JPH0834551A - 可撓性帯材の搬送方法 - Google Patents

可撓性帯材の搬送方法

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Publication number
JPH0834551A
JPH0834551A JP19293694A JP19293694A JPH0834551A JP H0834551 A JPH0834551 A JP H0834551A JP 19293694 A JP19293694 A JP 19293694A JP 19293694 A JP19293694 A JP 19293694A JP H0834551 A JPH0834551 A JP H0834551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band material
strip
air
magnetic tape
flexible strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP19293694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
広之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0834551A publication Critical patent/JPH0834551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で既設装置に対し容易に適用可能
であって、簡単な取扱いにより確実に帯状シートの波打
ちや端部折れ曲りを防止し円滑な走行動作を達成できる
可撓性帯材の搬送方法を提供する。 【構成】 可撓性帯材9に対しその長手方向に張力を付
与しながら搬送する方法において、該帯材9の両側の縁
部に空気を吹付けながら搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄いシート状帯材の搬送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気テープの製造工程において、
個々のテープ幅に裁断する前の幅の広い連続シートから
なる帯状ベースフィルム上に磁性塗料が塗布されロール
状に巻取られる。このようなベースフィルムは所定間隔
のガイドローラー上を張力をかけながら搬送され空気巻
き込み防止用の圧接ローラーを通して巻取りロール上に
巻取られる。
【0003】このようなベースフィルムがガイドローラ
ー上を走行する場合、フィルムが薄く可撓性を有するた
め、長手方向に付与された張力により横方向に波打ちが
発生し両側の縁部(耳部)が折れ曲って円滑な走行がで
きなくなる。特に磁気テープの場合、磁性塗料が両側縁
部に数mmの幅だけ残して塗布されるため中央部と縁部
とで厚さが相違し張力も異なってくるため波打ちや折れ
曲りの発生が顕著になる。このように両側の縁部が折れ
曲った状態でベースフィルムが巻取られると巻取りロー
ルの形状が不安定となりまた空気の混入も多くなり巻き
ずれが起こったり不揃いなロールとなって品質の低下を
来す。
【0004】このような不具合を解消するため、従来ガ
イドローラー間の間隔を短くしてガイドローラーを多く
設けたり、磁気テープの磁性塗料をフィルム幅全体に塗
布して厚さの均一性を図ったベースフィルムの搬送方法
の試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のベースフィルム搬送方法では、ガイドローラー数が
多くなるため構造が複雑になり取付け精度も要求されま
た狭い場所では取付けが困難となり、さらにメンテナン
スの手間が増大しコスト的にも不利であった。また、磁
性塗料をフィルム幅全体に塗布して厚さの均一化を図ろ
うとすれば、塗料の流出による周辺機器の汚れやフィル
ム上の非塗装部を用いた後工程での切断位置合せ作業に
支障を来し現実に実施することは困難である。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、簡単な構成で既設装置に対し容易に適
用可能であって、簡単な取扱いにより確実に帯状シート
の波打ちや端部折れ曲りを防止し円滑な走行動作を達成
できる可撓性帯材の搬送方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る可撓性帯材の搬送方法は、可撓性帯材
に対しその長手方向に張力を付与しながら搬送する方法
において、該帯材の両側の縁部に空気を吹付けながら搬
送することを特徴としている。
【0008】好ましい実施例においては、前記可撓性帯
材は磁性層形成後の磁気テープからなり、該磁気テープ
の巻取り工程における巻取り前の走行部の磁気テープに
空気を吹き付けることを特徴としている。
【0009】さらに好ましい実施例においては、圧力調
整手段に接続されたノズルを介して圧縮空気を吹き付け
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】帯材の側縁端部に空気を吹き付けることによ
り、搬送中の帯材端部の折れ曲りが防止される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る可撓性帯材搬送
方法を実施するための搬送装置の要部構成図である。例
えば磁気テープ等の可撓性シートからなる帯材9は、搬
送用ガイドローラー5、6を経て矢印Aのように搬送さ
れ巻取られてロール8が形成される。巻取りを円滑に行
うために帯材9にはその長手方向(搬送方向)に適当な
張力が付与されている。7はロール内への空気の巻き込
みを防止するためのゴム製の圧接ローラーである。帯材
9の走行部の両側の縁部には支持枠10に固定されたエ
アノズル2が設けられ、各々吹出しチューブ3を介して
圧縮空気が矢印Bのように帯材端部に向けて噴出する。
各エアノズル2はエアチューブ4を介して図示しない圧
縮空気アキュムレータまたは圧縮ポンプに接続される。
このエアチューブ4上には圧力調整用レギュレータ1が
装着され、帯材9の材質や厚さおよび速度や張力等の搬
送条件に応じて最適な圧力の空気を吹き付けるように調
圧可能である。
【0012】このようにして圧縮空気を走行中の帯材9
の両側の縁部に吹き付けることにより、帯材長手方向の
張力によるしわや波打ち等の発生を抑制し、帯材端部の
折れ曲りを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、走行中の帯材端部に空気を吹き付けるという簡単な
方法により、帯材端部の折れ曲りを防止し安定した走行
動作を達成することができ、例えば巻取りロールを形成
する場合には、巻きずれやしわの発生が防止され安定し
た形状のロールが形成される。また既設の搬送装置に対
し容易に追加して適用することができる。
【0014】なお、本発明は磁気テープの巻取り装置に
限定されるものではなく、可撓性帯材の搬送用ガイドロ
ーラーのスパンが長く走行が不安定となる場合に、各種
薄物シート材料に対し適用可能である。特に場所的にガ
イドローラーの追加ができない場合に低コストで大きな
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るシート状帯材の巻取り
装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1:圧力調整用レギュレータ 2:エアノズル 3:エア吹出しチューブ 4:エアチューブ 5、6:ガイドローラー 7:圧接ローラー 8:巻取りロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性帯材に対しその長手方向に張力を
    付与しながら搬送する方法において、該帯材の両側の縁
    部に空気を吹付けながら搬送することを特徴とする可撓
    性帯材の搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記可撓性帯材は磁性層形成後の磁気テ
    ープからなり、該磁気テープの巻取り工程における巻取
    り前の走行部の磁気テープに空気を吹き付けることを特
    徴とする請求項1に記載の可撓性帯材の搬送方法。
  3. 【請求項3】 圧力調整手段に接続されたノズルを介し
    て圧縮空気を吹き付けることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の可撓性帯材の搬送方法。
JP19293694A 1994-07-25 1994-07-25 可撓性帯材の搬送方法 Pending JPH0834551A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052853A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 可撓性シートの外観検査装置
JP2011207572A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nippon Paper Industries Co Ltd ワインダー装置におけるシワ状欠陥防止装置
KR20160148454A (ko) 2015-06-16 2016-12-26 코니카 미놀타 가부시키가이샤 수지 필름의 제조 방법

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