方法である。このような構成
では、上方へドラムユニット5、現像ユニット4の順に
取り外すことができ、装置の点検、保守あるいはユニッ
ト交換が容易になる。
転に従い、感光体帯電器10にて一様に帯電された後、
光学ユニット7から出射される記録されるべき画像信号
で変調されたレーザビーム11にて露光され電荷潜像が
形成される。感光体ドラム9は直径約60mm以下、好ま
しくは約20〜40mmの有機光導電感光体(OPC)も
しくはアモルファスシリコン感光体を用いると小型化で
き、このときのドラム周速としては約50〜200mm/
s、好ましくは約100〜150mm/sとすると小型なが
ら高速なカラープリンタを実現でき、上述の感光体はこ
れに適する。OPCは周速50〜150mm/sのものに
適し、低コストドラムユニットとする上で好ましい。ア
モルファス感光体は100〜200mm/sに適し、長寿
命ドラムユニットとする上で好ましい。光導電感光体ド
ラム9に形成された電荷潜像は回転現像器12を構成し
ている4色の現像器の内、第1のイエロー(Y)色を現
像する現像ロール121にて現像される。現像ロールの
直径は感光体速度50〜200mm/sに対し、約10〜
30mmが良く、回転現像器の直径を約80〜50mmと小
型化できる。続いてこのトナー像を用紙(最終記録体)
13に静電的に転写する。用紙13は用紙カセット8か
らピックアップロール15にて繰り出され用紙通路14
を送紙ローラ対161、162で走行される。送紙ロー
ラ対162を上方に脱着可能な構造としておくのが好ま
しい。例えばこの送紙ローラ対162を転写ユニット2
に設置することも好ましい方法である。このような構成
では、上方へドラムユニット5、現像ユニット4の順に
取り外すことができ、装置の点検、保守あるいはユニッ
ト交換が容易になる。
【0008】用紙13は転写ドラム3に静電的に巻き付
けられつつ、転写器18の作用下で第1色トナー像Yが
転写される。転写ドラム3の用紙13を吸着せしめる部
分は誘電体フィルムで構成されており、用紙吸着前に予
め転写ドラム帯電器171、対向電極ロールにて誘電体
の表裏に電荷を与え(転写ドラム帯電器に直流電圧印
加)、この電荷で用紙を静電的に吸着する。なお、転写
ドラム帯電器171に交流電圧を印加すれば、誘電体表
面の電荷を除電することもできる。このような動作はプ
リント開始時もしくは終了時に行うと過帯電や不均一帯
電によるトラブルを防止できる。
けられつつ、転写器18の作用下で第1色トナー像Yが
転写される。転写ドラム3の用紙13を吸着せしめる部
分は誘電体フィルムで構成されており、用紙吸着前に予
め転写ドラム帯電器171、対向電極ロールにて誘電体
の表裏に電荷を与え(転写ドラム帯電器に直流電圧印
加)、この電荷で用紙を静電的に吸着する。なお、転写
ドラム帯電器171に交流電圧を印加すれば、誘電体表
面の電荷を除電することもできる。このような動作はプ
リント開始時もしくは終了時に行うと過帯電や不均一帯
電によるトラブルを防止できる。
【0009】用紙13の長さl1と転写ドラムの周長l2と
の関係は、l1<l2であり、l2−l1=△lはいわゆる用紙
間長で約20〜100mmに設定される。
の関係は、l1<l2であり、l2−l1=△lはいわゆる用紙
間長で約20〜100mmに設定される。
【0010】上述のようにして、Y色トナー像が用紙上
に形成される。続いて同様にして感光体ドラム9に第2
のマゼンタ(M)色を形成するのであるが、このとき回
転現像器を用紙間長に相当する時間内で回転させ、現像
ロール122を所定の現像位置にまで移動させておく。
本実施例では後述するように、回転現像器の移動速度を
ほぼ感光体の移動速度と同じにしているので、複雑な機
構とすることなく円滑に行えるので、衝撃等による画像
乱れが生じない。かくして、感光体ドラム9に形成され
たM色トナー像を先にY色トナー像が転写されている用
紙13(転写ドラム3に吸着されたまま回転。転写ドラ
ム帯電器は既に用紙は吸着しているので動作させない
か、転写された用紙上のトナー像が乱れない程度に与え
る電荷量を少なくして補助的に用いる。)に位置合せを
して、転写器18にて静電的に転写する。
に形成される。続いて同様にして感光体ドラム9に第2
のマゼンタ(M)色を形成するのであるが、このとき回
転現像器を用紙間長に相当する時間内で回転させ、現像
ロール122を所定の現像位置にまで移動させておく。
本実施例では後述するように、回転現像器の移動速度を
ほぼ感光体の移動速度と同じにしているので、複雑な機
構とすることなく円滑に行えるので、衝撃等による画像
乱れが生じない。かくして、感光体ドラム9に形成され
たM色トナー像を先にY色トナー像が転写されている用
紙13(転写ドラム3に吸着されたまま回転。転写ドラ
ム帯電器は既に用紙は吸着しているので動作させない
か、転写された用紙上のトナー像が乱れない程度に与え
る電荷量を少なくして補助的に用いる。)に位置合せを
して、転写器18にて静電的に転写する。
【0011】同様にして、第3のシアン(C)色、第4
のブラック(K)色を感光体ドラム9上に形成し、これ
を用紙13に位置合せして次々に転写せしめる。ブラッ
ク色を転写した後、紙分離爪19を転写ドラム3表面に
近接もしくは軽く接触させ用紙を剥離する。続いて用紙
13を定着ユニット6に入れトナー像を用紙に熱定着し
た後、送紙ローラ対163にて完成したフルカラープリ
ントを用紙スタッカへと排出する。定着ユニット6は、
ヒートロール202、バックアップロール203等から
なり、ヒートロール202内にはヒータ201が内蔵さ
れており、これによりヒートロール202を一定範囲内
の温度に加熱する。各色のトナー像を感光体ドラム9上
に形成し、これを用紙に転写した後も残留するトナーは
感光体クリーナ21により清掃される。また、感光体ド
ラム9に残る電荷はイレーズランプ22にて消去され
る。このようにして感光体ドラム9は繰り返し使用され
る。
のブラック(K)色を感光体ドラム9上に形成し、これ
を用紙13に位置合せして次々に転写せしめる。ブラッ
ク色を転写した後、紙分離爪19を転写ドラム3表面に
近接もしくは軽く接触させ用紙を剥離する。続いて用紙
13を定着ユニット6に入れトナー像を用紙に熱定着し
た後、送紙ローラ対163にて完成したフルカラープリ
ントを用紙スタッカへと排出する。定着ユニット6は、
ヒートロール202、バックアップロール203等から
なり、ヒートロール202内にはヒータ201が内蔵さ
れており、これによりヒートロール202を一定範囲内
の温度に加熱する。各色のトナー像を感光体ドラム9上
に形成し、これを用紙に転写した後も残留するトナーは
感光体クリーナ21により清掃される。また、感光体ド
ラム9に残る電荷はイレーズランプ22にて消去され
