JPH02117552A - 皺取り用空気ノズル箱 - Google Patents
皺取り用空気ノズル箱Info
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- JPH02117552A JPH02117552A JP26918188A JP26918188A JPH02117552A JP H02117552 A JPH02117552 A JP H02117552A JP 26918188 A JP26918188 A JP 26918188A JP 26918188 A JP26918188 A JP 26918188A JP H02117552 A JPH02117552 A JP H02117552A
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- Advancing Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、プラスチックフィルム又は紐等からなるウェ
ッブに発生する皺を、ウェッブに無接触状態で除去する
°装置に関する。
ッブに発生する皺を、ウェッブに無接触状態で除去する
°装置に関する。
【従来の技術1
従来、ウェッブに発生した皺を除去する装置としては、
第9図に示す皺取りロール2がある。この皺取りロール
2は、自由回転するように枢支(図示は省略)される共
に、筒部外周面2aにへの字状のスプレッダ−凹溝3を
適宜周ピッチ毎に複数凹設したものである。走行中のウ
ェッブ1は、皺取りO−ル2の凹溝3との接触が、凹溝
3の中央寄り3aから開始して両端部3b、3bに向っ
て順次移動すのに伴ない、リエツプ1の耳端1a、 1
aに向う拡幅力が微分ながら作用し、縦方向の14.4
が除去される。 【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記皺取りロール2には、次の如き問題点があ
る。 (a) ウェッブ1は、自由回転の皺取りロール2を
駆動しつつ走行する際に、皺取りロール2の回転抵抗に
より皺取りロール2の外周面2aの周速度と完全に同期
せず若干のスリップを伴なう。 その結果、ウェッブ1は、スリップの際に、凹溝3の縁
部3aで擦られて、擦り傷を生ずる。 (b) ウェッブ1の張力が小さい場合には、前記擦
り傷が多発すると共に、皺取りロール2がら受ける拡幅
力が非常に小さく皺4.4を除去できない。 (C) ウェッブ1は皺取りロール2に対する巻付は
角度θを大きくする必要がある。そのため、ウェッブ1
の搬送方向を略々一定とする平面走行領域においては、
皺を除去することが不可能である。 ところで近年、ウェッブ1の搬送には、ガイド0−ルを
用いることなく、浮揚させた状態で行なう方法がある。 即ち、ウェッブ1を浮揚した状態で搬送する浮II装置
9としては、第10図及び第11図に示す如く、ウェッ
ブ搬送通路5の上下側に、空気ノズル箱5.5・・・を
配設したものがある(特公昭54−38525号)。空
気ノズル箱5は、走行するウェッブ1を空気クッション
S上に支持するための細長い箱であって、対向する側!
! 6.6と、両側壁6.6間に配置され且つ走行ウェ
ッブ1に極めて接近して位置決めされた平坦な外表面1
aを有すると共に外表面7aのウェッブ横断方向Aに延
びる両側縁で彎曲した一対のコアンダ部7b、 7bを
有する空気案内具7と、空気案内具7の各コアンダ部7
bに沿って設けられ且つコアンダ部7bと前記側壁6と
で形成された一対の空気放出スロット8.8とを備えて
いる。この様に構成された空気ノズル箱5は、空気放出
スロット8.8から噴出した空気流の一部をコアンダ部
7b、7bで外表面7aに方向変換させ、平坦な外表面
7aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域に
