JPH0835502A - 方向切換弁装置 - Google Patents

方向切換弁装置

Info

Publication number
JPH0835502A
JPH0835502A JP6174075A JP17407594A JPH0835502A JP H0835502 A JPH0835502 A JP H0835502A JP 6174075 A JP6174075 A JP 6174075A JP 17407594 A JP17407594 A JP 17407594A JP H0835502 A JPH0835502 A JP H0835502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
spool
hole
pressure
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6174075A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusaku Nozawa
勇作 野沢
Kinya Takahashi
欣也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP6174075A priority Critical patent/JPH0835502A/ja
Publication of JPH0835502A publication Critical patent/JPH0835502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B11/00Servomotor systems without provision for follow-up action; Circuits therefor
    • F15B11/02Systems essentially incorporating special features for controlling the speed or actuating force of an output member
    • F15B11/024Systems essentially incorporating special features for controlling the speed or actuating force of an output member by means of differential connection of the servomotor lines, e.g. regenerative circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】スプール内にドレン用の長いキリ穴を設けるこ
となく、小径スプールをスムーズに移動させて再生・再
生解除を行うことができる方向切換弁装置を提供する。 【構成】小径スプール10が再生解除状態に移行する場
合、第2のばね室33中で第2のばね15がピストン1
4から押圧されて圧縮する。このとき第2の受圧室24
Lはタンク圧となっており第2のばね室33内の圧油は
ドレン穴25を介し第2の受圧室24Lにドレンされ
る。同様に第1のばね室31中で第1のばね23が小径
スプール10に追従して伸長するが、これに伴って内部
通路30内の圧油が第1のばね室31内に流入する。よ
って、小径スプール10はスムーズに図2中の左方向へ
移動し、再生解除状態へと移行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の油圧駆動装
置に用いられる方向切換弁装置に係わり、例えば、油圧
ショベルのアームシリンダへの圧油の流れを再生する再
生弁を備えた方向切換弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】再生弁を方向切換弁のスプール内に内蔵
した方向切換弁装置に関する公知技術として、例えば、
特公平4−57881号公報記載のものがある。この公
知技術による方向切換弁装置は、スプールと、そのスプ
ール内の軸方向片側(後述する第1の方向側)に形成さ
れた中空穴と、そのスプールに設けられ、スプール中立
時には弁本体で閉塞されスプールが第1の方向へ移動し
た時には中空穴と油圧シリンダのロッド側連通路とを連
通する第1の穴と、ブリッジ通路と中空穴とを常時連通
する第2の穴と、中空穴とタンク連通路とを常時連通す
る第3の穴と、中空穴に軸方向に移動自在に配置された
小径スプールと、中空穴の一端(第1の方向側の端部)
に設けられ小径スプールを第1の方向と逆の第2の方向
に付勢するスプリングと、中空穴の他端(第2の方向側
の端部)に設けられ小径スプールと係合して小径スプー
ルを第1の方向に駆動可能な小径スプール駆動部材と、
中空穴の他端に固定され小径スプール駆動部材の径方向
中心に嵌装されたピストンと、小径スプール内に形成さ
れた中空部と、中空部と第1の穴とを常時連通する第4
の穴と、中空部と第2の穴とを常時連通する第5の穴
と、小径スプールがスプリングに抗して第1の方向に移
動した時には中空部と第3の穴とを連通する第6の穴
と、中空部に嵌入され開弁時に中空部と第5の穴とを連
通する逆止弁と、逆止弁と小径スプール駆動部材との間
に挟まれたピストン油室と、小径スプールに形成され第
2の穴とピストン油室とを常時連通する環状溝と、スプ
ールの一端に設けられ、パイロット圧が導かれるとスプ
ールを第1の方向に動かして、油圧ポンプからの圧油を
供給するブリッジ通路と油圧シリンダのボトム側連通路
とを連通させる第1の受圧室と、スプールの他端に設け
られ、パイロット圧が導かれるとスプールを第2の方向
に動かして、油圧ポンプからの圧油を供給するブリッジ
通路と油圧シリンダのロッド側連通路とを連通させる第
2の受圧室とを有するものである。
【0003】これにより、方向切換弁のスプールを第1
の方向へ移動させると、ポンプから吐出された圧油がブ
リッジ通路を介し油圧シリンダのボトム側に供給されて
油圧シリンダを伸長させ、ロッド側からの戻り油が、ロ
ッド側連通路から第1の穴及び第4の穴を介して小径ス
プールの中空部に流入し、逆止弁を押し開き第5の穴及
び第2の穴を介してブリッジ通路へ合流し再生が行わ
れ、油圧シリンダの伸長速度が増加する。またポンプ吐
出圧が導かれるブリッジ通路の圧力が高くなってある設
定圧まで達すると、この高圧が第2の穴・環状溝を介し
ピストン油室に導かれ逆止弁が第1の方向に押圧されて
閉弁し再生が解除される。そしてこのときピストンがこ
のピストン油室に導かれた高圧によって小径スプール内
から第2の方向に押し出されようとし、その反力を小径
スプール駆動部材が受けることによって小径スプールは
スプリングに抗して第1の方向へと移動する。これによ
り、第6の穴を介して小径スプールの中空部と第3の穴
とが連通し、ロッド側連通路から第1の穴及び第4の穴
を介し中空部に流入した戻り油は、第6の穴及び第3の
穴を介してタンク連通路へと排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には以下の問題点が存在する。すなわち、上記構
成においては、小径スプールがスプールの中空穴内でス
ムーズに移動できるようにするために、小径スプール駆
動部材の背面側(第2の方向側)に設けられ中空穴の一
端を第1の受圧室へと連通するドレン用油通路が必要と
なる。そして、このドレン用油通路は軸方向に長いキリ
穴形状となるのでスプールの構造が複雑となるととも
に、この穿孔加工を精度良く行うのは極めて煩雑な作業
となり、製造コストが高騰する。
【0005】本発明の目的は、スプール内にドレン用の
長いキリ穴を設けることなく、小径スプールをスムーズ
に移動させて再生・再生解除を行うことができる方向切
換弁装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ケーシングと、このケーシングに
形成され油圧源からの圧油が供給される第1の通路と、
前記ケーシングに形成され油圧シリンダのボトム側油室
及びロッド側油室にそれぞれ接続される第2及び第3の
通路と、前記ケーシング内に軸方向に摺動自在に配置さ
れ、前記第1の通路と前記第2の通路との導通・遮断及
び第1の通路と第3の通路との導通・遮断を行う第1及
び第2の切換部を備えたスプール弁体と、前記スプール
弁体の一端に設けられ、パイロット圧が導かれると、前
記スプール弁体を第1の方向に動かして前記第1の切換
部を開き前記第1の通路と第2の通路とを連通させる第
1の受圧室と、前記スプール弁体の他端に設けられ、パ
イロット圧が導かれると、前記スプール弁体を第2の方
向に動かして前記第2の切換部を開き前記第1の通路と
前記第3の通路とを連通させる第2の受圧室と、前記ス
プール弁体の前記第2の切換部が位置する部分に設けら
れ、前記スプール弁体が前記第1の方向に動かされかつ
前記第1の通路内の圧力が設定値以下のときに前記第3
の通路内の圧油を前記第1の通路に還流させる再生弁装
置とを有し、前記再生弁装置が、前記スプール弁体に設
けられ、スプール弁体が少なくとも前記第1の方向に動
かされたときに前記第3の通路及び第1の通路と排出通
路にそれぞれ開口する第1、第2及び第3の穴と;前記
スプール弁体に形成され、前記スプール弁体の他端に開
口しかつ前記第1、第2、及び第3の穴が開口する中空
穴と;前記スプール弁体の中空穴に第1の位置と第2の
位置との間で軸方向に移動可能に収納され、前記第1の
穴に導通する第4の穴、前記第2の穴に導通する第5の
穴及び前記第4の穴と前記第5の穴を導通させる内部通
路を有し、かつ前記第1の位置にあるときには前記第1
の穴と前記第3の穴との導通を制限し、前記第2の位置
に移動すると前記第1の穴と前記第3の穴とを導通させ
る再生解除通路を形成した小径スプールと;前記小径ス
プールの内部通路に配置され、前記内部通路における前
記第4の穴から前記第5の穴に向かう圧油の流れのみを
許容する逆止弁と;前記第1の通路内の圧力が前記設定
値以下のときは前記小径スプールを前記第1の位置に保
ち、前記第1の通路内の圧力が前記設定値よりも高くな
ると前記小径スプールを前記第2の位置に移動させる圧
力検出移動手段と;を備えた方向切換弁装置において、
前記再生解除通路は前記小径スプールの外周に形成され
た隙間通路であり、前記逆止弁は、前記第4の穴からの
圧油が逆止弁の外周から作用して圧油の流れと反対方向
に逆止弁を動かし逆止弁の端面側へと流入する内向き流
れ構造の逆止弁であり、前記圧力検出移動手段は、前記
小径スプールの一端に位置する第1のばね室に配置さ
れ、小径スプールを前記第1の位置から第2の位置に向
けて付勢する第1のばねと;前記小径スプールの一端に
形成され、前記第1のばね室と前記小径スプール内の内
部通路とを連通する貫通孔と;前記スプール弁体に形成
された中空穴の開口端を閉じ、前記小径スプールとの間
に油圧室を形成するスリーブと;前記スリーブを貫通
し、一端が前記油圧室において前記小径スプールの他端
に作用するピストンと;前記逆止弁を貫通し、前記小径
スプールの前記第5の穴側の内部通路を前記油圧室に導
通させる再生解除圧力検出通路と、前記第2の受圧室に
連通する第2のばね室に配置され、前記ピストンを介し
て前記小径スプールを前記第2の位置から第1の位置に
向けて付勢する第2のばねと;を有することを特徴とす
る方向切換弁装置が提供される。
【0007】好ましくは、前記方向切換弁装置におい
て、前記スプール弁体は、該スプール弁体が前記第1の
方向へ移動したときに前記第3の通路から導かれた圧油
の一部を前記排出通路へ導く可変絞りをさらに有するこ
とを特徴とする方向切換弁装置が提供される。
【0008】
【作用】以上のように構成した本発明においては、油圧
シリンダの負荷が比較的軽く、第1の通路内の圧力が設
定値以下である場合には、ロッド側からの戻り油が、第
2の切換部が位置する部分に設けられた再生弁装置を介
して第3の通路から第1の通路へ還流され、油圧源から
の圧油と合流して再生が行われ、油圧シリンダの伸長速
度が増加する。このとき再生弁装置内においては、小径
スプール内の内部通路に内向き流れ構造の逆止弁が配置
されていることにより、第3の通路から第1及び第4の
穴を介し導かれた圧油が、逆止弁の外周から作用して圧
油の流れと反対方向に逆止弁を動かし逆止弁の端面側へ
と流入し、さらに第5及び第2の穴を介して第1の通路
へと導かれている。この再生状態から、油圧シリンダの
負荷が比較的重くなり第1の通路内の圧力が設定値以上
となると、この第1の通路内の高圧が、再生弁装置の第
2及び第5の穴から、さらに逆止弁を貫通する再生解除
圧力検出通路を介して油圧室に導かれてピストンを押圧
し、さらにピストンがスリーブを貫通して第2のばね室
内の第2のばねを押圧する。このとき、小径スプール
は、一端において第1のばねに第1の位置から第2の位
置に向けて付勢され、他端においてピストンでその逆の
向きに作用されていることから、小径スプールは高圧で
押圧されたピストンに追従して第1の位置から第2の位
置へと移動する。これにより、再生解除通路である小径
スプール外周の隙間通路によって第1の穴と第3の穴と
が導通され、第1の穴から第4の穴を介し逆止弁の外周
に作用していた圧力が減少して逆止弁が閉じ再生が解除
される。すなわち、第3の通路から導かれた圧油は第1
の穴、隙間通路、第3の穴を介し、排出通路へと排出さ
れる。
【0009】以上の一連の動作において、小径スプール
が第2の位置へ移動し再生解除状態に移行する場合に
は、スプール弁体の他端に開口した中空穴を閉じるスリ
ーブで形成された第2のばね室中で、第2のばねがピス
トンから押圧されて圧縮する。このとき第2のばね室に
連通する第2の受圧室はタンク圧となっていることか
ら、第2のばね室内の圧油は第2の受圧室にドレンされ
るので、第2のばねの圧縮を妨げない。また同様に小径
スプールの一端に位置する第1のばね室中で、第1のば
ねが小径スプールに追従して伸長するが、この第1のば
ね室は小径スプールの一端に形成された貫通孔を介して
小径スプール内の内部通路と連通しており、内部通路内
の圧油が第1のばね室内に流入するので、第1のばねの
伸長を妨げない。したがって、小径スプールはスムーズ
に第2の位置へ移動し、再生解除状態へと移行すること
ができる。また逆に、第1の通路内の圧力が設定値以下
となり、上記再生解除状態から再び再生状態に移行する
場合には、第2のばねが伸長し小径スプールを第2の位
置から第1の位置へと付勢するときに、第2の受圧室内
の圧油が第2のばね室内へ流入して第2のばねの伸長を
妨げず、また小径スプールに押圧されて第1のばねが圧
縮するときに、第1のばね室内の圧油が貫通孔を介して
小径スプール内の内部通路へとドレンされて第1のばね
の圧縮を妨げない。したがって、小径スプールはスムー
ズに第1の位置へ移動し再生状態へと移行することがで
きる。
【0010】また、スプール弁体が第1の方向へ移動し
たときに、スプール弁体に備えられた可変絞りで第3の
通路から導かれた圧油の一部を排出通路へ導くことによ
り、再生される圧油流量を調整し、再生時の油圧シリン
ダの速度を制御することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4により
説明する。本実施例による方向切換弁装置の全体構造を
図2に示す。図2において、本実施例の方向切換弁装置
100は、ケーシング1と、ケーシング1内に軸方向に
摺動自在に配置されたスプール弁2と、スプール弁2の
一端(図示右端)に設けられ、パイロット圧が導かれる
とスプール弁2を図示左方向に動かす第1の受圧室24
Rと、スプール弁2の他端(図示左端)に設けられ、パ
イロット圧が導かれるとスプール弁2を図示右方向に動
かす第2の受圧室24Lと、ケーシング1に形成され油
圧源P1,P2からの圧油の供給経路となる油通路群50
と、ケーシング1に形成され油圧シリンダ3のボトム側
油室3b及びロッド側油室3rにそれぞれ接続される油
通路A及び油通路Bと、再生弁装置200と、ケーシン
グ1に形成されタンクに接続されたタンクポート9−
1,9−2とを有している。
【0012】油通路群50は、油圧源P1の吐出管路2
6−1に接続された油通路I−1と、可変圧力補償弁6
−1に接続された油通路II−1と、負荷保持弁7−1に
接続された油通路III−1と、油圧源P2の吐出管路26
−2に接続された油通路I−2と、可変圧力補償弁6−
2に接続された油通路II−2と、負荷保持弁7−2に接
続された油通路III−2と、油通路III−1と油通路III
−2とを連結するアーチ型のブリッジ通路5とを有して
いる。
【0013】スプール弁2は、スプール弁2の移動量に
応じて開口面積が変化する可変絞りを備えたメータリン
グ用絞り4a−1,4a−2,4b−1,4b−2と、ブ
リッジ通路5と油通路Aとの導通・遮断を行う溝27
と、ブリッジ通路5と油通路Bとの導通・遮断を行う溝
19とが形成されている。
【0014】再生弁装置200は、スプール弁2の溝1
9が位置する部分に設けられており、スプール弁2が図
示左方向に動かされ、かつブリッジ通路5から導かれる
圧力が設定値以下のときに、油通路B内の圧油をブリッ
ジ通路5に還流させるように構成されている(後述)。
【0015】再生弁装置200の詳細構造を図1に示
す。なお、図1においてはスプール弁2は中立位置であ
る。図1において、再生弁装置200は、スプール弁2
に設けられた穴16〜18と、スプール弁2に形成さ
れ、スプール弁2の図示左端に開口しかつ穴16〜18
が開口する中空穴29と、スプール弁2の中空穴29に
軸方向に移動可能に収納され、穴16に導通する穴16
−1、穴18に導通する穴18−1、及び穴16−1と
穴18−1を導通させる内部通路30を備えた小径スプ
ール10と、小径スプール10の内部通路30に配置さ
れた逆止弁11と、小径スプール10外周のスプール弁
2中空径より小径の部分で形成された環状の隙間通路3
4と、小径スプール10の一端(図示右端)に位置する
第1のばね室31に配置された第1のばね23と、小径
スプール10の図示右端に形成され、第1のばね室31
と小径スプール10内の内部通路30とを連通する貫通
孔35と、中空穴29の図示左側の開口端を閉じ、小径
スプール10との間に油圧室32を形成するスリーブ2
2と、スリーブ22を貫通し、一端が油圧室32におい
て小径スプール10の他端(図示左端)に作用するピス
