JPH0835080A - アルミニウム含有廃液の再生方法 - Google Patents
アルミニウム含有廃液の再生方法Info
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- JPH0835080A JPH0835080A JP6171148A JP17114894A JPH0835080A JP H0835080 A JPH0835080 A JP H0835080A JP 6171148 A JP6171148 A JP 6171148A JP 17114894 A JP17114894 A JP 17114894A JP H0835080 A JPH0835080 A JP H0835080A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 無機酸とアルミニウムを含有するアルミニウ
ムの処理廃液を効率よくかつ簡単に無機酸成分とアルミ
ニウム成分とに分離し、廃液を有効利用する方法を提供
する。 【構成】 無機酸とアルミニウムを含有する廃液を電気
透析法によって、選択的に脱酸して遊離酸濃度を1規定
以下とした脱酸液と濃縮液とに分離する工程と、得られ
た脱酸液から有機溶媒を用いてアルミニウムを抽出する
工程と、前記電気透析工程の濃縮液と、前記溶媒抽出工
程の残液を合体させて再生処理液を得る工程とを有する
処理法である。さらに前記溶媒抽出工程の抽出液に、塩
酸または硫酸を添加してアルミニウムを逆抽出し、この
逆抽出工程で得られた逆抽出液を、電気透析、蒸留等に
よって濃縮すれば、純度の高いアルミニウム塩として、
アルミニウムを回収でき、凝集剤などとして有効利用で
きる。
ムの処理廃液を効率よくかつ簡単に無機酸成分とアルミ
ニウム成分とに分離し、廃液を有効利用する方法を提供
する。 【構成】 無機酸とアルミニウムを含有する廃液を電気
透析法によって、選択的に脱酸して遊離酸濃度を1規定
以下とした脱酸液と濃縮液とに分離する工程と、得られ
た脱酸液から有機溶媒を用いてアルミニウムを抽出する
工程と、前記電気透析工程の濃縮液と、前記溶媒抽出工
程の残液を合体させて再生処理液を得る工程とを有する
処理法である。さらに前記溶媒抽出工程の抽出液に、塩
酸または硫酸を添加してアルミニウムを逆抽出し、この
逆抽出工程で得られた逆抽出液を、電気透析、蒸留等に
よって濃縮すれば、純度の高いアルミニウム塩として、
アルミニウムを回収でき、凝集剤などとして有効利用で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムを含有す
る廃液の再生方法に関するものである。詳しく述べると
本発明は、例えば電解コンデンサの電極形成や半導体デ
バイスの電極形成におけるアルミニウムのエッチング廃
液、さらに印刷版(PS版)、アルミニウムサッシ製造
などにおける電解粗面化処理廃液、陽極酸化処理廃液等
の無機酸とアルミニウムを含有する廃液の再生方法に関
するものである。
る廃液の再生方法に関するものである。詳しく述べると
本発明は、例えば電解コンデンサの電極形成や半導体デ
バイスの電極形成におけるアルミニウムのエッチング廃
液、さらに印刷版(PS版)、アルミニウムサッシ製造
などにおける電解粗面化処理廃液、陽極酸化処理廃液等
の無機酸とアルミニウムを含有する廃液の再生方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムは電解コンデンサ、半導体
デバイス等の電極材料として、また印刷版、アルミニウ
ムサッシ等各種の分野において多用されている。例え
ば、アルミニウム箔を用いる電解コンデンサーの製造に
おいてキャパシティー増大のために酸溶液中でアルミニ
ウムの表面を電気化学的にエッチングすることが広く行
なわれている。また半導体デバイスにおける電極形成
は、フォトリソグラフィー法を用いて行なわれており、
金属蒸着などにより基板表面に形成されたアルミニウム
層上に、フォトレジスト層を形成し、所定のパターンを
有するマスクを用いて、前記フォトレジスト層を露光
し、現像した後、基板をエッチング液中に浸漬して、前
記フォトレジスト層に覆われていない部位のアルミニウ
ムをエッチング除去するというものである。
デバイス等の電極材料として、また印刷版、アルミニウ
ムサッシ等各種の分野において多用されている。例え
ば、アルミニウム箔を用いる電解コンデンサーの製造に
おいてキャパシティー増大のために酸溶液中でアルミニ
ウムの表面を電気化学的にエッチングすることが広く行
なわれている。また半導体デバイスにおける電極形成
は、フォトリソグラフィー法を用いて行なわれており、
金属蒸着などにより基板表面に形成されたアルミニウム
層上に、フォトレジスト層を形成し、所定のパターンを
有するマスクを用いて、前記フォトレジスト層を露光
し、現像した後、基板をエッチング液中に浸漬して、前
記フォトレジスト層に覆われていない部位のアルミニウ
ムをエッチング除去するというものである。
【0003】このようなアルミニウムのエッチング液と
しては、塩酸、リン酸、硫酸(および硝酸)を主要成分
として含有したものが使用されており、その廃液中には
アルミニウムが、これらの無機酸の塩という形で含まれ
ていることとなる。このような無機酸とアルミニウムを
含有する廃液は、資源の有効利用およびコスト削減、さ
らには環境保護の立場から、再生使用ないしは再資源化
することが望まれる。
しては、塩酸、リン酸、硫酸(および硝酸)を主要成分
として含有したものが使用されており、その廃液中には
アルミニウムが、これらの無機酸の塩という形で含まれ
ていることとなる。このような無機酸とアルミニウムを
含有する廃液は、資源の有効利用およびコスト削減、さ
らには環境保護の立場から、再生使用ないしは再資源化
することが望まれる。
【0004】従来、このようなアルミニウム含有廃液の
再生方法としては、 アルミニウム表面技術便覧、第7
27頁、昭和55年、軽金属出版社発行などに記載され
るように、イオン交換膜による拡散透析によって、硫酸
のみを回収すること、 この廃液を蒸留することによっ
て、塩酸、硝酸などの揮発性酸のみを回収することは行
なわれていたものの、このような酸のみの分離回収は成
分回収としては十分なものではなかった。
再生方法としては、 アルミニウム表面技術便覧、第7
27頁、昭和55年、軽金属出版社発行などに記載され
るように、イオン交換膜による拡散透析によって、硫酸
のみを回収すること、 この廃液を蒸留することによっ
て、塩酸、硝酸などの揮発性酸のみを回収することは行
なわれていたものの、このような酸のみの分離回収は成
分回収としては十分なものではなかった。
【0005】一方、酸性リン酸エステルによるアルミニ
ウムの抽出分離(例えば、特開昭63−25217号;
松井、恵羅、日本金属学会誌、1983,1985年;
N. T. Bailey, P. Mahai, ( ※Trans.Instu.Min.Metal
l.(Sec.C:Mineral Process.Extr.Metall.)C70〜C78
頁、1986)が報告されている。しかしながら、前記
と同様にアルミニウムの抽出分離のみでは成分回収とし
ては十分でない。
ウムの抽出分離(例えば、特開昭63−25217号;
松井、恵羅、日本金属学会誌、1983,1985年;
N. T. Bailey, P. Mahai, ( ※Trans.Instu.Min.Metal
l.(Sec.C:Mineral Process.Extr.Metall.)C70〜C78
頁、1986)が報告されている。しかしながら、前記
と同様にアルミニウムの抽出分離のみでは成分回収とし
ては十分でない。
【0006】佐貫ら、日本金属学会誌、1080〜10
87頁、1988年,Versatic acid 10(脂肪族カルボ
ン酸)によるアルミニウムの抽出を報告している。しか
しながら、アルミニウムの分配係数を1以上とするため
には、アルカリを添加して、pHを2.2〜2.5とす
ることが必要であり、またpHの上昇に伴ない相分離が
悪くなり、有機相が乳化状となるといった問題の残るも
のであった。
87頁、1988年,Versatic acid 10(脂肪族カルボ
ン酸)によるアルミニウムの抽出を報告している。しか
しながら、アルミニウムの分配係数を1以上とするため
には、アルカリを添加して、pHを2.2〜2.5とす
ることが必要であり、またpHの上昇に伴ない相分離が
悪くなり、有機相が乳化状となるといった問題の残るも
のであった。
【0007】また、アルミニウムを難溶性塩として析出
させる方法として、 硫酸アルミニウム法(例えば、ア
ルミニウム表面技術便覧、第727頁、昭和55年、軽
金属出版社発行、特開平1−153517号; アルミ
ニム明バン法(例えば、特開平2−88421号);
塩化アルミニウムの晶析法(D. Elsner et al., Light
Metal,411 〜429 頁、1984年)も知られている。
させる方法として、 硫酸アルミニウム法(例えば、ア
ルミニウム表面技術便覧、第727頁、昭和55年、軽
金属出版社発行、特開平1−153517号; アルミ
ニム明バン法(例えば、特開平2−88421号);
塩化アルミニウムの晶析法(D. Elsner et al., Light
Metal,411 〜429 頁、1984年)も知られている。
【0008】硫酸アルミニウム法は、Al−HCl溶液
にH2 SO4 を加えてSO4 /Alモル比を3/2〜9
/2とし、減圧濃縮、冷却を行ってAl2 (SO4 )3
・16〜18H2 Oを析出させるというものであり、操
作は単純であるが、晶析母液にSO4 が残るため、その
循環使用に問題がある。アルミニウム明バン法は、エッ
チング廃液をアンモニアで中和したものにシュウ酸を加
えて溶解し、濃縮・冷却後、エタノールを添加してAl
のシュウ酸錯体を析出させ、次いで晶析物をH 2 SO4
で分解してアルミニウム明バンを得ると共にシュウ酸を
回収するというものであるが、工程が複雑な上塩酸やリ
ン酸の回収・利用が困難であるという問題が残るもので
ある。さらに塩化アルミニウムの晶析法は、塩化アルミ
ニウムの溶解度が塩酸濃度の増大と温度の低下と共に著
しく減少することを利用して6水塩として析出させ、次
にこれをか焼して塩酸と酸化アルミニウムとし、HCl
と母液をエッチング工程へ送るものであるが、廃液のア
ルミニウム濃度が低いと晶析率が悪く、また酸化アルミ
ニウムへのリン酸の混入といった問題も残るものであ
る。
にH2 SO4 を加えてSO4 /Alモル比を3/2〜9
/2とし、減圧濃縮、冷却を行ってAl2 (SO4 )3
・16〜18H2 Oを析出させるというものであり、操
作は単純であるが、晶析母液にSO4 が残るため、その
循環使用に問題がある。アルミニウム明バン法は、エッ
チング廃液をアンモニアで中和したものにシュウ酸を加
えて溶解し、濃縮・冷却後、エタノールを添加してAl
のシュウ酸錯体を析出させ、次いで晶析物をH 2 SO4
で分解してアルミニウム明バンを得ると共にシュウ酸を
回収するというものであるが、工程が複雑な上塩酸やリ
ン酸の回収・利用が困難であるという問題が残るもので
ある。さらに塩化アルミニウムの晶析法は、塩化アルミ
ニウムの溶解度が塩酸濃度の増大と温度の低下と共に著
しく減少することを利用して6水塩として析出させ、次
にこれをか焼して塩酸と酸化アルミニウムとし、HCl
と母液をエッチング工程へ送るものであるが、廃液のア
ルミニウム濃度が低いと晶析率が悪く、また酸化アルミ
ニウムへのリン酸の混入といった問題も残るものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、アル
ミニウムのエッチング廃液等の無機酸とアルミニウムを
含有するアルミニウムの処理廃液を効率よくかつ簡単に
処理液(エッチング液)成分とアルミニウム成分とに分
離し、廃液を有効利用する方法を提供することを目的と
する。
ミニウムのエッチング廃液等の無機酸とアルミニウムを
含有するアルミニウムの処理廃液を効率よくかつ簡単に
処理液(エッチング液)成分とアルミニウム成分とに分
離し、廃液を有効利用する方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、無機酸とアルミニウムを含有す
る廃液を電気透析法によって、選択的に脱酸して遊離酸
濃度を1規定以下とした脱酸液と濃縮液とに分離する工
程と、得られた脱酸液から有機溶媒を用いてアルミニウ
ムを抽出する工程と、前記電気透析工程の濃縮液と、前
記溶媒抽出工程の残液を合体させて再生処理液を得る工
程とを有する。
め、本発明においては、無機酸とアルミニウムを含有す
る廃液を電気透析法によって、選択的に脱酸して遊離酸
濃度を1規定以下とした脱酸液と濃縮液とに分離する工
程と、得られた脱酸液から有機溶媒を用いてアルミニウ
ムを抽出する工程と、前記電気透析工程の濃縮液と、前
記溶媒抽出工程の残液を合体させて再生処理液を得る工
程とを有する。
【0011】また本発明においては、溶媒抽出工程の残
液を前記電気透析工程の濃縮液と直接合体させることな
く、被透析液として前記電気透析工程にかけることも可
能である。本発明においては、さらに、前記溶媒抽出工
程の抽出液に、塩酸または硫酸を添加してアルミニウム
を逆抽出する工程と、この逆抽出工程で得られた逆抽出
液を電気透析法によって選択的に脱酸して脱酸液と濃縮
液とに分離する第二の電気透析工程とを有し、得られた
脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使用する
ことも可能である。この場合、前記逆抽出工程の残液を
前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記第二の電
気透析工程の濃縮液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液と
して循環使用することができる。
液を前記電気透析工程の濃縮液と直接合体させることな
く、被透析液として前記電気透析工程にかけることも可
能である。本発明においては、さらに、前記溶媒抽出工
程の抽出液に、塩酸または硫酸を添加してアルミニウム
を逆抽出する工程と、この逆抽出工程で得られた逆抽出
液を電気透析法によって選択的に脱酸して脱酸液と濃縮
液とに分離する第二の電気透析工程とを有し、得られた
脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使用する
ことも可能である。この場合、前記逆抽出工程の残液を
前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記第二の電
気透析工程の濃縮液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液と
して循環使用することができる。
【0012】あるいは、前記溶媒抽出工程の抽出液に、
塩酸を添加してアルミニウム成分を逆抽出する工程と、
この逆抽出工程で得られた逆抽出液を蒸留によって蒸発
缶液と留出液とに分離する蒸留工程とをさらに有し、得
られた脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使
用することも可能である。この場合、前記逆抽出工程の
残液を前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記蒸
留工程の濃縮液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液として
循環使用することができる。
塩酸を添加してアルミニウム成分を逆抽出する工程と、
この逆抽出工程で得られた逆抽出液を蒸留によって蒸発
缶液と留出液とに分離する蒸留工程とをさらに有し、得
られた脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使
用することも可能である。この場合、前記逆抽出工程の
残液を前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記蒸
留工程の濃縮液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液として
循環使用することができる。
【0013】
【作用】このように本発明においては、電気透析と溶媒
抽出とを組合せることにより、アルミニウム含有廃液か
ら、塩酸、硫酸成分のみならず、リン酸成分を実質的に
回収し、これらの酸成分をエッチング液等の処理液とし
て循環再生使用することができるものである。一方、こ
のようにして廃液中から酸成分を回収した後の脱酸液
は、その後、塩酸または硫酸を用いた逆抽出によりアル
ミニウム成分を有機溶媒と分離した後、さらに電気透析
あるいは蒸留によりアルミニウム塩を濃縮することで、
凝集剤原料等として有効利用することができるものであ
る。
抽出とを組合せることにより、アルミニウム含有廃液か
ら、塩酸、硫酸成分のみならず、リン酸成分を実質的に
回収し、これらの酸成分をエッチング液等の処理液とし
て循環再生使用することができるものである。一方、こ
のようにして廃液中から酸成分を回収した後の脱酸液
は、その後、塩酸または硫酸を用いた逆抽出によりアル
ミニウム成分を有機溶媒と分離した後、さらに電気透析
あるいは蒸留によりアルミニウム塩を濃縮することで、
凝集剤原料等として有効利用することができるものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。図1は、本発明によるエッチング廃液の再生
方法の工程の一例を示すフロー図であり、図2はさらに
別の例のフロー図である。
説明する。図1は、本発明によるエッチング廃液の再生
方法の工程の一例を示すフロー図であり、図2はさらに
別の例のフロー図である。
【0015】アルミニウムのエッチング液は、各種の組
成のものが知られているが、たとえば交流エッチングに
用いられる塩酸を主成分とするエッチング液は、全容量
当り、一般には、塩酸(HCl)2〜13容量%、硫酸
(H2 SO4 )0〜0.5容量%、リン酸(H3 P
O4 )0〜4容量%および硝酸(HNO3 )0〜3容量
%を含有するものである。
成のものが知られているが、たとえば交流エッチングに
用いられる塩酸を主成分とするエッチング液は、全容量
当り、一般には、塩酸(HCl)2〜13容量%、硫酸
(H2 SO4 )0〜0.5容量%、リン酸(H3 P
O4 )0〜4容量%および硝酸(HNO3 )0〜3容量
%を含有するものである。
【0016】従って、エッチング廃液中には、塩化アル
ミニウム(AlCl3 )およびリン酸アルミニウム(A
lPO4 )といったアルミニウム塩の形態として、アル
ミニウムが含有されることとなる。アルミニウムの含有
量は、どのようなエッチング工程を行なうかによって左
右されるために、一概には規定できないが、金属重量と
して、エッチング廃液1リットル当り、例えば、2〜2
0g程度のアルミニウムを含有している。
ミニウム(AlCl3 )およびリン酸アルミニウム(A
lPO4 )といったアルミニウム塩の形態として、アル
ミニウムが含有されることとなる。アルミニウムの含有
量は、どのようなエッチング工程を行なうかによって左
右されるために、一概には規定できないが、金属重量と
して、エッチング廃液1リットル当り、例えば、2〜2
0g程度のアルミニウムを含有している。
【0017】本発明においては、図1に示すように、ま
ずこのようなエッチング廃液1を電気透析にかけて選択
的に脱酸し、遊離酸濃度を1規定以下、より好ましくは
0.5規定以下とした脱酸液2と回収酸(濃縮液)3と
に分離する。この電気透析工程において用いられる電気
透析装置としては、陰、陽両極間に一価イオン選択透過
性の陽イオン交換膜と、通常の陰イオン交換膜、好まし
くは酸難透過性陰イオン交換膜を多数枚交互に配してな
るような構造のものを用いればよい。一価イオン選択透
過性の陽イオン交換膜として具体的には、例えば、ネオ
セプタCMS((株)とくやま)などが、またH+ イオ
ンを透過し難しい陰イオン交換膜として具体的には、例
えば、ネオセプタACM((株)とくやま)、などが用
いられる。
ずこのようなエッチング廃液1を電気透析にかけて選択
的に脱酸し、遊離酸濃度を1規定以下、より好ましくは
0.5規定以下とした脱酸液2と回収酸(濃縮液)3と
に分離する。この電気透析工程において用いられる電気
透析装置としては、陰、陽両極間に一価イオン選択透過
性の陽イオン交換膜と、通常の陰イオン交換膜、好まし
くは酸難透過性陰イオン交換膜を多数枚交互に配してな
るような構造のものを用いればよい。一価イオン選択透
過性の陽イオン交換膜として具体的には、例えば、ネオ
セプタCMS((株)とくやま)などが、またH+ イオ
ンを透過し難しい陰イオン交換膜として具体的には、例
えば、ネオセプタACM((株)とくやま)、などが用
いられる。
【0018】次いで、脱酸液2から有機溶媒4を用いて
アルミニウムを抽出する。有機溶媒としては、酸性リン
酸エステル、特にノニルアルコールまたはデシルアルコ
ールの酸性リン酸エステルが望ましい。脱酸液2に対す
る有機溶媒の使用量は、脱酸液:有機溶媒が体積比で
0.5:1〜2:1程度である。有機溶媒4を脱酸液2
に添加し、10〜60分間程度かけて大部分のアルミニ
ウムを有機相へと移行させ、少量のアルミニウムとリン
酸成分を含む水相5と有機相6とに分離する。このよう
な操作は、連続プロセスとする場合、例えばミキサー・
セトラー,抽出塔などを用いて多段接触させることによ
り行なえばよい。このように、本発明においては、中和
剤の添加、水による希釈などを行うことなく、2以上の
分配係数をもって大部分のアルミニウムを除去すること
ができる。
アルミニウムを抽出する。有機溶媒としては、酸性リン
酸エステル、特にノニルアルコールまたはデシルアルコ
ールの酸性リン酸エステルが望ましい。脱酸液2に対す
る有機溶媒の使用量は、脱酸液:有機溶媒が体積比で
0.5:1〜2:1程度である。有機溶媒4を脱酸液2
に添加し、10〜60分間程度かけて大部分のアルミニ
ウムを有機相へと移行させ、少量のアルミニウムとリン
酸成分を含む水相5と有機相6とに分離する。このよう
な操作は、連続プロセスとする場合、例えばミキサー・
セトラー,抽出塔などを用いて多段接触させることによ
り行なえばよい。このように、本発明においては、中和
剤の添加、水による希釈などを行うことなく、2以上の
分配係数をもって大部分のアルミニウムを除去すること
ができる。
【0019】次に、上記水相5を前記電気透析工程に濃
縮原液として循環使用する。この電気透析工程の濃縮液
3は、当初のエッチング液中の無機酸とほぼ同量の酸成
分と少量のアルミニウムを含む再生エッチング液として
再生される。なお、溶媒抽出工程の水相と前記電気透析
工程の濃縮液3を直接合体させて再生エッチング液とす
ることも可能である。
縮原液として循環使用する。この電気透析工程の濃縮液
3は、当初のエッチング液中の無機酸とほぼ同量の酸成
分と少量のアルミニウムを含む再生エッチング液として
再生される。なお、溶媒抽出工程の水相と前記電気透析
工程の濃縮液3を直接合体させて再生エッチング液とす
ることも可能である。
【0020】一方、前記溶媒抽出工程において得られた
有機相6は、次いで、塩酸からなる抽出用酸液8で逆抽
出される。なお抽出用酸液としては硫酸を用いてもよ
い。アルミニウム成分を逆抽出する抽出用酸液の有機相
6に対する使用量は、有機相:抽出用酸液が体積比で
0.5:1〜2:1程度である。また、抽出用酸液とし
て使用する塩酸の濃度は7〜15重量%、硫酸の濃度は
10〜30重量%程度が適当である。抽出用酸液を有機
相2に添加し、30〜120分間程度かけて大部分のア
ルミニウムを水相へと移行させ、アルミニウム含む酸性
水相10と有機相9とに分離する。連続プロセスとする
場合、上記抽出工程と同様に、多段接触させることによ
り行なえばよい。なお、この有機相9は前記抽出工程に
おける有機溶媒4として循環使用できる。
有機相6は、次いで、塩酸からなる抽出用酸液8で逆抽
出される。なお抽出用酸液としては硫酸を用いてもよ
い。アルミニウム成分を逆抽出する抽出用酸液の有機相
6に対する使用量は、有機相:抽出用酸液が体積比で
0.5:1〜2:1程度である。また、抽出用酸液とし
て使用する塩酸の濃度は7〜15重量%、硫酸の濃度は
10〜30重量%程度が適当である。抽出用酸液を有機
相2に添加し、30〜120分間程度かけて大部分のア
ルミニウムを水相へと移行させ、アルミニウム含む酸性
水相10と有機相9とに分離する。連続プロセスとする
場合、上記抽出工程と同様に、多段接触させることによ
り行なえばよい。なお、この有機相9は前記抽出工程に
おける有機溶媒4として循環使用できる。
【0021】この逆抽出工程において得られた水相10
中には、アルミニウムと、逆抽出に使用された酸(アル
ミニウムとの結合酸および遊離酸)以外に、ほとんど不
純物(例えば、リン酸等)を含んでおらず、その後、該
水相に、濃縮、結晶化などの適当な操作を加えること
で、高純度のアルミニウムの塩類を得ることができる。
中には、アルミニウムと、逆抽出に使用された酸(アル
ミニウムとの結合酸および遊離酸)以外に、ほとんど不
純物(例えば、リン酸等)を含んでおらず、その後、該
水相に、濃縮、結晶化などの適当な操作を加えること
で、高純度のアルミニウムの塩類を得ることができる。
【0022】この実施例においては、逆抽出工程で得ら
れた逆抽出液(水相10)を蒸留によって蒸溜缶液(残
留液)11と留出液12とに分離する。この蒸留工程に
おいては、蒸留缶液の遊離酸濃度が1規定以下となるま
で、逆抽出液10を加熱する。
れた逆抽出液(水相10)を蒸留によって蒸溜缶液(残
留液)11と留出液12とに分離する。この蒸留工程に
おいては、蒸留缶液の遊離酸濃度が1規定以下となるま
で、逆抽出液10を加熱する。
【0023】そして、得られた蒸溜缶液11を液状アル
ミニウム化合物系凝集剤(PAC)製造工程における原
料液として使用する。製造するPACの性状としては、
その規格(外観:無色または淡黄褐色の透明な液体、D
4 20 :1.9以上、pH:3.5〜5、化学的組成:一
般式{Al2 (OH)n (Cl6 -n}m (但し、1<n
<%、m<10)、Al2 O3 10.0〜11.0重量
%、SO4 2-<3.5重量%)内ないしはこれにほぼ近
似するいずれのものとすることも可能であるが、例え
ば、Al2 O3 10%、SO4 2- 3.4%、Cl/A
lモル比2.4、比重1.2という組成を基準として、
水酸化アルミニウムおよび硫酸(ならびに水)を添加す
ることにより調製することができる。
ミニウム化合物系凝集剤(PAC)製造工程における原
料液として使用する。製造するPACの性状としては、
その規格(外観:無色または淡黄褐色の透明な液体、D
4 20 :1.9以上、pH:3.5〜5、化学的組成:一
般式{Al2 (OH)n (Cl6 -n}m (但し、1<n
<%、m<10)、Al2 O3 10.0〜11.0重量
%、SO4 2-<3.5重量%)内ないしはこれにほぼ近
似するいずれのものとすることも可能であるが、例え
ば、Al2 O3 10%、SO4 2- 3.4%、Cl/A
lモル比2.4、比重1.2という組成を基準として、
水酸化アルミニウムおよび硫酸(ならびに水)を添加す
ることにより調製することができる。
【0024】また留出液12は、前記溶媒抽出工程に使
用される抽出用酸液8として循環使用される。この場
合、濃度低下を補うために必要に応じて補給酸液7を添
加する。 表1は、このような図1に示す実施例のエッ
チング廃液の再生プロセスにおけるアルミニウム含有廃
液1m3 基準の物質収支の一例を示すものである。
用される抽出用酸液8として循環使用される。この場
合、濃度低下を補うために必要に応じて補給酸液7を添
加する。 表1は、このような図1に示す実施例のエッ
チング廃液の再生プロセスにおけるアルミニウム含有廃
液1m3 基準の物質収支の一例を示すものである。
【0025】
【表1】
【0026】図2は、本発明の別の実施例のプロセスを
示すものである。この実施例においても、逆抽出工程ま
では図1に示す実施例と同様の処理操作を行なう。この
実施例においては、逆抽出工程で得られた逆抽出液(水
相10)を再度電気透析にかけ、例えば、遊離酸濃度を
1.0規定以下、より好ましくは0.5規定以下とした
脱酸液11と濃縮液12とに分離する。この電気透析工
程において用いられる電気透析装置としては、前記第1
の電気透析におけるものと同様なものを用いることがで
きる。
示すものである。この実施例においても、逆抽出工程ま
では図1に示す実施例と同様の処理操作を行なう。この
実施例においては、逆抽出工程で得られた逆抽出液(水
相10)を再度電気透析にかけ、例えば、遊離酸濃度を
1.0規定以下、より好ましくは0.5規定以下とした
脱酸液11と濃縮液12とに分離する。この電気透析工
程において用いられる電気透析装置としては、前記第1
の電気透析におけるものと同様なものを用いることがで
きる。
【0027】そして、得られた脱酸液11を前記と同様
に、液状アルミニウム化合物系凝集剤(PAC)製造工
程における原料液として使用する。製造するPACの性
状としては、前記した規格内ないしはこれにほぼ近似す
るいずれのものとすることも可能であるが、例えば、A
l2 O3 10%、SO4 2- 3.4%、Cl/Alモル
比2.4、比重1.2という組成を基準として、水酸化
アルミニウムおよび硫酸を添加することにより調製する
ことができる。なおこの実施例の場合、脱酸液11の水
含有量が多く、前記規格より外れる場合は、図示するよ
うに、蒸発濃縮を行ない、所望の組成とする。
に、液状アルミニウム化合物系凝集剤(PAC)製造工
程における原料液として使用する。製造するPACの性
状としては、前記した規格内ないしはこれにほぼ近似す
るいずれのものとすることも可能であるが、例えば、A
l2 O3 10%、SO4 2- 3.4%、Cl/Alモル
比2.4、比重1.2という組成を基準として、水酸化
アルミニウムおよび硫酸を添加することにより調製する
ことができる。なおこの実施例の場合、脱酸液11の水
含有量が多く、前記規格より外れる場合は、図示するよ
うに、蒸発濃縮を行ない、所望の組成とする。
【0028】また留出液12は、前記溶媒抽出工程に使
用される抽出用酸液8として循環使用される。この場
合、濃度低下を補うために必要により補給酸液7を添加
する。表2は、このような図1に示す実施例のエッチン
グ廃液の再生プロセスにおけるアルミニウム含有廃液1
m3 基準の物質収支の一例示すものである。
用される抽出用酸液8として循環使用される。この場
合、濃度低下を補うために必要により補給酸液7を添加
する。表2は、このような図1に示す実施例のエッチン
グ廃液の再生プロセスにおけるアルミニウム含有廃液1
m3 基準の物質収支の一例示すものである。
【0029】
【表2】
【0030】以上は、本発明を電解コンデンサ製造にお
けるエッチング廃液の処理を例として説明したが、本発
明は、無機酸およびアルミニウムを含有する各種廃液の
処理にも同様に適用できるものである。
けるエッチング廃液の処理を例として説明したが、本発
明は、無機酸およびアルミニウムを含有する各種廃液の
処理にも同様に適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、比較
的簡単な操作により、アルミニウム含有廃液から、各種
無機酸成分を回収し、これらの酸成分をエッチング液等
の処理液として循環再生使用することができ、かつ、ア
ルミニウム成分も純度の高いアルミニウム塩として回収
できるために凝集剤原料等として有効利用することがで
きるものであり、資源の有効活用、環境保護といった面
から極めて有用な技術である。
的簡単な操作により、アルミニウム含有廃液から、各種
無機酸成分を回収し、これらの酸成分をエッチング液等
の処理液として循環再生使用することができ、かつ、ア
ルミニウム成分も純度の高いアルミニウム塩として回収
できるために凝集剤原料等として有効利用することがで
きるものであり、資源の有効活用、環境保護といった面
から極めて有用な技術である。
【図1】 本発明によるエッチング廃液の再生方法の工
程の一例を示すフロー図。
程の一例を示すフロー図。
【図2】 本発明によるエッチング廃液の再生方法の工
程の別の例を示すフロー図。
程の別の例を示すフロー図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】あるいは、前記溶媒抽出工程の抽出液に、
塩酸を添加してアルミニウム成分を逆抽出する工程と、
この逆抽出工程で得られた逆抽出液を蒸留によって蒸発
缶液と留出液とに分離する蒸留工程とをさらに有し、得
られた脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使
用することも可能である。この場合、前記逆抽出工程の
残液を前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記蒸
留工程の留出液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液として
循環使用することができる。
塩酸を添加してアルミニウム成分を逆抽出する工程と、
この逆抽出工程で得られた逆抽出液を蒸留によって蒸発
缶液と留出液とに分離する蒸留工程とをさらに有し、得
られた脱酸液を凝集剤製造工程における原料液として使
用することも可能である。この場合、前記逆抽出工程の
残液を前記溶媒抽出工程の有機溶媒として、また前記蒸
留工程の留出液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液として
循環使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22B 21/00 C25F 7/02 (72)発明者 坂野 武 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社中央研究所内 (72)発明者 間瀬 徳美 茨城県高萩市大字安良川字下ノ内363番地 ケーデーケー株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 無機酸とアルミニウムを含有する廃液を
電気透析法によって、選択的に脱酸して遊離酸濃度を1
規定以下とした脱酸液と濃縮液とに分離する工程と、 得られた脱酸液から有機溶媒を用いてアルミニウムを抽
出する工程と、 前記電気透析工程の濃縮液と、前記溶媒抽出工程の残液
を合体させて再生処理液を得る工程からなることを特徴
とするアルミニウム含有廃液の再生方法。 - 【請求項2】 有機溶媒として酸性リン酸エステルを用
いるものである請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 酸性リン酸エステルとしてノニルアルコ
ールまたはデシルアルコールの酸性リン酸エステルを用
いる請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 溶媒抽出工程の残液を前記電気透析工程
の濃縮液と直接合体させることなく、被透析液として前
記電気透析工程にかけるものである請求項1〜3のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項5】 前記溶媒抽出工程の抽出液に、塩酸また
は硫酸を添加してアルミニウム成分を逆抽出する工程
と、この逆抽出工程で得られた逆抽出液を電気透析法に
よって選択的に脱酸して脱酸液と濃縮液とに分離する第
二の電気透析工程とをさらに有し、得られた脱酸液を凝
集剤製造工程における原料液として使用するものである
請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 前記逆抽出工程の残液を前記溶媒抽出工
程の有機溶媒として、また前記第二の電気透析工程の濃
縮液を前記逆抽出工程の逆抽出用酸液として循環使用す
るものである請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記溶媒抽出工程の抽出液に、塩酸を添
加してアルミニウム成分を逆抽出する工程と、この逆抽
出工程で得られた逆抽出液を蒸留によって蒸溜缶液と留
出液とに分離する蒸留工程とをさらに有し、得られた蒸
溜缶液を凝集剤製造工程における原料液として使用する
ものである請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 前記逆抽出工程の残液を前記溶媒抽出工
程の有機溶媒として、また前記蒸留工程の濃縮液を前記
逆抽出工程の逆抽出用酸液として循環使用するものであ
る請求項7に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171148A JPH0835080A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | アルミニウム含有廃液の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171148A JPH0835080A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | アルミニウム含有廃液の再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835080A true JPH0835080A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15917885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6171148A Withdrawn JPH0835080A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | アルミニウム含有廃液の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0835080A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508863A (ja) * | 2011-03-18 | 2014-04-10 | オーバイト アルミナ インコーポレイテッド | アルミニウム含有材料から希土類元素を回収する方法 |
CN107022763A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-08-08 | 深圳市新锐思环保科技有限公司 | 一种酸性蚀刻液资源回收利用方法及回收利用系统 |
WO2021070235A1 (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 日揮グローバル株式会社 | リチウム回収方法及びリチウム回収装置 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6171148A patent/JPH0835080A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508863A (ja) * | 2011-03-18 | 2014-04-10 | オーバイト アルミナ インコーポレイテッド | アルミニウム含有材料から希土類元素を回収する方法 |
CN107022763A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-08-08 | 深圳市新锐思环保科技有限公司 | 一种酸性蚀刻液资源回收利用方法及回收利用系统 |
WO2021070235A1 (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 日揮グローバル株式会社 | リチウム回収方法及びリチウム回収装置 |
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Legal Events
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