JP2002337707A - 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置

Info

Publication number
JP2002337707A
JP2002337707A JP2001149561A JP2001149561A JP2002337707A JP 2002337707 A JP2002337707 A JP 2002337707A JP 2001149561 A JP2001149561 A JP 2001149561A JP 2001149561 A JP2001149561 A JP 2001149561A JP 2002337707 A JP2002337707 A JP 2002337707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
motor
motor current
allowable
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001149561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4639522B2 (ja
Inventor
Yuichi Fukuyama
雄一 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001149561A priority Critical patent/JP4639522B2/ja
Publication of JP2002337707A publication Critical patent/JP2002337707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4639522B2 publication Critical patent/JP4639522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル操舵速度等が比較的に遅いハンドル
据え切り時において、ハンドルロック(フル転舵)手前
でアシストトルク不足によってハンドルが重くなること
が無くなり、ハンドルの切り替えし回数の増加を防ぐこ
とができる電動パワーステアリングのアシストモータ制
御装置を提供すること。 【解決手段】 要求モータ電流I を演算する要求モ
ータ電流演算部71と、許容モータ電流Imaxを設定
する許容モータ電流設定部73と、要求モータ電流I
と許容モータ電流Imaxのうち小さい値を選択し、
選択した値をモータ電流Iの指令値とする電動パワー
ステアリングのアシストモータ制御装置において、車輪
操舵速度ωを算出する積算器72を設け、前記許容モー
タ電流設定部73を、車輪操舵速度ωが速くなるほど減
少する許容モータ電流Imaxに設定する設定部とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車ステアリン
グ系等に適用され、ドライバーによりハンドルに加えら
れた操舵トルクをモータトルクによりアシストする電動
パワーステアリングのアシストモータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリングの操舵トルクを
アシストするモータや、操舵トルクを制御するコントロ
ーラは、許容モータ電流を連続して通電すると過熱し、
そのために発熱する問題がある。
【0003】これに対し、例えば、特開2000−25
5443号公報には、電動サーボステアリング出力段の
過熱を防止して電動サーボステアリングの安全性及び快
適さを高め、同時に快適な操舵支援を実行することを目
的とし、車両の電動サーボステアリングの出力段におい
て、該出力段の温度に影響を与える1又は2以上の車両
状況及び周囲状況が危険値を超えたか否かを認識し、前
記危険値を超えたと判断された場合に、前記出力段の最
大損失出力を低減する装置が記載されている。すなわ
ち、出力段が高温になると、その温度に応じて最大電流
の許容値を小さくすることで過熱を防止する技術が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動サーボステアリングの出力段過熱防止技術にあって
は、出力段温度をパラメータとし、出力段温度が高温に
なるほど許容モータ電流を低減するものであるため、車
庫入れ等でハンドルを何度も据え切りするような場合、
過熱防止対策の効果を生じない結果となってしまう。
【0005】すなわち、ハンドルを据え切りする場合、
ハンドルロック(フル転舵)手前では、車輪を転舵する
リンクのリンク効率が悪化するため、特にパワーステア
リングのアシストトルク(操舵トルクをアシストするト
ルク)を多く必要であり、そのためよりモータ電流を多
く流すことが要求されるが、上記のように、出力段温度
をパラメータとする制御で過熱を防止しているため、ハ
ンドルロック(フル転舵)手前でアシストトルク不足に
よってハンドルが重くなり、運転者はそのハンドル操作
位置をハンドルロック位置であると勘違いする。そのた
め、車庫入れ等で切り替えしを行う場合には、運転者は
上記の勘違いにより車両の回転半径が最小回転半径より
大きくなっていることに気付かず、何度も何度も切り替
えしを行う状況に陥ってしまう。ハンドルの切り替えし
回数の増加によって、過熱を誘発するので、結局、過熱
防止対策の効果を生じない結果となってしまう。更に、
ハンドル切り替えし回数の増加によって車庫入れに多大
な無駄時間を費やすことにもなる。
【0006】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ハンドル操舵速度等
が比較的に遅いハンドル据え切り時において、ハンドル
ロック(フル転舵)手前でアシストトルク不足によって
ハンドルが重くなることが無くなり、ハンドルの切り替
えし回数の増加を防ぐことができる電動パワーステアリ
ングのアシストモータ制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、操舵系に連結され、操舵
補助トルクを発生するモータと、運転者の操舵トルクを
検出する操舵トルク検出手段と、車速を検出する車速検
出手段と、操舵トルク検出値と車速検出値を含む入力情
報によってハンドル操舵方向と同一方向にアシストトル
クを発生させる要求モータ電流を演算する要求モータ電
流演算手段と、許容モータ電流を設定する許容モータ電
流設定手段と、前記要求モータ電流と前記許容モータ電
流のうち小さい値を選択し、選択した値をモータ電流の
指令値とするモータ電流演算手段と、を備えた電動パワ
ーステアリングのアシストモータ制御装置において、ハ
ンドル操舵速度またはモータ回転速度または車輪操舵速
度のうち、少なくともいずれか一つの操舵系速度を検出
する操舵系速度検出手段を設け、ハンドル操舵速度また
はモータ回転速度または車輪操舵速度のうち、少なくと
もいずれか一つの操舵系速度を検出する操舵系速度検出
手段を設け、前記許容モータ電流設定手段を、検出され
る操舵系速度が速くなるほど減少する許容モータ電流と
なるように設定する手段としたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
の電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置に
おいて、前記モータを駆動制御するモータ制御系の温度
を検出するモータ制御系温度検出手段を設け、前記許容
モータ電流設定手段は、操舵系速度が速くなるほど減少
する許容モータ電流となるように設定すると共に、モー
タ制御系温度が高いほど減少する許容モータ電流となる
ように設定する手段であることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項2に記載
の電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置に
おいて、前記許容モータ電流設定手段は、前記モータ制
御系温度が設定温度以下で低い場合、検出される操舵系
速度が設定速度までは一定の限界モータ電流を許容モー
タ電流とし、操舵系速度が設定速度より速くなるほど減
少する許容モータ電流特性により許容モータ電流を設定
すると共に、前記モータ制御系温度が設定温度を超えて
高い場合、モータ制御系温度が高くなるほど一定の限界
モータ電流を許容モータ電流とする設定速度を遅くなる
側にスライドさせた許容モータ電流特性により許容モー
タ電流を設定する手段であることを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項2または
請求項3に記載の電動パワーステアリングのアシストモ
ータ制御装置において、前記モータは、電界効果トラン
ジスタを用いたブリッジ回路によるモータ駆動回路を有
する直流ブラシモータであり、前記モータ制御系温度検
出手段は、モータ駆動回路の電界効果トランジスタの温
度を検出するFET温度センサであることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の作用および効果】請求項1に係る発明にあって
は、要求モータ電流演算手段において、操舵トルク検出
手段からの操舵トルク検出値と車速検出手段からの車速
検出値を含む入力情報によってハンドル操舵方向と同一
方向にアシストトルクを発生させる要求モータ電流が演
算され、許容モータ電流設定手段において、許容モータ
電流が設定される。そして、モータ電流演算手段におい
て、要求モータ電流と許容モータ電流のうち小さい値が
選択され、選択した値がモータ電流の指令値とされる。
このモータ制御では、操舵系速度検出手段において、ハ
ンドル操舵速度またはモータ回転速度または車輪操舵速
度のうち、少なくともいずれか一つの操舵系速度が検出
され、許容モータ電流設定手段において、検出される操
舵系速度が速くなるほど減少する許容モータ電流となる
ように設定される。すなわち、電動パワーステアリング
の部品の中で、耐熱性が最も低い部品が発する熱が、ハ
ンドル操舵速度(またはモータ回転速度、または車輪操
舵速度)とモータへの出力電流に起因することに着目
し、検出される操舵系速度が速くなるほど許容できるモ
ータへの出力電流の許容最大値が減少する、言い換える
と、検出される操舵系速度が遅くなるほど許容できるモ
ータへの出力電流の許容最大値が増加するようにしてモ
ータへの出力電流の最大値である許容モータ電流が設定
される。よって、ハンドル操舵速度等の操舵系速度が比
較的に遅いハンドル据え切り時においては、許容モータ
電流が高い電流値に設定されることになり、許容モータ
電流が低い電流値に設定される場合のような、ハンドル
ロック(フル転舵)手前でアシストトルク不足によって
ハンドルが重くなることが無くなり、ハンドルの切り替
えし回数の増加を防ぐことができる。この結果、ハンド
ルの切り替え回数の増加によって過熱を誘発することが
無く、モータ制御系の有効な過熱防止対策となり得ると
共に、ハンドルの切り替え回数の増加によって車庫入れ
等で多大な無駄時間を費やすことも解消される。
【0012】請求項2に係る発明にあっては、モータ制
御系温度検出手段において、モータを駆動制御するモー
タ制御系の温度が検出され、許容モータ電流設定手段に
おいて、操舵系速度が速くなるほど減少する許容モータ
電流となるように設定されると共に、モータ制御系温度
が高いほど減少する許容モータ電流となるように設定さ
れる。すなわち、例えば、ハンドルの切り替えしが数回
行われていることで、モータ制御系温度が既に高温とな
っている場合には、さらなる温度上昇を抑えるには、モ
ータへの出力電流を低減する必要がある。よって、モー
タ制御系温度と操舵系速度とをパラメータとし、許容モ
ータ電流を設定することで、モータ制御系の過熱を確実
に防止することができる。
【0013】請求項3に係る発明にあっては、許容モー
タ電流設定手段において、モータ制御系温度が設定温度
以下で低い場合、検出される操舵系速度が設定速度まで
は一定の限界モータ電流を許容モータ電流とし、操舵系
速度が設定速度より速くなるほど減少する許容モータ電
流特性により許容モータ電流が設定されると共に、モー
タ制御系温度が設定温度を超えて高い場合、モータ制御
系温度が高くなるほど一定の限界モータ電流を許容モー
タ電流とする設定速度を遅くなる側にスライドさせた許
容モータ電流特性により許容モータ電流が設定される。
すなわち、モータ制御系温度が高温である場合にも、操
舵系速度が遅い領域では、高い許容モータ電流に設定さ
れることになる。よって、操舵系速度が比較的に遅いハ
ンドル据え切り時においては、モータ制御系温度が高温
であっても許容モータ電流が高い電流値に設定されるた
め、ハンドルの据え切り等により既にモータ制御系温度
が高温となっても、ハンドルロック(フル転舵)手前で
アシストトルク不足によってハンドルが重くなることが
無く、モータ制御系の過熱を誘発するモータ制御系温度
が高温となった後のハンドルの切り替えし回数の増加を
防止することができる。
【0014】請求項4に係る発明にあっては、モータ
が、電界効果トランジスタを用いたブリッジ回路による
モータ駆動回路を有する直流ブラシモータとされ、モー
タ制御系温度検出手段は、モータ駆動回路の電界効果ト
ランジスタの温度を検出するFET温度センサとされ
る。すなわち、モータとして直流ブラシモータを採用し
たシステムでは、モータ駆動回路の電界効果トランジス
タ(FET:Field Effect Transistor)が最も耐熱性
の低い部品、言い換えると、一番熱に弱い部品である。
よって、FET温度と操舵系速度とをパラメータとし、
許容モータ電流を設定することで、直流ブラシモータシ
ステムの中で最も熱に弱い部品である電界効果トランジ
スタの過熱を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における電動パワー
ステアリングのアシストモータ制御装置を実現する実施
の形態を、請求項1,2,3,4に対応する第1実施例
に基づいて説明する。
【0016】(第1実施例)図1は第1実施例の電動パ
ワーステアリングのアシストモータ制御装置を示す全体
システム図である。図1において、1はハンドル、2は
操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、3は減速
機、4はラック&ピニオンステアリング機構、5は直流
ブラシモータ(モータ)、6はFET温度センサ(モー
タ制御系温度検出手段)、7はコントロールユニット、
8はステアリングシャフト、9は車速センサ(車速検出
手段)、10は舵角センサ、11,11は操舵輪、12
はバッテリである。
【0017】前記コントロールユニット7には、操舵ト
ルクセンサ2とFET温度センサ6と車速センサ9と舵
角センサ10からセンサ信号が送られる。これらのセン
サ信号に基づいてモータ電流Iが演算され、直流ブラ
シモータ5に対してモータ電流Iを出力することで直
流ブラシモータ5が駆動される。このモータ駆動力は、
減速機3を介してラック&ピニオンステアリング機構4
に伝えられ、運転者のハンドル1に対する操舵トルクを
アシストするように構成されている。
【0018】図2は第1実施例のコントロールユニット
7におけるモータ制御内容を表す制御ブロック図であ
る。前記コントロールユニット7は、各センサ2,6,
9,10からのセンサ信号に基づいて指令値としてのモ
ータ電流Iを演算するモータ電流指令値演算部7a
と、該モータ電流指令値演算部7aからのモータ電流I
を入力し、直流ブラシモータ5の駆動電流を作り出す
モータ駆動回路7bにより構成されている。
【0019】図2のモータ電流指令値演算部7aにおい
て、70は微分器、71は要求モータ電流演算部(要求
モータ電流演算手段)、72は積算器(操舵系速度検出
手段)、73は許容モータ電流設定部(許容モータ電流
設定手段)、74は比較器(モータ電流演算手段)であ
る。
【0020】前記微分器70は、舵角センサ10からの
操舵角θを微分して操舵角速度dθ(ハンドル操舵速
度)を演算する。
【0021】前記要求モータ電流演算部71は、操舵ト
ルクセンサ2からの操舵トルクTと車速センサ9からの
車速Vと微分器70からの操舵角速度dθを入力情報と
し、運転者によるハンドル操舵方向と同一方向にアシス
トトルクを発生させる要求モータ電流I を演算す
る。
【0022】前記積算器72は、微分器70からの操舵
角速度dθにラック&ピニオンステアリング機構4の減
速ギヤ比Kを掛け合わせることで車輪操舵速度ωを演
算する。
【0023】前記許容モータ電流設定部73は、車輪操
舵速度ωが速くなるほど減少する許容モータ電流Ima
xとなるように設定すると共に、FET温度センサ6か
らのFET温度TFETが高いほど減少する許容モータ電
流Imaxとなるように設定する。具体的には、図3に
示すように、FET温度TFETが設定温度以下で低い場
合、検出される車輪操舵速度ωが設定速度までは一定の
限界モータ電流ILIMを許容モータ電流Imaxとし、
車輪操舵速度ωが設定速度より速くなるほど減少する許
容モータ電流特性により許容モータ電流Imaxが設定
されると共に、FET温度TFETが設定温度を超えて高
い場合、FET温度TFETが高くなるほど一定の限界モ
ータ電流ILIMを許容モータ電流Imaxとする設定速
度を遅くなる側にスライドさせた許容モータ電流特性に
より許容モータ電流Imaxが設定される。
【0024】前記比較器74は、要求モータ電流演算部
71からの要求モータ電流I と許容モータ電流設定
部73からの許容モータ電流Imaxのうち小さい値を
選択し(セレクトロー)、選択した値をモータ電流I
の指令値とする。
【0025】図2のモータ駆動回路7bにおいて、75
は減算器、76はPID制御部、77はパルス幅変調
器、78はブリッジ回路、79は電流センサである。
【0026】前記減算器75は、比較器74からのモー
タ電流Iと、電流センサ79からの実モータ電流との
偏差を求める。
【0027】前記PID制御部76は、フィードバック
モータ制御系で、減算器75で求められた偏差をなくす
ように、比例+積分+微分制御動作(PID動作)によ
り、制御信号を発生させる。
【0028】前記パルス幅変調器77は、PID制御部
76からの制御信号を入力し、振幅及び繰り返し周期が
一定なパルスの時間幅を、信号波の波形に応じて変化さ
せるパルス幅変調(Pulse Width Modulation:略称PW
M)を行い、ブリッジ回路78の電界効果トランジスタ
FET1,FET2,FET3,FET4への信号を作
り出す。
【0029】前記ブリッジ回路78は、4個の電界効果
トランジスタFET1,FET2,FET3,FET4
を有する駆動回路である。
【0030】前記電流センサ79は、減算器75への実
モータ電流を測定する。
【0031】次に、作用を説明する。
【0032】[発熱量が車輪操舵速度とモータ電流に起
因するメカニズム]直流ブラシモータ5を用いた第1実
施例のシステムにおいて、モータ駆動系の発熱量が車輪
操舵速度ωとモータ電流Iに起因するメカニズムにつ
いて説明する。なお、図5に直流ブラシモータ5の4個
の電界効果トランジスタFET1,FET2,FET
3,FET4を有するブリッジ回路78の構成を示し、
図6にFET1,2がON時とFET1,2がOFF時
のモータ電流Iの流れを示す。
【0033】1)まず、直流ブラシモータ5に流れる電
流は、以下の式で決まる。 V=I*R+Kω*ω+V …(1) V:コントロールユニット7の出力電圧 I:モータ電流 R:ハーネス抵抗+モータ抵抗(コントロールユニット
7〜直流ブラシモータ5間) Kω:直流ブラシモータ5の発電係数 ω:車輪操舵速度(モータ回転速度、ハンドル操舵速度
でも良い。) V:直流ブラシモータ5のブラシ電圧降下 2)また、FETのON Dutyは、以下の式で決まる(但
し、コントロールユニット7内の抵抗は無視)。 V=V*(FETのON Duty) …(2) FETのON Duty=(ON時間)/(ON時間+OFF時間) …(3) V:コントロールユニット7の入力電圧 3)すなわち、(1)式により、車輪操舵速度ωが大きい
ときは、コントロールユニット7の出力電圧Vも大き
くなる。また、(1),(2)式により、車輪操舵速度ωが大
きいときは、FETのON Dutyも大きくなる。
【0034】4)FETの発熱量は、消費電力に依存す
るので、FETのON Dutyにより変化する(図6の(イ),
(ロ)を参照)。すなわち、モータ電流Iが等しくて
も、車輪操舵速度ωが大、つまり、FETのON Dutyが
大きいほど、消費電力が大となり、発熱量が大きくな
る。 4-a) ON Dutyが小の場合(例えば、0.8) FET1,2のON Dutyが、例えば、図7の上段部に示
すように、0.8の場合、FET1,2の電流は、図7
の中段部に示すように、ON時間の部分がモータ電流I
となる。よって、FET1の消費電力WFET1は、 WFET1=I *RFET*0.8 同様に、FET2の消費電力WFET2は、 WFET2=I *RFET*0.8 となる。但し、RFETは、FETの抵抗値である。 4-b) ON Dutyが大の場合(例えば、1.0) FET1,2のON Dutyが、例えば、図8の上段部に示
すように、1.0の場合、FET1,2の電流は、図8
の中段部に示すように、全てのON時間がモータ電流I
となる。よって、FET1の消費電力WFET1は、 WFET1=I *RFET*1.0 同様に、FET2の消費電力WFET2は、 WFET2=I *RFET*1.0 となる。すなわち、FET1,2の消費電力WFET1, W
FET2(=発熱量)は、モータ電流Iと、ON Duty(=
車輪操舵速度ω)により変化する。
【0035】[モータアシスト制御作用]操舵時、要求
モータ電流演算部71において、操舵トルクセンサ2か
らの操舵トルクTと車速センサ9からの車速Vと微分器
70からの操舵角速度dθを入力情報とし、運転者によ
るハンドル操舵方向と同一方向にアシストトルクを発生
させる要求モータ電流I が演算され、許容モータ電
流設定部73において、車輪操舵速度ωとFET温度T
FETと図3に示す許容モータ電流特性に基づき、車輪操
舵速度ωが速くなるほど減少すると共に、FET温度セ
ンサ6からのFET温度TFETが高いほど減少する許容
モータ電流Imaxが設定される。そして、比較器74
において、要求モータ電流演算部71からの要求モータ
電流I と許容モータ電流設定部73からの許容モー
タ電流Imaxのうち小さい値が選択され、この選択し
た値がモータ電流Iの指令値とされる。
【0036】すなわち、電動パワーステアリングの部品
の中で、耐熱性が最も低い部品であるモータ駆動回路7
bの電界効果トランジスタFET1,FET2,FET
3,FET4が発する熱が、上記のように、車輪操舵速
度ωとモータ電流Iに起因することに着目し、算出さ
れる車輪操舵速度ωが速くなるほど許容できるモータへ
の出力電流の許容最大値が減少するようにして直流ブラ
シモータ5への出力電流の最大値である許容モータ電流
maxが設定される。
【0037】一方、操舵系温度のみをパラメータとして
許容モータ電流Imaxを設定する従来技術にあって
は、図4の○印に示すように、車輪操舵速度ωが比較的
に遅いハンドル据え切り時において、操舵系温度が高い
と、許容モータ電流Imaxが低い値に設定されること
になり、ハンドルロック(フル転舵)手前でアシストト
ルク不足によってハンドルが重くなり、ハンドルの切り
替えし回数の増加を招いていた。
【0038】これに対し、車輪操舵速度ωとFET温度
TFETとをパラメータとして許容モータ電流Imaxを設
定する第1実施例にあっては、図3の○印に示すよう
に、車輪操舵速度ωが比較的に遅いハンドル据え切り時
においては、FET温度TFETが高温であっても、許容
モータ電流Imaxが高い電流値に設定されることにな
り、許容モータ電流が低い電流値に設定される場合のよ
うな、ハンドルロック(フル転舵)手前でアシストトル
ク不足によってハンドル1が重くなることが無くなり、
ハンドル1の切り替えし回数の増加を防ぐことができ
る。
【0039】この結果、ハンドル1の切り替え回数の増
加によって過熱を誘発することが無く、モータ制御系の
有効な過熱防止対策となり得ると共に、ハンドル1の切
り替え回数の増加によって車庫入れ等で多大な無駄時間
を費やすことも解消される。
【0040】次に、効果を説明する。
【0041】(1) 操舵系に連結され、操舵補助トルクを
発生する直流ブラシモータ5と、運転者の操舵トルクT
を検出する操舵トルクセンサ2と、車速Vを検出する車
速センサ9と、操舵トルクTと車速Vを含む入力情報に
よってハンドル操舵方向と同一方向にアシストトルクを
発生させる要求モータ電流I を演算する要求モータ
電流演算部71と、許容モータ電流Imaxを設定する
許容モータ電流設定部73と、要求モータ電流I
許容モータ電流Imaxのうち小さい値を選択し、選択
した値をモータ電流Iの指令値とする比較器74と、
を備えた電動パワーステアリングのアシストモータ制御
装置において、車輪操舵速度ωを算出する積算器72を
設け、前記許容モータ電流設定部73を、車輪操舵速度
ωが速くなるほど減少する許容モータ電流Imaxとな
るように設定する設定部としたため、ハンドル操舵速度
等の操舵系速度が比較的に遅いハンドル据え切り時にお
いては、許容モータ電流Imaxが高い電流値に設定さ
れることになり、許容モータ電流Imaxが低い電流値
に設定される従来技術の場合のような、ハンドルロック
(フル転舵)手前でアシストトルク不足によってハンド
ルが重くなることが無くなり、ハンドルの切り替えし回
数の増加を防ぐことができる。
【0042】(2) 直流ブラシモータ5を駆動制御するモ
ータ制御系の温度を検出するFET温度センサ6を設
け、許容モータ電流設定部73を、車輪操舵速度ωが速
くなるほど減少する許容モータ電流Imaxとなるよう
に設定すると共に、FET温度TFETが高いほど減少す
る許容モータ電流Imaxとなるように設定する設定部
としたため、モータ制御系温度と操舵系速度とをパラメ
ータとして許容モータ電流Imaxが設定されることに
なり、モータ制御系の過熱を確実に防止することができ
る。
【0043】(3) 操舵補助トルクを発生するモータを、
電界効果トランジスタFET1,FET2,FET3,
FET4を用いたブリッジ回路78によるモータ駆動回
路7bを有する直流ブラシモータ5とし、モータ制御系
温度検出手段を、モータ駆動回路7bの電界効果トラン
ジスタFET1,FET2,FET3,FET4の温度
を検出するFET温度センサ6としたため、FET温度
TFETと操舵系速度とをパラメータとして許容モータ電
流Imaxが設定されることになり、直流ブラシモータ
5を用いたシステムの中で最も熱に弱い部品である電界
効果トランジスタFET1,FET2,FET3,FE
T4の過熱を防止することができる。
【0044】(4) 許容モータ電流設定部73を、FET
温度TFETが設定温度以下で低い場合、検出される車輪
操舵速度ωが設定速度までは一定の限界モータ電流I
LIMを許容モータ電流Imaxとし、車輪操舵速度ωが設
定速度より速くなるほど減少する許容モータ電流特性に
より許容モータ電流Imaxを設定すると共に、FET
温度TFETが設定温度を超えて高い場合、FET温度TF
ETが高くなるほど一定の限界モータ電流ILIMを許容
モータ電流Imaxとする設定速度を遅くなる側にスラ
イドさせた許容モータ電流特性により許容モータ電流I
maxを設定する設定部としたため、操舵系速度が比較
的に遅いハンドル据え切り時においては、FET温度T
FETが高温であっても許容モータ電流Imaxが高い電流
値に設定されるため、ハンドルの据え切り等により既に
FET温度TFETが高温となっても、ハンドルロック
(フル転舵)手前でアシストトルク不足によってハンド
ルが重くなることが無く、電界効果トランジスタFET
1,FET2,FET3,FET4の過熱を誘発するF
ET温度TFETが高温となった後のハンドルの切り替え
し回数の増加を防止することができる。
【0045】(他の実施例)以上、本発明の電動パワー
ステアリングのアシストモータ制御装置を第1実施例に
基づき説明してきたが、具体的な構成については、この
第1実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の
各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変
更や追加等は許容される。
【0046】第1実施例では、操舵系速度検出手段とし
て、車輪操舵速度ωを算出する手段を示したが、ハンド
ル操舵速度またはモータ回転速度を算出する手段として
も良い。
【0047】第1実施例では、操舵系速度検出手段とし
て、舵角センサ10を用いて算出する例を示したが、例
えば、舵角センサ10を用いずに、モータ電流とモータ
電圧の関係から舵角速度を推定算出する手段としても良
い。
【0048】第1実施例では、アシストモータとして直
流ブラシモータの例を示したが、直流ブラシモータとは
異なる種類のモータを用いても良く、異なる種類のモー
タを用いた場合で、熱の最も弱い部品がFET以外の部
品である場合には、その部品の温度を検出する温度セン
サを用いることになる。
【0049】第1実施例では、モータ制御系温度検出手
段として、モータを駆動制御するモータ制御系の温度を
直接検出する温度センサを用いた例を示したが、温度セ
ンサを設けることなく、例えば、コントロールユニット
7の消費電力の積算によりモータ制御系の温度を推定検
出する手段としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動パワーステアリングのアシス
トモータ制御装置を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例のコントロールユニット7における
モータアシスト制御内容を表す制御ブロック図である。
【図3】第1実施例における車輪速度とFET温度をパ
ラメータとする許容モータ電流特性図である。
【図4】従来の操舵系温度をパラメータとする許容モー
タ電流特性図である。
【図5】第1実施例の直流ブラシモータのブリッジ回路
構成を示す図である。
【図6】第1実施例の直流ブラシモータのブリッジ回路
においてFET1,FET2がON時とFET1,FE
T2がOFF時とでの電流の流れを示す図である。
【図7】第1実施例においてON Dutyが小の場合のF
ET1,2のデューティ特性と電流特性と消費電力特性
を示す図である。
【図8】第1実施例においてON Dutyが大の場合のF
ET1,2のデューティ特性と電流特性と消費電力特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段) 3 減速機 4 ラック&ピニオンステアリング機構 5 直流ブラシモータ(モータ) 6 FET温度センサ(モータ制御系温度検出手段) 7 コントロールユニット 7a モータ電流指令値演算部 7b モータ駆動回路 70 微分器 71 要求モータ電流演算部(要求モータ電流演算手
段) 72 積算器(操舵系速度検出手段) 73 許容モータ電流設定部(許容モータ電流設定手
段) 74 比較器(モータ電流演算手段) 75 減算器 76 PID制御部 77 パルス幅変調器 78 ブリッジ回路 FET1,FET2,FET3,FET4 電界効果ト
ランジスタ 79 電流センサ 8 ステアリングシャフト 9 車速センサ(車速検出手段) 10 舵角センサ 11,11 操舵輪 12 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 117:00 B62D 117:00 119:00 119:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵系に連結され、操舵補助トルクを発
    生するモータと、 運転者の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 操舵トルク検出値と車速検出値を含む入力情報によって
    ハンドル操舵方向と同一方向にアシストトルクを発生さ
    せる要求モータ電流を演算する要求モータ電流演算手段
    と、 許容モータ電流を設定する許容モータ電流設定手段と、 前記要求モータ電流と前記許容モータ電流のうち小さい
    値を選択し、選択した値をモータ電流の指令値とするモ
    ータ電流演算手段と、 を備えた電動パワーステアリングのアシストモータ制御
    装置において、 ハンドル操舵速度またはモータ回転速度または車輪操舵
    速度のうち、少なくともいずれか一つの操舵系速度を検
    出する操舵系速度検出手段を設け、 前記許容モータ電流設定手段を、検出される操舵系速度
    が速くなるほど減少する許容モータ電流となるように設
    定する手段としたことを特徴とする電動パワーステアリ
    ングのアシストモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電動パワーステアリン
    グのアシストモータ制御装置において、 前記モータを駆動制御するモータ制御系の温度を検出す
    るモータ制御系温度検出手段を設け、 前記許容モータ電流設定手段は、操舵系速度が速くなる
    ほど減少する許容モータ電流となるように設定すると共
    に、モータ制御系温度が高いほど減少する許容モータ電
    流となるように設定する手段であることを特徴とする電
    動パワーステアリングのアシストモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電動パワーステアリン
    グのアシストモータ制御装置において、 前記許容モータ電流設定手段は、前記モータ制御系温度
    が設定温度以下で低い場合、検出される操舵系速度が設
    定速度までは一定の限界モータ電流を許容モータ電流と
    し、操舵系速度が設定速度より速くなるほど減少する許
    容モータ電流特性により許容モータ電流を設定すると共
    に、前記モータ制御系温度が設定温度を超えて高い場
    合、モータ制御系温度が高くなるほど一定の限界モータ
    電流を許容モータ電流とする設定速度を遅くなる側にス
    ライドさせた許容モータ電流特性により許容モータ電流
    を設定する手段であることを特徴とする電動パワーステ
    アリングのアシストモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の電動パ
    ワーステアリングのアシストモータ制御装置において、 前記モータは、電界効果トランジスタを用いたブリッジ
    回路によるモータ駆動回路を有する直流ブラシモータで
    あり、 前記モータ制御系温度検出手段は、モータ駆動回路の電
    界効果トランジスタの温度を検出するFET温度センサ
    であることを特徴とする電動パワーステアリングのアシ
    ストモータ制御装置。
JP2001149561A 2001-05-18 2001-05-18 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置 Expired - Fee Related JP4639522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149561A JP4639522B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149561A JP4639522B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002337707A true JP2002337707A (ja) 2002-11-27
JP4639522B2 JP4639522B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=18994709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001149561A Expired - Fee Related JP4639522B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4639522B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091373A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング制御装置および電動パワーステアリング制御方法
KR20150128240A (ko) * 2014-05-09 2015-11-18 주식회사 만도 조향 상태에 따라 보조 조향력을 제공하는 전동식 파워 스티어링 시스템 및 방법
US11472475B2 (en) 2017-12-08 2022-10-18 Hyundai Motor Company Control apparatus and method for catch-up reduction in motor driven power steering system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08119134A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JPH0958493A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JPH0958504A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JPH09132155A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Nippon Seiko Kk 電動式パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH10100913A (ja) * 1996-10-01 1998-04-21 Nippon Seiko Kk 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH11286278A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Omron Corp 電動パワーステアリング装置の制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08119134A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JPH0958493A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JPH0958504A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JPH09132155A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Nippon Seiko Kk 電動式パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH10100913A (ja) * 1996-10-01 1998-04-21 Nippon Seiko Kk 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH11286278A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Omron Corp 電動パワーステアリング装置の制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091373A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング制御装置および電動パワーステアリング制御方法
KR20150128240A (ko) * 2014-05-09 2015-11-18 주식회사 만도 조향 상태에 따라 보조 조향력을 제공하는 전동식 파워 스티어링 시스템 및 방법
KR102167456B1 (ko) 2014-05-09 2020-10-19 주식회사 만도 조향 상태에 따라 보조 조향력을 제공하는 전동식 파워 스티어링 시스템 및 방법
US11472475B2 (en) 2017-12-08 2022-10-18 Hyundai Motor Company Control apparatus and method for catch-up reduction in motor driven power steering system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4639522B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3412579B2 (ja) 車両の電動パワーステアリング装置
US5878360A (en) Electric power steering control apparatus
JP4779499B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006340551A (ja) モータ駆動制御方法及びモータ駆動制御装置
JP2004130896A (ja) 電動パワーステアリング用制御装置
JP2007290429A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH1016809A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005297906A (ja) 電気式動力舵取装置
JP4140321B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH03239670A (ja) 電動モータ式パワーステアリングシステムの制御方法
JP2002337707A (ja) 電動パワーステアリングのアシストモータ制御装置
JP4247232B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3598707B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3666160B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3358329B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3814680B2 (ja) 電動式パワーステアリングシステム
JP2001138939A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006321411A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3945776B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御方法および電動パワーステアリング装置
JPH0867262A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH08142884A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP2002321631A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2000190861A (ja) 電動パワ―ステアリング装置
JP3562053B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH08337172A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041122

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050830

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees