JP2001072290A - 長尺物の搬送方法と長尺物の搬送装置 - Google Patents
長尺物の搬送方法と長尺物の搬送装置Info
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- JP2001072290A JP2001072290A JP24980199A JP24980199A JP2001072290A JP 2001072290 A JP2001072290 A JP 2001072290A JP 24980199 A JP24980199 A JP 24980199A JP 24980199 A JP24980199 A JP 24980199A JP 2001072290 A JP2001072290 A JP 2001072290A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高いロール加工精度及び取り付け精度を必要と
せずに、低コスト及び低労力にてたわみを解消できるた
わみ解消機構を提供することを目的する。 【解決手段】ロールツーロール方式またはステッピング
ロール方式で加工される長尺物の搬送経路で、長尺物表
面にエアーを吹き付けることを特徴とする長尺物の搬送
方法および長尺物送り出し装置、長尺物巻き取り装置が
兼ねるか独立して設けられている長尺物移動装置から少
なくともなる長尺物の搬送装置において、その長尺物経
路中で、長尺物表面に対するエアー吹き付け装置を備え
ていることを特徴とする長尺物の搬送装置を提供する。
せずに、低コスト及び低労力にてたわみを解消できるた
わみ解消機構を提供することを目的する。 【解決手段】ロールツーロール方式またはステッピング
ロール方式で加工される長尺物の搬送経路で、長尺物表
面にエアーを吹き付けることを特徴とする長尺物の搬送
方法および長尺物送り出し装置、長尺物巻き取り装置が
兼ねるか独立して設けられている長尺物移動装置から少
なくともなる長尺物の搬送装置において、その長尺物経
路中で、長尺物表面に対するエアー吹き付け装置を備え
ていることを特徴とする長尺物の搬送装置を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールツーロール
方式またはステッピングロール方式などにより、ウエブ
状のフィルムやシート（以下、これらを長尺物と総称す
る）を加工する際の搬送方法に関し、特に、薄く柔軟な
樹脂製の長尺物を、たわみや皺が発生することなく搬送
する方法および装置に関する。
方式またはステッピングロール方式などにより、ウエブ
状のフィルムやシート（以下、これらを長尺物と総称す
る）を加工する際の搬送方法に関し、特に、薄く柔軟な
樹脂製の長尺物を、たわみや皺が発生することなく搬送
する方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、ロール状に巻かれた長尺物に印
刷、塗装、ラミネート加工等の加工処理を行なう場合、
処理上の要求及びウェブの蛇行防止の為、ロールから巻
き出された長尺物の搬送方向に沿って、一定の張力を与
えておく必要が有る。
刷、塗装、ラミネート加工等の加工処理を行なう場合、
処理上の要求及びウェブの蛇行防止の為、ロールから巻
き出された長尺物の搬送方向に沿って、一定の張力を与
えておく必要が有る。
【０００３】しかしながら、長尺物の幅が広くなると、
長尺物の幅方向の中でも中心付近に張力が集中して端部
には張力が働かず、長尺物の種類によっては幅方向の両
端部に反り・たわみ（以下、これらをたわみと総称す
る）が発生することがある。また、ロール間の距離が長
くなるに連れて、長尺物の幅方向の両端が自重により両
端部にたわみが発生することもある。
長尺物の幅方向の中でも中心付近に張力が集中して端部
には張力が働かず、長尺物の種類によっては幅方向の両
端部に反り・たわみ（以下、これらをたわみと総称す
る）が発生することがある。また、ロール間の距離が長
くなるに連れて、長尺物の幅方向の両端が自重により両
端部にたわみが発生することもある。
【０００４】従って、このような長尺物の搬送時におい
て、長尺物の端部にしわが発生し、結果として加工処理
時に印刷等の処理が長尺物に適正に行なえなかったり、
あるいは加工処理後の長尺物に折れ等の欠陥を生じる虞
れを有していた。
て、長尺物の端部にしわが発生し、結果として加工処理
時に印刷等の処理が長尺物に適正に行なえなかったり、
あるいは加工処理後の長尺物に折れ等の欠陥を生じる虞
れを有していた。
【０００５】この対策として、しわの原因となるたわみ
が発生するロール間に、新たにロールを追加してロール
間の距離を短くして、たわみの発生を抑制する手段が一
般的に知られている。また、長尺物を両端部に引っ張
り、拡幅力を与えるクロスガイダも有効である。
が発生するロール間に、新たにロールを追加してロール
間の距離を短くして、たわみの発生を抑制する手段が一
般的に知られている。また、長尺物を両端部に引っ張
り、拡幅力を与えるクロスガイダも有効である。
【０００６】例えば、特開平５−２７８９１４には、蛇
行防止も備えたクロスガイダが提案されている。また、
実開平５−８５６５４には長尺物の下流部側に幅方向に
張力を作用させるゴム足部を備えたロールにより、拡幅
力を長尺物に与える手段が提案されている。
行防止も備えたクロスガイダが提案されている。また、
実開平５−８５６５４には長尺物の下流部側に幅方向に
張力を作用させるゴム足部を備えたロールにより、拡幅
力を長尺物に与える手段が提案されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにロール間
にロールを新たに追加することによるたわみ対策は有効
であるが、装置の立体上設置不可能な場合もある。ま
た、ロールを追加することは、ロールの加工精度及び取
り付け精度が必要であり、そのため装置部品コストが高
くなり、労力を必要とする。
にロールを新たに追加することによるたわみ対策は有効
であるが、装置の立体上設置不可能な場合もある。ま
た、ロールを追加することは、ロールの加工精度及び取
り付け精度が必要であり、そのため装置部品コストが高
くなり、労力を必要とする。
【０００８】本発明は、高いロール加工精度及び取り付
け精度を必要とせずに、低コスト及び低労力にてたわみ
を解消できるたわみ解消機構を提供することを目的す
る。
け精度を必要とせずに、低コスト及び低労力にてたわみ
を解消できるたわみ解消機構を提供することを目的す
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項１の発明はロールツーロール方式またはステッ
ピングロール方式で加工される長尺物の搬送経路で、長
尺物表面に気体を吹き付けることを特徴とする長尺物の
搬送方法である。
の請求項１の発明はロールツーロール方式またはステッ
ピングロール方式で加工される長尺物の搬送経路で、長
尺物表面に気体を吹き付けることを特徴とする長尺物の
搬送方法である。
【００１０】また、請求項２に係る発明は、長尺物送り
出し装置、長尺物巻き取り装置が兼ねるか独立して設け
られている長尺物移動装置から少なくともなる長尺物の
搬送装置において、その長尺物経路中で、長尺物表面に
対する気体吹き付け装置を備えていることを特徴とする
長尺物の搬送装置である。
出し装置、長尺物巻き取り装置が兼ねるか独立して設け
られている長尺物移動装置から少なくともなる長尺物の
搬送装置において、その長尺物経路中で、長尺物表面に
対する気体吹き付け装置を備えていることを特徴とする
長尺物の搬送装置である。
【００１１】
【発明の実施の形態】下図面を参照して本発明の実施形
態を説明する。
態を説明する。
【００１２】薄く柔軟な広い幅（一般に６５０ｍｍ程度
以上が効果が大きいが、これ以下の幅でも良い）のフィ
ルムである長尺物を搬送する際、幅方向の中心付近に張
力が集中して端部には張力が働かないこと、長尺物の幅
方向の反り、または、長尺物の幅方向の両端の自重によ
り、図１に示すような、両端部にたわみ４が発生する。
結果として長尺物の端部に発生するしわが問題となって
いる。
以上が効果が大きいが、これ以下の幅でも良い）のフィ
ルムである長尺物を搬送する際、幅方向の中心付近に張
力が集中して端部には張力が働かないこと、長尺物の幅
方向の反り、または、長尺物の幅方向の両端の自重によ
り、図１に示すような、両端部にたわみ４が発生する。
結果として長尺物の端部に発生するしわが問題となって
いる。
【００１３】図１の問題を解決するには、該長尺物両端
の近傍のたわみ４を何らかの方法にて引き伸ばす必要が
あり、該長尺物のたわみに気体を吹き付けるのが望まし
い。
の近傍のたわみ４を何らかの方法にて引き伸ばす必要が
あり、該長尺物のたわみに気体を吹き付けるのが望まし
い。
【００１４】なお、ここで気体とは一般に空気であり、
圧縮空気が望ましいが、水蒸気等の特定の成分からなる
ものであっても構わなく、一般に圧縮空気と呼称される
ほどの圧力で噴射等されるものである必要もない。
圧縮空気が望ましいが、水蒸気等の特定の成分からなる
ものであっても構わなく、一般に圧縮空気と呼称される
ほどの圧力で噴射等されるものである必要もない。
【００１５】図２は、本発明によるロールツーロール方
式またはステッピングロール方式で加工される長尺物の
搬送経路に気体吹き付け口１ａ及び１ｂを配置した状態
を示す説明図である。
式またはステッピングロール方式で加工される長尺物の
搬送経路に気体吹き付け口１ａ及び１ｂを配置した状態
を示す説明図である。
【００１６】搬送ロール２ａ及び２ｂにより搬送される
長尺物３の端部に、気体吹き付け口１ａ及び１ｂから気
体を吹き付け該長尺物のたわみを解消する構成である。
長尺物３の端部に、気体吹き付け口１ａ及び１ｂから気
体を吹き付け該長尺物のたわみを解消する構成である。
【００１７】長尺物の種類（材質、幅）や加工条件に応
じて、気体吹き付け口の大きさ、構造、及び気体圧力を
適切に設定することにより搬送時の長尺物のたわみが解
消される。
じて、気体吹き付け口の大きさ、構造、及び気体圧力を
適切に設定することにより搬送時の長尺物のたわみが解
消される。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によりロー
ル間にロールを設置する必要が無く、低コスト・低労力
で搬送される長尺物にたわみが解消される機構が提供さ
れる。
ル間にロールを設置する必要が無く、低コスト・低労力
で搬送される長尺物にたわみが解消される機構が提供さ
れる。
【図１】長尺物に生じるたわみの一例を示す斜視図
【図２】長尺物の搬送経路に本発明の気体吹き付け口を
配置した状態の要部を示す斜視図
配置した状態の要部を示す斜視図
１ａ、１ｂ・・・気体吹き付け口 ２ａ、２ｂ・・・搬送ロール ３・・・搬送される長尺物 ４・・・長尺物のたわみ
Claims (2)
- 【請求項１】ロールツーロール方式またはステッピング
ロール方式で加工される長尺物の搬送経路で、長尺物表
面に気体を吹き付けることを特徴とする長尺物の搬送方
法。 - 【請求項２】長尺物送り出し装置、長尺物巻き取り装
置、長尺物巻き取り装置が兼ねるか独立して設けられて
いる長尺物移動装置から少なくともなる長尺物の搬送装
置において、その長尺物経路中で、長尺物表面に対する
気体吹き付け装置を備えていることを特徴とする長尺物
の搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24980199A JP2001072290A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 長尺物の搬送方法と長尺物の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24980199A JP2001072290A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 長尺物の搬送方法と長尺物の搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001072290A true JP2001072290A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17198424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24980199A Pending JP2001072290A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 長尺物の搬送方法と長尺物の搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001072290A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012210997A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Tdk Corp | シート体支持装置、シート体加工装置、シート体支持方法およびシート体加工方法 |
| CN107324112A (zh) * | 2017-07-13 | 2017-11-07 | 周玉翔 | 一种纺织用的布料整平装置 |
| WO2020226185A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 積水化学工業株式会社 | フィルム加工装置 |
| WO2020226179A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 積水化学工業株式会社 | フィルム加工装置 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP24980199A patent/JP2001072290A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012210997A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Tdk Corp | シート体支持装置、シート体加工装置、シート体支持方法およびシート体加工方法 |
| CN107324112A (zh) * | 2017-07-13 | 2017-11-07 | 周玉翔 | 一种纺织用的布料整平装置 |
| WO2020226185A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 積水化学工業株式会社 | フィルム加工装置 |
| WO2020226179A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 積水化学工業株式会社 | フィルム加工装置 |
| JP7512264B2 (ja) | 2019-05-08 | 2024-07-08 | 積水化学工業株式会社 | フィルム加工装置 |
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