る。このようにして感光体ドラム9は繰り返し使用され
る。
【0012】上述のようにして、イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの4色を原色とするフルカラー像が得
られるが、2〜3色の合成色を得るときには、同様に2
〜3回の作像工程を繰り返せばよい。また、単色画像を
得るときには、用紙13を転写ドラム3に巻き付けずに
用紙通路14に沿って走行させ、転写器18の作用で転
写させる。このとき、転写ドラムは回転されるが、転写
ドラム帯電器191は必ずしも動作させる必要はない。
また、分離爪19は転写ドラム3の表面に近接もしく
は軽く接触させ用紙を分離させる。
シアン、ブラックの4色を原色とするフルカラー像が得
られるが、2〜3色の合成色を得るときには、同様に2
〜3回の作像工程を繰り返せばよい。また、単色画像を
得るときには、用紙13を転写ドラム3に巻き付けずに
用紙通路14に沿って走行させ、転写器18の作用で転
写させる。このとき、転写ドラムは回転されるが、転写
ドラム帯電器191は必ずしも動作させる必要はない。
また、分離爪19は転写ドラム3の表面に近接もしく
は軽く接触させ用紙を分離させる。
【0013】上記図1の構成では、転写ドラム3の大き
さ(周長)を異なるものに変更して機能の異なるカラー
プリンタとすることが容易にできる。例えば、A4ヨコ
サイズでは直径約85mm、A4タテサイズでは約115
mm、A3タテサイズでは約150mmの転写ドラムとすれ
ばよい。このようにすることで、各々の機能を満たす小
型プリンタとすることが可能となる。また、上述実施例
では感光体としてドラムの場合で述べたが、ベルト状で
あってもよい。しかし、20〜60mm直径のドラムであ
る方が、小型化、部品点数の低減、取扱い保守、感光体
種類の変更による機種展開等の点で好ましい。
さ(周長)を異なるものに変更して機能の異なるカラー
プリンタとすることが容易にできる。例えば、A4ヨコ
サイズでは直径約85mm、A4タテサイズでは約115
mm、A3タテサイズでは約150mmの転写ドラムとすれ
ばよい。このようにすることで、各々の機能を満たす小
型プリンタとすることが可能となる。また、上述実施例
では感光体としてドラムの場合で述べたが、ベルト状で
あってもよい。しかし、20〜60mm直径のドラムであ
る方が、小型化、部品点数の低減、取扱い保守、感光体
種類の変更による機種展開等の点で好ましい。
【0014】以上のように本構成によれば、現像部、感
光体クリーナが感光体の左右に、転写部が上部に配さ
れ、転写ユニット、現像ユニット、ドラムユニット、定
着ユニットが脱着、交換が容易であり、最終記録体の走
行経路が同一であるので、多色プリンタ、単色専用プリ
ンタ、最大使用用紙サイズの異なるプリンタ、消耗品寿
命の異なるプリンタ等への機種展開を容易とすることが
でき、小型カラープリンタ、低価格プリンタを実現する
上でその技術的、経済的効果は大きい。
光体クリーナが感光体の左右に、転写部が上部に配さ
れ、転写ユニット、現像ユニット、ドラムユニット、定
着ユニットが脱着、交換が容易であり、最終記録体の走
行経路が同一であるので、多色プリンタ、単色専用プリ
ンタ、最大使用用紙サイズの異なるプリンタ、消耗品寿
命の異なるプリンタ等への機種展開を容易とすることが
でき、小型カラープリンタ、低価格プリンタを実現する
上でその技術的、経済的効果は大きい。
【0015】図2は図1の装置において回転現像器12
の現像位置を切り替える機構に関する実施例である。光
導電感光体ドラム9はドラム回転軸23に取付けられ、
同時にドラムギヤ24が取付けられており共に回転す
る。ドラムギヤ24の回転は回転現像器ギヤ25、ロー
タリクラッチ26を経て、現像器回転軸27に伝えら
れ、回転現像器12を回転駆動する。即ち、ロータリク
ラッチ26が動作しているときには回転現像器12が回
転駆動されるが、その他の時間は、回転現像器ギヤ25
系のみ回転する。回転現像器12には、位置決めをする
ための回転ストッパ281、282、283、284が
各現像ロールに対応して設置されており、プランジャ2
9、プランジャドライバ30にて位置決めする。今、前
色の画像後端の現像が終了したものとする。現像終了の
タイミング信号によりプランジャ29を引き、続いてロ
ータリークラッチ26を動作させる。回転現像器ギヤ2
5の回転はロータリクラッチ26を経て、回転現像器回
転軸27、回転現像器12が回転する。約1/4回転し
た所で、ロータリクラッチ26の動作を切り、プランジ
ャ29を突き出し回転ストッパ例えば281の凹部に突
き当て、次色の現像ロールの位置決めを行う。図3は回
転ストッパ281、プランジャ29、プランジャドライ
バ30の関係を示すものである。上記において、回転現
像器12の回転周速は、光導電感光体ドラム9の周速と
略等しくし、用紙間距離と、各色現像ロール間の周長を
略等しくするのがよい。例えば、両者の回転周速を等し
くし、用紙間距離を現像ロール間周長より若干大きく設
定する。例えば回転現像器の直径が80mmのとき、用紙
間距離70mmとする。現像ロール間距離が用紙間距離よ
り長いときには、現像器回転周速を速やくすればよい
が、高速駆動では負荷が増大し、画像乱れやコスト増大
の原因となるために、両者の速度は略等しくすることが
プリント速度低下を極力少なくし、画像乱れを防ぎ、小
型低コストプリンタを得る上で好ましい。上述構成で
は、カラープリント時の用紙間距離が現像ロール間距離
により制約を受けるが、単色プリントではその必要がな
い。従って、単色プリント時は用紙間距離を短かくすれ
ば、単位時間当りのプリント枚数を多くすることができ
る。例えば、カラープリント時の用紙間距離を70mmと
するとき、黒色プリント時の用紙間距離を30mmとすれ
ば、A4横送りでプリントするとき約15%実質プリン
ト速度を上げることができる。
の現像位置を切り替える機構に関する実施例である。光
導電感光体ドラム9はドラム回転軸23に取付けられ、
同時にドラムギヤ24が取付けられており共に回転す
る。ドラムギヤ24の回転は回転現像器ギヤ25、ロー
タリクラッチ26を経て、現像器回転軸27に伝えら
れ、回転現像器12を回転駆動する。即ち、ロータリク
ラッチ26が動作しているときには回転現像器12が回
転駆動されるが、その他の時間は、回転現像器ギヤ25
系のみ回転する。回転現像器12には、位置決めをする
ための回転ストッパ281、282、283、284が
各現像ロールに対応して設置されており、プランジャ2
9、プランジャドライバ30にて位置決めする。今、前
色の画像後端の現像が終了したものとする。現像終了の
タイミング信号によりプランジャ29を引き、続いてロ
ータリークラッチ26を動作させる。回転現像器ギヤ2
5の回転はロータリクラッチ26を経て、回転現像器回
転軸27、回転現像器12が回転する。約1/4回転し
た所で、ロータリクラッチ26の動作を切り、プランジ
ャ29を突き出し回転ストッパ例えば281の凹部に突
き当て、次色の現像ロールの位置決めを行う。図3は回
転ストッパ281、プランジャ29、プランジャドライ
バ30の関係を示すものである。上記において、回転現
像器12の回転周速は、光導電感光体ドラム9の周速と
略等しくし、用紙間距離と、各色現像ロール間の周長を
略等しくするのがよい。例えば、両者の回転周速を等し
くし、用紙間距離を現像ロール間周長より若干大きく設
定する。例えば回転現像器の直径が80mmのとき、用紙
間距離70mmとする。現像ロール間距離が用紙間距離よ
り長いときには、現像器回転周速を速やくすればよい
が、高速駆動では負荷が増大し、画像乱れやコスト増大
の原因となるために、両者の速度は略等しくすることが
プリント速度低下を極力少なくし、画像乱れを防ぎ、小
型低コストプリンタを得る上で好ましい。上述構成で
は、カラープリント時の用紙間距離が現像ロール間距離
により制約を受けるが、単色プリントではその必要がな
い。従って、単色プリント時は用紙間距離を短かくすれ
ば、単位時間当りのプリント枚数を多くすることができ
る。例えば、カラープリント時の用紙間距離を70mmと
するとき、黒色プリント時の用紙間距離を30mmとすれ
ば、A4横送りでプリントするとき約15%実質プリン
ト速度を上げることができる。
【0016】図4は、本発明になるカラープリンタの他
の実施例を説明する図である。本構成が図1と異なる所
は、転写ドラム部および定着ユニット部である。本プリ
ンタによって得られる機能は図1のプリンタと異なる
が、転写ユニット、定着ユニットの交換により図1から
図2構成のプリンタへ変更もしくは機種展開が可能であ
る特徴を有する。本構成では2原色から4原色によるカ
ラープリント時には、像担持体である光導電感光体ドラ
ム9上に作られたトナー像を中間記録体である転写ドラ
ム3に各色像を位置合せして静電的に転写し、合成され
たカラートナー像を最終記録体(用紙13や透明誘電体
フィルム)に静電的に一括して転写する。黒色等の単色
プリント時には、像担持体から直接最終記録体に転写す
るものであるが、このときの転写面は、転写ドラム3を
介して転写するカラー記録時とは反対側である。かかる
構成では図1のように最終記録体を転写ドラムに吸着せ
しめる必要がないので、厚紙やオーバヘッドプロジェク
タ用の透明記録体等に対し多種類、広範囲な記録体が使
える。また、転写ドラムに2原色〜4原色によるカラー
像もしくは黒色等の単色像をつくり、これを最終記録体
の一面に転写すると同時に、一方像担持体に単色のトナ
ー像をつくり、これを最終記録体の他の面に転写するこ
とも可能であるので両面同時記録を実現できる。このと
きには、転写ドラム3に作られたトナーの帯電極性を転
写ドラム帯電器17に当初のトナー帯電極性とは反対の
極性の電圧を印加し反転させておき、図5の転写電源の
極性は切り換えない。
の実施例を説明する図である。本構成が図1と異なる所
は、転写ドラム部および定着ユニット部である。本プリ
ンタによって得られる機能は図1のプリンタと異なる
が、転写ユニット、定着ユニットの交換により図1から
図2構成のプリンタへ変更もしくは機種展開が可能であ
る特徴を有する。本構成では2原色から4原色によるカ
ラープリント時には、像担持体である光導電感光体ドラ
ム9上に作られたトナー像を中間記録体である転写ドラ
ム3に各色像を位置合せして静電的に転写し、合成され
たカラートナー像を最終記録体(用紙13や透明誘電体
フィルム)に静電的に一括して転写する。黒色等の単色
プリント時には、像担持体から直接最終記録体に転写す
るものであるが、このときの転写面は、転写ドラム3を
介して転写するカラー記録時とは反対側である。かかる
構成では図1のように最終記録体を転写ドラムに吸着せ
しめる必要がないので、厚紙やオーバヘッドプロジェク
タ用の透明記録体等に対し多種類、広範囲な記録体が使
える。また、転写ドラムに2原色〜4原色によるカラー
像もしくは黒色等の単色像をつくり、これを最終記録体
の一面に転写すると同時に、一方像担持体に単色のトナ
ー像をつくり、これを最終記録体の他の面に転写するこ
とも可能であるので両面同時記録を実現できる。このと
きには、転写ドラム3に作られたトナーの帯電極性を転
写ドラム帯電器17に当初のトナー帯電極性とは反対の
極性の電圧を印加し反転させておき、図5の転写電源の
極性は切り換えない。
【0017】転写ドラム3から用紙13にトナー像を転
写した後にも転写ドラムに残留するトナーは中間転写ド
ラムクリーナを作用させ清掃する。この後、転写ドラム
帯電器17に交流電圧を印加し、転写ドラム上に残る電
荷を除去するのが好ましい。かくして用紙13の片面も
しくは両面に作られたトナー像は、定着ユニット6のヒ
ートロール202、206にて熱圧力定着される。ヒー
トロール202、206はヒータ201、204によっ
て一定範囲の温度に保たれ、定着に供する。
写した後にも転写ドラムに残留するトナーは中間転写ド
ラムクリーナを作用させ清掃する。この後、転写ドラム
帯電器17に交流電圧を印加し、転写ドラム上に残る電
荷を除去するのが好ましい。かくして用紙13の片面も
しくは両面に作られたトナー像は、定着ユニット6のヒ
ートロール202、206にて熱圧力定着される。ヒー
トロール202、206はヒータ201、204によっ
て一定範囲の温度に保たれ、定着に供する。
【0018】図5は、図4に用いる転写ドラム3に適し
た構造を説明するための図である。導電性基体(例えば
厚さ2〜10mmのアルミニウム)32上に、導電性弾性
体(例えば厚さ0.1〜5mmの導電性ゴム)33、誘電
体(例えば厚さ10〜500μmのポリエチレンテレフ
タレート、ポリテトラフルオロエチエレン)34が形成
される。かかる構造の転写ドラムを用い、例えば、感光
体ドラム9上に負電荷をもつトナーでトナー像を形成し
た後、トナー像に誘電体34表面を近接もしくは押圧し
て正極性の転写電源(0.5〜3KV)36をスイッチ
35にて接続するとトナー像は転写ドラム3表面に転移
(転写)する。また、このようにして転移したトナー像
をもつ転写ドラム3と感光体ドラムとの間に用紙13を
狭持し、スイッチ35にて、トナーの電荷と同極性をも
つ負極性の転写電源Bを接続すると、トナーは用紙13
に転移(転写)する。
た構造を説明するための図である。導電性基体(例えば
厚さ2〜10mmのアルミニウム)32上に、導電性弾性
体(例えば厚さ0.1〜5mmの導電性ゴム)33、誘電
体(例えば厚さ10〜500μmのポリエチレンテレフ
