JPH0930431A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH0930431A
JPH0930431A JP7180422A JP18042295A JPH0930431A JP H0930431 A JPH0930431 A JP H0930431A JP 7180422 A JP7180422 A JP 7180422A JP 18042295 A JP18042295 A JP 18042295A JP H0930431 A JPH0930431 A JP H0930431A
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JP
Japan
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signal
electric motor
current
motor
control
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Application number
JP7180422A
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English (en)
Inventor
Eiki Noro
栄樹 野呂
Shinji Hironaka
慎司 広中
Yoshinobu Mukai
良信 向
Nobuo Sugitani
伸夫 杉谷
Takao Kurosawa
孝夫 黒澤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/672,122 priority patent/US5809438A/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が停車中の据え切り時からハンドルの手
を弛めた際に発生する電動機電流の急激な変化を防止
し、安定した操舵フィーリングが得られる電動パワース
テアリング装置を提供する。 【解決手段】 目標電流信号設定手段21と、偏差決定
手段22と、駆動制御手段23と、回生状態判定手段2
8、回生制御信号発生手段29、切替手段30を備えた
回生電流制御手段26と、ローパスフィルタ27とから
なる制御手段15を備えた電動パワーステアリング装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機の動力を
操舵補助力としてステアリング系に直接作用させ、ドラ
イバの操舵力の軽減を図る電動パワーステアリング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置にお
いて、操舵トルクセンサが検出する操舵トルクに基づい
て目標電流信号を設定し、この目標電流信号に対応した
電動機制御信号を発生する制御手段を備え、電動機制御
信号によりスイッチング素子のブリッジ回路で構成され
た電動機駆動手段をPWM(パルス幅変調)駆動し、電
動機駆動手段から発生した電動機電圧(PWM電圧)で
電動機を駆動するとともに、電動機に流れる電動機電流
を検出して目標電流信号に負帰還(NFB:ネガティブ
フィードバック)し、目標電流信号と電動機電流の偏差
信号に基づいて電動機電圧を制御することにより、目標
電流と等しい電動機電流で電動機を駆動してステアリン
グ系にドライバの操舵力に応じた操舵補助力を作用する
よう構成された帰還タイプのものは知られている。
【0003】このような従来の電動パワーステアリング
装置は、電動機を駆動する電動機駆動手段を構成するブ
リッジ回路のスイッチング素子にパワーFET(電界効
果トランジスタ)やパワー・トランジスタ等のスイッチ
ング素子を用い、制御手段からPWM制御して電動機に
供給するパルス状駆動電圧(電動機電圧)のデューティ
を変化し、操舵トルクに対応した電動機電流で電動機を
駆動するよう構成されている。
【0004】図6に従来の電動パワーステアリング装置
の要部ブロック構成図を示す。図6において、従来の電
動パワーステアリング装置は、操舵トルクセンサ12
と、目標電流設定手段51、偏差決定手段52、駆動制
御手段53、ローパスフィルタ54を備えた制御手段5
0と、電動機駆動手段55と、電動機電流検出手段56
と、電動機57とから構成される。
【0005】ドライバがハンドル(ステアリング)操作
を行うと、操舵トルクセンサ12から操舵トルクの大き
さおよび方向(左右方向)に対応した操舵トルク信号T
が検出され、制御手段50の目標電流設定手段51で操
舵トルク信号Tに対応した目標電流信号IMSが偏差決定
手段52に供給される。例えば、ハンドル操作が右方向
の場合はプラス(+)極性の目標電流信号IMS、ハンド
ル操作が左方向の場合にはマイナス(−)極性の目標電