亘って均一層の陽圧空気クッションSを形成し、陽圧空
気クッションSからウェッブ1の搬送方向に沿って空気
を排出りする。空気ノズル箱5は、陽圧空気クッション
Sからウェッブ1の搬送方向に沿って空気を排出gする
ものであるから、ウェッブ1に対して耳端1a、 1a
に向う拡幅力を付与するものではない。そのため、従来
の浮揚装置9は、ウェッブ1に発生した[wi(第9図
参照)を除去することができずに、最悪の場合には走行
中のウェッブ1に折れ皺を発生させることがある。
第9図に示す皺取りロール2がある。この皺取りロール
2は、自由回転するように枢支(図示は省略)される共
に、筒部外周面2aにへの字状のスプレッダ−凹溝3を
適宜周ピッチ毎に複数凹設したものである。走行中のウ
ェッブ1は、皺取りO−ル2の凹溝3との接触が、凹溝
3の中央寄り3aから開始して両端部3b、3bに向っ
て順次移動すのに伴ない、リエツプ1の耳端1a、 1
aに向う拡幅力が微分ながら作用し、縦方向の14.4
が除去される。 【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記皺取りロール2には、次の如き問題点があ
る。 (a) ウェッブ1は、自由回転の皺取りロール2を
駆動しつつ走行する際に、皺取りロール2の回転抵抗に
より皺取りロール2の外周面2aの周速度と完全に同期
せず若干のスリップを伴なう。 その結果、ウェッブ1は、スリップの際に、凹溝3の縁
部3aで擦られて、擦り傷を生ずる。 (b) ウェッブ1の張力が小さい場合には、前記擦
り傷が多発すると共に、皺取りロール2がら受ける拡幅
力が非常に小さく皺4.4を除去できない。 (C) ウェッブ1は皺取りロール2に対する巻付は
角度θを大きくする必要がある。そのため、ウェッブ1
の搬送方向を略々一定とする平面走行領域においては、
皺を除去することが不可能である。 ところで近年、ウェッブ1の搬送には、ガイド0−ルを
用いることなく、浮揚させた状態で行なう方法がある。 即ち、ウェッブ1を浮揚した状態で搬送する浮II装置
9としては、第10図及び第11図に示す如く、ウェッ
ブ搬送通路5の上下側に、空気ノズル箱5.5・・・を
配設したものがある(特公昭54−38525号)。空
気ノズル箱5は、走行するウェッブ1を空気クッション
S上に支持するための細長い箱であって、対向する側!
! 6.6と、両側壁6.6間に配置され且つ走行ウェ
ッブ1に極めて接近して位置決めされた平坦な外表面1
aを有すると共に外表面7aのウェッブ横断方向Aに延
びる両側縁で彎曲した一対のコアンダ部7b、 7bを
有する空気案内具7と、空気案内具7の各コアンダ部7
bに沿って設けられ且つコアンダ部7bと前記側壁6と
で形成された一対の空気放出スロット8.8とを備えて
いる。この様に構成された空気ノズル箱5は、空気放出
スロット8.8から噴出した空気流の一部をコアンダ部
7b、7bで外表面7aに方向変換させ、平坦な外表面
7aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域に
亘って均一層の陽圧空気クッションSを形成し、陽圧空
気クッションSからウェッブ1の搬送方向に沿って空気
を排出りする。空気ノズル箱5は、陽圧空気クッション
Sからウェッブ1の搬送方向に沿って空気を排出gする
ものであるから、ウェッブ1に対して耳端1a、 1a
に向う拡幅力を付与するものではない。そのため、従来
の浮揚装置9は、ウェッブ1に発生した[wi(第9図
参照)を除去することができずに、最悪の場合には走行
中のウェッブ1に折れ皺を発生させることがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、ウェッブに発生した皺を
