JP2000112259A - 画像形成装置に備わる転写装置 - Google Patents

画像形成装置に備わる転写装置

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JP2000112259A
JP2000112259A JP10279225A JP27922598A JP2000112259A JP 2000112259 A JP2000112259 A JP 2000112259A JP 10279225 A JP10279225 A JP 10279225A JP 27922598 A JP27922598 A JP 27922598A JP 2000112259 A JP2000112259 A JP 2000112259A
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潔 戸泉
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Osamu Nakayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像を転写するための転写搬送ベルトの
蛇行を防止する部材が削れれ、その粉体が転写搬送ベル
ト背面に接触した転写手段に付着して、転写状態が変化
することなく、一定の転写状態を維持させる。 【解決手段】 感光体(23)に形成されたトナー像を
シートSに転写するために、該シートSを転写搬送ベル
ト13に静電的に吸着させて保持し、転写位置へと送り
込み、該シートSを感光体面に接触させた状態で転写を
行う。上記転写搬送ベルト13の両端にはベルトを張架
し、走行駆動させるための駆動ローラ15及び従動ロー
ラ16の端縁15a,16aに当接して蛇行を防止する
ガイド部材35が設けられ、該ガイド部材35の電気的
な抵抗値を、転写搬送ベルトの背面に接触し、トナー画
像を転写するための転写ブラシ34の電気的な抵抗値と
一致させる。そのため、ガイド部材35が削られた粉体
37が転写ブラシ34に付着しても電気的な特性が変化
せず、転写効率を良好な状態に常時維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
方式を利用した複写機、レーザービームプリンタ等の画
像形成装置であって、像担持体上に形成されたトナー像
をシートに転写する際に、該シートを保持体に保持して
転写位置へと搬送し、保持体の背面、つまりシート保持
した面と反対の内面側に接触状態で設けられ転写電位を
付与させて転写を行うようにしてなる転写装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用してなる画像形成装
置は、像担持体である感光層を有する感光体上に形成さ
れ静電潜像を、粉体トナーにて顕像化し、該顕像化した
トナー像をシート状の用紙上に転写しており、該トナー
が未定着であることから、熱によりトナーを溶融させて
加圧することで用紙上に融着している。
【0003】そこで、シート上に感光体表面に形成され
たトナー像を転写するために、シートを感光体と対向す
る転写位置へと送り込み、シート背面、つまり感光体と
対向する面と反対側をコロナ放電器や転写ローラ等に所
定の電圧を供給し、シート自身を帯電させてトナー像を
転写するようにしている。この場合、シート上に単色に
よるトナー像を転写する場合には、特にトナー像の重ね
ずれ等の問題が生じないため、直接シートを上述した転
写位置へとガイド等を介して案内し、搬送するように
し、シートを帯電させて転写するようにしている。
【0004】この場合、転写手段が、コロナ放電器では
なく、転写ローラ等の接触方式を利用すると、シートが
存在する場合には、転写手段にトナー等が付着すること
はない。しかし、シートがない場合、感光体に残留する
トナーが転写手段に付着し、電気的な特性等が大きく変
化し、転写効率が悪化し、部分的な転写不良等にて、転
写画像が大きく乱れる。
【0005】一方、近年においてはカラー化が進み、異
なる色の単色トナー像をシート上に重ねて転写すること
で、カラー画像を形成するようにしたものが実施される
ようになった。この時、シートは、異なる色のトナー像
の転写位置へと複数回送り込まれるため、そのトナー像
の重ね合わせる位置を正確にしないと、色ずれによる画
像不良が生じる。また、同時に、上述した問題、つまり
接触方式の転写手段を用いる場合には、そのトナーの付
着量が増大し、転写不良等による画質低下が生じる。
【0006】そこで、従来においては、シートを静電的
な吸着作用により転写搬送ベルトを設けて保持し、上述
した各色のトナー像の転写位置へと搬送するようにする
ことで、正確性を増し、トナー像の重ね合わせによる色
ずれを無くすようにしている。また、同時にシートを吸
着して搬送するための転写搬送ベルトが常に感光体との
間に介在されるため、転写手段にトナーが付着すること
がなくなり、その付着による転写効率の低下、画質低下
等が解消できる。
【0007】この手段として、シートをエンドレス形状
の保持体、例えば転写搬送ベルドを設けて吸着保持し、
その吸着保持された状態でシートは各転写位置へと搬送
される。そして、各転写位置で転写搬送ベルトとシート
保持面と反対面(背面あるいは内面)を転写手段を構成
する転写ローラや転写ブラシを接触させ、転写搬送ベル
ト背面を帯電させてトナー像を転写するようにしてい
る。
【0008】上記転写を行うための手段としてコロナ帯
電器を用いる場合、オゾン発生率が高く、環境、消費電
力などの面から見て得策ではなく。そのため、最近では
転写ローラ、又は転写ブラシ等の接触方式の転写手段を
用い、転写搬送ベルトの背面を接触させ、転写搬送ベル
トに保持したシート上にトナー像を順次転写するように
している。
【0009】この接触方式による転写ローラ又は転写ブ
ラシからなる転写手段を備える転写装置は、導電性の弾
性ローラや導電性ブラシを、感光体に対して上記転写搬
送ベルトを介して接触させ、トナー像を保持されたシー
トに転写電位を付与させて転写するようにしている。こ
れにより、接触方式による転写手段に、シートが存在し
ない場合においても、残留するトナーが付着するのを防
止でき、よって接触方式の転写手段を設けても、転写効
率の低下や、画質低下を防止できる。
【0010】上述したようにシートを吸着して感光体と
対向する転写位置へと搬送することで良好な転写を行え
る。また、カラー画像形成においては、複数の異なる色
を順次重ねるために、それぞれの色に対応する転写位置
へとシートを送り込む必要があり、例えば特開平9−1
79413号公報に記載されたものにおいては、シート
を吸着して各色の転写位置へと順次搬送するようにして
おり、色ずれのない忠実なカラー画像を再現できる。
【0011】ところで、シートを吸着して搬送する転写
搬送ベルトを設ける場合、転写搬送ベルトを走行させる
時に蛇行(片寄り)による画質低下、つまり色ずれによ
り大きな画質低下が見られる。この点、単色によるトナ
ー画像の転写であれば、それほど問題にならない。しか
し、多色によるカラー画像の場合には、色ずれが生じ、
画質が大きく低下し、非常に見ずらい画像となる。
【0012】そのため、上述したような構成の転写搬送
ベルトにおいては、各転写位置へと走行される場合、蛇
行等を防止する手段が講じられている。このような手段
は、例えば、特開平6−100195号公報に開示され
ているものがある。これは、図6に示すようにエンドレ
ス形状に形成された転写搬送ベルト60の両端縁の内面
に蛇行防止用のガイド部材61・61を設け、このガイ
ド部材61を走行駆動するために駆動及び従動用のロー
ラ62,63の端縁にガイドされるように設けること
で、転写搬送ベルト60の蛇行を防止するようにてい
る。なお、符号64は、シートを転写搬送ベルト60に
静電的に吸着させるために、ベルト60に接触して設け
られた帯電ローラである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のような図6に示
すような構成の転写搬送ベルト60によれば、転写搬送
ベルト60の走行駆動時に片寄りが生じると、一方のガ
イド部材61の端縁(エッジ)がローラ62,63の端
縁(エッジ)に作用し、一方への片寄りを阻止すること
ができる。従って、図6に示すような方式の転写搬送ベ
ルト60の蛇行防止機構によれば、その構成が非常に簡
単で、コスト的にも低く抑えることができ、装置の小型
化、及び低価格化を図れる点で、非常に有効な蛇行防止
手段であるといえる。
【0014】しかしながら、図6に示すような転写搬送
ベルトの蛇行防止機構においても、以下に明記する不具
合が発生することが分かった。
【0015】つまり、転写搬送ベルト60を張架し、走
行駆動するための駆動又は従動ローラ62,63のいず
れか一方、又は両方が金属等で構成されたローラであ
り、転写搬送ベルト63の蛇行防止のためのガイド部材
61は、ウレタン等の帯状のブロック体を転写搬送ベル
ト60の内面に接着剤等を介して接着している。そのた
め、転写搬送ベルト60の走行駆動時の蛇行防止のため
に、ガイド部材61及びローラ62,63のエッジ部の
重なり具合により硬度的に軟らかなガイド部材61が削
られる。この削られたガイド部材61の粉体が、転写搬
送ベルト60の裏面(内面/又は背面)に接触している
転写手段に付着する。
【0016】この結果、転写手段による電気的な特性が
大きく変化し、転写効率等が大きく低下し、よって転写
不良による画質低下が発生する。また、削られたガイド
部材61の粉体が、転写手段に均一に付着することはな
く、部分的に付着し、部分的に電気的特性が異なる。そ
のため、転写状態が転写搬送ベルト60の走行方向と直
交する方向でも異なり、部分的な転写不良による濃度む
ら等による画質低下が生じる。
【0017】そこで、図6に示すような蛇行防止機構で
なく、他の蛇行防止機構を設けることで、削られる粉体
が接触方式の転写手段に付着するのを防止することが考
えられるものの、構造が非常に複雑になる一方、コスト
高になる傾向にある。
【0018】本発明は、図6に示すような蛇行防止機構
を設け、削られによる粉体の影響を生じることなく、常
に良好な転写効率を維持するようにした接触方式の転写
手段を備える転写装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による上述の目的
を達成するための請求項1記載の画像形成装置の転写装
置は、像担持体に形成されたトナー像が直接転写され、
あるいはシートを保持して該シートに上記トナー像を転
写するための転写搬送ベルト、該転写搬送ベルトの上記
像担持体を対向する面と反対の内面側に転写電位を付与
し、上記像担持体に形成されたトナー像を転写するため
の転写手段とを備えた画像形成装置の転写装置におい
て、上記転写手段は、上記像担持体に転写搬送ベルトに
接触状態で設けられ、上記転写搬送ベルトをエンドレス
形状に形成し、走行駆動されるローラ間に張架し、上記
像担持体のトナー像を転写する転写位置へと走行してな
り、上記ローラの端部にガイドされるように上記転写搬
送ベルトの両端の内面に蛇行防止用のガイド部材を取付
け、上記ガイド部材の電気的な抵抗値が、上記転写手段
の電気的な抵抗値と同等に設定されていることを特徴と
する。
【0020】このような構成によれば、転写搬送ベルト
は、蛇行防止用のガイド部材にて走行時の蛇行が防止さ
れ、転写位置へと送り込まれる時の位置ずれ等による画
質低下を招くことがなくなり、かつその構成が非常に簡
単になる。そして、図1に示すようにガイド部材(3
5)がローラ(15,16)に蛇行を阻止すべくガイド
される時に、両者が接触し、軟らかいガイド部材(3
5)が削られ、それによる粉体(37)が生じる。この
粉体(37)は、転写搬送ベルト(13)の内面側に接
触状態に設けられた転写手段である転写ブラシ(34)
に付着する。この付着状態の詳細を図4に示すように、
粉体(37)は、転写ブラシ(34)内に捕獲され、ま
た転写搬送ベルト(13)との接触部分にも付着する。
しかし、粉体37は削られたガイド部材(35)による
もので、その電気的な抵抗値は、転写ブラシ(34)の
ものとほぼ同等に設定されているため、転写による電気
的な特性が全く変化せず、安定した転写を行える。これ
により、常時一定の転写状態を維持でき、転写不良、部
分的な転写不良等が生じることもなく、転写画像の画質
低下が生じることなく、良好なる画質を維持できる。
【0021】上述した構成を特徴とする転写装置におい
て、請求項2記載の発明によれば、上記転写手段の電気
的な抵抗値が104〜107Ωcmの範囲に設定されてい
ることを特徴とする。このような電気的な抵抗値は、接
触方式を用いる転写手段にて良好なるトナー像の転写を
行える。また、これと同等の電気的な抵抗値に設定され
たガイド部材を設けることで、そのガイド部材が削られ
てた粉体が転写手段に付着しても上述したように転写不
良等が発生せず、良好なる転写を維持できる。しかも、
ガイド部材を介して転写電流が多く流れ、部分的な転写
不良が生じることもなくなり、両者の電気的な抵抗値を
同等にすることによる不都合がなく、より良好なる転写
を可能にできる。
【0022】また、上述した構成を特徴とする転写装置
において、請求項3記載の発明によれば、上記転写搬送
ベルトの両端に取付けられる上記ガイド部材は、接着剤
を介して接着固定され、該接着剤の電気的な抵抗値を上
記ガイド部材のものと同等としておくことが効果的とな
る。つまり、ガイド部材を固定する接着剤が削られ、こ
の粉体が転写手段に付着しようとも、上述したように安
定した転写状態を常時維持できる。
【0023】また、上述した構成を特徴とする転写装置
において、請求項4記載の発明によれば、上記転写手段
は、転写搬送ベルトに接触する導電性ブラシからなる構
成としておけば、ガイド部材が削られて生じる粉体が転
写ブラシに付着しても、その粉体は図4に示すようにブ
ラシ内に捕獲される。捕獲された粉体(37)は、その
位置から飛散することなく、他の転写にかかる部分等を
汚すことを防止できる。よって、発生する粉体(37)
が他の部分に付着する二次的な不具合を解消き、より良
好なる転写状態を維持できる効果を助長できる。
【0024】さらに、上述した構成を特等とする転写装
置において、請求項5記載の発明によれば、上記転写搬
送ベルトに接触し、該転写搬送ベルトの帯電、又は除電
を行うための接触部材が設けられ、上記ガイド部材の電
気的な抵抗値が、上記接触部材の電気的な抵抗値に合わ
せて設定されていることを特徴とする。このような構成
とすることで、転写搬送ベルトに接触し、ベルトの帯電
又は除電を行うような場合においても、その接触手段に
よる電気的特性が大きく変化することなく、決められた
帯電等を行うことができる。例えば、シートを吸着保持
するために転写搬送ベルトを帯電する時に、その帯電電
位を決められた電位に維持させることができ、シートの
吸着不良による転写ずれ等を防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明による画像形成装置に備え
られる転写装置の最適な実施の形態について、以下に図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による蛇行
防止機構を備えてなる転写装置の一実施形態を説明する
ための構成図であり、図2は図1における転写装置の全
体の構成を説明するための側面図ある。図1は、図2に
示すA−A線の断面を示している。また図3は上記転写
装置を備える画像形成装置、特にカラー画像形成を可能
にしてなるデジタル複写機の構成を説明するための構成
図である。
【0026】まず、図3に従って、本発明による転写装
置を備える画像形成装置の構成について説明する。
【0027】図3の画像形成装置は、デジタルカラー複
写機の構成を示すもので、デジタル複写機1本体の上部
には、原稿が載置される透明な原稿台2及び操作パネル
等が設けられており、原稿台2の上面には該原稿台2に
対して開閉可能な状態に支持され、原稿台2に対して所
定の位置関係をもって自動原稿搬送装置(ADF)3が
装着されている。このデジタル複写機1本体の内部に
は、上記原稿台2上に載置された原稿の画像を読取る読
取装置4、及びその下部に画像形成部10が設けられて
いる。
【0028】自動原稿搬送装置3は、載置台3aに載置
された原稿を1枚ずつ原稿台2へと送り込み、読取装置
4による読取りが完了すれば、排出トレイ3bへと排出
すると同時に次の原稿の搬送を開始し、その原稿を自動
的に原稿台2へと送り込むようになっている。また、両
面に画像が形成された原稿の場合には、自動原稿搬送装
置3は、先に一方の面を原稿台2へと搬送し、その面の
読取りが完了すれば、該原稿を排出することなく表裏面
を反転させて再度原稿台2へと送り、その原稿の反対面
の画像を読取った後、該原稿を排出すると共に次の原稿
の一方の面を原稿台2へと送り込むようにしている。
【0029】上記自動原稿搬送装置3にて原稿台2へと
送り込まれた原稿の画像を読取るための読取装置4は、
原稿台2に対して平行に往復移動される第1の走査ユニ
ット5及び第2の走査ユニット6とを備えている。第1
の走査ユニット5には、原稿を照明する露光ランプ及び
原稿からの反射光を目的の位置へと反射するミラー等が
支持されている。また、第2の走査ユニット6には、上
記ミラーにて反射された反射光像を読取装置4を構成す
る結像レンズ7を介して読取素子であるCCD8へと反
射する1対の反射ミラーが支持されている。
【0030】第1の走査ユニット5は、原稿の画像を読
取る時に、ホームポジション(図3において左側)より
所定の走査速度で走行される。そして、第2の走査ユニ
ット6は同方向に上記走査速度の1/2の速度で走行さ
れる。これにより、原稿の画像は順次CCD8に結像レ
ンズ7を介して結像され、CCD8より光電変換された
読取データが出力される。CCD8は、原稿がカラーで
れば、その画像を色分解して読取るためにR,G,B用
のCCDが設けられるか、また色分解フィルタ等を光路
中に配置し、色分解された読取データを出力する。CC
D8より出力される読取データは、後に説明するが画像
形成部10にてカラー画像等を形成するための画像処理
を施す処理回路を介して画像データとして画像形成部1
0へと転送される。
【0031】上記読取装置4を介して得られる画像デー
タを可視画像としてシート上に再生するための画像形成
部10は、下部に給紙装置11を設けている。給紙装置
11は、例えばシートSを給紙カセット又はトレイに収
容し、該シートを1枚ずつ分離して送り出す給紙手段を
設けている。この給紙装置11にて送り出されたシート
は、画像形成位置の手前に配置されたレジストローラ1
2へと送り込まれる。レジストローラ12は周知の通り
であり、シートを画像形成位置へとタイミングを合わせ
て搬送制御されるものである。
【0032】給紙装置11の上部には、画像形成部10
を構成するシート保持体である転写ベルト13を走行可
能に保持する搬送ベルト機構14が設けられている。搬
送ベルト機構14は、エンドレス形状に形成された転写
搬送ベルト13を張架する駆動ローラ15と、従動ロー
ラ16を設けている。この転写搬送ベルト13は、シー
トPを静電的に吸着させて搬送するように構成されてい
る。そのため、従動ローラ16側をレジストローラ12
側に対応して配置し、該従動ローラ16に転写搬送ベル
ト13を介して圧接されるよに成した帯電ローラ17を
設けている。
【0033】また、上記搬送ベルト機構14の駆動ロー
ラ15側には、後に説明するシートS上に転写されたト
ナー像をシートに転写するための定着装置18が配置さ
れている。シートSは、定着装置18の定着ローラニッ
プ間を通過しることで、表面のトナーが溶融されシート
表面に融着し定着される。またシートSは、定着装置1
8にて定着されると共に搬送され、搬送方向切換ゲート
