JP2002273272A - エア吹出ノズル - Google Patents

エア吹出ノズル

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JP2002273272A JP2001076545A JP2001076545A JP2002273272A JP 2002273272 A JP2002273272 A JP 2002273272A JP 2001076545 A JP2001076545 A JP 2001076545A JP 2001076545 A JP2001076545 A JP 2001076545A JP 2002273272 A JP2002273272 A JP 2002273272A
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air
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lip
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JP2001076545A
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Sumio Nakajima
澄男 中島
Shinko Tsuchida
真弘 土田
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア吹出ノズルのスリットから吹き出させる
エアの流量、風速を製品に合った最適条件に調整できる
ようにする。 【解決手段】 ノズルケーシング14の先端縁部のリッ
プ14a,14bとノズルケーシング14内の先端部に
配した中子フレーム18の側面18a,18bとの間に
先細り形状のスリット17a,17bを形成し、スリッ
ト17a,17bを通し吹き出させたエア20をウエブ
の表面に吹き付けるようにしてあるエア吹出ノズル12
において、中子フレーム可動装置Iを設ける。中子フレ
ーム可動装置Iにより、中子フレーム18をノズルケー
シング14の先端に対し出入移動させることでスリット
17a,17bの幅を変更し、エア20の吹き出し流
量、風速を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製紙工場にて製造さ
れた原紙や該原紙に塗工液を塗布してなる塗工紙等のウ
エブにエアを吹き付けるために用いるエア吹出ノズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】製紙工場で製造された原紙は、そのまま
の形で直ちに使用されることは少なく、更に加工して所
要の目的に適合する製品としての加工紙とする場合が多
く、その一つに、原紙の表面に塗工液を塗布して塗工紙
(塗被加工紙)とするようにしたものがある。
【0003】塗工紙を製造する塗工機には種々のものが
あるが、たとえば、ロールコータの場合は、図4にその
一例の概略を示す如く、一対のアプリケータロール1の
外側にインナーゲートロール2とアウターゲートロール
3を順次配置して、インナーゲートロール2とアウター
ゲートロール3の間に形成した液溜め内の塗工液4をイ
ンナーゲートロール2からアプリケータロール1の表面
に移し、該アプリケータロール1の表面の塗工液4を、
一対のアプリケータロール1内を通過するウエブとして
の原紙5の両面に塗布させるようにした構成としてあ
り、かかるロールコータ6で塗工液4が塗布された後
は、ロールコータ6の下流側に配置したエアターン7で
走行方向を変えた後、エアドライヤ8で乾燥させられる
ようにしてある。
【0004】上記ロールコータ6の下流側で用いられて
いるエアドライヤ8は、原紙5の表面に塗布されている
塗工液4を非接触で乾燥させるもので、本体ケーシング
9の入口10と出口11との間に形成された原紙走行経
路を上下から挟むように、多数のエア吹出ノズル12を
有するエアヘッダ13を本体ケーシング9内面に配置し
て、各エア吹出ノズル12から原紙5の両面へ向けてエ
ア(熱風)を吹き付けるようにしてある。
【0005】又、上記エア吹出ノズル12としては、図
5(イ)(ロ)に一例を示す如く、原紙5の幅方向へ延
びるようにしたノズルケーシング14のエア導入側とな
る基端部に、中央部にエア導入口15を長手方向に沿う
ように有してなるフランジプレート16を取り付けて、
該フランジプレート16を、図4に示す如くエアヘッダ
13の表面側の原紙走行方向に所要間隔に設けられてい
る開口部に取り付けることによって、ノズルケーシング
14をエアヘッダ13の表面側に取り付けるようにし、
且つ上記ノズルケーシング14の原紙走行方向側となる
前後の先端縁部に、互いに内向きに屈曲させたリップ1
4a,14bを長手方向全長に亘り形成し、更に、上記
ノズルケーシング14内の先端部に、上記リップ14
a,14bとの間にエア吹出口としての先細り形状のス
リット17a,17bが形成されるように前後の側面1
8a,18bを先端側が細くなるようなテーパ面とした
中子フレーム18を固定配置し、更に、該中子フレーム
18の背面側に、エア分散板19を設けた構成として、
エア導入口15より導入されたエア20を、エア分散板
19で紙幅方向となる長手方向に分散してからスリット
17a,17bを通して吹き出させるようにしたものが
採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記エアド
ライヤ8内に送り込まれてくるウエブとしての原紙5の
状態に応じて、吹き付けるエア20の流量(風量)、風
速等を最適条件に調整することが望ましいが、上記エア
ドライヤ8で用いられている従来のエア吹出ノズル12
の場合、スリット17a,17bの幅が一定であるた
め、該スリット17a,17bから吹き出されるエア2
0の流量によって風速は決まっており、風速を一定とし
たままエアの流量を変えることができない。そのため、
原紙5に対してエア20を最適な状態で吹き付けること
ができない、という問題があり、又、原紙5の走行方向
に対してスリット17a,17bからのエア20の方向
は一定で、これを変えることもできなかった。
【0007】そこで、本発明は、エア吹出ノズルのスリ
ットから吹き出させるエアの流量、風速を製品に合った
最適条件に調整することができるようにしようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、走行するウエブの幅方向に沿い配置する
ノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノズ
ルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側にあ
るリップとノズルケーシング内の中子フレームとの間に
形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブの
表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズル
において、上記中子フレームをノズルケーシングの先端
より出入させる方向へ移動できるようにし、且つ該中子
フレームを移動させてスリット幅を可変調整できるよう
にする中子フレーム可動装置を設けた構成とする。
【0009】中子フレーム可動装置により中子フレーム
を変位させると、スリット幅を広くしたり狭くしたりす
ることができ、これにより、スリットから吹き出させる
エアの流量や風速を変えることができるので、エアの吹
き出し状態をウエブの状態にあった最適条件に調整する
ことができる。
【0010】又、走行するウエブの幅方向に沿い配置す
るノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノ
ズルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側に
あるリップとノズルケーシング内の中子フレームとの間
に形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブ
の表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズ
ルにおいて、上記リップをウエブ走行方向に撓み変形さ
せてスリット幅を可変調整できるようにし、且つ該リッ
プを撓み変形させるリップ撓み調整装置を設けた構成と
することにより、リップ撓み調整装置の操作でリップの
撓み方を変えることができてスリット幅を任意に調整す
ることができ、又、前後のリップの撓み方を個々に調整
することもでき、エアの吹き出し方向を制御することが
できるようになる。
【0011】更に、走行するウエブの幅方向に沿い配置
するノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該
ノズルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側
にあるリップとノズルケーシング内の中子フレームとの
間に形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエ
ブの表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノ
ズルにおいて、上記中子フレームをノズルケーシングの
先端より出入させる方向へ移動させてスリット幅を可変
調整できるようにする中子フレーム可動装置と上記リッ
プをウエブ走行方向に撓み変形させてスリット幅を可変
調整できるようにするリップ撓み調整装置とを備えてな
る構成とすることにより、中子フレーム可動装置とリッ
プ撓み調整装置の併用でエアの吹き出し流量、風速、方
向を極め細かに調整することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図5(イ)(ロ)に示したと同様に、走行するウエ
ブとしての原紙5の幅方向に沿い配置するようにしてあ
って、ノズルケーシング14の先端縁部の前後のリップ
14a,14bとノズルケーシング14内の先端部に配
した先細り形状の中子フレーム18の前後の側面18
a,18bとの間に内向きに屈曲したエア吹出口となる
先細り形状のスリット17a,17bよりエア20を吹
き出させて上記原紙5の表面に吹き付けるようにしてあ
るエアドライヤのエア吹出ノズル12において、上記中
子フレーム18を、従来の固定配置する構成に代えて、
中子フレーム18を、ノズルケーシング14の先端から
出入できるように移動可能に支持させ、スリット17
a,17bの幅を変更できるようにする。
【0014】詳述すると、上記中子フレーム18をノズ
ルケーシング14の先端より出入させる方向へ移動させ
るように支持する中子フレーム可動装置Iとしては、中
子フレーム18の長手方向所要間隔位置に、先端面側に
凹部21を有し且つ該凹部21の底の部分にボルト挿通
孔22を有する固定ブロック23を、上記凹部21が中
子フレーム18の先端面に露出するように中子フレーム
18内に組み付けて、該凹部21と中子フレーム18と
を一体にすると共に、ノズルケーシング14内の基端部
側の上記固定ブロック23に対向する位置に、ねじ穴2
4を有するねじブロック25を配置して、各々フランジ
プレート16の内面に固定し、且つ上記各固定ブロック
23のボルト挿通孔22より中子フレーム18の背面板
部18c及びエア分散板19を通して上記ねじブロック
25のねじ穴24にアジャストボルト26の先端部を螺
合させるようにして、該アジャストボルト26の頭部2
6aを固定ブロック23の凹部21内に収納させるよう
にし、更に、該アジャストボルト26上に、中子フレー
ム18の背面と接するようにリング状の拘束部材27を
固着してなる構成とし、上記アジャストボルト26をね
じブロック25のねじ24に螺合して締め込んだり弛め
たりすることにより、該アジャストボルト26をねじ穴
24に沿い軸方向へ移動させてアジャストボルト26と
一体に中子フレーム18をノズルケーシング14の先端
から出入する方向へ移動させることによって、中子フレ
ーム18とリップ14a,14b間に形成されるスリッ
ト17a,17bの幅を任意に変更できるようにする。
【0015】アジャストボルト26を、ねじブロック2
5のねじ穴24に押し込むように締め込む方向に回転さ
せると、図1では、アジャストボルト26の頭部26a
が固定ブロック23を押し下げるため、該固定ブロック
23と一体の中子フレーム18はノズルケーシング14
の先端より引き込む方向へ移動させられる。たとえば、
一点鎖線で示す如き位置まで押し下げられると、ノズル
ケーシング14のリップ14a,14bと中子フレーム
18の側面18a,18bとの間のスリット17a,1
7bの幅が拡げられる。
【0016】一方、逆に、アジャストボルト26を、ね
じブロック25のねじ穴24より引き抜くように弛める
方向へ回転させると、図1では、アジャストボルト26
上の拘束部材27が中子フレーム18の背面に係合して
いて、中子フレーム18は、アジャストボルト26と一
緒にノズルケーシング14の先端側へ移動させられる。
たとえば、二点鎖線で示す如き位置まで移動させると、
スリット17a,17bの幅が狭められる。
【0017】したがって、たとえば、スリット17a,
17bから吹き出させるエア20の流量を一定とした状
態において、風速を遅くしたい場合は、中子フレーム1
8を一点鎖線で示す方向へ変位させてスリット幅を大き
くするようにし、風速を速くしたい場合は、中子フレー
ム18を二点鎖線で示す方向へ変位させてスリット幅を
小さくするようにする。又、スリット17a,17bか
ら吹き出させるエア20の風速を一定とした状態におい
て、流量を多くしたい場合は、中子フレーム18を一点
鎖線で示す如きスリット幅を大きくする方向へ変位さ
せ、且つノズルケーシング14内へのエア20の導入量
を、スリット幅の増大分に対応する量だけ増やすように
し、一方、流量を少なくしたい場合は、中子フレーム1
8を二点鎖線で示す如きスリット幅を小さくする方向へ
変位させ、且つノズルケーシング14内へのエア20の
導入量を、スリット幅の減少分に対応する量だけ減らす
ようにする。
【0018】このように、中子フレーム可動装置Iによ
る中子フレーム18の変位とエア20の導入量とを制御
することにより、スリットノズル17a,17bから吹
き出させるエア20の流量、風速を原紙5の状態に合わ
せた最適条件に調整することができる。
【0019】次に、図2は本発明の実施の他の形態を示
すもので、エア20の吹き出し流量、風速を可変調整で
きるようにするために、図1の如く、中子フレーム18
をノズルケーシング14の先端に対し出入移動させるよ
うにする中子フレーム可動装置Iを設けることに代え
て、ノズルケーシングのリップ14a,14bを原紙5
の走行方向へ撓み変形させるようにしたリップ撓み調整
装置IIを設けたものである。すなわち、図5(イ)
(ロ)に示したと同様な構成としてあるエア吹出ノズル
12において、リップ撓み調整装置IIとして、ノズル