無接触状態で除去することができる皺取り用空気ノズル
箱の提供を目的とする。
無接触状態で除去することができる皺取り用空気ノズル
箱の提供を目的とする。
本発明の要旨は、走行するウェッブを空気クッション上
に支持、するための細長い空気ノズル箱であって、対向
する側壁と、両側壁間に配置され且つ走行ウェッブに極
めて接近して位置決めされた外表面を有すると共に外表
面のウェッブ横、断方向に延びる両側縁で彎曲した一対
のコアンダ部を有する空気案内具と、空気案内具の各コ
アンダ部に沿って設けられ且つコアンダ部と前記側壁と
で形成された一対の空気放出スロットとを備え、前記空
気案内具は、両端部からウェッブ横断方向に沿って中央
部に行く程に外表面がウェッブに向って突出するように
彎曲させたことである。
に支持、するための細長い空気ノズル箱であって、対向
する側壁と、両側壁間に配置され且つ走行ウェッブに極
めて接近して位置決めされた外表面を有すると共に外表
面のウェッブ横、断方向に延びる両側縁で彎曲した一対
のコアンダ部を有する空気案内具と、空気案内具の各コ
アンダ部に沿って設けられ且つコアンダ部と前記側壁と
で形成された一対の空気放出スロットとを備え、前記空
気案内具は、両端部からウェッブ横断方向に沿って中央
部に行く程に外表面がウェッブに向って突出するように
彎曲させたことである。
【作 用1
本発明に係る皺取り用空気ノズル箱の作用を実施例を示
す第1図及び第2図に基づいて説明する。 皺取り用空気ノズル箱15は、空気放出スロット18゜
18から噴出した空気流の一部をコアンダ部17b、1
7bで外表面17aに方向〜変換させ、彎曲した外表面
17aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域
に亘って彎曲した陽圧空気クッションSを形成し、陽圧
空気クッションSからウェッブ1の搬送方向に冶って空
気を排出9する。ウェッブ1は、空気ノズル箱15の入
口側Cではウェッブ横断方向Aに略々−直線状態(第1
図中の一点鎖aDで示す状態)であったものが、空気ノ
ズル箱15の直上位置では彎曲した陽圧空気クッション
Sによりウニラフ横断方向に彎曲状態(第1叩及び第2
図中の一点鎖線Eで示す状態)となる。ウェッブ1は、
皺取り用空気ノズル箱15の直上位置において、彎曲し
た陽圧空気クッションSにより彎曲状態で支持されると
、ウェッブ横断方向に沿って中央から耳端1a、1aに
向う引張応力が発生し、空気ノズル箱15の入口側Cで
発生していた縦皺4,4が引張応力により除去される。 【実施例1 以下、本発明に係る皺取り用空気ノズル箱を図面に示す
実施例に基づいて説明する。 (第1実施例) 第1図乃至第4図は第1実施例を示すものである。皺取
り用空気ノズル箱15は、第1図及び第2図に示す如く
、底板19で一体的に接合された前後に対向する側壁1
6.16と、□両側壁16.16間に配置された空気案
内具17と、左右両端を覆蓋する端壁20.20と、空
気案内具17のコアンダ部17b、17bと側壁16.
16の先端16a、16aとで形成された前後幅寸法W
(例えば、W−1〜3mn+)の空気放出スロット 1
8.18とからなる8空気案内具17は、板の折曲げ加
工にて形成され、前後の外曲りフランジ部17c、 1
7cが前記側壁16.16に接合されていると共に、ウ
ェッブ1と対向する外表面17aが左右両端からウェッ
ブ横断方向Aに沿って中央部に行く程にウェッブ1に向
って連続的又は段階的に突出するように彎曲形成され、
外表面11の前後両側縁部に適宜曲率(例えば、R−3
〜2011m)のコアンダ部17b、17bが形成され
ている。空気案内具17の外表面17aの彎曲率は、ウ
ェッブ1の厚み及び張力等によって異なるが、左右両端
と中央との高低差が3〜20m11程度となるようにす
るのが一般的である。なお、空気案内具17の外表面1
