JPH08338147A - 舞台設備の資材搬入出装置 - Google Patents

舞台設備の資材搬入出装置

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JPH08338147A
JPH08338147A JP14430895A JP14430895A JPH08338147A JP H08338147 A JPH08338147 A JP H08338147A JP 14430895 A JP14430895 A JP 14430895A JP 14430895 A JP14430895 A JP 14430895A JP H08338147 A JPH08338147 A JP H08338147A
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spectator
carry
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JP14430895A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nagashima
仁 永島
Akinari Nishimoto
晃也 西本
Tomohiko Suzaki
友彦 洲崎
Takanori Kawahara
孝則 川原
Takeshi Naga
武士 名賀
Akira Yamakaji
章 山梶
Tetsuji Sato
鉄司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 資材搬入出装置53を、固定スロープ台車5
4、第一可変スロープ台車55および第二可変スロープ
台車56を連結して組み立てて舞台2と搬入出口52の
間に設置し、第二電動ジャッキ装置68を駆動して、第
二可変板部材66を搬入出口52まで上昇させて保持さ
せ、第二観客席5を舞台2までせり上げた場合、第二可
変スロープ台車56を取り外してこれを収納部71に収
納し、第一電動ジャッキ装置64を駆動して、第一可変
板部材62を搬入出口52の高さまで上昇させて保持さ
せる。 【効果】 舞台と搬出入口との高低差に応じた枚数の板
部材どうしを取り付けて搬出入口と舞台との間に設置
し、保持装置で資材搬入出板の搬出入口側を、搬出入口
の高さまで上昇させて保持することにより資材搬入出装
置の設置が容易にかつ効率よく行い得、資材搬入出板を
分解して所定の場所に収納できるので、大きな収納場所
が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アリーナや多目的ホー
ルなどの舞台設備において、資材を舞台に対して搬出入
するための資材搬入出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アリーナや多目的ホールなどの
舞台設備では、観客席を可動式とし、演技や競技(以
下、単に演技という)、観客数に応じて観客席を展開し
たり一部を格納したりして用いている。
【0003】しかし演技の条件により、観客席を格納し
た場合では、観客の視線が舞台上の演技者に合わず、演
技を充分に楽しむことができないことがある。そこで観
客席を格納するのに応じて舞台を昇降させるように構成
し、これにより観客席の一部を格納した場合であっても
観客の視線を舞台上の演技者に合わせ、演技を充分に楽
しませるようにした舞台設備が考えられる。
【0004】ところで舞台上で行われる各演技では、こ
れに対応する資材を搬出入する必要があるが、舞台を昇
降自在に設け場合、搬出入口と舞台との高低差が変化す
るので、この変化した高低差に適応できるように、それ
ぞれ別の傾斜角度に設定したスロープ板を有する資材搬
入出装置を設置することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように、
舞台の昇降に伴う搬出入口と舞台との高低差に応じた複
数の種類の資材搬入出装置を設けると、高低差が変化す
るたびに、資材搬入出装置のうち、舞台の高さに応じた
傾斜を有するスロープ板を備えた資材搬入出装置を選択
して設置しなければならなく、この場合、設置作業が大
変であり、かつ能率も悪くなる。
【0006】さらに資材搬入出装置は複数個あるので、
これらを収納するためには、大きな収納スペースを確保
しなければならない。そこで本発明は、上記課題を解決
し得る舞台設備の資材搬入出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、建屋内の舞台の周囲に多段に配置
される観客席が、これら観客席を重ねて収納するための
収納部と舞台周囲の床面との間で出退自在に設けられ、
舞台が観客席の出退に対応して昇降自在に設けられ、建
屋に、舞台に対して資材を搬出入するための搬出入口を
備えた舞台設備の資材搬入出装置であって、高低差を有
した搬出入口および舞台の間に傾斜して配置されるとと
もに互いに着脱自在かつ折曲自在な複数の板部材からな
る資材搬入出板と、資材搬入出板の搬出入口側を、搬出
入口の高さまで上昇させて保持するための保持装置とを
備えている。
【0008】
【作用】上記課題解決手段において、観客席を収納部と
舞台周囲の床面との間で出退させ、観客席の出退に伴っ
て舞台を昇降させた場合、資材を搬出入するための搬出
入口と舞台との高低差が変化するので、この高低差に応
じて資材搬入出板どうしを適宜に着脱して組み合わせる
とともに、資材搬入出板の搬出入口側を、保持装置で搬
出入口の高さまで上昇させて保持し、資材搬入出板を搬
出入口および舞台の間に傾斜して配置する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る舞台設備の空気
調節装置を、図面に基づいて説明する。
【0010】図1〜図3の全体概略平面図に示すよう
に、本発明の実施例に係る舞台設備(例えば、アリーナ
や多目的ホールなど)1は、建屋3内の舞台2の周囲
に、それぞれ環状でかつ観客から演技が鑑賞しやすいよ
うに、順に位置を高く配置することにより多段に設けた
第一〜第三観客席4〜6を有し、このうち第一観客席4
および第二観客席5のそれぞれは、図4〜図7の側面図
に示すように、前後に並べた複数の座席台15と、これ
ら各座席台15上にその長手方向に隣合って設置した折
り畳み式の複数の座席7とから構成されている。
【0011】第一観客席4および第二観客席5のそれぞ
れは、図5および図6に示すように、固定式の第三観客
席6の下側に設けた収納部8に、各座席7を折り畳んだ
状態で前後の各座席台15どうしを重ねることにより収
納された収納姿勢10と、舞台2の中心側にせり出した
せり出し姿勢11との間で切替え自在に構成されてい
る。
【0012】また第一観客席4および第二観客席5は、
せり出し姿勢11において舞台2上の周囲部に支持さ
れ、第一観客席4を収納姿勢10とせり出し姿勢11と
の間で切替えるための第一切替え装置12が設けられ、
この第一切替え装置12は、図7に示すように、各列の
座席7ごとに設けて舞台2上を車輪9を介して走行自在
に構成されるとともに水平面内の前後方向に互いに嵌脱
自在な台車13と、各台車13上に立設した支柱14の
前部に取付けられて座席7を載置する前記座席台15
と、支柱14の上端部に配置されるとともに、後方の座
席台15の裏面に当接して転動自在な案内ローラ16と
を備えている。
【0013】なお同図に示すように、座席7の基端部
は、駆動軸17に連結板を介して回動する支軸18に取
付けられ、駆動軸17をその軸心回りに回転駆動するこ
とにより、折り畳んだり起こしたりできるよう構成され
ている。
【0014】すなわち、せり出し姿勢11にある第一観
客席4を収納姿勢10とする場合は、駆動軸17を駆動
して座席7を倒して折り畳み、車輪9を駆動して台車1
3を後方に移動させることにより、台車13に設けた座
席台15が上下方向に重なり、第一観客席4が収納部8
に収納されて収納姿勢10となる。
【0015】逆に第一観客席4を収納姿勢10からせり
出し姿勢11とする場合は、車輪9を駆動して台車13
を前方に移動させ、各台車13を引出し、座席7を起こ
すようにする。
【0016】図4〜図6に示すように、第二観客席5を
舞台2上で支持するための支持装置20が設けられ、こ
の支持装置20は、舞台2上を走行自在で第一観客席4
の最後端の座席7とほぼ同じ高さを有した走行台車21
と、この走行台車21の走行に伴って走行する折り畳み
台装置22とを有し、走行台車21は、その上部に踊り
場23兼用の支持台24を有し、折り畳み台装置22
は、車輪25を有して互いに接近離間自在な脚26と、
この脚26の上端部に取付けられるとともに展開自在に
構成されて第二観客席5を支持するための折り畳み台2
7とを有している。
【0017】このように構成された支持装置20は、第
二観客席5のせり出し姿勢11において、走行台車21
の支持台24と折り畳み台装置22の折り畳み台27と
を水平な状態として第二観客席5を支持し、図5に示す
ように、第一観客席4の収納姿勢10において折り畳ま
れて、第一観客席4と同様に、収納部8に収納されるも
のである。
【0018】なお第二観客席5のせり出し姿勢11にお
いて、この第二観客席5は、第一観客席4における第一
切替え装置12と同様の第二切替え装置28を介して支
持台24および折り畳み台27上に載置され、また図6
に示すように、この第二観客席5は、第一観客席4と同
様に、各座席7を折り畳んだ状態で前後の各座席台15
どうしを重ねて、走行台車21の支持台24上で重ねら
れて、収納部8に収納された収納姿勢10となる。
【0019】ところで前記舞台2は、建屋3の基部30
に対して昇降自在に設けられ、図8および図9の正面図
に示すように、観客席4,5の姿勢10,11に対応し
て舞台2を昇降させるための複数の舞台用昇降装置31
が設けられ、この各舞台用昇降装置31は、建屋3の基
部30の所定位置に複数個配置した各凹所32に配置さ
れるもので、この各凹所32の底部に設置された昇降装
置本体35と、この昇降装置本体35の天板36と底板
37に昇降自在に挿通されるとともに各凹所32の底部
中央に形成されたホール34内を往復移動自在なラック
33と、昇降装置本体35に支持されてラック33に噛
合する複数個の駆動ピニオン38とから構成され、ラッ
ク33はその上端部で、舞台2をその下面側で保持する
型鋼製の保持台40の下面から支持しており、駆動ピニ
オン38を駆動することにより、ラック33が昇降し、
同時に舞台2を昇降させるよう構成されている。
【0020】また同図に示すように、前記舞台用昇降装
置31で上昇させた舞台2を所定の高さで保持するため
の複数の保持装置41が設けられ、この各保持装置41
は、基部30上の所定位置にヒンジ部材42を介して回
動自在に支持されて互いに型鋼43によって取付けられ
た一対の支持脚44と、両支持脚44の上面に立設して
保持台40の下面に形成した支持孔に挿入される支持ピ
ン46とから構成されている。
【0021】このように構成された保持装置41を、基
部30に沿って水平にした傾倒姿勢と、この傾倒姿勢か
ら支持脚44をヒンジ部材42回りに鉛直になるまで回
動した支持姿勢との間で切替えるためのシリンダ装置5
0が設けられている。
【0022】そして各図に示すように、このような保持
装置41は、舞台2を異なった高さで保持できるよう、
支持脚44の高さの異なった二種類のものが設けられて
いる。
【0023】ところで、第一観客席4および第二観客席
5は、それぞれ四箇所で放射状に配置した資材搬入出用
空間51で区画されており、第三観客席6の資材搬入出
用空間51側に、舞台設備1の外部から舞台2に対して
資材の搬入出を行うための搬入出口52が設けられてい
る。
【0024】そして図10〜図14に示すように、資材
搬入出用空間51に、搬入出口52と舞台2との間に高
低差を有している場合に、資材を舞台2に対して搬入出
するための資材搬入出装置53が設けられ、この資材搬
入出装置53は、舞台側の固定スロープ台車54と、固
定スロープ台車54の搬入出口52側に設けた第一可変
スロープ台車55と、第一可変スロープ台車55のさら
に搬入出口52側に設けた第二可変スロープ台車56と
から構成されている。
【0025】固定スロープ台車54は、車輪57を有す
る固定台58上に所定の傾斜で取付けられた資材搬入出
用の固定板部材59と、この固定板部材59の先端側
(舞台側)に、ヒンジ部材60を介して回動自在に取付
けられた当接部61とから構成されている。
【0026】第一可変スロープ台車55は、固定板部材
59の搬入出口52側に取付けられる第一可変板部材6
2と、この第一可変板部材62と第一基台63との間の
前後部に取付けられたパンタグラフ式の第一電動ジャッ
キ装置(保持装置の一例)64と、第一可変板部材62
の下面の前後部に取付けられた車輪65とから構成され
ている。
【0027】第二可変スロープ台車56は、第一可変板
部材62の搬入出口52側に取付けられる第二可変板部
材66と、この第二可変板部材66と第二基台67との
間の前後部に取付けられたパンタグラフ式の第二電動ジ
ャッキ装置68と、第二可変板部材66の下面の前後部
に取付けられた車輪69とから構成されている。
【0028】そして固定板部材59、第一可変板部材6
2および第二可変板部材66は、舞台2と搬入出口52
との間に傾斜して配置されるもので、図11に示すよう
に、固定板部材59と第一可変板部材62および第一可
変板部材62と第二可変板部材66は、櫛歯状に形成さ
れた嵌合部70によって互いに着脱自在かつ折曲自在に
取付けられている。
【0029】なお図12〜図14に示すように、搬入出
口52の下側には、資材搬入出装置53の非使用時にこ
れを収納するための収納部71が設けられている。上記
構成において、例えば観客数が多く、第一〜第三観客席
4〜6の全てを使用する場合は、第一切替え装置12お
よび第二切替え装置28を駆動して、第一観客席4およ
び第二観客席5を舞台2の中心側にせり出してせり出し
姿勢11とする。このようにすることにより第一〜第三
観客席4〜6を全て使用できるので、多くの観客人数に
対応できる。
【0030】このとき舞台2は最下位置にあり、搬入出
口52と舞台2との高低差は最も大きくなっている。こ
の状態で舞台上に対して資材を搬入出する場合、収納部
71から資材搬入出装置53を取り出し、固定スロープ
台車54と第一可変スロープ台車55を固定板部材59
と第一可変板部材62で連結し、第一可変スロープ台車
55と第二可変スロープ台車56を第一可変板部材62
と第二可変板部材66で連結することによって組み立て
る。
【0031】そして第一電動ジャッキ装置64および第
二電動ジャッキ装置68を駆動して、第二可変板部材6
6の搬入出口52側を、搬入出口52の高さまで上昇さ
せて保持させ、第二可変板部材66の搬入出口52の底
部に取付けることにより、固定板部材59、第一可変板
部材62および第二可変板部材66を舞台2と搬入出口
52の高低差に対応して傾斜させる。 これにより、資
材を舞台2に対して容易に搬入出させることができる。
【0032】ところで観客数が少ない場合は、駆動軸1
7を駆動して、図7に示すように第一観客席4の各座席
7を倒し、第一切替え装置12を駆動して第一観客席4
を収納姿勢10とし、第二観客席5および第三観客席6
を使用するようにする。
【0033】このようにして第一観客席4が収納姿勢1
0となった場合、舞台2がそのままの高さにあると、第
二観客席5や第三観客席6から見て低い位置になってお
り、このままの状態では、観客が舞台2上の演技を充分
に楽しむことができないので、舞台2を所定の高さまで
上昇させる。
【0034】ここで、第二観客席5と第三観客席6を使
用する場合、図6に示すように、一旦、第一観客席4お
よび第二観客席5のそれぞれを、第一切替え装置12、
第二切替え装置28を駆動して収納姿勢10とし、支持
装置20も駆動してこれを収納部8に収納する。
【0035】続いて、駆動ピニオン38を駆動してラッ
ク33を上昇させ、これにより舞台2全体を所定の高さ
までせり上げ、シリンダ装置50を駆動して、傾倒姿勢
にある、低いほうの支持脚44を有する保持装置41
を、ヒンジ部材42回りに回動して支持姿勢とし、今度
は駆動ピニオン38を逆方向に駆動して舞台2をわずか
に下降させると、支持脚44上の支持ピン46が舞台2
の支持孔に嵌合し、舞台2が支持脚44に確実に支持さ
れる。
【0036】次に第二切替え装置28を駆動して、収納
姿勢10にあった第二観客席5を、舞台2の中央部側に
せり出してせり出し姿勢11とし、第二観客席5を舞台
2で支持する。
【0037】このように、舞台2をせり上げ、第二観客
席5をせり出し姿勢11とすることにより、第一観客席
4を収納姿勢10とした場合であっても、舞台2が第二
観客席5および第三観客席6の観客に対して低すぎると
いったことがなくなり、従って、良好な視線で舞台2上
の演技を充分に楽しむことができる。
【0038】ところで第二観客席5を舞台2までせり上
げた場合、搬入出口52と舞台2との高低差が変化する
ので、このようにした状態で用いる舞台2に対して資材
を搬入出する場合は、図13に示すように、第一可変板
部材62から第二可変板部材66を取り外して、第二可
変スロープ台車56を収納部71に収納し、第一電動ジ
ャッキ装置64を駆動して、第一可変板部材62の搬入
出口52側を、搬入出口52の高さまで上昇させて保持
させ、第一可変板部材62を搬入出口52の底部に取付
けることにより固定板部材59、第一可変板部材62を
舞台2と搬入出口52の高低差に対応して傾斜させ、資
材を搬入出する。
【0039】また観客がそれ以上に少なく、第三観客席
6のみを使用するような場合、図6に示したように、第
一観客席4および第二観客席5を収納姿勢10とし、舞
台2を第三観客席6まで上昇させ、高い方の支持脚44
を有する保持装置41を支持姿勢として舞台2を支持す
る。
【0040】そして舞台2を第三観客席6まで上昇させ
て使用する場合は、資材搬入出装置53は不要であるの
で、固定板部材59から第一可変板部材62を取り外
し、第一可変板部材62から第二可変板部材66を取り
外して、第一電動ジャッキ装置64および第二電動ジャ
ッキ装置68を駆動して伸縮し、図14に示すように、
固定スロープ台車54、第一可変スロープ台車55およ
び第一可変スロープ台車55を重ねて収納部71に収納
するようにする。
【0041】以上のように本発明の実施例によれば、第
一観客席4および第二観客席5を、収納部8に収納した
収納姿勢10と、舞台2側にせり出したせり出し姿勢1
1との間で切替え自在とし、使用する観客席に応じて舞
台2を昇降させるよう構成したので、観客が良好な視線
で舞台2上の演技を楽しむことができる。
【0042】そして、資材搬入出装置53を、それぞれ
着脱自在な固定スロープ台車54、第一可変スロープ台
車55および第二可変スロープ台車56とから構成し、
舞台2の昇降に伴って舞台2と搬入出口52の高低差が
変化した場合に、固定スロープ台車54、第一可変スロ
ープ台車55および第二可変スロープ台車56を適宜に
組み合わせることにより対応でき、また資材搬入出装置
53の設置を、舞台2の高さに応じて容易に、かつ効率
よく設置することができ、資材搬入出装置53を使用し
ない場合は、固定スロープ台車54、第一可変スロープ
台車55および第二可変スロープ台車56を分解して重
ねて収納部71に収納することにより、小さな収納スペ
ースで収納できる。
【0043】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、上記実施例では資材搬入出装置53を各資材搬入
出用空間51に設置するようにしたが、資材搬入出装置
53は必要に応じて、各資材搬入出用空間51のいずれ
かに設置するようにしてもよく、この場合も上記実施例
と同様の作用効果を奏し得る。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、観客席を収納部と舞台周囲の床面との間で出退自在
に設け、舞台を観客席の出退に対応して昇降自在に設
け、舞台の昇降に伴って変化する搬出入口と舞台との高
低差に応じて搬出入口と舞台との間に配置するとともに
着脱自在な複数の板部材からなる資材搬入出板を設け、
この資材搬入出板の搬出入口側を、搬出入口の高さまで
上昇させて保持するための保持装置を設けたので、舞台
の昇降に伴って変化する搬出入口と舞台との高低差が発
生した場合に、高低差に応じた枚数の板部材どうしを取
り付けて搬出入口と舞台との間に設置し、保持装置で資
材搬入出板の搬出入口側を、搬出入口の高さまで上昇さ
せて保持することにより資材搬入出装置の設置ができる
ので、資材搬入出装置の設置を容易にかつ効率よく行い
得、資材搬入出装置を使用しない場合は、資材搬入出板
を分解して所定の場所に収納できるので、従来のように
大きな収納場所が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す舞台設備の第一観客席お
よび第二観客席をせり出し姿勢とした状態の全体概略平
面図である。
【図2】同じく第一観客席を収納姿勢とし第二観客席を
せり出し姿勢とした状態の全体概略平面図である。
【図3】同じく第一観客席および第二観客席を収納姿勢
とした状態の全体概略平面図である。
【図4】同じく第一観客席および第二観客席をせり出し
姿勢とした状態の全体側面図である。
【図5】同じく第一観客席を収納姿勢とし第二観客席を
せり出し姿勢とした状態の全体側面図である。
【図6】同じく第一観客席および第二観客席を収納姿勢
とした状態の全体側面図である。
【図7】同じく切替え装置の拡大側面図である。
【図8】同じく低い方の脚を有する保持装置で舞台を保
持した状態の正面図である。
【図9】同じく高い方の脚を有する保持装置で舞台を保
持した状態の正面図である。
【図10】同じく資材搬入出装置の全体構成を示す側面
図である。
【図11】同じく平面図である。
【図12】同じく資材搬入出装置の使用状態を示す側面
図である。
【図13】同じく第二可変スロープ台車を取り外して収
納した使用状態を示す側面図である。
【図14】同じく資材搬入出装置を分解して収納した状
態の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 舞台設備 2 舞台 4 第一観客席 5 第二観客席 6 第三観客席 7 座席 8 収納部 10 収納姿勢 11 せり出し姿勢 12 第一切替え装置 17 駆動軸 20 支持装置 28 第二切替え装置 33 ラック 38 駆動ピニオン 41 保持装置 44 支持脚 46 支持ピン 50 シリンダ装置 51 資材搬入出用空間 52 搬入出口 53 資材搬入出装置 54 固定スロープ台車 55 第一可変スロープ台車 56 第二可変スロープ台車 58 固定台 59 固定板部材 61 当接部 62 第一可変板部材 63 第一基台 64 第一電動ジャッキ装置 66 第二可変板部材 67 第二基台 68 第二電動ジャッキ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 洲崎 友彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 川原 孝則 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 名賀 武士 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 山梶 章 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 佐藤 鉄司 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋内の舞台の周囲に多段に配置される
    観客席が、これら観客席を重ねて収納するための収納部
    と舞台周囲の床面との間で出退自在に設けられ、舞台が
    観客席の出退に対応して昇降自在に設けられ、建屋に、
    舞台に対して資材を搬出入するための搬出入口を備えた
    舞台設備の資材搬入出装置であって、高低差を有した搬
    出入口および舞台の間に傾斜して配置されるとともに互
    いに着脱自在かつ折曲自在な複数の板部材からなる資材
    搬入出板と、資材搬入出板の搬出入口側を、搬出入口の
    高さまで上昇させて保持するための保持装置とを備えた
    ことを特徴とする舞台設備の資材搬入出装置。
JP14430895A 1995-06-12 1995-06-12 舞台設備の資材搬入出装置 Pending JPH08338147A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14430895A JPH08338147A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 舞台設備の資材搬入出装置

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