ケーシング14のリップ14a,14bの長手方向所要
のピッチ間隔位置に、ボルト挿通孔28を穿設すると共
に、中子フレーム18の側面18a,18b部に、上記
各ボルト挿通孔28と対峙させてボルト挿通孔29をそ
れぞれ穿設し、且つ上記中子フレーム18の内側部の各
ボルト挿通孔28部に、それぞれナット部材30を固設
して、上記リップ14a,14bの外側からボルト挿通
孔28,29を通しナット部材30にアジャストボルト
31を螺合させ、更に、該各アジャストボルト31上
に、リップ14a,14bの内側面と接するようにリン
グ状の拘束部材32を固着してなる構成とし、上記各ア
ジャストボルト31をナット部材30に締め込んだり弛
めたりする方向へ回すことにより、該アジャストボルト
31をナット部材30のねじ孔に沿い移動させて、リッ
プ14a,14bを中子フレーム18の側面18a,1
8bに対し近接、離反する方向に撓み変形させることに
よって、スリット17a,17bの幅を任意に変更でき
るようにしたものである。
【0020】この実施の形態によれば、原紙走行方向で
前後に位置するアジャストボルト31を同じ方向に締め
込むと、リップ14a,14bを内向きに撓み変形させ
ることができることにより、スリット幅を小さくするこ
とができ、アジャストボルト31を弛めると、リップ1
4a,14bを外向きに撓み変形させることができるこ
とにより、スリット幅を大きくすることができる。した
がって、図1(イ)(ロ)の実施の形態の場合と同様な
作用効果を発揮することができる。又、リップ14a側
のアジャストボルト31とリップ14b側のアジャスト
ボルト31を互い違いの方向に回転させると、スリット
17aの幅とスリット17bの幅を異ならせることがで
きる。これにより、スリット17aから吹き出させるエ
ア20とスリット17bから吹き出させるエア20の風
速を変えることができるので、原紙5の走行方向に対
し、原紙5に吹き付けるエア20の力を順方向とカウン
ター方向のいずれかに強く作用させることができ、した
がって、走行中の原紙5にばたつきが発生するような場
合に、強くエア20を吹き付ける方向を適宜選定するこ
とにより、ばたつき防止に寄与することができて有利と
なる。
【0021】次いで、図3は本発明の実施の更に他の形
態を示すもので、図1に示す如き中子フレーム可動装置
Iを設けたエア吹出ノズル12において、図2に示す如
きリップ撓み調整装置IIを併設したものである。な
お、図3に示すボルト挿通孔28は、中子フレーム18
が移動する方向に延びる長孔としてある。
【0022】この実施の形態によれば、中子フレーム1
8の進退変位による作用とリップ14a,14bの撓み
変形による作用を併用することができるので、スリット
17a,17bから吹き出させるエア20の流量、風
速、方向等を更に極め細かく調整することができ、製品
品質に合わせてよりよい条件でエア20を吹き付けるこ
とができ、原紙5の乾燥、搬送を最適なものとすること
ができる。
【0023】なお、図2、図3の実施の形態で示したリ
ップ撓み調整装置IIにおいて、長手方向に配列された
各部のアジャストボルト31の、締め込み量、弛め量を
個々別々にするような調整方式を採ることは任意である
こと、又、実施の形態では、図4に示すエアドライヤ8
のエア吹出ノズル12について示したが、エアターン7
に有するエア吹出ノズルについても同様に実施できるこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のエア吹出ノズ
ルによれば、走行するウエブの幅方向に沿い配置するノ
ズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノズル
ケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側にある
リップとノズルケーシング内の中子フレームとの間に形
成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブの表
面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズルに
おいて、上記中子フレームをノズルケーシングの先端よ
り出入させる方向へ移動できるようにし、且つ該中子フ
レームを移動させてスリット幅を可変調整できるように
する中子フレーム可動装置を設けた構成としてあるの
で、中子フレーム可動装置により中子フレームを変位さ
せることでスリット幅を調整することができて、スリッ
トから吹き出させるエアの流量、風速を任意に選定する
ことができ、これにより、エアの吹き付け条件をウエブ
の状態に合った最適なものとすることができ、又、走行
するウエブの幅方向に沿い配置するノズルケーシングの
基端側から導入したエアを、該ノズルケーシングの先端
縁部のウエブ走行方向の前後側にあるリップとノズルケ
ーシング内の中子フレームとの間に形成された先細り形
状のスリットを通して上記ウエブの表面へ向け吹き出さ
せるようにしてあるエア吹出ノズルにおいて、上記リッ
プをウエブ走行方向に撓み変形させてスリット幅を可変
調整できるようにし、且つ該リップを撓み変形させるリ
ップ撓み調整装置を設けた構成とすることによって、リ
ップ撓み調整装置によりリップを変形させることでスリ
ット幅を調整することができると共に、前後のリップを
個々に変形させることでエアの吹き出力をウエブの走行
方向に対し順方向とカウンター方向のいずれかに強く作
用させることが可能となり、これにより、ウエブのばた
つき防止に寄与することができ、更に、上記中子フレー
ムをノズルケーシングの先端より出入させる方向へ移動
させてスリット幅を可変調整できるようにする中子フレ
ーム可動装置と上記リップをウエブ走行方向に撓み変形
させてスリット幅を可変調整できるようにするリップ撓
み調整装置とを備えてなる構成とすることによって、ス
リットから吹き出させるエアの流量、風速、方向等を極
め細かく調整することができ、製品品質に合わせよりよ
い条件でエアを吹き出させることができて有利となる、
等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエア吹出ノズルの実施の一形態を示す
断面図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の更に他の形態を示す断面図であ
る。
【図4】塗工紙の製造工程の一例を示す概略図である。
【図5】エアドライヤで用いられているエア吹出ノズル
の一例を示すもので、(イ)は斜視図、(ロ)は(イ)
のA−A方向拡大矢視図である。
【符号の説明】
5 原紙(ウエブ) 12 エア吹出ノズル 14 ノズルケーシング 14a,14b リップ 17a,17b スリット 18 中子フレーム 18a,18b 側面 20 エア I 中子フレーム可動装置 II リップ撓み調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F033 AA05 CA05 DA01 EA01 GA02 GA10 LA13 NA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するウエブの幅方向に沿い配置する
    ノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノズ
    ルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側にあ
    るリップとノズルケーシング内の中子フレームとの間に
    形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブの
    表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズル
    において、上記中子フレームをノズルケーシングの先端
    より出入させる方向へ移動できるようにし、且つ該中子
    フレームを移動させてスリット幅を可変調整できるよう
    にする中子フレーム可動装置を設けた構成を有すること
    を特徴とするエア吹出ノズル。
  2. 【請求項2】 走行するウエブの幅方向に沿い配置する
    ノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノズ
    ルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側にあ
    るリップとノズルケーシング内の中子フレームとの間に
    形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブの
    表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズル
    において、上記リップをウエブ走行方向に撓み変形させ
    てスリット幅を可変調整できるようにし、且つ該リップ
    を撓み変形させるリップ撓み調整装置を設けた構成を有
    することを特徴とするエア吹出ノズル。
  3. 【請求項3】 走行するウエブの幅方向に沿い配置する
    ノズルケーシングの基端側から導入したエアを、該ノズ
    ルケーシングの先端縁部のウエブ走行方向の前後側にあ
    るリップとノズルケーシング内の中子フレームとの間に
    形成された先細り形状のスリットを通して上記ウエブの
    表面へ向け吹き出させるようにしてあるエア吹出ノズル
    において、上記中子フレームをノズルケーシングの先端
    より出入させる方向へ移動させてスリット幅を可変調整
    できるようにする中子フレーム可動装置と上記リップを
    ウエブ走行方向に撓み変形させてスリット幅を可変調整
    できるようにするリップ撓み調整装置とを備えてなる構
    成を有することを特徴とするエア吹出ノズル。
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