7 aの彎曲率が大きい場合には、側壁16の先端部1
6a、16aをウェッブ1に向って突出するように彎曲
させて、スロット18.18が空気案内具17の外表面
17aの彎曲率に倣うようにスロット 18.18を彎
曲させることもある。 次に、皺取り用空気ノズル箱15に供給された空気(な
お、水明amでいう空気は、−窒素等の不活性ガス等を
含む広い概念として用いる)の挙動を説明する。皺取り
空気ノズル箱15の底板19に開口した空気供給口19
a(第2図参照)に供給された空気は、空気ノズル箱1
5内に分散′され、空気案内具17の外曲り7ランジ部
17c、17c’ (第1図参照)に穿設された多数の
開口部17(L、17d・・・を通過し、空気放出スロ
ット18.18に至る。空気放出スロット18.18カ
ラ適宜鳳速V(例、1 ハ、V−10〜70m/5ec
)で噴出した空気は、その一部がコアンダ部17b、1
7bで外表面17aに方向変換し、彎曲した外表面17
aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域に亘
って彎曲した陽圧空気クッションSを形成し、陽圧空気
クッションSからウェッブ1の搬送方向に沿って排出0
される。彎曲した陽圧空気クッションSは、皺取り空気
ノズル箱15の直上でウェッブ1を彎曲状態に支持し、
ウェッブ1の入口側Cで発生していた皺4.4を除去す
る。 第3図は、搬送ロール21.22の間に皺取り空気ノズ
ル15を配置した実施例を示すものである。皺取り空気
ノズル15と搬出側の搬送ロール22との距離りは、ウ
ェッブ1と搬送ロール22との接触が開始する位置が、
皺取り空気ノズル15の出口側Gにおいてウェッブ1が
ウェッブ横断方向に略々−直線状態となる位置(第1図
中の一点鎖線Fで示す位置)に一致または接近するよう
に決定され、出口側Gにおける皺の再発を防止する。 第4図は、ウェッブ搬送通路Hの上下側に皺取り空気ノ
ズル15.15・・・を交互に配置したウェッブ浮揚装
置を示すものである。上下の皺取り空気ノズル15.1
5の配置ビツヂPは、上側の皺取り空気ノズル15−1
の出口側Gにおいてウェッブ1がウェッブ横断方向に略
々−直線状態となる位置F(第1図中の中心線Fで示す
位置)と、出口側下方で隣接する皺取り空気ノズル15
−2の入口側Cにおいてウェッブ1がウェッブ横断方向
に略々−直線状態となる位11ffD(第1図中の中心
線りで示す位if)とを一致させるか、又は位MFを位
WIDより上側の皺取り空気ノズル15−1の出口側G
寄りとするように決定する。 (第2実施例) 第5図及び第6図は、第2実施例の皺取り用空気ノズル
箱25を示すものである。皺取り用空気ノズル箱25は
、空気案内具27の彎曲率を可変できるようにしたもの
である。皺取り用空気ノズル箱15は、底板19で一体
的に接合された前後に対向する側壁16.18と、両側
1716.16の外突用の折曲部16b、16b間に配
置され、前後両側寄りの左右長手方向に連通孔26d、
26d・・・を開設すると共に上側に案内溝26aを形
成した整流支持板26と、案内溝26aに上下移動自在
に配置した空気案内具27と、空気案内具21と底板1
9との間に左右長手方向に適宜ピッチ毎に配置された彎
曲調節具28.28・・・と、左右両端を覆蓋する端壁
20,20と、空気案内具27のコアンダ部27b、2
7bと側116.16の先端16a、16aとで形成さ
れた空気放出スロット 18.18とからなる。 空気案内具27は、帯状薄肉の可撓性基板29と、基板
29に接合した合成樹脂、ゴム等の可撓性素材から成形
され、外表面27aの前後両縁部にコアンダ部27b、
27bを形成したコアンダ形成部材30とからなる。各
彎曲11節具28は、上端が空気案内具27の可撓性基
板29に接続されると共に下端寄りが底板19を貫通す