トン14と、ドレン穴25を介し第2の受圧室24Lに
連通する第2のばね室33に配置された第2のばね15
とを有する。
【0016】小径スプール10は、後述するように、図
示の位置が再生位置となっており(但し再生時には逆止
弁11が開弁状態となっている)、再生位置から図示左
方向へ移動し、小径スプール10にねじこまれ固定され
たばね受けプラグ12がスリーブ22の図示右端に当接
して油室32が極めて小さくなった状態が再生解除位置
である。そして小径スプール10は、この再生位置と再
生解除位置との間で軸方向に移動可能である。
【0017】穴16は、図1に示すスプール弁2の中立
位置においては、油通路Bとブリッジ通路5との間のケ
ーシング1のランドで閉じられており、スプール弁2が
図示左方向に動かされたときには油通路Bに開口する。
穴17は、スプール弁2の中立位置では、タンクポート
9−2に接続する排出通路28と油通路Bとの間のケー
シング1のランドで閉じられており、スプール弁2が図
示左方向に動かされたときには排出通路28に開口す
る。穴18は、常時ブリッジ通路5に開口している。
【0018】逆止弁11は、穴16−1からの圧油が逆
止弁11の外周から作用して圧油の流れと反対方向(図
示左方向)に逆止弁11を動かし端面側へと流入する内
向き流れ構造の逆止弁であり、小径スプール10の内部
通路30のうち穴18−1側(図示右側)の部分と逆止
弁11内に形成されたばね室13bとを連通する貫通孔
13cが形成されている。また逆止弁11は、ばね室1
3bに配置されたばね21で閉じ側(図示右側)へ付勢
され、小径スプール10の内部通路30における穴16
−1から穴18−1に向かう圧油の流れのみを許容す
る。またばね21の図示左側端部はばね受けプラグ12
により支持されている。このばね受けプラグ12には、
油圧室32とばね室13bとを連通する貫通孔13aが
形成されている。
【0019】第1のばね23は、小径スプール10を図
示左方向へ、すなわち再生位置から再生解除位置に向け
て付勢する。また第2のばね15は、ピストン14を介
し、小径スプール10を図示右方向へ、すなわち再生解
除位置から再生位置に向けて付勢する。
【0020】なお、スプール弁2はまた、スプール弁2
が図示左方向へ移動したときに、スプール弁2の移動量
に応じて開口面積が変化する可変絞りであるスリット2
0が設けられている。
【0021】上記構成において、油通路群50に備えら
れたブリッジ通路5は、ケーシング1に形成され油圧源
1,P2からの圧油が供給される第1の通路を構成し、
溝27は、第1の通路であるブリッジ通路5と第2の通
路である油通路Aとの導通・遮断を行う第1の切換部を
構成し、溝19は、第1の通路であるブリッジ通路5と
第3の通路である油通路Bとの導通・遮断を行う第2の
切換部を構成する。また、小径スプール10に形成され
た隙間通路34は、小径スプール10が再生位置にある
ときには穴16と穴17との導通を制限し、小径スプー
ル10が再生解除位置に移動すると穴16と穴17とを
導通させる再生解除通路を構成する。さらに、逆止弁1
1内に設けられたばね室13bと、ばね受けプラグ12
に形成された貫通孔13aと、逆止弁11に形成された
貫通孔13cとは、逆止弁11を貫通し、小径スプール
10の穴18−1側(図示右側)の内部通路30を油圧
室32に連通させる再生解除圧力検出通路13を構成す
る。また、第1のばね23と、小径スプール10に形成
された貫通孔35と、スリーブ22と、ピストン14
と、再生解除圧力検出通路13を構成する貫通孔13
a、ばね室13b、及び貫通孔13cと、第2のばね1
5とは、ブリッジ通路5内の圧力が設定値以下のときは
小径スプール10を再生位置に保ち、この圧力が設定値
よりも高くなると小径スプール10を再生解除位置に移
動させる圧力検出移動手段を構成する。
【0022】上記構成の方向切換弁装置100における
動作及び作用を以下に説明する。図1及び図2におい
て、スプール弁2の図示右端に設けられた第1の受圧室
24Rにパイロット圧が導かれてスプール弁2が図示左
向きへ移動されると、絞り4a−1を介し油通路I−1
と油通路II−1とが連通し、溝27を介し油通路III−
1及びブリッジ通路5と油通路Aとが連通する。よっ
て、油圧源P1からの圧油が、吐出管路26−1、油通
路I−1、絞り4a−1、油通路II−1、可変圧力補償
弁6−1、負荷保持弁7−1、油通路III−1、及び溝
27を介して油通路Aへ供給される。またスプール弁2
が図示左向きへさらに移動されると、絞り4a−2を介
し油通路I−2と油通路II−2とが連通する。よって、
油圧源P2からの圧油が、吐出管路26−2、油通路I
−2、絞り4a−2、油通路II−2、可変圧力補償弁6
−2、負荷保持弁7−2、油通路III−2、ブリッジ通
路5、及び溝27を介して油通路Aへ供給される。そし
てこれらの圧油は、油通路Aから油圧シリンダ3のボト
ム側油室3bに供給されて油圧シリンダ3のロッド8を
伸長させる。
【0023】ここで、油圧シリンダ3の負荷が比較的軽
く、ブリッジ通路5から導かれる圧力が設定値以下であ
る場合には、ロッド側油室3rからの戻り油が再生弁装
置200を介して油通路Bからブリッジ通路5へ還流さ
れ、油圧源P1,P2からの圧油と合流して再生が行わ
れ、油圧シリンダ3のロッド8の伸長速度が増加する。
すなわち再生弁装置200内において、小径スプール1
0内の内部通路30に内向き流れ構造の逆止弁11が配
置されていることにより、油通路Bから穴16及び穴1
6−1を介し導かれた圧油が、逆止弁11の外周から作
用して圧油の流れと反対方向(図2中左側方向)に逆止
弁11を動かして逆止弁11の端面側へと流入し、さら
に穴18−1及び穴18を介してブリッジ通路5へと導
かれている。
【0024】なおこの再生の際、油通路Bへ戻ってきた
圧油を全量ブリッジ通路5側へ還流すると、余りにもロ
ッド8の速度が速くなりすぎる等の不都合がある場合
は、スリット20によって、油通路Bから導かれた圧油
の一部を排出通路28へ逃がすことにより、再生される
圧油流量を調整し再生時の油圧シリンダ3のロッド8の
速度を制御することができる。
【0025】上記の再生状態においては、ブリッジ油路
5内の圧力は、穴18、穴18−1、及び貫通孔35、
又は貫通孔19及び再生解除圧力検出通路13を介して
小径スプール10の両端に作用し、これによって図2の
位置に小径スプール10が保持されている。ここで油圧
シリンダ3の負荷が比較的重くなりブリッジ通路5から
導かれる圧力が設定値以上となると、この高圧が、穴1
8及び穴18−1から再生解除圧力検出通路13を介し
て油圧室32に導かれてピストン14を図2中左方向へ
押圧し、さらにピストン14が第2のばね室33内の第
2のばね15の付勢力に打ち勝って第2のばね15を図
2中左方向へ押圧する。このとき、小径スプール10
は、一端(図2中右端)において第1のばね23に図2
中左方向に付勢されており、また他端(図2中左端)に
おいてピストン14で図2中右方向に作用されているこ
とから、結局、小径スプール10は高圧で押圧されたピ
ストン14に追従して図示右方向へ移動する。これによ
り、小径スプール10外周の環状の隙間通路34によっ
て穴16と穴17とが導通され、穴16から穴16−1
を介し逆止弁11の外周に作用していた圧力が減少し、
ばね21の付勢力で逆止弁11が閉じて再生が解除され
る。よって、油通路Bから導かれた圧油は穴16、隙間
通路34、穴17を介し、排出通路28へと排出され
る。
【0026】以上の一連の動作において、小径スプール
10が図示左方向へ移動し再生解除状態に移行する場合
には、スプール弁2の図2中左端に設けられた第2のば
ね室33中で、第2のばね15がピストン14から押圧
されて圧縮する。このときスプール弁2が図2中左方向
へ操作されており、第2のばね室33に連通する第2の
受圧室24Lはタンク圧となっていることから、第2の
ばね室33内の圧油はドレン穴25を介し第2の受圧室
24Lにドレンされるので、第2のばね15の圧縮は妨
げられない。また同様に小径スプール10の一端(図2
中右端)に位置する第1のばね室31中で、第1のばね
23が小径スプール10に追従して伸長するが、この第
1のばね室31は小径スプール10の一端に形成された
貫通孔35を介して小径スプール10内の内部通路30
と連通しており、第1のばね23の伸長に伴って内部通
路30内の圧油が第1のばね室31内に流入するので、
第1のばね23の伸長は妨げられない。したがって、小
径スプール10はスムーズに図2中の左方向へ移動し、
再生解除状態へと移行することができる。また逆に、ブ
リッジ通路5から導かれる圧力が設定値以下となり、上
記再生解除状態から再び再生状態に移行する場合には、
第2のばね15が伸長し小径スプール10を図中右方向
へと付勢するときに、第2の受圧室24L内の圧油がド
レン穴25を介し第2のばね室33内へ流入するので第
2のばね15の伸長は妨げられず、また一方小径スプー
ル10に押圧されて第1のばね23が圧縮するときに、
第1のばね室31内の圧油が貫通孔35を介して小径ス
プール10内の内部通路30へとドレンされるので第1
のばね23の圧縮は妨げられない。したがって、小径ス
プール10はスムーズに図2中の右方向へ移動し再生状
態へと移行することができる。
【0027】ここにおいて、本実施例の比較例として、
特公平4−57881号公報記載の方向切換弁装置の構
造を図3及び図4に示す。図3は方向切換弁装置103
の全体構造図であり、図4は方向切換弁装置103に備
えられた再生弁装置150を示す詳細構造図である。図
3において、スプール弁105の図示左端に設けられた
第1の受圧室106Lにパイロット圧が導かれ、スプー
ル弁105が図示右方向へ移動して切り換えられると、
図示しない油圧源からロードチェック弁145を介し供
給された圧油がブリッジ通路117L及び油通路Pを介
して油圧シリンダ102のボトム側102Cに供給され
て油圧シリンダ102のロッド151を伸長させる。こ
こで油圧シリンダ102の負荷が比較的軽く、ブリッジ
通路117内の圧力が設定値以下である場合には、ロッ
ド側油室102Cからの戻り油が再生弁装置150を介
して油通路Qからブリッジ通路117Rへと還流され、
ブリッジ117Lで油圧源からの圧油と合流して再生が
行われ、油圧シリンダ102のロッド151の伸長速度
が増加する。すなわち図4に示された再生弁装置150
内において、油通路Qから穴118及び穴168を介し
導かれた圧油が、小径スプール112内の小径スプール
油室119に配置された外向き流れ構造の逆止弁110
に端面側から作用して、圧油の流れと同じ方向(図4中
の左方向)に逆止弁110を動かして逆止弁110の外
周側へと流入し、さらに穴170及び穴120を介して
ブリッジ通路117Rへと導かれている。
【0028】上記のような再生状態から、油圧シリンダ
102の負荷が比較的重くなりブリッジ通路117内の
圧力が設定値以上となると、ブリッジ通路117R内の
高圧が、再生弁装置150の穴120から、環状溝12
4を介してピストン油室109に導かれる。このとき、
ピストン油室109に配置されたピストン111はスプ
ール105の一端(図示左端)に固定されており、ピス
トン111を径方向中心に嵌装した小径スプール駆動部
材161が、この高圧の反力によって小径スプール11
2を図示右方向へ押圧し、小径スプール112は再生位
置から再生解除位置へと移動する。これにより、穴17
1と穴121とが導通し、穴118から穴168を介し
て逆止弁110の端部に作用していた圧力が減少して逆
止弁110が閉じて再生が解除される。すなわち、油通
路Qから導かれた圧油は穴118、穴168、小径スプ
ール油室119、穴171、及び穴121を介し、タン
クポートに接続された排出通路Tへと排出される。
【0029】以上の一連の動作において、小径スプール
112が再生解除位置(図示右側位置)へと移行する場
合には、小径スプール112の図示右端に設けらればね
113が配置されている油室108内の圧油が、油室1
08と排出通路Tとを連通する図示しない通路によって
排出通路Tへドレンされ、ばね113の圧縮を妨げない
ように構成されており、一方では小径スプール112の
図示左端に設けられたドレン用油通路122を介し、第
1の受圧室106Lから高圧の圧油が導かれてスプール
105の中空穴190に流入し、小径スプール112の
図示右方向への移動は妨げられない。また逆に、ブリッ
ジ通路117の圧力が設定値以下となって再びこの再生
解除状態から再生状態に移行する場合には、ばね113
が伸長し小径スプール112を図示左方へ付勢するとき
に、排出通路Tの圧油が図示しない通路を介し油室10
8内へ流入するのでばね113の圧縮は妨げられず、ス
プール105の中空穴190からドレン用油通路122
を介し受圧室106Lへ圧油がドレンされるので、小径
スプール112の図示左方向への移動は妨げられない。
【0030】以上のように、本比較例によっては、これ
らドレン用油通路122、及び油室108と排出通路T
とを連通する図示しない通路によって、小径スプール1
12のスムーズな再生解除位置及び再生状態への移動を
確保していた。
【0031】しかしながら、上記比較例の方向切換弁装
置103においては、ドレン用油通路122は、中空穴
190の図示左端を第1の受圧室106Lへ連通する役
割をもつことから、軸方向に長いキリ穴形状となるの
で、スプール弁2の構造が複雑となるとともに、この穿
孔加工を精度良く行うのは極めて煩雑な作業となり、製
造コストの高騰を招いていた。
【0032】これに対し、前述した本実施例の方向切換
弁装置100においては、第2のばね室33と第2の受
圧室24Lとを連通するドレン穴25と、第1のばね室
30と小径スプール10内の内部通路30とを連通する
貫通孔35とによって、小径スプール10のスムーズな
再生解除位置及び再生状態への移動を確保する。そして
このとき、第2のばね室33はスプール弁2の図2中左
端近傍に設けられており、また第2の受圧室24Lはス
プール弁2の図2中左端に設けられているので、図2示
すように、これらを連通させるドレン穴25は極めて短
いもので済む。
【0033】また一方、本実施例の方向切換弁装置10
0において、スプール弁2の図2中左端に設けられた第
2の受圧室24Lにパイロット圧が導かれてスプール弁
2が図示右向きへ移動されると、絞り4b−1を介し油
通路I−1と油通路II−1とが連通し、溝19を介しブ
リッジ通路5及び油通路III−2と油通路Bとが連通す
る。よって、油圧源P1からの圧油が、吐出管路26−
1、油通路I−1、絞り4b−1、油通路II−1、可変
圧力補償弁6−1、負荷保持弁7−1、油通路III−
1、ブリッジ通路5、及び溝19を介して油通路Bへ供
給される。またスプール弁2が図示右向きへさらに移動
されると、絞り4b−2を介し油通路I−2と油通路II
−2とが連通する。よって、油圧源P2からの圧油が、
吐出管路26−2、油通路I−2、絞り4b−2、油通
路II−2、可変圧力補償弁6−2、負荷保持弁7−2、
油通路III−2、及び溝19を介して油通路Bへ供給さ
れる。そしてこれらの圧油は、油通路Bから油圧シリン
ダ3のロッド側油室3rに供給されて油圧シリンダ3の
ロッド8を圧縮させる。
【0034】なおこのとき、油通路III−2及びブリッ
ジ通路5の圧力が或る値以上になると、図1において、
この高圧が穴18,18−1を介し小径スプール10内
へ導かれて上記再生解除動作と同様に小径スプール10
が図1中の左側方向へ動作し、隙間通路34を介して穴
16と穴17とが連通する場合がある。しかし、このと
き逆止弁11は閉じ状態で維持されており、また穴16
がブリッジ通路5及び油通路III−2に連通するととも
に穴17が油通路Bに連通していることから、隙間通路
34はブリッジ通路5及び油通路III−2からの圧油を
油通路Bへ導くように、いわば溝19のバイパス的役割
として作用するのみであって、なんら実害はない。
【0035】以上説明したように、本実施例の方向切換
弁装置100によれば、従来の方向切換弁装置103の
ドレン用通路122のようにスプール弁内にドレン用の
長いキリ穴を設けることなく、小径スプールをスムーズ
に移動させ、再生・再生解除を行うことができる。よっ
て使用する部品は従来と全く同様としつつ長いキリ穴を
廃止することができ、製造コストを低減することができ
る。
【0036】なお、上記実施例においては、図1に示す
スプール弁2の中立位置において、穴16は油通路Bと
ブリッジ通路5との間のケーシング1のランドで閉じら
れており、穴17は排出通路28と油通路Bとの間のケ
ーシング1のランドで閉じられているが、必ずしも閉じ
られる必要はなく、スプール弁2が少なくとも図示左方
向に動かされたときに、それぞれ油通路B及び排出通路
28に開口する構造であれば足りる。また、穴18は、
図1に示すスプール弁2の中立位置でブリッジ通路5に
必ず開口する必要はなく、スプール弁2が少なくとも図
示左方向に動かされたときにブリッジ通路5に開口すれ
ば足りる。これらの場合についても、同様の効果を得
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、再生状態から再生解除
状態に移行する場合には、圧縮される第2のばねを備え
た第2のばね室内の圧油は第2の受圧室にドレンされ、
伸長する第1のばねを備えた第1のばね室には小径スプ
ール内の内部通路の圧油が流入し、小径スプールはスム
ーズに第2の位置へ移動する。また逆に、再生解除状態
から再生状態に移行する場合には、伸長する第2のばね
を備えた第2のばね室内には第2の受圧室内の圧油が流
入し、圧縮される第1のばねを備えた第1のばね室内の
圧油は小径スプール内の内部通路へとドレンされ、小径
スプールはスムーズに第1の位置へ移動する。そしてこ
のとき、第2のばね室はスプール弁体の他端近傍に設け
られており、また第2の受圧室はスプール弁体の他端に
設けられているので、これらを連通させる通路は極めて
短く済む。よって、従来のようにスプール弁体内にドレ
ン用の長いキリ穴を設けることなく小径スプールをスム
ーズに移動させ、再生・再生解除を行うことができる。
よって使用する部品は従来と全く同様としつつ長いキリ
穴を廃止することができ、製造コストを低減することが
できる。
【0038】また、スプール弁体が第1の方向へ移動し
たときに、第3の通路から導かれた圧油の一部を可変絞
りを介して排出通路へ導くので、再生される圧油流量を
調整して再生時の油圧シリンダの速度を制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実例例による方向切換弁装置に備え
られた再生弁装置の詳細構造を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例による方向切換弁装置の全体
構造を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例の比較例による方向切換弁装
置の全体構造を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例の比較例による方向切換弁装
置に備えられた再生弁装置の詳細構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 スプール弁 3 油圧シリンダ 3b ボトム側油室 3r ロッド側油室 5 ブリッジ通路(第1の通路) 10 小径スプール 11 逆止弁 13 再生解除圧力検出通路 13a 貫通孔 13b ばね室 13c 貫通孔 14 ピストン 15 第2のばね 16 穴(第1の穴) 16−1 穴(第4の穴) 17 穴(第3の穴) 18 穴(第2の穴) 18−1 穴(第5の穴) 19 溝(第1の切換部) 20 スリット 22 スリーブ 23 第1のばね 24L 第2の受圧室 24R 第1の受圧室 27 溝(第2の切換部) 29 中空穴 30 内部通路 31 第1のばね室 32 油圧室 33 第2のばね室 34 隙間通路(再生解除通路) 35 貫通孔 100 方向切換弁装置 200 再生弁装置 A 油通路(第2の通路) B 油通路(第3の通路) P1 油圧源 P2 油圧源 T 排出通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングに形成さ
    れ油圧源からの圧油が供給される第1の通路と、前記ケ
    ーシングに形成され油圧シリンダのボトム側油室及びロ
    ッド側油室にそれぞれ接続される第2及び第3の通路
    と、前記ケーシング内に軸方向に摺動自在に配置され、
    前記第1の通路と前記第2の通路との導通・遮断及び第
    1の通路と第3の通路との導通・遮断を行う第1及び第
    2の切換部を備えたスプール弁体と、前記スプール弁体
    の一端に設けられ、パイロット圧が導かれると、前記ス
    プール弁体を第1の方向に動かして前記第1の切換部を
    開き前記第1の通路と第2の通路とを連通させる第1の
    受圧室と、前記スプール弁体の他端に設けられ、パイロ
    ット圧が導かれると、前記スプール弁体を第2の方向に
    動かして前記第2の切換部を開き前記第1の通路と前記
    第3の通路とを連通させる第2の受圧室と、前記スプー
    ル弁体の前記第2の切換部が位置する部分に設けられ、
    前記スプール弁体が前記第1の方向に動かされかつ前記
    第1の通路内の圧力が設定値以下のときに前記第3の通
    路内の圧油を前記第1の通路に還流させる再生弁装置と
    を有し、 前記再生弁装置が、前記スプール弁体に設けられ、スプ
    ール弁体が少なくとも前記第1の方向に動かされたとき
    に前記第3の通路及び第1の通路と排出通路にそれぞれ
    開口する第1、第2及び第3の穴と;前記スプール弁体
    に形成され、前記スプール弁体の他端に開口しかつ前記
    第1、第2、及び第3の穴が開口する中空穴と;前記ス
    プール弁体の中空穴に第1の位置と第2の位置との間で
    軸方向に移動可能に収納され、前記第1の穴に導通する
    第4の穴、前記第2の穴に導通する第5の穴及び前記第
    4の穴と前記第5の穴を導通させる内部通路を有し、か
    つ前記第1の位置にあるときには前記第1の穴と前記第
    3の穴との導通を制限し、前記第2の位置に移動すると
    前記第1の穴と前記第3の穴とを導通させる再生解除通
    路を形成した小径スプールと;前記小径スプールの内部
    通路に配置され、前記内部通路における前記第4の穴か
    ら前記第5の穴に向かう圧油の流れのみを許容する逆止
    弁と;前記第1の通路内の圧力が前記設定値以下のとき
    は前記小径スプールを前記第1の位置に保ち、前記第1
    の通路内の圧力が前記設定値よりも高くなると前記小径
    スプールを前記第2の位置に移動させる圧力検出移動手
    段と;を備えた方向切換弁装置において、 前記再生解除通路は前記小径スプールの外周に形成され
    た隙間通路であり、 前記逆止弁は、前記第4の穴からの圧油が逆止弁の外周
    から作用して圧油の流れと反対方向に逆止弁を動かし逆
    止弁の端面側へと流入する内向き流れ構造の逆止弁であ
    り、 前記圧力検出移動手段は、前記小径スプールの一端に位
    置する第1のばね室に配置され、小径スプールを前記第
    1の位置から第2の位置に向けて付勢する第1のばね
    と;前記小径スプールの一端に形成され、前記第1のば
    ね室と前記小径スプール内の内部通路とを連通する貫通
    孔と;前記スプール弁体に形成された中空穴の開口端を
    閉じ、前記小径スプールとの間に油圧室を形成するスリ
    ーブと;前記スリーブを貫通し、一端が前記油圧室にお
    いて前記小径スプールの他端に作用するピストンと;前
    記逆止弁を貫通し、前記小径スプールの前記第5の穴側
    の内部通路を前記油圧室に導通させる再生解除圧力検出
    通路と、前記第2の受圧室に連通する第2のばね室に配
    置され、前記ピストンを介して前記小径スプールを前記
    第2の位置から第1の位置に向けて付勢する第2のばね
    と;を有することを特徴とする方向切換弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方向切換弁装置におい
    て、前記スプール弁体は、該スプール弁体が前記第1の
    方向へ移動したときに前記第3の通路から導かれた圧油
    の一部を前記排出通路へ導く可変絞りをさらに有するこ
    とを特徴とする方向切換弁装置。
JP6174075A 1994-07-26 1994-07-26 方向切換弁装置 Pending JPH0835502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6174075A JPH0835502A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 方向切換弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6174075A JPH0835502A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 方向切換弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0835502A true JPH0835502A (ja) 1996-02-06

Family

ID=15972209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6174075A Pending JPH0835502A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 方向切換弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0835502A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032943A1 (fr) * 1998-12-02 2000-06-08 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Dispositif a distributeur
CN107061404A (zh) * 2015-09-29 2017-08-18 纳博特斯克有限公司 方向切换阀和液压系统
CN107701538A (zh) * 2017-10-17 2018-02-16 上海衡拓液压控制技术有限公司 阀芯内置活塞式液压滑阀结构
CN108425906A (zh) * 2018-06-14 2018-08-21 东莞海特帕沃液压科技有限公司 液控比例流量阀
CN112412912A (zh) * 2020-11-27 2021-02-26 徐州阿马凯液压技术有限公司 一种新型可变再生装置及系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032943A1 (fr) * 1998-12-02 2000-06-08 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Dispositif a distributeur
US6327959B1 (en) 1998-12-02 2001-12-11 Hitachi Construction Machinery Directional control valve device
CN107061404A (zh) * 2015-09-29 2017-08-18 纳博特斯克有限公司 方向切换阀和液压系统
CN107701538A (zh) * 2017-10-17 2018-02-16 上海衡拓液压控制技术有限公司 阀芯内置活塞式液压滑阀结构
CN107701538B (zh) * 2017-10-17 2023-09-05 上海衡拓液压控制技术有限公司 阀芯内置活塞式液压滑阀结构
CN108425906A (zh) * 2018-06-14 2018-08-21 东莞海特帕沃液压科技有限公司 液控比例流量阀
CN112412912A (zh) * 2020-11-27 2021-02-26 徐州阿马凯液压技术有限公司 一种新型可变再生装置及系统
CN112412912B (zh) * 2020-11-27 2023-09-08 徐州阿马凯液压技术有限公司 一种新型可变再生装置及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100764119B1 (ko) 파일럿 포펫형 릴리프 밸브
JP5113449B2 (ja) 走行直進用油圧回路
KR101727636B1 (ko) 건설기계용 유량 컨트롤밸브
WO2013073112A1 (ja) クッションバルブ装置、及びそれを備えるマルチクッションバルブユニット
US9874232B2 (en) Fluid pressure control apparatus
JPH0835502A (ja) 方向切換弁装置
JP3556860B2 (ja) 流体圧アクチュエータ制御装置
JPH08100803A (ja) 方向制御弁
JP2784836B2 (ja) 電磁切換弁
JP3525002B2 (ja) 油圧再生装置
KR930000567B1 (ko) 유체 작동식 장치를 독립적으로 제어하는 제어시스템
JP4859783B2 (ja) 中立カット弁を用いた制御装置
NZ208150A (en) Automatic reversing system for hydraulic ram
US11268544B2 (en) Pressure compensator valve
JPS62278301A (ja) 可変再生回路
JPH06100202B2 (ja) 可変再生回路
JPH03117704A (ja) 油圧シリンダの再生合流方法
US4478318A (en) Vehicle brake system
JP2016176567A (ja) 流体圧シリンダ
JPH0752402Y2 (ja) 流体制御弁
JPS592321Y2 (ja) 農用トラクタの作業機コントロ−ル弁
JP3544173B2 (ja) 油圧シリンダの再生切換弁
JPH0457881B2 (ja)
JP3431793B2 (ja) ブレーキ弁
JP2581220Y2 (ja) 油圧クラッチ式変速装置のディレーリリーフバルブ構造