JPH07185438A - 移動している紙匹の塗工方法および塗工用構体 - Google Patents

移動している紙匹の塗工方法および塗工用構体

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JPH07185438A
JPH07185438A JP6264130A JP26413094A JPH07185438A JP H07185438 A JPH07185438 A JP H07185438A JP 6264130 A JP6264130 A JP 6264130A JP 26413094 A JP26413094 A JP 26413094A JP H07185438 A JPH07185438 A JP H07185438A
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coating
paint
slot
flow
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JP6264130A
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English (en)
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Petri Paloviita
パロヴッタ ペトリ
Jukka Koskinen
コスキネン ユッカ
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Valmet Technologies Oy
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Valmet Paper Machinery Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より高い紙匹速度と、塗工された紙匹の改良
された仕上げ品質とをもたらす塗工装置を達成すること
を目的とする。 【構成】 紙匹(5) をバッキングロール(1) に取ってそ
のバッキングロール(1)で支持した紙匹表面に塗布装置
(2) により塗料を塗布し、その塗布した塗料を他方のバ
ッキングロール(3) と連係するエアナイフ(4) により所
望の塗料仕上げ重量に修正する、移動している紙匹の塗
工方法および塗工用構体であって、スロット状の口(12)
を持つ塗布装置(2) により、前記塗料の流れがそのスロ
ット状の口(12)からそのスロット状の口と紙匹(5) との
間の隙間に直接噴出され、その塗料の流れの少なくとも
一部(14)が紙匹(5) の移動方向に対し逆方向へ向けら
れ、前記塗料の流れの他の一部が、塗布された塗料を形
成するために紙匹(5) に密着することを許容されて、前
記塗料が紙匹(5) の表面に塗布されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板紙や紙用の移動し
ている紙匹の塗工方法であって、前記紙匹をバッキング
ロールに取って、そのバッキングロールにより支持した
前記紙匹の表面に塗布装置により塗料を塗布し、その塗
布した塗料を前記バッキングロールと連係する修正手段
としてのエアナイフにより所望の塗料仕上げ重量に修正
する塗工方法に関するものである。
【0002】またこの発明は、板紙や紙用の移動してい
る紙匹に塗工するための構体(アッセンブリー)であっ
て、その周囲を紙匹が通るようにされた少なくとも一本
のバッキングロールと、前記バッキングロールにより支
持された前記紙匹の表面に塗料を塗布するために前記バ
ッキングロールと連係する塗布装置と、塗布された前記
塗料を所望の塗料仕上げ重量に修正するために前記紙匹
の近くで前記バッキングロールと連係するエアナイフと
を具える、前記塗工方法の実施に用い得る塗工用構体に
も関するものである。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】エア
式修正具を使用する際には、そのエア式修正具のスロッ
ト状の口を持つノズルを介して高速空気噴流を紙匹へ向
かわせることにより、その紙匹に塗布された混合塗料が
平滑に延ばされる。かかるエア式修正具すなわちエアナ
イフは、余分な塗料を霧状塗料の形で紙匹表面から除去
し、この塗料の霧は、その目的に合わせてデザインされ
た吹き落としフード内に集められて、再利用のために混
同塗料受け皿へ戻される。このエア式修正具の助力によ
れば、平滑な塗工が達成されるとともに、その塗工され
た紙や板紙の輪郭がそれらの基になる紙匹の外形に倣っ
たものとなる。そして、その塗布された塗料の不透明化
力も良好なものとなるが、この方法は、固体含有量が高
率の塗料の塗布には適していない。
【0004】すなわち、上記エア式修正方法の最も大き
な問題点は、余分な塗料を吹き落とす能力が本質的に弱
い点にあり、その吹き落とし能力は、紙匹の速度がより
高い場合にはさらに弱められてしまう。従って上記エア
式修正方法は、粘度および固体含有量が低率の塗料を採
用せねばならず、またこの方法で使用可能な紙匹速度
も、最速の機械においてさえも500m/minより遅くに止ま
っている。これらの理由から上記エア式修正方法は、良
好な不透明化力は必須であるが高い紙匹速度は通常の紙
の場合程には重要でない板紙の塗工に専ら用いられてい
る。
【0005】しかも、混合塗料の粘度あるいは固体含有
量が増加すると、上記エア式修正具は、その余分な塗料
を吹き落とす能力を失い、それゆえ上記塗料仕上げ重量
は、過度に重いものとなる。従って、上記エア式修正具
による塗工のためには、塗布される塗料重量が、可能な
限り平滑であるべきであり、かつその塗布される塗料重
量が、その塗布される重量に充分に近い公差内で所望の
塗料仕上げ重量をもたらすものであるべきである、とい
うことが要求される。
【0006】米国特許第 3,235,401号は、塗工されるべ
き紙匹がガイドロールを介して最初に塗布装置のメータ
リングロールに取られ、そのメータリングロールが混合
塗料受け皿内でそのロール下部が浸されるようにその受
け皿内に置かれ、そして上記紙匹がそのメータリングロ
ールの上部を越えて送られるエア式修正装置を開示して
おり、そのメータリングロールは、過剰な量の混合塗料
を上記受け皿から上記紙匹まで持ち上げ、その紙匹は次
に、回転する予備修正ロッドを越えて送られ、そのロッ
ドは、上記過剰な塗料の一部を紙匹から除去する。
【0007】上記予備修正ロッドが設けられている目的
は、塗料を平滑にするとともに多すぎる余分な塗料を除
去して、上記エアナイフが次にその塗料を所望の塗料仕
上げ重量に修正することが出来るようにするためであ
り、上記エア式修正装置においては、その予備修正ロッ
ドを通った後の上記紙匹は、エアナイフを有するバッキ
ングロール上に移動し、そのエアナイフは、狭い隙間を
通して紙匹の移動方向に対し逆向きに空気噴流を吹きつ
けて、塗布された塗料を所望の仕上げ重量に修正するよ
うに、上記紙匹に近づけられている。
【0008】上述した種類の修正装置としては種々の変
形例が当該分野で知られているが、それらの装置は上記
エア式修正具の基本的構造を構成しており、それらの修
正装置の問題点は、塗工品質と平滑さに関するそれらの
装置の修正性能が、より高い紙匹速度においては急速に
低下するという点にある。
【0009】特許協力条約に基づく特許出願の国際公開
明細書WO91/17309号は、塗工品質および塗工中に使用可
能な最高紙匹速度が改良されている点で上述した装置よ
りもさらに進んだ装置を開示しており、この引用文献に
記載されている装置は、以下の点を除いては上述した装
置と同様であるが、アプリケータロールに修正棒が補足
されており、その修正棒は、混合塗料受け皿から紙匹ま
で移送される塗料の平滑化と計量とを行う。
【0010】この方法によれば、紙匹に塗布される塗料
がより良い平滑さを達成するとともに、その塗料重量が
所望の塗料仕上げ重量に対してより近くまで減ぜられ
る。それゆえかかる構成には、エアナイフが多量の余分
な塗料を除去する必要がなく、またその塗布された塗料
が当初から比較的平滑であるのでその塗料がより良い平
滑さを有することになるという利点がある。かかる紙匹
に塗布される塗料の棒による平滑化は、他方ではまた最
終製品の品質を改善するとともに、エアナイフの吹き落
とし責務の軽減によってより高い紙匹速度を可能にす
る。加えてこの構成によれば、予備修正や計量用の回転
するロッドの使用が不要とされ得る。
【0011】上述した装置は、エア式修正技術の問題点
を解決し得るものの、主にそのアプリケータロール方式
に関して未だ幾つかの問題点を含んでいる。すなわち、
高い紙匹速度での作業時には、そのアプリケータロール
は混合塗料の強いはね散らしを生じ、そのはね散らされ
た塗料は、機械の全周や紙匹上、さらに機械の周囲の場
所まで及んでしまう。そして紙匹速度が高ければ高い
程、アプリケータロールの回転速度もより高くされねば
ならないので、上記の強いはね散らしは、紙匹速度が最
高速の時に特に問題となる。すなわち、かかる速度でア
プリケータロールを使用する場合には、紙匹上に未塗布
スポットが容易に残留するであろう。
【0012】さらに、紙匹の張力状態は、塗布された塗
料の厚さに重大な影響を与え、またエア式修正具は、塗
料重量の大きな変化を平滑化することはできないので、
紙匹の張力状態の変化は、直接的に品質欠陥の原因とな
る。
【0013】加えて、上述したロール式塗布装置(アプ
リケータ)は、紙匹とそのアプリケータロールとの接触
点に対し紙匹が出て行く側での塗料膜の縦割れに起因し
て、オレンジ皮パターンと呼ばれるタイプの本質的な品
質欠陥を生じさせる特徴があり、そのオレンジ皮パター
ンは、エア式修正方法では、特に紙匹速度が高い場合
に、効果的には除去し得ない。
【0014】また、ロール式塗布装置は、紙匹上に少な
い塗料重量を塗布する場合には使用し得ない。というの
は、紙匹に未塗布スポットによって斑模様が容易に生ず
るからである。さらに、紙匹の機械送り方向に対し横断
方向の、塗布された塗料の輪郭の制御は、ほとんど不可
能である。
【0015】それゆえこの発明の目的は、エア式修正塗
工における、より高い紙匹速度と、特に、塗工された紙
匹の改良された仕上げ品質とをもたらす装置を達成する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
紙匹の移動方向に対し逆方向の逆向き流を伴って作動し
て、紙匹に塗布される混合塗料の多量の流れを所望の塗
料重量を達成するために正確に制御する、スロット状の
口を持つ塗布装置により、混合塗料を極めて正確な厚さ
で紙匹上に塗布することを基本としている。
【0017】より詳しくは、この発明の方法は、板紙や
紙用の移動している紙匹の塗工方法であって、前記紙匹
をバッキングロールに取って、そのバッキングロールに
より支持した前記紙匹の表面に塗布装置により塗料を塗
布し、その塗布した塗料を前記バッキングロールと連係
するエアナイフにより所望の塗料仕上げ重量に修正する
塗工方法において、スロット状の口を持つ塗布装置によ
り、前記塗料の流れが前記スロット状の口からそのスロ
ット状の口と前記紙匹との間の隙間に直接噴出され、そ
の塗料の流れの少なくとも一部が前記紙匹の移動方向に
対し逆方向へ向けられ、そして前記塗料の流れの他の一
部が、塗布された塗料を形成するために前記紙匹に密着
することを許容されて、前記塗料が前記紙匹の表面に塗
布されることを特徴とするものである。
【0018】またこの発明の構体は、板紙や紙用の移動
している紙匹に塗工するための構体であって、その周囲
を前記紙匹が通るようにされた少なくとも一本のバッキ
ングロールと、前記バッキングロールにより支持された
前記紙匹の表面に塗料を塗布するために前記バッキング
ロールと連係する塗布装置と、塗布された前記塗料を所
望の塗料仕上げ重量に修正するために前記紙匹の近くで
前記バッキングロールと連係するエアナイフとを具え
る、前記塗工方法の実施に用い得る塗工用構体におい
て、前記塗布装置が、当該スロット状の口と前記紙匹と
の間に形成された隙間にて前記紙匹に直接的に前記塗料
を塗布するために前記紙匹の機械送り方向に対する横断
方向のその紙匹の全幅に亘って延在する狭いスロット状
の口と、前記塗料の流れの所望の部分のみが前記紙匹に
密着し得るように前記塗料の流れを少なくとも部分的に
前記紙匹の移動方向に対し逆方向へ向ける手段と、を具
えることを特徴としている。
【0019】この発明は、ロール式塗布方法の問題点の
ほとんど全てを克服することができるという重大な利益
を提供する。すなわちこの発明は、スロット状の口によ
る塗布を使用しているので、紙匹に塗布される混合塗料
の量を所望の塗料重量に正確に制御することを可能に
し、このことにより、エア式修正具によって除去される
べき塗料の量が少量に維持されて、最終製品の品質を低
下させることなしに紙匹速度を高めることが可能とな
る。
【0020】またこの発明によれば、紙匹の張力の変化
に係わりなく、機械送り方向すなわち紙匹の移動方向の
塗料輪郭が平滑に維持され、そしてその機械送り方向に
対する横断方向の塗料輪郭も、狭い公差内で平滑に維持
されることができ、あるいは代わりに、板紙用の紙匹の
輪郭変化を考慮した所望の方法で制御されることができ
る。さらにこの発明の塗布装置は、良好な制御性をもた
らすことから、斑模様化の危険なしに少ない重量の塗料
を塗布するのにも適している。
【0021】この発明の方法は、オレンジ皮パターンの
心配もなく、またはね散らしの問題も完全に克服し得る
ので、清掃の必要性を減らすとともに有用性と塗工品質
との直接的改善を提供する。またこの発明の方法では、
紙匹表面は、ロール式塗布装置の場合と比べて本質的
に、より低い塗布圧下にあり、このことは、それによっ
て塗布中の紙匹の移動の間に塗料から紙匹へ移される水
分の量が減るおかげで、紙匹内部への水分の浸透を減ら
して、固体含有量の少し多い塗料の塗布のみならず乾燥
能力の低められた条件下での塗布作業をも可能にする。
【0022】そして、ここで採用されているスロット状
の口による塗布が、所望の塗料仕上げ重量に極めて近い
重量の塗料の平滑性の高い塗布を可能にしている結果、
それによる塗工は、特に高い平滑性を有する。またこの
方法によって提供される、紙匹速度の変化を含めて広汎
に変化する塗工状況下でエアナイフに不可欠な複数の作
動条件を最適化する卓越した制御機能のおかげで、装置
の操業能力も良好なものとなる。
【0023】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。ここに、図1は、この発明の塗工方法の
一実施例を説明するとともにこの発明の塗工用構体の一
実施例を示す側面図、図2は、図1に示す実施例中の塗
布装置の一例を拡大して示す断面図、図3は、図1に示
す実施例中の塗布装置の他の例を示す断面図、図4は、
図1に示す実施例中の塗布装置の三番目の例を示す断面
図、そして図5は、図1に示す実施例中の塗布装置の四
番目の例を示す断面図である。
【0024】なお、この明細書中における「スロット状
の口を持つ塗布装置」という語は、塗料を狭いスロット
(長孔)状の口を介して直接噴出により紙匹表面に移送
する塗布装置に関して使用される。かかる狭いスロット
状の口を介して塗料を紙匹上に高速で噴出する、修正
(ドクター)ブレードや、ロッド、溝付きロッド、ある
いはそれらに代わるものにより、混合塗料の平滑な塗り
広げが確保される。
【0025】図1に示す塗工用構体としてのこの実施例
の塗工装置は、第1のバッキングロール1と、その第1
のバッキングロール1と連係する塗布装置2と、紙匹5
の移動方向に関してその塗布装置2の下流側に配置され
た第2のバッキングロール3と、その第2のバッキング
ロール3と連係するエアナイフ4とを具えており、ここ
における紙匹5は、第1のバッキングロール1と塗布装
置2との間の隙間を通ることでその第1のバッキングロ
ール1を越えて第2のバッキングロール3へ渡り、その
第2のバッキングロール3上でさらに、その第2のバッ
キングロール3とエアナイフ4との間の隙間を通過す
る。ここで、第2のバッキングロール3上において紙匹
5がより小さな曲率半径で曲げられると、上記エア式修
正具すなわちエアナイフ4の、紙匹5の表面から余分な
塗料を吹き落とす効率も強められるので、その第2のバ
ッキングロール3の外径は、第1のバッキングロール1
の外径よりも小さくされることができる。しかしながら
かかる構成は義務的なものではなく、ロール外径の設計
基準はまた、異なる見地に基づくものでも良い。しかし
て、紙匹表面から除去された塗料は、吹き落としフード
25内に集められる。
【0026】図示の実施例におけるエアナイフ4は、狭
いスロット状の口7を介して空気を吹出すための空気室
6を具えており、そのスロット状の口7は、紙匹の機械
送り方向に対する横断方向の紙匹5の全幅に亘って延在
するとともに、紙匹5に空気を吹きつけるのに適したも
のとされている。このエアナイフ4とそこから突出した
スロット状の口7とは、紙匹5の移動方向に対し逆方向
に整列されており、紙匹上に塗布された後の混合塗料
が、とりわけ紙匹5の水分吸収に起因して、乾燥し、そ
の固体含有率および粘度が増加するゆえに、塗布装置2
からそのエアナイフ4までの距離は、エアナイフ4をバ
ッキングロール3と一緒に必要に応じて塗布領域に充分
近づける調節ができるように、調節可能とされている。
【0027】図1に示す塗布装置2には、平滑化と予備
修正との少なくとも一方のためのブレード8が設けられ
ており、そのブレード8は、塗工されるべき紙匹5が周
囲を通る、回転する第1のバッキングロール1との連係
に適するようにされている。すなわち塗布装置2は、紙
匹の機械送り方向に対する横断方向の紙匹5の全幅に亘
って延在するとともに、支持梁9によって概略三角形状
の断面を持つように形成されたフレーム構造を有してお
り、混合塗料は、その支持梁9に沿って紙匹の入って来
る側で紙匹5の上記全幅に亘って延在する供給通路を介
して室状空間10内に供給され、加圧されてその空間10内
から、上記ブレード8の基部の位置で開口する狭く平坦
なスロット状の口を持って紙匹5の上記全幅に亘り延在
する出口通路11を介して、紙匹5へ向かって流れる。櫛
状の流れ薄層化要素18は、その出口通路11に適するよう
にされている。
【0028】上記出口通路11は、特にその通路の先端部
で、一般的な混合塗料供給用の通路と比べて極めて狭く
なっており、その先端部のスロット状の口12の幅(長孔
の短辺の長さ)は、典型的には、3〜5mmと狭められて
いる。また上記平滑化と予備修正との少なくとも一方の
ためのブレード8は、その基部をブレード支持部材13に
支持されており、このブレード8は、可撓性を持って小
さな角度で紙匹5に寄り掛かっており、そして塗料の塗
布中は本質的に、その紙匹の表面から離されて持ち上げ
られている。このブレード8の角度は、典型的には、20
°よりも小さくされ、最も好適には10°よりも小さくさ
れる。
【0029】この一方ブレード支持部材13は、スロット
状の口12とブレード8の基部との間に本質的に段ができ
ないように形成されており、このブレード支持部材13
は、特に出口通路11の側でブレード8の先端部に向かっ
て傾斜した、楔形の断面を有している。かかる支持構造
の目的は、出口通路11を離れた混合塗料の流れをブレー
ド8の先端部に至るまで層状に維持することにある。ま
た上記ブレード8に与える負荷は、別個のブレード負荷
調節装置16によって調節することができる。このブレー
ド負荷調節装置16は、紙匹5の上記全幅に亘って複数の
独立した制御領域に分割されており、このことは紙匹5
の上記幅方向について変化させ得るブレード負荷をもた
らして、紙匹5の幅方向すなわち、紙匹の機械送り方向
に対する横断方向について所望の塗料輪郭を得るため
の、塗布された塗料重量の調節を可能にする。なお、こ
の分野では種々の互いに異なるブレード負荷用の構成が
知られているので、上記ブレード負荷調節装置のこれ以
上の詳細な説明は省略する。
【0030】上記混合塗料は、1 m/secを越える高速で
供給され、これによりその塗布された混合塗料の余分な
部分は、出口通路11の上側縁部17上を通って、紙匹5の
移動方向に対し逆方向にオーバーフローするであろう。
この余分な混合塗料は、平滑かつ一様な塗布を確保する
というその役割のゆえに、塗布工程の結果の成功のため
に特に重要である。この余分な混合塗料の戻り流14はま
た、紙匹5上に塗布された混合塗料の量の極めて正確な
制御のみならず、その塗布された塗料の厚さを極めて薄
い厚さまで低下させる調節をも可能にする。この塗料厚
さの調節は、ブレード負荷の制御もしくは新たな混合塗
料の供給速度の調節の一方のみによっても行うことがで
きるが、それらの制御方法の両方を組み合わせること
で、最も良好な結果が得られる。上記余分な混合塗料の
戻り流14は、オーバーフロー受け溝15内に集められる。
上記のような装置は、この分野で知られており、その詳
細な説明は、米国特許第 5,104,697号に見ることができ
る。
【0031】図3〜図5は、上記の塗布装置に代えて用
い得る塗布装置の例をそれぞれ示しており、図3に示す
塗布装置は、以下の点を除いては図2示す装置と同様で
あるが、スロット状の口の上側縁部に、バッキングロー
ル1に寄り掛かる堰止めブレード19が補足されており、
この堰止めブレード19は、紙匹に対して小さな角度をな
すようにされ、このブレード19の可撓性ある材料は、こ
のブレードが紙匹の輪郭を容易になぞることを可能にす
る。またこの堰止めブレード19には、複数の孔が設けら
れており、それらの孔は、紙匹の移動方向に対し逆方向
へ向かう充分な量の戻り流を可能にするとともに幾らか
の量の混合塗料を潤滑材として紙匹と堰止めブレード19
との間に供給する。かかる堰止めブレード19の機能は、
スロット状の口12の領域で混合塗料の圧力を上昇させ
て、固体含有率の高い塗料の供給のために少量の混合塗
料でも充分なようにすることにある。この塗布装置は、
低紙匹速度での塗布に特に適している。
【0032】図4に示す装置では、図2示す装置におけ
る平滑化と予備修正との少なくとも一方のためのブレー
ド8に代えて、修正ロッド20が設けられており、この修
正ロッド20は、複数本の空気圧チューブ22によって紙匹
へ向けて押圧された浮動式修正ロッドホルダー21に搭載
されている。この修正ロッド20は、平滑でも良く、溝付
きでも良い。この塗布装置の構成は、先に述べた塗布装
置と比較して、ロッド式修正具がブレード式修正具に対
して一般的に有すると同様の利点と不具合点とを有して
いる。そしてこの塗布装置の構成にも、必要に応じて、
紙匹速度が低速の時に充分な塗布圧を確保するために堰
止めブレード19を補足しても良い。
【0033】図5に示す、スロット状の口を持つ塗布装
置は、上側縁部17と下側縁部23とを具えており、この塗
布装置のスロット状の口12は、上側縁部17の丸められた
先端部とそれに倣って湾曲した下側縁部23の湾曲部とに
よって形成されている。ここにおける混合塗料の経路
は、そのスロット状の口12に向かって傾斜している狭く
平坦な通路11から始まる。この通路11の入口部での幅
(通路断面の短辺の長さ)は、概略 0.5〜10mmとされ、
典型的には、 1.5〜4mmの範囲内とされ、この通路11
は、紙匹の機械送り方向に対する横断方向へは当然に、
少なくとも紙匹の幅全体に亘って延在しなければならな
い。そしてスロット状の口12の幅(長孔の短辺の長さ)
は、典型的には、 0.5〜10mmの範囲内とされるが、その
出口端部では、通路11の内部幅に対して僅かに傾斜して
絞られている。
【0034】このスロット状の口を持つ塗布装置からバ
ッキングロール1(ひいては紙匹)までの隙間の距離
は、典型的には、1〜20mmの範囲内とされ、最も好適に
は、概略3〜8mmとされる。この隙間の距離は、下側縁
部23を調節装置24で移動させることによって調節するこ
とができる。また上側縁部17も、当該塗布装置のフレー
ム構造に対して移動され得るようにできており、その上
側縁部17の移動により、必要に応じて通路11の幅(通路
断面の短辺の長さ)を調節することもできる。上記上側
縁部17の丸められた先端部は、いわゆるコアンダ効果を
引き出し、これにより混合塗料の噴流は、スロット状の
口の出口端部で上側縁部17の表面に沿って流れる傾向を
持ち、かくしてその混合塗料の噴流は、紙匹の移動方向
に対し逆方向へ向けられる。この上側縁部17の丸められ
た先端部の曲率半径は、1〜50mmの範囲内で変わること
ができ、典型的には、その曲率半径は、3〜10mmの範囲
内になるように選択される。
【0035】混合塗料の適当な噴流を形成するための基
本的な前提条件は、スロット状の口の位置で下側縁部23
が紙匹の移動方向に対し逆方向に向かって湾曲している
ことであり、このようにすれば、混合塗料の噴流の所望
の方向付けが達成される。
【0036】この塗布装置では、混合塗料の供給量を、
複数の互いに異なる方法で調節することができ、それら
のうちで最も重要な方法は、新たな混合塗料の単位時間
当たり圧送量の調節による混合塗料の流速の制御である
が、その方法と同時に、あるいはそれに代えて、スロッ
ト状の口12の幅(長孔の短辺の長さ)や噴流の方向を変
化させても良い。噴流の方向は、例えば、修正ブレード
の角度を調節するのと同様の方法で上記塗布装置をその
支持梁と共に回転させることによって変化させることが
でき、かかる塗布装置は、フィンランド国特許出願第 9
24,841号に詳細に記載されている。
【0037】上述した種類の塗工用構体は、以下のよう
にして作動する。すなわち、この構体に入って来る塗工
されるべき紙匹は、塗布装置のバッキングロール1の周
囲を通るが、ここではスロット状の口を持つ塗布装置2
を使用しているので、その紙匹の先端部も、所望の塗料
重量に概略対応する塗料厚さに塗布され、その塗料厚さ
は、ここではエアナイフ4が、所望の仕上げ重量を得る
ために採用される通常の紙匹速度、塗料固体含有量およ
び塗料粘度で塗料を平滑化できるように、調節される。
なお、より高い紙匹速度および、例えばより高い混合塗
料粘度での塗工の場合には、明らかに、低い紙匹速度で
の塗工の場合よりも、塗布される混合塗料の厚さは塗料
仕上げ厚さに近くなければならない。但しそれでも、塗
料を仕上げ重量に制御するためにエアナイフ4に少なく
とも幾らかの余分な塗料を吹き落とさせるためには、塗
布される塗料は塗料仕上げ厚さよりも厚くなければなら
ない。もしも初めに塗布される塗料の厚さが薄すぎる状
態が続く場合には、エアナイフ4の修正効果が少なくと
も部分的に使用できない状態が続き、それゆえ仕上げら
れた塗料重量も規格におそらく適合しないため、その塗
工品質が損なわれるであろう。
【0038】上述の説明では、この発明において使用す
るに適した塗布装置の複数の例を示したが、この発明に
おける塗布装置の構成は、混合塗料の流れを紙匹の移動
方向に対し逆方向へ向かうようにして所望の塗料仕上げ
重量に対応する塗料厚さに本質的に等しい塗料厚さだけ
塗料をスロット状の口から紙匹にその移動方向に塗布す
るような塗布装置であって、その塗布装置の使用によっ
て塗布結果の成功が確保されることを条件として、種々
に変更することができる。またこの発明の塗工用構体お
よび塗工方法は、板紙や紙以外の、それらと同様の材料
の塗工にも適している。
【0039】おそらく、上述した塗布装置およびエア式
修正具は、単一のバッキングロールの周囲にも設けるこ
とができるであろうが、そのような構成は一方で、例え
ば塗布装置とエア式修正具との間への吹き落としフード
の配設の困難性等によって、極めて複雑なものとなる。
【0040】
【発明の効果】かくしてこの発明の塗工方法およびそれ
に使用し得るこの発明の塗工用構体によれば、より高い
紙匹速度と、特に、塗工された紙匹の改良された仕上げ
品質とをもたらす塗工装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の塗工方法の一実施例を説明するとと
もにこの発明の塗工用構体の一実施例を示す側面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例中の塗布装置の一例を拡大し
て示す断面図である。
【図3】図1に示す実施例中の塗布装置の他の例を示す
断面図である。
【図4】図1に示す実施例中の塗布装置の三番目の例を
示す断面図である。
【図5】図1に示す実施例中の塗布装置の四番目の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1,3 バッキングロール 2 塗布装置 4 エアナイフ 5 紙匹 8 ブレード 12 スロット状の口

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙や紙用の移動している紙匹(5) の塗
    工方法であって、前記紙匹(5) をバッキングロール(1)
    に取って、そのバッキングロール(1) により支持した前
    記紙匹の表面に塗布装置(2) により塗料を塗布し、 その塗布した塗料を前記バッキングロール(1, 3)と連係
    するエアナイフ(4) により所望の塗料仕上げ重量に修正
    する塗工方法において、 スロット状の口(12)を持つ塗布装置(2) により、前記塗
    料の流れが前記スロット状の口(12)からそのスロット状
    の口と前記紙匹(5) との間の隙間に直接噴出され、その
    塗料の流れの少なくとも一部(14)が前記紙匹(5) の移動
    方向に対し逆方向へ向けられ、そして前記塗料の流れの
    他の一部が、塗布された塗料を形成するために前記紙匹
    (5) に密着することを許容されて、前記塗料が前記紙匹
    (5) の表面に塗布されることを特徴とする、移動してい
    る紙匹の塗工方法。
  2. 【請求項2】 前記紙匹(5) に対し20°より小さい角
    度、好適には10°より小さい角度をなすブレード(8) に
    よって、前記塗料の流れ(14)を前記紙匹(5) の移動方向
    に対し逆方向へ向けることを特徴とする、請求項1記載
    の塗工方法。
  3. 【請求項3】 前記紙匹(5) の出て行く側で前記スロッ
    ト状の口(12)の出口端部に近接させて設けた修正ロッド
    (20) によって、前記塗料の流れ(14)を前記紙匹(5) の
    移動方向に対し逆方向へ向けることを特徴とする、請求
    項1記載の塗工方法。
  4. 【請求項4】 前記紙匹(5) の入って来る側で前記スロ
    ット状の口(12)の出口端部に近接させて設けた孔明き堰
    止めブレード(19)によって、前記スロット状の口(12)の
    領域で前記塗料の流れの圧力を高めることを特徴とす
    る、請求項1から請求項3までの何れか記載の塗工方
    法。
  5. 【請求項5】 前記塗料の流れ(14)を前記紙匹(5) の移
    動方向に対し逆方向へ向かう噴流とすることによって、
    前記塗料の流れ(14)を前記紙匹(5) の移動方向に対し逆
    方向へ向けることを特徴とする、請求項1記載の塗工方
    法。
  6. 【請求項6】 前記塗料の流れの前記紙匹(5) に対する
    局所的な流れの程度を前記紙匹の幅方向に亘り制御して
    変化させることを特徴とする、請求項1から請求項5ま
    での何れか記載の塗工方法。
  7. 【請求項7】 第1の前記バッキングロール(1) で支持
    した前記紙匹(5) に前記塗料を塗布し、その後、前記紙
    匹(5) を第2の前記バッキングロール(3) で支持した状
    態で塗料を前記エアナイフ(4) により仕上げ重量に修正
    するために前記紙匹(5) を前記第2のバッキングロール
    (3) に取ることを特徴とする、請求項1から請求項6ま
    での何れか記載の塗工方法。
  8. 【請求項8】 板紙や紙用の移動している紙匹(5) に塗
    工するための構体であって、 その周囲を前記紙匹(5) が通るようにされた少なくとも
    一本のバッキングロール(1) と、 前記バッキングロール(1) により支持された前記紙匹
    (5) の表面に塗料を塗布するために前記バッキングロー
    ル(1) と連係する塗布装置(2) と、 塗布された前記塗料を所望の塗料仕上げ重量に修正する
    ために前記紙匹(5) の近くで前記バッキングロール(1,
    3)と連係するエアナイフ(4) と、 を具える塗工用構体において、 前記塗布装置(2) が、 当該スロット状の口(12)と前記紙匹(5) との間に形成さ
    れた隙間にて前記紙匹に直接的に前記塗料を塗布するた
    めに前記紙匹(5) の機械送り方向に対する横断方向のそ
    の紙匹(5) の全幅に亘って延在する狭いスロット状の口
    (12)と、 前記塗料の流れの所望の部分のみが前記紙匹(5) に密着
    し得るように前記塗料の流れを少なくとも部分的に前記
    紙匹(5) の移動方向に対し逆方向へ向ける手段(8) と、 を具えることを特徴とする、移動している紙匹の塗工用
    構体。
  9. 【請求項9】 前記塗布装置(2) は、 前記塗料の塗布のために前記紙匹(5) の直近に設けられ
    た平滑化と予備修正との少なくとも一方のための手段
    (8) と、 前記塗料の高速かつ層状の流れを助成するために前記平
    滑化と予備修正との少なくとも一方のための手段(8) の
    基部にて本質的に段を持たずに開口する狭いスロット状
    の口の塗料塗布手段(12)と、 を具えることを特徴とする、請求項8記載の塗工用構
    体。
  10. 【請求項10】 前記スロット状の口の塗料塗布手段(1
    2)の出口開口は、5mmよりも大きくない短辺方向の幅を
    有することを特徴とする、請求項9記載の塗工用構体。
  11. 【請求項11】 前記平滑化と予備修正との少なくとも
    一方のための手段は可撓性ブレード(8) であり、 前記ブレード(8) は、前記紙匹(5) に対し20°より小さ
    い角度、好適には10°より小さい角度をなすことを特徴
    とする、請求項9もしくは請求項10記載の塗工用構体。
  12. 【請求項12】 前記平滑化と予備修正との少なくとも
    一方のための手段は修正ロッド(20)であり、 前記修正ロッド(20)は、前記塗布装置に弾性的に設けら
    れていることを特徴とする、請求項9もしくは請求項10
    記載の塗工用構体。
  13. 【請求項13】 前記塗布装置の前記可撓性ブレード
    (8) には、塗布された前記塗料の厚さの輪郭を調節する
    ために前記紙匹(5) の幅方向についてブレード負荷を変
    更制御するブレード負荷調節装置が設けられていること
    を特徴とする、請求項11記載の塗工用構体。
  14. 【請求項14】 塗布された前記塗料の前記逆方向へ向
    かう流れを制限して前記スロット状の口(12)の出口開口
    の領域で前記塗料の圧力を高めるために、前記紙匹(5)
    の入って来る側で前記スロット状の口(12)の出口端部に
    近接して設けられた孔明き堰止めブレード(19)を具える
    ことを特徴とする、請求項8から請求項13までの何れか
    記載の塗工用構体。
  15. 【請求項15】 前記塗布装置(2) は、 前記紙匹(5) の直近に設けられた上側縁部(17)と、 本質的に前記紙匹(5) に対し非接触となるよう引き離さ
    れて前記上側縁部(17)に近接して配置された下側縁部(2
    3)とを具え、 前記下側縁部(23)の配置によって前記上側縁部(17)と前
    記下側縁部(23)とは、前記紙匹(5) に前記塗料の流れを
    供給するスロット状の口(12)を形成し、 前記形成されたスロット状の口(12)は、前記上側縁部(1
    7)の先端部にて丸められた形状を有し、 前記下側縁部(23)の形状は、前記上側縁部(17)の丸めら
    れた形状に本質的に倣って湾曲して、前記スロット状の
    口(12)の出口端部で前記紙匹(5) の入って来る側へ向か
    って延在していることを特徴とする、請求項9記載の塗
    工用構体。
  16. 【請求項16】 前記塗布装置(2) は、前記下側縁部(2
    3)の位置を調節して前記スロット状の口(12)の短辺方向
    の幅を調節するための制御手段(24)を具えることを特徴
    とする、請求項15記載の塗工用構体。
  17. 【請求項17】 前記塗料の流れの方向を制御するため
    に前記塗布装置を回転させる手段を具えることを特徴と
    する、請求項15もしくは請求項16記載の塗工用構体。
  18. 【請求項18】 エア式修正具を使用して、塗布される
    べき紙匹に塗料を塗布するために、米国特許第 5,104,6
    97号に開示された装置を使用することを特徴とする、移
    動している紙匹の塗工方法。
  19. 【請求項19】 エア式修正具を使用して、塗布される
    べき紙匹に塗料を塗布するために、フィンランド国特許
    第 924,841号に開示された装置を使用することを特徴と
    する、移動している紙匹の塗工方法。
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