る調節棒23と、調節棒23の下端に螺着したスパン調
節螺子24とからなる。彎曲調節具28゜28・・・は
、ウェッブ1と対向する空気案内具27の外表面27a
が左右両端からウェッブ横断方向に沿って中央部に行く
程にウェッブに向って突出するように調節されるもので
あって、中央寄りの調節棒23が圧縮棒となり、左右両
端寄りの調整棒23が引張棒となる。 (第3実施例) 第7図及び第8図は、第3実施例の皺取り用空気ノズル
箱35を示すものである。皺取り用空気ノズル箱35が
前記第2実施例の皺取り用空気ノズル箱25と大きく異
なる所は、空気案内具27の彎曲率の可変が瞬時にでき
るように彎曲調節具38を構成した点である。彎曲調節
具38は、空気案内具27と整流支持板26との間に分
割配置された複数のゴム袋39.39・・・と、各ゴム
袋39に独立して圧縮空気を供給する圧縮空気供給管3
7.37・・・と、上端が空気案内具21の可撓性基板
29の適所に接続されると共に下端寄りが底板19を貫
通する引張り調節棒33゜33・・・と、各調節棒33
の下端を引張る圧縮バネ34゜34・・・とから構成さ
れる。彎曲調節具38は、各圧縮空気供給管31から対
応するゴム袋39に供給される圧縮空気の圧力が、左右
両端寄りに配置されたゴム袋39よりも中央寄り側に配
置されたゴム袋39の方が漸次^くなるようにし、空気
案内具21の外表面27aが左右両端からウェッブ横断
方向へに沿って中央部に行く程にウェッブ1に向って瞬
時且つ任意曲率で突出するように調節される。 【本発明の効果】 以上詳述の如く、本発明に係る皺取り用空気ノズル箱は
、彎曲した陽圧空気クッションでウェッブを彎曲状態で
支持することにより、ウェッブの皺を無接触状態で除去
することができるため次の如き優れた効果を有する。 ■ ウェッブに対し無接触であるため、ウェッブに何ら
擦り傷を生じさせることがない。 ■ ウェッブ張力が低い場合であってもウェッブを彎曲
支持するため、従来不可能とされていた低張力状態のウ
ェッブの被除去が可能となる。 ■ 従来の如き皺取りロール2に対するウェッブの巻付
は角度を必要としないため、ウェッブの搬送方向を略々
一定する平面走行領域においても、皺を除去することが
可能となる。
す第1図及び第2図に基づいて説明する。 皺取り用空気ノズル箱15は、空気放出スロット18゜
18から噴出した空気流の一部をコアンダ部17b、1
7bで外表面17aに方向〜変換させ、彎曲した外表面
17aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域
に亘って彎曲した陽圧空気クッションSを形成し、陽圧
空気クッションSからウェッブ1の搬送方向に冶って空
気を排出9する。ウェッブ1は、空気ノズル箱15の入
口側Cではウェッブ横断方向Aに略々−直線状態(第1
図中の一点鎖aDで示す状態)であったものが、空気ノ
ズル箱15の直上位置では彎曲した陽圧空気クッション
Sによりウニラフ横断方向に彎曲状態(第1叩及び第2
図中の一点鎖線Eで示す状態)となる。ウェッブ1は、
皺取り用空気ノズル箱15の直上位置において、彎曲し
た陽圧空気クッションSにより彎曲状態で支持されると
、ウェッブ横断方向に沿って中央から耳端1a、1aに
向う引張応力が発生し、空気ノズル箱15の入口側Cで
発生していた縦皺4,4が引張応力により除去される。 【実施例1 以下、本発明に係る皺取り用空気ノズル箱を図面に示す
実施例に基づいて説明する。 (第1実施例) 第1図乃至第4図は第1実施例を示すものである。皺取
り用空気ノズル箱15は、第1図及び第2図に示す如く
、底板19で一体的に接合された前後に対向する側壁1
6.16と、□両側壁16.16間に配置された空気案
内具17と、左右両端を覆蓋する端壁20.20と、空
気案内具17のコアンダ部17b、17bと側壁16.