タレート、ポリテトラフルオロエチエレン)34が形成
される。かかる構造の転写ドラムを用い、例えば、感光
体ドラム9上に負電荷をもつトナーでトナー像を形成し
た後、トナー像に誘電体34表面を近接もしくは押圧し
て正極性の転写電源(0.5〜3KV)36をスイッチ
35にて接続するとトナー像は転写ドラム3表面に転移
(転写)する。また、このようにして転移したトナー像
をもつ転写ドラム3と感光体ドラムとの間に用紙13を
狭持し、スイッチ35にて、トナーの電荷と同極性をも
つ負極性の転写電源Bを接続すると、トナーは用紙13
に転移(転写)する。
【0019】図6は、図1のカラープリンタを黒色等の
単色プリンタ専用機に転用するときの実施例である。転
写ユニット2の主要構成部品は図1では転写ドラム3関
連であるのに対し、転写器18である。従って転写ユニ
ットは小さくなり、単色プリンタの高さは低くなり小型
になる。この場合も上部の転写ユニット2を脱着、開閉
可能な構造とするのがよい。現像ユニット4としては、
回転現像器12の代りに例えば黒色の黒現像器38を用
いる。その他用紙走行系、定着ユニット6、ドラムユニ
ット5は何ら変更することなく単色専用機とすることが
できる。
単色プリンタ専用機に転用するときの実施例である。転
写ユニット2の主要構成部品は図1では転写ドラム3関
連であるのに対し、転写器18である。従って転写ユニ
ットは小さくなり、単色プリンタの高さは低くなり小型
になる。この場合も上部の転写ユニット2を脱着、開閉
可能な構造とするのがよい。現像ユニット4としては、
回転現像器12の代りに例えば黒色の黒現像器38を用
いる。その他用紙走行系、定着ユニット6、ドラムユニ
ット5は何ら変更することなく単色専用機とすることが
できる。
【0020】図7は単色もしくは多色プリンタの他の実
施例で、転写部にベルトを用いた例である。転写ベルト
39は用紙搬送もしくは中間記録体として働く。まず、
単色プリンタの場合で説明する。この場合現像ユニッ
ト、ドラムユニット、定着ユニットは図6と同様であ
る。転写ベルトは用紙搬送体の役目と転写部での用紙押
圧、転写電界付与の役目をなしている。用紙13は用紙
通路14に沿って送紙ローラ対162にて繰り出されベ
ルト39とともに転写部に送られる。この際、ベルト帯
電器40にてベルトに電荷を与え、この電荷の作用で用
紙13を静電的吸着せしめると送紙が確実になされるの
で好ましい。用紙13は光導電感光体ドラム9と転写ベ
ルト39とで狭持された状態で転写器18から転写ベル
ト39の裏面に与えられた電荷の静電電界作用で、光導
電感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写される。
続いて用紙13は、転写ベルト39を駆動している用紙
分離部の分離ロール43の所で、中和帯電器の作用(後
述)下で円滑に分離された後定着ユニットに送られ、こ
こでトナー像を定着する。転写ベルト39に用紙を吸着
せしめて定着ユニット近まで搬送できる。
施例で、転写部にベルトを用いた例である。転写ベルト
39は用紙搬送もしくは中間記録体として働く。まず、
単色プリンタの場合で説明する。この場合現像ユニッ
ト、ドラムユニット、定着ユニットは図6と同様であ
る。転写ベルトは用紙搬送体の役目と転写部での用紙押
圧、転写電界付与の役目をなしている。用紙13は用紙
通路14に沿って送紙ローラ対162にて繰り出されベ
ルト39とともに転写部に送られる。この際、ベルト帯
電器40にてベルトに電荷を与え、この電荷の作用で用
紙13を静電的吸着せしめると送紙が確実になされるの
で好ましい。用紙13は光導電感光体ドラム9と転写ベ
ルト39とで狭持された状態で転写器18から転写ベル
ト39の裏面に与えられた電荷の静電電界作用で、光導
電感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写される。
続いて用紙13は、転写ベルト39を駆動している用紙
分離部の分離ロール43の所で、中和帯電器の作用(後
述)下で円滑に分離された後定着ユニットに送られ、こ
こでトナー像を定着する。転写ベルト39に用紙を吸着
せしめて定着ユニット近まで搬送できる。
【0021】かくして単色プリントが得られる。かかる
プリント工程において転写ベルト39には、用紙間、用
紙走紙ミス、用紙欠陥等で光導電感光体と直接接触しト
ナーが付着したり、浮遊トナーが吸着したり、紙粉が付
着したりする。従ってこれを除去しなければならない。
ベルトクリーナ42はそのためのもので、トナー、紙粉
等をクリーニングしつつベルトを繰り返し使用する。
プリント工程において転写ベルト39には、用紙間、用
紙走紙ミス、用紙欠陥等で光導電感光体と直接接触しト
ナーが付着したり、浮遊トナーが吸着したり、紙粉が付
着したりする。従ってこれを除去しなければならない。
ベルトクリーナ42はそのためのもので、トナー、紙粉
等をクリーニングしつつベルトを繰り返し使用する。
【0022】このクリーナの作用については図8にて後
述する。転写ベルトとしては厚さ0.1〜1mm、109
〜1013Ωcmの半導電性の誘電体が好ましい。次にカラ
ープリンタとして用いるときの動作を説明する。この場
合転写ベルト39は図4における転写ドラム3と同様中
間記録体として働き、この転写ベルト39の表面に各色
のトナー像を転写器18にて位置合せして転写せしめ合
成カラートナー像を得、これをベルト帯電器40を用い
て、合成カラートナー像のトナーの帯電極性を当初の極
性とは逆の極性に帯電せしめた後転写部において最終記
録体である用紙13に転写する(図9参照)。このとき
の転写面は先の単色プリント時に光導電感光体ドラム9
から用紙13に転写した面とは反対側である。従って本
構成においても図4で述べたと同様に用紙13の各々の
面に単色トナー像、もしくは一方に単色トナー像、他方
にカラー像を同時に転写形成できる。本構成において、
カラー像を合成形成する際には、ブラシ421を非接触
となしベルトクリーナ42は動作させずにカラートナー
像を合成しそれを用紙に転写し、用紙をベルトから分離
した後にブラシ421をベルトに接触させベルトクリー
ナ42を動作させる。また、定着ユニット6は図4と同
様のヒートロール204とヒートロール202から成る
両面定着可能な定着器を用いる。
述する。転写ベルトとしては厚さ0.1〜1mm、109
〜1013Ωcmの半導電性の誘電体が好ましい。次にカラ
ープリンタとして用いるときの動作を説明する。この場
合転写ベルト39は図4における転写ドラム3と同様中
間記録体として働き、この転写ベルト39の表面に各色
のトナー像を転写器18にて位置合せして転写せしめ合
成カラートナー像を得、これをベルト帯電器40を用い
て、合成カラートナー像のトナーの帯電極性を当初の極
性とは逆の極性に帯電せしめた後転写部において最終記
録体である用紙13に転写する(図9参照)。このとき
の転写面は先の単色プリント時に光導電感光体ドラム9
から用紙13に転写した面とは反対側である。従って本
構成においても図4で述べたと同様に用紙13の各々の
面に単色トナー像、もしくは一方に単色トナー像、他方
にカラー像を同時に転写形成できる。本構成において、
カラー像を合成形成する際には、ブラシ421を非接触
となしベルトクリーナ42は動作させずにカラートナー
像を合成しそれを用紙に転写し、用紙をベルトから分離
した後にブラシ421をベルトに接触させベルトクリー
ナ42を動作させる。また、定着ユニット6は図4と同
様のヒートロール204とヒートロール202から成る
両面定着可能な定着器を用いる。
【0023】図8は、図7の転写ベルト39を用いた装
置における転写、クリーニングの状況を示したものであ
る。光導電感光体ドラム9に形成されたトナー像44
(極性は負とする)は転写ベルト39の背面に転写器1
8から与えられたコロナ帯電電荷46の作用で、静電的
に用紙13の表面に転移(転写)する。転写器18には
正極性の転写器電源45が接続されている。用紙13が
光導電ドラム9から分離する際、剥離放電が起り、用紙
13表面には負の剥離放電電荷471、光導電ドラム9
表面には正の剥離放電電荷472が帯電する。このとき
転写ベルト表面のコロナ帯電電荷46の電荷量の方が用
紙表面の剥離放電電荷471の電荷量より大きく、用紙
13に転写したトナーはしっかりと吸着している。続い
て用紙13を分離ロール43部で転写ベルト39から分
離する。この際にも剥離放電が発生し、用紙13裏面に
は正、転写ベルト39表面には負の電荷が帯電する。
今、中和帯電器41がないと仮定すると、用紙13の表
面の負の電荷量は裏面の正の電荷量より多いので、負電
荷が気中放電したり、用紙へのトナー付着力が低下し、
転写ベルト39から用紙13を分離する直後から、転写
トナー像が乱れたり、トナーが用紙から離脱、飛散する
現象が起り障害となる。そこで本実施例では、分離部に
中和帯電器49を設けている。中和帯電器49のコロナ
ワイヤには、100〜10,000Hz、3〜6KVの
交流電源49が接続されている。交流電圧には正又負、
好ましくは正の直流電圧をバイアスしてもよい。中和帯
電器49で発生した正又は負の電荷のうち正電荷は用紙
13の裏面に達し、用紙13表裏の電荷量が略等しくな
るように帯電する。このため用紙13表裏の電荷は安定
になり、転写トナーが反発力を受けることはないので、
画像乱れやトナー飛散などの障害は抑止される。一方、
前述したように転写ベルト39の表面に付着したトナー
や紙粉を清掃除去(クリーニング)しなければならない
が、これらを静電的にファーブラシでクリーニングする
のが、転写ベルトの長寿命化、クリーナの小型化する上
で好ましい。そのためには、これらトナーや紙粉を充分
に帯電することが必要である。本実施例では、中和帯電
器41にこの機能も持たせている。
置における転写、クリーニングの状況を示したものであ
る。光導電感光体ドラム9に形成されたトナー像44
(極性は負とする)は転写ベルト39の背面に転写器1
8から与えられたコロナ帯電電荷46の作用で、静電的
に用紙13の表面に転移(転写)する。転写器18には
正極性の転写器電源45が接続されている。用紙13が
光導電ドラム9から分離する際、剥離放電が起り、用紙
13表面には負の剥離放電電荷471、光導電ドラム9
表面には正の剥離放電電荷472が帯電する。このとき
転写ベルト表面のコロナ帯電電荷46の電荷量の方が用
紙表面の剥離放電電荷471の電荷量より大きく、用紙
13に転写したトナーはしっかりと吸着している。続い
て用紙13を分離ロール43部で転写ベルト39から分
離する。この際にも剥離放電が発生し、用紙13裏面に
は正、転写ベルト39表面には負の電荷が帯電する。
今、中和帯電器41がないと仮定すると、用紙13の表
面の負の電荷量は裏面の正の電荷量より多いので、負電
荷が気中放電したり、用紙へのトナー付着力が低下し、
転写ベルト39から用紙13を分離する直後から、転写
トナー像が乱れたり、トナーが用紙から離脱、飛散する
現象が起り障害となる。そこで本実施例では、分離部に
中和帯電器49を設けている。中和帯電器49のコロナ
ワイヤには、100〜10,000Hz、3〜6KVの
交流電源49が接続されている。交流電圧には正又負、
好ましくは正の直流電圧をバイアスしてもよい。中和帯
電器49で発生した正又は負の電荷のうち正電荷は用紙
13の裏面に達し、用紙13表裏の電荷量が略等しくな
るように帯電する。このため用紙13表裏の電荷は安定
になり、転写トナーが反発力を受けることはないので、
画像乱れやトナー飛散などの障害は抑止される。一方、
前述したように転写ベルト39の表面に付着したトナー
や紙粉を清掃除去(クリーニング)しなければならない
が、これらを静電的にファーブラシでクリーニングする
のが、転写ベルトの長寿命化、クリーナの小型化する上
で好ましい。そのためには、これらトナーや紙粉を充分
に帯電することが必要である。本実施例では、中和帯電
器41にこの機能も持たせている。
【0024】分離ロール43に正の電圧(200〜20
00V)を分離ローラ電源48にて加えると、転写ベル
ト表面、付着しているトナーや紙粉は負に帯電される。
続いて、ベルトクリーナ42内に設けられた導電性のフ
ァーブラシ421にてこれらトナーや紙粉を静電的に吸
引しクリーニングする。
00V)を分離ローラ電源48にて加えると、転写ベル
ト表面、付着しているトナーや紙粉は負に帯電される。
続いて、ベルトクリーナ42内に設けられた導電性のフ
ァーブラシ421にてこれらトナーや紙粉を静電的に吸
引しクリーニングする。
【0025】転写ベルト39の背面には、ファーブラシ
421に対向する背面電極423が設けられ、ファーブ
ラシ421には、正のブラシ電源が接続され200〜2
000Vの電圧が加えられ、この電圧により形成される
静電電界にてトナーや紙粉はファーブラシ421に転移
する。さらに、転移したトナーや紙粉を回収ロール42
2へ静電的に転移させる。回収ロール422には回収ロ
ール電源51が接続され、ブラシ電源電圧より高い電圧
500〜2500Vを印加し、この作用を与える。分離
ロール43に電圧を印加する効果は上述のトナーや紙粉
の帯電の他に、分離ローラ部において、用紙13表面の
トナー像を引きつけ用紙からの離脱、飛散を防ぐ作用も
ある。かくして、本実施例によれば、トナー像の用紙1
3への転写、用紙の分離、転写ベルトクリーニングを確
実に行うことができる。
421に対向する背面電極423が設けられ、ファーブ
ラシ421には、正のブラシ電源が接続され200〜2