19を経て排出ローラ20により複写機1本体の外部に
突出するように設けられた排紙トレイ21に排出され
る。
【0034】なお、切換ゲート19は、定着後のシート
を上述したように排紙トレイ21へと排出させるか、再
び画像形成部10の画像形成位置へと再供給するかを選
択的に切換え、シートSの搬送経路を切換えている。も
し、シートSへの両面への画像形成が選択されている場
合には、上記切換ゲート19は、スイッチバック搬送経
路22へと案内するように切換制御される。これによ
り、シートPは、スイッチバック搬送経路22を経由
し、表裏面が反転された後、画像形成部10における画
像形成位置手前のレジストローラ12へと再度搬送され
る。
【0035】一方、画像形成部10は、上述した搬送ベ
ルト機構14、特に転写搬送ベルト13の直線部(水平
部)の上部に、転写搬送ベルト13に近接して搬送方向
上流側から順に、第1、第2、第3及び第4画像形成ス
テーションPa,Pb,Pc,Pdを並設している。転
写搬送ベルト13は、上述したように駆動ローラ15及
び従動ローラ16との間に張架されており、駆動ローラ
16の回転により矢印Z方向に走行駆動される。そし
て、レジストローラ12を介して搬送されてくるシート
を、帯電ローラ17の作用により、転写搬送ベルト13
に静電的に吸着させるようにして保持させる。このシー
トSは、転写搬送ベルト13の走行により、上記各画像
形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdへと順次搬送
されていく。
【0036】各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdは、実質同一構成であり、図中矢印F方向に回
転駆動されるドラム形状の像担持体である感光体23
a,23b,23c,23dを含む構成である。各感光
体23a,23b,23c,23dの周辺には、それぞ
れ感光体を一様に帯電する帯電器24a,24b,24
c,24dと、感光体に形成された静電潜像を各色のト
ナーにて可視像化する現像装置25a,25b,25
c,25dと、現像されたトナー像をシートへと転写す
るため上記転写搬送ベルト13の背面と接触状態で設け
ら本発明の転写装置を構成する転写手段26a,26
b,26c,26dと、転写後に感光体表面に残留する
トナーを除去するクリーニング装置27a,27b,2
7c,27dとが、感光体の回転方向に沿って順次配置
されている。
【0037】また、各感光体23a,23b,23c,
23dの上部には、画像データに応じて変調されたドッ
ト光を発する半導体レーザ素子、半導体レーザ素子から
の光を主走査方向に偏向させる偏向装置、偏向装置によ
り偏向されたレーザ光を感光体表面に結像(露光)させ
るためのf−θレンズ等から構成されるレーザ照射装置
28a,28b,28c,28dが、それぞれに設けら
れている。上記偏向装置は、一般的に回転多面鏡を設け
ており、該多面鏡を高速回転させるためのミラーモータ
が組み込まれている。
【0038】レーザ照射装置28aには、例えばカラー
原稿画像のイエロー成分像に対応する画像データが入力
され、レーザ照射装置28bにはカラー原稿画像のマゼ
ンタ成分像に対応する画像データが入力され、レーザ照
射装置28cにはカラー原稿画像のシアン成分像に対応
する画像データが入力され、そしてレーザ照射装置28
dにはカラー原稿画像のブラック成分像に対応する画像
データが入力される。
【0039】これにより、各画像形成位置の感光体23
a,23b,23c,23d上には、色変換された原稿
の色に応じた静電潜像が形成される。そして、各画像形
成ステーションPa,Pb,Pc,Pdの現像装置25
aにはイエロートナーが、現像装置25bにはマゼンタ
トナーが、現像装置25cにはシアントナーが、現像装
置25dにはブラックトナーが、それぞれ収容されてい
る。そのため、上述した各色に応じた潜像は、それぞれ
の色のトナーにて現像され、原稿の色画像に応じたトナ
ー像として再現される。
【0040】また、第1の画像形成ステーションPa
と、レジストローラ12との間には、上述したように転
写ベルト13にシートを吸着させるための帯電ローラ1
7が設けられているため、レジストローラ12を介して
送り込まれてきたシートSは、転写搬送ベルト13に確
実に静電的に吸着され、その状態で搬送ベルト機構14
の駆動により、上述した第1乃至第4画像形成ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdへとずれることなく順次搬
送される。そのため、シートSは、各画像形成ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdにて形成された感光体23
a,23b,23c,23d上の各色のトナー像が順次
重ねらるようにして転写され、カラー画像の再現が成さ
れる。
【0041】そして、第4の画像形成ステーションPd
と定着装置18との間には、搬送ベルト機構14の駆動
ローラ15のほぼ真上部分に除電器29が設けられてい
る。そのため、第4の画像形成ステーションPdを通過
したシートSには、イエロー、マゼンタ、シアンの3
色、又はブラックを含む4色のトナー像が重ねて転写さ
れており、上記除電器29の作用により、転写ベルト1
3との静電的な吸着状態が解かれ、該シートPは転写ベ
ルト13から分離され、定着装置18へと送り込まれ
る。上記除電器29が交流電圧が供給され交流コロナ放
電を行い帯電電荷を除去する。
【0042】上述のような構成によるカラーデジタル複
写機1において、シート上に画像を形成するために、該
シートSが給紙機構11を構成する給紙カセット又はト
レイ上に収容され、該カセット等から1枚ずつ送りされ
る。送り出されたシートSは、各画像形成ステーション
Pa,Pb,Pc,Pdにおける画像形成位置へと送り
込むためにレジストローラ12に搬送経路に設けられた
搬送ローラ等を介して給送される。給送されるシートP
先端は、図示しないセンサ等にて検知され、このセンサ
から出力される信号によって、上述したレジストローラ
12の位置に一旦停止される。そして、各画像形成ステ
ーションPa,Pb,Pc,Pdとタイミングをとっ
て、図4に示す矢印Z方向に回転している転写搬送ベル
ト13側に送り込まれる。
【0043】この時、帯電ローラ17の作用により、転
写搬送ベルト13は、所定の帯電が施され、シートSは
転写ベルト13に静電的に吸着される。これにより、上
記各画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを通
過する間に、吸着された状態で安定した搬送が行われ、