16の先端16a、16aとで形成された前後幅寸法W
(例えば、W−1〜3mn+)の空気放出スロット 1
8.18とからなる8空気案内具17は、板の折曲げ加
工にて形成され、前後の外曲りフランジ部17c、 1
7cが前記側壁16.16に接合されていると共に、ウ
ェッブ1と対向する外表面17aが左右両端からウェッ
ブ横断方向Aに沿って中央部に行く程にウェッブ1に向
って連続的又は段階的に突出するように彎曲形成され、
外表面11の前後両側縁部に適宜曲率(例えば、R−3
〜2011m)のコアンダ部17b、17bが形成され
ている。空気案内具17の外表面17aの彎曲率は、ウ
ェッブ1の厚み及び張力等によって異なるが、左右両端
と中央との高低差が3〜20m11程度となるようにす
るのが一般的である。なお、空気案内具17の外表面1
7 aの彎曲率が大きい場合には、側壁16の先端部1
6a、16aをウェッブ1に向って突出するように彎曲
させて、スロット18.18が空気案内具17の外表面
17aの彎曲率に倣うようにスロット 18.18を彎
曲させることもある。 次に、皺取り用空気ノズル箱15に供給された空気(な
お、水明amでいう空気は、−窒素等の不活性ガス等を
含む広い概念として用いる)の挙動を説明する。皺取り
空気ノズル箱15の底板19に開口した空気供給口19
a(第2図参照)に供給された空気は、空気ノズル箱1
5内に分散′され、空気案内具17の外曲り7ランジ部
17c、17c’ (第1図参照)に穿設された多数の
開口部17(L、17d・・・を通過し、空気放出スロ
ット18.18に至る。空気放出スロット18.18カ
ラ適宜鳳速V(例、1 ハ、V−10〜70m/5ec
)で噴出した空気は、その一部がコアンダ部17b、1
7bで外表面17aに方向変換し、彎曲した外表面17
aとウェッブ1との間にウェッブ横断方向Aの全域に亘
って彎曲した陽圧空気クッションSを形成し、陽圧空気
クッションSからウェッブ1の搬送方向に沿って排出0
される。彎曲した陽圧空気クッションSは、皺取り空気
ノズル箱15の直上でウェッブ1を彎曲状態に支持し、
ウェッブ1の入口側Cで発生していた皺4.4を除去す
る。 第3図は、搬送ロール21.22の間に皺取り空気ノズ
ル15を配置した実施例を示すものである。皺取り空気
ノズル15と搬出側の搬送ロール22との距離りは、ウ
ェッブ1と搬送ロール22との接触が開始する位置が、
皺取り空気ノズル15の出口側Gにおいてウェッブ1が
ウェッブ横断方向に略々−直線状態となる位置(第1図
中の一点鎖線Fで示す位置)に一致または接近するよう
に決定され、出口側Gにおける皺の再発を防止する。 第4図は、ウェッブ搬送通路Hの上下側に皺取り空気ノ
ズル15.15・・・を交互に配置したウェッブ浮揚装
置を示すものである。上下の皺取り空気ノズル15.1
5の配置ビツヂPは、上側の皺取り空気ノズル15−1
の出口側Gにおいてウェッブ1がウェッブ横断方向に略
々−直線状態となる位置F(第1図中の中心線Fで示す
位置)と、出口側下方で隣接する皺取り空気ノズル15
−2の入口側Cにおいてウェッブ1がウェッブ横断方向
に略々−直線状態となる位11ffD(第1図中の中心
線りで示す位if)とを一致させるか、又は位MFを位
WIDより上側の皺取り空気ノズル15−1の出口側G
寄りとするように決定する。 (第2実施例) 第5図及び第6図は、第2実施例の皺取り用空気ノズル
箱25を示すものである。皺取り用空気ノズル箱25は
、空気案内具27の彎曲率を可変できるようにしたもの
である。皺取り用空気ノズル箱15は、底板19で一体
的に接合された前後に対向する側壁16.18と、両側
1716.16の外突用の折曲部16b、16b間に配
置され、前後両側寄りの左右長手方向に連通孔26d、
26d・・・を開設すると共に上側に案内溝26aを形
成した整流支持板26と、案内溝26aに上下移動自在
に配置した空気案内具27と、空気案内具21と底板1
9との間に左右長手方向に適宜ピッチ毎に配置された彎
曲調節具28.28・・・と、左右両端を覆蓋する端壁
20,20と、空気案内具27のコアンダ部27b、2
7bと側116.16の先端16a、16aとで形成さ
れた空気放出スロット 18.18とからなる。 空気案内具27は、帯状薄肉の可撓性基板29と、基板
29に接合した合成樹脂、ゴム等の可撓性素材から成形
され、外表面27aの前後両縁部にコアンダ部27b、
27bを形成したコアンダ形成部材30とからなる。各
彎曲11節具28は、上端が空気案内具27の可撓性基
板29に接続されると共に下端寄りが底板19を貫通す
る調節棒23と、調節棒23の下端に螺着したスパン調
節螺子24とからなる。彎曲調節具28゜28・・・は
、ウェッブ1と対向する空気案内具27の外表面27a
が左右両端からウェッブ横断方向に沿って中央部に行く
程にウェッブに向って突出するように調節されるもので
あって、中央寄りの調節棒23が圧縮棒となり、左右両
端寄りの調整棒23が引張棒となる。 (第3実施例) 第7図及び第8図は、第3実施例の皺取り用空気ノズル
箱35を示すものである。皺取り用空気ノズル箱35が
前記第2実施例の皺取り用空気ノズル箱25と大きく異
なる所は、空気案内具27の彎曲率の可変が瞬時にでき
るように彎曲調節具38を構成した点である。彎曲調節
具38は、空気案内具27と整流支持板26との間に分
割配置された複数のゴム袋39.39・・・と、各ゴム
袋39に独立して圧縮空気を供給する圧縮空気供給管3
7.37・・・と、上端が空気案内具21の可撓性基板
29の適所に接続されると共に下端寄りが底板19を貫
通する引張り調節棒33゜33・・・と、各調節棒33
の下端を引張る圧縮バネ34゜34・・・とから構成さ
れる。彎曲調節具38は、各圧縮空気供給管31から対
応するゴム袋39に供給される圧縮空気の圧力が、左右
両端寄りに配置されたゴム袋39よりも中央寄り側に配
置されたゴム袋39の方が漸次^くなるようにし、空気
案内具21の外表面27aが左右両端からウェッブ横断
方向へに沿って中央部に行く程にウェッブ1に向って瞬
時且つ任意曲率で突出するように調節される。 【本発明の効果】 以上詳述の如く、本発明に係る皺取り用空気ノズル箱は
、彎曲した陽圧空気クッションでウェッブを彎曲状態で
支持することにより、ウェッブの皺を無接触状態で除去
することができるため次の如き優れた効果を有する。 ■ ウェッブに対し無接触であるため、ウェッブに何ら
擦り傷を生じさせることがない。 ■ ウェッブ張力が低い場合であってもウェッブを彎曲
支持するため、従来不可能とされていた低張力状態のウ
ェッブの被除去が可能となる。 ■ 従来の如き皺取りロール2に対するウェッブの巻付
は角度を必要としないため、ウェッブの搬送方向を略々
一定する平面走行領域においても、皺を除去することが
可能となる。
第1図乃至第4図は本発明に係る皺取り用空気ノズル箱
の第1実施例を示すものであって、第1図は一部切欠い
た斜視図、第2図は半裁断面正面図、第3図は搬送ロー
ルで支持されたウェッブの皺取り状態を示す側面断面図
、第4図は浮揚支持されたウェッブの皺取り状態を示す
側面断面図、第5図及び第6図は本発明に係る皺取り用
空気ノズル箱の第2実施例を示すものであって、第5図
は側面断面図、第6図は両端寄りを一部省略すると共に
左端及び中央寄りを断面した正面図、第7図及び第8図
は本発明に係る皺取り用空気ノズル箱の第3実施例を示
すものであって、第7図は側面断面図、第8図は両端寄
りを一部省略すると共に左端及び中央寄りを断面した正
面図、第9図は従来の皺取りロールを示す斜視図、第1
0図は従来のウェッブ浮揚用空気ノズル箱を示す一部切
欠いた斜視図、第11図は従来のウェッブ浮揚用空気ノ
ズル箱を用いたウェッブ浮揚装置を示す側面断面図であ
る。 1・・・ウェッブ 15(25,35)・・・皺取り空気箱16・・・側壁
17(27)・・・空気案内具17a
(27a )・・・外表面 17b (27b )・・・コアンダ部18・・・スロ
ット 特許出願人 井上金属工業株式会社 代 理 人 弁理士 内1)敏彦
の第1実施例を示すものであって、第1図は一部切欠い
た斜視図、第2図は半裁断面正面図、第3図は搬送ロー
ルで支持されたウェッブの皺取り状態を示す側面断面図
、第4図は浮揚支持されたウェッブの皺取り状態を示す
側面断面図、第5図及び第6図は本発明に係る皺取り用
空気ノズル箱の第2実施例を示すものであって、第5図
は側面断面図、第6図は両端寄りを一部省略すると共に
左端及び中央寄りを断面した正面図、第7図及び第8図
は本発明に係る皺取り用空気ノズル箱の第3実施例を示
すものであって、第7図は側面断面図、第8図は両端寄
りを一部省略すると共に左端及び中央寄りを断面した正
面図、第9図は従来の皺取りロールを示す斜視図、第1
0図は従来のウェッブ浮揚用空気ノズル箱を示す一部切
欠いた斜視図、第11図は従来のウェッブ浮揚用空気ノ
ズル箱を用いたウェッブ浮揚装置を示す側面断面図であ
る。 1・・・ウェッブ 15(25,35)・・・皺取り空気箱16・・・側壁
17(27)・・・空気案内具17a
(27a )・・・外表面 17b (27b )・・・コアンダ部18・・・スロ
ット 特許出願人 井上金属工業株式会社 代 理 人 弁理士 内1)敏彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、走行するウエッブを空気クッション上に支持するた
めの細長い空気ノズル箱であつて、対向する側壁と、両
側壁間に配置され且つ走行ウエッブに極めて接近して位
置決めされた外表面を有すると共に外表面のウエッブ横
断方向に延びる両側縁で彎曲した一対のコアンダ部を有
する空気案内具と、空気案内具の各コアンダ部に沿って
設けられ且つコアンダ部と前記側壁とで形成された一対
の空気放出スロットとを備え、前記空気案内具は、両端
部からウエッブ横断方向に沿つて中央部に行く程に外表
面がウエッブに向って突出するように彎曲させたことを
特徴とする皺取り用空気ノズル箱。 2、前記空気案内具は、可撓性の素材からなり、前記彎
曲の曲率が可変できる請求項1記載の皺取り用空気ノズ
ル箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26918188A JP2657408B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 皺取り用空気ノズル箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26918188A JP2657408B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 皺取り用空気ノズル箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117552A true JPH02117552A (ja) | 1990-05-02 |
JP2657408B2 JP2657408B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17468810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26918188A Expired - Fee Related JP2657408B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 皺取り用空気ノズル箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657408B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08337341A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-12-24 | Valmet Oy | ウエブの無接触処理方法および装置 |
US5979731A (en) * | 1994-10-07 | 1999-11-09 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for preventing creases in thin webs |
JP2002273272A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | エア吹出ノズル |
EP2604732A1 (en) * | 2011-12-16 | 2013-06-19 | Nippon Electric Glass Co., Ltd | Apparatus and method for manufacturing glass chopped strand mat |
KR101281128B1 (ko) * | 2010-05-26 | 2013-07-02 | 금오공과대학교 산학협력단 | 비접촉 웹 이송터닝장치 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP26918188A patent/JP2657408B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5979731A (en) * | 1994-10-07 | 1999-11-09 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for preventing creases in thin webs |
JPH08337341A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-12-24 | Valmet Oy | ウエブの無接触処理方法および装置 |
JP2002273272A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | エア吹出ノズル |
KR101281128B1 (ko) * | 2010-05-26 | 2013-07-02 | 금오공과대학교 산학협력단 | 비접촉 웹 이송터닝장치 |
EP2604732A1 (en) * | 2011-12-16 | 2013-06-19 | Nippon Electric Glass Co., Ltd | Apparatus and method for manufacturing glass chopped strand mat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2657408B2 (ja) | 1997-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |