JPH08339219A - みがき装置におけるみがき面教示方法 - Google Patents

みがき装置におけるみがき面教示方法

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JPH08339219A
JPH08339219A JP14662195A JP14662195A JPH08339219A JP H08339219 A JPH08339219 A JP H08339219A JP 14662195 A JP14662195 A JP 14662195A JP 14662195 A JP14662195 A JP 14662195A JP H08339219 A JPH08339219 A JP H08339219A
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JP
Japan
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teaching
polishing
polishing surface
predetermined direction
points
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JP14662195A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kawada
健一 河田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 みがき面の教示作業を簡素化し、かつみがき
面を得るための処理速度を著しく高速化し、しかもある
程度のみがき面教示品質を確保する。 【構成】 複数の教示点のうち、第1の所定方向に並ぶ
教示点間を直線で結んで折れ線を得、隣合う折れ線間に
おいて、始点からの距離が等しい点どうしの間を内分し
てみがき面全体を複数の関数で表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はみがき装置におけるみ
がき面教示方法に関し、さらに詳細にいえば、みがき装
置によるみがきの対象となる曲面を教示するための方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、みがき装置におけるみがき面
教示方法として、曲面を輪切り点列として教示し、得ら
れた教示点に基づいて媒介変数平面上の等間隔の格子点
を得るとともに、格子点により区画される各曲面パッチ
の方程式を得る方法が提案されている(特開平4−26
8904号公報参照)。
【0003】この方法を採用すれば、教示点数を大幅に
減少させることができ、しかも高精度のみがき面教示を
達成することができる。また、各曲面パッチの方程式が
得られるのであるから、みがき面上の各点において法線
を得ることができ、スピンドル工具のようなみがき工具
をみがき面に対して法線方向に押圧、接触させることが
でき、みがき工具の押圧、接触方向が法線方向からずれ
てしまうことに起因するみがき品質の低下を未然に防止
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法を
採用した場合には、得られた教示点に基づいて媒介変数
平面上の等間隔の格子点を得るとともに、格子点により
区画される各曲面パッチの方程式を得るという処理が必
要であり、しかもこれらの処理は複雑であるから、所要
時間が長くなってしまい、この処理をリアルタイムで行
おうとすれば処理能力が著しく高い処理装置を採用しな
ければならず、装置全体として著しく高価なものになっ
てしまう。
【0005】また、格子点、曲面パッチの方程式を得る
ために複雑な処理を行っているのであるから、オペレー
タにとって教示点の間隔を直観的に認識することが殆ど
不可能であり、この結果、教示点の誤差により、実際の
曲面と大幅にかけ離れた曲面がみがき面として教示され
てしまう可能性がある。例えば、教示点に含まれる誤差
が大きくなれば、実際の曲面とみがき面として教示され
た曲面とのずれ量が大きくなってしまう。また、図7に
示すように、互いに近接する教示点において僅かな誤差
が存在していることに起因して、実際の面(図7中細線
参照)とみがき面として教示された面(図7中太線参
照)とが大幅にかけ離れてしまうことがある。
【0006】特に、フローティング機構を組み込むこと
により法線方向の誤差を吸収し得るようにしたみがき工
具を用い、このみがき工具を産業用ロボットによって動
作させることによってみがき動作を行う場合には、みが
き対象面に対する法線方向の精度は比較的大きくてもか
まわないので、このようなみがき装置に対応して一層簡
単に、かつ短時間でみがき面の教示を行うことができる
方法が切望されている。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、フローティング機構を組み込むことによ
り法線方向の誤差を吸収し得るようにしたみがき工具を
用い、このみがき工具を産業用ロボットによって動作さ
せることによってみがき動作を行うような場合に対処す
べく、一層簡単に、かつ短時間でみがき面の教示を行う
ことができるみがき面教示方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のみがき装置に
おけるみがき面教示方法は、みがき面上の任意の点が教
示されたことに応答して、第1の所定方向に並ぶ教示点
間を直線で補間し、第1の所定方向と直交する第2の所
定方向に並ぶ点間を1次式で補間することにより、みが
き面を複数の関数で表現する方法である。
【0009】請求項2のみがき装置におけるみがき面教
示方法は、第1の所定方向に並ぶ教示点間を直線で補間
した後、隣接する点列の相対位置を考慮し、所定方向に
おける座標値を一致させることにより、格子をなるべく
直交させるべく仮想的な端点を求める方法である。
【0010】
【作用】請求項1のみがき装置におけるみがき面教示方
法であれば、みがき面上の任意の点が教示されたことに
応答して、第1の所定方向に並ぶ教示点間を直線で補間
し、第1の所定方向と直交する第2の所定方向に並ぶ点
間を1次式で補間することにより、みがき面を複数の関
数で表現するのであるから、補間処理が簡単であり、し
たがって、みがき面を教示するための所要時間を大幅に
短縮することができ、特別に処理能力が高い処理装置を
用いなくても、リアルタイムで補間処理を実現すること
ができる。また、教示点間を直線、1次式で補間するの
であるから、教示点の間隔を大きくすべきか、小さくす
べきかをオペレータが直観的に認識することができ、こ
の結果、みがき面をかなり高精度に教示することができ
る。もちろん、みがき面全体を教示するために必要な教
示点の数を少なくすることができるので、教示のための
操作性を高め、所要時間を短縮することができる。
【0011】請求項2のみがき装置におけるみがき面教
示方法であれば、第1の所定方向に並ぶ教示点間を直線
で補間した後、隣接する点列の相対位置を考慮し、所定
方向における座標値を一致させることにより、格子をな
るべく直交させるべく仮想的な端点を求めるのであるか
ら、第1の所定方向における長さが局部的に著しく短い
ようなみがき面を教示するに当って、第2の所定方向に
並ぶ点列どうしの間隔が局部的に著しく小さくなってし
まうという不都合の発生を防止することができる。そし
て、第2の所定方向に並ぶ点列に沿ってみがき動作を行
う場合であっても、局部的にみがきすぎるという不都合
が発生することを未然に防止し、みがき面全体として高
品質のみがきを達成することができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明の実施例を詳細に説明する。図1、図2はこの発明の
みがき面教示方法の一実施例を説明するフローチャート
であり、図1が2次元空間における面の領域を得る処理
を、図2が任意の座標値に対するみがき面上の点を得る
処理を、それぞれ説明している。
【0013】先ず、図1のフローチャートを説明する。
みがき面上の複数の点の教示が行われた場合に、ステッ
プSP1において第1の所定方向(以下、u軸方向と称
する)に並ぶ教示点間を直線で結び、各教示点間の距離
を算出する。ステップSP2において、u軸方向に並ぶ
教示点間を直線で結ぶことにより得られた折れ線の中点
を求める。ステップSP3において、隣合う折れ線の中
点を直線で結ぶ(図3参照)。ステップSP4におい
て、各中点が属する線分の方向を向く単位ベクトルS
1,S2および各中点の位置P1,P2に基づいて、
(P2−P1)(S1+S2)/|S1+S2|の演算を
行うことにより、始点のオフセット量Lofs(図3参
照)を求める。ステップSP5において、(|P2−P
1|2−Lofs21/2の演算を行って隣合う折れ線間の
距離を算出する。なお、ステップSP3からステップS
P5までの処理は、全ての隣合う折れ線について順次行
われる。最後に、ステップSP6において、各折れ線の
長さ、各折れ線の始点のオフセット量、折れ線間の距離
から、2次元空間(図4に示すu−v空間)においてみ
がき面の領域を得る(図4参照)。 次に、図5を参照
しながら、図2のフローチャートを説明する。
【0014】任意の座標値u1,v1が与えられた場合
に、ステップSP1において、図1のフローチャートの
ステップSP6で得られたみがき面の領域から、座標値
v1が含まれる領域(2つの折れ線間の領域)を求め
る。ステップSP2において座標値v1が含まれる領域
を規定する2つの折れ線上の、座標値u1に対応する点
P11,P21を求める。ステップSP3において、2
つの折れ線上の点P11,P21をΔv1:Δv2に内
分する点を求める。この点が、座標値u1,v1に対応
するみがき面上の点である。なお、Δv1,Δv2は、
各折れ線のv座標値と座標値v1との差である。そし
て、新たな座標値が与えられる毎に、ステップSP1か
らステップSP3までの処理が行われる。
【0015】図6は以上のみがき面教示方法を概略的に
示す図である。図6中(A)に示すように、複数の教示
点が与えられた場合に、図6中(B)に示すように、各
教示点列を構成する教示点間を直線で結んで折れ線を得
るとともに、各折れ線を始点からの距離uの関数で表
し、その後、図6中(C)に示すように、オフセット量
を考慮して仮想的な始点を想定した状態で、隣合う折れ
線において、互いに等しい距離u(仮想的な始点からの
距離)を持つ点どうしを内分することにより折れ線間を
補間する。
【0016】最終的な教示状態を示す図6中(C)から
明らかなように、みがき面が左側から右側に向かって徐
々に狭くなっているが、仮想的な始点を考慮しているの
であるから、みがき経路になる可能性が高い補間された
経路どうしは互いに等しい間隔であり、みがき経路が互
いに近接することに起因するみがきすぎの発生を未然に
防止して、高品質のみがきを達成することができる。た
だし、この場合に適用されるみがき工具としては、例え
ば、フローティング機構を有していることにより、実際
のみがき面と教示された面との間の誤差を吸収できるも
のを採用すればよい。また、みがき工具のみがき姿勢と
しては、例えば、教示時の姿勢を採用するとともに、教
示点間において教示時の姿勢を直線的に補間して得た姿
勢を採用すればよい。
【0017】また、教示点間を直線、1次式で補間する
のであるから、オペレータにとって、生成されるみがき
面の予測が簡単であり、この予測に基づいて教示を行え
ばよいので、教示点数を少なくすることができるととも
に、ある程度の教示精度を確保することができる。さら
に、以上の説明から明らかなように、教示点間を直線、
1次式で補間するのであるから、教示精度は多少低下す
るが、この精度低下はフローティング機構を有するみが
き工具により簡単に吸収することができ、みがき精度の
低下は余り発生しない。これに対して、教示点に基づく
処理は従来のみがき面教示方法と比較して著しく高速化
できる。具体的には、同じ点数の教示を行って従来方法
とこの実施例の方法とにより半円柱状のみがき面の教示
を行った場合に、この実施例の方法では、みがき面教示
精度が約1/10になったが、処理速度は約100倍に
なった。
【0018】ただし、みがき面が全範囲にわたってほぼ
等しい幅を有している場合には、仮想的な始点の算出処
理を省略してもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、補間処理が簡単であ
り、したがって、みがき面を教示するための所要時間を
大幅に短縮することができ、特別に処理能力が高い処理
装置を用いなくても、リアルタイムで補間処理を実現す
ることができ、また、教示点間を直線、1次式で補間す
るのであるから、教示点の間隔を大きくすべきか、小さ
くすべきかをオペレータが直観的に認識することがで
き、この結果、みがき面をかなり高精度に教示すること
ができ、さらに、みがき面全体を教示するために必要な
教示点の数を少なくすることができるので、教示のため
の操作性を高め、所要時間を短縮することができるとい
う特有の効果を奏する。
【0020】請求項2の発明は、第1の所定方向におけ
る長さが局部的に著しく短いようなみがき面を教示する
に当って、第2の所定方向に並ぶ点列どうしの間隔が局
部的に著しく小さくなってしまうという不都合の発生を
防止することができ、第2の所定方向に並ぶ点列に沿っ
てみがき動作を行う場合であっても、局部的にみがきす
ぎるという不都合が発生することを未然に防止し、みが
き面全体として高品質のみがきを達成することができる
という特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のみがき面教示方法の一実施例のう
ち、2次元空間における面の領域を得る処理を説明する
フローチャートである。
【図2】この発明のみがき面教示方法の一実施例のう
ち、任意の座標値に対するみがき面上の点を得る処理を
説明するフローチャートである。
【図3】始点のオフセット量算出を説明する概略図であ
る。
【図4】2次元空間におけるみがき面を説明する概略図
である。
【図5】座標値u1,v1に対応するみがき面上の点を
得る処理を説明する概略図である。
【図6】みがき面教示方法を概略的に示す図である。
【図7】従来方法による不都合を説明する概略図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 みがき面上の任意の点が教示されたこと
    に応答して、第1の所定方向に並ぶ教示点間を直線で補
    間し、第1の所定方向と直交する第2の所定方向に並ぶ
    点間を1次式で補間することにより、みがき面を複数の
    関数で表現することを特徴とするみがき装置におけるみ
    がき面教示方法。
  2. 【請求項2】 第1の所定方向に並ぶ教示点間を直線で
    補間した後、隣接する点列の相対位置を考慮し、所定方
    向における座標値を一致させることにより、格子をなる
    べく直交させるべく仮想的な端点を求める請求項1に記
    載のみがき装置におけるみがき面教示方法。
JP14662195A 1995-06-13 1995-06-13 みがき装置におけるみがき面教示方法 Pending JPH08339219A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62135965A (ja) * 1985-12-09 1987-06-18 Sony Corp 自由曲面作成方法
JPH01158573A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Sony Corp 自由曲面表示方法
JPH04268904A (ja) * 1991-02-25 1992-09-24 Daikin Ind Ltd みがき装置におけるみがき面教示方法

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