各ステーションで形成された各色のトナー画像が順次重
ねられようにして転写されていく。
【0044】つまり、各画像形成ステーションPa,P
b,Pc,Pdにおいては、各色のトナー像が感光体2
3a,23b,23c,23d上に形成されており、上
記転写搬送ベルト13により静電的に吸着された搬送さ
れるシートPの表面上に順次重ね合わせられて転写され
る。そして、最終的に第4の画像形成ステーションPd
によるトナー像の転写が完了すれば、該シートSの先端
部から除電器29の作用を受け、転写搬送ベルト13よ
り剥離される。そして、剥離されたシートSは定着装置
18へと導かれ、シートS上に重ね合わされて転写され
たカラーのトナー画像が、溶融され定着され、排紙トレ
イ21に排出される。
【0045】なお、カラーデジタル複写機1は、上述し
たように読取装置4にて読取られた読取データを、上述
した画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdにて
トナー像として再現できるための処理を行う処理回路に
ついて説明する。通常、読取データは、R(赤),G
(緑),B(青)の色分解データであって、画像形成部
10にて処理できるデータは、Y(イエロー),M(マ
ゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の画像データ
であり、その変換処理等を行うために、デジタル複写機
1には周知の画像処理回路が備えられている。
【0046】続いて、本発明にかかるシートへのトナー
像を転写するための転写装置の一実施形態について説明
する。
【0047】(本発明の一実施形態)本発明によるトナ
ー像の転写装置は、図3において説明したように画像形
成部10を構成する感光体23(23a,23b,23
c,23d)にシートSを接触させるようにして搬送す
る転写搬送ベルト13、転写搬送ベルト13に吸着され
たシートに感光体23に形成されたトナー像を転写する
ための転写手段26(26a,26b,26c,26
d)等から構成される。
【0048】その転写装置の詳細を図2に示すように、
転写搬送ベルト13を張架し移送駆動する駆動ローラ1
5及び従動ローラ16等を含んで構成される搬送ベルト
機構14を備えている。搬送ベルト機構14は、転写ベ
ルト13にレジストローラ12を介して送られてくるシ
ートを静電的に吸着させるための帯電ローラ17を設け
ており、シートを転写搬送ベルト13に吸着した状態で
安定した搬送を行うようにしている。そして、転写搬送
ベルト13に吸着されたシートに、4基を並設した画像
形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを構成する感
光体23a,23b,23c,23dに形成されたトナ
ー像を順次転写していくために、感光体23a,23
b,23c,23dの真下に対応して転写手段26a,
26b,26c,26dを設けている。
【0049】この転写手段26a,26b,26c,2
6d(26)は、転写搬送ベルト13の背面、つまりシ
ートSを吸着する面と反対面側に接触し、合わせて転写
搬送ベルト13を感光体23a,23b,23c,23
d(23)側へとシートSを介して接触させるようにし
ている。
【0050】そこで、上記駆動ローラ15及び従動ロー
ラ16は、搬送ベルト機構14の相対向(図2における
手前と奥側)して配置されたフレーム14F(14R)
間に回転可能に支持されている。また、フレーム14F
(14R)には、該フレームに対して図2において上下
移動可能に移動部材30が設けられている。この移動部
材30には、回転可能に支持された2本のローラ31が
転写搬送ベルト13の背面(内面)側に位置するように
設けられている。
【0051】上記移動部材30は、長孔30aにフレー
ム14F(14R)側に設けられたピン14aにガイド
されるように、その範囲で移動可能に設けられており、
該移動部材30とフレーム14F(14R)との間に付
勢手段であるスプリング32が設けられている。これに
より、移動部材30を図2において下方向に移動付勢す
るようにしている。そのため、移動部材30に設けられ
ている2本の回転ローラ31は、転写搬送ベルト13を
背面より図3において下方向に押下するように作用す
る。その結果、転写搬送ベルト13は、駆動ローラ15
と従動ローラ16との間に適度の張力が付加されるよう
にて張架され、駆動ローラ16の回転によりスリップす
ることなく安定した状態で転写搬送ベルト13を走行駆
動できる。
【0052】上述したようにして安定して駆動される転
写搬送ベルト13は、その表面にシートを所定の電圧が
供給された帯電ローラ17の作用にて静電的に吸着して
搬送し、各画像形成ステーションPa,Pb,Pc,P
dのそれぞの感光体23a,23b,23c,23dに
接触させて搬送する。その接触位置で感光体23a,2
3b,23c,23dに形成された各色のトナー像が静
電的に転写される。その転写を行う手段が、転写手段2
6a,26b,26c,26dである。
【0053】上記転写手段26a,26b,26c,2
6dについて説明すれば、該転写手段26a,26b,
26c,26dは、それぞれ転写ベルト13の背面に当
接すると共に、所定の圧力でもって転写搬送ベルト13
を感光体23a,23b,23c,23dのトナー像担
持面に向かって押圧する押圧部材33a,33b,33
c,33dと、該押圧部材3a,33b,33c,33
dに対し、転写ベルト13の移送方向の下流側に配置さ
れ、感光体23a,23b,23c,23dに向かって
転写ベルト13の背面に当接する転写ブラシ34a,3
4b,34c,34dとから構成されている。この転写
ブラシ34に代わって転写ローラを設けるようにしても
よいことは勿論である。
【0054】次に、本発明における転写装置において、
転写搬送ベルト13の蛇行防止のための機構の構成につ
いて図1を参照に詳細に説明する。この蛇行防止機構
は、転写搬送ベルト13の両端縁の内面に蛇行防止用の
ガイド部材35を、転写搬送ベルト13と同様にエンド
レス形状に設けている。このガイド部材35は、接着剤
36等を介して転写搬送ベルト13に接着され固定され
ている。
【0055】そして、ガイド部材35は、駆動ローラ1
5及び従動ローラ16の端縁15a(16a)に対応す
るように設けられている。これにより、転写搬送ベルト
13は、駆動ローラ15及び従動ローラ16の端縁15
a,16aにガイド部材35がガイドされるようにな
り、蛇行が効果的に防止される。
【0056】また、本発明による上記蛇行防止用のガイ
ド部材35は、導電性のウレタンゴム、あるいはシリコ
ンゴム等の弾性ゴムにて構成されている。そして、弾性
ゴムにて構成されるガイド部材35の電気的な抵抗値
は、接触方式の転写手段を構成する導電性の転写ブラシ
34の電気的な抵抗値とほぼ同程度に設定されている。
より好ましくはほぼ同一にすることである。
【0057】以上の構成とすることで、導電性のガイド
部材35は、駆動及び従動ローラ15,16にて転写搬
送ベルト13が走行駆動される時に、蛇行防止作用にお
いてローラ15,16の端縁15a,16aに当接する
等で削られる。この削れられた時に生じた粉体37が、
転写搬送ベルト13の背面(内面)と接触する転写手段
を構成する転写ブラシ34に付着する。この時、削られ
た粉体37は、転写ブラシ34の電気的な抵抗値と同等
の抵抗値であるため、転写ブラシ34に付着したとして
も、転写のための電気的特性等の変化は発生することは
ない。つまり、常に同一状態の良好なる転写状態を維持
できる。
【0058】以上のことを図4を参照してさらに詳細に
説明する。ガイド部材35は、上述したように駆動ロー
ラや従動ローラ15,16の端縁等にて削られ、これに
よる粉体37が生じる。この粉体37の電気的な抵抗値
は、転写搬送ベルト13の背面に接触している転写手段
を構成する転写ブラシ34の電気的な抵抗値とほぼ同一
である。そのため、ガイド部材35が削られたその粉体
37が、転写動作中において、転写ブラシ34のブラシ
内に入り込んだり、また転写搬送ベルト13と接触して
いるブラシ先端に付着する。
【0059】上述の通り、その電気的な抵抗値が転写ブ
ラシ34と同一であるため、転写特性は、転写搬送ベル
ト13が走行される方向と直交する方向において部分的
に変化するようなことはない。そのため、粉体37が付
着しない場合と同一であり、粉体37が付着してもしな
ても変化することはない。その結果、転写搬送ベルト1
3と転写ブラシ34との接触状態ので転写動作中に、電
気的な抵抗値の変化が生じない。よって、電気的な特性
を粉体37の付着に左右されることなく、常時一定に維
持でき、転写特性が転写中に変化することもなく、良好
なる転写状態を維持できる。そして、トナー画像の転写
効率が途中から変化することも、また転写搬送ベルト1
3の走行方向と直交する方向での部分的な変化もないた
め、全域において画質状態を維持した良好なる転写を行
える。
【0060】しかも、カラー画像を得るために、図3に
示すように各転写位置をシートSを吸着して搬送する転
写搬送ベルト13の蛇行が、ガイド部材35を設けるこ
とで、解消されトナーの重ね合わせが、蛇行により不良
になることをも解消し、良好なる画質の安定したカラー
画像を提供できる。また、蛇行防止のために転写搬送ベ
ルト13の内面にガイド部材35を設ける簡単な構成で
あり、コスト低減、装置の小型化に貢献できる。
【0061】ここで、転写手段を構成する接触方式の転
写ブラシ34を設けてた場合を説明したが、このような
転写ブラシ34でなく、上述にも説明したように転写ロ
ーラを設けるようにしてもよい。転写ローラ(34)と
しては、図5(c)及び(d)に示すように、回転軸表
面に所定の電気的な抵抗値に設定された、例えば多孔質
部材をローラ形状に被覆して構成されたもの(図5
(c)に示すもの)、さらに多孔質部材の表面にさらに
コーティングを施したもの(図5(d)のもの)を用い
ることができる。
【0062】また、図5において転写ブラシ34として
は、(a)に示すように平板面に導電性ブラシを植毛し
たものでなく、ロール状の表面に導電性ブラシを植毛し
てなるフェアーブラシ型等にて構成されたものであって
も同様に利用できる。
【0063】この場合、図5(a)や(b)に示すよう
なブラシ方式にすれば、付着した粉体が図4に示すよう
にブラシ内に捕獲されるため、転写ブラシ34に捕獲さ
らた粉体37がさらに飛散等して、他の部材等を汚した
り、他へ飛散して電気的な特性を変えるようなことが解
消できる。この点、転写ロールの場合には、表面に付着
し、回転により飛散することが考えられる。しかし、転
写ブラシ34であれば、そのようなことが解消され、転
写状態を良好に保つ効果を助長できる。
【0064】(本発明の一実施形態による転写装置の他
の態様)本発明にかかる蛇行防止のためのガイド部材3
5の電気的な抵抗値の設定においては、転写不良等が発
生しないようにする必要がある。例えば電気的な抵抗値
が低い場合(103Ωcm以下)に設定すれば、ガイド
部材35が、駆動ローラ15又は従動ローラ16と接触
するため、ガイド部材35を介して転写時に流れる電流
が増加する。そのため、両端部への転写電流が多く流
れ、幅方向(シートSの搬送方向と直交する方向)の均
一な転写状態が損なわれることになり、転写不良が生じ
る。
【0065】また、ガイド部材35の電気的な抵抗値を
高く(例えば108Ωcm以上)設定すれば、削られた
粉体37が転写ブラシ35に付着した時に、転写搬送ベ
ルト13に接触する部分での電気的な特性である抵抗値
が大きく変化することが考えられる。つまり、上述した
ガイド部材35を経由して流れる転写電流を避けるため
に、転写ブラシ34の抵抗値よりガイド部材35の抵抗
値をより高く設定する場合である。
【0066】そのため、ガイド部材35の電気的な抵抗
値としては、104〜107Ωcm程度に設定すればよ
い。このような電気的な抵抗値に設定することは、転写
ブラシ34にて構成される転写手段にて設定される電気
的な抵抗値の範囲にほぼ一致する。
【0067】つまり、転写ブラシ34等からなる転写手
段は、感光体23に形成されたトナー画像を良好に転写
するためには、ある程度の抵抗値を必要とする。例え
ば、抵抗値をあまりにも低く設定すれば、安定した転写
電流が流れず、部分的に大きな電流が流れ、トナー画像
の転写が良好に行われなくなる。逆に、あまりにも高く
設定すれば、転写電流が全く流れず、良好なる転写が不
可能となり、濃度低下等の画質低下を招く。
【0068】よって、転写ブラシ34等からなる転写手
段の電気的な抵抗値としては、上述したような値に設定
されている。これにより、ガイド部材35においても、
転写ブラシ34の電気的な抵抗値と同程度に設定できる
ため、転写効率を最も良好にできると同時に、転写搬送
ベルト13による蛇行防止を行うガイド部材35が削ら
れた場合においても、転写状態が悪化することなく、良
好な状態を維持できるため非常に効果的となる。
【0069】なお、ガイド部材35は、接着剤36を介
して転写搬送ベルト13の両端縁に取付けられている。
そのため、ガイド部材35と共に、駆動及び従動ローラ
15,16等にて削られることも考えられる。この削ら
れた粉体37の中に接着剤36が交じることで、接触方
式の転写手段の電気的な抵抗値が変化し、部分的な転写
不良等が生じる可能性がある。それを解消するには、ガ
イド部材35を転写搬送ベルト13に取付け固定するた
めの接着剤36においても、ガイド部材35の抵抗値と
ほぼ同等にしておくとより。これにより、上述した不具
合を解消でき、効果的でもある。
【0070】(本発明の他の実施形態)上述に説明した
実施形態においては、ガイド部材35の抵抗値を、転写
ブラシ34の抵抗値と同等に設定することを説明した。
これは、上記ガイド部材35が転写搬送ベルト13の走
行駆動により削られ、その粉体37が転写ブラシ35に
付着することで、その転写特性が変化しないように配慮
したもである。
【0071】つまり、転写搬送ベルト13の蛇行を防止
するためのガイド部材35は、転写搬送ベルト13の内
面側に設けられており、削られた粉体37はどうしても
内面側に多く飛散し、内面側に設けられた転写手段であ
る転写ブラシ34等に付着しやすくなる。そのため、上
述した実施形態において、ガイド部材35の電気的な抵
抗値を、転写ブラシ34の電気的な抵抗値にほぼ一致さ
せることが、転写不良を解消し、良好なる転写を維持す
るために非常に効果的となる。
【0072】一方、上記粉体37は、転写搬送ベルト1
3の内面側に多く飛散するため、転写ブラシ34に付着
する確率が非常に高い。しかし、全て転写ブラシ34に
付着するものとは限らない。例えば、図2に示すように
シートSを転写搬送ベルト13に静電的に吸着させて、
各トナー画像の転写領域へと搬送する際に、そのシート
Sがずれないように静電的に吸着させる必要がある。そ
のため、帯電ローラ17を設け、転写搬送ベルト13を
所望の電位に帯電させるようにしている。この帯電ロー
ラ17も同様に所望の電気的な抵抗値に設定されてい
る。
【0073】上記粉体37の一部が、帯電ローラ17に
付着すると転写搬送ベルト13と接触する時の電気的な
抵抗値が変化し、所望の帯電電位を得ることができず、
転写搬送ベルト13表面に静電的に吸着されるシートS
が、搬送時にずれることが考えられる。
【0074】そこで、ガイド部材35としては、帯電ロ
ーラ17の抵抗値に合わせて設定することで、転写搬送
ベルト13に対する帯電特性を一定状態に維持できる。
つまり、帯電ローラ17にガイド部材35が削られた粉
体37が付着しても、その時の電気的な特性である大き
な抵抗値変化を生じるのを抑制でき、よって転写搬送ベ
ルト13を所望の帯電状態を維持できるようになる。
【0075】しかもシートSへのトナー画像が全て転写
されると、転写搬送ベルト13を含めて除電手段29に
て除電される。図3の実例では非接触方式によるコロナ
放電器にて構成されている除電器29を用いているが、
除電用の除電ローラにて除電手段が構成される場合、こ
の除電ローラの抵抗値に合わせてガイド部材35の抵抗
値を設定することで、除電を良好に行うことができ、次
のシートSを転写搬送ベルト13に吸着させて搬送させ
るための所望の帯電電位を維持することが可能となる。
【0076】なお、図3に示す除電器29は、シートS
が転写搬送ベルト13との静電的な吸着力を解除、又は
弱めるために、転写工程を終了した後、シートS上に転
写されたトナー画像が存在するため、接触方式では不具
合が生じるため、非接触方式によるコロナ放電器にて構
成している。そのため、転写搬送ベルト13の内面側に
除電手段を設ける場合には接触方式のものを用いること
ができる。例えば、駆動ローラ15を除電手段として兼
用あせることも可能であり、該駆動ローラ15の電気的
な抵抗値を所望の値に設定され、そのローラ15に除電
電圧が供給される。
【0077】従って、転写搬送ベルト13に対して接触
し、転写搬送ベルト13に対してバイアス電圧等を供給
するための接触手段の電気的な抵抗値に合わせて、ガイ
ド部材35の抵抗値を設定することで、上述したような
不具合を解消し、常に安定した状態を維持できる。つま
り、転写効率を安定させ、あるいは転写搬送ベルト13
に吸着されるシートSの吸着状態を安定させ、シートS
のずれによう画像不良を防止できる。
【0078】通常、上述した帯電ローラ17等は、転写
ブラシ34の抵抗値とほぼ同程度に設定されている。ま
た、帯電ローラ17の電気的な抵抗値が多少転写ブラシ
34のものと違っていても、ガイド部材35の電気的な
抵抗値が、転写ブラシ34の電気的な抵抗値にほぼ一致
するように設定されておれば、帯電ローラ17の転写搬
送ベルト13と接触する部分の電気的特性が大きく変化
するのを避けることができる。
【0079】特に、帯電ローラ17においては、部分的
に電気的な特性、つまり抵抗値が異なるような場合、そ
の部分での帯電が異なっても転写ベルト13の全体での
帯電状態をほぼ均一にできる。つまり、ガイド部材35
の抵抗値と、帯電ローラ17の抵抗値は、3桁を越える
ような差はなく、1桁又は2桁程度の違いであり、大き
な帯電電位の差として現れることはない。
【0080】しかも、トナー画像の転写においては、部
分的な変化が、部分的な転写不良となり、大きな画質低
下になる。しかし、シートSを転写搬送ベルト13表面
に吸着させる場合、部分的な帯電不良が生じても他の多
くの領域で所望の電位に帯電されておれば、十分な吸着
状態を維持できる。よって、帯電ローラ17等を設ける
場合、その電気的な抵抗値が、ガイド部材35と多少の
抵抗値が異なっていても、特に問題はない。しかし、3
桁を越えるような差があれば、帯電電位の低下等による
吸着不良が発生する危惧があり、ガイド部材35の電気
的な抵抗値は、転写ブラシ34に一致させ、かつ帯電ロ
ーラ17等の抵抗値に近いものを設定するようにすれば
よい。つまり、接触方式の帯電ローラ17の抵抗値をで
きるだけ、ガイド部材35の電気的な抵抗値に2桁以内
の近い値に設定するとよい。
【0081】なお、ガイド部材35が削られた粉体37
が帯電ローラ17の軸方向、さらい全周にすべてに付着
するようなことは考えられない。そのため、部分的な抵
抗値の変化が生じる程度で、転写搬送ベルト13の帯電
電位が全域で低くなることはなく、上述したようにガイ
ド部材35の電気的な抵抗値に一致しなくても多少の範
囲内であれば、粉体37の付着による帯電性が落ちるこ
となく、シートSの吸着不良等が生じることはない。こ
れは、転写搬送ベルト13を除電する手段として接触方
式の除電手段を設ける場合においても同様である。
【0082】以上説明した実施形態においては、シート
Sは転写搬送ベルト13に静電的に吸着され、各色のト
ナー画像の転写領域へと順次送り込むように構成したも
のについて説明した。しかし、転写搬送ベルト13にシ
ートSを吸着させて転写領域を通過させる場合、シート
Sの吸着不良が生じれば、シートSのずれ等が生じ、転
写位置ずれとなり、画質低下を招く結果ともなる。
【0083】そのため、蛇行防止機構にて蛇行が防止さ
れている転写搬送ベルト13自身、つまりその表面に直
接トナー画像を転写し、カラーの場合には各色のトナー
画像を順次重ね合わせて転写し、転写搬送ベルト13に
全てのトナー画像が転写された後のトナー画像を、最終
的に適宜搬送されてくるシートSに一度に転写するよう
な方式の画像形成装置においても、当然上述に説明した
本発明の実施形態をそのまま適用できる。このようにし
ておけば、シートSのずれにて、転写位置がずれる画質
不良が生じることはなくなる。また、転写搬送ベルト1
3表面を所望の電位に帯電させる帯電ローラ17を設け
る必要もなくなる。
【0084】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の転写装置によれ
ば、シートを吸着させて転写位置へと搬送してトナー像
を転写するか、あるいは直接転写位置で転写搬送ベルト
に転写するものにおいて、転写搬送ベルトの蛇行を防止
するガイド部材の電気的な抵抗値を、転写搬送ベルトに
接触してトナー像を転写するための転写手段の抵抗値に
ほぼ一致するようにしている。そのため、ガイド部材が
転写搬送ベルトの走行駆動による削られるような場合、
その粉体が転写手段に付着するようなこがあっても転写
中の電気的な特性が変化せず、安定した転写を常時維持
できる。
【0085】また、蛇行防止のためのガイド部材を転写
搬送ベルトの両側に設けるだけであり、その構成が非常
に簡単であるにもかかわらず、上述したガイド部材が削
られることによる不具合を解消でき、常に転写状態を安
定させることができると同時に、良好なる画質を維持で
き、カラー画像を得るような場合には最適な手段である
といえる。
【0086】また、転写手段の電気的な抵抗値に合わせ
てガイド部材の電気的な抵抗値が設定されるため、ガイ
ド部材を導電性に設定しても、ガイド部材を介して流れ
る電流を抑制でき、良好なる転写を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における転写装置を構成する転写搬送ベ
ルトの蛇行防止機構の一例を示す本発明の一実施形態を
説明するための構成図である。
【図2】図1に示す転写装置の全体の構成を示す側面図
である。
【図3】本発明による転写装置を備えたカラー画像形成
装置としてデジタル複写機の内部構成を示す構成図であ
る。
【図4】本発明による図1に示す転写装置において、蛇
行防止用の部材が削られた粉体が転写手段に付着した時
に生じる不具合を解消できる動作説明に供する説明図で
ある。
【図5】接触方式による転写手段の各種形態を示す図で
ある。
【図6】従来による蛇行防止機構を説明するための転写
装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 10 画像形成部 11 給紙機構 13 転写ベルト(シート保持体) 14 搬送ベルト機構(転写ベルトの保持機構) 15 駆動ローラ 16 従動ローラ 17 帯電ローラ 23 感光体(像担持体) 26 転写手段 29 除電器(除電手段) 34 転写ブラシ(転写手段) 35 ガイド部材 36 接着剤 37 粉体 S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸泉 潔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中村 光一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中山 治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡▲崎▼ 哲卓 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 ED24 2H030 BB44 BB46 2H032 AA05 BA18 BA23 9A001 BB04 JJ35 JJ48 KK42 KZ54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成されたトナー像が直接転
    写され、あるいはシートを保持して該シートに上記トナ
    ー像を転写するための転写搬送ベルト、該転写搬送ベル
    トの上記像担持体を対向する面と反対の内面側に転写電
    位を付与し、上記像担持体に形成されたトナー像を転写
    するための転写手段とを備えた画像形成装置に備わる転
    写装置において、 上記転写手段は、上記像担持体に転写搬送ベルトに接触
    状態で設けられ、 上記転写搬送ベルトをエンドレス形状に形成し、走行駆
    動されるローラ間に張架し、上記像担持体のトナー像を
    転写する転写位置へと走行してなり、 上記ローラの端部にガイドされるように上記転写搬送ベ
    ルトの両端の内面に蛇行防止用のガイド部材を取付け、 上記ガイド部材の電気的な抵抗値が、上記転写手段の電
    気的な抵抗値と同等に設定されていることを特徴とする
    画像形成装置に備わる転写装置。
  2. 【請求項2】 上記転写手段の電気的な抵抗値が104
    〜107Ωcmの範囲に設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置に備わる転写装置。
  3. 【請求項3】 上記転写搬送ベルトの両端に取付けられ
    る上記ガイド部材は、接着剤を介して接着固定され、該
    接着剤の電気的な抵抗値を上記ガイド部材のものと同等
    としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置に
    備わる転写装置。
  4. 【請求項4】 上記転写手段は、転写搬送ベルトに接触
    する導電性ブラシからなる構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置に備わる転写装置。
  5. 【請求項5】 上記転写搬送ベルトに接触し、該転写搬
    送ベルトの帯電、又は除電を行うための接触部材が設け
    られ、上記ガイド部材の電気的な抵抗値が、上記接触部
    材の電気的な抵抗値に合わせて設定されていることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置に備わる転写装
    置。
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