000Vの電圧が加えられ、この電圧により形成される
静電電界にてトナーや紙粉はファーブラシ421に転移
する。さらに、転移したトナーや紙粉を回収ロール42
2へ静電的に転移させる。回収ロール422には回収ロ
ール電源51が接続され、ブラシ電源電圧より高い電圧
500〜2500Vを印加し、この作用を与える。分離
ロール43に電圧を印加する効果は上述のトナーや紙粉
の帯電の他に、分離ローラ部において、用紙13表面の
トナー像を引きつけ用紙からの離脱、飛散を防ぐ作用も
ある。かくして、本実施例によれば、トナー像の用紙1
3への転写、用紙の分離、転写ベルトクリーニングを確
実に行うことができる。
【0026】図9は、転写ベルト39へトナー像を一担
転写しこれを再び用紙13の裏面に転写せしめる状況を
示したものである。図7で述べたように、転写ベルト3
9に形成したトナー像を、ベルト帯電器40にて転写器
18に印加する転写器電源45の電圧と同極性(ここで
は正)に帯電する。このようにして帯電されたトナー像
52は、転写帯電器18にて転写ベルト39の裏面に与
えられたコロナ帯電荷46の作用で用紙13の裏面に移
行転写される。このとき、もし、光導電感光ドラム9の
表面にトナー像(負極性)があれば、同時に用紙13の
表面に転写せしめることができる。
転写しこれを再び用紙13の裏面に転写せしめる状況を
示したものである。図7で述べたように、転写ベルト3
9に形成したトナー像を、ベルト帯電器40にて転写器
18に印加する転写器電源45の電圧と同極性(ここで
は正)に帯電する。このようにして帯電されたトナー像
52は、転写帯電器18にて転写ベルト39の裏面に与
えられたコロナ帯電荷46の作用で用紙13の裏面に移
行転写される。このとき、もし、光導電感光ドラム9の
表面にトナー像(負極性)があれば、同時に用紙13の
表面に転写せしめることができる。
【0027】図10は、転写ベルトを用いる他の実施例
である。本案構成では、光導電感光体ドラム9と、転写
ローラ53にて巻回駆動される転写ベルトで用紙13を
狭持、押圧しつつ転写する。他は図7と同様である。こ
のとき転写ローラ53には転写ローラ電源54にて、転
写電圧500〜30,000Vが印加され、用紙13の
分離側には、図7、8でのべたと同様の中和帯電器41
を設ける。転写ローラ53は、図7、8の分離ロール4
3の役目も同時に果す。かかる構成によれば、用紙13
へのトナーの転写、光導電感光体ドラム39および転写
ベルトからの用紙13の分離、用紙13の電荷ならびに
トナーの安定化、転写ベルト39に付着したトナーや紙
粉のクリーニングを確実に行うことができる。
である。本案構成では、光導電感光体ドラム9と、転写
ローラ53にて巻回駆動される転写ベルトで用紙13を
狭持、押圧しつつ転写する。他は図7と同様である。こ
のとき転写ローラ53には転写ローラ電源54にて、転
写電圧500〜30,000Vが印加され、用紙13の
分離側には、図7、8でのべたと同様の中和帯電器41
を設ける。転写ローラ53は、図7、8の分離ロール4
3の役目も同時に果す。かかる構成によれば、用紙13
へのトナーの転写、光導電感光体ドラム39および転写
ベルトからの用紙13の分離、用紙13の電荷ならびに
トナーの安定化、転写ベルト39に付着したトナーや紙
粉のクリーニングを確実に行うことができる。
【0028】図11は、カラートナー像を形成する他の
方式を示す実施例である。ドラムユニット4には、回転
現像器12が設けてあるが、1回の現像時に1色づつ現
像するのではなく、2色同時に現像する方法を適用して
いる。潜像形成、現像方法については図13、図14、
図15を参照しながら説明する。
方式を示す実施例である。ドラムユニット4には、回転
現像器12が設けてあるが、1回の現像時に1色づつ現
像するのではなく、2色同時に現像する方法を適用して
いる。潜像形成、現像方法については図13、図14、
図15を参照しながら説明する。
【0029】感光体ドラム9にレーザビーム11にて、
例えばイエローY、マゼンタMの2色の情報をもつ電荷
潜像をつくり、これを現像ロール125で同時に現像す
る。Y色、M色のトナーは異なる極性の電荷(例えばY
色が正、M色が負)を持つので、転写前帯電器55で極
性を揃え(例えば負)、この2色のトナー像を図1、図
4、図7と同様に用紙もしくは誘電体に転写する。続い
て次の2色シアンC、ブラックKの情報をもつ電荷潜像
をつくり、これを現像ロール126にて同時に現像、転
写前帯電器55に各トナー像の帯電極性を揃え、前2色
YM像と位置合せをして4原色から成るフルカラー像を
得る。本構成によれば2回の転写で良いでの図1、図
4、図7で述べたものに比し約2倍の高速化が図れる。
しかし、色再現性の点からは、各色毎に転写4回転写方
式の方が良いので目的により異なったタイプのカラープ
リンタと考えられ、本実施例によれば、現像ユニットの
変更で機種展開ができることになる。
例えばイエローY、マゼンタMの2色の情報をもつ電荷
潜像をつくり、これを現像ロール125で同時に現像す
る。Y色、M色のトナーは異なる極性の電荷(例えばY
色が正、M色が負)を持つので、転写前帯電器55で極
性を揃え(例えば負)、この2色のトナー像を図1、図
4、図7と同様に用紙もしくは誘電体に転写する。続い
て次の2色シアンC、ブラックKの情報をもつ電荷潜像
をつくり、これを現像ロール126にて同時に現像、転
写前帯電器55に各トナー像の帯電極性を揃え、前2色
YM像と位置合せをして4原色から成るフルカラー像を
得る。本構成によれば2回の転写で良いでの図1、図
4、図7で述べたものに比し約2倍の高速化が図れる。
しかし、色再現性の点からは、各色毎に転写4回転写方
式の方が良いので目的により異なったタイプのカラープ
リンタと考えられ、本実施例によれば、現像ユニットの
変更で機種展開ができることになる。
【0030】図11の現像ユニットには、現像ロール1
25、現象ロール126の他に独立してブラック色K現
像器124が設けられている。これはブラック色のよう
に単独でのプリント頻度が多い色のプリント生産性をあ
げ、CK現像剤寿命を補うものである。この回転現像器
12は図12で例示するように、1方向への回転でなく
矢印のごとく両方向に回転するのが現像器の切り換えを
速かにする上で好ましい。即ちフルカラープリント時に
はYM→CK→YM→CKとすると良い。また本作像方
式を用いて、2色専用のプリンタとするときには図6に
おいて現像ユニット4として例えばCK現像ロール12
6のように2色が同時に現像できる現像器と転写前帯電
器とを一体化した現像ユニットを用いれば、1回の転写
で2色のプリントを得ることができる。
25、現象ロール126の他に独立してブラック色K現
像器124が設けられている。これはブラック色のよう
に単独でのプリント頻度が多い色のプリント生産性をあ
げ、CK現像剤寿命を補うものである。この回転現像器
12は図12で例示するように、1方向への回転でなく
矢印のごとく両方向に回転するのが現像器の切り換えを
速かにする上で好ましい。即ちフルカラープリント時に
はYM→CK→YM→CKとすると良い。また本作像方
式を用いて、2色専用のプリンタとするときには図6に
おいて現像ユニット4として例えばCK現像ロール12
6のように2色が同時に現像できる現像器と転写前帯電
器とを一体化した現像ユニットを用いれば、1回の転写
で2色のプリントを得ることができる。
【0031】図12は図11の回転現像器12を両方向
に回転する機構の実施例である。ドラムギヤ56と回転
現像器ギヤ57は図2、3とで説明したものと同様であ
るが、図12ではドラムギヤ56の回転を伝達ギヤ58
1もしくは伝達ギヤ582を介して回転現像器ギヤ57
に伝える。伝達ギヤ581で伝えるときには点線矢印の
方向に、伝達ギヤ581を経て伝達ギヤ582から伝え
るときには実線矢印の方向に回転することができる。
に回転する機構の実施例である。ドラムギヤ56と回転
現像器ギヤ57は図2、3とで説明したものと同様であ
るが、図12ではドラムギヤ56の回転を伝達ギヤ58
1もしくは伝達ギヤ582を介して回転現像器ギヤ57
に伝える。伝達ギヤ581で伝えるときには点線矢印の
方向に、伝達ギヤ581を経て伝達ギヤ582から伝え
るときには実線矢印の方向に回転することができる。
【0032】図13は図11の現像ユニット4で2色も
しくは単色像を得る際に形成する電荷潜像を模式的に示
したものである。図13(イ)は2色の情報をもつ電荷
潜像の電圧分布を表し、(ロ)は単色の場合である。図
11において帯電器10に光導電感光体ドラム9を表面
電圧V1に帯電し、次にレーザビーム11にて露光し、
V1の約1/2にまで減衰させ表面電圧V2となる部分
と、飽和残留電圧レベル近くにまで減衰させ表面電圧V
3となる部分とをつくり、2色の情報例えばY色をV
1に、M色をV3に対応させる。この潜像に各色正、負の
極性をもつY、Mトナーを付着させる。(ロ)の場合に
は、帯電器10にて表面電圧Vに帯電し、レーザビーム
露光でV3にまで減衰せしめる部分をつくり、これを潜
像とする。
しくは単色像を得る際に形成する電荷潜像を模式的に示
したものである。図13(イ)は2色の情報をもつ電荷
潜像の電圧分布を表し、(ロ)は単色の場合である。図
11において帯電器10に光導電感光体ドラム9を表面
電圧V1に帯電し、次にレーザビーム11にて露光し、
V1の約1/2にまで減衰させ表面電圧V2となる部分
と、飽和残留電圧レベル近くにまで減衰させ表面電圧V
3となる部分とをつくり、2色の情報例えばY色をV
1に、M色をV3に対応させる。この潜像に各色正、負の
極性をもつY、Mトナーを付着させる。(ロ)の場合に
は、帯電器10にて表面電圧Vに帯電し、レーザビーム
露光でV3にまで減衰せしめる部分をつくり、これを潜
像とする。
【0033】図14、図15は図13(イ)、(ロ)で
示した潜像を現像するとき、現像ロールに印加するバイ
アス電圧に関する実施例である。図14では、図13
(イ)に対応し、電圧V2に略等しい直流バイアス電源
59と交流バイアス電源を直列に接続してバイアス電圧
を与える。交流バイアス電源は表面電圧V2近傍の電圧
に付着する背景カブリを抑止するためで、V1が約50
0〜1000Vであるとき、200〜10,000H
z、100〜1000Vの交流が適正である。図15
は、図13(ロ)に対応し電圧Vより100〜300V
低い直流バイアスV4を直流バイアス電源61にて印加
する。
示した潜像を現像するとき、現像ロールに印加するバイ
アス電圧に関する実施例である。図14では、図13
(イ)に対応し、電圧V2に略等しい直流バイアス電源
59と交流バイアス電源を直列に接続してバイアス電圧
を与える。交流バイアス電源は表面電圧V2近傍の電圧
に付着する背景カブリを抑止するためで、V1が約50
0〜1000Vであるとき、200〜10,000H
z、100〜1000Vの交流が適正である。図15
は、図13(ロ)に対応し電圧Vより100〜300V
低い直流バイアスV4を直流バイアス電源61にて印加
する。
【0034】図16は図1、図6、図7で使用する定着
ユニット6の他の実施例である。本定着ユニットは、多
種類の封筒やオーバヘットプロジェクタ用透明シートへ
のプリントをも可能とするプリンタを構成するときに用
い、定着ユニットのみの変更で対応でき、かつクイック
スタート省電力化の特徴をもたすことができる。バック
アップロール62と定着ベルト63とで用紙13を狭持
しつつ搬送し、定着ベルト(厚さ約0.05〜0.5mm
の誘電体もしくは金属薄膜)の裏側に固定したヒータサ
ポータ66にとりつけてあるヒータ65にて加熱し定着
する。定着ベルトはドライブロール64にて駆動する。
ユニット6の他の実施例である。本定着ユニットは、多
種類の封筒やオーバヘットプロジェクタ用透明シートへ
のプリントをも可能とするプリンタを構成するときに用
い、定着ユニットのみの変更で対応でき、かつクイック
スタート省電力化の特徴をもたすことができる。バック
アップロール62と定着ベルト63とで用紙13を狭持
しつつ搬送し、定着ベルト(厚さ約0.05〜0.5mm
の誘電体もしくは金属薄膜)の裏側に固定したヒータサ
ポータ66にとりつけてあるヒータ65にて加熱し定着
する。定着ベルトはドライブロール64にて駆動する。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、像担持体
と、像担持体上部で接し、且つ無端移動可能に支持され
た中間記録体とを有し、像担持体上に保持されたトナー
像と中間記録体上に保持されたトナー像を重ね合わせて
2色以上のトナーからなるカラートナー像を形成する手
段と、像担持体上に保持されたトナー像を直接、最終記
録体に転写し単色トナー像を形成する手段とを最終記録
体の同一走行経路過程に設けるとともに、走行経路を開
閉可能な構造体で形成したので、中間記録体を含む転写
部の変更が行いやすい構成となり、他の部分を大きく変
更することなく単色プリンタ、2色プリンタ、カラープ
リンタへの機種展開を図ることができる。
と、像担持体上部で接し、且つ無端移動可能に支持され
た中間記録体とを有し、像担持体上に保持されたトナー
像と中間記録体上に保持されたトナー像を重ね合わせて
2色以上のトナーからなるカラートナー像を形成する手
段と、像担持体上に保持されたトナー像を直接、最終記
録体に転写し単色トナー像を形成する手段とを最終記録
体の同一走行経路過程に設けるとともに、走行経路を開
閉可能な構造体で形成したので、中間記録体を含む転写
部の変更が行いやすい構成となり、他の部分を大きく変
更することなく単色プリンタ、2色プリンタ、カラープ
リンタへの機種展開を図ることができる。
【図1】 本発明となるカラープリンタの実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】 回転現像器の構成を示す説明図である。
【図3】 回転現像器の構成を示す説明図である。
【図4】 本発明となるカラープリンタの他の実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図5】 転写ドラムの構成を示す説明図である。
【図6】 本発明となる単色プリンタの実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図7】 本発明となるカラープリンタの他の実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図8】 転写ベルトの動作説明図である。
【図9】 転写ベルトの動作説明図である。
【図10】 転写ベルトの他の実施例を示す説明図であ
る。
る。
【図11】 現像ユニットの他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図12】 現像に関する動作説明図である。
【図13】 現像に関する動作説明図である。
【図14】 現像に関する動作説明図である。
【図15】 現像に関する動作説明図である。
【図16】 定着ユニットの他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
2・・・転写ユニット、3・・・転写ドラム、4・・・現像ユニ
ット、5・・・ドラムユニット、6・・・定着ユニット、7・・
・光学ユニット、8・・・用紙カセット、9・・・光導電感光
体、10・・・帯電器、11・・・レーザビーム
ット、5・・・ドラムユニット、6・・・定着ユニット、7・・
・光学ユニット、8・・・用紙カセット、9・・・光導電感光
体、10・・・帯電器、11・・・レーザビーム
Claims (6)
- 【請求項1】像担持体と、 像担持体上部で接し、且つ無端移動可能に支持された記
録体とを有し、 像担持体上に保持されたトナー像と記録体上に保持され
たトナー像を重ね合わせて2色以上のトナーからなるカ
ラートナー像を形成する手段と、 像担持体上に保持されたトナー像を直接、最終記録体に
転写し単色トナー像を形成する手段とを最終記録体の同
一走行経路過程に設けるとともに、 走行経路を開閉可能な構造体で形成したことを特徴とす
るカラープリンタ。 - 【請求項2】前記記録体は、 無端状回転体と、 無端状回転体側面に装着される用紙または誘電体とから
なり、 用紙または誘電体に2色以上のトナーからなるカラート
ナー像を形成した後、無端状回転体から用紙または誘電
体を分離し、熱定着器で用紙または誘電体上のカラート
ナー像を定着することを特徴とする請求項1記載のカラ
ープリンタ。 - 【請求項3】前記記録体は無端状誘電体である中間記録
体であって、中間記録体上に形成したカラートナー像
を、前記像担持体と中間記録体の間を通過する用紙に転
写、定着するとともに、像担持体に形成した単色トナー
像を前記カラートナー像が転写された面と反対側の紙面
に転写、定着することを特徴とする請求項1記載のカラ
ープリンタ。 - 【請求項4】前記中間記録体または前記無端状回転体を
備えた転写部を、プリンタ本体に対し着脱自在に設ける
とともに、周長の異なる中間記録体または無端状回転体
を備えた転写部に変更することにより、最大記録長サイ
ズを変更自在にしたことを特徴とする請求項1、請求項
2または請求項3記載のカラープリンタ。 - 【請求項5】直径約20〜60mmの光導電感光体ドラム
と、各色トナー毎に現像ロールを備え、現像に用いるト
ナーの色に応じて感光体ドラムと対向する現像ロールが
切り替えられる回転切換型現像器とを有するとともに、
記録画像の頁間隔を前記現像器内の隣り合う現像ロール
の間隔よりも長く設け、感光体ドラムの駆動周速を約2
00mm/秒以下としたことを特徴とするカラープリン
タ。 - 【請求項6】単色トナー像記録時の頁間隔が、カラート
ナー像記録時の頁間隔よりも短いことを特徴とする請求
項5記載のカラープリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171217A JPH0836285A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | カラープリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171217A JPH0836285A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | カラープリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836285A true JPH0836285A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15919217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6171217A Withdrawn JPH0836285A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | カラープリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836285A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271951A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kyocera Mita Corp | 現像装置および画像形成装置 |
JP2010054863A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6171217A patent/JPH0836285A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271951A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kyocera Mita Corp | 現像装置および画像形成装置 |
JP2010054863A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |