JPH08340625A - 動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム - Google Patents

動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム

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JPH08340625A
JPH08340625A JP3739396A JP3739396A JPH08340625A JP H08340625 A JPH08340625 A JP H08340625A JP 3739396 A JP3739396 A JP 3739396A JP 3739396 A JP3739396 A JP 3739396A JP H08340625 A JPH08340625 A JP H08340625A
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power supply
carriage
power
supply chain
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JP3739396A
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English (en)
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Kevin I Pea
アイ. ピー ケヴィン
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Gleason Reel Corp
Original Assignee
Gleason Reel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/12Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains
    • F16G13/16Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains with arrangements for holding electric cables, hoses, or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品の摩耗を減少させ、動力供給チェーンに
連結した相対的に移動可能な動力消費機器における牽引
力を軽減させ、しかも動力供給チェーンの移動行程を増
加させる。 【解決手段】 動力消費機器PCに繋げた動力導管を支
持する装置は、1つ以上の動力供給チェーン10の静的
部10sと動的部10dの間のキャリッジ40と、を含
むとともに、キャリッジは、滑車とケーブルのキャリッ
ジ駆動装置を介してPCの移動に応じて移動することが
でき、且つ、キャリッジは、動力供給チェーンの自己支
持移動距離を越えた移動によって前記動的部がチェーン
ガイドトレー30中に垂下すると、動的部を支持するよ
うにPCの移動に応じて位置決めされるローラ40dを
有する。前記キャリッジローラは、コンパクトで軽量で
重心の低いキャリッジ40がチェーンガイドトレー30
中の移動に対応できるように前記動力供給チェーンの所
定の曲げ半径よりも小さな半径を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は動力供給チェーン
とチェーンキャリッジのシステムに係り、特に相対的に
移動可能な動力消費機器に動力を供給すべく1つ以上の
たわみ動力導管を支持する動力供給チェーンを含む動力
供給チェーンとチェーンキャリッジのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気ケーブルや流体パワーホース等の1
つ以上の動力供給導管又は動力供給管路を固定位置と相
対的に移動可能な位置との間で支持する場合には金属の
動力供給チェーンとプラスチック製の動力供給チェーン
が周知であり、この相対的に移動可能な位置において前
記動力供給チェーンを移動可能な機械装置等の動力消費
機器に連結させており、この移動可能な機械装置には、
例えば、ガントリ又は他のクレーン、エレベータ、工作
機械の送り台、ロボット等を含むことができる。
【0003】通常、動力供給チェーンは、移動可能な動
力消費機器の牽引アームにブラケットで連結しており、
前記動力消費機器と一緒にチェーン移動するためにこの
動力供給チェーンを前記ブラケット連結部において押引
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の動力
供給チェーンとチェーンキャリッジのシステムにおいて
は、相対的に移動可能な動力消費機器に動力を提供する
ために動力供給チェーンが長い移動行程を端から端まで
移動することが求められる場合には軽量でプラスチック
製の動力供給チェーンを必要とする一部の用途において
は、動力供給チェーンの動的部は、この動力供給チェー
ンの自己支持移動距離を越えると下方に垂下するように
設計されている。
【0005】この動力供給チェーンの垂下部は、ガイド
トレーの底部等の支持体上に常駐するこのチェーンの静
的部の上で支持されるので、動力消費機器の移動行程の
間ずっと、動力供給チェーンの静的部の一面に亘って摩
擦しながら滑動する。通常、動力供給チェーンの動的部
は、相対的に移動可能な動力消費機器の総移動行程の内
の相当な部分の間ずっと、ガイドトレー中の動力供給チ
ェーンの静的部と摩擦接触しながらこの静的部に支持さ
れる。例えば、動力消費機器の総移動行程が50フィー
トの場合、35フィート以上の移動量で動的チェーン部
と静的チェーン部の間に摩擦係合が起こり得るととも
に、動力消費機器の総移動行程が300フィートの場
合、285フィート以上の移動量で動的チェーン部と静
的チェーン部の間に摩擦係合が起こり得る。
【0006】かかる動力供給ケーブルシステムにおいて
は、動力消費機器の行程中の動力供給チェーンの動的部
と静的部の間の摩擦滑動接触によって、プラスチック製
のチェーン部品の摩耗が加速されるとともに、摩耗した
チェーン部品を最終的に交換する必要がある。さらに、
動力供給チェーンが、相対的移動可動な動力消費機器の
牽引アームに繋げたブラケット連結部において押引され
るので、動的チェーン部と静的チェーン部の間の摩擦滑
動力によって、動力消費機器に繋げたブラケット連結部
において動力供給チェーンに作用する牽引力が相当に増
大し、動力供給チェーンの移動に悪影響を与え、また、
このチェーンの移動行程が制限される。
【0007】さらに、動力供給チェーンをガイドトレー
中に収容する使用条件においては、動力供給チェーンが
動力消費機器の移動によって比較的短い延伸位置に戻る
最中における前記チェーンの垂下部と静的部の間の摩擦
抵抗によって、動力供給チェーンの動的部がガイドトレ
ーから上方に屈曲又は隆起する場合があるとともに、チ
ェーンの両脇方向の安定性が損失し得る場合があり、極
端な場合、このチェーンは、ガイドトレーから脇に斜倒
するぐらい上方に屈曲する。動力供給チェーンがガイド
トレーから外にはみ出した場合には、このチェーンをガ
イドトレー中の元の位置に戻すまで動力消費機器の運転
を中止せねばならない。
【0008】本発明の目的は、動力供給チェーンと、動
力供給チェーンキャリッジと、オプションのガイドトレ
ーと、を含む装置であって、前記オプションのガイドト
レーが従来のたわみ動力供給システムの上記欠点を、動
力供給チェーンの部品の摩耗が減少するように、動力供
給チェーンに連結した相対的に移動可能な動力消費機器
における牽引力が軽減するように、且つ、動力供給チェ
ーンの移動行程を増加させることができるように解消す
る、前記装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、固定端部と可動端部を有す
る動力供給チェーンであって、前記可動端部において前
記動力供給チェーンが相対的に移動可能な動力消費機器
に連結され、前記固定端部と前記可動端部の間で少なく
とも1つのたわみ動力導管を支持する複数のキャリア横
部材を含むとともに前記動力供給チェーン中の静的部と
動的部の間に所定の半径の曲げを有する前記動力供給チ
ェーンと、前記静的部と前記動的部の間に介設されて前
記動力消費機器の移動に応じて移動し、前記曲げにおい
て前記動力供給チェーンが各ローラから離間して前記ロ
ーラに支持されないように前記曲げの前記半径よりも小
さな半径を有する前記ローラを両側に有するチェーンキ
ャリッジであって、前記動力供給チェーンの自己支持移
動距離を越えた移動によって前記動力供給チェーンの前
記動的部が垂下すると、前記動的部を支持係合するよう
に前記ローラを位置決めすべく移動することができる前
記チェーンキャリッジと、前記チェーンキャリッジを前
記動力消費機器の移動に応じて移動させるように且つ前
記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記動力供給チ
ェーンの間の摩擦係合によって前記動力供給チェーンの
移動を補助するように前記チェーンキャリッジと前記動
力消費機器を駆動連結する手段とを具備することを特徴
とする。
【0010】また、固定端部と可動端部を有する動力供
給チェーンであって、前記可動端部において前記動力供
給チェーンが相対的に移動可能な動力消費機器に連結さ
れ、前記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給
する少なくとも1つのたわみ動力導管を前記固定端部と
前記可動端部の間で支持する複数のキャリア横部材を含
む前記動力供給チェーンと、底壁と、離間した直立の側
壁と、を含む長ガイドトレーであって、前記側壁には、
前記動力供給チェーンの動的部が前記ガイドトレーから
外にはみ出して前記動力消費機器まで延出する一方で前
記動力供給チェーンの静的部を収容する通行路が区画さ
れ、前記側壁の各々は、前記動力供給チェーンの前記静
的部の上端面と略同一平面である表面であって前記固定
端部と前記可動端部の最大移動位置との間に長手方向に
介設した前記表面を含む、前記長ガイドトレーと、前記
ガイドトレーの前記通行路に内設されて前記動力消費機
器の移動に応じて移動するとともに両側にローラを有す
るチェーンキャリッジであって、前記動力供給チェーン
の自己支持移動距離を越えた移動によって前記動力供給
チェーンの前記動的部が前記ガイドトレー中に垂下する
と、前記側壁が前記動力供給チェーンの前記垂下部の両
脇方向移動を制限する一方で、前記動力供給チェーンの
前記動的部を支持係合するように前記側壁表面上に前記
ローラを位置決めすべく移動することができる前記チェ
ーンキャリッジと、前記チェーンキャリッジを前記動力
消費機器の移動に応じて前記通行路の中で移動させるよ
うに且つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記
動力供給チェーンの間の係合によって前記動力供給チェ
ーンの移動を補助するように前記チェーンキャリッジと
前記動力消費機器を駆動連結する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0011】更に、各々のチェーンが固定端部と可動端
部を有する第1と第2の対向する動力供給チェーンであ
って、前記可動端部において前記第1と第2の動力供給
チェーンの各々が相対的に移動可能な動力消費機器に連
結され、前記第1と第2の動力供給チェーンの各々が、
前記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給する
少なくとも2つのたわみ動力導管の夫々を前記固定端部
と前記可動端部の間で支持する複数のキャリア横部材を
含む、前記第1と第2の対向する動力供給チェーンと、
前記第1と第2の動力供給チェーンの間に介設して前記
動力消費機器の移動に応じて移動するとともに両側にロ
ーラを有するチェーンキャリッジであって、前記第1と
第2の動力供給チェーンの内の一方のチェーンの自己支
持移動距離を越えた移動によって前記一方のチェーンの
動的部が垂下すると、前記ローラが前記第1と第2の動
力供給チェーンの内の他方のチェーンの静的部に転支さ
れる一方で、前記一方のチェーンの前記動的部を支持す
るように前記ローラを位置決めすべく移動することがで
きる前記チェーンキャリッジと、前記チェーンキャリッ
ジを前記動力消費機器の移動に応じて移動させるように
且つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記第1
と第2の動力供給チェーンとの間の摩擦係合によって前
記第1と第2の動力供給チェーンの移動を補助するよう
に前記チェーンキャリッジと前記動力消費機器を駆動連
結する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】更にまた、各々のチェーンが固定端部と可
動端部を有する第1と第2の対向する動力供給チェーン
であって、前記可動端部において前記第1と第2の動力
供給チェーンの各々が相対的に移動可能な動力消費機器
に連結され、前記第1と第2の動力供給チェーンの各々
が、前記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給
する少なくとも2つのたわみ動力導管の夫々を前記固定
端部と前記可動端部の間で支持する複数のキャリア横部
材を含む、前記第1と第2の対向する動力供給チェーン
と、底壁と、離間した直立の側壁と、を含む長ガイドト
レーであって、前記側壁には、前記第1と第2の動力供
給チェーンの各々の動的部が前記ガイドトレーから外に
はみ出して前記動力消費機器まで延出する一方で前記第
1と第2の動力供給チェーンの各々の静的部を収容する
通行路が区画されている、前記長ガイドトレーと、前記
第1と第2の動力供給チェーンの間の前記ガイドトレー
の前記通行路に内設して前記動力消費機器の移動に応じ
て移動するとともに両側にローラを有するチェーンキャ
リッジであって、前記第1と第2の動力供給チェーンの
内の一方のチェーンの自己支持移動距離を越えた移動に
よって前記一方のチェーンの前記動的部が前記ガイドト
レー中に垂下すると、前記側壁が前記第1と第2の動力
供給チェーンの内の前記一方のチェーンの前記垂下部の
両脇方向移動を制限する一方で、前記一方のチェーンの
前記動的部を支持するように前記ローラを位置決めすべ
く前記ガイドトレー中で移動することができる前記チェ
ーンキャリッジと、前記チェーンキャリッジを前記動力
消費機器の移動に応じて前記通行路の中で移動させるよ
うに且つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記
第1と第2の動力供給チェーンとの間の係合によって前
記第1と第2の動力供給チェーンの移動を補助するよう
に前記チェーンキャリッジと前記動力消費機器を駆動連
結する手段と具備することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
本発明は、1実施例において、相対的に移動可能な動力
消費機器に動力を供給すべく少なくとも1つのたわみ動
力導管を支持する装置を提供する。この装置は、固定端
部と可動端部を有する動力供給チェーンを含むととも
に、この可動端部において前記動力供給チェーンが、ク
レーン、工作機械、ロボット等の動力消費機器に連結し
ている。通常、この動力供給チェーンは、端部同士を突
き合わせて配設した複数のプラスチック製又は金属のチ
ェーンリンクを含むとともに、前記チェーンリンクは、
この相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給する
前記たわみ動力導管を前記固定端部と前記可動端部の間
で支持するキャリア横部材を備えている。
【0014】所定の半径のチェーン曲げによって相互連
結させた前記動力供給チェーンの静的部と動的部の間に
ローラキャリッジを介設している。このローラキャリッ
ジは、両側に配設したホイール又はローラを含むととも
に、前記ホイール又はローラは、前記所定のチェーン曲
げ半径よりも相当に小さなローラ半径を有する。このた
め、前記動力供給チェーンは、チェーン移動の間、前記
曲げにおいて前記キャリッジローラから離間して前記キ
ャリッジローラに支持されない。
【0015】前記動力供給チェーンの自己支持移動距離
を越えた移動によって前記動力供給チェーンの動的部が
下方に垂下すると、前記キャリッジホイール又はローラ
は、前記動力消費機器の移動に呼応するキャリッジ移動
によって、前記チェーンの動的部を支持するように位置
決めされる。前記動力供給チェーンがこのチェーンの自
己支持移動距離を越えて延伸しない場合には、前記キャ
リッジローラは、前記動力供給チェーンの静的部に転支
されるように位置決めされる。
【0016】前記キャリッジと前記動力消費機器は、前
記キャリッジを前記動力消費機器の移動に応じて移動さ
せるようなキャリッジ駆動手段であって、前記キャリッ
ジが前記キャリッジホイール又はローラと前記動力供給
チェーンの間の摩擦係合によって前記動力供給チェーン
を押進するような前記キャリッジ駆動手段によって駆動
連結している。前記キャリッジと前記動力消費機器を駆
動連結する範例的手段は、前記キャリッジの各々の端部
に隣接する回転可能な滑車又はプーリと、一方のケーブ
ルが中間ケーブル部位を一方の前記滑車又はプーリに巻
架した状態で前記動力消費機器に連結させた1端部と反
対側の固定端部とを有するとともに他方のケーブルが中
間ケーブル部位を他方の前記滑車又はプーリに巻架した
状態で前記動力消費機器に連結させた1端部と反対側の
固定端部とを有する1対のケーブルと、を含む。前記ケ
ーブルの内の一方のケーブルを前記キャリッジの中央部
から下に延設するとともに他方のケーブルを前記キャリ
ッジの中央部から上に延設する。このようにして、前記
動力消費機器の牽引力が前記各ケーブルに印加されて前
記キャリッジを移動させ、次に、このキャリッジが前記
キャリッジローラと前記動力供給チェーンの間の摩擦係
合によって前記動力供給チェーンを押進する。
【0017】この装置は、前記動力供給チェーンを収容
するとともにこのチェーンの移動を案内する長ガイドト
レーを任意に含むことができる。前記ガイドトレーは、
底壁と、離間した直立の側壁と、を含むとともに、前記
側壁には、前記動力供給チェーンの静的部を収容する通
行路が区画され、一方、前記動力供給チェーンの動的部
が所定のチェーン曲げ半径で前記ガイドトレーから外に
はみ出して前記動力消費機器まで延出している。各々の
ガイドトレー側壁には、前記動力供給チェーンの静的部
の上端面と略同一平面であるローラ支持面を含むととも
に、前記ローラ支持面は、前記動力供給チェーンの固定
端部と、前記動力供給チェーンの可動端部の最大移動位
置と、の間に長手方向に介設している。前記キャリッジ
は、前記ガイドトレーの通行路に内設しており、前記動
力供給チェーンの自己支持移動距離を越えた移動によっ
て前記動力供給チェーンの動的部がガイドトレー中に垂
下すると、前記側壁が前記動力供給チェーンの前記垂下
部の両脇方向の移動を制限する一方で、前記動力供給チ
ェーンの前記動的部を支持するように前記ガイドトレー
のローラ支持面上に前記キャリッジローラを位置決めす
べく前記動力消費機器の移動に応じて移動する。
【0018】前記キャリッジホイールは、前記動力供給
チェーンがこのチェーンの自己支持移動距離を越えて移
動すると同時に前記キャリッジと前記動力供給チェーン
の大部分の垂下部とが前記ガイドトレー中に収まるよう
に定寸している。特に、前記動力供給チェーンの垂下部
は、前記キャリッジローラとの係合によって支持される
とともに前記ガイドトレー側壁によって両脇方向から封
じ込められる。
【0019】本発明は、別の実施例において、相対的に
移動可能な動力消費機器に動力を供給すべく少なくとも
2つのたわみ動力導管を支持する2重の対向する動力供
給チェーンを含む装置を提供する。この装置は、上述し
たタイプの第1と第2の対向する動力供給チェーンを含
むとともに、各々のチェーンは、固定端部と、前記チェ
ーンの各々を前記動力消費機器に連結している可動端部
と、を有する。前記第1と第2の動力供給チェーンの間
には、上述したタイプのチェーンキャリッジを介設して
おり、前記動力消費機器と駆動連結することによって前
記動力消費機器の移動に応じて移動する。前記第1と第
2の動力供給チェーンの内の一方のチェーンがこのチェ
ーンの自己支持移動距離を越えて移動する場合、前記チ
ェーンキャリッジは、前記一方のチェーンの動的部がオ
プションの長ガイドトレー中に垂下するとこの動的部を
支持するように且つ他方のチェーンの静的部に転支され
るように各キャリッジローラを位置決めすべく移動する
ことができ、前記動力消費機器が反対方向に移動する場
合には、前記他方のチェーンの動的部がオプションの長
ガイドトレー中に垂下するとこの動的部を支持するよう
に且つ前記一方のチェーンの静的部に転支されるように
各キャリッジローラを位置決めすべく移動することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0021】本発明は、相対的に移動可能な動力消費機
器に動力を供給すべく、1つ以上のたわみ電気ケーブル
や流体ホース及びその他の動力導体等、1つ以上のたわ
み動力導管を支持する装置を提供するものであり、この
相対的に移動可能な動力消費機器には、電力及び/又は
水力と風力等の流体動力を必要とする機械又は装置だけ
でなく、クレーン、工作機械の送り台、エレベータ、ロ
ボット、位置決め装置、マニピュレータも含むことがで
きるが、これらに限定されるものではない。
【0022】図1〜図4は、ある動力消費機器に動力を
提供すべく単一の動力供給チェーンを含むこの発明の1
実施例による装置を図示する一方、図5〜図8は、前記
動力消費機器に動力を供給すべく2重の対向する動力供
給チェーンを含むこの発明の別の実施例による装置を図
示する。対向する動力供給チェーンを含む図5〜図8の
この発明の実施例は、一方の動力供給チェーンと、水力
及び/又は風力等の流体動力と、を介して電力を供給
し、他方の動力供給チェーンを介して電力を供給する場
合に有用である。
【0023】あるいは、図5〜図8の実施例は、動力供
給チェーンに利用できる空間が制限され、支持する動力
導管の種類に関係なく更にコンパクトな動力供給装置を
必要とする場合に利用することができる。
【0024】図5〜図8では、図1〜図4の類似の機構
は、プライム符号を付記した類似の参照数字で明示して
いる。
【0025】図1〜図4を参照すると、動力供給チェー
ン10が固定端部10aと可動端部10bを有するとと
もに、この可動端部10bにおいて前記チェーンが動力
消費機器PC(概略的に図示)の牽引アームAに連結し
ているのが図示されている。
【0026】この動力供給チェーン10は、通常の構造
であり、チェーンリンクを形成するように複数のキャリ
ア横部材16で相互連結させた1対のサイドチェーン1
2、14を含むとともに、前記チェーンリンクは、端部
同士を突き合わせて配設してピボットピン20によって
各端部で回動可能に連結させたものであり、ピボットピ
ン20は、前記1対のサイドチェーンと一体成形するこ
とができる。
【0027】前記キャリア横部材16は、締付具16a
で互いに締着させた上部と下部のキャリア部位を含む。
前記キャリア横部材16は、各々、適切な締付具(図示
せず)で各サイドチェーン12、14の間に締め付けて
おり、図2と図3に示す如く、両脇方向に離間させた各
々の開口部24の中で1つ以上のたわみ動力導管(開口
部24a中の破線で概略図示した動力導管22aのみ)
を支持するように構成している。
【0028】前記たわみ動力導管には、説明した通り、
たわみ電気ケーブル及び/又は水圧又は空気圧で動く流
体用の流体ホースを含むことができる。各たわみ動力導
管は、動力供給チェーン10の固定端部10aから可動
端部10bまで延設し、この可動端部10bにおいて各
たわみ動力導管によって動力が、固定端部10aを基準
にして移動可能な動力消費機器PCに供給される。
【0029】通常、各サイドチェーン12、14は、軽
量でプラスチック製のサイドチェーンから成るが、この
発明は金属のサイドチェーンでも実施することができ
る。また、通常、キャリア横部材16も、プラスチック
製のサイドチェーンを使用する場合、プラスチックで構
成する。
【0030】プラスチック製のサイドチェーンは、動力
供給チェーンがこのチェーンの自己支持移動距離を越え
て移動すると、使用中に意図的に垂下するように設計し
ているので、この発明は、プラスチック製の動力供給チ
ェーンを用いた従来の動力供給の装置又はシステムで直
面する前述の欠点を解消するために、上記プラスチック
製のサイドチェーンを使用すると、特に格別に有用であ
る。
【0031】図1〜図4では、動力供給チェーン10
は、底壁30aと、離間した直立の側壁30bと、を含
む固定の長ガイドトレー30中に収容案内され、前記側
壁30bには、動力供給チェーン10の静的部10sを
収容する通行路33が区画され、一方、動力供給チェー
ン10の動的部10dがこのガイドトレー30から外に
はみ出して動力消費機器PCまで延出しているのが図示
されている。
【0032】この動力供給チェーンの静的部10sと動
的部10dの間には、所定の半径の曲げBが介設してお
り、この曲げBは、周知の如く、動力供給チェーンが移
動する間、略一定に保たれる。このチェーンの曲げ半径
は、チェーンパラメータを構成するものであり、このチ
ェーンパラメータは、周知の如く、一定の動力供給用途
のシステムデザイナーが前設定するものであり、この前
設定は、動力供給チェーン内で支持されたたわみ動力導
管の動的曲げ特性と、前記チェーンリンクのチェーン強
度とピボット範囲やその他の要素等の斯様なチェーン特
性と、に応じて行われる。
【0033】図1では、固定端部10aに対して非延伸
位置の動力供給チェーン10を実線で図示するととも
に、最大移動位置の動力供給チェーン10を破線で図示
しており、この最大移動位置において動力供給チェーン
10は、このチェーンの自己支持移動距離を越えた移動
によって故意に下方のガイドトレー30中に垂下する動
的部10dを含む。
【0034】各々のガイドトレー側壁30bには、内側
方向の前記通行路の中に延設したフランジ31を含む。
各々のフランジ31は、図3に示す如く、動力供給チェ
ーン10の静的部10sの上端面と略同一平面である上
向きに面したローラ支持面を含む。各々のフランジ31
は、動力供給チェーン10の固定端部10aと可動端部
10bの最大移動位置との間に長手方向に介設してい
る。
【0035】このガイドトレー30は、図1における前
記固定チェーン端部10aの左側の領域には通行路33
中に前記フランジ31を含まない。螺刻締付具37で各
フランジ31をガイドトレー30に接合している。
【0036】このガイドトレー30は、適切な締付具に
よって各フランジ30dにおいて端部同士を突き合わせ
て接合した複数の部位で構成することができ、周知の如
く、固定の床又はその他の基礎たる支持構造体に支持さ
れる各トレー支持ブラケット30eに適切な締付具で載
設している。
【0037】動力供給チェーン10の固定端部10aに
はブラケット10eを含むとともに、このブラケット1
0eは、ガイドトレー30の底壁30aに、又は、図1
に部分的に図示した基礎たるガイドトレー支持体35
に、締付具で固定させている。底壁30aは、1対の離
間したフランジ30aaの中まで達する。
【0038】通常、動力供給チェーン10の可動端部1
0bは、動力消費機器PCの牽引アームAに締付具で締
着させたブラケット10fを含む。前記固定チェーン端
部10aにおいて、動力導管22a等が、前記ガイドト
レー側壁中の適切な条溝又は切欠き30gを介して、対
応する固定の動力源(図示せず)に連結されている。
【0039】ガイドトレー30の通行路33には、後述
のように動力消費機器PCの移動に応じて移動するチェ
ーンキャリッジ40を内設している。このキャリッジ4
0は、図2と図3に最も良く図示した第1と第2のサイ
ドフレーム40a、40bと、前記第1と第2のサイド
フレーム間に幅方向に渡設した複数の非回転車軸40c
と、を含むとともに、前記車軸40cにはプラスチック
製又は金属のキャリッジホイール又はローラ40dを、
図3〜図4に示す如くこのチェーンキャリッジ40の両
側に配設されるように螺刻締付具で回転可能に軸着して
いる。
【0040】各々のサイドフレーム40a、40bは、
端部同士を突き合わせて締着した複数のフレーム部位
で、又は、単一のフレーム部材で構成することができ
る。これら両側のサイドフレーム40a、40bは、適
切な幅方向のタイロッド締付具41と前記車軸40cと
によって接合している。
【0041】各キャリッジローラ40dは、前記チェー
ン曲げBの所定の半径とは無関係である半径寸法を有す
るが、それは、各キャリッジホイール40dがこの曲げ
Bにおいて動力供給チェーン10を支持しないからであ
る。
【0042】それどころか、前記キャリッジローラは、
この曲げBにおいて動力供給チェーン10から離間して
いる。明らかなように、各キャリッジホイール又はロー
ラ40dの半径寸法は、前記曲げ半径の半径寸法よりも
相当に小さく、各キャリッジサイドフレーム40a、4
0bの高さ寸法は、図示の如く最小限に抑えられてお
り、動力供給チェーン10の静的部10sと、この静的
部10sに支持された動力導管と、がガイドトレー30
中で案内され、両脇から封じ込まれ、且つ、保護される
ように図示の如くガイドトレー30の寸法の範囲内に収
まる又は留まるコンパクトで軽量で重心の低いキャリッ
ジが得られるようになっている。
【0043】特に、各キャリッジローラ40dは、前記
動力供給チェーンがこのチェーンの自己支持移動距離を
越えて移動する場合、図3に図示する如く、キャリッジ
30と、動力供給チェーン10の垂下部10dの大部分
の高さと、がガイドトレー30中に留まるように定寸さ
れている。このようにして、動力供給チェーン10の垂
下部10dは、各キャリッジローラ40dと係合するこ
とによって真下から支持されるとともに各ガイドトレー
側壁30bによって両脇から封じ込まれ、望ましくない
チェーンの両脇方向のずれを防止するようになってい
る。
【0044】例えば、この発明を実施するにあたって、
1.25インチのキャリッジローラ半径を11.0イン
チのチェーン曲げ半径と協働して使用することができる
が、これに限定されるものではない。各キャリッジサイ
ドフレームの高さは、1.5インチにすることができ
る。
【0045】明らかなように、動力供給チェーン10の
垂下部10dは、前記動力供給チェーンに対する摩擦抵
抗が軽減するように、したがって前記チェーンの部品の
摩耗が減少するように、各キャリッジローラ40dと係
合することによって支持される。
【0046】さらに、この垂下チェーン部10dが各キ
ャリッジローラ40dに支持されることによって得た少
ない摩擦抵抗によって、動力消費機器PCの牽引アーム
Aに作用する牽引力が軽減するとともに、実線で図示し
た前記非延伸位置に向かって前記動力供給チェーンを戻
すために動力消費機器PCを図1の破線位置から左側に
移動させるとガイドトレー30から上方に屈曲する又は
隆起する動力供給チェーン10の性向が減少する。
【0047】前記チェーンキャリッジ40は、動力消費
機器PCとの駆動連結部によって動力消費機器PCの移
動に応じてガイドトレー30中で移動することができ、
前記駆動連結部は、このキャリッジ40の各々の端部に
隣接する回転可能な滑車又はプーリ50と、ターンバッ
クル端部52a、54aを動力消費機器PCの牽引アー
ムAに連結させるとともに反対側の端部52b、54b
をアンカー55に固定させた第1と第2のケーブル又は
ロープ52、54とを含む。ケーブル54bは、アイド
ラープーリ57に巻架した後にこの共通のアンカー55
に連結される。
【0048】図2と図3に最もよく示す如く、ケーブル
52は、チェーンキャリッジ40の中央部の真下に延設
し、一方、ケーブル54は、このチェーンキャリッジの
中央部よりも上に延設している。各滑車50は、滑車支
持体51に載設し、次にこの滑車支持体51が適切な螺
刻締付具で各キャリッジサイドフレーム40a、40b
に接合されている。
【0049】チェーンキャリッジ40と動力消費機器P
Cを駆動連結するこの滑車/ケーブル手段によって、前
記動力消費機器の移動に応じてガイドトレー通行路33
の中でキャリッジ移動が行われる。実際、この駆動連結
によって各ケーブル52、54が、チェーンキャリッジ
40と動力供給チェーン10を移動させる力を受ける。
【0050】さらに、このチェーンキャリッジ40は、
各キャリッジローラ40dと動力供給チェーン10の間
の摩擦係合によって動力供給チェーン10の移動を補助
又は推進する。即ち、前記動力消費機器の牽引力がこの
滑車とケーブルの装置を介してチェーンキャリッジ40
に伝達されるので、チェーンキャリッジ40は、各キャ
リッジローラ40dと各サイドチェーン12、14との
間の摩擦接触によって動力供給チェーン10を押進す
る。
【0051】チェーンキャリッジ40と動力消費機器P
Cの間のケーブル/滑車の駆動連結部は、前記動力供給
チェーンの自己支持移動距離を越えた移動によって動力
供給チェーン10の動的部がガイドトレー30中に垂下
すると、図1と図3で明白の如く、各ガイドトレー側壁
30bがこの垂下部10dの両脇方向の移動を制限する
一方で、前記チェーン10の動的部を支持係合すべく通
行路33中の側壁フランジ31上に各キャリッジホイー
ル40dを位置決めするようにチェーンキャリッジ40
を効果的に移動させる。
【0052】一方、図1と図2で明らかなように、前記
動力供給チェーンがこのチェーンの自己支持移動距離を
越えて延伸しない場合には、チェーンキャリッジ40を
この滑車/ケーブルの駆動装置で移動させて、動力供給
チェーン10の静的部10cに転支されるように各キャ
リッジホイール40dを位置決めする。
【0053】通常、チェーンキャリッジ40の長さは、
動力供給チェーン10の曲げ半径Bに隣接する滑車50
を位置決めするために動力消費機器PCの総移動行程の
約半分に等しくなるように選ばれる。但し、各滑車50
の位置と直径は、前記チェーン曲げにおいて滑車が動力
供給チェーンと接触しないように選ばれる。
【0054】この動力供給チェーンの移動を延長させる
必要がある場合には、各キャリッジローラ40dのサイ
ズ(直径)だけでなく各滑車のサイズ(例えば直径)
も、当該キャリッジローラの寿命と当該滑車の寿命が延
びるように選択することができる。
【0055】例えば、滑車とキャリッジローラの寿命を
延ばすために、上述したようにこの発明の文脈内におい
てチェーン移動中に滑車又はローラの回転数が減少する
ように各滑車の直径と各キャリッジローラの直径を拡大
することができる。
【0056】図5〜図8を参照すると、1対の対向する
動力供給チェーン10’を含むこの発明の別の実施例を
図示しており、この1対の動力供給チェーン10’によ
って動力が共通の動力消費機器PC’に提供され、この
動力消費機器PC’は、各々の動力供給チェーン10’
が前記動力消費機器の全面的移動に対応することができ
るように前記1対の動力供給チェーン10’間の中央に
介設している。
【0057】図5〜図8の装置は、図1〜図4に基づい
て上述した種類の第1と第2の対向する動力供給チェー
ン10’を含む。
【0058】したがって、各々の動力供給チェーンは、
固定端部10a’と可動端部10b’を有し、この可動
端部10b’において各々のチェーンを動力消費機器P
C’の牽引アームA’に連結させている。各々の動力供
給チェーンは、複数のキャリア横部材16’で相互連結
させた1対のサイドチェーン12’、14’を含むとと
もに、前記キャリア横部材16’は、相対的に移動可能
な動力消費機器に動力を供給する夫々のたわみ動力導管
22a’等を前記固定と可動のチェーン端部10a’、
10b’の間で支持する。
【0059】前記第1と第2の動力供給チェーン10’
の間には、前述したキャリッジに類似するキャリッジ4
0’を介設しており、滑車又はプーリ50’と、ケーブ
ル又はロープ52’、54’と、を介して前記動力消費
機器の移動に応じて移動する。
【0060】第1と第2の動力供給チェーン10’の内
の一方のチェーン(例えば、図5の右手のチェーン)の
動的部がこの一方のチェーンの自己支持移動距離を越え
た移動によってガイドトレー30’中に垂下すると、各
キャリッジホイール又はローラ40d’は、前記動力消
費機器の移動に呼応した前記キャリッジの移動によっ
て、前記一方のチェーンの動的部を支持するように位置
決めされる。
【0061】この各キャリッジローラ40d’による前
記動力供給チェーンの垂下部10d’の支持は、図6に
図示している。同時に、前記キャリッジホイール又はロ
ーラは、自己支持移動距離を越えて延伸していない他方
のチェーン(例えば、図5の左手のチェーン)の静的部
10s’に転支される。ガイドトレー30’による前記
動力供給チェーンの静的部10s’の支持は、図7に図
示している。
【0062】図5〜図8で明白の如く、第1と第2の動
力供給チェーン10’は、各々、所定の半径の曲げB’
においてガイドトレー30’から外にはみ出している。
各キャリッジローラ40d’は、このチェーン曲げB’
の半径とは無関係である半径寸法を有するが、それは、
各キャリッジローラ40d’がこの曲げB’において前
記動力供給チェーンを支持しないからである。
【0063】それどころか、各キャリッジローラ40
d’は、図1〜図4のように各々の曲げB’において動
力供給チェーン10’から離間している。各キャリッジ
ローラ40d’の半径寸法は、前記曲げ半径の半径寸法
よりも相当に小さく、キャリッジ40’の高さ寸法は、
図5〜図8に図示の如く最小限に抑えられており、下部
の動力供給チェーンの静的部10s’と、この静的部1
0s’に支持された動力導管と、がガイドトレー30’
中で案内され、両脇から封じ込まれ、且つ、保護される
ように図示の如くガイドトレー30’の寸法の範囲内に
収まる又は留まるコンパクトで軽量で重心の低いキャリ
ッジが得られるようになっている。
【0064】また、各キャリッジホイール40d’は、
前記下方静的部10s’と、キャリッジ40’と、上部
の動力供給チェーン10’の上方垂下部10d’の大部
分の高さと、がガイドトレー30’内に留まるように定
寸されている。こうして、上部の動力供給チェーンの垂
下部10d’は、各キャリッジローラ40d’と摩擦係
合することによって真下から支持されるとともに各ガイ
ドトレー側壁30b’によって両脇から封じ込まれ、望
ましくないチェーンの両脇方向のずれを防止するように
なっている。
【0065】無論、動力消費機器PC’がこの機器の移
動行程の他端に位置すると、各々の動力供給チェーン1
0’は、ガイドトレー30’中で位置を逆転する。キャ
リッジ40’は、一方のチェーンの下方静的部と他方の
チェーンの垂下動的部との間で位置決めされるように前
記動力消費機器の移動に応じて移動するが、これは、前
記動力消費機器をこの機器の移動行程の反対側の端まで
移動させると、ガイドトレー30’中で位置が逆転す
る。
【0066】単一の動力供給チェーンではなく1対の対
向する動力供給チェーン10’を含むこと以外に、図5
〜図8の実施例が図1〜図4の実施例と異なるのは、ガ
イドトレー30’が側壁フランジ(図示せず、但し図1
〜図4のフランジ31に類似するもの)を含むのが、各
チェーン10’の固定端部が分離されたガイドトレー3
0’の領域中だけに限られることであり、即ち、各キャ
リッジローラ40d’を支持する側壁フランジは、各ケ
ーブルアクセススロット30g’近傍の側壁沿いに限っ
て延設していることである。
【0067】これ以外では、図5〜図8の装置は、図1
〜図4の装置と似たように機能する。
【0068】上述した本発明の各実施例によって従来の
たわみ動力導管供給システムの前記欠点は、動力供給チ
ェーンの部品の摩耗が減少するように、相対的に移動可
能な動力消費機器の牽引アームにおける牽引力が軽減す
るように、且つ(各)動力供給チェーンをガイドトレー
内に収容支持しながら(各)動力供給チェーンの移動行
程を増加させることができるように解消する。
【0069】本発明は、(各)動力供給チェーンを収容
案内すべくガイドトレーを使用する動力供給装置に関し
て詳細に説明したが、この発明はオプションたるガイド
トレーを使用しなくても実施することができるので、か
かる特定の実施例は、例示目的で提供したものでありこ
れに限定されるものではない。さらに、本発明は、この
発明の一定の具体的な実施例に基づいて説明したが、こ
の発明はこれに限定されるものではなく、次の特許請求
の範囲の中で記述するようにこの発明の範囲から逸脱し
なければ当該実施例の中で変更が可能であることを理解
する必要がある。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、動力供給チェーンと、動力供給チェーンキャリッジ
と、オプションのガイドトレーとを含む装置であって、
前記オプションのガイドトレーが従来のたわみ動力供給
システムの上記欠点を解消し、動力供給チェーンの部品
の摩耗が減少するように、動力供給チェーンに連結した
相対的に移動可能な動力消費機器における牽引力が軽減
するように、且つ、動力供給チェーンの移動行程を増加
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図で示した単一の動力供給チェーンとこの
チェーン中のキャリッジとを含むこの発明の1実施例の
ガイドトレーに沿った長手方向の断面図である。
【図2】図1のライン〓−〓に沿ってみた幅方向の断面
図である。
【図3】図1のライン〓−〓に沿ってみた幅方向の断面
図である。
【図4】図1の動力供給チェーンの固定端部を拡大した
長手方向の部分断面図である。
【図5】対向する動力供給チェーンを含む動力供給チェ
ーン/キャリッジ/ガイドトレー・システムという別の
実施例の長手方向の断面図である。
【図6】図5のラインV〓−V〓に沿ってみた幅方向の
断面図である。
【図7】図5のラインV〓−V〓に沿ってみた幅方向の
断面図である。
【図8】図5の動力供給チェーンの固定端部を拡大した
長手方向の部分断面図である。
【符号の説明】
10 動力供給チェーン 10a 固定端部 10b 可動端部 10s 静的部 10d 動的部 PC 動力消費機器 A 牽引アーム 12、14 1対のサイドチェーン 16 キャリア横部材 20 ピボットピン 24 開口部 24a 開口部 22a 動力導管 30 ガイドトレー 30a 底壁 30b 側壁 B 曲げ
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定端部と可動端部を有する動力供給チ
    ェーンであって、前記可動端部において前記動力供給チ
    ェーンが相対的に移動可能な動力消費機器に連結され、
    前記固定端部と前記可動端部の間で少なくとも1つのた
    わみ動力導管を支持する複数のキャリア横部材を含むと
    ともに前記動力供給チェーン中の静的部と動的部の間に
    所定の半径の曲げを有する前記動力供給チェーンと、前
    記静的部と前記動的部の間に介設されて前記動力消費機
    器の移動に応じて移動し、前記曲げにおいて前記動力供
    給チェーンが各ローラから離間して前記ローラに支持さ
    れないように前記曲げの前記半径よりも小さな半径を有
    する前記ローラを両側に有するチェーンキャリッジであ
    って、前記動力供給チェーンの自己支持移動距離を越え
    た移動によって前記動力供給チェーンの前記動的部が垂
    下すると、前記動的部を支持係合するように前記ローラ
    を位置決めすべく移動することができる前記チェーンキ
    ャリッジと、前記チェーンキャリッジを前記動力消費機
    器の移動に応じて移動させるように且つ前記チェーンキ
    ャリッジが前記ホイールと前記動力供給チェーンの間の
    摩擦係合によって前記動力供給チェーンの移動を補助す
    るように前記チェーンキャリッジと前記動力消費機器を
    駆動連結する手段とを具備することを特徴とする動力供
    給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  2. 【請求項2】 前記動力供給チェーンが第1と第2の長
    サイドチェーンと複数のキャリア横部材とを前記たわみ
    動力導管用に具備する請求項1に記載の動力供給チェー
    ンとチェーンキャリッジのシステム。
  3. 【請求項3】 前記動力供給チェーンがプラスチック製
    の第1と第2の長サイドチェーンを具備する請求項2に
    記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記チェーンキャリッジと前記動力消費
    機器を駆動連結する前記手段が、前記チェーンキャリッ
    ジの各々の端部に隣接する回転可能な滑車又はプーリ
    と、一方のケーブルが中間ケーブル部位を一方の前記滑
    車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消費機
    器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置に固
    定させ、他方のケーブルが中間ケーブル部位を他方の前
    記滑車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消
    費機器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置
    に固定させた1対のケーブルとを具備する請求項1に記
    載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルの内の一方のケーブルを前
    記チェーンキャリッジの中央部から下に延設するととも
    に他方のケーブルを前記チェーンキャリッジの中央部か
    ら上に延設する請求項4に記載の動力供給チェーンとチ
    ェーンキャリッジのシステム。
  6. 【請求項6】 前記チェーンキャリッジは、第1と第2
    のサイドフレームと、前記第1と第2のサイドフレーム
    間に幅方向に渡設するとともに前記ローラを回転可能に
    軸着する複数の車軸とを具備する請求項1に記載の動力
    供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  7. 【請求項7】 固定端部と可動端部を有する動力供給チ
    ェーンであって、前記可動端部において前記動力供給チ
    ェーンが相対的に移動可能な動力消費機器に連結され、
    前記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給する
    少なくとも1つのたわみ動力導管を前記固定端部と前記
    可動端部の間で支持する複数のキャリア横部材を含む前
    記動力供給チェーンと、底壁と、離間した直立の側壁
    と、を含む長ガイドトレーであって、前記側壁には、前
    記動力供給チェーンの動的部が前記ガイドトレーから外
    にはみ出して前記動力消費機器まで延出する一方で前記
    動力供給チェーンの静的部を収容する通行路が区画さ
    れ、前記側壁の各々は、前記動力供給チェーンの前記静
    的部の上端面と略同一平面である表面であって前記固定
    端部と前記可動端部の最大移動位置との間に長手方向に
    介設した前記表面を含む、前記長ガイドトレーと、前記
    ガイドトレーの前記通行路に内設されて前記動力消費機
    器の移動に応じて移動するとともに両側にローラを有す
    るチェーンキャリッジであって、前記動力供給チェーン
    の自己支持移動距離を越えた移動によって前記動力供給
    チェーンの前記動的部が前記ガイドトレー中に垂下する
    と、前記側壁が前記動力供給チェーンの前記垂下部の両
    脇方向移動を制限する一方で、前記動力供給チェーンの
    前記動的部を支持係合するように前記側壁表面上に前記
    ローラを位置決めすべく移動することができる前記チェ
    ーンキャリッジと、前記チェーンキャリッジを前記動力
    消費機器の移動に応じて前記通行路の中で移動させるよ
    うに且つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記
    動力供給チェーンの間の係合によって前記動力供給チェ
    ーンの移動を補助するように前記チェーンキャリッジと
    前記動力消費機器を駆動連結する手段とを具備すること
    を特徴とする動力供給チェーンとチェーンキャリッジの
    システム。
  8. 【請求項8】 前記動力供給チェーンは、前記動力供給
    チェーンの前記静的部と前記動的部の間に所定の半径の
    曲げを含み、前記キャリッジローラは、前記曲げにおい
    て前記動力供給チェーンが前記ローラから離間して前記
    ローラに支持されないように前記曲げ半径よりも小さな
    半径を有する請求項7に記載の動力供給チェーンとチェ
    ーンキャリッジのシステム。
  9. 【請求項9】 前記キャリッジローラは、前記動力供給
    チェーンがこのチェーンの自己支持移動距離を越えて移
    動する場合に前記チェーンキャリッジと、前記動力供給
    チェーンの前記垂下部の大部分と、が前記ガイドトレー
    中に留まるように定寸され、これによって前記垂下部が
    前記ローラとの係合によって支持されるとともに前記側
    壁によって両脇から封じ込まれる請求項8に記載の動力
    供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  10. 【請求項10】 前記動力供給チェーンが第1と第2の
    長サイドチェーンと複数のキャリア横部材とを前記たわ
    み動力導管用に具備する請求項7に記載の動力供給チェ
    ーンとチェーンキャリッジのシステム。
  11. 【請求項11】 前記動力供給チェーンがプラスチック
    製の第1と第2の長サイドチェーンを具備する請求項1
    0に記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記チェーンキャリッジと前記動力消
    費機器を駆動連結する前記手段は、前記チェーンキャリ
    ッジの各々の端部に隣接する回転可能な滑車又はプーリ
    と、一方のケーブルが中間ケーブル部位を一方の前記滑
    車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消費機
    器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置に固
    定させ、他方のケーブルが中間ケーブル部位を他方の前
    記滑車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消
    費機器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置
    に固定させた1対のケーブルとを具備する請求項7に記
    載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記ケーブルの内の一方のケーブルを
    前記チェーンキャリッジの中央部から下に延設するとと
    もに他方のケーブルを前記チェーンキャリッジの中央部
    から上に延設する請求項12に記載の動力供給チェーン
    とチェーンキャリッジのシステム。
  14. 【請求項14】 前記チェーンキャリッジは、第1と第
    2のサイドフレームと、前記第1と第2のサイドフレー
    ム間に幅方向に渡設するとともに前記ローラを回転可能
    に軸着する複数の車軸とを具備する請求項7に記載の動
    力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  15. 【請求項15】 各々のチェーンが固定端部と可動端部
    を有する第1と第2の対向する動力供給チェーンであっ
    て、前記可動端部において前記第1と第2の動力供給チ
    ェーンの各々が相対的に移動可能な動力消費機器に連結
    され、前記第1と第2の動力供給チェーンの各々が、前
    記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給する少
    なくとも2つのたわみ動力導管の夫々を前記固定端部と
    前記可動端部の間で支持する複数のキャリア横部材を含
    む、前記第1と第2の対向する動力供給チェーンと、前
    記第1と第2の動力供給チェーンの間に介設して前記動
    力消費機器の移動に応じて移動するとともに両側にロー
    ラを有するチェーンキャリッジであって、前記第1と第
    2の動力供給チェーンの内の一方のチェーンの自己支持
    移動距離を越えた移動によって前記一方のチェーンの動
    的部が垂下すると、前記ローラが前記第1と第2の動力
    供給チェーンの内の他方のチェーンの静的部に転支され
    る一方で、前記一方のチェーンの前記動的部を支持する
    ように前記ローラを位置決めすべく移動することができ
    る前記チェーンキャリッジと、前記チェーンキャリッジ
    を前記動力消費機器の移動に応じて移動させるように且
    つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記第1と
    第2の動力供給チェーンとの間の摩擦係合によって前記
    第1と第2の動力供給チェーンの移動を補助するように
    前記チェーンキャリッジと前記動力消費機器を駆動連結
    する手段とを具備することを特徴とする動力供給チェー
    ンとチェーンキャリッジのシステム。
  16. 【請求項16】 前記第1と第2の動力供給チェーン
    は、各々、前記チェーンの前記静的部と前記動的部の間
    に所定の半径の曲げを含み、前記ローラは、前記曲げに
    おいて前記第1と第2の動力供給チェーンが前記ローラ
    から離間して前記ローラに支持されないように前記曲げ
    半径よりも小さな半径を有する請求項15に記載の動力
    供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  17. 【請求項17】 前記第1と第2の動力供給チェーンの
    各々が第1と第2の長サイドチェーンと複数のキャリア
    横部材とを前記たわみ動力導管用に具備する請求項16
    に記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記第1と第2の動力供給チェーンの
    各々がプラスチック製の第1と第2の長サイドチェーン
    を具備する請求項17に記載の動力供給チェーンとチェ
    ーンキャリッジのシステム。
  19. 【請求項19】 前記チェーンキャリッジと前記動力消
    費機器を駆動連結する前記手段は、前記チェーンキャリ
    ッジの各々の端部に隣接する回転可能な滑車又はプーリ
    と、一方のケーブルが中間ケーブル部位を一方の前記滑
    車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消費機
    器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置に固
    定させ、他方のケーブルが中間ケーブル部位を他方の前
    記滑車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消
    費機器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置
    に固定させた1対のケーブルとを具備する請求項15に
    記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記ケーブルの内の一方のケーブルを
    前記チェーンキャリッジの中央部から下に延設するとと
    もに他方のケーブルを前記チェーンキャリッジの中央部
    から上に延設する請求項19に記載の動力供給チェーン
    とチェーンキャリッジのシステム。
  21. 【請求項21】 前記チェーンキャリッジは、第1と第
    2のサイドフレームと、前記第1と第2のサイドフレー
    ム間に幅方向に渡設するとともに前記ローラを回転可能
    に軸着する複数の車軸とを具備する請求項15に記載の
    動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  22. 【請求項22】 各々のチェーンが固定端部と可動端部
    を有する第1と第2の対向する動力供給チェーンであっ
    て、前記可動端部において前記第1と第2の動力供給チ
    ェーンの各々が相対的に移動可能な動力消費機器に連結
    され、前記第1と第2の動力供給チェーンの各々が、前
    記相対的に移動可能な動力消費機器に動力を供給する少
    なくとも2つのたわみ動力導管の夫々を前記固定端部と
    前記可動端部の間で支持する複数のキャリア横部材を含
    む、前記第1と第2の対向する動力供給チェーンと、底
    壁と、離間した直立の側壁と、を含む長ガイドトレーで
    あって、前記側壁には、前記第1と第2の動力供給チェ
    ーンの各々の動的部が前記ガイドトレーから外にはみ出
    して前記動力消費機器まで延出する一方で前記第1と第
    2の動力供給チェーンの各々の静的部を収容する通行路
    が区画されている、前記長ガイドトレーと、前記第1と
    第2の動力供給チェーンの間の前記ガイドトレーの前記
    通行路に内設して前記動力消費機器の移動に応じて移動
    するとともに両側にローラを有するチェーンキャリッジ
    であって、前記第1と第2の動力供給チェーンの内の一
    方のチェーンの自己支持移動距離を越えた移動によって
    前記一方のチェーンの前記動的部が前記ガイドトレー中
    に垂下すると、前記側壁が前記第1と第2の動力供給チ
    ェーンの内の前記一方のチェーンの前記垂下部の両脇方
    向移動を制限する一方で、前記一方のチェーンの前記動
    的部を支持するように前記ローラを位置決めすべく前記
    ガイドトレー中で移動することができる前記チェーンキ
    ャリッジと、前記チェーンキャリッジを前記動力消費機
    器の移動に応じて前記通行路の中で移動させるように且
    つ前記チェーンキャリッジが前記ホイールと前記第1と
    第2の動力供給チェーンとの間の係合によって前記第1
    と第2の動力供給チェーンの移動を補助するように前記
    チェーンキャリッジと前記動力消費機器を駆動連結する
    手段と具備することを特徴とする動力供給チェーンとチ
    ェーンキャリッジのシステム。
  23. 【請求項23】 前記第1と第2の動力供給チェーン
    は、各々、前記チェーンの前記静的部と前記動的部の間
    に所定の半径の曲げを含み、前記ローラは、前記曲げに
    おいて前記第1と第2の動力供給チェーンが前記ローラ
    から離間して前記ローラに支持されないように前記曲げ
    半径よりも小さな半径を有する請求項22に記載の動力
    供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
  24. 【請求項24】 前記キャリッジローラは、前記チェー
    ンキャリッジと、前記第1と第2の動力供給チェーンの
    内の前記一方のチェーンの前記垂下部の大部分と、が前
    記ガイドトレー中に留まるように定寸され、これによっ
    て前記垂下部が前記ホイールとの係合によって支持され
    るとともに前記側壁によって両脇から封じ込められる請
    求項22に記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッ
    ジのシステム。
  25. 【請求項25】 前記第1と第2の動力供給チェーンの
    各々が第1と第2の長サイドチェーンと複数のキャリア
    横部材とを前記たわみ動力導管用に具備する請求項22
    に記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシス
    テム。
  26. 【請求項26】 前記第1と第2の動力供給チェーンの
    各々がプラスチック製の第1と第2の長サイドチェーン
    を具備する請求項25に記載の動力供給チェーンとチェ
    ーンキャリッジのシステム。
  27. 【請求項27】 前記チェーンキャリッジと前記動力消
    費機器を駆動連結する前記手段は、前記チェーンキャリ
    ッジの各々の端部に隣接する回転可能な滑車又はプーリ
    と、一方のケーブルが中間ケーブル部位を一方の前記滑
    車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消費機
    器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置に固
    定させ、他方のケーブルが中間ケーブル部位を他方の前
    記滑車又はプーリに巻架した状態で1端部を前記動力消
    費機器に連結させるとともに反対側の端部を所定の位置
    に固定させた1対のケーブルとを具備する請求項22に
    記載の動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステ
    ム。
  28. 【請求項28】 前記ケーブルの内の一方のケーブルを
    前記チェーンキャリッジの中央部から下に延設するとと
    もに他方のケーブルを前記チェーンキャリッジの中央部
    から上に延設する請求項27に記載の動力供給チェーン
    とチェーンキャリッジのシステム。
  29. 【請求項29】 前記チェーンキャリッジは、第1と第
    2のサイドフレームと、前記第1と第2のサイドフレー
    ム間に幅方向に渡設するとともに前記ローラを回転可能
    に軸着する複数の車軸とを具備する請求項22に記載の
    動力供給チェーンとチェーンキャリッジのシステム。
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