JPH083562Y2 - 化粧用壁板の取付装置 - Google Patents

化粧用壁板の取付装置

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JPH083562Y2
JPH083562Y2 JP1988110414U JP11041488U JPH083562Y2 JP H083562 Y2 JPH083562 Y2 JP H083562Y2 JP 1988110414 U JP1988110414 U JP 1988110414U JP 11041488 U JP11041488 U JP 11041488U JP H083562 Y2 JPH083562 Y2 JP H083562Y2
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範明 徳永
知一 後藤
耕治 森
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Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
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Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建造物の壁面を形成する化粧用壁板の取付装
置に関する。
〔従来の技術〕
近年、建造物の壁面を、薄板状に形成された天然石或
いは人造石よりなる化粧用壁板で形成し、早期施工や美
観向上等を図るようにしたものがある。このような化粧
用壁板の取付装置として、従来、例えば第13図に示すよ
うに、建造物の躯体1の表面にL状の基板2をアンカー
ボルト3で固定し、これに、先端の表裏にピン4、5を
突設した水平片6をボルト及びナット7で連結し、ま
た、化粧用壁板8の上下端におけるほぼ四隅には前記ピ
ン4、5が嵌入する盲穴10、11を形成し、該化粧用壁板
8を、その盲穴10、11をピン4、5に嵌入して設置する
ようにしたものがある(特開昭61-31564号公報)。
〔本考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記の化粧用壁板は、製造上、運搬上、施
工上及び強度上等から所定の大きさに形成され、これを
多数躯体表面上に整然に配設する。
そのため、全ての化粧用壁板の端面で形成される目地
は、美観上から壁面の上下方向及び左右方向に夫々一直
線上に形成しなければならない。また、壁面に取付けら
れた化粧用壁板は美観上からその表面が同一面上にある
ことが好ましい。更に、施行後に一部の化粧用壁板が破
損した場合はこれを取り替えなければならない。
しかし、前記従来のように、各化粧用壁板8毎に点在
的に設けられた水平板6で化粧用壁板8を支持するもの
においては、目地合わせをする場合に、各水平板6を上
下方向及び左右方向に位置調整しなければならず、目地
を一直線上になるように各化粧用壁板を設置する作業が
面倒である上に、各支持点を、壁面の表裏方向に対して
同一面上に位置させることが困難であることから、各化
粧用壁板が同一垂直面上に配置されずにその構成壁面に
凹凸ができ、美観を損ねる問題がある。また、前記従来
のように、ピン4、5に対し、これとほぼ同径の盲穴1
0、11を嵌合するものにおいては、施工後に破損した化
粧用壁板8を部分的に取り替える場合、上下の水平片6,
6間に突設したピン4、5間に新規な化粧用壁板8を嵌
合設置することは困難な問題がある。
そこで本考案は前記の各課題を解決し得る化粧用壁板
の取付装置を提案することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、設置すべき複数の化粧用壁板(21)に共通
する横方向の長さを有する長尺の 形断面の受金具(17)を用い、これを躯体(13)の表面
部において、設置される化粧用壁板相互に形成される横
目地(32)に沿って配置し、 また設置すべき化粧用壁板(21)の裏面には、その上下
に位置して掛止部材(22)、(23)を固着して係止溝
(25)、(27)を形成し、 更に前記受金具(17)の前面には、上段に配置される
化粧用壁板(21)の下部裏面及び下段に配置される化粧
用壁板(21)の上部裏面とが共通して当接する垂直状の
引掛桟(17b)の前面により垂直状の前後方向基準面
(A)を形成し、且つ引掛桟(17b)の上面は平面状に
形成され、これには化粧用壁板(21)の下部掛止部材
(23)の係止溝(27)が載置して定められる平面状の上
下方向基準面(B)を形成し、 しかも受金具(17)は、前記引掛桟(17b)の裏面に
一体に水平に突設した支持片(17a)と状掛止金具(1
4)の水平片(14b)とを長穴(16)、(18)を介してボ
ルト締結するとともに状掛止金具(14)の垂直片(14
a)に設けた長穴(14c)を介して躯体にボルト締結し、 且つ上記掛止部材(22)、(23)と受け金具(17)の
引掛桟(17b)とは、上下掛止部材(22)、(23)の各
係止溝(25)、(27)が横方向に開放されると共に各係
止溝(25)、(27)の巾(D1)が共に引掛桟(17b)の
厚みより大きく且つ係止溝(25)、(27)の深さが上部
掛止部材(22)>下部掛止部材(23)の関係にあって下
部掛止部材(23)を引掛桟(17b)上に嵌合載置した状
態において、上部掛止部材(22)における係止溝(25)
の底面と引掛桟(17b)の下端との間に隙間が形成され
るようにし、 更に左右に隣接する化粧用壁板相互により形成される
縦目地部に位置して、縦目地用のスペーサ(34)を、そ
の上下の両端を上下段の受金具(17)、(17)の引掛桟
(17b)に横目地方向に摺動可能に嵌合して設置したこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
施工に際しては、先ず複数本の受金具17を、横目地部
に位置して並設して躯体13に固定する。
そして、化粧用壁板21を、その下部を作業者側へ傾斜
させた状態で上部掛止部材22を上段の受金具17に嵌合し
た後、垂直姿勢とし、下部掛止部材23を下段の受金具17
に落とし込んで嵌合する。複数の化粧用壁板21に共通す
る長尺の1本の受金具17に、横方向に隣接する複数の化
粧用壁板21を載置することにより、受金具の上下方向基
準面Bによって、その各化粧用壁板21の上下端は一直線
上に位置する。また、各化粧用壁板21に共通する受金具
17の前後方向基準面Aにより、各化粧用壁板21の表面は
同一垂直面になる。更に、各化粧用壁板21は、受金具17
に載置した状態で横方向に摺動調整して縦目地の合わせ
ができる。更に施工時において、横目地部の裏面には、
受金具17が存在し、縦目地部には、縦目地用スペーサ34
が存在するので、これらの目地に充填される目地モルタ
ル等が裏面側より逃げ落下することがない。更に縦目地
用スペーサ34は、横方向に隣接する化粧用壁板21、21間
の隙間を定める規制部材ともなり、縦目地を揃える役目
をする。更に施工後において一部の化粧用壁板21が破損
した場合は、これを壊して除去し、その部分に新規の化
粧用壁板21を前記と同様の嵌合作業により設置して取り
替える。
〔実施例〕
次に第1図乃至第6図に示す本考案の第1実施例につ
いて説明する。
第1図は取付部を示すもので、13は建造物の躯体であ
る。14は逆L字状の掛止金具で、その垂直片14aが長穴1
4cを通じてアンカーボルト15により躯体13に固着され、
水平片14bには長穴状のボルト挿通穴16が形成されてい
る。該掛止金具14は、第2図及び第3図に示すように躯
体13の上下方向に対しては設置される化粧用壁板相互で
形成される横目地部に位置し、左右方向に対しては化粧
用壁板の荷重を分担支持できる間隔に位置して設けられ
ている。17は受金具で第1図に示すように、水平状の支
持片17aの前端に上下端が支持片17aより上下に突出する
垂直状の引掛機17bを一体形成した断面 状の金属型材で形成され、その支持片17aが前記掛止金
具14の水平片14b上に載置されて、第2図に示すように
横目地方向に配置されている。該受金具17の支持片17a
には、前記掛止金具14のボルト挿通穴16部に位置して長
穴状のボルト挿通穴18が形成され、該両穴16、18にボル
ト19を挿通してナット20を締め付けることにより、受金
具17が掛止金具14に固着されている。また、該受金具17
の横目地方向の長さは、設置される複数の化粧用壁板21
に共通するような長尺に形成され、その長さは運搬、施
工を考慮して所望に設定される。そして、この引掛桟17
bの前面が化粧用壁板21の前後方向基準面Aとなり、引
掛桟17bの上端が上下方向基準面Bとなっている。
21は化粧用壁板で、天然石或いは人造石によって薄板
状にかつ所望の面積を有する方形に形成されている。該
化粧用壁板21の裏面には、第2図に示すように、そのほ
ぼ四隅に位置して上部掛止部材22と下部掛止部材23が接
着固定されている。該両掛止部材22、23は、化粧用壁板
21と同様な材質で成型され、封着用低融点ガラスフリッ
トや耐水性、耐候性、接着強度のあるエポキシ系接着
剤、合成ゴムラテックスを主成分とするモルタル混和型
接着剤等、その他掛止部材と化粧用壁板の材料に適した
接着剤24により、接着固定されている。
前記上部掛止部材22における上部には、その内側に位
置して、上面が開口し、かつ横方向に貫通する係止溝25
が形成され、外側に位置して係止突堤26が形成されてい
る。また下部掛止部材23における下部には、その内側に
位置して下面が開口し、かつ横方向に貫通する係止溝27
が形成され、外側に位置して係止突堤28が形成されてい
る。また、前記両係止溝25、27の奥行幅D1は、化粧用
壁板21の設置時において、先ず、上部掛止部材22を上部
の受金具17の引掛桟17bに対し傾斜状態で嵌め込み、次
いでその化粧用壁板21を垂直にしてその下部掛止部材23
を下部の受金具17の引掛桟17bに落とし込むことができ
るように、引掛桟17bの厚みD2より大きく設定されてい
る。尚、下部掛止部材23は上部掛止部材22の突堤26を成
型後に幾分切断して短尺したもので、該上下の掛止部材
22、23が同一型で成型できるようになっている。又前記
上下の掛止部材22、23の定着位置は、この下部掛止部材
23を受金具17の引掛桟17b上に嵌合載置した状態におい
て、上部掛止部材22における係止溝25の底面と受金具17
における引掛桟17bの下端とに間隙D3が形成され、この
3によって前記のような化粧用壁板21の落とし込み嵌
合ができるようになっている。29、30は前記係止溝25、
27内に充填したモルタル等の充填材、31は目地材を示
す。32は横目地、33は縦目地を示す。
34は全体が桟状に形成された縦目地用スペーサであ
り、化粧用壁板21を横方向に順次隣接して取付けていく
場合において、隣接する化粧用壁板21の縦方向の側端面
21a間に密着介在して縦目地を形成するもので、同スペ
ーサ34は第7図及び第8図に示すように、上段に取り付
けた受金具17と下段の受金具17との間に取付けられる。
またその取付構造は、同スペーサ34の上端に形成した凹
部34aを上段の引掛桟17bの下端17dに嵌合し、また下端
に形成した凹部34bを下段の引掛桟17bにおける上端17c
に嵌合して取付けられる。更に、このスペーサ34の上端
凹部34aは、設置状態において引掛桟17bの下端17dより
深く形成されており、前記化粧用壁板21の取付けと同様
に押し込み嵌合できるようになっている。
更に該スペーサ34は若干のたわみ性を有しており、そ
の嵌合を容易にしてある。尚、このスペーサは、第8図
に示すような中実のスペーサ34としてもよく、また、第
9図に示すように合成樹脂あるいはステンレス等の薄板
を折曲して形成したスペーサ35としてもよい。
また、このスペーサ34、35の表面は、設置された化粧
用壁板21、21の表面と裏面との中間に位置するように設
定されており、その取付状態においてその横幅aによっ
て縦目地幅を規制(形成)すると同時に目地の前面側か
ら充填した目地材31が後面側へ流出するのを防止するバ
ックアップの役目をも持っている。
次に化粧用壁板の取付作業について説明する。
先ず、掛止金具14を、設置される化粧用壁板相互によ
って形成される横目地部に沿って躯体13面上に所定数固
定する。次いで受金具17を、横目地方向に対して固着さ
れた前記掛止金具14間に架設し、ボルト19及びナット20
により掛止金具14に固定する。このとき、受金具17を、
その上下に配置される受金具17における引掛桟17bの前
面が相互に同一垂直面上に位置するように長穴16、18に
より調整する。そして、化粧用壁板21における上下の掛
止部材22、23の係止溝25、27内に充填材29、30を充填す
る。次いでその化粧用壁板21の下方が作業側へ傾いた傾
斜姿勢で、その上部掛止部材22を上段に配置された受金
具17における引掛桟17bの下端に嵌合した後、その化粧
用壁板21を垂直姿勢にしてその下部掛止部材23を下段に
配置された受金具17における引掛桟17bの上端に落し込
んで嵌合する。これにより、下部掛止部材23における係
合溝27の内底面が引掛桟17bの上面である上下方向基準
面Bに載置して、その化粧用壁板21の上下方向の位置決
めがされると共に化粧用壁板21の荷重が支持される。ま
た、引掛桟17bの前面である前後方向基準面Aによって
化粧用壁板21の表裏方向の位置決めがされる。次いで、
横方向に隣接する別の化粧用壁板21を前記と同様に設置
するのであるが、その前工程として、縦目地形成用スペ
ーサ34を上下段の受金具17間に取り付けるとともに、既
に取付けられた化粧用壁板21の縦方向の側端面21aに対
し隙間が生じないように密着させておく。このスペーサ
34の取付に際しては、その上端の凹部34aを上段の受金
具17の引掛桟17bの下端17dに嵌合し、また下端の凹部34
bを下段の受金具17の引掛桟17bの上端17cに嵌合して取
付けるため取付が簡単に行なえる。このようにしてスペ
ーサ34を取付けた後、次の化粧用壁板21を前記と同様に
して設置する。このとき、設置されたその化粧用壁板21
を、上下の受金具17を案内として横方向に摺動できるた
め、先に設置した化粧用壁板21より離れた位置で次の化
粧用壁板21の嵌合作業をして、これを先に設置された化
粧用壁板21に近づけ、そして、上記と同様にその縦方向
の側端面21aをスペーサ34に対して密着させて最終設置
でき、その作業が容易になる。またスペーサ34はその横
幅aが縦目地寸法になっているため上記のごとく横方向
に順次化粧用壁板を取付けていくことにより一定幅の縦
目地が確実に形成される。このように横方向の各化粧用
壁板21を設置した後、上層の化粧用壁板21を前記と同様
に設置する。そして各目地内にモルタル等の目地材31を
各目地の前面側により充填する。このとき、横目地部に
おいては引掛桟17bの存在により流動性のある目地材31
が裏面側へ漏出せず、また縦目地部においてはスペーサ
34が、隣接する化粧用壁板21の縦方向の側端面21a間に
密着状態で介在するため流動性のある目地材31が裏面側
へ漏出しない。そのため、各目地材の充填作業が簡単か
つ確実にできる。そして上記のように設置された各化粧
用壁板21は、充填材29、30及び目地材31の硬化により、
その設置位置に固定される。
また、施工後において、一部の化粧用壁板21が破損し
た場合には、これを壊して除去し、新規な化粧用壁板21
を前記と同様な嵌合操作により設置して取り替える。
第10図は前記第1実施例における係止溝25、27の充填
モルタル29、30の替わりに板はねよりなる弾性部材を介
在したものである。すなわち、第11図に示すように板ば
ねよりなる弾性部材を介在したものである。すなわち、
第11図に示すように折曲してその内外方向に弾性をもた
せた板ばね50を用い、これを、化粧用壁板21における上
部係止部材22の係止溝25内に予め第10図の鎖線の如く設
置しておき、この状態で、上部係止部材22の係止溝25を
引掛桟17bに嵌合することにより、その引掛桟17bが板ば
ね50を第1図の実線の如く押し縮め、この板ばね50の復
元力によって、化粧用壁板21が引掛桟17bの表面に押し
付けられると共に、施工後における化粧用壁板21のガタ
つきが防止される。尚、該板ばねとしては第12図に示す
ような板ばね51でもよい。下部掛止部材23における係止
溝27内にも上記と同様な板ばね52を予め設置しておき、
該板ばね52を上記と同様に押し縮めて引掛桟17bを嵌合
する。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、受金具を、横方向に隣
接する各化粧用壁板に共通する長尺に形成したから、施
工時において、横方向に隣接する各化粧用板を、1本の
受金具の前面を共通の前後方向基準面として表裏方向の
位置決めが行なえる。そのため、隣接する各化粧用壁板
相互の表面を同一垂直面に位置させることができ、多数
枚の化粧用壁板で構成される壁面を、これに凹凸を生じ
させることなく、平滑面に形成して美れいに仕上げるこ
とができる。更に、横方向に隣接する各化粧用壁板が、
1本の受金具上に共通して載置されるため、この受金具
を共通の上下方向基準面として、横方向に配置される各
化粧用壁板の上下端面が一直線上に位置し、横目地の目
通しが、一直線になる。また、縦目地合わせは、化粧用
壁板を受金具上に載置した状態で摺動することにより容
易に行なえ、縦目地の目通しを容易に一直線にすること
ができる。そのため、縦横の目地が整然とし美観がよく
なる。特に、受金具に対して横方向に隣接して化粧用壁
板を取付けていく場合において、まず縦目地形成用スペ
ーサを上段と下段の受金具間に取付け、而も取り付けた
同スペーサに対して化粧用壁板を、その縦方向の側端面
を密着させて順次取付けていくことで、隣接する化粧用
壁板間の縦目地が所定幅に簡単かつ整然と形成できる。
更に横目地部には引掛桟が存在し、縦目地部にはスペー
サが存在することにより、目地材の裏面側への漏出を防
止し、目地材の充填作業を容易にかつ確実に行なうこと
ができる。更に、施工後において、一部の化粧用壁板が
破損した場合には、これを新規な化粧用壁板に容易に取
り替えることもできるため、壁面の修理も容易になる。
特にこの考案では、受金具の躯体に対する取付位置の調
整が、支持片に設けた長穴と掛止金具の水平片の長穴と
垂直片の長穴により上下、前後にできるため、受金具の
各基準面が正確に設定できる。
又、化粧板の傾斜落し込みによる嵌合取付と横方向へ
の摺動によって化粧板の取付施行が簡単にできる。
更に縦目地および横目地の設定が同時にできる新規な
特長を有するものである。すなわち、本案のスペーサは
その両端を受金具に嵌合方式で取付け、更に横方向に化
粧板と同様(化粧板と一緒に)にスライドできる構造に
なっているので、縦目地幅の設定が簡単かつ正確にでき
る。
以上のような各構成の総合的作用により、化粧用壁板
の取付作業の安全性及び効率を高め、かつ工期の短縮と
工費の低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の第1実施例を示すもので、
第1図は取付部の拡大側断面図、第2図は化粧用壁板を
取り付けた状態の正面図、第3図は同側断面図、第4図
は掛止部材の斜視図、第5図は同側面図、第6図は同正
面図である。第7図は縦目地用スペーサの取付状態を示
す一部切断した側面図、第8図及び第9図は縦目地用ス
ペーサの2実施例を示す各要部断面図である。第10図は
本考案の第2実施例を示す側断面図、第11図及び第12図
は該実施例に使用する板ばねの斜視図である。第13図は
従来の取付装置を示す側断面図である。 13……躯体、17……受金具、17a……支持片、17b……引
掛桟、21……化粧用壁板、22……上部掛止部材、23……
下部掛止部材、25、27……係止溝、34……縦目地用スペ
ーサ、34a、34b……凹部、A……前後方向基準面、B…
…上下方向基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 耕治 愛知県名古屋市南区浜中町1丁目5番地 日本高圧電気株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−156826(JP,U) 実開 昭63−116640(JP,U) 実開 昭62−38345(JP,U) 実開 昭61−177142(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置すべき複数の化粧用壁板(21)に共通
    する横方向の長さを有する長尺の 形断面の受金具(17)を用い、これを躯体(13)の表面
    部において、設置される化粧用壁板相互に形成される横
    目地(32)に沿って配置し、 また設置すべき化粧用壁板(21)の裏面には、その上下
    に位置して掛止部材(22)、(23)を固着して係止溝
    (25)、(27)を形成し、 更に前記受金具(17)の前面には、上段に配置される化
    粧用壁板(21)の下部裏面及び下段に配置される化粧用
    壁板(21)の上部裏面とが共通して当接する垂直状の引
    掛桟(17b)の前面により垂直状の前後方向基準面
    (A)を形成し、 且つ引掛桟(17b)の上面は平面状に形成され、これに
    は化粧用壁板(21)の下部掛止部材(23)の係止溝(2
    7)が載置して定められる平面状の上下方向基準面
    (B)を形成し、 しかも受金具(17)は、前記引掛桟(17b)の裏面に一
    体に水平に突設した支持片(17a)と状掛止金具(1
    4)の水平片(14b)とを長穴(16)、(18)を介してボ
    ルト締結するとともに状掛止金具(14)の垂直片(14
    a)に設けた長穴(14c)を介して躯体にボルト締結し、 且つ上記掛止部材(22)、(23)と受け金具(17)の引
    掛桟(17b)とは、上下掛止部材(22)、(23)の各係
    止溝(25)、(27)が横方向に開放されると共に各係止
    溝(25)、(27)の巾(D1)が共に引掛桟(17b)の厚
    みより大きく且つ係止溝(25)、(27)の深さが上部掛
    止部材(22)>下部掛止部材(23)の関係にあって下部
    掛止部材(23)を引掛桟(17b)上に嵌合載置した状態
    において、上部掛止部材(22)における係止溝(25)の
    底面と引掛桟(17b)の下端との間に隙間が形成される
    ようにし、 更に左右に隣接する化粧用壁板相互により形成される縦
    目地部に位置して、縦目地用のスペーサ(34)を、その
    上下の両端を上下段の受金具(17)、(17)の引掛桟
    (17b)に横目地方向に摺動可能に嵌合して設置したこ
    とを特徴とする化粧用壁板の取付装置。
JP1988110414U 1988-08-22 1988-08-22 化粧用壁板の取付装置 Expired - Lifetime JPH083562Y2 (ja)

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JP1988110414U JPH083562Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 化粧用壁板の取付装置

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