流信号IMSが出力するよう設定される。
【0006】一方、電動機電流検出手段56で検出され
た電動機電流検出信号IMDは、制御手段50のローパス
フィルタ54で高周波成分(ノイズ等)が減衰され、電
動機電流IMに対応した電流信号IMOとして偏差決定手
段52に負帰還される。なお、通常の右方向または左方
向のハンドル操作(ステアリング往き状態)では、目標
電流信号IMSの極性と電動機電流IMの極性が一致する
よう設定される。
【0007】制御手段50の偏差決定手段52では、目
標電流信号IMSと電流信号IMOの偏差が演算され、この
偏差信号ΔI(=IMS−IMO)をP(比例)、I(積
分)、D(微分)補償して駆動制御手段53がPWM信
号(パルス幅変調信号)、オン信号およびオフ信号の混
成信号からなる電動機制御信号VOを発生し、電動機駆
動手段55がPWM駆動制御され、電動機駆動手段55
からPWM駆動された電動機電圧VMを発生して電動機
電流IMが目標電流信号IMSと等しくなるよう電動機5
7が駆動される。
【0008】次に、従来の電動機駆動手段の動作につい
て説明する。図7に従来の電動機駆動手段の動作説明図
を示す。図7において、電動機駆動手段55は、ブリッ
ジ回路を形成する4個のパワーFET(電界効果トラン
ジスタ)Q1〜Q4を備え、各パワーFET(電界効果
トランジスタ)Q1〜Q4はそれぞれのソース、ドレイ
ン間に等価的なダイオードD1〜D4を内蔵しており、
Q1およびQ3は直流電源EO、Q2およびQ4は車体
アース(GND)にそれぞれ接続される。一方、Q1と
Q2の接続点、Q3とQ4の接続点間に電動機電流検出
用の抵抗RDおよび電動機57が直列接続され、図6に
示す駆動制御手段53から供給される電動機制御信号V
O(VON、VPMW、VOF)でパワーFET(電界効果トラ
ンジスタ)Q1〜Q4のそれぞれのゲートG1〜G4を
制御することにより、電動機57に電動機電圧VMと電
動機電流IMが供給される。
【0009】ドライバがハンドルを右方向に操作する
と、図6に示す駆動制御手段53から、例えばゲートG
1にオン信号VON、ゲートG4にPWM信号VPWM、ゲ
ートG2およびゲートG3にオフ信号VOFが供給され、
直流電源EO→FET(電界効果トランジスタ)Q1→
抵抗RD→電動機57→FET(電界効果トランジス
タ)Q4→車体アース(GND)の経路で電動機電流I
M+(実線矢印表示)が流れて電動機57が正回転し、ス
テアリング系に右方向の操舵補助力が作用される。
【0010】この状態からドライバがハンドルを中立位
置を超えて左操作すると、図6に示す駆動制御手段53
からゲートG1およびゲートG4にオフ信号VOF、ゲー
トG2にPWM信号VPWM、ゲートG3にオン信号VON
が供給され、直流電源EO→FET(電界効果トランジ
スタ)Q3→電動機57→抵抗RD→FET(電界効果
トランジスタ)Q2→車体アース(GND)の経路で電
動機電流IM-(破線矢印表示)が流れて電動機57が逆
回転し、ステアリング系に左方向の操舵補助力が作用さ
れる。
【0011】このように、電動機制御電圧VOを形成す
るオン信号VON、オフ信号VOFおよびPWM信号VPWM
でブリッジ回路の対辺を形成するFET(電界効果トラ
ンジスタ)Q1とQ4、FET(電界効果トランジス
タ)Q3とQ2を制御することにより、電動機電流IM
(IM+、IM-)の方向と大きさが決定され、ドライバの
操舵力(操舵トルク信号T)に対応した電動機57の回
転方向と発生トルクが制御される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動パワーステ
アリング装置は、停車した状態からハンドル操作(例え
ば、右方向据え切り)した後にハンドルから手を弛めた
場合、タイヤを含むステアリング系のばね成分により電
動機57が回転され、電動機57が発生する逆起電力V
MRによって図7に示す電動機57→ダイオードD3→パ
ワーFET(電界効果トランジスタ)Q1→抵抗RD
電動機57の閉ループに回生電流ID+が流れる。
【0013】この状態において、電動機電流検出用の抵
抗RDは電動機電流IM+と回生電流ID+との和(IM+
D+)を検出し、電動機電流検出手段56および図6示
すローパスフィルタ54を介して電流信号IMO(IM+
D+に対応)が偏差決定手段52に供給される。
【0014】偏差決定手段52で演算された偏差信号Δ
Iは極性が同一(プラス極性)の目標電流信号IMSと電
流信号IMO(=IM++ID+)の偏差(IMS−IM+
D+)なので、回生電流ID+が大きく、電流信号I
MO(=IM++ID+)が目標電流信号IMSを超える(IMO
>IMS)場合には偏差信号ΔIがプラス(+)極性から
マイナス(−)極性に変化する。
【0015】偏差信号ΔIの極性がプラス(+)からマ
イナス(−)に変化すると、偏差信号ΔIをPID補償
した駆動制御手段53から出力される電動機制御信号V
Oも少し遅れて変化し、図7に示す電動機駆動手段55
を構成するパワーFET(電界効果トランジスタ)Q1
〜Q4のゲートG1〜G4は、ゲートG1がオン信号V
ON→オフ信号VOF、ゲートG2がオフ信号VOF→PWM
信号VPWM、ゲートG3がオフ信号VOF→オン信号
ON、ゲートG4がPWM信号VPWM→オフ信号VO F
変化し、電源EO→Q3→電動機57→抵抗RD→Q2→
GNDの経路で電動機電流IM-が流れて電動機57は逆
回転する。
【0016】図8に停車中の据え切り時から手放し状態
にした電動機電流特性図を示す。図8において、時間t
1までは停車中の据え切り(右方向ハンドル操作)によ
る電動機電流IM+であり、時間t1でハンドルの手を弛
めた状態とする。時間t1でハンドルの手を弛めた状態
にすると、電動機電流IM+に回生電流ID +が加算され、
電動機電流IM+と回生電流ID+の合成電流(IM+
D+)は増加し、駆動制御手段53の積分要素の影響
で、目標電流信号IMSとなる時点(時間t2)を通過
し、電動機制御信号VOが符号を反転させる時点(時間
3)で電動機電流(合成電流:IM++ID+)は極性を
反転(+から−)させて電動機電流IM-に急激に変化す
る。なお、停車中に左方向ハンドル操作の据え切り時の
ハンドルの手を弛めた状態においても電動機電流および
回生電流の極性を反転させた同様の現象が発生する。
【0017】このように、従来の電動パワーステアリン
グ装置は、電動機電流IMに対応した電流信号IMOを目
標電流信号IMSに負帰還する構成のため、停車中の据え
切り時(ハンドル右方向)から手を弛めた状態にする
と、電動機に流れる電動機電流IMは、電動機電流IM+
から回生電流ID+が加算された電動機電流(IM+
D+)となり、電動機電流(IM++ID+)が電流信号I
MOを超え、電動機制御信号VOが符号を反転させると、
一転して逆極性の電動機電流IM-に急変するため、電動
機電流の振動に伴う異音が発生したり、操舵特性の変化
による操舵フィーリングの著しい低下を招く課題があ
る。
【0018】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は車両が停車中の据え切り時
からハンドルの手を弛めた際に発生する電動機電流の急
激な変化、および低速におけるコーナ出口のステアリン
グ戻り時の急激な変化を防止し、安定した操舵フィーリ
ングが得られる電動パワーステアリング装置を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電動パワーステアリング装置は、制御手
段に、電動機の回生状態を判定する回生状態判定手段
と、回生制御信号を出力する回生制御信号発生手段と、
回生状態判定手段から出力される判定信号に基づいて電
動機制御信号と回生制御信号を切替える切替手段とから
なる回生電流制御手段を備えたことを特徴とする。
【0020】また、この発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の回生制御信号発生手段は、偏差信号に対応し
た所定のデューティサイクルのPWM信号を発生するこ
とを特徴とする。
【0021】さらに、この発明に係る電動パワーステア
リング装置の回生状態判定手段は、目標電流信号と電動
機制御信号の符号が不一致で、かつ操舵トルク信号と電
動機の回転方向が逆になる場合に回生状態と判定し、判
定信号を出力することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る電動
パワーステアリング装置の全体構成図である。なお、本
発明は、電動機を駆動するブリッジ回路のFET(電界
効果トランジスタ)のスイッチング動作を制御し、電動
機の逆起電力に起因して発生する回生電流を任意に制御
するものである。
【0023】図1において、電動パワーステアリング装
置1は、ステアリングホイール17に一体的に設けられ
たステアリング軸2に自在継ぎ手3a、3bを備えた連
結軸3を介してステアリング・ギアボックス4内に設け
たラック&ピニオン機構5のピニオン5aに連結されて
手動操舵力発生手段6を構成する。
【0024】ピニオン5aに噛み合うラック歯7aを備
え、これらの噛み合いにより往復運動するラック軸7
は、その両端にタイロッド8を介して転動輪としての左
右の前輪9が連結される。
【0025】このようにして、ステアリングホイール1
7操舵時には通常のラック&ピニオン式の手動操舵力発
生手段6を介し、マニュアルステアリングで前輪9を転
動させて車両の向きを変えている。
【0026】手動操舵力発生手段6による操舵力を軽減
するため、操舵補助力を供給する電動機10をラック軸
7と同軸的に配設し、ラック軸7と同軸に設けられたボ
ールねじ機構11を介して推力に変換し、ラック軸7
(ボールねじ軸11a)に作用させる。
【0027】また、ステアリング・ギアボックス4内に
はドライバの手動操舵トルクの方向と大きさを検出する
操舵トルクセンサ12を配置し、操舵トルクセンサ12
が検出した操舵トルク信号TSを制御手段15に提供す
る。
【0028】制御手段15はマイクロプロセッサを基本
に各種演算手段、判定手段、切替手段、メモリ等で構成
し、操舵トルク信号TSに対応する電動機制御信号V
O(例えば、オン信号とPWM信号の混成信号)を発生
して電動機駆動手段16を駆動制御する。
【0029】また、制御手段15は電動機制御信号
O、例えば、オン信号とPWM信号(パルス幅変調信
号)からなる混成信号のオン信号をオフ信号に設定する
とともに、PWM信号を偏差信号ΔIに対応(例えば、
反比例)した所定のデューティサイクルのPWM信号に
変更した回生制御信号VODを出力し、電動機駆動手段1
6を構成するブリッジ回路の2組(4個)のスイッチン
グ素子ペアのうち、1つのスイッチング素子のみをPW
M駆動制御、他の3個のスイッチング素子をオフ制御し
て回生電流を任意にコントロールする。
【0030】電動機駆動手段16は、例えば4個のFE
T(電界効果トランジスタ)のスイッチング素子からな
るブリッジ回路(図4参照)で構成し、電動機制御信号
O、回生制御信号VODに基づいて電動機10を駆動す
る駆動信号としての電動機電圧VMを出力する。
【0031】図2はこの発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の要部ブロック構成図である。図2において、
電動パワーステアリング装置1は、操舵トルクセンサ1
2、制御手段15、電動機駆動手段16、電動機電流検
出手段14および電動機10を備える。
【0032】操舵トルクセンサ12は、例えば差動変圧
器で構成し、操舵トルクに対応した方向(±極性)とレ
ベルを有する電気的信号の操舵トルク信号TSとして検
出し、操舵トルク信号TSを制御手段15に供給する。
【0033】制御手段15はマイクロプロセッサを基本
にソフトプログラムの命令実行プログラムにより動作す
る各種演算機能、判定機能、切替機能、各種データを記
憶するメモリ等で構成し、目標電流信号設定手段21、
偏差決定手段22、駆動制御手段23、回生電流制御手
段26、ローパスフィルタ27を備える。
【0034】目標電流信号設定手段21はROM等のメ
モリを備え、操舵トルクセンサ12が検出したアナログ
電気信号の操舵トルク信号TSを図示しないA/D変換
手段でディジタルの操舵トルク信号に変換し、予めメモ
リに設定した操舵トルク信号と目標電流信号の変換デー
タから操舵トルク信号TSに対応する目標電流信号IM S
を読み出し、目標電流信号IMSを偏差決定手段22に提
供する。
【0035】偏差決定手段22は減算器やソフト制御の
減算機能で構成し、目標電流信号I MSと、電動機電流I
Mを検出した電動機電流検出信号IMDのローパスフィル
タ27で高周波成分(ノイズ等)が減衰された電流信号
MOとの偏差信号ΔIを演算し、偏差信号ΔI(=IMS
−IMO)を駆動制御手段23に供給する。
【0036】駆動制御手段23は、PIDコントローラ
24、制御信号発生手段25を備え、偏差信号ΔIをP
ID制御し、オン信号VONおよびPWM信号VPWMの混
成信号である電動機制御信号VOを発生し、この電動機
制御信号VOを回生電流制御手段26を介して電動機駆
動手段16に供給する。
【0037】PIDコントローラ24はソフト制御の比
例(P)、積分(I)および微分(D)の演算機能、処
理機能を備え、偏差決定手段22から供給される偏差信
号ΔIを比例(P)、積分(I)および微分(D)演算
して並列処理し、利得、安定性および立上りを改善し、
偏差信号ΔIが安定して速やかに0に収束するよう制御
したPID制御信号VPを制御信号発生手段25に供給
する。
【0038】制御信号発生手段25は、PID制御信号
Pに基づいてオン信号VONやPWM(パルス幅変調)
信号VPWMの混成信号である電動機制御信号VOを発生
し、この電動機制御信号VOを回生電流制御手段26に
提供する。
【0039】回生電流制御手段26は、回生状態判定手
段28、回生制御信号発生手段29、切替手段30を備
え、目標電流信号IMS、偏差信号ΔI、操舵トルク信号
S、電流信号IMO、電動機制御信号VOおよび電動機電
圧VMに基づき、通常のステアリング状態の場合には駆
動制御手段23から供給される電動機制御信号VOを電
動機駆動手段16に供給し、回生状態には駆動制御手段
23から供給される電動機制御信号VOに代えて回生制
御信号VODを電動機駆動手段16に供給するよう構成す
る。
【0040】回生状態判定手段28は演算機能、論理演
算機能を有し、目標電流信号IMSの符号(E)と電動機
制御信号VOの符号(F)が一致(E=F)するか、あ
るいは操舵トルク信号TSの方向(G)と電流信号IMO
および電動機電圧VMから演算した電動機10の回転方
向(H)が一致(G=H)する場合には通常のステアリ
ング状態と判定し、例えばLレベルの判定信号HOを切
替手段30に供給して切替を制御する。
【0041】一方、回生状態判定手段28は、目標電流
信号IMSの符号(E)と電動機制御信号VOの符号
(F)が不一致(E≠F)で、かつ操舵トルク信号TS
の方向(G)と電流信号IMOおよび電動機電圧VMから
演算した電動機10の回転方向(H)が不一致(G=
H)の場合には回生状態と判定し、例えばHレベルの判
定信号HOを切替手段30に供給して切替を制御する。
【0042】電動機10の回転方向(H)は、電流信号
MO、電動機電圧VM、電動機抵抗RMおよび誘導電圧係
数KMから数1に示す電動機回転数NMを演算し、この電
動機回転数NMの符号から決定する。
【0043】
【数1】NM=(VM−IMO*RM)/KM
【0044】目標電流信号IMSの符号(E)は、例えば
右ハンドル操作に対応した操舵トルク信号TSが正極性
(+)の場合には正極性(+)、電動機制御信号VO
符号(F)は、電動機制御信号VOにより電動機10が
ハンドルを右方向に付勢するような信号である場合には
正極性(+)、回転方向(H)は、電動機10の回転が
ハンドルの右方向回転に対応する場合を正極性(+)と
設定する。
【0045】また、回生状態判定手段28は、回生状態
中(判定信号HOがHレベル)に回生制御信号発生手段
29が100%を超えるPWMデューティサイクルを算
出した場合には、回生制御信号VODに基づいて回生制御
オフと判定し、判定信号HOをHレベルからLレベルに
変更して切替手段30に切替えを制御する。
【0046】回生制御信号発生手段29はPWM(パル
ス幅変調)信号発生手段を備え、回生状態(判定信号H
OがHレベル)が判定されると、偏差信号ΔIに対応
(例えば、反比例)した所定のデューティサイクルのP
WM(パルス幅変調)信号VPW MDおよびオフ信号VOF
混成信号からなる回生制御信号VODを発生し、回生制御
信号VODを切替手段30に供給する。
【0047】切替手段30はソフト制御のスイッチ機能
を備え、回生状態判定手段28からの判定信号HOが、
例えばHレベルの場合には回生制御信号発生手段29か
ら供給される回生制御信号VODに切替え、一方、判定信
号HOがLレベルの場合には制御信号発生手段25から
供給される電動機制御信号VOに切替え、それぞれ回生
制御信号VOD、電動機制御信号VOを電動機駆動手段1
6に供給する。
【0048】このように、この発明に係る電動パワース
テアリング装置1は、制御手段15に、電動機10の回
生状態を判定する回生状態判定手段28と、回生制御信
号VODを出力する回生制御信号発生手段29と、回生状
態判定手段28から出力される判定信号HOに基づいて
電動機制御信号VOと回生制御信号VODを切替える切替
手段30とからなる回生電流制御手段26を備えたの
で、車両が停車中の据え切り時からハンドルの手を弛め
た際に電動機に流れる回生電流を含む電動機電流を帰還
ループから独立して制御することができる。
【0049】図3にこの発明に係る回生電流制御の動作
説明図を示す。なお、図3は車両が停止中にハンドルを
右方向に据え切りした後、手を弛めた場合の回生電流制
御動作について説明する。図3において、電動機駆動手
段16は、ブリッジ回路を形成する4個のパワーFET
(電界効果トランジスタ)Q1〜Q4を備え、各パワー
FET(電界効果トランジスタ)Q1〜Q4はそれぞれ
のソース、ドレイン間に等価的なダイオードD1〜D4
を内蔵しており、Q1およびQ3は直流電源EO、Q2
およびQ4は車体アース(GND)にそれぞれ接続され
る。一方、Q1とQ2の接続点、Q3とQ4の接続点間
に電動機電流検出用の抵抗RDおよび電動機10が直列
接続され、図2に示す駆動制御手段23から供給される
電動機制御信号VO(VON、VPMW、VOF)でパワーFE
T(電界効果トランジスタ)Q1〜Q4のそれぞれのゲ
ートG1〜G4を制御することにより、電動機10に電
動機電圧VM(波高値は直流電源EOに相当)と電動機電
流IM(IM+、IM-)が供給される。
【0050】車両が停車中にハンドルを右方向据え切り
すると、FET(電界効果トランジスタ)Q1〜Q4の
ゲートG1〜G4には、図2に示す駆動制御手段23の
制御信号発生手段25から電動機制御信号VOが供給さ
れ、ゲートG1がオン信号VO N、ゲートG2およびゲー
トG3がオフ信号VOF、ゲートG4が目標電流信号IM S
(操舵トルク信号TS)のプラス(+)極性の所定レベ
ルに対応したPWM信号VPWMでそれぞれ駆動され、直
流電源EO→Q1→電動機電流検出用抵抗RD→電動機1
0→Q4→GNDの経路で電動機電流IM+が流れて電動
機10が正回転して右方向の補助操舵力がステアリング
系に作用し、タイヤを右方向に操向させるよう動作す
る。
【0051】この状態からハンドルを支える手を弛める
と、タイヤを含むステアリング系のばね成分により電動
機10が回転され、電動機10が発生する逆起電力VMR
によって図7に示した現象と同様に、電動機10→ダイ
オードD3→パワーFET(電界効果トランジスタ)Q
1→電動機電流検出用抵抗RD→電動機10の閉ループ
に回生電流ID+(図7参照)が流れる。
【0052】電動機電流IM+と回生電流ID+の電流和は
電動機電流検出用抵抗RDで検出され、電動機電流検出
手段14およびローパスフィルタ27を介して電流信号
MOとして偏差決定手段22に供給され、目標電流信号
MSとの偏差ΔI(=IMS−IMO)が演算される。
【0053】目標電流信号IMSの符号Eが正(+)極性
の状態で、電流信号IMOが増加して電動機制御信号VO
の符号Fが負(−)極性となるとともに、操舵トルク信
号TSの符号G(目標電流信号IMSの符号と同じ)と数
1で表される電動機回転数NMの符号Hが不一致(G≠
H)の場合には、図2の回生電流制御手段26から回生
制御信号VODが供給され、FET(電界効果トランジス
タ)Q1〜Q3のゲートG1〜G3はオフ信号VOF、Q
4のゲートG4は偏差信号ΔIに対応した所定のデュー
ティサイクルのPWM信号VPWMDで駆動制御される。
【0054】回生制御信号VODが供給されると、電動機
電流IM+は遮断され、電動機10の逆起電力VMRによる
回生電流ID+は電動機10→FET(電界効果トランジ
スタ)Q4→ダイオードD2→電動機電流検出用抵抗R
D→電動機10の閉ループを流れ、時間経過に伴って減
衰していく。
【0055】一方、車両が停車中にハンドルを左方向据
え切りした状態から、ハンドルを支える手を弛めた場合
の回生状態には、FET(電界効果トランジスタ)Q
1、Q3およびQ4をオフ制御し、Q2を所定デューテ
ィサイクルのPWM信号VPWMDでPWM駆動する。
【0056】このように、回生状態に電動機制御信号V
Oとは独立した偏差信号ΔIに対応(例えば、反比例)
した所定デューティサイクルのPWM信号VPWMDを有す
る回生制御信号VODでFET(電界効果トランジスタ)
構成のブリッジ回路を駆動制御し、回生電流ID+(また
はID-)を据え切り方向に流れる電動機電流IM+(また
はIM-)と同じ方向に設定することができ、電動機電流
M+(またはIM-)の急激な極性反転を防止してハンド
ルの戻りを緩やかにすることができる。
【0057】図4にこの発明に係る停車中の据え切り時
から手放し状態にした電動機電流特性図を示す。図4に
おいて、回生状態の時間t3以降の電動機電流IMを回生
電流ID+(実線表示)のみの緩やかな変化に制御するこ
とができ、従来の急激に極性反転した電動機電流I
M-(破線表示)の発生を防止することができる。
【0058】図2において、電動機電流検出手段14
は、電動機10に実際に流れる電動機電流IM(IM+
正回転方向、IM-:逆回転方向)および回生電流ID
図3に示すような電動機10と直列接続した抵抗RD
検出電圧VIとして検出し、方向と大きさを有する電動
機検出電流信号IMDに変換して制御手段15のローパス
フィルタ27に供給する。
【0059】図5はこの発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の制御動作フロー図である。ステップS1にお
いて、操舵トルク信号TSに対応した目標電流信号IMS
を読込み、ステップS2において、電動機電流IMを検
出した電流信号IMOを読込んだ後、ステップS3では目
標電流信号IMSと電流信号IMOとの偏差信号ΔI(=I
MS−IMO)を演算する。
【0060】ステップS4で、制御手段15が回生制御
中か否かの判定を行い、回生制御中でなければステップ
S5に移行してPID(比例・積分・微分)演算を実行
し、一方、回生制御中ならばステップS6に移行して回
生制御中のPWM信号VPWMDの演算を実行する。
【0061】ステップS6に続き、ステップS8ではZ
判定を実行し、VPWMDのデューティサイクルを演算して
デューティサイクル演算結果が100%を超えるか、ま
たは操舵トルクTSの方向Gと電動機の回転方向Hが一
致(G=H)する場合にはステップS9に移行して回生
制御をオフとし、ステップS10でPID演算を行った
後にステップS11に移行する。
【0062】一方、ステップS8のZ判定において、デ
ューティサイクル演算結果が100%以下か、または操
舵トルクTSの方向Gと電動機の回転方向Hが不一致
(G≠H)の場合には、ステップS18に移行する。
【0063】ステップS5のPID(比例・積分・微
分)演算に続いてステップS7ではX判定を実行し、目
標電流信号IMSの符号Eと電動機制御信号VOの符号F
が不一致(E≠F)で、かつ操舵トルクTSの方向Gと
電動機の回転方向Hが逆(G≠H)の場合には回生状態
と判定し、ステップS16に移行して制御手段15を回
生制御オン状態に設定する。
【0064】一方、ステップS7のX判定において、目
標電流信号IMSの符号Eと電動機制御信号VOの符号F
が一致(E=F)、または操舵トルクTSの方向Gと電
動機の回転方向Hが同じ(G=H)の場合には通常のス
テアリング状態と判定し、ステップS11に移行する。
【0065】ステップS11では、通常のステアリング
状態におけるPWM信号VPWMの極性を判定し、PWM
信号VPWMが正(VPWM>0)ならばステップS12およ
びステップS13で、電動機10を正回転させるための
電動機制御信号VO(VOF、VON、VPWMの混成信号)の
うち、図3に示す電動機駆動手段16のFET(電界効
果トランジスタ)Q2、Q3をオフ制御するようゲート
G2、G3にオフ信号VOFを供給するとともに、FET
(電界効果トランジスタ)Q1をオン制御、Q4をPW
M制御するようゲートG1、G4にそれぞれオン信号V
ON、PWM信号VPWMを供給する。
【0066】一方、ステップS11において、PWM信
号VPWMが負(VPWM<0)と判定された場合には、ステ
ップS14およびステップS15で、電動機10を逆回
転させるための電動機制御信号VO(VOF、VON、VPWM
の混成信号)のうち、FET(電界効果トランジスタ)
Q1、Q4をオフ制御するようゲートG1、G4にオフ
信号VOFを供給するとともに、FET(電界効果トラン
ジスタ)Q3をオン制御、Q2をPWM制御するようゲ
ートG3、G2にそれぞれオン信号VON、PWM信号V
PWMを供給する。
【0067】ステップS16で制御手段15が回生制御
オン状態に設定されると、ステップS17で回生制御時
のPWM信号VPWMDの演算を実行した後、ステップS1
8に移行する。
【0068】ステップS18では、ステップS17およ
びステップS8の状態における目標電流信号IMSの極性
を判定し、目標電流信号IMSが正(IMS>0)の場合に
はステップS19およびステップS20で、電動機10
が正回転(電動機電流IM+)状態から回生制御されるよ
う回生制御信号VOD(VOF、VPWMDの混成信号)のう
ち、FET(電界効果トランジスタ)Q1〜Q3をオフ
制御するようゲートG1〜G3にオフ信号VOFを供給す
るとともに、FET(電界効果トランジスタ)Q4をP
WM制御するようゲートG4にPWM信号VPWMDを供給
する。
【0069】一方、ステップS18において、目標電流
信号IMSが負(IMS<0)で判定された場合にはステッ
プS21およびステップS22で、電動機10が逆回転
(電動機電流IM-)状態から回生制御されるよう、FE
T(電界効果トランジスタ)Q1、Q3、Q4をオフ制
御するようゲートG1、G3、G4にオフ信号VOFを供
給するとともに、FET(電界効果トランジスタ)Q2
をPWM制御するようゲートG2にPWM信号VPWMD
供給する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る電動
パワーステアリング装置は、制御手段に、電動機の回生
状態を判定する回生状態判定手段と、回生制御信号を出
力する回生制御信号発生手段と、回生状態判定手段から
出力される判定信号に基づいて電動機制御信号と回生制
御信号を切替える切替手段とからなる回生電流制御手段
を備え、車両が停車中の据え切り時からハンドルの手を
弛めた際に電動機に流れる回生電流を含む電動機電流を
帰還ループから独立して制御することができるので、回
生状態に発生する異音を防止するとともに、操舵フィー
リングを改善することができる。
【0071】また、この発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の回生制御信号発生手段は、偏差信号に対応し
た所定のデューティサイクルのPWM信号を発生するの
で、車両が停車中の据え切り時からハンドルの手を弛め
た際に電動機に流れる回生電流を含む電動機電流を任意
に制御することができるので、回生状態移行時に電動機
電流の変化を緩やかにし、ハンドルの戻りを緩やかにし
て操舵フィーリングを改善することができる。
【0072】さらに、この発明に係る電動パワーステア
リング装置の回生状態判定手段は、目標電流信号と電動
機制御信号の符号が不一致で、かつ操舵トルク信号と電
動機の回転方向が逆になる場合に回生状態と判定し、回
生状態移行時に電動機電流の変化を緩やかにすることが
できるので、回生状態を確実に検出することができる。
【0073】よって、車両が停車中の据え切り時からハ
ンドルの手を弛めた際に発生する電動機電流の急激な変
化を防止し、安定した操舵フィーリングが得られる電動
パワーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動パワーステアリング装置の
全体構成図
【図2】この発明に係る電動パワーステアリング装置の
要部ブロック構成図
【図3】この発明に係る回生電流制御の動作説明図
【図4】この発明に係る停車中の据え切り時から手放し
状態にした電動機電流特性図
【図5】この発明に係る電動パワーステアリング装置の
制御動作フロー図
【図6】従来の電動パワーステアリング装置の要部ブロ
ック構成図
【図7】従来の電動機駆動手段の動作説明図
【図8】従来の停車中の据え切り時から手放し状態にし
た電動機電流特性図
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリング
軸、3…連結軸、3a,3b…自在継ぎ手、4…ステア
リング・ギアボックス、5…ラック&ピニオン機構、5
a…ピニオン、6…手動操舵力発生手段、7…ラック
軸、7a…ラック歯、8…タイロッド、9…左右の前
輪、10…電動機、11…ボールねじ機構、12…操舵
トルクセンサ、14…電動機電流検出手段、15…制御
手段、16…電動機駆動手段、17…ステアリングホイ
ール、21…目標電流信号設定手段、22…偏差決定手
段、23…駆動制御手段、24…PIDコントローラ、
25…制御信号発生手段、26…回生電流制御手段、2
7…ローパスフィルタ、28…回生状態判定手段、29
…回生制御信号発生手段、30…切替手段、EO…直流
電源、HO…判定信号、Q1〜Q4…パワーFET(電
界効果トランジスタ)、TS…操舵トルク信号、IM,I
M+,IM-…電動機電流、IMD…電動機電流検出信号、I
MO…電流信号、IMS…目標電流信号、ΔI…偏差信号、
M…電動機電圧、VO…電動機制御信号、VOD…回生制
御信号、VOF…オフ信号、VON…オン信号、VP…PI
D制御信号、VPMW,VPWMD…PWM信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉谷 伸夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 黒澤 孝夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング系の操舵トルクを検出する
    操舵トルクセンサと、ステアリング系に操舵補助力を作
    用させる電動機と、この電動機の電動機電流を検出する
    電動機電流検出手段と、少なくとも前記操舵トルクセン
    サが検出した操舵トルク信号に対応した目標電流信号を
    発生する目標電流設定手段、この目標電流信号と前記電
    動機電流検出手段が検出した電動機電流信号の偏差信号
    を決定する偏差決定手段、前記偏差信号に基づいてパル
    ス幅変調信号およびオン信号の混成信号からなる電動機
    制御信号を発生する駆動制御手段を備えた制御手段と、
    前記駆動制御手段から出力される前記電動機制御信号に
    基づいてブリッジ回路を形成するスイッチング素子の1
    組の対辺のそれぞれが同時に制御され、前記電動機を正
    逆回転駆動する駆動信号を発生する電動機駆動手段とを
    備えた電動パワーステアリング装置において、 前記制御手段は、前記電動機の回生状態を判定する回生
    状態判定手段と、回生制御信号を出力する回生制御信号
    発生手段と、前記回生状態判定手段から出力される判定
    信号に基づいて前記電動機制御信号と前記回生制御信号
    を切替える切替手段とからなる回生電流制御手段を備え
    たことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記回生制御信号発生手段は、前記偏差
    信号に対応した所定のデューティサイクルのPWM信号
    を発生することを特徴とする請求項1記載の電動パワー
    ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記回生状態判定手段は、前記目標電流
    信号と前記電動機制御信号の符号が不一致で、かつ前記
    操舵トルク信号と前記電動機の回転方向が逆になる場合
    に回生状態と判定し、前記判定信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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