JPH08336293A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH08336293A
JPH08336293A JP7139235A JP13923595A JPH08336293A JP H08336293 A JPH08336293 A JP H08336293A JP 7139235 A JP7139235 A JP 7139235A JP 13923595 A JP13923595 A JP 13923595A JP H08336293 A JPH08336293 A JP H08336293A
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switching
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宗法 山本
Takayuki Yoshifuku
隆之 喜福
Shunichi Wada
俊一 和田
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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
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    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
    • H02P7/04Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors by means of a H-bridge circuit

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ制御において反転に対応する応答性、
制御性を高め、電動パワーステアリングなどに応用した
場合において運転フィーリングの良好なモータ制御装置
の提供を図る。 【構成】 スイッチング3a〜3dによってブリッジ回
路5を構成し、スイッチング3a〜3dを駆動すること
によってモータ2をモータ通流方向に制御するものにお
いて、制御量あるいは検出した装置の諸状態に基づいて
駆動方式を単相片側チョッパ方式、単相両側チョッパ方
式または二相両側チョッパ方式のいずれかに替えること
により、各状態に適応した駆動方式により、モータ2の
制御を行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの制御装置に
係わるもので、特にPWM(Pulse Width
Modulation:パルス幅変調)駆動を行うもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの制御装置の中には、スイッチン
グ素子によって構成されたブリッジ回路にモータを負荷
として接続し、モータ通流方向に応じて定まる一対のス
イッチング素子を駆動することによってモータの制御を
行うものが知られており、そのスイッチング素子の駆動
方式には、単相片側チョッパ方式、単相両側チョッパ方
式および二相両側チョッパ方式の3種類がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ制御装置
では、各々の駆動方式により以下のような課題がある。
単相片側チョッパ方式でモータを駆動する場合には、常
にスイッチングするスイッチング素子の数が1組なの
で、単相両側チョッパ方式の2組、二相両側チョッパ方
式の4組と比べると、スイッチング損失は単相両側チョ
ッパ方式の約1/2倍、二相両側チョッパ方式と比べる
と約1/4倍となり、スイッチング素子の発熱が少ない
という特徴がある。また、図27に示すようにスイッチ
ング素子の駆動デューティ比がモータ平均印可電圧に対
してほぼリニアなので、デューティ比50%以上の領域
で、デューティ比に対するモータ平均印可電圧の変化の
割合が単相両側チョッパ方式や二相両側チョッパ方式と
比べて小さい。モータ平均印可電圧はモータ電流に比例
するので、デューティ比50%以上のモータ電流を流す
場合の制御性が良いという特徴がある。
【0004】ところで、モータのトルクTmとモータ電
流Iaの関係はトルク定数Ktにより、 Tm=Kt・Ia……(31) とあらわせる。また、簡単のために、モータを無負荷で
駆動する場合を考えると、モータ角加速度dω/dtと
モータトルクの関係は、モータの慣性モーメントJmを
用いて Tm=Jm・dω/dt……(32) とあらわせる。(31)、(32)からモータ角加速度
は、 dω/dt=Kt/Jm・Ia……(33) となる。Jm、Ktはモータに固有のものであるから、
モータの角加速度dω/dtは、モータ電流Iaによっ
てのみ制御できる。
【0005】ここで、例えばモータを右方向から左方向
に駆動する場合、図4に示すように右方向にモータを駆
動していたときのモータのインダクタンスに蓄えられた
エネルギーを回生電流I2により、モータの抵抗分で消
費しなければ、左方向には電流が流れない。また、この
回生電流I2が流れている間は、(33)式で示したよ
うに右方向にモータの角加速度がでるので、図24に示
すようにモータの角速度が反転するどころか右方向に増
えてしまう。そのため左右の反転を繰り返すような制御
をするときにはモータの制御性が悪いという問題があ
る。また、図27で示すように、デューティ比50%以
下の場合、単相両側チョッパ方式に比べてデューティ比
に対するモータ平均印可電圧の変化の割合が大きいの
で、モータ電流の制御性が悪く、微小な電流をモータに
流す場合に電流がハンチングしやすいという問題があ
る。また、文献「サーボ技術マニュアル(上巻)」に示
されているように、モータの通電方向を反転させるとき
にスイッチング素子のオン・オフのスイッチング遅れの
違いにより、ブリッジ回路の短絡を防止するためスイッ
チング素子を全てオフさせる不感帯を設けなければなら
ないため、通電方向反転時にモータのトルクにリップが
生じるという問題がある。
【0006】一方、単相両側チョッパ方式は、常にスイ
ッチングするスイッチング素子が2組なので、二相両側
チョッパ方式と比べてスイッチング損失が約1/2倍と
なり、スイッチング素子の発熱が少ないという特徴があ
る。また、図27で示すように、デューティ比50%以
下の場合、単相片側チョッパ方式に比べてデューティ比
に対するモータ平均印可電圧の変化の割合が小さいので
モータ電流の制御性がよいという特徴がある。また、例
えばモータを右方向から左方向に駆動する場合、図5に
示すように右方向にモータを駆動していたときのモータ
のインダクタンスに蓄えられたエネルギーが回生電流I
4で即座に電源に回生されるので、即座に左方向に通電
できる。したがって即座に左方向にモータ角加速度が生
じ、図24に示すように速やかにモータの角速度が反転
する。そのため、単相片側チョッパ方式に比べて、左右
の反転を繰り返すような制御をするときにはモータの制
御性が良いという特徴がある。ところが単相片側チョッ
パ方式と比べるとスイッチング損失が約2倍でスイッチ
ング素子の発熱が大きいという問題がある。また、図2
7に示すように、デューティ比50%以上になると、単
相片側チョッパ方式に比べてデューティ比に対するモー
タ平均印可電圧の変化の割合が大きいので、モータ電流
の制御性が悪い。特にモータ電流をディジタル制御する
場合には、デューティ比50%以上でモータ平均印可電
圧の分解能が不足することも考えられる。そのため、大
電流をモータに流す場合に電流がハンチングしやすいと
いう問題がある。また単相片側チョッパ方式と同様に、
スイッチング素子を全てオフさせる不感帯を設けなけれ
ばならないため、通電方向反転時にモータのトルクにリ
ップルが生じるという問題がある。
【0007】さらに、二相両側チョッパ方式は、例えば
モータを右方向から左方向に駆動する場合、図5に示す
ように右方向にモータを駆動していたときのモータのイ
ンダクタンスに蓄えられたエネルギーが回生電流I4で
即座に電源に回生されるので、即座に左方向に通電でき
る。したがって即座に左方向にモータ角加速度が生じ、
図25に示すように、速やかにモータの角加速度が反転
する。このため、単相片側チョッパ方式に比べて、左右
の反転を繰り返すような制御をするときにはモータの制
御性が良いという特徴がある。また、上記の文献に示さ
れているように、モータ電流目標値が0のときにも図2
6に示すように、モータに交流電流を流しているので、
スイッチング素子の遅れのために必要であった不感帯を
除去することができるという特徴がある。ところが、常
にスイッチングするスイッチング素子が4組なので、単
相片側チョッパ方式に比べるとスイッチング素子損失が
約4倍となりスイッチング素子の発熱が大きいという問
題がある。また、図27に示すように、他の2方式が通
電極性左右各々に対してデューティ比0〜100%で制
御するのに対して、モータ印可電圧の左最大値から右最
大値までをデューティ比0〜100%で制御するため、
デューティ比に対するモータ平均印可電圧の変化の割合
が大きく、モータ電流の制御性が悪いという問題があ
る。特にモータ電流をディジタル制御する場合には、モ
ータ平均印可電圧の分解能が不足するために、大電流を
モータに流す場合に電流がハンチングしやすいという問
題がある。
【0008】そして、これらのブリッジ回路の駆動方式
によるモータ制御装置を、例えば電動パワーステアリン
グに応用することを考えると、電流の制御性が悪くハン
チングしやすい場合には、操舵フィーリングが悪化した
り、振動や騒音が発生したりするという問題がある。振
動や騒音は運転者を著しく不快にする。また、スイッチ
ング損失が大きく、スイッチング素子の発熱が大きい場
合には、スイッチング素子の発熱を抑えるためにスイッ
チング素子やヒートシンクの容量を大きくする必要があ
り、コストアップや装置の大型化につながるという問題
がある。また、通電極性切り替え時に即座にモータが反
転しない場合には、ハンドルを切り返すときの操舵フィ
ーリングに、トルクむら等の違和感が生じるという問題
がある。また、通電極性を切り替え時に不感帯を生じる
場合には、ハンドルを切り返すときにトルクむらが生じ
たり、走行中のハンドル中立付近の操舵フィーリング、
すなわちセンターフィールが重くなり、いわゆるフリク
ション感を生じるという問題がある。センターフィール
の悪化は、高速走行時に運転者を著しく不安にする。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、モータの制御性を高め、またスイ
ッチング素子の発熱を抑えるモータ制御装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、4組
のスイッチング素子によって構成されたブリッジ回路に
負荷として接続されたモータと、装置の諸状態を検出す
る検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて制御量
を求めその制御量に基づいて上記ブリッジ回路の一対も
しくは二対のスイッチング素子を駆動することによって
上記モータを所望のモータ電流に制御する制御手段とを
備えたモータ制御装置において、上記制御手段は駆動方
式切替手段を備え、この駆動方式切替手段は、上記検出
結果または上記制御量が所定値以下である場合は所望の
通流方向の一対のスイッチング素子をパルス幅変調され
た駆動信号により駆動し他側の一対のスイッチング素子
をオフとする単相両側チョッパ式と、上記検出結果また
は上記制御量が所定値以上である場合は所望の通流方向
の一対のスイッチング素子の一方をパルス幅変調された
駆動信号によって駆動し当該一対のスイッチング素子の
他方を継続的にオンとし他側の一対のスイッチング素子
をオフとする単相片側チョッパ方式とに切り替えること
を特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、4組のスイッチング素
子によって構成されたブリッジ回路に負荷として接続さ
れたモータと、装置の諸状態を検出する検出手段と、こ
の検出手段の検出結果に応じて制御量を求めその制御量
に基づいて上記ブリッジ回路の一対もしくは二対のスイ
ッチング素子を駆動することによって上記モータを所望
のモータ電流に制御する制御手段とを備えたモータ制御
装置において、上記制御手段は駆動方式切替手段を備
え、この駆動方式切替手段は、上記検出結果または上記
制御量が所定値以下である場合は所望の通流方向の一対
のスイッチング素子をパルス幅変調された駆動信号によ
り駆動し他側の一対のスイッチング素子を上記駆動信号
を反転させた信号により駆動する二相両側チョッパ方式
と、上記検出結果または上記制御量が所定値以上である
場合は所望の通流方向の一対のスイッチング素子の一方
をパルス幅変調された駆動信号によって駆動し、当該一
対のスイッチング素子の他方を継続的にオンとし、他側
の一対のスイッチング素子をオフとする単相片側チョッ
パ方式とに切り替えることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、4組のスイッチング素
子によって構成されたブリッジ回路に負荷として接続さ
れたモータと、装置の諸状態を検出する検出手段と、こ
の検出手段の検出結果に応じて制御量を求めその制御量
に基づいて上記ブリッジ回路の一対もしくは二対のスイ
ッチング素子を駆動することによって上記モータを所望
のモータ電流に制御する制御手段とを備えたモータ制御
装置において、上記制御手段は駆動方式切替手段を備
え、この駆動方式切替手段は、上記検出結果または上記
制御量が第1所定値以下である場合は所望の通流方向の
一対のスイッチング素子をパルス幅変調された駆動信号
により駆動し他側の一対のスイッチング素子を上記駆動
信号を反転させた信号により駆動する二相両側チョッパ
方式と、上記検出結果または上記制御量が第1所定値以
上かつ第1所定値より大きい第2所定値以下である場合
は所望の通流方向の一対のスイッチング素子の一方をパ
ルス幅変調された駆動信号によって駆動し他側の一対の
スイッチング素子をオフとする単相両側チョッパ方式
と、上記検出結果または上記制御量が第2所定値以上で
ある場合には所望の通流方向の一対のスイッチング素子
の一方をパルス幅変調された駆動信号により駆動し当該
一対のスイッチング素子の他方を継続的にオンとし他側
の一対のスイッチング素子をオフとする単相片側チョッ
パ方式とに切り替えることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3に記載の
駆動方式の切り替え条件にヒステリシス成分を持たせた
ことを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は、請求項1〜3に記載の
駆動方式を切り替える際に、前回の駆動方式の切り替え
から所定時間以上経過していることを条件とすることを
特徴としている。
【0015】請求項6の発明は、請求項1〜3に記載の
ブリッジ回路の駆動方式の切り替え時に、モータ制御の
ゲインを切り替えることを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は、請求項1〜3に記載の
被制御量を少なくとも積分制御し、ブリッジ回路の駆動
方式の切り替え時に、積分項を初期化することを特徴と
している。
【0017】請求項8の発明は、請求項7に記載のブリ
ッジ回路の駆動方式の切り替え時に、スイッチング素子
の駆動デューティ比の初期値を設定することを特徴とし
ている。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、検出手段で検出した
検出結果または制御手段で演算した制御量が所定値以下
であるか否かを判定し、その判定結果によりモータがど
のような状態で駆動されているかを推定し、推定した状
態に応じて単相両側チョッパ方式と単相片側チョッパ方
式とを切り替えることにより、推定した状態に適した駆
動方式でモータの制御を行う。
【0019】請求項2の発明によれば、検出手段で検出
した検出結果または制御手段で演算した制御量が所定値
以下であるか否かを判定し、その判定結果によりモータ
がどのような状態で駆動されているかを推定し、推定し
た状態に応じて二相両側チョッパ方式と単相片側チョッ
パ方式とを切り替えることにより、推定した状態に適し
た駆動方式でモータの制御を行う。
【0020】請求項3の発明によれば、検出手段で検出
した検出結果または制御手段で演算した制御量が所定値
以下であるか否かを判定し、その判定結果によりモータ
がどのような状態で駆動されているかを推定し、推定し
た状態に応じて二相両側チョッパ方式と単相両側チョッ
パ方式と単相片側チョッパ方式とを切り替えることによ
り、推定した状態に適した駆動方式でモータの制御を行
う。
【0021】請求項4の発明によれば、駆動方式切り替
え条件にヒステリシス成分を持たせ、駆動方式が頻繁に
切り替わることを防止する。
【0022】請求項5の発明によれば、前回の駆動方式
の切り替えから所定時間以上経過している場合のみ駆動
方式を切り替えるようにしたことにより、駆動方式が頻
繁に切り替わることを防止する。
【0023】請求項6の発明によれば、駆動方式の切り
替え時にモータ制御のゲインを切り替えることにより、
切り替え時の制御量の変化を小さくしてモータを円滑に
制御する。
【0024】請求項7の発明によれば、駆動方式の切り
替え時に、積分項を初期化することにより、切り替え時
の制御量の変化を小さくしてモータを円滑に制御する。
【0025】請求項8の発明によれば、駆動方式の切り
替え時にデューティ比の初期値を設定することにより、
切り替え時の制御量の変化を小さくしてモータを円滑に
制御する。
【0026】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面を用いて説
明する。 実施例1.図1はモータ電流目標値が所定値以下のとき
は単相両側チョッパ方式を使用し、モータ電流目標値が
所定値以上のときは単相片側チョッパ方式に切り替え
て、モータを制御するモータ制御装置を車両のパワース
テアリングに適用した場合の構成図である。この図1に
おいて、1は直流電源としての車載バッテリ、2は車載
バッテリ1から電力を供給されるモータ、3a〜3dは
スイッチング素子、4a〜4dはスイッチング素子3a
〜3dに逆並列に接続されたフライホイールダイオー
ド、5はスイッチング素子3a〜3dによって構成され
たブリッジ回路であって、このブリッジ回路5にはモー
タ2を負荷として接続してある。8はモータ電流を検出
する電流検出手段であって、これはモータ2と直列に接
続された電流検出抵抗6と増幅器7とからなっている。
9はスイッチング素子3a〜3dを駆動するスイッチン
グ素子駆動回路であって、これはスイッチング素子ドラ
イバ10a〜10dから構成されている。11は駆動方
式切替手段であって、これは駆動方式切替信号Sig
1,Sig2によりブリッジ回路5の駆動方式を切り替
えるもので、ORゲート12a,12bを有している。
【0027】13は制御手段であって、これはスイッチ
ング素子3a〜3dを駆動するPWM信号PWM1,P
WM2を出力するためのPWM変調器14、駆動方式切
替信号Sig1,Sig2を出力するための入出力ポー
ト15a、車速検出手段21からの車速信号を入力する
ための入出力ポート15b、モータ電流検出手段8から
のモータ電流検出値をアナログ/ディジタル変換(A/
D変換)するA/D変換器16a、トルク検出手段20
により検出されたステアリングの操舵トルク検出値をA
/D変換するA/D変換器16b、プログラムなどを保
持しているROM18およびデータなどを一時的に保持
するRAM19と共同し、車速検出手段21からの車
速、モータ電流検出手段8からのモータ電流検出値、ト
ルク検出手段20からの操舵トルク検出値などの各検出
値に基づいて、図2に示すように予め設定された処理を
行うマイクロコンピュータ(CPU)17から構成され
ている。
【0028】つぎに、実施例1の動作について図2に示
すフローチャートにしたがって説明する。まず、ステッ
プS1において操舵トルク検出値Ts、車速Vs、モー
タ電流検出値Isなどを読み込み、ステップS2にて、
操舵トルク検出値Tsおよび車速Vsから、例えば図3
のA図のような操舵トルク検出値Tsと車速Vsとに対
するモータ電流目標値Itとの関係からモータ電流目標
値Itを演算する。ステップS3では、ステップS2に
おいて求めたモータ電流目標値Itの絶対値が予め定め
た所定値I以下であるか否かを判定し、モータ電流目標
値Itの絶対値が所定値I以下であればステップS4に
進んでモータ電流検出値Isとモータ電流目標値Itと
の偏差に基づいてPID(Proportional
PlusIntegral Plus Derivat
iv)演算を行ってデューティ比を求める。ついで、ス
テップS5にて、モータ電流目標値Itの極性(右また
は左)からモータ2の通流方向を判定して、モータ2の
通流方向が右方向であればステップS6に進んで単相両
側チョッパ方式右方向の駆動信号(PWM1=PWM信
号、PWM2=オフ、Sig1=オフ、Sig2=オ
フ)を出力し、モータ2の通流方向が左方向であれば、
ステップS7に進んで単相両側チョッパ方式左方向の駆
動信号(PWM1=オフ、PWM2=PWM信号、Si
g1=オフ、Sig2=オフ)を出力し、モータ電流目
標値It=0である場合のみステップS8に進んで全て
の駆動信号をオフ(PWM1=PWM2=Sig1=S
ig2=オフ)する。一方、ステップS3において、モ
ータ電流目標値Itが所定値I以下でなければ、ステッ
プS9において、モータ電流検出値Isとモータ電流目
標値Itとの偏差に基づいてPID演算を行ってデュー
ティ比を求める。つぎに、ステップS10においてモー
タ電流目標値Itの極性からモータ2の通流方向を判定
し、右方向であればステップS11に進んで単相片側チ
ョッパ方式右方向の駆動信号(PWM1=PWM信号、
PWM2=オフ、Sig1=オン、Sig2=オフ)を
出力し、左方向であればステップS12に進んで単相片
側チョッパ方式右方向の駆動信号(PWM1=オフ、P
WM2=PWM信号、Sig1=オフ、Sig2=オ
ン)を出力する。このような処理を繰り返すことによっ
て、モータ2の制御を行う。
【0029】なお、図3のA図において、操舵トルク検
出値Tsがゼロ点から左右方向に所定の値になるまで
は、モータ電流目標値Itをゼロに設定してあるが、こ
のモータ電流目標値Itをゼロに設定する幅Hは、どの
ような運転フィーリング特性を求めるかによって決めら
れるものである。また、図3のA図において、車速Vs
は低速から高速までを4つに区分した場合を例示してあ
るが、その区分数は4つ限定されるものではなく、例え
ば時速10kmごとに区分するようにしても良い。ま
た、各区分線は操舵トルク検出値Tsのモータ電流目標
値It=0点から左右に少し離れた所から分岐している
が、操舵トルク検出値Tsのモータ電流目標値It=0
点から分岐するように設定することも可能である。
【0030】また、図3のB図に示すように、各車速に
おける操舵トルク検出値Tsとモータ電流目標値Itと
の関係は曲線でもよい。また、マイコンのROMにデー
タをもっていない車速の場合(図3のB図で10km/
h、20km/h以外の場合)は、
【0031】
【数1】
【0032】によりモータ電流目標値Itを計算する。
ただし上記(1)式において、VS;車速、VH;マイコ
ンのROM内に操舵トルク検出値Tsとモータ電流目標
値Itとの関係のデータをもつVH≧VSなる最も近い車
速、IH;車速VHのときのモータ電流目標値、VL:マ
イコンのROM内に操舵トルク検出値Tsとモータ電流
検出値Itとの関係のデータをもつVL≦VSなる最も近
い車速、IL:車速VLのときのモータ電流目標値であ
る。例えば、車速16km/hのときのモータ電流目標
値Itは、I20を車速20km/hのときのモータ電流
目標値とし、I10を車速10km/hのときのモータ電
流目標値とすると、上記(1)式より、
【0033】
【数2】
【0034】となる。
【0035】ここで図5において、単相両側チョッパ方
式でブリッジ回路5を駆動した場合のモータ電流の経路
を説明する。スイッチング素子3a,3dがオンで、ス
イッチング素子3b,3cがオフの場合には、I3で示
した経路で、直流電源1、スイッチング素子3a、モー
タ2、スイッチング素子3d、直流電源1の順に電流が
流れる。また、スイッチング素子3a〜3dがオフの場
合にはI4で示した経路で、直流電源1、フライホイー
ルダイオード4c、モータ2、フライホイールダイオー
ド4b、直流電源1の順に電流が流れる。このとき、回
生電流I4は直流電源1に流れ込むので、モータ2を反
転させる場合、即座に反対方向に駆動できる。つまりモ
ータ電流目標値Itが所定値I以下の場合は、モータ2
を頻繁に反転する場合なので、単相両側チョッパ方式を
用いることでスムーズに操舵することができる。またモ
ータ2に大電流を流さないので、常時スイッチングする
スイッチング素子が2組でも発熱は問題にならない。
【0036】一方、図4において、単相片側チョッパ方
式でブリッジ回路5を駆動した場合のモータの電流の経
路を説明する。スイッチング素子3a、3dがオンで、
スイッチング素子3b、3cがオフの場合には、I1で
示した経路で、直流電源1、スイッチング素子3a、モ
ータ2、スイッチング素子3d、直流電源1の順に電流
が流れる。スイッチング素子3a、3b、3cがオフ
で、スイッチング素子3dがオンの場合には、I2で示
した経路で、モータ2、スイッチング素子3d、フライ
ホイールダイオード4cの順に電流が流れる。このと
き、回生電流I2は、モータの抵抗分で消費されるまで
流れ続け、モータを反転させようとしても流れ終わるま
では反転しない。しかし、モータ電流目標値Itが所定
値I以上の場合は、運転者が片方に操舵し続け、モータ
2に大電流を流す場合なので、モータ2を反転させたい
場合に即座に反転しないという問題は起こらない。また
常時スイッチングしているスイッチング素子が1組しか
ないので、スイッチング素子の発熱は問題にならない。
【0037】このように、モータ電流目標値Itが所定
値I以下の微小電流を流す場合のみ、大電流の制御性が
悪くスイッチング損失は大きいが、微小電流の制御性の
よい、単相両側チョッパ方式を用いれば、良好な操舵フ
ィーリングが得られ、またスイッチング素子の発熱も問
題にならない。また、所定値I以上の大電流を流す場合
のみ、微小電流の制御性は悪いが、大電流の制御性が良
くスイッチング損失の小さい、単相片側チョッパ方式を
用いれば、電流のハンチングに伴う音や振動を抑えるこ
とができ、またスイッチング素子の発熱を抑えることが
できる。
【0038】実施例2.上記実施例1では、単相片側チ
ョッパ方式と単相両側チョッパ方式とをモータ電流目標
値Itの大小に応じて切り替えてモータ2の制御を行う
ものについて述べたが、この実施例2ではモータ電流目
標値Itの大小に応じて単相片側チョッパ方式と二相両
側チョッパ方式とを切り替えるものについて説明する。
実施例2における装置の構成を図8に示す。構成は駆動
方式切替手段11がANDゲート12c,12dとNO
Tゲート12e,12fによって構成されていること
が、図1に示す構成とは異なる以外は図1に示す構成と
同一である。
【0039】つぎに、実施例2の動作について図9に示
すフローチャートにしたがって説明する。ステップS1
〜S5およびステップS9,S10は図2に示すステッ
プS1〜S5およびステップS9,S10と同様の処理
を行うので説明を省略する。ステップS5の判定によっ
て、モータ2の通流方向が右方向であれば、ステップS
21に進んで二相両側チョッパ方式右方向の駆動信号
(PWM1=PWM信号、PWM2=PWM信号の反転
信号、Sig1=オン、Sig2=オン)を出力し、左
方向であればステップS22に進んで二相両側チョッパ
方式左方向の駆動信号(PWM1=PWM信号の反転信
号、PWM2=PWM信号、Sig1=オン、Sig2
=オン)を出力し、モータ電流目標値It=0である場
合は、右方向あるいは左方向においてデューティ比50
%の駆動信号、すなわち、PWM1およびPWM2のい
ずれもデューティ比50%の駆動信号を出力することに
よって、モータ2の回転を停止する。また、ステップS
10の判定によって、モータ2の通流方向が右方向であ
ればステップS23に進んで単相片側チョッパ方式右方
向の駆動信号(PWM1=PWM信号、PWM2=オ
フ、Sig1=オン、Sig2=オフ)を出力し、左方
向であればステップS24に進んで単相片側チョッパ方
式左方向の駆動信号(PWM1=オフ、PWM2=PW
M信号、Sig1=オフ、Sig2=オン)を出力す
る。このような処理を繰り返し行うことによって、モー
タ2の制御を行う。
【0040】単相片側チョッパ方式では図10に示すよ
うな駆動信号が出力され、二相両側チョッパ方式では図
11に示すような駆動信号が出力される。ここで、単相
片側チョッパ方式はモータ2の反転に対する応答性が悪
いことはすでに述べたとおりであるが、この実施例2の
制御においては、モータ2が反転するような操作領域で
は二相両側チョッパ方式によって駆動されており、二相
両側チョッパ方式がモータ2の反転に対する応答性に優
れていることは、上記二相両側チョッパ方式のメリット
として述べたとおりである。また、二相両側チョッパ方
式によって駆動されている領域では、モータ電流が小さ
いので、二相両側チョッパ方式のデメリットであるスイ
ッチング素子3a〜3dの発熱量は特に問題とはならな
い。
【0041】以上のように、この実施例2によれば、モ
ータ電流目標値Itが大きい場合には単相片側チョッパ
方式によってモータ2の制御を行い、モータ電流目標値
Itが小さい場合には二相両側チョッパ方式によってモ
ータ2の制御を行うように駆動方式を切り替えることに
より、それぞれの駆動方式に適した領域での制御を行う
ことができるので、それぞれの特徴を活かし、また、そ
れぞれの欠点を補った制御が可能となり、運転フィーリ
ングを向上することができる。
【0042】実施例3.上記実施例1および実施例2で
は単相片側チョッパ方式と単相両側チョッパあるいは二
相両側チョッパ方式の2方式をモータ電流目標値Itの
大小に応じて切り替えてモータ2の制御を行うものにつ
いて述べたが、実施例3では、駆動方式切替手段11を
図12に示すように、ORゲート12a,12b、AN
Dゲート12c,12dおよびNOTゲート12e,1
2fによって構成し、単相片側チョッパ方式、単相両側
チョッパ方式および二相両側チョッパ方式の3方式を切
り替えるものについて説明する。
【0043】つぎに、実施例3の動作について図13に
示すフローチャートにしたがって説明する。ステップS
1,S2は図2に示すステップS1,S2と同様の処理
を行うので説明を省略する。ステップS31ではステッ
プS2で求めたモータ電流目標値Itの絶対値が第1所
定値Ia以下であるか否かを判定し、Ia以下であれば
ステップS32に進んでデューティ比を演算し、ステッ
プS33でモータ電流目標値Itの極性からモータ2の
通流方向を判定し、右方向であればステップS34に進
んで二相両側チョッパ方式右方向の駆動信号(PWM1
=PWM信号、PWM2=PWM信号の反転信号、Si
g1=オン、Sig2=オン)を出力し、左方向であれ
ばステップS35に進んで二相両側チョッパ方式左方向
の駆動信号(PWM1=PWM信号の反転信号、PWM
2=PWM信号、Sig1=オン、Sig2=オン)を
出力し、モータ電流目標値It=0である場合は、右方
向あるいは左方向においてデューティ比50%の駆動信
号、すなわち、PWM1およびPWM2のいずれもデュ
ーティ比50%の駆動信号を出力することによって、モ
ータ2の回転を停止する。一方、ステップS31の判定
によって、モータ電流目標値Itの絶対値が第1所定値
以上、つまりモータ電流目標値Itの絶対値が第1所定
値Iaから第2所定値Ibまでの間であればステップS
36に進んでモータ電流目標値Itの絶対値が第2所定
値Ib(第1所定値Iaと第2所定値Ibとの関係は、
Ia<Ibとする)以下であるか否かを判定する。モー
タ電流目標値Itの絶対値が第2所定値Ib以下であれ
ばステップS37に進んでデューティ比を演算し、ステ
ップS38でモータ電流目標値Itの極性からモータ2
の通流方向を判定し、右方向であればステップS39に
進んで単相両側チョッパ方式右方向の駆動信号(PWM
1=PWM信号、PWM2=オフ、Sig1=オン、S
ig2=オン)を出力し、左方向であればステップS4
0に進んで単相両側チョッパ方式左方向の駆動信号(P
WM1=オフ、PWM2=PWM信号、Sig1=オ
ン、Sig2=オン)を出力する。一方、ステップS3
6でモータ電流目標値Itの絶対値が第2所定値Ib以
上であればステップS41に進んでデューティ比を演算
し、ステップS42でモータ電流目標値Itの極性から
モータ2の通流方向を判定し、右方向であればステップ
S43に進んで単相片側チョッパ方式右方向の駆動信号
(PWM1=PWM信号、PWM2=オフ、Sig1=
オン、Sig2=オフ)を出力し、左方向であればステ
ップS44に進んで単相片側チョッパ方式左方向の駆動
信号(PWM1=オフ、PWM2=PWM信号、Sig
1=オフ、Sig2=オン)を出力する。このような処
理を繰り返し行うことによって、モータ2の制御を行
う。
【0044】要するに、この実施例3によれば、以上説
明したような制御を行うことによって、各駆動方式それ
ぞれに適した領域での制御を行うことができ、それぞれ
のメリットを活かすことができる。したがって、モータ
2の回転方向が反転するような領域では、反転に対する
応答性が向上し、また、デューティ比の小さい領域では
制御性が向上し、さらに、デューティ比が大きいような
領域ではスイッチング素子3a〜3dの発熱量を小さく
することができる。
【0045】実施例4.実施例1では、モータ電流目標
値Itに基づいてブリッジ回路5の駆動方式を切り替え
ていたが、特にモータ電流のフィードバック制御を行な
わない場合には、図14に示すように、モータ印可電圧
目標値Vtに基づいて切り替えても良い。
【0046】この実施例4における制御手段13の動作
を、図14のフローチャートにしたがって説明する。ま
ずステップS50で操舵トルク検出値Ts、車速Vsを
読み込み、ステップS51で操舵トルク検出値Tsおよ
び車速Vsからモータ印可電圧目標値Vtを演算する。
次に、ステップS52で、モータ印可電圧目標値Vtが
所定値Vo以下ならば単相両側チョッパ方式とし、所定
値Vo以上ならば単相片側チョッパ方式とすべく駆動方
式を判定する。さらに、ステップS4′またはステップ
S9′で、モータ印可電圧目標値Vtからスイッチング
素子3a〜3dを駆動するデューティ比を駆動方式に応
じて演算する。このデューティ比は、
【0047】
【数3】
【0048】により、決定される。その後、ステップS
53,S6〜S8で、またはステップS54,S11,
S12で、PWM信号=PWM0,PWM1及び駆動方
式切替信号sig1,sig2を駆動方式切替手段11
に出力する。単相両側チョッパ方式および単相片側チョ
ッパ方式において、モータ2を駆動した場合のモータ2
の電流の経路、および効果は、実施例1の場合とまった
く同様なので説明を省略する。
【0049】この実施例4のように、モータ印可電圧目
標値Vtに基づいて、単相両側チョッパ方式と単相片側
チョッパ方式を切り替えても、実施例1と同様の効果が
得られる。
【0050】また、実施例2のように二相両側チョッパ
方式と単相片側チョッパ方式を切り替える場合に、この
実施例4のようにモータ印可電圧目標値Vtに基づいて
切り替えても、同様の効果が得られる。この場合には、
スイッチング素子3a〜3dを全オフする必要がないの
で、ステップS8を取り除き、ステップS6,S7,S
11,S12をそれぞれステップS21,S22,S2
3,S24に置き換えることで実現できる。
【0051】実施例5.上記実施例1〜3では、モータ
電流目標値Itが所定値I以下であるか否かを判定して
駆動方式を切り替えるようにしたが、図15に示すよう
に、モータ電流検出値Isが所定値I以下であるか否か
を判定することによって、駆動方式を切り替えるように
しても良い。また、図15は実施例1との判定条件を変
更したものであるが、実施例2または実施例3において
判定条件を変更したものでも同様の効果を奏することが
できる。
【0052】実施例6.上記実施例1〜3では、モータ
電流目標値Itが所定値I以下であるか否かを判定して
駆動方式を切り替えるようにしたが、図16に示すよう
に、操舵トルク検出値Tsが所定値T以下であるか否か
を判定することによって、駆動方式を切り替えるように
しても良い。また、図16は実施例1との判定条件を変
更したものであるが、実施例2または実施例3において
判定条件を変更したものでも同様の効果を奏することが
できる。
【0053】実施例7.上記実施例1〜3では、モータ
電流目標値Itが所定値I以下であるか否かを判定して
駆動方式を切り替えるようにしたが、図17に示すよう
に、車速Vsが所定値V以下であるか否かを判定するこ
とによって、駆動方式を切り替えるようにしても良い。
また、図17は実施例1との判定条件を変更したもので
あるが、実施例2または実施例3において判定条件を変
更したものでも同様の効果を奏することができる。
【0054】実施例8.上記実施例1は判定条件として
モータ電流目標値Itが所定値I以下であるか否かで駆
動方式を切り替えるようにしたため、モータ電流目標値
Itが上記所定値I付近となるような状態での運転時に
は、駆動方式が頻繁に切り替わり、運転フィーリングが
悪化するという問題がある。そこで、図18に示すよう
なフローチャートにしたがって制御することによって、
駆動方式の切り替え条件にヒステリシス成分を持たせる
ことにより、駆動方式の切り替わりが頻繁に起こること
を防ぐことができる。
【0055】図18は、実施例1の駆動方式を切り替え
る条件を変更したものであり、図2のフローチャートと
同じ部分については説明を省略する。駆動方式を切り替
えるか否かの判定は、まず、ステップS90で前回の判
定結果が単相両側チョッパ方式であったか否かを判定
し、単相両側チョッパ方式であったならばステップS9
1に進み、ステップS91にてモータ電流目標値Itの
絶対値が第3所定値Ic以下であるか否かを判定し、モ
ータ電流目標値Itの絶対値が第3所定値Ic以下であ
ればステップS4に進む。モータ電流目標値Itの絶対
値が第3所定値Ic以下でなければステップS9に進
む。一方、ステップS90の判定において、前回の判定
結果が単相両側チョッパ方式でなかった場合は、ステッ
プS92に進みモータ電流目標値Itの絶対値が第4所
定値Id(ここで、IcとIdとの関係はIc>Idと
する)以下であるか否かを判定する。モータ電流目標値
Itの絶対値が第4所定値Id以下であればステップS
4に進み、モータ電流目標値Itの絶対値が第4所定値
Id以下でなければステップS9に進む。ステップS4
およびステップS9では実施例1と同様にデューティ比
を演算し、以後同様に制御を行う。
【0056】このように駆動方式の切り替え条件にヒス
テリシス成分を持たせることによって、モータ電流目標
値Itが切り替え条件である所定値I付近となるような
状態での運転時に駆動方式の切り替わりによるモータ2
のトルクの変動や運転フィーリングの悪化を緩和するこ
とができる。また、実施例2〜7の駆動方式の切り替え
条件にヒステリシス成分を持たせるようにしても同様の
効果を奏することができる。
【0057】実施例9.実施例1の制御手段13におい
ては、モータ電流目標値ITに基づいてブリッジ回路5
の駆動方式を判定していたが、図19に示すように、判
定条件が所定時間継続した場合に駆動方式を切り替える
べく、タイマ要素を設けても良い。
【0058】この実施例9における制御手段13の動作
を図19のフローチャートにしたがって説明する。ま
ず、先の実施例1と同様に、ステップS1で操舵トルク
検出値Ts、車速Vt、モータ電流検出値Itを読み込
み、ステップS2でモータ電流目標値Itを演算する。
次に、ステップS3でモータ電流目標値Itが所定値I
以下と判定した場合には、ステップS100でタイマー
カウンタTimerAに所定時間dAを加える。そし
て、ステップS101でタイマーカウンタTimerA
が所定時間TA以上と判定した場合には、単相両側チョ
ッパ方式とすべく駆動方式を判定し、ステップS102
でタイマーカウンタTimerBに0を代入し初期化す
る。以下、ステップS4〜S8と順に実行すればよい。
これらのステップは実施例1と全く同様なので説明を省
略する。
【0059】ステップS101でタイマーカウンタTi
merAが所定値TA以下と判定した場合には、単相片
側チョッパ方式とすべく駆動方式を判定して、以下、ス
テップS9〜S12と順に実行すればよい。これらのス
テップは実施例1と全く同様なので説明を省略する。
【0060】一方、ステップS3でモータ電流目標値I
tが所定値I以上と判定した場合には、ステップS10
3でタイマーカウンタTimerBに所定時間dBを加
える。そして、ステップS104でタイマーカウンタT
imerBが所定時間TB以上と判定した場合には、単
相片側チョッパ方式とすべく駆動方式を判定し、ステッ
プS105でタイマーカウンタTimerAに0を代入
し初期化する。以下、ステップS9〜S12と順に実行
すればよい。これらのステップは実施例1と全く同様な
ので説明を省略する。
【0061】ステップS104でタイマーカウンタTi
merBが所定値TB以下と判定した場合には、単相両
側チョッパ方式とすべく駆動方式を判定して、以下、ス
テップS4〜S8と順に実行すればよい。これらのステ
ップは実施例1と全く同様なので説明を省略する。
【0062】この実施例9のように、タイマーカウンタ
を用いれば、駆動方式の切り替え判定にヒステリシス要
素付け加えることなしに駆動方式の切り替わりが頻繁に
起こることを防ぎ、駆動方式の切り替わり時のモータ2
のトルクや回転速度の急変を減らすことができる。
【0063】また、実施例2のように二相両側チョッパ
方式と単相片側チョッパ方式を切り替える場合にも、こ
の実施例4のようにカウンタタイマーを用いて切り替え
れば、同様の効果が得られる。この場合には、スイッチ
ング素子3a〜3dを全オフする必要がないので、ステ
ップS8を取り除き、ステップS6,S7,S11,S
12をそれぞれステップS21,S22,S23,S2
4に置き換えることで実現できる。
【0064】実施例10.上記実施例1〜9では切り替
え条件を満たすことによって駆動方式を切り替えるよう
にしたが、駆動方式を単に切り替えるだけでは、モータ
2のトルクの変動が発生し、運転フィーリングが悪化す
るという問題がある。図20のフローチャートに示すよ
うに、デューティ比の演算(PID演算)に用いるゲイ
ン(比例定数、積分定数、微分定数)を切り替え後の駆
動方式に適するゲインに変更することにより、駆動方式
切り替え時のモータ2のトルクの変動を抑制し、運転フ
ィーリングをより一層向上することができる。また、図
20は実施例1に適用した場合であるが、実施例2〜9
に適用することによっても同様の効果を奏することは言
うまでもない。
【0065】実施例11.実施例1の制御手段13にお
いて、デューティ比演算時に、モータ電流目標値Itと
モータ電流検出値Isとに応じて少なくとも積分制御す
る場合には、図21に示すように、駆動方式判定後に、
駆動方式の切り替わりを判定して、積分項の初期化を行
なってもよい。
【0066】この実施例11における制御手段13の動
作を、図21のフローチャートにしたがって説明する。
まず、実施例1の場合と同様に、ステップS1で操舵ト
ルク検出値Ts、車速Vs、モータ電流検出値Isを読
み込み、次にステップS2においてモータ電流目標値I
tを演算する。さらにステップS3でモータ電流目標値
Itが所定値I以下ならばブリッジ回路5の駆動方式を
単相両側チョッパ方式とし、所定値I以上ならばブリッ
ジ回路5の駆動方式を単相片側チョッパ方式とすべく駆
動方式を判定する。
【0067】ところが、駆動方式が切り替わるとき、後
述の実施例12で示すように、駆動方式によりモータ平
均印可電圧が全く異なってしまい、モータ2のトルクや
回転速度に大きな変動が起こってしまう。
【0068】そこで、この実施例11では、駆動方式の
切り替わりであるか否かを判定して、切り替わりである
と判定した場合、デューティ比を演算する上で支配的な
要素である積分項を初期化することによって、モータ平
均印可電圧を駆動方式切り替え前と切り替え後とでほぼ
一定にし、モータ2のトルクや回転速度の変動を緩和す
る。
【0069】例えば、モータ電流をPID制御した場
合、 デューティ比=比例項(P項)+積分項(I項)+微分項(D項)……(14) と表せる。簡単のために定常状態のみを考えると、 デューティ比=積分項……(15) と表せる。
【0070】ここで、後述の実施例12より、単相片側
チョッパ方式から単相両側チョッパ方式に駆動方式を切
り替えるときにモータ2のトルクや回転速度の急変を緩
和するためのデューティ比の初期値は、 duty2=(1/2)×duty1+50……(6) となる。したがって、単相片側チョッパ方式で駆動する
ときの積分項をi_term1とし、単相両側チョッパ方式で
駆動するときの積分項をi_term2とすると、モータ2の
トルクや回転速度が急変しないように単相片側チョッパ
方式から単相両側チョッパ方式に駆動方式を切り替える
には、(15)式を(6)式に代入することにより、切
り替え時のi_term2の初期値を、 i_term2=(1/2)×i_term1+定常状態でデューティ比50%時の積分項…(16) とすればよい。
【0071】また、実施例12より、単相両側チョッパ
方式から単相片側チョッパ方式に切り替えるときには、
デューティ比の初期値を duty1=2×(duty2-50)……(7) とすればよいので、単相両側チョッパ方式から単相片側
チョッパ方式に切り替えるときには、(15)式を
(7)式に代入することにより、切り替え時のi_term1
の初期値を、 i_term1=2×(i_term2−定常状態でデューティ比50%時の積分項)…(17) とすればよい。
【0072】すなわち、ステップS3で単相両側チョッ
パ方式と判定した場合、ステップS120で単相片側チ
ョッパ方式からの駆動方式の切り替わりであるか否かを
判定して、駆動方式の切り替わりであると判定したなら
ば、ステップS121で(16)式を用いて積分項を初
期化すればよい。以下、ステップS4〜S8と順に実行
すればよい。これらのステップは実施例1と全く同様な
ので説明を省略する。
【0073】ステップS120で駆動方式の切り替わり
でないと判定した場合には、以下、ステップS4〜S8
と順に実行すればよい。これらのステップは実施例1と
全く同様なので説明を省略する。
【0074】一方、ステップS3で単相片側チョッパ方
式と駆動方式を判定した場合には、ステップS122
で、単相両側チョッパ方式からの駆動方式の切り替わり
であるか否かを判定し、ステップS122で駆動方式の
切り替わりであると判定したならば、ステップS123
で(17)式を用いて積分項を初期化すればよい。以
下、ステップS9〜S12と順に実行すればよい。これ
らのステップは実施例1と全く同様なので説明を省略す
る。
【0075】ステップS122で駆動方式の切り替わり
でないと判定した場合には、以下、ステップS9〜S1
2と順に実行すればよい。これらのステップは実施例1
と全く同様なので説明を省略する。
【0076】この実施例11の初期化により、駆動方式
の切り替わり時に、モータ平均印可電圧がほぼ一定とな
るので、モータ2のトルクや回転速度の急変を緩和する
ことができる。
【0077】また、実施例2のように二相両側チョッパ
方式と単相片側チョッパ方式を切り替える場合にも、こ
の実施例11のように積分項を初期化すれば同様の効果
が得られる。
【0078】単相片側チョッパ方式から二相両側チョッ
パ方式に切り替えるときにモータ2のトルクや回転速度
の急変を緩和するためのデューティ比の初期値は、右方
向にモータ2を駆動する場合は、 duty3=(1/2)×duty1+50……(10) であり、左方向にモータ2を駆動する場合は、 duty3=-(1/2)×duty1+50……(11) である。
【0079】ゆえに、モータ2のトルクや回転速度が急
変しないように単相片側チョッパ方式から二相両側チョ
ッパ方式に駆動方式を切り替えるには、(15)式を
(10)式および(11)式に代入することにより、切
り替え時のi_term3の初期値を、右方向にモータ2を駆
動する場合は、 i_term3=(1/2)×i_term1+定常状態でデューティ比50%時の積分項…(18) とし、左にモータ2を駆動する場合は、 i_term3=-(1/2)×i_term1+定常状態でデューティ比50%時の積分項…(19) とすればよいことがわかる。
【0080】同様に、二相両側チョッパ方式から単相片
側チョッパ方式に切り替えるときのモータ2のトルクや
回転速度の急変を緩和するためのデューティ比の初期値
は、右方向にモータ2を駆動する場合、 duty1=2×(duty3-50)……(12) であり、左方向にモータ2を駆動する場合、 duty1=2×(50-duty3)……(13) であるから、二相両側チョッパ方式から単相片側チョッ
パ方式に切り替えるときには、(15)式を(12)式
および(13)式に代入することにより、i_term3の初
期値を、右方向にモータ2を駆動する場合、 i_term1=2×(i_term3-定常状態でデューティ比50%時の積分項)…(20) とし、左方向にモータ2を駆動する場合、 i_term1=2×(定常状態でのデューティ比50%時の積分項-i_term3)…(21) とすればよい。
【0081】すなわち、この実施例11のように、ステ
ップS3で駆動方式を判定し、二相両側チョッパ方式と
判定した場合には、ステップS120で単相片側チョッ
パ方式からの駆動方式の切り替わりであるか否かを判定
し、駆動方式の切り替わりであると判定した場合、ステ
ップS121で(18)式または(19)式を用いて積
分項を初期化すればよい。
【0082】一方、ステップS3で単相片側チョッパ方
式と判定した場合には、ステップS122で二相両側チ
ョッパ方式からの駆動方式の切り替わりであるか否かを
判定し、駆動方式の切り替わりであると判定した場合に
は、ステップS123で(20)式または(21)式を
用いて積分項を初期化すればよい。
【0083】また、スイッチング素子3a〜3dを全オ
フする必要がないのでステップS8を取り除き、ステッ
プS6,S7,S11,S12をそれぞれステップS2
1,S22,S23,S24に置き換えればよい。上記
以外のステップは単相両側チョッパ方式と単相片側チョ
ッパ方式とを用いて駆動方式を切り替えたときに積分項
を初期化するステップと全く同様なので説明を省略す
る。また、上記いずれの場合においても、実施例8ない
し9の如く駆動方式切り替え判定にヒステリシス要素や
タイマ要素を付け加えてもよいことは言うまでもない。
【0084】実施例12.実施例1の制御手段13にお
いて、図22に示すように、駆動方式判定後に、駆動方
式の切り替わりを判定して、デューティ比の初期化を行
なってもよい。
【0085】この実施例12における制御手段13の動
作を、図22のフローチャートにしたがって説明する。
まず実施例1の場合と同様に、ステップS1で操舵トル
ク検出値Ts、車速Vs、モータ電流検出値Isを読み
込み、次にステップS2においてモータ電流目標値It
を演算する。さらにステップS3でモータ電流目標値I
tが所定値I以下ならばブリッジ回路5の駆動方式を単
相両側チョッパ方式とし、所定値I以上ならばブリッジ
回路5の駆動方式を単相片側チョッパ方式とすべく駆動
方式を判定する。
【0086】ステップS3で単相両側チョッパ方式と判
定した場合、ステップS4でデューティ比を演算する。
ここで、例えばモータ電流目標値Itとモータ電流検出
値IsとからPID制御を行なっているとすると、駆動
方式切り替わり時において、切り替え前と切り替え後と
ではデューティ比がほぼ等しい値となる。
【0087】ところが、図27に示すように単相両側チ
ョッパ方式と単相片側チョッパ方式では、同じデューテ
ィ比に対するモータ平均印可電圧がまったく異なってい
るので、駆動方式切替時に、同じデューティ比でスイッ
チング素子3a〜3dを駆動すると、モータ2のトルク
や回転速度に大きな変動が起こってしまう。
【0088】そこで、図27において、単相両側チョッ
パ方式と単相片側チョッパ方式とにおけるデューティ比
とモータ平均印可電圧との関係に着目すると、単相片側
チョッパ方式のデューティ比duty1と、モータ平均印可
電圧の絶対値VM1の関係は、VM1=VB×duty1/100……
(4)と近似でき、単相両側チョッパ方式のデューティ
比duty2と、モータ平均印可電圧の絶対値VM2の関係
は、VM2=VB×(duty2-50)/50……(5)と近似できるこ
とがわかる。
【0089】ゆえに、モータ平均印可電圧が変動しない
ように単相片側チョッパ方式から単相両側チョッパ方式
に駆動方式を切り替えるには、(4)式および(5)式
にてVM1=VM2とおくことにより、切り替え時のdu
ty2の初期値をduty2=(1/2)×duty1+50……(6)とすれ
ばよいことがわかる。
【0090】同様に、単相両側チョッパ方式から単相片
側チョッパ方式に駆動方式を切り替えるときには、切り
替え時のduty1の初期値をduty1=2×(duty2-50)……
(7)とすればよいことがわかる。
【0091】ステップS130では、駆動方式切り替わ
り時から、モータ制御に掛かる積分項が積算されて、モ
ータ平均印可電圧の急変を避けられるまでに要する所定
時間T1が経過しているか否かを判定し、所定時間T1
が経過していないと判定した場合には、ステップS13
1で(6)式を用いて単相両側チョッパ方式のデューテ
ィ比を初期化している。以下、ステップS6〜S8と順
に実行すればよい。これらのステップは実施例1とまっ
たく同様なので説明を省略する。
【0092】また、ステップS130で所定時間T1が
経過していると判定した場合には、先のステップS4で
演算されたデューティ比でスイッチング素子3a〜3d
を駆動しても、モータ平均印可電圧が急変しないので、
モータ2のトルクや回転速度が急変するということがな
い。そのため以下、ステップS5〜S8と順に実行すれ
ばよい。これらのステップは実施例1と全く同様なので
説明を省略する。
【0093】一方、ステップS3で単相片側チョッパ方
式と駆動方式を判定した場合、ステップS9でデューテ
ィ比を演算し、次にステップS132で単相両側チョッ
パ方式から単相片側チョッパ方式に駆動方式を切り替え
後、所定時間T1が経過しているか否かを判定する。
【0094】ステップS132で、先の所定時間T1を
経過していないと判定した場合、ステップS133で
(7)式を用いて単相片側チョッパ方式のデューティ比
を初期化する。以下、ステップS10〜S12と順に実
行すればよい。これらのステップは実施例1と全く同様
なので説明を省略する。
【0095】ステップS132で先の所定時間T1を経
過していると判定した場合、以下、ステップS10〜S
12と順に実行すればよい。これらのステップは実施例
1と全く同様なので説明を省略する。
【0096】この実施例12の初期化により、駆動方式
切り替わり時に、モータ平均印可電圧がほぼ一定となる
ので、モータ2のトルクや回転速度の急変を緩和するこ
とができる。
【0097】また、実施例2のように、二相両側チョッ
パ方式と単相片側チョッパ方式とを切り替える場合に、
この実施例12のようにデューティ比を初期化しても同
様の効果が得られる。
【0098】つまり、図27より二相両側チョッパ方式
のデューティ比duty3と、モータ平均印可電圧の絶対値
VM3との関係は、右方向にモータ2を駆動する場合、 VM3=VB×(duty3-50)/50……(8) と近似でき、左方向にモータ2を駆動する場合、 VM3=VB×(50-duty3)/50……(9) と近似できる。
【0099】ゆえに、モータ2のトルクや回転速度が急
変しないように単相片側チョッパ方式から二相両側チョ
ッパ方式に駆動方式を切り替えるには、(4)式、
(8)式および(9)式にてVM1=VM3とおくこと
により、切り替え時のduty3の初期値を、右方向にモー
タ2を駆動する場合は、 duty3=(1/2)×duty1+50……(10) とし、左方向にモータ2を駆動する場合は、 duty3=-(1/2)×duty1+50……(11) とすればよいことがわかる。
【0100】同様に、二相両側チョッパ方式から単相片
側チョッパ方式に駆動方式を切り替えるときは、切り替
え時のduty1の初期値を、右方向にモータ2を駆動する
場合、 duty1=2×(duty3-50)……(12) とし、左方向にモータ2を駆動する場合、 duty1=2×(50-duty3)……(13) とすればよい。
【0101】すなわち、ステップS3で駆動方式を判定
し、二相両側チョッパ方式と判定した場合には、ステッ
プS130で、単相片側チョッパ方式から二相両側チョ
ッパ方式に切り替え後、所定時間T1を経過しているか
否かを判定し、所定時間T1を経過していないと判定し
た場合、ステプS131で(10)式および(11)式
を用いて、デューティ比を初期化すればよい。
【0102】一方、ステップ3で単相片側チョッパ方式
と判定した場合には、ステップS132で二相両側チョ
ッパ方式から単相片側チョッパ方式に切り替え後、所定
時間T1を経過しているか否かを判定し、所定時間T1
を経過していないと判定した場合、ステップS133で
(12)式および(13)式を用いて、デューティ比を
初期化すればよい。
【0103】また、スイッチング素子3a〜3dを全オ
フする必要がないのでステップS8を取り除き、ステッ
プS6,S7,S11,S12をそれぞれステップS2
1,S22,S23,S24に置き換えればよい。ま
た、上記以外のステップは単相両側チョッパ方式と単相
片側チョッパ方式を切り替えるときにデューティ比を初
期化するステップと全く同様なので説明を省略する。ま
た、上記いずれの場合においても、実施例8ないし9の
如く駆動方式切り替え判定にヒステリシス要素やタイマ
要素を付け加えてもよいことは言うまでもない。
【0104】実施例13.前記各実施例ではブリッジ回
路5に4個のスイッチング素子3a〜3dを用い場合を
例として図示して説明したが、スイッチング素子3a〜
3dの流せる電流が小さいときなどは、図23に示すよ
うに、4の倍数個のスイッチング素子3a〜3dを並列
に接続し、大電流を流せるように構成しても適用でき
る。
【0105】
【発明の効果】この発明によれば、以下のような効果を
奏する。請求項1によれば、検出手段により検出された
検出結果または制御手段により演算された制御量が所定
値以下であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて
単相片側チョッパ方式と単相両側チョッパ方式とを切り
替えるようにしたから、それぞれの駆動方式に適した領
域での制御が可能となり、それぞれのメリットを活かす
ことができ、デューティ比の小さい領域での制御性を向
上させることができるとともにデューティ比の大きい領
域でのスイッチング素子の発熱量を少なくすることがで
きる。
【0106】請求項2によれば、検出手段により検出さ
れた検出結果または制御手段により演算された制御量が
所定値以下であるか否かを判定し、その判定結果に基づ
いて単相片側チョッパ方式と二相両側チョッパ方式とを
切り替えるようにしたから、それぞれの駆動方式に適し
た領域での制御が可能となり、それぞれのメリットを活
かすことができ、モータが反転しようとする場合の応答
性を向上させることができるとともにデューティ比の大
きい領域でのスイッチング素子の発熱量を少なくするこ
とができる。
【0107】請求項3によれば、検出手段により検出さ
せた検出結果または制御手段により演算された制御量が
第1所定値あるいは第1所定値より大きい第2所定値以
下であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて単相
片側チョッパ方式と単相両側チョッパ方式と二相両側チ
ョッパ方式とを切り替えるようにしたから、それぞれの
駆動方式に適した領域での制御が可能となり、それぞれ
のメリットを活かすことができ、モータが反転しようと
する場合の応答性を向上させることができ、デューティ
比の小さい領域での制御性を向上させることが可能であ
り、デューティ比の大きい領域でのスイッチング素子の
発熱量を少なくすることができる。
【0108】請求項4によれば、駆動方式の切り替え条
件にヒステリシス成分を持たせ、駆動方式が頻繁に切り
替わることを防止するようにしたから、モータを円滑に
駆動することが可能となり、例えば、電動パワーステア
リングに適用した場合に、駆動方式の切り替わり時にお
ける運転フィーリングを向上することができる。
【0109】請求項5によれば、駆動方式が切り替わっ
た後、所定時間以上経過していない場合は、駆動方式を
切り替えることを禁止し、駆動方式の切り替わりが頻発
することを防止するようにしたから、モータを円滑に駆
動することが可能となり、例えば、電動パワーステアリ
ングに適用した場合に、駆動方式の切り替わり時におけ
る運転フィーリングを向上することができる。
【0110】請求項6によれば、駆動方式の切り替え時
に、モータ制御のゲインを切り替えるようにしたから、
それぞれの駆動方式に適した領域での制御が可能とな
り、駆動方式が切り替わる時のトルクの急変を緩和する
ことができるとともに、モータを円滑に制御することが
でき、例えば電動パワーステアリングに適用した場合
に、駆動方式の切り替わり時における運転フィーリング
を向上することができる。
【0111】請求項7によれば、駆動方式の切り替え時
に、積分項を初期化することによって、適当なデューテ
ィ比による制御が可能となり、駆動方式が切り替わ時の
トルクの急変を緩和することができるとともに、モータ
を円滑に駆動することができ、例えば電動パワーステア
リングに適用した場合に、駆動方式の切り替わり時にお
ける運転フィーリングを向上することができる。
【0112】請求項8によれば、駆動方式の切り替え時
に、デューティ比の初期値を設定することによって、適
当なデューティ比による制御が可能となり、駆動方式が
切り替わ時のトルクの急変を抑制することができるとと
もに、モータを円滑に駆動することができ、例えば電動
パワーステアリングに適用した場合に、駆動方式の切り
替わり時における運転フィーリングを向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】 実施例1の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 実施例1の動作を説明する図である。
【図4】 実施例1の動作を説明する図である。
【図5】 実施例1の動作を説明する図である。
【図6】 実施例1の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図7】 実施例1の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図8】 この発明の実施例2の構成を示す図である。
【図9】 実施例2の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 実施例2の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図11】 実施例2の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図12】 この発明の実施例3の構成を示す図であ
る。
【図13】 実施例3の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】 この発明の実施例4の動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】 この発明の実施例5の動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】 この発明の実施例6の動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】 この発明の実施例7の動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】 この発明の実施例8の動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】 この発明の実施例9の動作を示すフローチ
ャートである。
【図20】 この発明の実施例10の動作を示すフロー
チャートである。
【図21】 この発明の実施例11の動作を示すフロー
チャートである。
【図22】 この発明の実施例12の動作を示すフロー
チャートである。
【図23】 この発明の実施例13のブリッジ回路を示
す回路図である。
【図24】 従来の技術を説明するタインミングチャー
トである。
【図25】 従来の技術を説明するタインミングチャー
トである。
【図26】 従来の技術を説明するタインミングチャー
トである。
【図27】 従来の技術を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車載バッテリ(直流電源)、2 モータ、3a〜3
d スイッチング素子、5 ブリッジ回路、8 モータ
電流検出手段、9 スイッチング素子駆動回路、11
駆動方式切替手段、13 制御手段、14 PWM変調
器、20 トルク検出手段、21 車速検出手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4組のスイッチング素子によって構成さ
    れたブリッジ回路に負荷として接続されたモータと、装
    置の諸状態を検出する検出手段と、この検出手段の検出
    結果に応じて制御量を求めその制御量に基づいて上記ブ
    リッジ回路の一対もしくは二対のスイッチング素子を駆
    動することによって上記モータを所望のモータ電流に制
    御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、上
    記制御手段は、上記検出結果または上記制御量が所定値
    以下である場合は所望の通流方向の一対のスイッチング
    素子をパルス幅変調された駆動信号により駆動し他側の
    一対のスイッチング素子をオフとする単相両側チョッパ
    方式と、上記検出結果または上記制御量が所定値以上で
    ある場合は所望の通流方向の一対のスイッチング素子の
    一方をパルス幅変調された駆動信号によって駆動し当該
    一対のスイッチング素子の他方を継続的にオンとし他側
    の一対のスイッチング素子をオフとする単相片側チョッ
    パ方式とに切り替える駆動方式切替手段を備えたことを
    特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 4組のスイッチング素子によって構成さ
    れたブリッジ回路に負荷として接続されたモータと、装
    置の諸状態を検出する検出手段と、この検出手段の検出
    結果に応じて制御量を求めその制御量に基づいて上記ブ
    リッジ回路の一対もしくは二対のスイッチング素子を駆
    動することによって上記モータを所望のモータ電流に制
    御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、上
    記制御手段は、上記検出結果または上記制御量が所定値
    以下である場合は所望の通流方向の一対のスイッチング
    素子をパルス幅変調された駆動信号により駆動し他側の
    一対のスイッチング素子を上記駆動信号を反転させた信
    号により駆動する二相両側チョッパ方式と、上記検出結
    果または上記制御量が所定値以上である場合は所望の通
    流方向の一対のスイッチング素子の一方をパルス幅変調
    された駆動信号によって駆動し当該一対のスイッチング
    素子の他方を継続的にオンとし他側の一対のスイッチン
    グ素子をオフとする単相片側チョッパ方式とに切り替え
    る駆動方式切替手段を備えたことを特徴とするモータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 4組のスイッチング素子によって構成さ
    れたブリッジ回路に負荷として接続されたモータと、装
    置の諸状態を検出する検出手段と、この検出手段の検出
    結果に応じて制御量を求めその制御量に基づいて上記ブ
    リッジ回路の一対もしくは二対のスイッチング素子を駆
    動することによって上記モータを所望のモータ電流に制
    御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、上
    記制御手段は、上記検出結果または上記制御量が第1所
    定値以下である場合は所望の通流方向の一対のスイッチ
    ング素子をパルス幅変調された駆動信号により駆動し他
    側の一対のスイッチング素子を上記駆動信号を反転させ
    た信号により駆動する二相両側チョッパ方式と、上記検
    出結果または上記制御量が第1所定値以上かつ第1所定
    値より大きい第2所定値以下である場合は所望の通流方
    向の一対のスイッチング素子の一方をパルス幅変調され
    た駆動信号によって駆動し他側の一対のスイッチング素
    子をオフとする単相両側チョッパ方式と、上記検出結果
    または上記制御量が第2所定値以上である場合には所望
    の通流方向の一対のスイッチング素子の一方をパルス幅
    変調された駆動信号により駆動し当該一対のスイッチン
    グ素子の他方を継続的にオンとし他側の一対のスイッチ
    ング素子をオフとする単相片側チョッパ方式とに切り替
    える駆動方式切替手段を備えたことを特徴とするモータ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 駆動方式の切り替え条件にヒステリシス
    成分を持たせたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 駆動方式を切り替える際に、前回の駆動
    方式の切り替えから所定時間以上経過していることを条
    件とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 ブリッジ回路の駆動方式の切り替え時
    に、モータ制御のゲインを切り替えることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 被制御量を少なくとも積分制御し、ブリ
    ッジ回路の駆動方式の切り替え時に、積分項を初期化す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモ
    ータ制御装置。
  8. 【請求項8】 ブリッジ回路の駆動方式の切り替え時
    に、スイッチング素子の駆動デューティ比の初期値を設
    定することを特徴とする請求項7記載のモータ制御装
    置。
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