JPH08337315A - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

搬送装置及び搬送方法

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JPH08337315A
JPH08337315A JP14789195A JP14789195A JPH08337315A JP H08337315 A JPH08337315 A JP H08337315A JP 14789195 A JP14789195 A JP 14789195A JP 14789195 A JP14789195 A JP 14789195A JP H08337315 A JPH08337315 A JP H08337315A
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JP
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accumulation
line
merging
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Application number
JP14789195A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Amamiya
和行 雨宮
Ryoichi Iwasaki
良一 岩崎
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数本の搬入ラインから送られて
くる搬送物を合流装置を通して1本の合流ラインに送り
込む搬送装置に関し、構造の簡略化及び搬送の効率化を
目的とする。 【構成】 この搬送装置は、各搬入ライン1a,1bか
ら送られてくる搬送物を加速して合流装置2に送り込む
べく、各搬入ラインに設けられ且つ合流装置に隣接する
位置に配置されたインダクション装置4a,4b、この
インダクション装置の上流側に隣接して配置されたアキ
ュムレーション装置5a,5bと、インダクション装置
での搬送物の搬送状態を検出する光電センサ13,15
と、光電センサの信号に基づきアキュムレーション装置
を制御する制御装置12とを備えている。この搬送装置
では、アキュムレーション装置をインダクション装置の
後方に配置しているので、インダクション装置にバッフ
ァ機能を持たせる必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の搬入ラインか
ら搬送されてきた搬送物を1本の合流ラインに合流させ
る場合に用いられる搬送装置及び搬送方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】配送センター等の搬送設備においては、
複数本の搬入ラインから運ばれてきた搬送物を合流装置
により1本の合流ラインに送り込むよう構成したものが
ある。このような搬送設備では、合流装置に搬送物を送
り込む際に搬送物同士が干渉しないように、各搬入ライ
ンの最下流部、即ち合流装置に隣接する部分にインダク
ション装置を設けている。
【0003】インダクション装置は、複数のベルトコン
ベヤを連設して成り、上流側のベルトコンベヤから下流
側のベルトコンベヤに移動するにつれて搬送速度が増す
よう構成されている。かかる構成においては、各搬入ラ
インから合流装置に送り出される搬送物の前後間隔を大
きくすることができる。従って、一方の搬入ラインから
搬出された搬送物間に、他方の搬入ラインから搬送物を
適当なタイミング且つ速度で送り込むことにより、複数
本の搬入ラインからの搬送物を、適当な間隔をもって1
個ずつ合流装置に導入することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成において
は、搬送物の合流装置への送出しのタイミングや搬送設
備全体における搬送物の流れ具合等、種々の要因でイン
ダクション装置の送出し速度(最下流側ベルトコンベヤ
の搬送速度)が徐々に遅くなることがある。各インダク
ション装置における複数のベルトコンベヤは互いに連動
しているため、送出し速度が減じられると、インダクシ
ョン装置における最上流側のベルトコンベヤの搬送速度
が隣接の搬入ラインの搬送速度よりも遅くなり、インダ
クション装置上に搬送物が滞留してしまう事態が考えら
れる。
【0005】このため、従来においては、各インダクシ
ョン装置を構成するベルトコンベヤの数を多くし、イン
ダクション装置にバッファ機能を持たせているのが一般
的である。
【0006】しかしながら、多数のベルトコンベヤから
成るインダクション装置の場合、その制御及び機構が複
雑になるという問題点がある。
【0007】また、搬送設備においては、可能な限り効
率よく搬送物を搬送すべきとの要請もある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記従来におけ
る技術的課題を解決することのできる手段を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による搬送装置は、複数本の搬
入ラインから送られてくる搬送物を1本の合流ラインに
送り込む合流装置と、各搬入ラインから送られてくる搬
送物を加速して合流装置に送り込むべく、各搬入ライン
に設けられ且つ合流装置に隣接する位置に配置されたイ
ンダクション装置と、各搬入ラインに設けられ且つ前記
インダクション装置の上流側に隣接する位置に配置され
た、搬送物を一時的に停止することができるゾーンを複
数有するアキュムレーション装置と、インダクション装
置での搬送物の搬送状態を検出する検出手段と、検出手
段による検出結果に基づきアキュムレーション装置を制
御する制御手段とを備えている。インダクション装置
は、一直線状に並置された少なくとも3台のベルトコン
ベヤを備えており、前記各ベルトコンベヤの搬送速度は
可変であり、且つ、上流側のベルトコンベヤから下流側
のベルトコンベヤにかけて所定の割合で搬送速度が増す
ように構成されている。また、制御手段は、検出手段に
よる検出結果に基づきインダクション装置の一方が搬送
物を受け入れることができる状態にあると判断した場合
に、当該インダクション装置に隣接するアキュムレーシ
ョン装置上に停止された搬送物を実質的に同時に移動さ
せる手段を有している。
【0010】また、請求項2に係る発明は、上記構成の
搬送装置を用いての搬送方法であって、アキュムレーシ
ョン装置の下流側の搬送ラインに搬送物を送り込むこと
が不適当である場合に、アキュムレーション装置に搬送
物を下流側のゾーンから停止させていき、搬送ラインに
搬送物を送り出すことが可能となった場合に、アキュム
レーション装置上に停止された搬送物を実質的に同時に
移動させる搬送方法を特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成の搬送装置においては、インダクショ
ン装置の状態に応じて搬送物を一時停止させるアキュム
レーション装置をインダクション装置の後方に配置して
いるので、インダクション装置にバッファ機能を持たせ
る必要がなくなる。
【0012】また、インダクション装置への搬送物の送
出しの停止・再開をアキュムレーション装置により制御
することができるため、搬送の効率化を図ることが可能
となる。例えば、一のインダクション装置に関連する搬
入ラインにのみ搬送物があり、他のインダクション装置
に搬送物が流れていない状況では、アキュムレーション
装置から搬送物を前後間隔をあけずに導入することが可
能であるが、そのような制御手段を設けることで、搬送
効率の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明が適用された搬送設備の一
部を示している。この搬送設備は、別個独立に搬送物C
を搬送する第1の搬入ライン1a及び第2の搬入ライン
1bを備えている。また、これらの搬入ライン1a,1
bにより搬送されてくる搬送物Cは周知の合流装置2に
より1列に整列された後、1本の合流ライン3に送られ
るようになっている。
【0015】各搬入ライン1a,1bの最下流部には、
合流装置2に隣接する位置に配置されたインダクション
装置4a,4bと、このインダクション装置4a,4b
の上流側に隣接して配置されたアキュムレーション装置
5a,5bとが設けられている。
【0016】インダクション装置4a,4bは、前述し
たように、搬送物Cを加速して前後の搬送物C間に適当
な間隔をあけて合流装置2に送り込むためのものであ
る。また、アキュムレーション装置5a,5bは、イン
ダクション装置4a,4の状態、例えば搬送物Cのはけ
具合に応じて搬送物Cを一時的に停止させるためのもの
である。このようなアキュムレーション装置5a,5b
をインダクション装置4a,4bの上流側に設けたこと
で、インダクション装置4a,4bにバッファ機能を持
たせる必要がなくなる。よって、この実施例におけるイ
ンダクション装置4a,4bは、3台のベルトコンベヤ
6,7,8から成る比較的短いものとなっている。
【0017】各インダクション装置4a,4bにおける
3台のベルトコンベヤ6,7,8は搬送面が一直線とな
るように連続的に並設されている。ここで、各インダク
ション装置4a,4bにおけるベルトコンベヤ6,7,
8を、下流側から、第1のコンベヤ6、第2のコンベヤ
7、第3のコンベヤ8と称することとする。
【0018】第1のコンベヤ6は6段変速式のサーボモ
ータ9により駆動される。また、第2のコンベヤ7と第
3のコンベヤ8とは連動装置10により互いに連動され
ており、これらは1個の無段変速式のサーボモータ11
により駆動される。連動装置10は、第3のコンベヤ8
の搬送速度が第2のコンベヤ7の搬送速度の約47.6
%となるように構成されている。また、サーボモータ
9,11は制御装置12により制御され、第2のコンベ
ヤ7の搬送速度が常に第1のコンベヤ1の搬送速度の約
75%となるよう調整されている。
【0019】第1のコンベヤ6の適所には、搬送物Cが
存在するか否かを検出する光電センサ13が設けられて
いる。この光電センサ13は、投光器13aと、この投
光器13aから発せられた光を受光する受光器13bと
から構成されている。図示実施例の光電センサ13は反
射型である。即ち、第1のコンベヤ6の搬送面を挟んで
光電センサ13の対向位置に反射ミラー14が配置され
ており、投光器13aから発せられた光が反射ミラー1
4により反射された後、受光器13bで受光できるよう
になっている。勿論、反射ミラー14の位置に投光器1
3aを配して、直接、投光器13aからの光を受光器1
3bで受けるようにすることも可能であるが、配線ケー
ブルの本数の低減を図る観点からは、この実施例のよう
に反射型とするのが好ましい。同様に、第2のコンベヤ
7の適所にも反射型の光電センサ15が設けられてい
る。
【0020】これらの光電センサ13,15の受光器1
3b,15bからの出力信号は制御装置12に入力され
る。各光電センサ13,15とそれに対応する反射ミラ
ー14,16との間に搬送物Cが置かれた場合、投光器
13a,15aからの光が遮断され、受光器13b,1
5bからの信号に変化が生ずるため、制御装置12は受
光器13b,15bからの信号を常時モニターすること
で搬送物Cの有無を検出することが可能となる。また、
この実施例では、光電センサ13,15からの信号が共
に、搬送物Cの存在を示す信号となっている場合、制御
装置12はそのインダクション装置4a,4b上に搬送
物Cが停滞していると判断するように構成されている。
【0021】一方、アキュムレーション装置5a,5b
は、その搬送面が搬送方向において複数のゾーンZに分
割されており、ゾーンZ毎に搬送物Cを停止させること
ができるようになっている。かかる型式のアキュムレー
ション装置5a,5bとしては種々あるが、この実施例
におけるアキュムレーション装置5a,5bは図2〜図
4に示す通りである。尚、図面及び以下の説明におい
て、符号Z等に添字を適宜付しているが、この添字は最
下流側のものを「1」とした場合のゾーンの位置等を表
すものである。
【0022】図示のアキュムレーション装置5a(アキ
ュムレーション装置5a,5bは実質的に同一であるの
で、その一方のみ説明する)は、互いに対向配置された
1対のサイドフレーム17,18間に、搬送面を形成す
る多数の搬送ローラ19が一定のピッチで互いに平行に
取り付けられている。搬送ローラ19の下側には、搬送
ローラ19を回転駆動させるための駆動機構20が配設
されている。図3に示すように、この駆動機構20は、
アキュムレーション装置5aのフレーム17,18の両
端に設けられたプーリ(一方のみ図示する)21に巻き
掛けられた駆動ベルト22と、この駆動ベルト22の上
側部分を支持するホイール23とを備えている。このホ
イール22は、駆動ベルト20の上面位置を調整できる
ようにするために、サイドフレーム17,18間に横架
されたクロスプレート24に高さ調整機構25を介して
支持されるのが好適である。搬送状態においては搬送ロ
ーラ19は駆動ベルト22の上側部分の上面に接してい
るため、電動モータ(図示しない)により駆動ベルト2
2を循環駆動させると、電動モータの駆動力が伝達され
て搬送ローラ19は所定の速度で回転される。
【0023】また、搬送ローラ19の下側には、各ゾー
ンZ毎に制動機構26が設けられている。この制動機構
26は、図4に示すように、各ゾーンZ全体にわたって
搬送方向に延びる1本のブレーキパッド27を有してお
り、このブレーキパッド27をクロスプレート24上の
上下装置28によって上昇させて搬送ローラ19に押し
付けることで、搬送ローラ19の回転を停止させること
ができるようになっている。上下装置28としては油圧
式や電動式等の種々の型式のアクチュエータを用いるこ
とが可能であるが、作用力、応答性、清潔さ等の観点か
ら、図示の如く、単動型の空気圧シリンダが好ましい。
また、図3に示すように、複数本の空気圧シリンダ28
を1組として1本のブレーキパッド27を上下させても
よい。
【0024】アキュムレーション装置5aの各搬送ロー
ラ19は、サイドフレーム17,a8間に横架された支
持軸29に回転自在に支持されている。この実施例にお
いては、支持軸29の一方の端部29aは、サイドフレ
ーム17に形成された貫通孔30に隙間をもって嵌合さ
れ、その貫通孔30近傍を中心として支持軸29及び搬
送ローラ19が上下方向に傾動できるようになってい
る。また、支持軸29の他方の端部29bは、サイドフ
レーム18に形成された上下方向に延びるU字状の溝3
1に、上下動可能に嵌合されている。
【0025】支持軸29の端部29bが溝31の下端に
あるとき、支持軸29はほぼ水平となり、駆動機構20
の駆動ベルト22に接する状態となる(以下、この位置
状態を「第1位置」という)。従って、この第1位置に
あるとき、搬送ローラ19は回転し、その上に載置され
ている搬送物Cの搬送が可能となる。
【0026】一方、図1の二点鎖線で示すように、支持
軸29の端部29bが溝31に沿って上方に持ち上げら
れると、その支持軸29が支持している搬送ローラ19
は駆動ベルト22から分離し、駆動ベルト22からの駆
動力の伝達が遮断される(以下、この位置状態を「第2
位置」という)。この実施例では、制動機構26を用い
てこの第2位置の状態を作り出すこととしている。即
ち、搬送ローラ19に制動力を加えるべく、空気圧シリ
ンダ28に圧縮空気を供給してブレーキパッド27を上
昇させ搬送ローラ19に接触させると、搬送ローラ19
はブレーキパッド27により押し上げられ、貫通孔30
近傍を中心に傾動して前記第2位置となる。勿論、この
位置状態においては、ブレーキパッド27の接触によ
り、搬送ローラ19の回転は阻止される。このように、
制動機構26の空気圧シリンダ28のみを制御すること
で、搬送状態と停止状態とを適宜切り換えることが可能
となる。
【0027】各制動機構26の空気圧シリンダ28に対
する圧縮空気の給排気は、通常、電磁式切換弁32を用
いて行われる。図示の切換弁32は3ポート2ポジショ
ン型であり、そのPポートは各制動機構26に共通の空
気供給源33に接続され、Aポートは空気圧シリンダ2
8に接続され、Rポートは排気口とされている。この切
換弁32は、ソレノイド34に通電していない通常状態
では、PポートとAポートとが連通し、ソレノイド34
に通電した励磁状態では、AポートとRポートとが連通
するように構成されている。
【0028】また、各切換弁32のソレノイド34はソ
レノイド通電制御回路35に接続されている。このソレ
ノイド通電制御回路35は、制御装置12からの信号に
よりソレノイド34に対する通電のON・OFFを制御
するものである。
【0029】更に、アキュムレーション装置5aの各ゾ
ーンZの適所には光電センサ36が設けられている。こ
の光電センサ36は、前述したインダクション装置4
a,4bにおけるものと同様な反射型のものであり、投
光器36aと受光器36bとから構成され、アキュムレ
ーション装置5aの搬送面を挟んでその対向位置に配置
された反射ミラー37と共に用いられる。各光電センサ
36の受光器36bからの出力信号は制御装置12に入
力され、各ゾーンZにおける搬送物Cの有無が制御装置
12にて検出できるようにしている。
【0030】次に、上記構成のインダクション装置4
a,4b及びアキュムレーション装置5a,5bから成
る搬送装置の動作について説明する。尚、以下では、第
1の搬入ライン1aをメインライン、第2の搬入ライン
1bをサブラインと仮定して、第1の搬入ラインについ
て主に説明する。
【0031】まず、第2の搬入ライン1bにおけるイン
ダクション装置4bに搬送物Cがなく、第1の搬入ライ
ン1aのみに搬送物Cが流れているとすると、制御装置
12は、その状態を各インダクション装置4a,4bの
光電センサ14,16からの信号により認識する。そし
て、制御装置12は、第1の搬入ライン1aにおけるア
キュムレーション装置5aの全ゾーンZを搬送状態とす
るよう搬送信号を発すると共に、第1の搬入ライン1a
におけるインダクション装置4aのサーボモータ9,1
1を制御して、最高送出し速度で搬送物Cを合流装置2
に送り出していく。アキュムレーション装置5aに対す
る信号は、各ゾーンZに係るソレノイド通電制御回路3
5のそれぞれに供給され、各切換弁32のソレノイド3
4は非励磁状態とされる。前述したように、切換弁32
のソレノイド34が非励磁状態にあるとき、各ゾーンZ
の搬送ローラ19の支持軸29は第1位置となるので、
アキュムレーション装置5aの全搬送ローラ19は回転
する。これにより、搬送物Cは、アキュムレーション装
置5aからインダクション装置4aに順次搬送されてい
き、インダクション装置4aにおける第3のコンベヤ
8、第2のコンベヤ7及び第1のコンベヤ6を移動する
につれて速度を増し、後続の搬送物Cとの間に適当な間
隔をあけて合流装置2に排出される。
【0032】次に、制御装置12が、インダクション装
置4bにおける光電センサ14,16からの信号により
第2の搬入ライン1bにも搬送物Cが流れていると判断
した場合には、第2の搬入ライン1bにおけるアキュム
レーション装置5bの全ゾーンZを搬送状態とする。同
時に、制御装置12は、インダクション装置4aから合
流装置2に送り出される搬送物C間に他方のインダクシ
ョン装置4bからの搬送物Cを適当なタイミングで挿入
するために、両インダクション装置4a,4bのサーボ
モータ9,11を制御して搬送物Cの送出し速度を調整
する。
【0033】この際、インダクション装置4bからの搬
送物Cを待つためにインダクション装置4aの送出し速
度を下げる制御を行うことがある。かかる場合、第3の
コンベヤ8の搬送速度は第1のコンベヤ6の搬送速度に
対応して減速されるため、アキュムレーション装置5a
における搬送速度よりもインダクション装置4aの第3
のコンベヤ8の搬送速度が遅くなることがある。また、
インダクション装置4a上に搬送物Cが停滞し、第1及
び第2のコンベヤ6,7のそれぞれに搬送物Cが同時に
置かれる状態となることもある。これらの状態では、ア
キュムレーション装置5aから搬送物Cをインダクショ
ン装置4aに移すことは好ましくないため、制御装置1
2はアキュムレーション装置5aにおいて搬送物Cを停
止させるべきであると判断する。
【0034】この場合、制御装置12は、まず、アキュ
ムレーション装置5aにおける最下流側のゾーン(第1
のゾーン)Z1 に搬送物C1 が達したことを当該ゾーン
1の光電センサ36からの信号により検出したなら
ば、当該ゾーンZ1 に係るソレノイド通電制御回路35
に停止信号を発する。制御装置12から停止信号が発せ
られると、第1のゾーンZ1 のソレノイド通電制御回路
35から対応の切換弁32のソレノイド34に電流が流
れる。これによって、制動機構26の空気圧シリンダ3
8に圧縮空気が供給され、ブレーキパッド27が上昇さ
れて第1のゾーンZ1 の搬送ローラ19が駆動ベルト2
2から切り離される。同時に、当該搬送ローラ19の回
転が停止され、その上の搬送物C1 が停止される。
【0035】更に搬送物を停止すべき状態が続くなら
ば、制御装置12は、次の搬送物C2が第2のゾーンZ
2 に達した時に、第1のゾーンZ1 における場合と同様
に、第2のゾーンZ2 に係るソレノイド通電制御回路3
5に停止信号を発し、第2のゾーンZ2 の搬送ローラ1
9の回転を停止する。以降も同様の操作を繰り返すこと
で、搬送物Cを下流側のゾーンZから順次滞留していく
ことができることは容易に理解されよう。図5の(a)
〜(e)は、このように搬送物Cが順次アキュムレーシ
ョン装置5aの下流側のゾーンZから滞留していく様子
を示したものである。
【0036】この後、インダクション装置4a及びその
下流側における搬送物Cの流れが適正化し、インダクシ
ョン装置4aにおける第1又は第2のコンベヤ6,7の
一方にしか搬送物Cが存在しないことが検出された場
合、或は、第3のコンベヤ8の搬送速度がアキュムレー
ション装置5aの搬送速度よりも高速となった場合に
は、制御装置12はアキュムレーション装置5aから搬
送物Cをインダクション装置4aに移送させてもよいと
判断する。図6の(a)〜(e)は、アキュムレーショ
ン装置5a上の複数のゾーンZにて滞留している搬送物
Cの搬送を再開したときの様子を示している。
【0037】この場合には、制御装置12は、第1のゾ
ーンZ1 に係るソレノイド通電制御回路35に搬送信号
を発して、関連の切換弁32のソレノイド34への通電
を止める。これにより、切換弁32のポジションが元の
状態に復帰して、制動機構26の空気圧シリンダ28が
排気状態となり、支持軸29が第1位置に戻る。その結
果、搬送ローラ19が駆動ベルト22に接して回転を始
め、第1のゾーンZ1に滞留していた搬送物C1 を下流
側に送り出すようになる(図5の(a),(b))。第
1のゾーンZ1 の搬送物C1 が移動を開始し、第1のゾ
ーンZ1 の光電センサ36からの信号により当該ゾーン
1 から搬送物C1 が移動したことを確認したならば、
第2のゾーンZ2 に係るソレノイド通電制御回路35に
搬送信号を発し、搬送物C2 の搬送を開始する(図5の
(c))。以降、同様にして、下流側のゾーンZから搬
送物Cの搬送を順次行っていくのである。
【0038】以上、第1の搬入ライン1aにおけるイン
ダクション装置4aとアキュムレーション装置5aにつ
いて述べたが、第2の搬入ライン1bにおけるインダク
ション装置4bとアキュムレーション装置5bも同様な
制御により動作させることが可能なことは容易に理解さ
れよう。
【0039】このように、インダクション装置4a,4
bに隣接してアキュムレーション装置5a,5bを設け
ることで、インダクション装置4a,4bにバッファ機
能を持たせる必要がなくなり、且つまた、インダクショ
ン装置4a,4bの状態に応じて搬送物Cをアキュムレ
ーション装置5a,5bにおいて適宜に停止・搬送させ
ることができ、効率よく搬送物Cを合流装置2に送り込
むことが可能となる。
【0040】ところで、上記実施例では、1台の制御装
置12によりインダクション装置4a,4bのみならず
アキュムレーション装置5a,5bをも制御することと
している。しかしながら、1台の制御装置12により2
台のアキュムレーション装置5a,5bを制御すること
とすると、各光電センサ36から個別に配線ケーブルを
制御装置12に接続する必要があり、制御装置12から
も各ソレノイド通電制御回路35に配線ケーブルを接続
する必要がある。従って、電気配線設備が複雑化し、施
工期間及びコストがかかる等の問題がある。
【0041】そこで、各ゾーンZにおける光電センサ3
6と切換弁32とが互いに近接した状態で配置されるこ
とに鑑みて、切換弁32と光電センサ36とを組み合わ
せて成る制御ユニットを各ゾーンZに設けて、電気配線
設備、ひいては搬送設備全体の制御システムの単純化を
図ることが好ましい。
【0042】図7はこの制御ユニット40の回路構成を
概略的に示している。図示するように、この制御ユニッ
ト40は、投光器36aと、この投光器36aから発せ
られた光を受光する受光器36bとから成る反射型の光
電センサ36を備えている。受光器36bはA/D回路
41に接続されている。A/D回路41は、受光器36
bからのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので
ある。A/D回路41からの信号は、論理回路又はマイ
クロコンピュータ等から成る制御回路42に入力され
る。また、この制御回路42には外部信号入力端子43
から外部信号ESが入力される。更に、制御回路42の
出力側には、ソレノイド通電制御回路35と外部信号出
力端子44が接続されている。
【0043】このような制御ユニット40は、隣合うゾ
ーンZのもの同士が互いに直列に接続される。即ち、各
制御ユニット40の外部信号出力端子44は、隣接する
上流側のゾーンZにおける制御ユニット40の外部信号
入力端子43に接続される。尚、最下流側のゾーンZ1
における制御ユニット40の外部信号入力端子43に
は、制御装置12からの信号が外部信号ESとして入力
される。また、最上流側のゾーンZn における制御ユニ
ット40の外部信号出力端子44は、制御装置12或は
上流側の搬送装置の制御機器等に接続される。
【0044】ここで、ある特定ゾーンの制御ユニット4
0における制御回路42の動作について説明する。尚、
制御回路42は論理回路から構成されることが好ましい
が、その動作説明は便宜的に図8に示すフローチャート
を用いて行う。
【0045】まず、初期状態において、入力された外部
信号ESが搬送命令に相当する信号である場合、即ち当
該特定ゾーンの上流側に搬送物Cを移動させてもよい場
合、ソレノイド信号制御回路35に対して搬送信号を発
してソレノイド34を非励磁状態とし、その特定ゾーン
の搬送ローラ19を回転させる(ステップ100〜10
2)。そして、下流側のゾーンの制御ユニット40に対
して、搬送命令に相当する外部信号ESを出力し(ステ
ップ103)、ステップ100に戻る。
【0046】次に、外部信号ESが停止命令に相当する
信号である場合、即ち上流側に搬送物Cを移動させるの
は不都合な場合、ステップ104に移行して、その特定
ゾーンにおける光電センサ36からの信号に基づき搬送
物Cの有無を判断する。当該特定ゾーンに搬送物Cが存
在していない場合、そのゾーンへの搬送物Cの搬入は可
能であるため、ソレノイド信号制御回路35に対して搬
送信号を発し、搬送命令の外部信号ESを出力する(ス
テップ102,103)。一方、特定ゾーンに搬送物C
が存在している場合には、そのゾーンに搬送物Cを搬入
することはできないため、ソレノイド信号制御回路35
に停止信号を発し、そのゾーンの搬送ローラ19にブレ
ーキをかける(ステップ105)。更に、下流側のゾー
ンの制御ユニット40に対しては、当該特定ゾーンへの
搬送物Cの送込みを制限すべく、停止命令に相当する外
部信号ESを出力する(ステップ106)。この後、制
御回路42は、入力された外部信号ESが搬送命令であ
るか停止命令であるを判断するステップ107に移行す
る。
【0047】ステップ107において、入力された外部
信号ESが停止命令に相当するものである場合、ステッ
プ104に戻る。また、搬送命令に相当する信号である
場合には、上流側への搬送物Cの搬送が可能となるた
め、ソレノイド信号制御回路35に対して搬送信号を発
する(ステップ108)。この際、搬送物C間の前後間
隔を調整するために、一定時間の経過後、搬送信号を発
するようにしてもよい。
【0048】ソレノイド信号制御回路35に対して搬送
信号が発せられた後、その特定ゾーンにおける光電セン
サ36からの信号によって搬送物Cが移動したことを確
認したならば(ステップ109)、下流側のゾーンの制
御ユニット40に対して搬送命令に相当する外部信号E
Sを出力し(ステップ103)、ステップ100に戻る
のである。
【0049】このように制御ユニット40を構成するこ
とにより、図5及び図6に示すアキュムレーション装置
5aの動作が得られることは明らかであろう。また、制
御ユニット40にソレノイド通電制御機能を持たせ、か
つ、外部信号ESの入出力を可能とすることで、実質的
に隣合う制御ユニット40間にのみ配線ケーブルを設け
ればよく、制御システム全体の単純化、簡素化に寄与す
ることとなる。
【0050】上記実施例では、アキュムレーション装置
5a,5b上で停止された複数の搬送物Cは、搬送再開
時、1個ずつ順々に払い出される。このような順次払出
しモードは、搬送物C間の前後間隔を十分に大きくする
ことができるため、両搬入ライン1a,1bで搬送物C
が搬送されている場合には好適な動作態様ということが
できる。しかし、一方の搬入ライン1a,1bから搬送
物Cが合流装置2に送り込まれていない状況では、他方
の搬入ライン1b,1aにおける搬送物間の間隔を広げ
ることは無駄な動作となる。
【0051】そこで、一方の搬入ライン(例えば第2の
搬入ライン1b)におけるインダクション装置4b上の
搬送物Cの有無を光電センサ36からの信号により検出
し、搬送物Cがない場合には、他方のライン1aのアキ
ュムレーション装置5aの搬送再開時の動作態様を、搬
送物Cが同時に移動を開始する一斉払出しモードに切り
換えることが好ましい。
【0052】このようなモード切換えは図1に示すシス
テムの制御装置12により行うことができるが、ゾーン
毎に設けられる制御ユニットを用いることも可能であ
る。かかる場合の制御ユニット50は、図9に示すよう
に、第2の外部信号TSを制御回路42に入力するため
の第2外部信号入力端子51を備えることが必要とな
る。外部信号TSは、インダクション装置4a,4bを
制御する制御装置12又は搬送設備全体の制御装置(図
示せず)から供給されるものである。制御回路42は、
この外部信号TSがONの場合、即ち、インダクション
装置4bから搬送物Cが合流装置2に送り出されている
ために順次払出しモードとすべきであるとの信号が制御
装置12から出力された場合、図8に示すフローチャー
トに従って動作する。一方、第2の外部信号TSがOF
Fの場合、即ち、インダクション装置4bに搬送物Cが
存在しない場合は、一斉払出しモードに切り換えられ
る。この一斉払出しモードでは、図8のフローチャート
において、ステップ108の後、光電センサ38からの
信号処理であるステップ109を迂回し、直接ステップ
103に移行することなる。このようにステップ109
を迂回することにより、特定ゾーンに搬送物Cが未だ存
在していても上流側のゾーンの搬送ローラ19が回転を
開始することになるので、アキュムレーション装置5a
上の全ての搬送物Cが実質的に同時に移動を始めること
になる。従って、この場合は、アキュムレーション装置
5aにて停止された状態の間隔のままで搬送物Cがイン
ダクション装置4aに搬送されていくことになる。
【0053】また、各ゾーンに図9に示す制御ユニット
50が設けられているアキュムレーション装置4a,4
bにおいて、第1のゾーンZ1 の制御ユニット50にの
み第2の外部信号TSを入力し、他のゾーンZ2 〜Zn
の制御ユニット50には外部信号TSは入力しないよう
にすることもできる。
【0054】この場合、他のゾーンZ2 〜Zn の制御ユ
ニット50では、第2の外部信号TSがOFFとして取
り扱われるため、第2の外部信号TSの状態に拘らず、
常に一斉払出しモードとなる。但し、第1のゾーンZ1
には外部信号TSが入力されるため、順次払出しモード
とされる場合には、第1のゾーンZ1 から搬送物Cが完
全に移動し終えた後に、後続の搬送物Cが一斉に移動す
ることになる。これは、逐次払出しモードにおいても、
少なくとも第1番目と第2番目の搬送物C間に間隔が十
分にあけられていれば、他方のインダクション装置から
搬送物Cを適正に挿入できることが経験的に分かってい
るからである。勿論、この動作と同様な動作は、制御ユ
ニット50によらずとも、制御装置12によっても得ら
れる。また、数個のゾーンの制御ユニット50に第2の
外部信号TSを入力し、残りのゾーンの制御ユニット5
0には入力しないような形態を採ることも可能である。
【0055】このように、アキュムレーション装置5
a,5bの動作に一斉払出しという動作態様を含めるこ
とで、無駄な待ち時間がなくなり、搬送効率が向上する
こととなる。
【0056】尚、上述した制御ユニット40,50はア
キュムレーション装置4a,4bに特に有効なものであ
るが、他の型式のアキュムレーション装置にも適用可能
である。例えば、空気圧シリンダによって搬送ローラ間
から搬送物停止用のストッパを突出させる型式のアキュ
ムレーション装置にも有効に適用可能である。
【0057】また、上記実施例では搬入ラインは2本の
みであるが、搬入ラインの本数は3本以上であってもよ
い。
【0058】更に、上記実施例で示したアキュムレーシ
ョン装置の動作態様は、下流側にインダクション装置が
隣接配置されている場合に好適なものであるが、下流側
の装置はインダクション装置に限定されず、また、上記
動作態様を採用できるアキュムレーション装置の型式も
上記実施例のものに限定されない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の搬送装置に
おいては、インダクション装置の状態に応じて搬送物を
一時停止させるアキュムレーション装置をインダクショ
ン装置の後方に配置しているので、インダクション装置
にバッファ機能を持たせる必要がなくなる。よって、イ
ンダクション装置の全長を短縮でき、インダクション装
置の構造の簡略化、制御の簡略化が可能となり、搬送設
備全体の装置レイアウトの自由度が増す。
【0060】また、搬送物の停止・再開をアキュムレー
ション装置により制御することができるため、搬送の効
率化を図ることが可能となる。特に、一のインダクショ
ン装置に関連する搬入ラインにのみ搬送物があり、他の
インダクション装置に搬送物が流れていない状況では、
アキュムレーション装置から搬送物を前後間隔をあけず
に導入することができ、それによって、無用な待ち時間
を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送装置の全体を示す概略平面図
である。
【図2】本発明の搬送装置におけるアキュムレーション
装置を示す搬送方向に直角な断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿っての断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿っての断面図である。
【図5】アキュムレーション装置の動作を示す説明図で
あり、搬送物を滞留させていく状態を示す図である。
【図6】アキュムレーション装置の動作を示す説明図で
あり、搬送物の搬送が再開された状態を示す図である。
【図7】アキュムレーション装置に適用可能な制御ユニ
ットの構成を示すブロック図である。
【図8】制御ユニットにおける制御回路の動作を説明す
るためのフローチャートであるる。
【図9】アキュムレーション装置に適用可能な別の制御
ユニットの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b…搬入ライン、2…合流装置、3…合流ライ
ン、4a,4b…インダクション装置、5a,5b…ア
キュムレーション装置、6,7,8…ベルトコンベヤ、
9,11…サーボモータ、10…連動装置、12…制御
装置、13,15…光電センサ、19…搬送ローラ、2
0…駆動機構、26…制動機構、32…切換弁、34…
ソレノイド、35…ソレノイド通電制御回路、36…光
電センサ、40,50…制御ユニット、42…制御回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の搬入ライン(1a,1b)から
    送られてくる搬送物を1本の合流ライン(3)に送り込
    む合流装置(2)と、 各搬入ライン(1a,1b)から送られてくる搬送物を
    加速して前記合流装置(2)に送り込むべく、各搬入ラ
    イン(1a,1b)に設けられ且つ前記合流装置(2)
    に隣接する位置に配置されたインダクション装置(4
    a,4b)と、 各搬入ライン(1a,1b)に設けられ且つ前記インダ
    クション装置(4a,4b)の上流側に隣接する位置に
    配置された、搬送物を一時的に停止することができるゾ
    ーンを複数有するアキュムレーション装置(5a,5
    b)と、 前記インダクション装置(4a,4b)での搬送物の搬
    送状態を検出する検出手段(13,15)と、 前記検出手段(13,15)による検出結果に基づき、
    前記アキュムレーション装置(5a,5b)を制御する
    制御手段(12,40又は50)と、を備える搬送装置
    において、 前記インダクション装置(4a,4b)は、一直線状に
    並置された少なくとも3台のベルトコンベヤ(6,7,
    8)を備え、前記各ベルトコンベヤ(6,7,8)の搬
    送速度は可変であり、且つ、上流側のベルトコンベヤ
    (8)から下流側のベルトコンベヤ(6)にかけて所定
    の割合で搬送速度が増すように構成されており、 前記制御手段(12,40又は50)は、前記検出手段
    (13,15)による検出結果に基づき前記インダクシ
    ョン装置(4a,4b)の一方が搬送物を受け入れるこ
    とができる状態にあると判断した場合に、当該インダク
    ション装置(4a,4b)に隣接する前記アキュムレー
    ション装置(5a,5b)上に停止された搬送物を実質
    的に同時に移動させる手段を有している、ことを特徴と
    する搬送装置。
  2. 【請求項2】 複数本の搬入ライン(1a,1b)から
    送られてくる搬送物を1本の合流ライン(3)に送り込
    む合流装置(2)と、各搬入ライン(1a,1b)から
    送られてくる搬送物を加速して前記合流装置(2)に送
    り込むべく、各搬入ライン(1a,1b)に設けられ且
    つ前記合流装置(2)に隣接する位置に配置されたイン
    ダクション装置(4a,4b)と、各搬入ライン(1
    a,1b)に設けられ且つ前記インダクション装置(4
    a,4b)の上流側に隣接する位置に配置された、搬送
    物を一時的に停止することができるゾーンを複数有する
    アキュムレーション装置(5a,5b)と、前記インダ
    クション装置(4a,4b)での搬送物の搬送状態を検
    出する検出手段(13,15)と、前記検出手段(1
    3,15)による検出結果に基づき、前記アキュムレー
    ション装置(5a,5b)を制御する制御手段(12,
    40又は50)とを備える搬送装置を用いての搬送方法
    において、 前記アキュムレーション装置(5a,5b)の下流側の
    搬送ラインに搬送物を送り込むことが不適当である場合
    に、前記アキュムレーション装置(5a,5b)に搬送
    物を下流側のゾーンから停止させていき、 前記搬送ラインに搬送物を送り出すことが可能となった
    場合に、前記アキュムレーション装置(5a,5b)上
    に停止された搬送物を実質的に同時に移動させることを
    特徴とする搬送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338035A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Okura Yusoki Co Ltd 物品搬送装置
JP2010180020A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Tokyo Automatic Machinery Works Ltd 物品合流装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002338035A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Okura Yusoki Co Ltd 物品搬送装置
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